JP2526923B2 - ズ―ムレンズ - Google Patents

ズ―ムレンズ

Info

Publication number
JP2526923B2
JP2526923B2 JP62226185A JP22618587A JP2526923B2 JP 2526923 B2 JP2526923 B2 JP 2526923B2 JP 62226185 A JP62226185 A JP 62226185A JP 22618587 A JP22618587 A JP 22618587A JP 2526923 B2 JP2526923 B2 JP 2526923B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens group
lens
positive
negative
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62226185A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6468709A (en
Inventor
淳 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP62226185A priority Critical patent/JP2526923B2/ja
Publication of JPS6468709A publication Critical patent/JPS6468709A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2526923B2 publication Critical patent/JP2526923B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子スチルカメラ、ビデオカメラ等に使用さ
れる高倍で大口径のズームレンズに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、カメラ、電子スチルカメラ及びビデオカメラ等
に使用される4群ズームレンズは主に正負負正や正負正
正の2種の構成に大別される。
一般的に、この4群ズームレンズは、フォーカシング
用の第1レンズ群、像の倍率を変倍するバリエータの第
2レンズ群、そのバリエータにより移動する像面を補正
して一定に保つコンペンセータの第3レンズ群、結像系
の第4レンズ群とから成るものが知られていおり、ズー
ミングは第2レンズ群と第3レンズとを光軸に沿って相
対的に移動させて行なう方法がとられている。
そして、前者の正負負正のタイプのズームレンズは、
高倍率向けに有利な構成である。
一方、後者の正負正正のタイプのズームレンズは、負
の屈折力を持つバリエータの第2レンズ群で発散した光
束を正の屈折力を持つコンペンセータの第3レンズ群で
収斂させている為に、結像系の第4レンズ群及び絞りを
コンパクトにするのに有利である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、前者の正負負正のタイプのズームレンズ
は、コンパクト化を図る為に、第2レンズ群及び第3レ
ンズ群の負の屈折力を大きくすると、このレンズ群の発
散作用が大きくなり光線が撥ね上げられる。そのため
に、第4レンズ群と、第4レンズ群中に配置された絞り
または第4レンズ群の近傍に配置された絞りとを通過す
る光線の光束径が大きくなって第4レンズ群の大型化を
招くだけでなく、その群で発生する球面収差が甚大とな
る。したがって、コンパクトでFナンバー1.2程度の明
るさの大口径ズームレンズをこのタイプで構成するのは
好ましくない。
また、後者の正負正正のタイプのズームレンズは、コ
ンペンセータの第3群の屈折力を小さくして、第1レン
ズ群、第2レンズ群及び第3レンズ群でアフォーカル光
学系を形成するような一般的な構成すると、広角端から
中間ポジションにかけてのコンペンセータが像側へ移動
するので、このコンペンセーこのよる変倍作用が低下す
る。そのために、中間ポジションにおける第1レンズ群
とバリエータの第2レンズ群との空気間隔が大きくなる
ので、主光線が下がって第1レンズ群の有効径が大きく
なる。したがって、コンパクトで高変倍可能なズームレ
ンズには不向きである。
一方、上記の事とは逆に、広角端から中間ポジション
においてコンペンセータによる減倍作用を抑えるため
に、コンペンセータの屈折力を大きくすると、第3レン
ズ群を通過後の光束が強い収斂光となり、ペッツバール
和及び非点収差の良好な補正が困難であり、この構成で
も高倍で大口径のズームレンズ達成することが難しい。
しかも、この正負正正の4群構成のズームレンズは、
負の屈折力を持つレンズ群が第2レンズ群のみでしか存
在しない為に、ペッツバール和が正の方向に大きくなっ
て、基本的に非点収差及び像面湾曲を補正することが困
難な構成となっている。
また、一般的に、高い変倍比のズームレンズを実現し
ようとすると、バリエータとコンペンセータの移動量を
大きくとらなければならない。その結果、レンズ系の全
長が長くなり、しかも周辺光量を確保するにはレンズ径
も大きくなるので、レンズ系の大型化を招く問題があ
る。
したがって、本発明はこのような問題点を解決しつ
つ、ズーム比が大きく、しかも簡素な構成で明るく良好
な収差補正がなされたコンパクトなズームレンズを提供
することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は物体側から順に、正の屈折力を持つ第1レン
ズ群と、倍率を変倍するバリエータであり負の屈折力を
持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群
と、このバリエータにより移動する像面の変動を補正し
その像面の位置を一定に保つ機能とフォーカシングを行
なう機能を兼ね備えており、正の屈折力を持つ第4レン
ズ群とから構成を基本とし、広角端から望遠端へ変倍す
る際に、第1レンズ群と第3レンズ群を固定し、第2レ
ンズを光軸に沿って線型に移動させ、前記第4レンズ群
を前記バリエータにより移動する像面の変動を補正しそ
の像面の一定に保つように移動させ、また前記第2レン
ズ群は少なくとも2枚以上の負レンズと少なくとも1枚
以上の正レンズとを有する構成とし、前記第2レンズ群
を構成している負レンズのうち最も屈折率の小さい負レ
ンズの屈折率をnminとし、nmin<1.65……(1)を満足
するように構成することで上記の問題を解決しようとす
るものである。
更に、本発明は広角から望遠まで良好な性能を持ち、
軽量でコンパクトなズームレンズを達成するには、第i
レンズ群の焦点距離をfi、広角端での焦点距離をfw
し、 4.4<f3/fw<7.0 …(2) 5.5<f1/fw<7.0 …(3) 2.0<f3/f4<4.0 …(4) 3.6<−f3/f2<5.0 …(5) とを満足するように構成することが望ましい。
〔作用〕
本発明は正の屈折力の第1レンズ群と、変倍を行なう
バリエータである負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈
折力の第3レンズ群と、この第2レンズ群の変倍による
像面の移動を補正してその像面位置を一定に保つコンペ
ンセータの機能とフォーカシングを行なう機能とを兼ね
備えた正の屈折力の第4レンズ群から成る4群構成を基
本としている。そして、広角端から望遠端へズームミン
グする際に、第1レンズ群と第3レンズ群とを固定し
て、第2レンズ群と第4レンズ群とを光軸に沿って相対
的に移動させることによって変倍を行ない、またフォー
カシングの際には、第4レンズ群を光軸に沿って移動さ
せることによってフォーカシングを行なうことを可能と
している。
ところが、本発明はこの構成を満足するだけでなく、
正負正正の4群タイプのズームレンズが内包する収差補
正上の欠点を排除するために、条件式(1)を満足する
ように構成することが必要である。以下に、条件式
(1)について説明する。
正負正正の4群構成のズームレンズでのペッツバール
和を小さく抑えるには、このレンズ群を構成している正
レンズ成分の屈折率を大きくするか、又は負レンズ成分
の屈折率を小さくすることが必要である。このことか
ら、コストの点を考慮すれば、屈折率の小さい負レンズ
成分で構成することが望ましい。
ところが、正の屈折力を持つレンズ群中の負レンズを
屈折率の小さい負レンズで構成すると、色収差の補正が
困難となるので、屈折率の小さい負レンズを負の屈折率
を持つ第2レンズ群に構成させることが最も良いのであ
る。したがって、この第2レンズ群に屈折率の小さい負
レンズを位置させることで、十分にペッツバール和を小
さくすることが可能で、かなり良好に非点収差及び像面
弯曲の補正が可能となる。
更に良好な収差補正を図るには条件式(2)〜(5)
を満足するように本発明が構成されることが望ましい。
以下、条件式(2)〜(5)について説明する。
条件式(2)は第3レンズ群の屈折力を規定するもの
である。条件式(2)の上限を越えると、第3レンズ群
の屈折力が弱くなるので、第4レンズ群が大きくなり、
同時にバックフォーカスが必要以上に長くなる。したが
って、レンズ系の大型化を招く恐れがあり好ましくな
い。また、条件式(2)の下限を越えると、第3レンズ
群の屈折力が強くなり、広角端の球面収差がマイナス方
向に大きくなるので、補正不足となる。このため、良好
な収差補正を行おうとすると、第3レンズ群を構成する
レンズの枚数を多くしなければならないので、軽量化を
達成することができない。尚、この条件式において良好
な収差補正とレンズ系のコンパクト化とを図るための最
適なバランスをとるには、この条件式の下限が5.0であ
ることが望ましい。
条件式(3)は第1レンズ群の屈折力を規定するもの
である。条件式(3)の上限を越えると、第1群の屈折
力が弱くなり、第3レンズ群及び第4レンズ群の大きさ
を規定した大きさに維持するには、第2レンズ群の屈折
力を弱めなければならない。したがって、結果的にレン
ズ系の大型化を招くので好ましくない。また、条件式
(3)の下限を越えると、第1群の屈折力が強くなり、
望遠側での球面収差の補正が困難となるので好ましくな
い。
条件式(4)は第3レンズ群と第4レンズ群の屈折力
の比に関するものである。条件式(4)の上限を越える
と、第3レンズ群の屈折力が弱くなりので、第4レンズ
群における正の屈折力の負担が大きくなり、良好な収差
補正が困難となる。また、条件式(4)の下限を越える
と、第3レンズ群の屈折力が大きくなり、良好な収差補
正をするには第4レンズ群の物体側に強い負の屈折力を
持つレンズ成分を構成させることが必要となる。したが
って、レンズ系のレンズの構成枚数が多くなり、コス
ト、軽量化、コンパクトの点で好ましくない。
条件(5)式は第3レンズ群と第2レンズ群の屈折力
の比に関するものである。条件式(5)の上限を越える
と、第3レンズ群の屈折力が弱くなり、負の屈折力を持
つ第2レンズ群による光束の発散作用の影響が大きくな
るので、第4レンズ群が大型化、球面収差の増大、バッ
クフォーカスが長くなる等の不都合な問題が生ずる。ま
た、条件式(5)の下限を越えると、ペッツバール和が
プラス方向で大きくなるので、像面補正が困難となり、
最良像面を維持することは不可能となる。
以下、本発明の各実施例について説明する。
〔実施例〕
本発明を構成しているレンズを非球面レンズで構成し
ても良い。そして、非球面形状を と定義する。但し、非球面上の点のレンズ面頂点におけ
る接平面からの距離をx、光軸からの高さをS、基準球
面の曲率をC、円錐定数をk、第2i次の非球面計数をA
2i(iは1〜5の整数)とする。
〔実施例1〕 第2図は本発明の実施例1における構成図である。物
体側から順に、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1は、物
体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11とそれに接
合された正レンズL12と物体側に凸面を向けた正メニス
カスレンズL13とから構成され、負の屈折力を持つ第2
レンズ群G2は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレン
ズL21と負レンズL22とそれに接合された物体側に凸面を
向けた正メニスカスレンズから構成され、正の屈折力を
持つ第3レンズ群G3は物体側に凸面を向けた正メニスカ
スレンズL31から構成され、正の屈折力を持つ第4レン
ズ群G4は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL
41とそれに接合された正レンズL42と正レンズL43とから
構成されている。そして、正メニスカスレンズの第3レ
ンズ群における像側面は非球面形状で構成されている。
この非球面形状は、円錐定数k=1.0、非球面係数A2
0、A4=1.60510×10-5、A6=2.76510×10-8、A8=−1.
52030×10-11、A10=−5.72770×10-12である。
特に、1枚の正メニスカスレンズでのみ構成されてい
る第3レンズ群に良好な収差補正を行なう機能を持たせ
るには、この第3レンズ群を構成している正メニスカス
レンズの形状因子(シェイプファクター)qが、 の条件を満足することが望ましい。但し、r31は第3レ
ンズ群の第1レンズL31の物体側の曲率半径、r31′は第
3レンズ群の第1レンズL31の像側の基準球面の曲率半
径である。
したがって、この条件の上限及び下限を越えるように
構成されると、第3レンズ群で発生する球面収差が大き
くなり過ぎ収差補正が困難となるので好ましくない。
表1に本発明の実施例1における諸元を示し、また、
第3a図(広角ポジション)、第3b図(中間ポジション、
f=20mm)及び第3c図(望遠ポジション)に収差図を示
す。
尚、以下に、各条件式における実施例1の対応値を記
す。
fw=9.27、fT=52.38 f3/fw=5.85、f1/fw=6.28 f3/f4=2.48、f3/f2=−3.68 q=1.477 〔実施例2〕 第4図は本発明の実施例1における構成図である。実
施例2は実施例1と比べて、第1レンズ群G1、第2レン
ズ群G2及び第4レンズ群G4の構成に関して、基本的には
同じであるが、第3レンズ群の構成が異なっている。こ
の第3レンズ群G3は両凸の正レンズL31と、像側に凸面
を向けた負メニスカスレンズL32の正負の2枚の単レン
ズで構成されている。
特に、この2枚のレンズで構成されている第3レンズ
群において、良好な収差補正を行なう機能を持たせるに
は、第3レンズ群の物体側に位置している正レンズL31
の焦点距離をf31、第3レンズ群の焦点距離をf3とする
と、 0.5<f31/f3<0.7 を満足するように構成することが望ましい。もし、この
条件式の上限を越えるように構成されると、正レンズL
31の屈折率が小さくなり、軸上色収差の補正が困難とな
る。また、この条件の下限を越えるように構成される
と、この正レンズL31の屈折率が大きくなり、球面収差
が補正過剰となり好ましくない。
表2に実施例2の諸元を示し、また、第5a図(広角ポ
ジション)、第5b図(中間ポジション、f=20mm)及び
第5c図(望遠ポジション)に実施例2を収差図を示す。
尚、以下に、各条件式における実施例2の対応値を記
す。
fw=9.27、fT=52.38 f3/fw=5.85、f1/fw=6.28 f3/f4=2.56、f3/f2=−3.68 f31/f3=0.598 〔実施例3〕 第6図は本発明の実施例3における構成図である。実
施例2は上記の実施例と比べて、基本的には同じである
が、第3レンズ群の構成が異なっている。この第3レン
ズ群G3は物体側へ凸面を向けた正メニスカスレンズL31
と、像側に凸面を向けたメニスカスレンズL32の2枚の
単レンズで構成され、更に、この群の像側に位置してい
るメニスカスレンズL32の像側面は非球面形状で構成さ
れている。この非球面は周辺に行くに従い負の屈折力を
持つ形状となっており、円錐定数k=1.0、非球面係数A
2=0、A4=5.48860×10-5、A6=1.70010×10-7、A8
−1.34550×10-10、A10=−2.52210×10-12である。
特に、2枚のレンズ構成の第3レンズ群において、良
好な収差補正を行なう機能を持たせるには、正の単レン
ズ2枚で構成されている第3レンズ群の物体側に位置し
ている正レンズL31の形状因子qが を満足するように構成することが望ましい。但し、r31
は第3レンズ群の第1レンズL31の物体側の曲率半径、r
31′は第3レンズ群の第1レンズL31の像側の曲率半径
である。もし、この条件式の上限及び下限を越えるよう
に構成されると、第4レンズ群で発生する球面収差を第
3レンズ群で発生する球面収差とで互いに相殺させるこ
とが困難となりので好ましくない。
表3に実施例3の諸元を示し、また、第7a図(広角ポ
ジション)、第7b図(中間ポジション、f=20mm)及び
第7c図(望遠ポジション)に実施例3を収差図を示す。
尚、以下に、各条件式における実施例3の対応値を記
す。
fw=9.27、fT=52.38 f3/fw=6.32、f1/fw=6.02 f3/f4=2.85、f3/f2=−4.18 q=4.895 〔実施例4〕 第8図は本発明の実施例4における構成図である。実
施例4は各実施例と比べて、構成に関して基本的には同
じであるが、第3レンズ群の構成が異なっている。この
第3レンズ群G3は両凸の正レンズL31と、像側に凸面を
向けた負メニスカスレンズL32との正負の2枚の単レン
ズで構成されている。
特に、2枚のレンズで構成されている第3レンズ群に
おいて、良好な収差補正の機能を持たせるには、実施例
2と同様に、第3レンズ群の物体側に位置している正レ
ンズL31の焦点距離をf31、第3レンズ群の焦点距離をf3
とすると、 0.5<f31/f3<0.7 の条件式を満足するように構成されることが望ましい。
この実施例4においても実施例2で述べたことと同様
に、この条件式の上限を越えるように構成されると、正
レンズL31の屈折率が小さくなり、軸上色収差の補正が
困難となる。また、この条件の下限を越えるように構成
されると、この正レンズL31の屈折率が大きくなり、球
面収差が補正過剰となり好ましくない。
表4に実施例4の諸元を示し、また、第9a図(広角ポ
ジション)、第9b図(中間ポジション、f=20mm)及び
第9c図(望遠ポジション)に実施例4を収差図を示す。
尚、以下に、各条件式における実施例4の対応値を記
す。
fw=9.27、fT=52.38 f3/fw=5.11、f1/fw=5.59 f3/f4=2.23、f3/f2=−3.68 f31/f3=0.651 以下の表1〜4は本発明による実施例1〜4の諸元を
示している。ここで、物体側から順に、第i番目のレン
ズ面での曲率半径をri、レンズの屈折率をn、アッベ数
をνする。但し、屈折率及びアッベ数はd線(587.6n
m)を基準波長としている。また、各実施例の収差図は
d線によるものであり、FナンバーをFNOとし、像高を
Y、画角を2ω、S.C.を正弦条件(sine condition)と
して示している。
第1図に示す如く、本発明によるズーム方式によっ
て、明らかに効率良いズーミングが可能となっているこ
とが分かる。
また、本発明では、条件式(2)に示す如く、基本的
に第3レンズ群の屈折力を弱めた構成となっている。し
たがって、この構成により、ペッツバール和を適切な値
に保つことが可能となるので、非点収差と像面弯曲とを
抑え、同時に球面収差の発生を抑えることができる。
よって、各実施例においる収差について検討すると、
各収差図から明らかなように、全ズーム域にわたって、
収差が良好に補正されていることが分かる。
尚、本発明はフォーカシング機能を第4レンズ群にお
いて持たせているが、第1レンズ群においてこのフォー
カシング機能を持たせる構成としても良い。したがっ
て、本発明は言うまでもなく、この実施例に限るもので
はない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、6倍の変倍比、Fナンバー1.2の大
口径で、しかも簡素な構成で良好な収差補正がなされ
た、軽量かつコンパクトなズームレンズを達成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の各実施例におけるズーミングによる移
動軌跡を示す図である。第2図、第4図、第6図及び第
8図は本発明の実施例1〜実施例4における構成図であ
る。第3a図、第5a図、第7a図及び第9a図は実施例1〜実
施例4における広角端での諸収差を示す図である。第3b
図、第5b図、第7b図及び第9b図は実施例1〜実施例4に
おけるf=20mm(中間ポジション)での諸収差を示す図
である。第3c図、第5c図、第7c図及び第9c図は実施例1
〜実施例4における望遠端での諸収差を示す図である。 〔主要部分の説明〕 G1……第1レンズ群、G2……第2レンズ群、G3……第3
レンズ群、G4……第4レンズ群

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側から順に、正の屈折力を持つ第1レ
    ンズ群と、倍率を変倍するバリエータであり負の屈折力
    を持つ第2レンズ群と、正の屈折力を持つ第3レンズ群
    と、前記バリエータにより移動する像面の変動を補正し
    て該像面を一定に保つコンペンセータの機能とフォーカ
    シングを行なう機能とを有し正の屈折力を持つ第4レン
    ズ群とから構成され、広角端から望遠端へ変倍する際
    に、前記第1レンズ群と前記第3レンズ群を固定し、前
    記第2レンズ群を光軸に沿って線型に移動させ、前記第
    4レンズ群を前記バリエータにより移動する像面の変動
    を一定に保つように移動させ、前記第2レンズ群は少な
    くとも2枚以上の負レンズと少なくとも1枚以上の正レ
    ンズとを有する構成とし、前記第2レンズ群を構成して
    いる負レンズのうち最も屈折率の小さい負レンズの屈折
    率をnminとし、第iレンズ群の焦点距離をfi、広角端で
    の焦点距離をfwとし、 nmin<1.65 …(1) 4.4<f3/fw<7.0 …(2) 5.5<f1/fw<7.0 …(3) 2.0<f3/f4<4.0 …(4) 3.6<−f3/f2<5.0 …(5) とを満足することを特徴とするズームレンズ。
JP62226185A 1987-09-09 1987-09-09 ズ―ムレンズ Expired - Lifetime JP2526923B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62226185A JP2526923B2 (ja) 1987-09-09 1987-09-09 ズ―ムレンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62226185A JP2526923B2 (ja) 1987-09-09 1987-09-09 ズ―ムレンズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6468709A JPS6468709A (en) 1989-03-14
JP2526923B2 true JP2526923B2 (ja) 1996-08-21

Family

ID=16841221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62226185A Expired - Lifetime JP2526923B2 (ja) 1987-09-09 1987-09-09 ズ―ムレンズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2526923B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0830481B2 (ja) * 1987-06-30 1996-03-27 日立建機株式会社 油圧駆動装置
JPH07111503B2 (ja) * 1989-06-26 1995-11-29 松下電器産業株式会社 ズームレンズ
JP2502754B2 (ja) * 1989-06-29 1996-05-29 松下電器産業株式会社 非球面ズ―ムレンズ
JP2738099B2 (ja) * 1990-01-20 1998-04-08 キヤノン株式会社 リヤーフォーカス式のズームレンズ
JPH03288813A (ja) * 1990-04-06 1991-12-19 Hitachi Ltd ズームレンズ
JP2719839B2 (ja) * 1990-05-07 1998-02-25 コニカ株式会社 コンパクトなズームレンズ
JP2750775B2 (ja) * 1990-05-07 1998-05-13 コニカ株式会社 コンパクトなズームレンズ
JP2774680B2 (ja) * 1990-08-21 1998-07-09 キヤノン株式会社 ズームレンズ
US5353157A (en) * 1990-08-21 1994-10-04 Canon Kabushiki Kaisha Rear focusing zoom lens
US5359457A (en) * 1991-10-03 1994-10-25 Minolta Camera Co., Ltd. Wide-angle zoom lens system
JPH07113955A (ja) * 1993-10-18 1995-05-02 Minolta Co Ltd ズームレンズ
JP4379957B2 (ja) 1999-07-26 2009-12-09 キヤノン株式会社 リアフォーカス式ズームレンズ及びそれを用いた光学機器
JP4717480B2 (ja) * 2005-03-25 2011-07-06 富士フイルム株式会社 ズームレンズ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0629908B2 (ja) * 1984-12-03 1994-04-20 ミノルタカメラ株式会社 望遠ズ−ムレンズ
JPS6224213A (ja) * 1985-07-25 1987-02-02 Canon Inc ズ−ムレンズ
JPS6381313A (ja) * 1986-09-25 1988-04-12 Canon Inc ズ−ムレンズ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6468709A (en) 1989-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2830418B2 (ja) 簡易な構成のズームレンズ
US7508592B2 (en) Zoom lens system
JP3261716B2 (ja) 逆望遠型大口径広角レンズ
JP2621247B2 (ja) ズームレンズ
JPH1039210A (ja) ズームレンズ
JPWO2015146067A1 (ja) ズームレンズ系、交換レンズ装置、及びカメラシステム
JPH05173071A (ja) 広角ズームレンズ
JP2526923B2 (ja) ズ―ムレンズ
JPH1020193A (ja) ズームレンズ
JPH11271614A (ja) 可変焦点距離レンズ系
JPH07199070A (ja) ズームレンズ
US8363333B2 (en) Macro lens system
JPH07294816A (ja) ズームレンズ
JPH0961708A (ja) 標準レンズ系
JP3735909B2 (ja) レトロフォーカス型レンズ
JPH08327896A (ja) レンズ系
JP3029148B2 (ja) リヤーフォーカス式ズームレンズ
JP2000028919A (ja) 中望遠レンズ
JP3723643B2 (ja) 高変倍ズームレンズ系
JPH116958A (ja) ズームレンズ
JP2546293B2 (ja) 小型のズームレンズ
JP2538777B2 (ja) コンパクトズ−ムレンズ
JP4817551B2 (ja) ズームレンズ
JP3033148B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
JP3593400B2 (ja) リアフォーカス式ズームレンズ

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080614

Year of fee payment: 12