JP5722688B2 - 人体検知センサ及び自動水栓 - Google Patents
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Description
前記発光部による発光動作、及び前記撮像部による受光動作を制御する撮像制御手段と、
前記受光動作に応じて前記撮像素子の各画素の受光量を読み出す読出手段と、
前記反射光を受光した前記撮像素子の特定の画素の受光量の時間的な変化量が所定の閾値以上であるか否かを判定する第1の判定手段と、
該第1の判定手段が肯定的に判定したときに、前記撮像素子における各画素の配列領域である受光エリア内の前記反射光の入射位置を特定し、該入射位置に応じて被検知対象の有無を判定する第2の判定手段と、
該第2の判定手段が被検知対象が有ると判定したときに検知信号を出力する検知出力手段と、を備えた人体検知センサにある。
前記第1の態様の人体検知センサと、
該人体検知センサの検知信号に応じて、前記水栓の吐止水の切替、あるいは吐水量の調整を実行する給水制御手段と、を備え、
前記人体検知センサが備える撮像部の撮像範囲には、前記鉢の内周面が含まれている自動水栓にある。
一方、前記撮像範囲に手の平や手の甲などの被検知対象が存在している状態であれば、鏡面反射光などの外乱光が遮られて前記撮像素子に入射する可能性が低くなる。このような状況であれば、前記第2の判定手段による判定精度が高く確保され、前記人体検知センサによる高精度な検知が実現され得る。
また、前記自動水栓における吐水量の調整としては、吐水開始や、吐水停止や、吐水量の増減等の調整がある。
周囲光に加えて前記発光部による投射光有りの受光量から、周囲光のみの受光量を差し引けば、周囲光の影響を抑圧でき投射光に応じた反射光の成分を精度良く抽出できる。このように投射光に応じた反射光の成分が精度良く抽出された前記差分の受光量に基づけば、前記入射位置を高精度に特定でき検知精度を向上できる。
この場合には、前記撮像部による受光動作の実行回数等を低減でき、効果的に消費電力を低減できる。
前記所定方向のいずれか一方の端に位置する画素を起点とし、他方の端に向けて各画素の受光量を順番に積算した積算受光量が、前記総受光量の半分に達したときの画素の位置を前記入射位置として特定することが好ましい。
(実施例)
本例は、洗面台15の水栓(自動水栓)16に人体検知センサ1を適用した例である。この内容について、図1〜図10を参照して説明する。
本例の洗面台15は、図1のごとく、凹状に窪むボウル部151を設けたカウンタ155と、吐水口168を有する水栓16と、を備えている。水栓16は、カウンタ155の上面をなすカウンタトップ156に立設されている。ボウル部151は、その最深部に排水口152を備えている。
撮像制御手段311は、動作期間と非動作期間が交互に現れる間欠動作が行われるようにラインセンサ261を制御する。撮像制御手段311は、前回の動作期間が終了してから所定のインターバル時間(本例では、0.3〜0.5秒程度。)が経過するまでラインセンサ261への電源供給を停止して非動作期間を設定し、インターバル時間が経過したときに電源供給を再開して動作期間を設定する。
さらに、本例の人体検知センサ1では、簡易判定処理と詳細判定処理との間で発光時データL(x)が共用されている。これにより、ラインセンサ261の受光動作の実行回数がさらに低減されている。
なお、ラインセンサ261の各画素260に感度のばらつきがある場合には、各画素260の画素値を補正してから検知処理を実行することも良い。
本例では、簡易的な計算により重心位置を算出したが、計算処理能力に余裕があれば数学的に厳密に重心位置を算出しても良い。
また、本例の人体検知センサ1は、給水制御部33を含んでいるが、給水制御部33を別体で構成することもできる。
Claims (5)
- 1次元あるいは2次元的に画素が配列された撮像素子を含む撮像部と、該撮像部に対して所定方向にオフセットして配設された発光部を備え、発光部が投射した光に応じて生じた反射光を撮像部で受光して被検知対象を検知する人体検知センサであって、
前記発光部による発光動作、及び前記撮像部による受光動作を制御する撮像制御手段と、
前記受光動作に応じて前記撮像素子の各画素の受光量を読み出す読出手段と、
前記反射光を受光した前記撮像素子の特定の画素の受光量の時間的な変化量が所定の閾値以上であるか否かを判定する第1の判定手段と、
該第1の判定手段が肯定的に判定したときに、前記撮像素子における各画素の配列領域である受光エリア内の前記反射光の入射位置を特定し、該入射位置に応じて被検知対象の有無を判定する第2の判定手段と、
該第2の判定手段が被検知対象が有ると判定したときに検知信号を出力する検知出力手段と、を備えた人体検知センサ。 - 請求項1において、前記第2の判定手段は、前記発光部が光を投射したときの受光量と、前記発光部による光の投射が無いときの受光量と、の差分の受光量を画素毎に求め、各画素の差分の受光量について前記入射位置を特定する人体検知センサ。
- 請求項2において、前記第2の判定手段は、前記発光部が光を投射したときの前記撮像素子の各画素の受光量として、前記第1の判定手段による判定のために実行された前記受光動作に応じて読み出された各画素の受光量を利用する人体検知センサ。
- 請求項1〜3のいずれか1項において、前記第2の判定手段は、前記撮像素子において前記所定方向に配列された各画素の受光量の総和である総受光量を算出すると共に、
前記所定方向のいずれか一方の端に位置する画素を起点とし、他方の端に向けて各画素の受光量を順番に積算した積算受光量が、前記総受光量の半分に達したときの画素の位置を前記入射位置として特定する人体検知センサ。 - 底部に排水口を設けた鉢の内部に吐水する水栓と、
請求項1〜4のいずれか1項に記載された人体検知センサと、
該人体検知センサの検知信号に応じて、前記水栓の吐止水の切替、あるいは吐水量の調整を実行する給水制御手段と、を備え、
前記人体検知センサが備える撮像部の撮像範囲には、前記鉢の内周面が含まれている自動水栓。
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