JP5726365B1 - 挟持工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】挟持対象を連続する山谷状の挟み歯で確実に挟持でき、さらに、一対の挟み歯の間に挟持した挟持対象の2次作業を的確に行える挟持工具を提供する。【解決手段】前端にあご部4を有し後端側に握り柄5を有する第1アーム1と第2アーム2は、両アーム1・2のあご部4寄りに設けた連結ボス部6と連結軸3でX字状に連結する。一対のあご部4の対向面の前部に横挟み歯11を形成する。横挟み歯11は、工具中心軸8と交差する向きに延びる、山谷状に連続する複数の横リブ歯17で構成する。一方のあご部4に設けた横リブ歯17と、他方のあご部4に設けた横リブ歯17を前後にずらして、第1アーム1と第2アーム2を限界位置まで握込み操作した状態において、一方のあご部4の横リブ歯17の山部17aが、他方のあご部4の横リブ歯17の谷部17b内に入り込むようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、あご部と握り柄を備えた一対の挟持アームが、連結軸でX字状に連結してある挟持工具に関して、掴み機能の向上を図る技術に関する。本発明に係る挟持工具の具体例としては、プライヤー、コンビネーションプライヤー、ペンチ、ラジオペンチ、ウォーターポンププライヤーなどを挙げることができる。
挟持工具の分野において、一対のあご部の対向面のそれぞれに山谷状の挟み歯を設けることは広く公知の技術である。例えば、特許文献1には、前端側にあご部を有し、後端側に握り柄を有する一対のアームと、両アームをX字状に連結する連結軸とを備え、両あご部の対向面のそれぞれ山谷状の挟み歯を備えるペンチが開示されている。
実開昭50−148198号公報(第1図、第2図)
特許文献1のペンチでは、連結軸と隣接するあご部の対向面には一対の切断刃が設けられており、これら切断刃の刃先どうしが接触することで、両アームの握り込み限界が規定されるようになっている。また、特許文献1のペンチでは、握り込み限界における、あご部の挟み歯の山部どうしの間には、小さな隙間が形成されるようになっている。このため、特許文献1に記載のペンチでは、握り込み限界において形成される挟み歯どうしの隙間寸法よりも、肉厚寸法の小さなシート体を挟持することは不可能である。換言すれば、特許文献1に記載のペンチは、切断刃に由来する切断機能が優先される構成となっており、挟み歯に由来する掴み機能は十分に発揮されない。
この種の挟持工具においては、挟み歯に由来する掴み機能を優先させて、薄肉のシート体も挟持できるようにするために、握り込み限界において、あご部の挟み歯どうしが接触するような構成を採ったものもある。しかし、このように挟み歯どうしが接触する構成では、握り込み限界における挟み歯どうしの接触具合にバラツキがあると、良好な掴み機能が得られない。つまり、握り込み限界における挟み歯どうしの接触具合にバラツキがあり、握り込み限界において一部の挟み歯どうしが先当りするようになっていると、挟持対象を掴んだ際に、先当りする挟み歯の部分のみが挟持対象に接触して、他の挟み歯が挟持作用に関与せず、結果として、多数の挟み歯を使った確実な掴み機能が発揮されない。
本発明は、以上のような従来の挟持工具の抱える問題を解決するためになされたものであり、薄肉のシート体であっても確実に挟持することが可能な、優れた掴み機能を備える挟持工具を提供することにある。
本発明の他の目的は、切断刃に由来する切断機能と、挟み歯に由来する掴み機能の両機能が良好に発揮される挟持工具を提供することにある。
本発明は、前端側にあご部4を有し、後端側に握り柄5を有する一対のアーム1・2と、両アーム1・2をX字状に連結するための連結ボス部6と連結軸3とを含み、両アーム1・2の各あご部4の対向面の前部に横挟み歯11が形成されている挟持工具を対象とする。両アーム1・2の間には、握り柄5を握り込み操作した際に両アーム1・2のあご部4の握り込み限界を規制するためのストッパー18が設けられている。横挟み歯11は、前後方向に走る工具中心軸8と交差する向きに延びる、山谷状に連続する複数の横リブ歯17で構成されている。両あご部4の最後端に位置する横リブ歯17よりも前方寄りを前方領域23と規定したとき、ストッパー18は前方領域23を除く部分に設けられている。一方のあご部4に設けた横リブ歯17と、他方のあご部4に設けた横リブ歯17とは前後に位置ずれした状態で配置されている。両アーム1・2をストッパー18による握り込み限界まで握込み操作した閉姿勢において、一方のあご部4の横リブ歯17の山部17aが、他方のあご部4の横リブ歯17の谷部17b内に入り込むと共に、横リブ歯17を含む両あご部4・4の前方領域23・23どうしが、非接触の正対姿勢を取るように構成されている。
連結ボス部6と隣接するあご部4の対向面に一対の切断刃10・10が設けられており、これら切断刃10・10の刃先どうしが接触することで、ストッパー18としての機能を果たすようになっている。
両あご部4に設けられた横挟み歯11が、同形、同大に形成されて、歯ピッチPが同じに設定された横リブ歯17で構成されている。一方のあご部4に設けた横リブ歯17の歯ピッチPと、他方のあご部4に設けた横リブ歯17の歯ピッチPが、歯ピッチPの半ピッチ分だけ前後にずらして設けられている。閉姿勢において、一方のあご部4に設けた横リブ歯17の山部17aの突端と、他方のあご部4に設けた横リブ歯17の谷部17bの底端が、上下方向において、非接触状態で正対するように構成されている。
各あご部4・4の横挟み歯11が、工具中心軸8に沿って配置した、歯ピッチP1・P2が異なる複数種の横リブ歯17で構成されている。
横リブ歯17の山部17aの突端および谷部17bの底端のそれぞれが丸められて、各アーム1・2の横挟み歯11の側面視形状が連続波形に形成されている。
各アーム1・2の横挟み歯11が、歯丈Hの異なる複数種の横リブ歯17で構成されている。
一対のあご部4の対向面の前部に歯台15が膨出形成されており、歯台15の左右に横挟み歯11が形成され、左右の横挟み歯11の間に縦挟み歯12が形成されており、横挟み歯11が工具中心軸8と直交する複数の横リブ歯17で構成されており、縦挟み歯12が前後に長い複数の縦リブ歯20で構成されている。
歯台15の前端21が工具中心軸8と直交する平坦面で形成されており、縦リブ歯20が歯台15の前端21から後端にわたって凹弧状に形成されて、縦リブ歯20の前部が歯台15の前端21に臨ませてある。
本発明に係る挟持工具においては、第1アーム1と第2アーム2をストッパー18による握り込み限界まで握込み操作した閉姿勢において、一方のあご部4の横リブ歯17の山部17aが、他方のあご部4の横リブ歯17の谷部17b内に入り込むように構成した。このように、一方のあご部4の横リブ歯17の山部17aが、他方のあご部4の横リブ歯17の谷部17b内に入り込むようになっていると、シート体100などの肉厚寸法の小さな挟持対象を横挟み歯11で挟持した状態としたとき、対向する横リブ歯17の山部17aの先端を挟持対象の両表面に互い違いに接当させることができるので、挟持対象を強固に挟み固定することができる。特に、可撓性のあるシート体100を挟持した場合には、該シート体100を対向する横リブ歯17に挟んで撓み変形させながら、シート体100を強固に挟み固定することができる。従って、本発明によれば、肉厚寸法の小さな挟持対象に対しても、これを横挟み歯11で確実に挟持することが可能となり、掴み機能に優れた挟持工具を得ることができる。また、本発明に係る挟持工具によれば、横挟み歯11で挟持した挟持対象に外力を加えて挟持部分を折曲げ、あるいは挟持対象を挟持部分ごと引抜いて分離するなどの2次作業を的確に行うことができる。
加えて、本発明に係る挟持工具においては、両あご部4の最後端に位置する横リブ歯17よりも前方寄りである前方領域23を除く部分にストッパー18を設けて、閉姿勢としたときに、横リブ歯17を含む両あご部4・4の前方領域23・23どうしが、非接触の正対姿勢を取るように構成した。つまり、本発明に係る挟持工具においては、上述のように、閉姿勢において、一方のあご部4の横リブ歯17の山部17aが、他方のあご部4の横リブ歯17の谷部17b内に入り込むように構成しながら、当該閉姿勢において、これら横リブ歯17どうしは非接触の正対姿勢となるように構成した。このように、閉姿勢において横リブ歯17を含む両あご部4・4の前方領域23・23どうしが非接触の正対姿勢を取るように構成されていると、閉姿勢において横リブ歯17どうしが接触する形態に比べて、より多くの横挟み歯11を挟持対象に確実に接当させることができる。従って、この点でも挟持対象を強固に挟み固定して、掴み機能に優れた挟持工具を得ることができる。また、上記作用効果は、閉姿勢において、横リブ歯17等を含む両あご部4・4の前方領域23・23どうしが接触しないようにすれば得られるものであるため、横リブ歯17等の寸法精度に高度な厳密さが求められず、挟持工具の構造を簡素化して低コスト化できる利点もある。つまり、本発明によれば、掴み機能に優れた挟持工具をより安価に提供できる。
加えて、本発明では、閉姿勢において横リブ歯17を含む両あご部4・4の前方領域23・23どうしが、非接触の正対姿勢を取るように構成したので、両アーム1・2を握り込み操作したとき、両切断刃10・10の刃先どうしを確実に先当りさせることができる。以上より、本発明によれば、横リブ歯17に由来する優れた掴み機能と、切断刃10に由来する優れた切断機能を兼ね備えた挟持工具を得ることができる。
連結ボス部6と隣接するあご部4の対向面に一対の切断刃10を設けた挟持工具によれば、切断機能が付加された分だけ挟持工具をさらに多機能化して、挟持工具の使い勝手を向上できる。また、切断刃10が第1アーム1と第2アーム2の握込み限界を規定するストッパー18を兼ねるようにすると、別途ストッパー18を設ける必要がないので、挟持工具の構造を簡素化して低コスト化できる。切断刃10は、例えばキャブタイヤコードや金属線材などを切断する際に使用することができる。
一方の横リブ歯17の歯ピッチPと他方の横リブ歯17の歯ピッチPを、歯ピッチPの半ピッチ分だけ前後にずらすと、第1アーム1と第2アーム2を限界位置まで握込み操作した状態において、一方の横リブ歯17の山部17aの突端と、他方の横リブ歯17の谷部17bの底端を正対させることができる。従って、横挟み歯11でシート体100などの挟持対象を挟持した状態では、挟持対象を一対の横リブ歯17の凹凸形状に沿って弾性変形ないし塑性変形させて、横リブ歯17と挟持対象の接触摩擦を増強した状態で、挟持対象をさらに強固に挟持できる。また、薄く変形しやすい挟持対象であっても、その両表面を一方の横リブ歯17で変形させて、横リブ歯17と挟持対象が相対的に滑るのを阻止した状態で確実に挟持できる。
歯ピッチP1・P2が異なる複数種の横リブ歯17で横挟み歯11を構成すると、横挟み歯11による挟持対象の挟持位置を変更することで、挟持態様を種々に変更することができる。例えば、歯ピッチP2が小さな横リブ歯17で挟持対象を挟持し、あるいは歯ピッチP1が大きな横リブ歯17で挟持対象を挟持し、あるいは歯ピッチP2が小さな横リブ歯17と、歯ピッチP1が大きな横リブ歯17で挟持対象を挟持できる。従って、挟持対象の材質や厚みの違いなどに応じて、横挟み歯11による挟持態様を種々に変更できる。また、歯ピッチP1が大きな横リブ歯17で挟持対象を挟持する場合には、横リブ歯17と挟持対象の接触面積を大きくして、横リブ歯17と挟持対象が相対的に滑るのを確実に防止できる。
横挟み歯11の側面視形状を連続波形に形成した挟持工具によれば、シート体100などの挟持対象を横挟み歯11で挟持した状態において、挟持対象を確りと挟持しながら、緩やかに変形させて、挟持対象が傷付くのを抑止できる。また、挟持対象の変形の度合いが緩やかであるので、例えば横リブ歯17の山部17aが鋭角的に尖らせてある場合に比べて、より小さな力で挟持対象を軽快に挟持できる。
歯丈Hが異なる複数種の横リブ歯17で横挟み歯11を構成すると、横挟み歯11による挟持対象の挟持位置を変更することで、挟持態様を種々に変更することができる。例えば、歯丈Hが小さな横リブ歯17で挟持対象を挟持し、あるいは歯丈Hが大きな横リブ歯17で挟持対象を挟持し、あるいは歯丈Hが小さな横リブ歯17と、歯丈Hが大きな横リブ歯17で挟持対象を挟持できる。従って、挟持対象の材質や厚みの違いなどに応じて、横挟み歯11による挟持態様を種々に変更できる。また、歯丈Hが大きな横リブ歯17で挟持対象を挟持することにより、横リブ歯17と挟持対象の接触面積を大きくして、横リブ歯17と挟持対象が相対的に滑るのを確実に防止できる。
歯台15の左右に横挟み歯11を形成し、左右の横挟み歯11の間に縦挟み歯12を形成すると、形状や構造が異なる挟持対象を、横挟み歯11または縦挟み歯12で好適に挟持し処理できるので、挟持工具を多機能化できる。例えば、横挟み歯11でシート体100などの挟持対象を挟持して折り曲げ、あるいは引ずり出すなどの2次作業を行うことができる。また、ビス頭部を縦挟み歯12で挟持して緩み方向へ回転することにより、ドライバーで緩めることができなくなったビスを確実に除去できる。場合によっては、ドライバーで緩めることができなくなったビスを、横挟み歯11を用いて除去することができる。
縦リブ歯20を歯台15の前端21から後端にわたって凹弧状に形成し、縦リブ歯20の前部を歯台15の前端21に臨ませると、縦リブ歯20でビス頭を挟持するとき、ビス頭の円弧周面のビス締結面に近い側を、縦リブ歯20の前部で挟持できる。従って、ビス頭の円弧周面を縦リブ歯20でさらに確実に挟持して、ドライバーで緩めることができなくなったビスの除去をさらに確実に行うことができる。
本発明の実施例1に係る挟持工具の要部の側面図である。 実施例1に係る挟持工具の斜視図である。 挟持工具のあご部構造を示す側面図である。 あご部を開いた状態の挟持工具の斜視図である。 図3におけるA−A線断面図である。 横挟み歯でシート体を挟持し始めた状態を示す側面図である。 横挟み歯でシート体を挟持し終えた状態を示す側面図である。 実施例1に係る挟持工具の外観6面図である。 横挟み歯の変形例を示す側面図である。 横挟み歯の別の変形例を示す側面図である。 横挟み歯のさらに別の変形例を示す側面図である。 横挟み歯のさらに別の変形例を示す側面図である。 横挟み歯のさらに別の変形例を示す側面図である。 横挟み歯のさらに別の変形例を示す側面図である。 本発明の実施例2に係る挟持工具の要部の斜視図である。 実施例2に係る挟持工具のあご部を開いた状態の斜視図である。 実施例2に係る横挟み歯の側面図である。 実施例2に係る挟持工具の外観6面図である。 実施例3に係る挟持工具の側面図である。 ストッパーの変形例を示す挟持工具の側面図である。 実施例4に係る挟持工具の側面図である。 実施例5に係る挟持工具の側面図である。 実施例6に係る挟持工具の側面図である。 実施例7に係る挟持工具の側面図である。 実施例7に係る挟持工具のあご部の側面図である。 実施例7に係る図25におけるB−B線断面図である。 実施例7に係る挟持工具の外観6面図である。 実施例7の別実施例に係る挟持工具の横挟み歯の形状を示す図である。
(実施例1) 図1ないし図8は、本発明に係る挟持工具をペンチに適用した実施例1を示す。本実施例における前後、左右、上下とは、図2に示す交差矢印と、矢印の近傍の前後・左右・上下の表記に従う。図2においてペンチは、X字状に配置した第1アーム1と第2アーム2を連結軸3で相対回動自在に連結して構成する。各アーム1・2は、前端にあご部4を有し、後端側に湾曲する握り柄5を有し、あご部4の基端に連結ボス部6を設けた鍛造品からなり、あご部4の左右側面、および上下面に研削加工を施して仕上げられている。第1アーム1と第2アーム2は、連結軸3の中心を通る工具中心軸8を対象軸にして略上下対称に形成されている。握り柄5の外面は、エラストマー製のグリップ体7で覆われている。先の連結軸3は、例えば第1アーム1に固定されて、第2アーム2の連結ボス部6で相対回転自在に軸支するが、連結軸3は両アーム1・2のどちらに固定してもよい。図8は、実施例1に係るペンチの外観6面図である。
連結ボス部6に隣接するあご部4の対向面には、キャブタイヤコードや金属線材などを切断するための一対の切断刃10が形成されている(図3参照)。この実施例における切断刃10は、第1アーム1と第2アーム2の握込み限界を規定するストッパー18を兼ねており、握込み限界においては一対の切断刃10の刃先が一直線状に密着する。一対の切断刃10の前側に逃げ凹部14が形成され、この逃げ凹部14より前側に歯台15が設けられ、歯台15の対向面に横挟み歯11と縦挟み歯12が形成されている。また、連結ボス部6に隣接する握り柄5の対向面に後挟み歯13が形成されている。
図4および図5に示すように、横挟み歯11は歯台15の左右に山谷状に連続する状態で形成され、これら横挟み歯11の間の凹部16に縦挟み歯12が山谷状に連続する状態で形成されている。図1に示すように、横挟み歯11は、工具中心軸8と直交し左右方向に延びる複数(5〜6個)の横リブ歯17で構成されている。側方視において、第1アーム1のあご部4に形成した横リブ歯17と、第2アーム2のあご部4に形成した横リブ歯17は、それぞれ同じ大きさの三角形状に形成されて、歯ピッチPが同じに設定されている。本実施例に係るペンチでは、横リブ歯17の山部17aの先端と、谷部17bの底端は丸められており、横リブ歯17の谷部17bの底端から山部17aの先端までの高さが0.6mmであるとき、山部17aの先端の半径値は0.2mmであり、谷部17bの底端の半径値は0.3mmとした。
上記のように、一対のあご部4に形成した横リブ歯17の歯ピッチPは同じであるが、第1アーム1の横リブ歯17と第2アーム2の横リブ歯17の歯ピッチPは、図1に示すように歯ピッチPの半ピッチ分だけずらしてある。これによれば、第1アーム1と第2アーム2を限界位置まで握込み操作した状態、すなわち、ペンチを閉姿勢とした状態において、一方のあご部4の横リブ歯17の山部17aを、他方のあご部4の横リブ歯17の谷部17b内に入り込ませることができる。また、このように、ペンチを閉姿勢とした状態において、一方のあご部4の横リブ歯17の山部17aが、他方のあご部4の横リブ歯17の谷部17b内に入り込むようになっていると、肉厚寸法の小さなシート体100であっても、これを確実に横リブ歯17で挟持して、掴むことができる。横リブ歯17の挟持作用の詳細は改めて後述する。この状態の山部17aの突端と谷部17bの底端は、小さな隙間約0.3mmを間にして正対している。
縦挟み歯12は、前後に長く断面が三角形状の複数(4個)の縦リブ歯20で構成する。図3に示すように、歯台15の前端21は工具中心軸8と直交する平坦面で形成されており、一対の横リブ歯17の間の凹部16に沿って、縦リブ歯20が歯台15の前端21から後端にわたって凹弧状に形成されている。縦リブ歯20を凹弧状に形成することにより、歯台15の前端21と縦リブ歯20の前部が挟む角度θ(図1参照)を鋭角にして、縦リブ歯20の前部でビス頭の円弧周面を確実に挟持できるようにしている。また、4個の縦リブ歯20の前部は、全て歯台15の前端21に臨んでおり、第1アーム1と第2アーム2を限界位置まで握込み操作した状態において、両アーム1・2の各縦リブ歯20の山部は、工具中心軸8を通る水平面と平行になる状態で、小さな隙間を間にして上下に対向している。この状態の4個の縦リブ歯20の凹部16からの高さは、縦リブ歯20の任意の断面位置において常に同じである。歯台15の前端21の左右には、あご部4の前端へ向かって先すぼまり状に傾斜する傾斜逃げ面22が形成されている。なお、縦リブ歯20の山部は、横リブ歯17の谷部17bよりも凹んだ位置に形成されている。
上記のように、縦リブ歯20を凹弧状に形成し、その前部を歯台15の前端21に臨ませるようにすると、あご部4を開いて一対の縦挟み歯12でビス頭を挟持する際に、ビス頭の円弧周面を縦リブ歯20で確実に捕捉し挟持することができる。従って、ビス頭に設けた十字状の操作溝が潰れ、あるいはねじ山が錆付いたビスを取外す際に、縦リブ歯20をビス頭の円弧周面に圧接ないし食込ませて、ビスを緩み方向へ確実に回転操作できる。とくに、ビス頭の円弧周面のビス締結面からの高さが小さいトラスねじや、丸子ねじを除去する場合であっても、歯台15の前端21をビス締結面に密着させることにより、縦リブ歯20の前部をビス頭の円弧周面に食込ませて、小さいトラスねじや、丸子ねじを確実に除去できる。
後挟み歯13は、工具中心軸8と直交する左右に長い複数(4個)の後リブ歯25で構成してあり、第1アーム1と第2アーム2を限界位置まで握込み操作した状態において(閉姿勢において)、両アーム1・2の各後リブ歯25は、工具中心軸8を通る水平面と平行になる状態で、小さな隙間を間にして上下に対向している。
図1および図3に示すように、両あご部4・4の最後端に位置する横リブ歯17よりも前方寄りを前方領域23と規定したとき、両アーム1・2をストッパー18による握り込み限界まで握込み操作した閉姿勢において、両あご部4・4の前方領域23・23どうしは、非接触の正対姿勢を取るように構成されている。より詳しくは、ペンチを閉姿勢としたとき、一方のあご部4の横リブ歯17の山部17aが、他方のあご部4の横リブ歯17の谷部17b内に、小さな隙間を間にして上下に対向する状態で入り込むとともに、これら横挟み歯11、および上述の縦挟み歯12を含む両あご部4・4の前方領域23・23どうしは、互いに非接触の正対姿勢を取るように構成されている。
次に、ペンチの横挟み歯11を使った掴み機能について、図6および図7を参照して説明する。横挟み歯11で、例えば薄肉のシート体100を挟持する場合において、図6に示すように、一対の横挟み歯11でシート体100の端部の上下面を挟持すると、歯台15の後側の横リブ歯17がシート体100に接触して、シート体100が半ピッチずれた位置にある上下の横リブ歯17の山部17aで受止められる。この状態から握り柄5をさらに握込むと、図7に示すように上下の横リブ歯17の山部17aが対応する横リブ歯17の谷部17bへ入り込み、シート体100を連続する山谷状に塑性変形させることができる。以上のように、このペンチによれば、上下一対の横挟み歯11でシート体100を強固に挟持することができるので、良好な掴み機能が発揮される。また、シート体100を強固に挟持した状態のままで、シート体100を引張り操作して、シート体100の全体を装着部分から引きずり出し、あるいは挟持部分を折り曲げるなどの2次作業を的確に行うことができる。ペンチの掴み対象としては、金属製のシート体以外に、プラスチックシート、金属線材、コード、皮革シート、ゴムシート、プラスチック片、布帛などを挙げることができる。
加えて、上述のように、本実施例に係るペンチでは、両アーム1・2をストッパー18による握り込み限界まで握込み操作した閉姿勢において、両あご部4・4の前方領域23・23どうしが、非接触の正対姿勢となるように構成されている。このように、閉姿勢において、両あご部4・4の前方領域23・23どうしが、非接触の正対姿勢となるように構成されていると、前方領域23・23に位置する一部の横リブ歯17・17だけが、掴み操作時の作用点となる不都合を抑えて、より安定的な掴み機能が発揮される。つまり、例えば、閉姿勢において両あご部4・4の前方領域23・23に位置する一部の横リブ歯17・17が接触するような構成を採った場合には、当該接触する横リブ歯17・17だけが掴み操作時の作用点となりやすく、複数のポイント(横リブ歯17の山部17a)で挟持対象を挟持することができず、安定的な掴み機能が発揮されないおそれがある。これに対して、本実施例のように、閉姿勢において、両あご部4・4の前方領域23・23が非接触となるように構成してあると、掴み操作時の作用点に偏りが生じることを効果的に抑えることができるので、複数のポイントで挟持対象を挟持して、より安定的に掴み機能が発揮される。
次に、本実施例に係るペンチの切断機能について、図2および図3を参照して説明する。上記のように、本実施例に係るペンチにおいては、切断刃10・10をストッパー18として、両アーム1・2の握り込み限界が規定されるようになっている。しかも、握り込み限界となる閉姿勢となったときにも横挟み歯11、および縦挟み歯12を含む両あご部4・4の前方領域23・23は非接触となるようになっている。以上のように、本実施例に係るペンチにおいては、前方領域23に横挟み歯11等を設けたにも拘らず、切断刃10・10が先当りして、握り込み限界が規定されるようにしたので、確実に切断刃10・10に由来する切断機能を得ることができる。より詳しくは、本実施例に係るペンチでは、閉姿勢の状態も含めて、両あご部4・4の前方領域23・23どうしは、常に非接触となるようにして、握り込み操作時に常に切断刃10・10が先当りするようにしたので、前方領域23・23に設けられた横挟み歯11、および縦挟み歯12などの存在によって、切断刃10・10に由来する切断機能が阻害されることは無く、確実に切断刃10・10に由来する切断機能を得ることができる。
ペンチの横リブ歯17は、図9から図14に示すように変更して実施することができる。なお、以下の説明においては、実施例1と同じ部材には、同じ符号を付してその説明を省略する。図9においては、横リブ歯17の山部17aの先端を丸められていない出隅で形成し、谷部17bの底端を丸められていない入隅で形成する点が、実施例1と異なる。
図10においては、横リブ歯17の山部17aと、谷部17bの底端の丸みの半径を大きくして、山部17aと谷部17bが波形に連続する点が、実施例1と異なる。このように、横挟み歯11を連続波形に形成すると、シート体100を横挟み歯11で挟持した状態において、シート体100を確りと挟持しながら、緩やかに変形させることができるので、シート体100を傷付けたくない場合に適している。
図11においては、横挟み歯11を歯ピッチP1・P2が大小に異なる2数種の横リブ歯17で構成し、歯ピッチP1が大きな横リブ歯17を歯台15の後側に設ける点が、実施例1と異なる。このように、歯ピッチP1・P2が大小に異なる2数種の横リブ歯17で横挟み歯11を構成すると、歯ピッチP2が小さな横挟み歯11の前半のみでシート体100を挟持する使用形態と、横挟み歯11の全体でシート体100を挟持する使用形態を使い分けることができる。また、歯ピッチP2が大きな横リブ歯17でシート体100を挟持することにより、横リブ歯17とシート体100の接触面積を大きくして、横リブ歯17とシート体100が相対的に滑るのを確実に防止できる。なお、歯ピッチP1・P2が異なる複数種の横リブ歯17の配置形態は、図11に図示した形態である必要はなく、必要に応じて自由に変更できる。
図12においては、横リブ歯17の歯ピッチPはすべて同じであるが、その歯丈Hを歯台15の前部から後部にわたって徐々に小さくして横挟み歯11を構成する点が、実施例1と異なる。このように、歯丈Hの異なる複数種の横リブ歯17で横挟み歯11を構成すると、図11の横挟み歯11と同様に、歯丈Hが大きな横挟み歯11の前半のみでシート体100を挟持する使用形態と、横挟み歯11の全体でシート体100を挟持する使用形態を使い分けることができる。また、歯丈Hが大きな横リブ歯17でシート体100を挟持することにより、横リブ歯17とシート体100の接触面積を大きくして、横リブ歯17とシート体100が相対的に滑るのを確実に防止できる。なお、歯丈Hが異なる複数種の横リブ歯17の配置形態は、図12に図示した形態である必要はなく、必要に応じて自由に変更できる。
図13においては、側面視が等脚台形状の横リブ歯17で横挟み歯11を構成する点が、実施例1と異なる。また図14においては、側面視が四角形状の横リブ歯17で横挟み歯11を構成する点が、実施例1と異なる。横リブ歯17の側面視形状は必要に応じて自由に選定することができ、上記以外の側面視形状であってもよい。
(実施例2) 図15ないし図18は、本発明をペンチに適用した実施例2を示す。この実施例2では、実施例1における縦挟み歯12を省略して、上下に対向するあご部4の対向面の全面にわたって、横挟み歯11の横リブ歯17を形成するようにした。また、実施例1に比べて、切断刃10の前後長さを大きくして、切断刃10の前端に連続して横挟み歯11を形成した。図18は、実施例2に係るペンチの外観6面図である。実施例2に係るペンチにおいても、横リブ歯17は、図9から図14に示すように変更して実施することができる。
(実施例3) 図19はストッパー18の構造を変更したペンチの実施例3を示している。そこでは、連結ボス部6と握り柄5の隣接部の対向面に切断刃10を設け、切断刃10がストッパー18を兼ねるようにした。このように、切断刃10を握り柄5の側に設けると、逃げ凹部14の前後長さが大きくなるので、横挟み歯11でシート体100を挟持するとき、シート体100の端部から充分に離れた位置でも支障なく挟持できる。
図20はストッパー18の構造をさらに変更したペンチの変形例を示している。そこでは、第1アーム1と第2アーム2を限界位置まで握込み操作した状態において、グリップ体7の後端同士が接当して、ストッパー18として機能するようにした。以上のように、ストッパー18は一対のアーム1・2の間や、一対の連結ボス部6の間に設けてあればよく、切断刃10がストッパー18を兼ねる必要はない。
(実施例4) 図21は本発明をコンビネーションプライヤーに適用した実施例4を示す。コンビネーションプライヤーは、ペンチと同様に第1アーム1および第2アーム2を連結軸3でX字状に組んで構成するが、各アーム1・2のあご基部29に眼鏡穴状の2個の連結穴30・31を形成して、連結軸3をどちらの連結穴30・31に係合するかで、あご部4の開き角度を大小に異ならせることができる。また、あご部4の対向面の前部に横挟み歯11を形成し、さらに、横挟み歯11の後に連続して凹弧挟み歯32を形成して、挟持寸法が大きな挟持対象であっても凹弧挟み歯32で確実に挟持できるようにしてある。
凹弧挟み歯32と連結軸3との間のアーム1・2の対向面には、アーム1・2を握り込み限界まで握り込んだ際に、先当りして握り込み限界を規制するストッパー18・18が形成されている。そして、一方の連結穴30に連結軸3を係合した状態において、ストッパー18・18が先当りする握り込み限界まで握り込み操作した閉姿勢において、両あご部4・4の前方領域23・23どうしは、非接触の正対姿勢となるように構成されている。
(実施例5) 図22は本発明をペンチに適用した実施例5を示す。そこでは、第1アーム1と第2アーム2のあご部4を非対称形状に形成して、切断刃10の切断中心および横挟み歯11の挟持中心80が、工具中心軸8の上側(または下側)に位置ずれし、先の挟持中心80と工具中心軸8が平行になるようにした。それ以外の点は、先の実施例1と同様であるので、同一の部材には同一の符号を付して、説明を省略する。
(実施例6) 図23は本発明をペンチに適用した実施例6を示す。そこでは、実施例5と同様に、第1アーム1と第2アーム2のあご部4を非対称形状に形成するが、切断刃10の切断中心および横挟み歯11の挟持中心80を工具中心軸8に対して、角度αだけ傾斜させ、さらに、切断刃10の切断中心および横挟み歯11の挟持中心80が連結軸3の中心を通るようにした。それ以外の点は、先の実施例1と同様であるので、同一の部材には同一の符号を付して、説明を省略する。実施例5および実施例6から理解できるように、切断刃10の切断中心および横挟み歯11の挟持中心80は、工具中心軸8上に設ける必要はない。
(実施例7) 図24〜図27は本発明をラジオペンチに適用した実施例7を示す。そこでは、実施例1と同様に第1アーム1と第2アーム2を上下対称に形成し、くさび状に形成したあご部4の対向面の先端から半分を超える領域に横挟み歯11を形成した。図27は、実施例7に係るラジオペンチの外観6面図である。なお、横挟み歯11の形成領域は適宜変更することができる。
実施例7においては、あご部4の左右幅が小さいため、一対の横リブ歯17の噛合い長さを大きくすることができない。そこで、図28に示すように、横リブ歯17を工具中心軸8に対して斜めに交差させることにより、一対の横リブ歯17の噛合い長さを大きくすることができる。なお、実施例3から実施例7における挟持工具の横リブ歯17は、図9から図14に示すように変更して実施することができる。
第1アーム1の横リブ歯17と第2アーム2の横リブ歯17の前後方向のピッチのずれ量は、歯ピッチPの半ピッチである必要はなく、歯ピッチPの範囲内で任意量に設定することができる。要は、第1アーム1と第2アーム2を限界位置まで握込んだ状態において、一方の横リブ歯17の山部17aが他方の横リブ歯17の谷部17bに入込む構造であればよい。第1アーム1と第2アーム2を限界位置まで握込んだ状態において、上下の歯台15の前端21は、前突湾曲状に形成してあってもよい。
図5においては、左右の横リブ歯17を前後平行に形成したがその必要はなく、左右の横リブ歯17を工具中心軸8に対して逆向きに傾斜させて、左右の横リブ歯17をハ字状あるいは逆ハ字状に形成することができる。また、あご部4の対向面の左右いずれか一方に限って横挟み歯11を形成し、残る対向面に縦挟み歯12を形成することができる。
1 第1アーム
2 第2アーム
3 連結軸
4 あご部
6 連結ボス部
8 工具中心軸
10 切断刃
11 横挟み歯
12 縦挟み歯
15 歯台
17 横リブ歯
18 ストッパー
20 縦リブ歯
23 前方領域
P 歯ピッチ

Claims (8)

  1. 前端側にあご部(4)を有し、後端側に握り柄(5)を有する一対のアーム(1・2)と、両アーム(1・2)をX字状に連結するための連結ボス部(6)と連結軸(3)とを含み、両アーム(1・2)の各あご部(4)の対向面の前部に横挟み歯(11)が形成されている挟持工具であって、
    両アーム(1・2)の間には、握り柄(5)を握り込み操作した際に両アーム(1・2)のあご部(4)の握り込み限界を規制するためのストッパー(18)が設けられており、
    横挟み歯(11)は、前後方向に走る工具中心軸(8)と交差する向きに延びる、山谷状に連続する複数の横リブ歯(17)で構成されており、
    両あご部(4)の最後端に位置する横リブ歯(17)よりも前方寄りを前方領域(23)と規定したとき、ストッパー(18)は前方領域(23)を除く部分に設けられており、
    一方のあご部(4)に設けた横リブ歯(17)と、他方のあご部(4)に設けた横リブ歯(17)とは前後に位置ずれした状態で配置されており、
    両アーム(1・2)をストッパー(18)による握り込み限界まで握込み操作した閉姿勢において、一方のあご部(4)の横リブ歯(17)の山部(17a)が、他方のあご部(4)の横リブ歯(17)の谷部(17b)内に入り込むと共に、横リブ歯(17)を含む両あご部(4・4)の前方領域(23・23)どうしが、非接触の正対姿勢を取るように構成されていることを特徴とする挟持工具。
  2. 連結ボス部(6)と隣接するあご部(4)の対向面に一対の切断刃(10・10)が設けられており、
    これら切断刃(10・10)の刃面どうしが接触することで、ストッパー(18)としての機能を果たすようになっている、請求項1記載の挟持工具。
  3. 両あご部(4)に設けられた横挟み歯(11)が、同形、同大に形成されて、歯ピッチ(P)が同じに設定された横リブ歯(17)で構成されており、
    一方のあご部(4)に設けた横リブ歯(17)の歯ピッチ(P)と、他方のあご部(4)に設けた横リブ歯(17)の歯ピッチ(P)が、歯ピッチ(P)の半ピッチ分だけ前後にずらして設けられており、
    閉姿勢において、一方のあご部(4)に設けた横リブ歯(17)の山部(17a)の突端と、他方のあご部(4)に設けた横リブ歯(17)の谷部(17b)の底端が、上下方向において、非接触状態で正対するように構成されている請求項1又は2記載の挟持工具。
  4. 各あご部(4・4)の横挟み歯(11)が、工具中心軸(8)に沿って配置した、歯ピッチ(P1・P2)が異なる複数種の横リブ歯(17)で構成されている、請求項1又は2記載の挟持工具。
  5. 横リブ歯(17)の山部(17a)の突端および谷部(17b)の底端のそれぞれが丸められて、各アーム(1・2)の横挟み歯(11)の側面視形状が連続波形に形成してある請求項3記載の挟持工具。
  6. 各アーム(1・2)の横挟み歯(11)が、歯丈(H)の異なる複数種の横リブ歯(17)で構成してある請求項2から5のいずれかひとつに記載の挟持工具。
  7. 一対のあご部(4)の対向面の前部に歯台(15)が膨出形成されており、
    前記歯台(15)の左右に横挟み歯(11)が形成され、左右の横挟み歯(11)の間に縦挟み歯(12)が形成されており、
    横挟み歯(11)が工具中心軸(8)と直交する複数の横リブ歯(17)で構成されており、
    縦挟み歯(12)が前後に長い複数の縦リブ歯(20)で構成してある請求項1から6のいずれかひとつに記載の挟持工具。
  8. 歯台(15)の前端(21)が工具中心軸(8)と直交する平坦面で形成されており、
    縦リブ歯(20)が歯台(15)の前端(21)から後端にわたって凹弧状に形成されて、縦リブ歯(20)の前部が歯台(15)の前端(21)に臨ませてある請求項7記載の挟持工具。
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