JP5718278B2 - 昇降式駐車装置 - Google Patents
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Description
さらに、昇降式駐車装置は、駆動モータを前柱の上方に設置したことによって、駆動モータ等の昇降駆動機構をフレーム構造体に設ける際に、作業スペースを十分に取ることができるフレーム構造体の前側(車両出入口側)からクレーン等で昇降駆動機構の部品等を吊り上げてフレーム構造体に取り付けることになる。このため、昇降駆動機構をフレーム構造体に取り付ける取付作業が行い易く、取付作業の作業性を向上させることができる。
また、パレットに昇降用部材として接続されると共に、利用者が出入りする車両出入口側の前柱の横断面空間に沿って配置される部材は、ワイヤロープから成ることにより、油やグリス等を塗付することが不要なため、利用者の衣服や車両が油やグリスによって汚れるのを解消することができる。
また、かかる構成によれば、パレットを昇降させる昇降用無端チェーンは、利用者が往来する場所の上方に配置される前後梁が、縦断面視して略C字形状あるいは略凹溝形状の縦断面空間内に配置されていることによって、たとえ、昇降用無端チェーンに塗付した油や、グリスや、油分を含んだ雨水等の液体が垂れ落ちたとしても、前後梁の縦断面空間の内底に落下するため、利用者の衣服等に油等が付着して汚すのを解消することができる。
また、かかる構成によれば、左右の前後梁内に配置された駆動スプロケット、ガイドスプロケット及び後端部昇降用ガイド部材と、それらに巻き掛けられた昇降用無端チェーン及び懸吊部材は、油等の潤滑剤が塗付されて、その油や油を含んだ雨水等が落下したとしても、前後梁の内底に落下した後、内底を後側開口端に向かって流れるので、利用者や車両が出入りしたり、往来したりする場所から離れた位置に油等を送った廃棄させることができる。このため、利用者や車両が油によって汚れるという問題点を解消することができる。
図1に示すように、昇降式駐車装置1は、車両を載置するパレット5を、複数段の駐車階N、かつ、適宜な複数の駐車列Mにそれぞれ配置(駐車)することが可能な鉄骨製のフレーム構造体(設備)から成る。昇降式駐車装置1は、地表面Aに立設される前後左右の支柱2と、各支柱2間に架設される梁3と、各支柱2(前柱21)の上端と各梁3の前端部との間にそれぞれ介在される支持フレーム31c,31d(図4参照)と、上下方向へ移動可能なパレット5と、パレット5を昇降させる昇降装置6と、パレット5を駐車階に沿って水平方向に横行自在に支持する横行支持機構(図示省略)と、上昇させたパレット5の落下を防止するパレット落下防止装置8と、を主に備えている。
以下、本発明の一例として、地上2段昇降横行式駐車装置を例に挙げて説明する。
図1、図3及び図4に示すように、支柱2は、昇降式駐車装置1おいて、上下方向に延設されるフレーム部材を形成する金属製柱であり、横断面視して略C字形状あるいは略凹溝形状の横断面空間21a,22aを有するH形鋼あるいは溝形鋼から成る。支柱2は、パレット5の左右前方にそれぞれ立設される前柱21と、パレット5の左右後方にそれぞれ立設される後柱22と、から構成されている。支柱2は、各パレット5が配置される各駐車スペースに対して、前後左右の四隅にそれぞれ立設されている。
横断面空間21a内には、ワイヤロープ62が上下動自在に垂下されている。
フランジ部21bは、ワイヤロープ62が挿通されるワイヤロープ挿入孔(図示省略)が形成されると共に、支持フレーム31cの下端部がボルト締めされている。
図4に示すように、横断面空間22a(図5参照)内には、チェーンあるいはワイヤロープ等から成る懸吊部材63が上下動自在に垂下されている。以下、懸吊部材63は、吊りチェーンを使用した場合を例に挙げて説明する。
図2に示すように、フランジ部22bは、懸吊部材63が挿通されるチェーン挿入孔(図示省略)が形成されると共に、前後梁31,32(図2参照)を介在して後横梁34がボルト締めされている。
梁3は、複数の駐車列Mを有する昇降式駐車装置1全体において、左右外側端部の前柱21の上端部と左右外側端部の後柱22の上端部との間に亘って前後方向に向けて架設される前後梁31と、昇降式駐車装置1の中央側の前柱21の上端部と中央側の後柱22の上端部との間に亘って前後方向に向けて架設される前後梁32と、各前後梁31,32の前端部上面に亘って横方向に向けて架設された前横梁33と、各前後梁31,32の後端部上面に亘って横方向に向けて架設された後横梁34と、各前柱21の下端部と各後柱22の下端部との間に前後方向に向けてそれぞれ架設される地表前後梁(図示省略)と、各前柱21の下端部間及び各後柱22の下端部間にそれぞれ架設される地表横梁としてのレール(図示省略)と、を有して成る。
図3に示すように、複数の駐車列Mを有する昇降式駐車装置1全体において、左右外側に配置される前後梁31(以下、「外側の前後梁」という)は、平面視して2階の各駐車スペースの左右端部に、昇降式駐車装置1の中央側(左側)に配置される前後梁32(以下、「中央側の前後梁」という)に対して、前後方向に向けて平行に配置された左右一対のフレーム部材から成る。外側の前後梁31には、リップ溝形鋼から成る前後梁本体31bと、前後梁本体31bの前端部を保持する支持フレーム31cと、前後梁本体31bの後端部に設けられ、後端部昇降用ガイド部材66(図4参照)を支持する支持フレーム31d(図4参照)と、支持フレーム31cの下側に接合されたフランジ部31eと、前後梁本体31bの前端部上側に接合されたフランジ部31fと、前後梁本体31bの後端部下側に接合されたフランジ部31g(図4参照)と、前後梁本体31bの後端部上側に接合されたフランジ部31h(図4参照)と、後記する従動スプロケット64bと、駆動チェーン64cと、駆動軸64dと、駆動スプロケット64eと、減速機構64fと、駆動側軸受64gと、駆動側シープ支軸64hと、が設けられている。
下側のフランジ部31eは、支持フレーム31cの下端部と前柱21の上端部のフランジ部21bとをボルト締めして連結するための金属製厚板材である。フランジ部31e及びフランジ部21bには、ワイヤロープ62が進退自在に挿入されるロープ挿通孔21cが対向配置されている。フランジ部31eは、例えば、二組の支持フレーム31cを立設可能な広さに形成されている。
上側のフランジ部31fは、前後梁本体31bの前端部上面と、前横梁33の下面とをボルト締めして連結するための厚板状部材である。
上側のフランジ部31hは、前後梁本体31bの後端部上面と、後横梁34の下面とをボルト締めして連結するための厚板状部材である。
軸孔31jは、前後梁本体31bの前端部側壁に形成され、駆動スプロケット64eを外嵌した駆動軸64d、図4に示す後端部昇降用ガイド部材66の軸部がそれぞれ軸支される。
軸受保持部31kは、三枚の板部材から成る支持フレーム31cのうちの右側端部に配置された支持フレーム31cの上側に、真上方向に向けて延設された部位であって、駆動側軸受64gの右側側面を保持する板材である。
図7に示すように、中央側(左側)の前後梁32は、前記した外側(右側)の前後梁31を2本横方向に隣設した状態に配置される梁部材であり、側面視して図5に示す前後梁31と略同一構造をしているので、側面部の構造については適宜省略する。
図3に示すように、中央側の前後梁32には、溝を下側にして配置された溝形鋼から成る上側フレーム半体32bと、溝を上側にして配置された溝形鋼から成る下側フレーム半体32cと、下側フレーム半体32cの前端部下側部位を保持する左右一対ニ組の支持フレーム32dと、支持フレーム32dの下側に接合されたフランジ部32eと、上側フレーム半体32bの前端部上側に接合されたフランジ部32fと、下側フレーム半体32cの後端部下側に接合されたフランジ部32g(図4参照)と、被駆動側軸受64i及び第2駐車列M2の駆動側軸受64gBを保持する軸受板部材32iと、上側フレーム半体32bの後端部上側に接合されたフランジ部32h(図4参照)と、後端部昇降用ガイド部材66A,66Bをそれぞれ軸支する左右一対の軸支片32jと、が設けられている。
図3に示すように、前後梁32の前端部の縦断面空間32a内は、上側フレーム半体32bの天井面から僅かな間隔を介して垂下した左右一対の軸受板部材32iによって二分されるように区画されている。前後梁32の前端部の縦断面空間32a内には、第1駐車列M1側の被駆動側軸受64iと、第2駐車列M2側の駆動側軸受64gBと、第1駐車列M1側のパレット5昇降用の昇降用無端チェーン67Aと、第2駐車列M2側のパレット5昇降用の昇降用無端チェーン67Bと、第1駐車列M1側の被駆動側軸受64iと、第2駐車列M2側の駆動側軸受64gBと、第1駐車列M1側の前端部昇降用シープ65Aと、第2駐車列M2側の前端部昇降用シープ65Bと、第1駐車列M1側のワイヤロープ62Aと、第2駐車列M2側のワイヤロープ62Bと、が軸受板部材32iを中心として左右対称に配置されている。
図3〜図5及び図7に示すように、上側フレーム半体32bの前端部、後端部及び中央部寄りの位置には、天井面に軸受板部材32iあるいは軸支片32jが設置され、左右の開口部に支持フレーム32dが設置されて、その軸支片32jと支持フレーム32dとに駆動スプロケット64e、後端部昇降用ガイド部材66A,66B、及び、ガイドスプロケット71が軸支されている。
前後梁32の前端部上側のフランジ部32fは、前後梁32と前横梁33とをボルト締結するための矩形の金属製厚板材から成り、外側のフランジ部31fよりも約二倍の広さに形成されている。
前後梁32の後端部上側のフランジ部32hは、前後梁32と後横梁34とをボルト締結するための矩形の金属製厚板材から成り、上側フレーム半体32bの後端部上面に接合されている。
図2及び図3に示すように、前横梁33は、各前後梁31,32の前端部から左右方向に延設されたフレーム部材であり、車出入口側の各前柱21間の上部に架設されている。各駐車列Mの前横梁33には、不図示のシャッタ装置のシャッタフレームと、昇降装置6の駆動モータ64とがそれぞれ設けられている。
図4に示すように、後横梁34は、各前後梁31,32の後端部から左右方向に延設されたフレーム部材であり、各後柱22間の上部に架設されている。各駐車列Mの後横梁34には、それぞれ制御盤11が載設されている。
不図示の横行支持機構は、図1に示す地表面Aに沿って1階の駐車列Mを横動する地表パレット52と、地表パレット52に設けられた車輪52aと、この車輪52aを回転させる不図示のモータと、から構成されている。
図1に示すように、昇降装置6は、上段パレット51(パレット5)を地表面Aから上方へ昇降させる装置であり、第1駐車列M1及び第2駐車列M2に配置されている。昇降装置6は、上段パレット51と、上段パレット51の左右前側に連結されたワイヤロープ62と、上段パレット51の左右後側に連結された懸吊部材63(後側吊りチェーン)と、駆動モータ64によって駆動され、ワイヤロープ62及び懸吊部材63を引き上げたり、引き戻したりする昇降駆動機構61と、を備えている。
図3に示すように、昇降装置6は、端部側(右側)の前後梁31に第1駐車列M1用の1つの昇降用無端チェーン67、ワイヤロープ62及び懸吊部材63(図4参照)を配置し、中央側(左側)の前後梁32に第1駐車列M1及び隣設する第2駐車列M2の2つの昇降用無端チェーン67A,67B、ワイヤロープ62A,62B及び懸吊部材63A,63B(図4参照)を配置して成る。
図3に示すように、昇降駆動機構61は、それぞれ後記する駆動モータ64と、原動スプロケット64aと、従動スプロケット64bと、駆動チェーン64cと、駆動軸64dと、駆動スプロケット64eと、減速機構64fと、駆動側軸受64gと、駆動側シープ支軸64hと、前端部昇降用シープ65,65Aと、ワイヤロープ62,62Aと、被駆動側軸受64iと、被駆動スプロケット64jと、昇降用無端チェーン67と、チェーン張力調整機構7と、後端部昇降用ガイド部材66と、懸吊部材63とを備えて成る。
図1及び図2に示すように、パレット5は、地表面Aから2階までの間を上下動する上段パレット51と、1階の駐車階を地表面Aに沿って左右方向へ移動可能な地表パレット52との2種類のものを備えて構成されている。
図2に示すように、上段パレット51は、各駐車列Mの2階部位に設置された昇降装置6によって上下方向へ移動可能に配置される矩形の搬送部材であり、昇降式駐車装置1全体において、第1駐車列M1に1台、第2駐車列M2に1台の合計2台が配置されている。図5に示すように、上段パレット51には、左右の前端部にワイヤロープ62の前端が連結されるワイヤロープ連結部51aと、左右の後端部に懸吊部材63の一端が連結される後側チェーン連結部51bと、が設けられている。
ワイヤロープ62は、下端(前端)が、上段パレット51の左右前端部のワイヤロープ連結部51aに連結され、上端(後端)が、ワイヤロープ連結部材67dに連結ピン67eによって連結され、中間部位が、前端部昇降用シープ65に巻き掛けられた有端のワイヤ製ロープから成る。ワイヤロープ62は、下端側が、前柱21の横断面空間21aに沿って配置されて前記ワイヤロープ連結部51aに連結され、中間側が、前柱21のフランジ部21b及び前後梁31のフランジ部31eに形成されたロープ挿通孔21cに進退自在に挿入され、後端側が、前後梁31の縦断面空間31a内に配置されている。つまり、ワイヤロープ62の下端側は、前柱21の横断面空間21aの近傍または横断面空間21a内に垂下した状態に沿って配置されている。
ここで、「横断面空間21aの近傍」とは、平面視して前柱21のフランジ部21b、あるいは、前後梁31のフランジ部31eの範囲内をいう。
図5に示すように、懸吊部材63(後側吊りチェーン)は、下端(後端)が、上段パレット51の左右後端部の後側チェーン連結部51bに連結され、中間部位が、後端部昇降用ガイド部材66(スプロケット)に捲き掛けられ、上端(前端)が、チェーン連結部材67fに連結された有端のチェーンから成る。懸吊部材63は、下端側が、後柱22の横断面空間22aの近傍、または、横断面空間22a内に沿って配置され、中間側が、後柱22のフランジ部22b及び前後梁31のフランジ部31gに形成されたチェーン挿通孔22cに進退自在に挿入され、後端側が、前後梁31の縦断面空間31a内に配置されている。なお、この懸吊部材63は、ワイヤロープであっても構わない。
原動スプロケット64aは、駆動モータ64の回転軸に取り付けられたスプロケットである。
減速機構64fは、原動スプロケット64aの回転を減速させて駆動軸64dに伝達させるため装置であり、原動スプロケット64aと、駆動チェーン64cと、従動スプロケット64bと、駆動スプロケット64eと、駆動軸64dと、から構成されている。
駆動チェーン64cは、一方側が、原動スプロケット64aに巻き掛けられ、他方側が、従動スプロケット64bに巻き掛けられた無端チェーンである。
駆動軸64dは、前記した従動スプロケット64bと、駆動スプロケット64eと、被駆動スプロケット64jとが軸止されると共に、基端部側が、前後梁31の軸支片32j及び駆動側軸受64gに軸支され、先端側が、被駆動側軸受64iによって軸支されている。駆動軸64dは、従動スプロケット64b、駆動スプロケット64e、及び、被駆動スプロケット64jと一体に同回転するように設けられている。
駆動側シープ支軸64hは、前端部昇降用シープ65に固定された軸棒であり、三枚から成る支持フレーム31cの軸孔(図示省略)に軸支されている。
図5に示すように、昇降用無端チェーン67は、駆動モータ64によって回転駆動される駆動スプロケット64eに巻き掛けられて、駆動スプロケット64eが回転することで回動する環状のチェーンである。昇降用無端チェーン67は、回動することによって、上段パレット51の前端部に連結されたワイヤロープ62と、上段パレット51の後端部に連結された懸吊部材63と、を引き上げたり、引き戻したりするためのチェーンであり、前後梁31,32の縦断面空間31a,32a内に回動自在に配置されている(図6及び図7参照)。
この昇降用無端チェーン67は、前端側に配置され駆動スプロケット64eに巻き掛けられた前側チェーン67bと、後端側に配置されガイドスプロケット71に巻き掛けられた後側チェーン67cと、前側チェーン67bの後側下端と後側チェーン67cの前側下端とワイヤロープ62の上部後端とを連結するワイヤロープ連結部材67dと、前側チェーン67bの上端と後側チェーン67cの上端と懸吊部材63の前端とを連結するチェーン連結部材67fと、ガイドスプロケット71の位置を調整するチェーン張力調整機構7と、を備えて成る。
後側チェーン67cは、昇降用無端チェーン67において、ワイヤロープ連結部材67d及びチェーン連結部材67fの後端側に配置されて、略逆C字状に張設されたチェーン半体である。後側チェーン67cは、前側上端がチェーン連結部材67fに連結され、前側下端がワイヤロープ連結部材67dに連結され、中央部がガイドスプロケット71、前側チェーン67bに対して対向して略C字状に張設されている。
図5に示すように、チェーン張力調整機構7は、長円形状に張設された昇降用無端チェーン67の後端部に巻き掛けられたガイドスプロケット71の位置を調整することによって昇降用無端チェーン67の張力を調整する装置である。チェーン張力調整機構7は、前後方向に移動可能に前後梁31,32に配置されたガイドスプロケット71と、ガイドスプロケット71を支持する支持プレート72と、支持プレート72を移動可能に支持するガイドプレート73と、ガイドプレート73を前後方向に移動させて位置調整可能な位置調整ボルトナット74と、位置調整ボルトナット74を保持する保持プレート75と、を備えている。
軸棒72aは、ガイドスプロケット71を回転自在に軸支する軸部材であり、左右端部が、平面視してコ字形状のガイドプレート73のガイド孔73aを介してその両側に配置された支持プレート72の軸孔(図示省略)に軸止されて架設されている。
ボルトナット設置部73bは、調整ボルト74aが挿入されると共に、調整ボルト74aに螺合された一対の移動用ナット74cによって挟持されて、位置調整ボルトナット74に連結された連結部位である。ボルトナット設置部73bは、平面視してコ字状のガイドプレート73の中央部位に形成され、調整ボルト74aが挿入される貫通孔(図示省略)が形成されている。
保持プレート75は、前後梁31,32の縦断面空間31a,32a内に節目状に配置されると共に、縦断面空間31a,32aの内壁に固定された金属製板部材である。
次に、本発明の実施形態に係る昇降式駐車装置1の作用を説明する。
図1に示すように、例えば、2階の第1駐車列M1に車両を駐車させる場合、利用者が、不図示の操作盤を操作すると、制御盤11内の制御装置(図示省略)は、地表パレット52が1階の第1駐車列M1があるとき、横行支持機構(図示省略)を駆動させて地表パレット52を隣の1階の第2駐車列M2に横行させる。このように、1階の第1駐車列M1にあったパレット5が上段パレット51以外のときは、1階の第1駐車列M1から地表パレット52を移動させてから昇降装置6で上段パレット51を昇降させる。
懸吊部材63は、チェーン連結部材67fが後方向(矢印e方向)に移動することによって、前端(上端)が、後方向(矢印h方向)に引き戻されるので、上段パレット51を1階まで下降(矢印i方向に移動)させる。
また、上段パレット51を2階へ上昇させる場合は、前記駆動モータ64、スプロケット、チェーン、ワイヤロープ62、懸吊部材63等が、前記した動作とは逆の方向(矢印a〜i方向の逆方向)に駆動して、上段パレット51が上昇する。上段パレット51が2階の所定位置まで上昇すると、パレット落下防止装置8が駆動して、係止部81が上段パレット51の落下を防止する位置状態に駆動される。
このようにして、昇降式駐車装置1は、1階及び2階の各駐車階Nに車両を昇降させて駐車させることができる。
前柱21に配置されるワイヤロープ62の下端側(後端側)は、潤滑剤としての油等が不要で塗付されていないため、利用者の衣服や車両のドア等を汚すことがない。
後柱22に配置される懸吊部材63は、たとえ、潤滑剤としての油等が塗付されていたとしても、横断面空間22aの近傍、あるいは、横断面空間22a内に配置されているので、利用者や車両が接触することがない。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
2 支柱
3 梁
5 パレット
6 昇降装置
7 チェーン張力調整機構
21 前柱
21a 横断面空間
22 後柱
31,32 前後梁
31a,32a 縦断面空間
62,62A,62B ワイヤロープ
63,63A,63B 懸吊部材
64 駆動モータ
64a 原動スプロケット
64b 従動スプロケット
64c 駆動チェーン
64d 駆動軸
64e 駆動スプロケット
64f 減速機構
65,65A,65B 前端部昇降用シープ
66,66A,66B 後端部昇降用ガイド部材
67,67A,67B 昇降用無端チェーン
71 ガイドスプロケット
M1 第1駐車列(駐車列)
M2 第2駐車列(駐車列)
Claims (1)
- 車両を載置するパレットと、
前記パレットを昇降させる昇降装置と、
前記パレットの左右前側にそれぞれ立設される前柱と、
前記パレットの左右後側にそれぞれ立設される後柱と、
前記左右の前柱の上部から前記左右の後柱の上部にそれぞれ架設され、縦断面視して略C字形状あるいは略凹溝形状の縦断面空間を有するフレーム部材からそれぞれ成る前後梁と、を備えた昇降式駐車装置であって、
前記昇降装置は、前記パレットの前側の左右端側にそれぞれ連結されたワイヤロープと、
前記パレットの後側の左右端側にそれぞれ連結され、チェーンあるいはワイヤロープから成る懸吊部材と、
前記ワイヤロープが前端部昇降用シープを介して接続されると共に、前記懸吊部材が後端部昇降用ガイド部材を介して接続され、前記左右の前後梁の前記縦断面空間内にそれぞれ配置される昇降用無端チェーンと、
前記昇降用無端チェーンが巻き掛けられた駆動スプロケットと、
前記前柱の上方に設置され、前記駆動スプロケットを減速機構を介在して回転させる駆動モータと、を備え、
前記左右の前後梁は、前側から後側に向かって後下がりに傾斜して配置されて、前記縦断面空間内の前記昇降用無端チェーンに塗付された落下した油類を含んだ雨等の液体が、前記縦断面空間の内底を前記後柱側に向かって流動する流路が形成され、
前記流路は、前記液体が前記前後梁の内底を後端側に流動して後端開口部から前記後柱の後側側面に流れるように形成されていることを特徴とする昇降式駐車装置。
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