JP5733402B2 - インクタンク、及び該インクタンクを用いたインク撹拌方法 - Google Patents

インクタンク、及び該インクタンクを用いたインク撹拌方法 Download PDF

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Description

本発明は、インクヘッドのノズルからインクを吐出して印刷するインク吐出装置で用いるインクタンク、及び該インクタンクを用いたインク撹拌方法に関する。
インクヘッドのノズルからインクを吐出して印刷するインク吐出装置は、インクの粒子成分(顔料、金属粒子等)が、インクタンクの内部にて沈降、凝集、堆積、沈殿等(以下、沈降等)するおそれがあり、インクタンク内の粒子成分の濃度が低下するおそれがあった。
そこで、特許文献1では、インクタンクの底部にインクを撹拌するためのマグネチックスターラー回転子を設け、インクタンク内のインクをマグネチックスターラー回転子の回転により撹拌することが可能なインクジェット記録装置用インクタンクが開示されている。特許文献1に開示してあるインクジェット記録装置用インクタンクでは、底部に滞留しやすいインクの粒子成分が沈降等することを防止することが可能となる。
また、特許文献2では、超音波発振器から発生した超音波により詰まり防止用超音波振動子を振動させ、インク供給路にインクが詰まることを防止することができるインクジェット式印刷機が開示されている。特許文献2に開示してあるインクジェット式印刷機では、スターラー回転子のような構造物をインクタンクの底部に設ける必要がなく、インクヘッドの目詰まりを防止することができる。
特開昭60−110458号公報 実開昭58−066951号公報
特許文献1に開示してあるインクジェット記録装置用インクタンクでは、マグネチックスターラー回転子の破損片等がインクに混入し、インクヘッドの目詰まりの原因になりやすいという問題点があった。また、特にインクが強磁性体である場合、マグネチックスターラー回転子にインクが付着しやすく、インクを使い切ることが困難になるという問題点もあった。
そして、マグネチックスターラー回転子の駆動源は、回転するマグネチックスターラー回転子の直下に設ける必要があるので、インクタンクの設計の自由度が損なわれる。すなわち、インクを使い切るためにはインクタンクの底部からインクを供給することが効率的である。しかし、特許文献1では底部に滞留しやすいインクの粒子成分の沈降等を防止するために、インクタンクの底部にインクの粒子成分を効率良く撹拌するマグネチックスターラー回転子を配置し、その直下に駆動源を設けてあるので、インクをインクタンクの底部から供給することができないという問題点もあった。
特許文献2では、スターラー回転子のような構造物をインクタンクの底部に設ける必要がないので、インクタンクの底部からインクを供給することが可能である。しかし、インクタンク内のインクに超音波による振動が直接伝播し、インクヘッドでの吐出不良の原因となりやすいという問題点があった。また、超音波振動の周波数によっては駆動ノイズが発生するおそれがあり、印刷精度が劣化するおそれもあった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、インクの粒子成分が沈降等するおそれが少なく、インクを使い切ることができるインクタンク及び該インクタンクを用いたインク撹拌方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係るインクタンクは、インクヘッドへ供給するインクを貯留するインクタンクにおいて、筒体と、該筒体の一部として連結されているチューブと、該チューブ内のインクを送り出す循環部と、前記筒体の下部に設けてあり、前記インクヘッドへインクを供給する供給口とを備え、前記チューブを介して内部のインクを循環させることを特徴とする。
上記構成では、インクヘッドへ供給するインクを貯留するインクタンクにおいて、筒体と、該筒体の一部として連結されているチューブと、該チューブ内のインクを送り出す循環部と、筒体の下部に設けてあり、インクヘッドへインクを供給する供給口とを備えている。チューブを介してインクタンク内のインクを循環させることにより、インクの粒子成分が、インクタンクの下部にて沈降等するおそれが少なく、インクタンクのインクを使い切ることが可能となる。また、超音波等の振動によらず、チューブを介して押し出しながらインクを循環させるので、インクヘッドへ振動が伝わることがなく、インクヘッドにおける吐出不良を回避することができ、駆動ノイズの影響も受けにくい。
また、本発明に係るインクタンクは、前記チューブは、一方の端部が他方の端部よりも下方に位置しており、前記循環部は、前記チューブ内のインクを前記一方の端部から前記他方の端部へと移動させることが好ましい。
上記構成では、チューブは、一方の端部が他方の端部よりも下方に位置しており、循環部は、チューブ内のインクを一方の端部から他方の端部へと移動させる。これにより、チューブ内を下方に位置する一方の端部から上方に位置する他方の端部へとインクを送り出すことができ、インクタンク内のインクを下方から上方へと効果的に撹拌することができる。
また、本発明に係るインクタンクは、前記筒体の上部の空気を吸引する吸引口を備えることが好ましい。
上記構成では、筒体の上部の空気を吸引する吸引口を備えるので、筒体の上部が負圧状態となり、インクヘッドへのインクの供給を停止することができ、インクタンクの下部におけるインクの粒子成分の沈降等が解消するまでインクタンク内のインクを連続的に循環させることができる。
また、本発明に係るインクタンクは、前記筒体は、円環状に形成されており、前記チューブが円環の一部として一方の端部と他方の端部とを連結していることが好ましい。
上記構成では、筒体が円環状に形成されており、チューブが円環(筒体)の一部として一方の端部と他方の端部とを連結しているので、チューブを介してインクタンク内のインクを確実に循環させることができ、インクの粒子成分が、インクタンクの下部にて沈降等するおそれがより少なく、インクタンクのインクを使い切ることが可能となる。
次に、上記目的を達成するために本発明に係るインク撹拌方法は、上記構成のいずれか1つのインクタンクを用いて、該インクタンク内に貯留されているインクを撹拌することを特徴とする。
上記構成では、筒体(円柱体)と、該筒体の一部として連結されている(円柱体の上部と下部とを連結する)チューブと、該チューブ内のインクを送り出す循環部と、筒体(円柱体)の下部に設けてあり、インクヘッドへインクを供給する供給口とを備えたインクタンクを用いている。チューブを介してインクタンク内のインクを循環させることにより、インクの粒子成分が、インクタンクの下部にて沈降等するおそれが少なく、インクタンクのインクを使い切ることが可能となる。
上記構成によれば、筒体と、該筒体の一部として連結されているチューブと、該チューブ内のインクを送り出す循環部と、筒体の下部に設けてあり、インクヘッドへインクを供給する供給口とを備えている。チューブを介してインクタンク内のインクを循環させることにより、インクの粒子成分が、インクタンクの下部にて沈降等するおそれが少なく、インクタンクのインクを使い切ることが可能となる。
本発明の実施の形態に係るインクタンクを含むインク吐出装置の概略構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るインクタンクの構成例を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るインクタンクのチューブポンプの構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るインクタンクが、略「ロの字」状の筒体として形成されている場合の構成例を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るインクタンクの他の構成例を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るインクタンクが、円筒状の筒体として形成されている場合の構成例を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るインクタンクを含むインク吐出装置の概略構成を示す模式図である。図1に示すインク吐出装置1は、インクヘッド2、インクタンク3、真空ポンプ35、圧縮空気供給源36、制御装置37を備えている。インクヘッド2は、インク20を吐出する複数のノズル21の開口部22を一面に形成してあり、圧電素子等によりノズル21内のインク20を押出すことで、ノズル21の開口部22からインク20を吐出する。圧電素子等は、制御装置37により駆動制御される。インクヘッド2のサイズは、例えば、長さが略120mm、幅が略10mm、高さが略100mmである。ノズル21の数は、インク20を吐出して印刷する対象物(被印刷物)により異なり数十本〜数百本程度であり、ノズル21のピッチは広くて1mm程度である。なお、ノズル21の開口部22の配列は、一列であっても、複数列であっても良い。また、複数のノズル21の開口部22の全てが連続して配列されている必要はない。
インクタンク3は、インクヘッド2へ供給するインク20を貯留する。インク吐出装置1で使用するインク20は、例えば、顔料系インク、金属粒子(電極材料であるAu、Ag、Cu、Pd、Ni)、又は導電性粒子を含むインクであり、液体中に粒子成分(顔料、金属粒子等)が分散している。なお、インク20は、金属粒子等に加えてセラミック、樹脂等を含んでいても良い。また、インク20の粘度は、40mPa・s以下の低粘度が好ましく、特に10mPa・s〜25mPa・sの粘度が好ましい。インクタンク3の容量は、例えば50mlである。
図2は、本発明の実施の形態に係るインクタンク3の構成例を示す模式図である。図2に示すように、インクタンク3は、筒体5、チューブ4、チューブポンプ(循環部)6を備えている。また、筒体5の下部には、インク20をインクヘッド2へ供給する流路の入口となる供給口7が設けられている。筒体5は円環状に形成されており、インクヘッド2への流路近傍から開閉弁33、34への流路近傍へ矢印で示すインク20の流れる方向に略4分の1の部分だけが切断されている。インク20が内部を通過することが可能なチューブ4は、切断された部分に筒体5の一部として連結されている。インクヘッド2への流路近傍の筒体5とチューブ4との連結部を一方の端部42とし、開閉弁33、34への流路近傍の筒体5とチューブ4との連結部を他方の端部41とし、一方の端部42が他方の端部41よりも下方に位置している。この場合、インク20の循環経路の長さはインクタンク3の円環長とほぼ等しくなる。また、循環経路を円環状にした場合、インク20の粒子成分の滞留を抑制することもできる。
筒体5は、ポリプロピレン、SUS、ガラス等で形成されている。また、チューブ4は、シリコン系のチューブであり、外部からの押圧力に応じて変形する材質のチューブであれば特に限定されるものではない。本実施の形態では、チューブ4の内径を例えば3mmとする。
チューブ4の中途には、チューブ4内のインク20を送り出す循環部として、チューブポンプ6を備えている。チューブポンプ6の動作は制御装置37により制御される。図3は、本発明の実施の形態に係るインクタンク3のチューブポンプ6の構成例を示す模式図である。
チューブポンプ6は、内周が略円形である筐体63の内周に沿って、弾性を有するチューブ4を配置し、インク20の流れる方向と同じ方向に回転するロータ61の、互いに対向する位置に設けてある一対のローラ62でチューブ4を押圧する。ロータ61の回転により一対のローラ62をチューブ4に沿って接するように移動させ、チューブ4を押圧することでチューブ4内のインク20を送り出す。図3の例では、ロータ61が時計回りに回転しているので、インク20はチューブ4の一方の端部42から吸引され、他方の端部41へと送り出される。
一対のローラ62が通過した後は、チューブ4の押圧されて変形した部分は復元力により元の形状へ戻り、体積が元に戻る。チューブ4の体積が元に戻ることでインク20が連続して一方の端部42から吸引される。
チューブポンプ6は、弁を用いていないので、インク20のように粘性を有する液体を移送するのに適しており、唯一の消耗品であるチューブ4のみを交換すれば良いという高いメンテナンス性を有している。もちろん、図3に示す構成のチューブポンプ6に限定されるものではなく、変形することが可能なチューブ4の外側からチューブ4を押圧してインク20を循環させることができるアクチュエータを循環部として備えれば足りる。
本実施の形態のように、インク20の循環経路を筒体5及びチューブ4により閉じたループ状に形成し、変形することが可能なチューブ4の外側からチューブ4を押圧してインク20を循環させる構成であれば、インク20内にてコンタミネーションが生じる可能性も少ない。
図1に戻って、インクタンク3の筒体5の上部には、筒体5の上部の空気を吸引してインクタンク3の内部に負圧状態(1〜3kPa)を生成するための真空経路31と、圧縮空気(圧縮ガス)を供給するためのガス供給経路32とが接続されている。定常的にノズル21からインク20が垂れ落ちないように、密閉されたインクタンク3の筒体5の上部に、インクタンク3の筒体5の上部の空気を吸引する吸引口30を備え、吸引口30から筒体5の上部の空気を吸引することにより筒体5の上部が負圧状態となる。負圧状態となることによりインクヘッド2へのインク20の供給を停止することができ、インクタンク3の下部におけるインク20の粒子成分の沈降等が解消するまで、インクタンク3内のインク20を連続的に循環させることができる。
一方、印刷時にノズル21から吐出する量よりも多量にインク20を排出させる場合(パージ時)、真空経路31に設けてある負圧用の開閉弁33を閉じ、ガス供給経路32に設けてある圧縮空気用の開閉弁34を開くことで、インクタンク3内に圧縮空気を供給する。インクタンク3内に圧縮空気を供給することにより、インクタンク3内のインク20をノズル21の開口部22から押出し、印刷時にノズル21から吐出する量よりも多量にインク20を排出することができる(パージ動作)。なお、負圧用の開閉弁33は、圧力調整弁を介して真空ポンプ35に接続してある。また、圧縮空気用の開閉弁34は、圧力調整弁を介して圧縮空気供給源36に接続してある。さらに、負圧用の開閉弁33及び圧縮空気用の開閉弁34の開閉は、制御装置37で制御している。
インクヘッド2の下方には、被印刷物73を載置したステージ72を配置してある。被印刷物73は、ステージ72に吸着され、ステージ72に対して移動しないように固定されている。ステージ72は、三軸方向に移動することが可能であり、インクヘッド2のノズル21から吐出するインク20の位置に合わせて、載置された被印刷物73を移動する。なお、ステージ72の移動は、制御装置37で制御している。
本実施の形態に係るインクタンク3を用いたインク20の撹拌方法について、図1に基づいて説明する。まず、ガス供給経路32に設けてある圧縮空気用の開閉弁34を閉じて、真空経路31に設けてある負圧用の開閉弁33を開き、筒体5の上部の空気を吸引して筒体5の上部を負圧状態にする。この状態でチューブポンプ6を起動させ、チューブ4を押圧することによりチューブ4内のインク20を一方の端部42から他方の端部41へと送り出す。
チューブ4内のインク20を一方の端部42から他方の端部41へと送り出すことにより、インクタンク3内には時計回りの循環が生じ、インクタンク3内のインク20を撹拌することができ、インク20の粒子成分の沈降等を抑制することができる。インクタンク3には角部がないので、万一、インク20の粒子成分が沈降等した場合であっても、インク20の粒子成分の滞留を抑制することができる。
インク20の粒子成分の沈降等が解消した状態で、ガス供給経路32に設けてある圧縮空気用の開閉弁34を開いて、真空経路31に設けてある負圧用の開閉弁33を適度に閉じ、インクタンク3内に貯留されているインク20をインクヘッド2へ供給する。つまり、筒体5の上部の空気を吸引する程度を開閉弁33の開き具合で調整することにより、印刷に必要な分量のインク20をインクヘッド2へ供給することができる。
このように、インクタンク3は、チューブ4を介して内部のインク20を循環させることができるので、インク20の粒子成分が、インクタンク3の下部にて沈降等するおそれが少なく、インクタンク3のインク20を使い切ることが可能となる。また、インク20を循環させるための別経路を設ける必要がないので、インク20の循環経路が短くなる。さらに、インク20の循環経路を閉じたループ状に形成し、チューブ4の外側からチューブ4を押圧してインク20を循環させているので、インク20内にてコンタミネーションが生じる可能性も少ない。
また、一方の端部42が他方の端部41よりも下方に位置しており、チューブポンプ6はチューブ4内のインク20を下方から上方へと送り出す。したがって、円環状のインクタンク3内に循環を生じさせることができ、インクタンク3内のインク20を効果的に撹拌することができる。
もちろん、筒体5の形状は、図1及び図2に示す円環状に限定されるものではなく、例えば略「ロの字」状であっても良い。図4は、本発明の実施の形態に係るインクタンク3が、略「ロの字」状の筒体5として形成されている場合の構成例を示す模式図である。図4に示すように、筒体5は略「ロの字」状に形成されており、インクヘッド2への流路近傍から開閉弁33、34への流路近傍へと矢印で示すインク20の流れる方向に略4分の1の部分だけが切断されている。インク20が内部を通過することが可能なチューブ4は、切断された部分に筒体5の一部として連結されている。インクヘッド2への流路近傍の筒体5とチューブ4との連結部を一方の端部42とし、開閉弁33、34への流路近傍の筒体5とチューブ4との連結部を他方の端部41とし、一方の端部42が他方の端部41よりも下方に位置している。
チューブ4の中途には、チューブ4内のインク20を送り出す循環部として、チューブポンプ6を備えている。チューブポンプ6の動作は制御装置37により制御される。図1及び図2と同様、チューブ4内のインク20を一方の端部42から他方の端部41へと送り出すことにより、インクタンク3内には時計回りの循環が生じ、インクタンク3内のインク20を撹拌することができ、インク20の粒子成分の沈降等を抑制することができる。
また、例えば筒体5の代わりに円柱体5を備える構成であっても良い。図5は、本発明の実施の形態に係るインクタンク3の他の構成例を示す模式図である。図5に示すように、インクタンク3は、筒体の代わりに円柱体5、チューブ4、チューブポンプ(循環部)6を備えている。チューブ4は、円柱体5の上部と下部とを連結している。円柱体5の下部とチューブ4との連結部を一方の端部42とし、円柱体5の上部とチューブ4との連結部を他方の端部41としている。
チューブ4の中途には、チューブ4内のインク20を送り出す循環部として、チューブポンプ6を備えている。チューブポンプ6の動作は制御装置37により制御される。図1、図2及び図4と同様、チューブ4内のインク20を一方の端部42から他方の端部41へと送り出すことにより、インクタンク3内のインク20に対流が生じ、インクタンク3内のインク20を撹拌することができ、インク20の粒子成分の沈降等を抑制することができる。
さらに、例えば筒体5の形状が円筒状であっても良い。図6は、本発明の実施の形態に係るインクタンク3が、円筒状の筒体5として形成されている場合の構成例を示す模式図である。図6に示すように、筒体5は円筒状に形成されており、筒体5の略4分の1の部分だけが中心軸に沿って切り取られている。インク20が内部を通過することが可能なチューブ4は、切り取られた部分の下方に筒体5の一部として連結されている。図6に示すように切り取られた部分の右側の筒体5とチューブ4との連結部を一方の端部42とし、切り取られた部分の左側の筒体5とチューブ4との連結部を他方の端部41としている。
チューブ4の中途には、チューブ4内のインク20を送り出す循環部として、チューブポンプ6を備えている。チューブポンプ6の動作は制御装置37により制御される。図1、図2、図4及び図5と同様、チューブ4内のインク20を一方の端部42から他方の端部41へと送り出すことにより、インクタンク3の下方にてインクタンク3内のインク20に対流が生じ、インクタンク3内のインク20を撹拌することができ、インク20の粒子成分の沈降等を抑制することができる。
チューブ4を筒体5の一部として連結するのは、切り取られた部分の下方に限定されるものではなく、上方であっても良いし、1本のチューブ4で連結することに限定されるものでもなく、複数のチューブ4で連結しても良い。インクタンク3内のインク20を撹拌することができれば良いからである。インクタンク3の下部へのインク20の粒子成分の沈降等に対する抑制効果を高めたい場合は下方にて、インクタンク3内のインク20に対流を効果的に生じさせたい場合は上方にて、チューブ4をそれぞれ連結することが好ましい。
以上のように、本実施の形態によれば、チューブ4を介してインクタンク3内のインク20を循環させることにより、インク20の粒子成分が、インクタンク3の下部にて沈降等するおそれが少なく、インクタンク3のインク20を使い切ることが可能となる。また、インク20の循環経路を閉じたループ状に形成し、チューブ4の外側からチューブ4を押圧してインク20を循環させているので、インク20内にてコンタミネーションが生じる可能性も少ない。
その他、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内であれば多種の変形、置換等が可能であることは言うまでもない。例えばインクタンク3内にインク20の濃度を検出する濃度センサを取り付け、インク20の粒子成分の沈降等が解消するまで、すなわち濃度が一定となるまでインク20を連続的に循環させるようにしても良い。
また、複数のインクタンク3を並列に連結しておき、インク20の粒子成分の沈降等が解消したインクタンク3から順次インクヘッド2への流路と連結することができるようにしても良い。このようにすることで、インク20の粒子成分の沈降等が解消するまで印刷ジョブを待機させる必要がなく、使用できる状態のインクタンク3からインク20の供給を受けることができるので、常時印刷することが可能となる。
1 インク吐出装置
2 インクヘッド
3 インクタンク
4 チューブ
5 筒体、円柱体
6 チューブポンプ(循環部)
7 供給口
20 インク
21 ノズル
22 開口部
30 吸引口
31 真空経路
32 ガス供給経路
33、34 開閉弁
35 真空ポンプ
36 圧縮空気供給源
37 制御装置
41 他方の端部
42 一方の端部
72 ステージ
73 被印刷物

Claims (5)

  1. インクヘッドへ供給するインクを貯留するインクタンクにおいて、
    筒体と、
    該筒体の一部として連結されているチューブと、
    該チューブ内のインクを送り出す循環部と、
    前記筒体の下部に設けてあり、前記インクヘッドへインクを供給する供給口と
    を備え、
    前記チューブを介して内部のインクを循環させることを特徴とするインクタンク。
  2. 前記チューブは、一方の端部が他方の端部よりも下方に位置しており、
    前記循環部は、前記チューブ内のインクを前記一方の端部から前記他方の端部へと移動させることを特徴とする請求項1に記載のインクタンク。
  3. 前記筒体の上部の空気を吸引する吸引口を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクタンク。
  4. 前記筒体は、円環状に形成されており、前記チューブが円環の一部として一方の端部と他方の端部とを連結していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のインクタンク。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のインクタンクを用いて、該インクタンク内に貯留されているインクを撹拌することを特徴とするインク撹拌方法
JP2013527971A 2011-08-05 2012-07-31 インクタンク、及び該インクタンクを用いたインク撹拌方法 Active JP5733402B2 (ja)

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