JP5713217B2 - ケーブル接続方法 - Google Patents

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Description

本願の特許請求の範囲に記載された発明は、導電芯線とそれを被覆する絶縁体とを備えて成るケーブルの導電芯線をケーブルコネクタに設けられた信号伝達コンタクトに接続された状態となすケーブル接続方法に関する。
複数の電気部品,電気装置あるいは電子機器間における信号等の伝送を、導電芯線とそれを絶縁体を介して包囲する接地導体とが絶縁被覆されて成る同軸ケーブル等の、導電芯線とそれを被覆する絶縁体とを備えて成るケーブルを用いて行うべく、当該複数の電気部品,電気装置あるいは電子機器をケーブルを介して相互連結するにあたっては、ケーブルが電気的に接続されるケーブルコネクタが用いられることが多い。このようなケーブルコネクタは、ケーブルの導電芯線が接続される、導電材で形成される信号伝達コンタクトを備えたものとされる。
斯かるケーブルコネクタとして従来知られているものにあっては、それに対するケーブルの電気的接続が半田付け手法が用いられて行われるのが一般的であった。即ち、ケーブルコネクタにケーブルが電気的に接続されるにあたり、ケーブルの導電芯線がケーブルコネクタが備える導電性を有したコンタクトに半田付けされるのである。しかしながら、ケーブルの導電芯線がコンタクトに半田付けされる半田付け手法がとられる際には、特に、ケーブルが極細なものとされ、それに応じてコンタクトが極小なものとされる場合、導電芯線をコンタクトに半田付けする作業が、細心の注意が要される煩わしいものとなるという問題、さらには、使用する半田やフラックスの量の制御が難しく、半田付けに伴う熱がケーブルに伝わって熱による不都合が生じる等の問題があった。
それゆえ、上述のような半田付け手法に伴う問題を回避すべく、信号伝送用のケーブルを、半田付け手法を用いることなくケーブルコネクタに電気的接続がなされた状態とすべく、ケーブルコネクタに備えられてケーブルの導電芯線が接続される信号伝達コンタクトに所定の変形を生じさせるケーブル接続方法も従来提案されている(例えば、特許文献1あるいは特許文献2参照。)。
このような従来の提案に係るケーブル接続方法が実施されるもとにあっては、ケーブルとの接続がなされるケーブルコネクタにおいて、そのハウジング等の支持部に立設されるコンタクト(信号伝達コンタクト)が、先端部に一対の分岐部が形成されたものとされる。そして、ケーブルコネクタに対するケーブルの電気的接続がなされる際には、先ず、ケーブルの導電芯線が、それを被覆する絶縁体が部分的に剥ぎ取られて外部に露出するものとされて、コンタクトの先端部に形成された一対の分岐部によって挟まれる状態におかれる。次に、ケーブルの導電芯線を挟んだ一対の分岐部が、夫々に外力が加えられて、互いに近接し合う方向に変位する変形を生じるものとされる。それにより、斯かるコンタクトにおける一対の分岐部の変形が行われると、理想的には、ケーブルの導電芯線が、一対の分岐部によって堅固に挟持されて、コンタクトに電気的に接続されることになり、ケーブルのケーブルコネクタに対する電気的接続が、半田付け手法によることなく行われる。
特開2007−48696号公報(段落0032〜0043,図1〜4) 特開2008−269840号公報(段落0034〜0046,図5〜12)
上述の特許文献1あるいは特許文献2に開示されているような、ケーブルの導電芯線をコンタクトの先端部に形成された一対の分岐部によって挟まれる状態においた後、ケーブルの導電芯線を挟んだ一対の分岐部に、互いに近接し合う方向に変位する変形を生じさせて、ケーブルの導電芯線を挟持させることにより、ケーブルの導電芯線をコンタクトに接続するケーブル接続方法が実施される場合には、次のような不都合がある。
即ち、通常、ケーブルの導電芯線は多数の導電細線に撚りが掛けられて形成される撚り線とされるが、上述の特許文献1あるいは特許文献2に開示されているようなケーブル接続方法が実施される場合には、ケーブルの導電芯線が、コンタクトの先端部に形成された一対の分岐部によって挟持されるにあたり、その撚りが崩されてばらけてしまい、それにより、ケーブルの導電芯線のコンタクトとの電気的接続が、不安定で不確実なものとなってしまい、信頼性の低下を来すことになる虞がある。
また、特許文献1に開示されているようなケーブル接続方法が実施される場合には、ケーブルコネクタにおけるハウジング等の支持部に立設されるコンタクトが、板状部材の一端部によって構成され、その先端部に一対の分岐部が形成されたものとされる。そして、この板状部材の板厚を大とすることにはコンタクトの寸法に伴う限界があり、コンタクトを構成する板状部材の板厚は、比較的小とせざるを得ないものとされる。そのため、ケーブルの導電芯線を挟んだ一対の分岐部に、互いに近接し合う方向に変位する変形を生じさせるべく加えられる外力の作用方向が多少ずれただけでも、それに対してのコンタクトの強度が不足し、コンタクトが、支持部に対して適正に立設する状態から倒れた状態とされてしまい、一対の分岐部によるケーブルの導電芯線の挟持が適正になされなくなるという問題が生じる虞がある。
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、例えば、同軸ケーブル等とされる導電芯線とそれを被覆する絶縁体とを備えて成るケーブルを、導電性を有した信号伝達コンタクトを備えるケーブルコネクタに電気的に接続するにあたり、ケーブルコネクタにおける信号伝達コンタクトに対するケーブルの導電芯線の接続を、半田付け手法を用いることなく、比較的容易な作業によって適正かつ確実に行なうことができ、しかも、導電芯線が撚り線とされているもとにあっても、当該導電芯線を、その撚りが崩されてばらけたものとされることなく、信号伝達コンタクトとの電気的接続が極めて堅固かつ安定に行われるとともに、信号伝達コンタクトによって適正に保持される状態におくことができるケーブル接続方法を提供する。
本願の特許請求の範囲における請求項1及び請求項2のいずれかに記載された発明に係るケーブル接続方法(以下、本発明に係るケーブル接続方法という。)は、導電性帯状板材が屈曲されて形成され、所定の基準面内に配される基準面部,基準面に交差する方向に伸びる交差部及び基準面に対して傾斜して伸びて交差部に対向する傾斜部を、傾斜部が交差部に対する屈曲部分として交差部に連結され、交差部もしくは傾斜部が基準面部に連なるものとして有し、交差部と傾斜部との両者に亙る部分にスリットを形成する一対の相互対向屈曲部が設けられた信号伝達コンタクトを、ケーブルコネクタの絶縁ハウジングに設置し、絶縁体により被覆された導電芯線を有したケーブルの端部における絶縁体に、導電芯線を包囲する環状溝部を形成してその環状溝部内に導電芯線を露出させる処理を施し、ケーブルの絶縁体に形成された環状溝部を、一対の相互対向屈曲部を構成する交差部及び傾斜部の夫々の部分に係合させたもとで、環状溝部内において露出する導電芯線を一対の相互対向屈曲部が形成するスリットに押し込み、ケーブルの絶縁体における環状溝部を形成する部分の一部を傾斜部によりケーブルの末端部から外部に突出する方向に移動させつつ環状溝部内に露出していた導電芯線をスリットに圧接させて信号伝達コンタクトに電気的に接続するもとで、ケーブルの絶縁体に環状溝部を形成するにあたり、その環状溝部の溝幅を、信号伝達コンタクトにおける相互対向する交差部及び傾斜部についての、交差部と傾斜部との相互連結部の近傍の第1の部位における外面間隔より大で、かつ、相互連結部からの距離が第1の部位より大である第2の部位における外面間隔より小に選定すること、を特徴とするものとされる。
上述の本発明に係るケーブル接続方法の実施にあたっては、導電性帯状板材が屈曲されて形成され、所定の基準面内に配される基準面部,基準面に交差する方向に伸びる交差部及び基準面に対して傾斜して伸びて交差部に対向する傾斜部を、傾斜部が交差部に対する屈曲部分として交差部に連結され、交差部もしくは傾斜部が基準面部に連なるものとして有し、交差部と傾斜部との両者に亙る部分にスリットを形成する一対の相互対向屈曲部が設けられた信号伝達コンタクトを、ケーブルコネクタの絶縁ハウジングに設置するとともに、絶縁体により被覆された導電芯線を有したケーブルの端部における絶縁体に、導電芯線を包囲する環状溝部を形成してその環状溝部内に導電芯線を露出させる処理を施す。その際、ケーブルの絶縁体に環状溝部を形成するときには、環状溝部の溝幅を、信号伝達コンタクトにおける相互対向する交差部及び傾斜部についての、交差部と傾斜部との相互連結部の近傍の第1の部位における外面間隔より大で、かつ、相互連結部からの距離が第1の部位より大である第2の部位における外面間隔より小に選定する。
続いて、ケーブルの絶縁体に形成された環状溝部を、信号伝達コンタクトにおける一対の相互対向屈曲部を構成する交差部及び傾斜部の夫々の部分に係合させたもとで、環状溝部内において露出する導電芯線を一対の相互対向屈曲部が形成するスリットに押し込み、それにより、ケーブルの絶縁体における環状溝部を形成する部分の一部を信号伝達コンタクトにおける傾斜部によりケーブルの末端部から外部に突出する方向に移動させつつ、導電芯線をスリットに圧接させて信号伝達コンタクトに電気的に接続する。
このような本発明に係るケーブル接続方法が、例えば、同軸ケーブル等とされる導電芯線とそれを被覆する絶縁体とを備えて成るケーブルをケーブルコネクタに電気的に接続するにあたって実施されるもとにあっては、その端部において、導電芯線を被覆する絶縁体に導電芯線を包囲する環状溝部が形成され、その環状溝部内に導電芯線を露出させる処理が施されたケーブルが、その絶縁体に形成された環状溝部が、ケーブルコネクタの絶縁ハウジングに設置された信号伝達コンタクトにおける一対の相互対向屈曲部を構成する交差部及び傾斜部の夫々の部分に係合せしめられるとともに、環状溝部内において露出する導電芯線が、信号伝達コンタクトにおける一対の相互対向屈曲部が形成するスリットに押し込まれ、それにより、ケーブルの絶縁体における環状溝部を形成する部分の一部が信号伝達コンタクトにおける傾斜部によりケーブルの末端部から外部に突出する方向に移動せしめられつつ、導電芯線がスリットに圧接せしめられて信号伝達コンタクトに電気的に接続される状態におかれる。
その際、ケーブルにおける環状溝部の溝幅を、信号伝達コンタクトにおける相互対向する交差部及び傾斜部についての、交差部と傾斜部との相互連結部の近傍の第1の部位における外面間隔より大で、かつ、相互連結部からの距離が第1の部位より大である第2の部位における外面間隔より小に選定したことにより、その環状溝部が信号伝達コンタクトにおける一対の相互対向屈曲部を構成する交差部及び傾斜部の夫々の部分に係合せしめられるとともに、環状溝部内において露出する導電芯線が信号伝達コンタクトにおける一対の相互対向屈曲部が形成するスリットに押し込まれるにあたり、環状溝部の交差部及び傾斜部の夫々の部分に対する位置についての格別な調整が要されることなく、ケーブルの絶縁体における環状溝部を形成する部分の一部が信号伝達コンタクトにおける傾斜部によりケーブルの末端部から外部に突出する方向に移動せしめられる状態が得られることになる。
このようにして、ケーブルにおける環状溝部内において露出する導電芯線が、信号伝達コンタクトにおける一対の相互対向屈曲部が形成するスリットに押し込まれてそれに圧接せしめられる際に、その導電芯線を被覆する絶縁体の一部が、信号伝達コンタクトにおける傾斜部によりケーブルの末端部から外部に突出する方向に移動せしめられるので、導電芯線が撚り線とされているもとにあっても、スリットに押し込まれてそれに圧接せしめられる導電芯線が、その撚りが崩されてばらけたものとされてしまうことが、ケーブルの末端部から外部に突出する方向に移動する絶縁体によって防止される状態におかれる。その結果、ケーブルの導電芯線が、その撚りが崩されてばらけたものとされることなく、信号伝達コンタクトとの電気的接続が極めて堅固かつ安定に行われるものとされる。
さらに、信号伝達コンタクトが、基準面内に配される基準面部,基準面に交差する方向に伸びる交差部及び基準面に対して傾斜して伸びる傾斜部を、傾斜部が交差部に対する屈曲部分として交差部に連なり、交差部もしくは傾斜部が基準面部に連なるものとして有するものとされていることにより、交差部と傾斜部との両者に亙る部分に設けられた一対の相互対向屈曲部に不所望な変位あるいは変形が容易に生じてしまう事態が回避されるので、一対の相互対向屈曲部が形成するスリットに押し込まれてそれに圧接されるケーブルの導電芯線が、一対の相互対向屈曲部によって適正に保持される。
従って、本発明に係るケーブル接続方法によれば、例えば、同軸ケーブル等とされる導電芯線とそれを被覆する絶縁体とを備えて成るケーブルを、導電性を有した信号伝達コンタクトを備えるケーブルコネクタに電気的に接続するにあたり、ケーブルコネクタにおける信号伝達コンタクトに対するケーブルの導電芯線の接続を、半田付け手法を用いることなく、比較的容易な作業によって適正かつ確実に行なうことができ、しかも、導電芯線が撚り線とされているもとにあっても、当該導電芯線を、その撚りが崩されてばらけたものとされることなく、信号伝達コンタクトとの電気的接続が極めて堅固かつ安定に行われるとともに、信号伝達コンタクトによって適正に保持される状態におくことができる。
本発明に係るケーブル接続方法の一例が実施されたケーブルコネクタ及び複数のケーブルを示す斜視図である。 本発明に係るケーブル接続方法の一例が実施されたケーブルコネクタ及び複数のケーブルを示す正面図である。 本発明に係るケーブル接続方法の一例が実施されたケーブルコネクタ及び複数のケーブルを示す平面図である。 図1〜図3の夫々に示されるケーブルコネクタに備えられる信号伝達コンタクトを示す斜視図である。 本発明に係るケーブル接続方法の一例の実施に供されるケーブルコネクタ及び複数のケーブルを、ケーブルコネクタがそれからカバー部材が分離されたものとされた状態をもって示す斜視図である。 本発明に係るケーブル接続方法の一例の実施に供されるケーブルコネクタ及びケーブルについての、ケーブルコネクタにおける信号伝達コネクタの部分とケーブルに形成された環状溝部の溝幅との寸法関係の説明に供される部分断面図である。 本発明に係るケーブル接続方法の一例によるケーブル接続過程の説明に供される部分側面図である。 本発明に係るケーブル接続方法の一例によるケーブル接続過程の説明に供される部分側面図である。 本発明に係るケーブル接続方法の一例によるケーブル接続過程の説明に供される部分側面図である。 本発明に係るケーブル接続方法の一例の実施に供されるケーブルコネクタ及びケーブルについての、ケーブルコネクタにおけるハウジングにケーブルが装着された状態を示す斜視図である。 本発明に係るケーブル接続方法の一例の実施に供されるケーブルコネクタ及びケーブルについての、ケーブルコネクタにおけるハウジングにケーブルが装着された状態を示す平面図である。
本発明を実施するための形態は、以下に述べられる本発明についての実施例をもって説明される。
図1(斜視図),図2(正面図)及び図3(平面図)は、本発明に係るケーブル接続方法の一例が実施されたケーブルコネクタと複数のケーブルとを示す。
図1〜図3においては、ケーブルコネクタ10に複数のケーブル14が本発明に係るケーブル接続方法の一例が実施されて接続されたものとされている。ケーブルコネクタ10は、絶縁材で形成されたハウジングである絶縁ハウジング11を有しており、絶縁ハウジング11には、絶縁ハウジング11を部分的に覆って、絶縁ハウジング11の一部分の内部を塞ぐ導電性カバー部材12が装着されている。導電性カバー部材12には、透孔13が形成されており、その透孔13を通じて、絶縁ハウジング11に設けられて複数のケーブル14の導電芯線15が夫々接続された複数の信号伝達コンタクト16の一部が覗かれている。
また、絶縁ハウジング11には、導電性カバー部材12を係止する複数のカバー係止部17が設けられた接地接続部材18が、絶縁ハウジング11の一部分を挟んで導電性カバー部材12に対向するものとして装着されている。接地接続部材18に設けられた複数のカバー係止部17の夫々は、接地接続部材18から立ち上がって絶縁ハウジング11の一部分を貫通して導電性カバー部材12側へと伸びており、その先端部17aが、導電性カバー部材12に形成された複数の透孔19のうちの対応するものを貫通して、導電性カバー部材12の外部にまで達している。カバー係止部17の先端部17aは、導電性カバー部材12との係合部を形成しており、導電性カバー部材12における透孔19の周囲部分に係合して導電性カバー部材12を係止している。
複数のケーブル14は、絶縁ハウジング11の長手方向に沿って互いに平行に配列配置されており、全体として板状体を成すケーブル群を形成している。複数のケーブル14の夫々は、導電芯線15とそれを被覆する中間絶縁体20と中間絶縁体20を包囲するシールド導体21との全体が外周絶縁体22により被覆されて成る同軸ケーブルとされている。
絶縁ハウジング11には、その内部に、複数の信号伝達コンタクト16が、複数のケーブル14の配列方向とされる絶縁ハウジング11の長手方向に沿って配列配置されて装着されている。複数の信号伝達コンタクト16の夫々の一例は、図4に示されるように、例えば、燐青銅製の導電性帯状板材が屈曲されて形成され、仮想の基準面24内に配される基準面部25,基準面部25に対して、例えば、実質的に直交するものとなるように、基準面24に交差する方向に伸びる交差部26、及び、基準面24に対して傾斜して伸びて交差部26に対向する傾斜部27を有している。基準面部25,交差部26及び傾斜部27は、傾斜部27が、基準面部25に対する屈曲部分として基準面部25に連なるとともに、交差部26に対する屈曲部分として交差部26に連結されているという関係のもとにおかれている。そして、交差部26と傾斜部27とは、両者に共通の相互連結部28を、基準面24から突出する方向に屈曲したものとして有している。なお、傾斜部27が基準面部25に対する屈曲部分として基準面部25に連なる構成に代えて、傾斜部27は基準面部25から切り離され、交差部26が基準面部25に対する屈曲部分として基準面部25に連なるものとされる構成がとられてもよい。
このような信号伝達コンタクト16においては、基準面部25の一端部が接続端子部25aを形成しており、また、相互連結部28を含んだ交差部26と傾斜部27との両者に亙る部分に、ケーブル14の導電芯線15が押し込まれるスリット29を形成する一対の相互対向屈曲部30が設けられている。スリット29の中央部分は、相互連結部28において開口する開口部を成しており、斯かる開口部は、一対の相互対向屈曲部30の夫々の頂点側に向けて広がっていて、ケーブル14の導電芯線15のスリット29への押込みを容易にしている。また、スリット29の両端部の夫々は拡幅部分を成していて、スリット29に押し込まれたケーブル14の導電芯線15を収容して保持する役割を果たす。
図3に示されるように、複数の信号伝達コンタクト16の夫々における基準面部25の一端部が形成する接続端子部25aは、絶縁ハウジング11内から絶縁ハウジング11の外部へと導出されている。また、複数の信号伝達コンタクト16の夫々におけるスリット29を形成する一対の相互対向屈曲部30は、導電性カバー部材12に形成された透孔13に対応する位置において、絶縁ハウジング11の長手方向に沿って配列配置されており、透孔13を通じて導電性カバー部材12の外部に臨んでいる。
上述のようにケーブルコネクタ10に複数のケーブル14が接続された状態を、本発明に係るケーブル接続方法の一例を実施して得るにあたっては、先ず、ケーブルコネクタ10及び複数のケーブル14をケーブルコネクタ10がそれから導電性カバー部材12が分離されたものとされた状態をもって示す図5に示されるように、ケーブルコネクタ10の絶縁ハウジング11に、複数の信号伝達コンタクト16を、絶縁ハウジング11の長手方向に沿って配列配置して装着するとともに、接地接続部材18をそれに設けられた複数のカバー係止部17が絶縁ハウジング11を貫通して絶縁ハウジング11の長手方向に沿って配列配置されるように装着する。それにより、複数の信号伝達コンタクト16が夫々有する一対の相互対向屈曲部30についての複数組が、配列配置された複数のカバー係止部17と平行となるように、かつ、複数のカバー係止部17との間に所定の間隔をおいて配列配置されたものとされる。
それとともに、複数のケーブル14の夫々に対して、図5に示されるように、その一端部において、導電芯線15を被覆する中間絶縁体20に、導電芯線15を包囲する環状溝部31を形成して、その環状溝部31内に導電芯線15を露出させる処理、さらには、シールド導体21を被覆する外周絶縁体22に、シールド導体21を包囲する環状溝部32を形成して、その環状溝部32内にシールド導体21を露出させる処理を施す。その際、各ケーブル14における中間絶縁体20に形成する環状溝部31と外周絶縁体22に形成する環状溝部32とについての間隔を、ケーブルコネクタ10の絶縁ハウジング11における、複数の信号伝達コンタクト16が夫々有する一対の相互対向屈曲部30の複数組の配列と複数のカバー係止部17の配列とについての間隔に相当するものに選定する。
また、ケーブル14における導電芯線15を被覆する中間絶縁体20に環状溝部31を形成するにあたっては、例えば、図6に示されるように、環状溝部31の溝幅wを、当該ケーブル14に対応するケーブルコネクタ10の信号伝達コンタクト16における相互対向する交差部26及び傾斜部27についての、相互連結部28の近傍の第1の部位P1における外面間隔d1より大で、かつ、相互連結部28からの距離が第1の部位P1より大である第2の部位P2における外面間隔d2より小に選定する。
次に、導電芯線15を被覆する中間絶縁体20に環状溝部31が形成され、さらに、シールド導体21を被覆する外周絶縁体22に環状溝部32が形成された、複数のケーブル14の夫々を、図7に示されるように、ケーブルコネクタ10における当該ケーブル14に対応する信号伝達コンタクト16及び接地接続部材18に設けられたカバー係止部17に対向する位置に配置する。その際、ケーブル14における環状溝部31に信号伝達コンタクト16における一対の相互対向屈曲部30に対応する位置をとらせるとともに、ケーブル14における環状溝部32に接地接続部材18に設けられたカバー係止部17に対応する位置をとらせる。
続いて、信号伝達コンタクト16及びカバー係止部17に対向したケーブル14を、信号伝達コンタクト16及びカバー係止部17に向かう方向に移動させ、図8に示されるように、ケーブル14の中間絶縁体20に形成された環状溝部31を、信号伝達コンタクト16における一対の相互対向屈曲部30を構成する交差部26及び傾斜部7の夫々の部分に係合させたもとで、環状溝部31内において露出する導電芯線15を一対の相互対向屈曲部30が形成するスリット29に押し込むとともに、ケーブル14の外周絶縁体22に形成された環状溝部32を、接地接続部材18に設けられたカバー係止部17に係合させて、環状溝部32内において露出するシールド導体21をカバー係止部17に押圧接触させる。
このようにして、ケーブル14の中間絶縁体20に形成した環状溝部31を、信号伝達コンタクト16における一対の相互対向屈曲部30を構成する交差部26及び傾斜部27の夫々の部分に係合させたもとで、環状溝部31内において露出する導電芯線15を一対の相互対向屈曲部30が形成するスリット29に押し込む際には、ケーブル14における環状溝部31の溝幅wが、信号伝達コンタクト16における相互対向する交差部26及び傾斜部27についての、相互連結部28の近傍の第1の部位P1における外面間隔d1より大で、かつ、相互連結部28からの距離が第1の部位P1より大である第2の部位P2における外面間隔d2より小に選定されている場合には、図8に示されるように、環状溝部31が相互対向する交差部26及び傾斜部27についての第1の部位P1の位置を第2の部位P2に向かって越えた後に、ケーブル14の中間絶縁体20における環状溝部31を形成する部分の一部であるケーブル14の末端部(以下、ケーブル末端部という。)側の部分を、傾斜部27によって導電芯線15の末端部から外部に突出する方向に移動させることになる。
なお、ケーブル14の中間絶縁体20に形成された環状溝部31の溝幅wが、信号伝達コンタクト16における相互対向する交差部26及び傾斜部27についての、相互連結部28の近傍の第1の部位P1における外面間隔d1より大で、かつ、相互連結部28からの距離が第1の部位P1より大である第2の部位P2における外面間隔d2より小に選定されていず、相互対向する交差部26及び傾斜部27についての第1の部位P1における外面間隔d1及び第2の部位P2における外面間隔d2の夫々より大とされている場合であっても、ケーブル14における環状溝部31を信号伝達コンタクト16における一対の相互対向屈曲部30を構成する交差部26及び傾斜部27の夫々の部分に係合させるにあたり、ケーブル14における環状溝部31のケーブル14の末端部側の端縁を信号伝達コンタクト16における傾斜部27に当接させることにより、ケーブル14の中間絶縁体20における環状溝部31を形成する部分の一部であるケーブル末端部側の部分を、傾斜部27によって導電芯線15の末端部から外部に突出する方向に移動させることができる。
その後、ケーブル14を更に信号伝達コンタクト16及びカバー係止部17に向かう方向に移動させ、ケーブル14の中間絶縁体20における環状溝部31を形成するケーブル末端部側の部分を導電芯線15の末端部から外部に突出する方向に移動させつつ、環状溝部31内において露出していた導電芯線15を一対の相互対向屈曲部30が形成するスリット29に圧接させて、図9に示されるように、ケーブル14の導電芯線15を信号伝達コンタクト16に電気的に接続する。また、それとともに、ケーブル14のシールド導体21をそれが押圧接触するカバー係止部17に電気的に接続する。
その結果、図10及び図11に示されるように、複数のケーブル14が、各々の導電芯線15がケーブルコネクタ10の絶縁ハウジング11における複数の信号伝達コンタクト16のうちの対応するものに電気的に接続されるとともに、各々のシールド導体21がケーブルコネクタ10のカバー係止部17に電気的に接続された状態をもって、ケーブルコネクタ10の絶縁ハウジング11に装着された状態が得られる。
上述のようにして、ケーブル14の中間絶縁体20における環状溝部31を形成するケーブル末端部側の部分を導電芯線15の末端部から外部に突出する方向に移動させつつ、環状溝部31内において露出していた導電芯線15を、信号伝達コンタクト16における一対の相互対向屈曲部30が形成するスリット29に押し込んでそれに圧接させ、信号伝達コンタクト16に電気的に接続することにより、ケーブル14の導電芯線15が撚り線とされているもとにあっても、スリット29に押し込まれてそれに圧接せしめられる導電芯線15が、その撚りが崩されてばらけたものとされてしまうことが、ケーブル末端部から外部に突出する方向に移動する中間絶縁体20の部分によって防止される状態におかれる。その結果、ケーブル14の導電芯線15が、その撚りが崩されてばらけたものとされることなく、信号伝達コンタクト6との電気的接続が極めて堅固かつ安定に行われるものとされる。
また、ケーブル14の中間絶縁体20における環状溝部31を形成するケーブル末端部側の部分が導電芯線15の末端部から外部に突出する方向に移動せしめられることにより、ケーブル14の中間絶縁体20により被覆された導電芯線15の端面部15aが、中間絶縁体20内に潜り込むものとされて絶縁性が高められ、外部の導電体や導電部分に不所望に接触することになる事態が防止される。
そして、複数のケーブル14をケーブルコネクタ10の絶縁ハウジング11に装着した後、図5に示される導電性カバー部材12を、それに設けられた一対の取付係合部12aを絶縁ハウジング11に設けられた一対の取付孔11aに係合させて、絶縁ハウジング11に取り付ける。絶縁ハウジング11に取り付けられた導電性カバー部材12は、図1に示されるように、それに設けられた複数の透孔19の夫々を絶縁ハウジング11に配列配置された複数のカバー係止部17のうちの対応するものが貫通し、複数のカバー係止部17の夫々の先端部17aが、複数の透孔19の夫々の周囲部分に係合して導電性カバー部材12を係止する状態におかれ、それに設けられた透孔13を通じて、絶縁ハウジング11に配列配置された複数の信号伝達コンタクト16の夫々の一対の相互対向屈曲部30が覗かれるもとで、各々が信号伝達コンタクト16とカバー係止部17とに接続された複数のケーブル14の端部を覆うものとされる。また、導電性カバー部材12における、透孔13を複数のケーブル14の配列方向に直交する方向において挟む部分及び複数の透孔19の配列を複数のケーブル14の配列方向に直交する方向において挟む部分が、複数のケーブル14の夫々の、端部の中間絶縁体20及び外周絶縁体22における一対の相互対向屈曲部30及びカバー係止部17の近傍部分に当接して、複数のケーブル14の夫々を絶縁ハウジング11に対して押さえ付ける。それにより、複数のケーブル14がケーブルコネクタ10の絶縁ハウジング11に装着された状態が、安定に維持される。
上述のようにして、本発明に係るケーブル接続方法の一例が、同軸ケーブルとされたケーブル14をケーブルコネクタ10に電気的に接続するにあたって実施されるもとにあっては、その端部において、導電芯線15を被覆する中間絶縁体20に導電芯線15を包囲する環状溝部31が形成され、その環状溝部31内に導電芯線15を露出させる処理が施されたケーブル14が、その環状溝部31が、ケーブルコネクタ10の絶縁ハウジング11に設置された信号伝達コンタクト16における一対の相互対向屈曲部30を構成する交差部26及び傾斜部27の夫々の部分に係合せしめられるとともに、環状溝部31内において露出する導電芯線15が、信号伝達コンタクト16における一対の相互対向屈曲部30が形成するスリット29に押し込まれ、それにより、ケーブル14における環状溝部31を形成する部分の一部が信号伝達コンタクト16における傾斜部27によりケーブル14の末端部から外部に突出する方向に移動せしめられつつ、導電芯線15がスリット29に圧接せしめられて信号伝達コンタクト16に電気的に接続される状態におかれる。
その際、ケーブル14における環状溝部31の溝幅wを、信号伝達コンタクト16における相互対向する交差部26及び傾斜部27についての、交差部26と傾斜部27との相互連結部28の近傍の第1の部位P1における外面間隔d1より大で、かつ、相互連結部28からの距離が第1の部位P1より大である第2の部位P2における外面間隔d2より小に選定したもとにあっては、その環状溝部31が信号伝達コンタクト16における一対の相互対向屈曲部30を構成する交差部26及び傾斜部27の夫々の部分に係合せしめられるとともに、環状溝部31内において露出する導電芯線15が信号伝達コンタクト16における一対の相互対向屈曲部30が形成するスリット29に押し込まれるにあたり、環状溝部31の交差部26及び傾斜部27の夫々の部分に対する位置についての格別な調整が要されることなく、ケーブル14の中間絶縁体20における環状溝部31を形成する部分の一部が信号伝達コンタクト16における傾斜部27によりケーブル末端部から外部に突出する方向に移動せしめられる状態が得られることになる。
このようにして、ケーブル14における環状溝部31内において露出する導電芯線15が、信号伝達コンタクト16における一対の相互対向屈曲部30が形成するスリット29に押し込まれてそれに圧接せしめられる際に、その導電芯線15を被覆する中間絶縁体20の一部が、信号伝達コンタクト16における傾斜部27によりケーブル末端部から外部に突出する方向に移動せしめられるので、導電芯線15が撚り線とされているもとにあっても、スリット29に押し込まれてそれに圧接せしめられる導電芯線15が、その撚りが崩されてばらけたものとされてしまうことが、ケーブル末端部から外部に突出する方向に移動する中間絶縁体20の部分によって防止される状態におかれる。その結果、ケーブル14の導電芯線15が、その撚りが崩されてばらけたものとされることなく、信号伝達コンタクト16との電気的接続が極めて堅固かつ安定に行われるものとされる。
さらに、信号伝達コンタクト16が、基準面24内に配される基準面部25,基準面24に交差する方向に伸びる交差部26及び基準面24に対して傾斜して伸びる傾斜部27を、傾斜部27が交差部26に対する屈曲部分として交差部26に連なり、傾斜部27が基準面部25に連なるものとして有するものとされていることにより、交差部26と傾斜部27との両者に亙る部分に設けられた一対の相互対向屈曲部30に不所望な変位あるいは変形が容易に生じてしまう事態が回避されるので、一対の相互対向屈曲部30が形成するスリット29に押し込まれてそれに圧接されるケーブル14の導電芯線15が、一対の相互対向屈曲部30によって適正に保持される。
従って、本発明に係るケーブル接続方法の一例によれば、同軸ケーブルとされるケーブル14を、信号伝達コンタクト16を備えるケーブルコネクタ10に電気的に接続するにあたり、ケーブルコネクタ10における信号伝達コンタクト16に対するケーブル14の導電芯線15の接続を、半田付け手法を用いることなく、比較的容易な作業によって適正かつ確実に行なうことができ、しかも、導電芯線15が撚り線とされているもとにあっても、当該導電芯線15を、その撚りが崩されてばらけたものとされることなく、信号伝達コンタクト16との電気的接続が極めて堅固かつ安定に行われるとともに、信号伝達コンタクト16によって適正に保持される状態におくことができる。
以上のような本発明に係るケーブル接続方法は、ケーブルコネクタにおける信号伝達コンタクトに対するケーブルの導電芯線の接続を、半田付け手法を用いることなく、比較的容易な作業によって適正かつ確実に行なうことができ、しかも、導電芯線が撚り線とされているもとにあっても、当該導電芯線を、その撚りが崩されてばらけたものとされることなく、信号伝達コンタクトとの電気的接続が極めて堅固かつ安定に行われるとともに、信号伝達コンタクトによって適正に保持される状態におくことができるものとして、各種のコネクタ装置あるいは電子機器の製造等に広く適用され得るものである。
10・・・ケ−ブルコネクタ, 11・・・絶縁ハウジング, 12・・・導電性カバー部材, 13,19・・・透孔, 14・・・ケーブル, 15・・・導電芯線, 16・・・信号伝達コンタクト, 17・・・カバー係止部, 18・・・接地接続部材, 20・・・中間絶縁体, 21・・・シールド導体, 22・・・外周絶縁体, 25・・・基準面部, 25a・・・接続端子部, 26・・・交差部, 27・・・傾斜部, 28・・・相互連結部, 29・・・スリット, 30・・・相互対向屈曲部, 31,32・・・環状溝部

Claims (2)

  1. 導電性帯状板材が屈曲されて形成され、所定の基準面内に配される基準面部,上記基準面に交差する方向に伸びる交差部及び上記基準面に対して傾斜して伸びて上記交差部に対向する傾斜部を、該傾斜部が上記交差部に対する屈曲部分として該交差部に連結され、上記交差部もしくは上記傾斜部が上記基準面部に連なるものとして有し、上記交差部と上記傾斜部との両者に亙る部分にスリットを形成する一対の相互対向屈曲部が設けられた信号伝達コンタクトを,ケーブルコネクタの絶縁ハウジングに設置し、
    絶縁体により被覆された導電芯線を有したケーブルの端部における上記絶縁体に、上記導電芯線を包囲する環状溝部を形成して該環状溝部内に上記導電芯線を露出させる処理を施し、
    上記ケーブルの絶縁体に形成された上記環状溝部を、上記一対の相互対向屈曲部を構成する上記交差部及び上記傾斜部の夫々の部分に係合させたもとで、上記環状溝部内において露出する上記導電芯線を上記一対の相互対向屈曲部が形成する上記スリットに押し込み、上記ケーブルの絶縁体における上記環状溝部を形成する部分の一部を上記傾斜部により上記ケーブルの末端部から外部に突出する方向に移動させつつ上記環状溝部内に露出していた導電芯線を上記スリットに圧接させて上記信号伝達コンタクトに電気的に接続するもとで、
    上記ケーブルの絶縁体に上記環状溝部を形成するにあたり、該環状溝部の溝幅を、上記信号伝達コンタクトにおける相互対向する上記交差部及び上記傾斜部についての、上記交差部と上記傾斜部との相互連結部の近傍の第1の部位における外面間隔より大で、かつ、上記相互連結部からの距離が上記第1の部位より大である第2の部位における外面間隔より小に選定すること、
    を特徴とするケーブル接続方法。
  2. 上記ケーブルコネクタの絶縁ハウジングに,該絶縁ハウジングを部分的に覆う導電性カバー部材と該導電性カバー部材を係止するカバー係止部が設けられた接地接続部材とを相互対向するものとして装着し、上記ケーブルにおける上記導電芯線の外側に配されたシールド導体を、上記接地接続部材のカバー係止部に電気的に接続することを特徴とする請求項1記載のケーブル接続方法。
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