JP5713813B2 - 加熱炉の灰付着抑制方法及び灰付着抑制装置 - Google Patents
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Description
ここで、固体燃料の石炭性状として、固体燃料の水分含有量、発熱量、灰分含有量、灰成分の組成等を測定する。尚、固体燃料とは、石炭、汚泥炭化物、バイオマス燃料等を含むものである。
また、金属系化合物もしくは金属含有化合物の添加剤性状として、金属系化合物もしくは金属含有化合物の水分含有量、無機分含有量、無機成分の組成等を測定する。ここで、金属系化合物もしくは金属含有化合物は、金属元素の主成分をマグネシウムまたはアルミニウムとし、マグネシウムまたはアルミニウムを含有した金属酸化物、金属水酸化物、金属炭酸化物等(例えば、MgO、Mg(CO3)、Mg(OH)2、Al2O3、Al(OH)3等)を含む他、マグネシウムまたはアルミニウムを含有したオキソ酸塩や有機塩や鉱物なども含まれる。金属系化合物もしくは金属含有化合物として、具体的には、無機塩である酸化マグネシウム MgO(苦土),過酸化マグネシウム MgO2,水酸化マグネシウム Mg(OH)2と、オキソ酸塩である炭酸マグネシウム MgCO3 (菱苦土石),炭酸カルシウムマグネシウム CaMg(CO3)2 (苦灰石、ドロマイト),硝酸マグネシウム Mg(NO3)2,硫酸マグネシウム MgSO4,亜硫酸マグネシウム MgSO3,リン酸三マグネシウムMg3(PO4)2・8H2O,過マンガン酸マグネシウム Mg(MnO4)2と、鉱物である三ケイ酸マグネシウム 2MgO・3SiO2・nH2O,尖晶石、スピネル MgO・Al2O3,滑石 Mg3Si4O10(OH)2,蛇紋石Mg3Si2O5(OH)4と,有機塩である酢酸マグネシウムMg(CH3COO)2,クエン酸マグネシウム,L‐グルタミン酸マグネシウム,安息香酸マグネシウムC14H10MgO4,ステアリン酸マグネシウムMg(CH3(CH2)16COO)2が挙げられる。尚、金属酸化物とは、加熱炉内の環境下において、固体燃料中の炭素を酸化する酸化力を有する金属酸化物を意味し、金属酸化物の原料を含むものである。また、金属酸化物の原料とは、熱分解により金属酸化物を生成する化合物を意味する。
ここで、スラグ割合は、本実施形態で用いる灰付着特性の評価指標であり、一定量の固体状の灰のうち、ある温度、雰囲気条件において、スラグになった割合を意味する。また、スラグとは、燃焼により溶融し、加熱炉内の燃焼気流に乗って浮遊し、炉壁や伝熱管群に付着する成分を意味する。そして、スラグ割合の基準値は、予め決定されるものである。まず、スラグ割合を、複数種類の固体燃料及び複数種類の固体燃料に添加して混合する金属系化合物もしくは金属含有化合物の複数通りの混合比率に応じて算出する。即ち、各固体燃料と各固体燃料について添加する金属系化合物もしくは金属含有化合物との組合せを変え、且つ、各固体燃料について添加する金属系化合物もしくは金属含有化合物の混合比率を変化させながら複数通り算出する。また、スラグ割合を、複数種類の固体燃料について、混合させる固体燃料の組合せを変え、且つ、混合させる各固体燃料の混合比率を変化させながら複数通り算出しても良い。ここで、スラグ割合は、予め測定した各固体燃料の灰が、ある条件(温度、雰囲気ガス組成)において、熱力学的に最も安定する、つまり、ギブスの自由エネルギー(△G)がゼロに近くなる状態の組成や相を熱力学平衡計算により算出する。尚、スラグ割合の算出は、上述の形態に限らず、予め各固体燃料の灰を加熱し、各温度及び雰囲気ガス組成におけるスラグ割合を測定しておいても良い。これにより、実際の加熱炉の状況に合わせたスラグ割合を求めることができる。
尚、熱力学平衡計算においては、加熱炉壁への灰付着が顕著に発生するバーナ近傍の雰囲気温度と雰囲気ガス組成を用いる。また、雰囲気温度及び雰囲気ガス組成は、バーナ近傍に限らず、灰の付着が生じやすい伝熱管群などの所望の部分の雰囲気温度及び雰囲気ガス組成に基づいて熱力学平衡計算を行って良い。これにより、加熱炉内部の各部分における灰中のスラグ割合を適正に求めることができ、複数種類の固体燃料及び複数種類の固体燃料に添加して混合する金属系化合物もしくは金属含有化合物の混合比率を適切に計算することができる。
尚、熱力学平衡計算は、上述の形態に限らず、加熱炉設計上の最高雰囲気ガス温度及びその部位の雰囲気ガス組成を用いても良い。また、加熱炉設計上の還元度が最も高い(COやH2などの還元性ガスの濃度が最も高い)雰囲気ガス組成とその部位の温度を用いても良い。そうすると、加熱炉の炉内の燃焼温度に依存せず、複数種類の固体燃料及び複数種類の固体燃料に添加して混合する金属系化合物もしくは金属含有化合物の混合比率を決定することができる。
これによると、予め調査した金属系化合物もしくは金属含有化合物の平均粒子量を変化させた場合の灰付着率とスラグ割合との比較結果に基づくと、添加する金属系化合物もしくは金属含有化合物の量が同じでも、金属系化合物もしくは金属含有化合物の平均粒子径が小さいほど、灰付着率が小さくなるため、特に、金属系化合物もしくは金属含有化合物の平均粒子径が固体燃料中の灰の平均粒子径よりも小さい場合には、効果的に加熱炉への灰付着を好適に抑制することができる。
ここで、変形例では、固体燃料の石炭性状として、灰の粒径分布に基づいた平均粒子径を求める。また、金属系化合物もしくは金属含有化合物の添加剤性状として、上述した本実施形態に係る加熱炉の灰付着抑制方法の内容の他、平均粒子径等を測定する。
ここで、変形例では、複数種類の固体燃料及び複数種類の固体燃料に添加して混合する金属系化合物もしくは金属含有化合物の複数通りの混合比率と、金属系化合物もしくは金属含有化合物の複数通りの平均粒子径をパラメータとして用い、複数通りの平均粒子径の金属系化合物もしくは金属含有化合物を複数通りの混合比率で添加して混合した複数種類の固体燃料の灰成分の組成をステップS1で測定された複数の固体燃料の灰成分の組成及び金属系化合物もしくは金属含有化合物の無機成分の組成から算出し、熱力学平衡計算により、灰中のスラグ割合を求める。そして、複数通りの混合比率と複数種類の平均粒子径の中から、灰中のスラグ割合が決定されたスラグ割合の値(基準値)となる混合比率と平均粒子径を決定する。
また、図4、5からは、いずれの石炭灰についても、灰中のMgO含有割合またはAl2O3成分含有割合が増加するに従って、スラグ割合が減少することが分かる。
7 加熱炉
9 演算機(演算手段)
Claims (18)
- 複数種類の固体燃料のそれぞれについての灰成分の組成と、前記複数種類の固体燃料に添加剤として添加して混合する金属系化合物もしくは金属含有化合物の無機成分の組成と、を予め測定し、
複数通りの混合比率で前記金属系化合物もしくは金属含有化合物を添加して混合した前記複数種類の固体燃料の灰成分の組成と、複数通りの混合比率で前記金属系化合物もしくは金属含有化合物を添加して混合した前記複数種類の固体燃料について予め算出した一定量の灰成分のうち加熱炉におけるバーナ近傍の雰囲気温度及び雰囲気ガス組成においてスラグになる割合を示すスラグ割合と、に基づいて、複数通りの混合比率の中から前記スラグ割合が基準値以下になる灰成分の組成となる混合比率を決定し、
前記複数種類の固体燃料と前記金属系化合物もしくは金属含有化合物とを、決定された混合比率で添加して混合し、前記複数種類の固体燃料と前記金属系化合物もしくは金属含有化合物の混合物を燃料として加熱炉に供給することを特徴とする加熱炉の灰付着抑制方法。 - 複数種類の固体燃料のそれぞれについての灰成分の組成と、前記複数種類の固体燃料に添加剤として添加して混合する金属系化合物もしくは金属含有化合物の無機成分の組成と、を予め測定し、
複数通りの平均粒子径の前記金属系化合物もしくは金属含有化合物を複数通りの混合比率で添加して混合した前記複数種類の固体燃料の灰成分の組成と、複数通りの平均粒子径の前記金属系化合物もしくは金属含有化合物を複数通りの混合比率で添加して混合した前記複数種類の固体燃料について予め算出した一定量の灰成分のうち加熱炉におけるバーナ近傍の雰囲気温度及び雰囲気ガス組成においてスラグになる割合を示すスラグ割合と、に基づいて、複数通りの混合比率及び複数通りの平均粒子径の中から前記スラグ割合が基準値以下になる灰成分の組成となる混合比率及び平均粒子径を決定し、
前記複数種類の固体燃料と決定された平均粒子径の前記金属系化合物もしくは金属含有化合物とを、決定された混合比率で添加して混合し、前記複数種類の固体燃料と前記金属系化合物もしくは金属含有化合物の混合物を燃料として加熱炉に供給することを特徴とする加熱炉の灰付着抑制方法。 - 前記金属系化合物もしくは金属含有化合物の金属元素の主成分は、マグネシウムまたはアルミニウムであることを特徴とする請求項1または2に記載の加熱炉の灰付着抑制方法。
- 前記スラグ割合は、複数通りの混合比率で前記金属系化合物もしくは金属含有化合物を添加して混合した前記複数種類の固体燃料の前記灰成分の組成に基づいて熱力学平衡計算により算出されるか、複数通りの混合比率で前記金属系化合物もしくは金属含有化合物を添加して混合した前記複数種類の固体燃料について予め測定した加熱炉におけるバーナ近傍の雰囲気温度及び雰囲気ガス組成で加熱して生じるスラグから算出されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の加熱炉の灰付着抑制方法。
- 前記基準値は、前記スラグ割合に対する灰付着率に基づいて、前記灰付着率が低くなるように決定され、
前記灰付着率は、予め調査された加熱炉内に挿入した灰付着プローブへの衝突灰量に対する実際の付着灰量の比として算出され、
前記衝突灰量は、前記固体燃料の供給量、灰分含有率及び加熱炉の炉形状から求められる前記灰付着プローブの投影面積に衝突する灰の総量として算出されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の加熱炉の灰付着抑制方法。 - 前記基準値は、前記灰付着率が5〜7%以下となるように50〜60重量%以下に決定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の加熱炉の灰付着抑制方法。
- 前記スラグ割合は、加熱炉におけるバーナ近傍の雰囲気温度及び雰囲気ガス組成においてスラグになる割合に代えて、加熱炉設計上の最高雰囲気温度及びその部位の雰囲気ガス組成においてスラグになる割合、または、加熱炉設計上の還元度が最も高い雰囲気ガス組成とその部位の温度においてスラグになる割合であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の加熱炉の灰付着抑制方法。
- 前記金属系化合物もしくは金属含有化合物の平均粒子径が、前記固体燃料中の灰の平均粒子径よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の加熱炉の灰付着抑制方法。
- 前記金属系化合物もしくは金属含有化合物の平均粒子径が、5μm以下であることを特徴とする請求項2または8に記載の加熱炉の灰付着抑制方法。
- 複数種類の固体燃料のそれぞれについての灰成分の組成と、前記複数種類の固体燃料に添加剤として添加して混合する金属系化合物もしくは金属含有化合物の無機成分の組成と、が予め測定されて入力されて、複数通りの混合比率で前記金属系化合物もしくは金属含有化合物を添加して混合した前記複数種類の固体燃料の灰成分の組成と、複数通りの混合比率で前記金属系化合物もしくは金属含有化合物を添加して混合した前記複数種類の固体燃料について予め算出した一定量の灰成分のうち加熱炉におけるバーナ近傍の雰囲気温度及び雰囲気ガス組成においてスラグになる割合を示すスラグ割合と、に基づいて、複数通りの混合比率の中から前記スラグ割合が基準値以下になる灰成分の組成となる混合比率を決定する演算手段と、
前記演算手段で決定された混合比率に基づいて、前記複数種類の固体燃料と前記金属系化合物もしくは金属含有化合物との供給量を調整する燃料供給量調整手段と、を備えることを特徴とする加熱炉の灰付着抑制装置。 - 複数種類の固体燃料のそれぞれについての灰成分の組成と、前記複数種類の固体燃料に添加剤として添加して混合する金属系化合物もしくは金属含有化合物の無機成分の組成と、を予め測定されて入力されて、複数通りの平均粒子径の前記金属系化合物もしくは金属含有化合物を複数通りの混合比率で添加して混合した前記複数種類の固体燃料の灰成分の組成と、複数通りの平均粒子径の前記金属系化合物もしくは金属含有化合物を複数通りの混合比率で添加して混合した前記複数種類の固体燃料について予め算出した一定量の灰成分のうち加熱炉におけるバーナ近傍の雰囲気温度及び雰囲気ガス組成においてスラグになる割合を示すスラグ割合と、に基づいて、複数通りの混合比率及び複数通りの平均粒子径の中から前記スラグ割合が基準値以下になる灰成分の組成となる混合比率及び平均粒子径を決定する演算手段と、
前記演算手段で決定された混合比率及び平均粒子径に基づいて、前記複数種類の固体燃料と前記金属系化合物もしくは金属含有化合物との供給量を調整する燃料供給量調整手段と、を備えることを特徴とする加熱炉の灰付着抑制装置。 - 前記金属系化合物もしくは金属含有化合物の金属元素の主成分は、マグネシウムまたはアルミニウムであることを特徴とする請求項10または11に記載の加熱炉の灰付着抑制装置。
- 前記スラグ割合は、複数通りの混合比率で前記金属系化合物もしくは金属含有化合物を添加して混合した前記複数種類の固体燃料の前記灰成分の組成に基づいて熱力学平衡計算により算出されるか、複数通りの混合比率で前記金属系化合物もしくは金属含有化合物を添加して混合した前記複数種類の固体燃料について予め測定した加熱炉におけるバーナ近傍の雰囲気温度及び雰囲気ガス組成で加熱して生じるスラグから算出されることを特徴とする請求項10〜12のいずれか一項に記載の加熱炉の灰付着抑制装置。
- 前記基準値は、前記スラグ割合に対する灰付着率に基づいて、前記灰付着率が低くなるように決定され、
前記灰付着率は、予め調査された加熱炉内に挿入した灰付着プローブへの衝突灰量に対する実際の付着灰量の比として算出され、
前記衝突灰量は、前記固体燃料の供給量、灰分含有率及び加熱炉の炉形状から求められる前記灰付着プローブの投影面積に衝突する灰の総量として算出されることを特徴とする請求項10〜13のいずれか一項に記載の加熱炉の灰付着抑制装置。 - 前記基準値は、前記灰付着率が5〜7%以下となるように50〜60重量%以下に決定されることを特徴とする請求項10〜14のいずれか一項に記載の加熱炉の灰付着抑制装置。
- 前記スラグ割合は、加熱炉におけるバーナ近傍の雰囲気温度及び雰囲気ガス組成においてスラグになる割合に代えて、加熱炉設計上の最高雰囲気温度及びその部位の雰囲気ガス組成においてスラグになる割合、または、加熱炉設計上の還元度が最も高い雰囲気ガス組成とその部位の温度においてスラグになる割合であることを特徴とする請求項10〜15のいずれか一項に記載の加熱炉の灰付着抑制装置。
- 前記金属系化合物もしくは金属含有化合物の平均粒子径が、前記固体燃料中の灰の平均粒子径よりも小さいことを特徴とする請求項11に記載の加熱炉の灰付着抑制装置。
- 前記金属系化合物もしくは金属含有化合物の平均粒子径が、5μm以下であることを特徴とする請求項11または17に記載の加熱炉の灰付着抑制装置。
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