JP5712246B2 - コンテナ - Google Patents

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Description

本発明はコンテナに関し、特に緩衝装置を備えるコンテナに関する。
コンテナ輸送は国際貨物輸送における主要な形式であり、標準コンテナの外側長さ、幅、高さ寸法は、コンテナISO基準に準じる。現在、コンテナの規格としては、例えば20フィートコンテナ、40フィートコンテナ、40フィート背高コンテナや、45フィート背高コンテナおよび特殊コンテナ等があり、規格ごとに、コンテナタイプは普通コンテナ、背高コンテナ、オープントップコンテナ、フラットベッドコンテナ、および床折り畳み式コンテナ等に分類される。運送作業において、コンテナの吊り上げ、積付けおよび輸送中の固定連接、コンテナの保護などを目的として、コンテナの各端隅部には上面隅部材および底部隅部材(隅部材(Corner Fitting)と総称)がそれぞれ設けられており、ツイストロック(twist lock)によってこれらが固定される。
コンテナの流通過程では、コンテナそのものには緩衝機能が備わっていないことから、隅部材による荷役かフォーク・リフトによる荷役かに拘らず、衝突によるコンテナ内の貨物損傷を回避するのは難しい。陸海の全輸送ルートにわたって用いられる国際海上コンテナを例にとると、輸送車の使用や船舶への荷役時、倉庫・貨物バース・コンテナバースにおける作業時に衝撃加速度が生じることがある。この衝撃加速度とは、瞬間的で周期性がなく、且つ不定期に発生する現象であって、これがコンテナ内に積載される貨物に与える損傷の程度は、全面的に衝撃加速度の大きさと作用時間の長さに依存する。換言すれば、コンテナが降下して、地面、甲板または他のコンテナの上面に接触した場合、コンテナ床面は短時間のうちに大きな衝撃加速度を生じ、続く短時間のうちにこの衝撃加速度が貨物に伝播されて、コンテナ内の貨物を損傷させてしまう。特に、貨物のコンテナへの積載方法や貨物そのものの固定方法が不適切である場合、跳ね上がりや移動によって一層大きな衝撃加速度が生じ、貨物に対し計り知れないダメージを与えてしまう。
このような課題を解決するために、当該分野では一般的に、予め緩衝材によって貨物全体を梱包してからコンテナに積載したり、輸送および搬送人員の正確さや熟練度を向上させたりすることを手段として用いていた。例えば、従来の国際海上コンテナの緩衝機能が不十分であることに対して、従来技術では、大量の木材を用いる木箱梱包が広く行われている。しかし、木箱梱包の場合には、開梱時に木槌や鉄の棒といった工具を用いるためコンテナ内の貨物を傷つけやすく、さらに、大量の木材による木箱梱包は、資源の浪費、廃棄物処理コストの上昇、環境汚染といった問題を生じていた。例えば、40ft(30m の貨物の場合には、平均2.5tの木材が必要とされる上に、上記の木材による梱包および開梱には長い作業時間がかかってしまう。例えば、貨物の到着後に、開梱および指定場所への搬入にかかる総時間のうち、開梱に要する時間は全作業時間の15%を占め、時間および労働量コストの削減にとって不利であった。
一方で、近年は液晶ディスプレイ(LCD:liquid Crystal Display)、半導体機器、ソーラーシステム、デジタル制御装置等の精密機器が大型化する傾向にあり、これら機器を分解するとなると長時間を要するだけでなく、機器にも悪影響が生じかねない。そこで、従来のコンテナに積載できない場合には、非閉鎖式のフラットコンテナ(flat container)で輸送することが多い。この場合、上記の木箱梱包で包装することで、屋根なし環境下での荷役作業を行いやすくするとともに、緩衝による保護が実現される。しかしながら、フラットコンテナでの作業日程は天候の影響を受けやすく、輸送の質をコントロールしにくい場合もある。また、フラットコンテナは積重ね(積付け、または重ね置き)ができないことから、輸送スペースの有効利用率が大幅に低下し、輸送または搬送期間において、同等スペースに積載可能なコンテナ数が相対的に減少してしまう(例えば、海上輸送船の積載スペースにとって、有効スペースの利用率は一層重要となる)。このことから、同様に、輸送や倉庫保管、および物流管理におけるコスト増が招来されていた。
ほかの衝撃吸収装置を用いてコンテナを輸送する従来技術もある。例えば、特許文献1には、主に防振装置をコンテナ及び商品輸送用荷箱の輸送に用いられる車両に設けて貨物の保護を目的とするコンテナなどの防振装置及びその使用方法が公開されている。しかし、前記防振装置は、コンテナに対して独立しており、コンテナのツイストロックを介して前記防振装置をコンテナの底部に固着させる必要がある。したがって、操作が煩雑であり、且つ前記防振装置及びコンテナは一体成形されておらず、輸送或いは搬送期間に安定性が低下する虞がある。
よって、大型精密機器を積載でき、かつ良好な緩衝による保護が可能なコンテナを提供することで、荷役における積載物の安全と安定を確保するとともに、輸送におけるスペースの有効利用率を向上させて輸送および倉庫保管のコストを低減し、これを以って上述の従来技術における不備を改善することが、当業者が解決を急ぐ目下の技術的課題となっている。
特開2006−298298号公報
上述の従来技術における技術的課題に鑑み、本発明は、従来技術のコンテナでは緩衝機能が備わっていないために荷役作業においてコンテナ内の貨物が損傷されやすい、との課題を解決するためのコンテナの提供を目的とする。
また、本発明は、従来技術のフラットコンテナでは積上げおよび積付けが不可能なために輸送スペースの有効利用率が低い、との課題を解決するためのコンテナの提供を他の目的とする。
また、本発明は、従来技術において木箱梱包を用いるために生じていた資源の浪費、廃棄物処理コストの上昇および環境汚染といった課題を解決するためのコンテナの提供を更なる目的とする。
上記の目的およびその他関連の目的を実現するために、本発明は以下のコンテナを提供する。
本発明のコンテナは、複数の隅部材を備える積付け領域に載置され、前記隅部材は、複数の第1隅部材、および各当該第1隅部材との間に基準中心距離を持つ第2隅部材を含み、前記コンテナは、少なくとも、各底隅部に、各前記第1隅部材に対して連接される第1底部隅部材がそれぞれ設けられ、各当該第1底部隅部材の外側に位置する筐体側壁内にチャンバーがそれぞれ設けられる筐体と、各前記チャンバー内にそれぞれ設けられる複数の位置決め緩衝器とを備え、前記位置決め緩衝器は、緩衝装置と、当該緩衝装置に連接される第2底部隅部材とを備え、前記第2底部隅部材と第1底部隅部材の中心距離は、前記積付け領域における第1隅部材と第2隅部材との基準中心距離に等しく、前記緩衝装置は、前記筐体が吊り下げられた状態で、前記第2底部隅部材の重力に牽引されて前記筐体から伸出して前記第2隅部材と接触し、前記第2底部隅部材と前記第2隅部材が結合すると、前記筐体の重力による圧迫を受けて一定の速度で前記チャンバー内に退避することで、前記筐体の重力を緩衝し、前記位置決め緩衝器はロック部材をさらに備え、前記ロック部材は前記チャンバーの側壁に設けられ、前記チャンバーの側壁を貫通する貫通孔と、前記貫通孔内に設けられて前記第2底部隅部材を前記チャンバー内にロックするピンとを備え、前記第2底部隅部材は、前記ピンに対応する挿入孔を備える。
本発明のコンテナは、一の実施形態において、前記積付け領域は、ISO基準に準じる第1規格の標準コンテナを積載するための海上輸送船の甲板領域であり、かつ、前記海上輸送船の甲板領域における第1隅部材と第2隅部材との基準中心距離は、ISO基準に準じる。
本発明のコンテナは、他の実施形態において、前記積付け領域は、並列に配置された少なくとも3つの第1規格の標準コンテナからなるコンテナ上面領域である。前記コンテナ上面領域における第1隅部材および第2隅部材は、隣接する2つの第1規格の標準コンテナにそれぞれ位置し、かつ、前記第1隅部材と第2隅部材との基準中心距離はISO基準に準じる。
本発明のコンテナはISO基準に準じる第2規格の標準コンテナであり、かつ、当該第2規格の標準コンテナにおける同じ側にある2つの第1底部隅部材の間隔は、前記第1規格の標準コンテナにおける同じ側にある2つの第1隅部材の間隔と等しい。
前記位置決め緩衝器は上述のようにロック部材を備え、当該ロック部材は前記チャンバーの側壁に設けられ、前記チャンバーの側壁を貫通する貫通孔と、前記貫通孔内に設けられて前記第2底部隅部材を前記チャンバー内にロックするピンとを備える。これに応じ、前記第2底部隅部材は、前記ピンに対応する挿入孔を備える。
本発明のコンテナにおいて、前記位置決め緩衝器は、さらに、前記緩衝装置と第2底部隅部材との間に設けられるバネを備える。前記緩衝装置は、油圧緩衝器、液圧緩衝器、あるいはガス圧緩衝器である。
具体的に、前記油圧緩衝器は、前記チャンバー内に固定されるスリーブ、前記スリーブ内に動作可能に設けられるピストン、前記ピストンに連接されるピストンロッド、および前記スリーブ内に充填されて前記ピストンにより密封される油圧油を含む。前記スリーブは、内筒と、当該内筒と間隔を置いた外筒とを備え、かつ、前記内筒には複数の排油孔が貫通して設けられ、前記油圧油は、前記ピストンから圧を受けると、前記排油孔を通じて内外筒からなる層間すきまへ排出され、油圧抵抗力を生じて前記ピストンの押圧エネルギーを吸収する。前記第2底部隅部材は、ネジ固定によって前記油圧緩衝器のピストンロッドに連接され、前記バネは前記ピストンロッドに覆設され、かつ両端が前記スリーブと第2底部隅部材にそれぞれ連接される。
本発明のコンテナにおいて、前記筐体の各上面隅部には、さらに、前記第1底部隅部材と同一垂線上にある第1上面隅部材と、前記第2底部隅部材と同一垂線上にある第2上面隅部材と、前記第2上面隅部材の外側に設けられて前記筐体の上面隅端に位置する第3上面隅部材を備える。具体的に、前記第1底部隅部材、位置決め緩衝器および第3上面隅部材はそれぞれ4つである。
本発明のコンテナにおいて、前記筐体の床板には、固縛ベルトが垂直方向においてコンテナ内の貨物を固縛するための固縛リングまたはフックが複数設けられる。具体的に、前記固縛リングまたはフックは、ボルト固定方式で前記床板に固定される。前記床板はステンレス製の板である。
本発明のコンテナにおいて、前記筐体の四方の内側壁には、固縛ベルトが水平方向においてコンテナ内の貨物を固縛するための固縛柵が複数設けられている。前記固縛柵は、ボルトによって各前記側壁に固定される。
以上述べたように、本発明のコンテナでは以下の有益な効果を得られる。
(1)本発明のコンテナは、筐体の各底隅部に位置付け緩衝器を設けるため、クレーン等によって、海上輸送コンテナ用のトレーラーやコンテナ船に対して荷役が行われる場合に、効率よく衝突時の衝撃力を緩和することができ、さらに、コンテナ内の積載物の安全と安定を確保可能である。さらに、筐体の床板と側壁には、いずれも固縛リングおよび固縛ベルトによって垂直方向と水平方向にコンテナ内の貨物を固縛するために、固縛リングと固縛柵が設けられているため、コンテナ内の貨物を内部で固定可能である。これにより、荷役作業におけるコンテナ内の貨物損傷が確実に防止される。
(2)本発明のコンテナは、筐体の各底隅部と各上面隅部に底部隅部材と上面隅部材をそれぞれ設けることで、コンテナの積付けまたは重ね置きを可能とした。さらに、本発明のコンテナにおける隅部材の設置はISO基準に準じているため、他規格のコンテナとの積付けまたは重ね置きが可能となり、輸送におけるスペースの有効利用率が向上するとともに、輸送および倉庫保管におけるコストが削減される。特に、郵送スペースが殊のほか貴重である海上輸送船にとっては、一層の産業上の利用可能性がある。
(3)本発明のコンテナは全封鎖式のコンテナであって、フラットコンテナを用いるために荷役作業の日程が天候の影響を受けてしまうという従来技術における課題が克服される。さらに、従来技術では木材梱包で包装するために生じていた木材資源の浪費、廃棄物処理コストの上昇、および環境汚染といった課題が回避されるため、輸送および荷役のコストが効果的に削減される。
図1は、コンテナ船の甲板に設けられた、位置決め連接梁からなる積付け領域を示す模式図である。 図2は、本発明のコンテナを第1規格の標準コンテナからなる積付け領域に積付ける場合の模式図である。 図3は、本発明のコンテナを第1規格の標準コンテナからなる積付け領域に積付ける過程を示す模式図である。 図4は、本発明のコンテナを第1規格の標準コンテナからなる積付け領域に積付ける過程を示す模式図である。 図5は、本発明のコンテナにおける位置決め緩衝器がロックされた状態を示す模式図である。 図6は、本発明のコンテナにおける油圧緩衝器の構造および原理を示す模式図である。 図7は、本発明のコンテナにおける油圧緩衝器の構造および原理を示す模式図である。 図8は、本発明のコンテナの床板に設けられる固縛リングの構造を示す模式図である。 図9は、本発明のコンテナの側壁に設けられる固縛柵の構造を示す模式図である。 図10は、本発明のコンテナにおける各隅部材の配置構造を示す模式図である。
以下、特定の具体的実施例を用いて本発明の実施形態を説明する。当業者は、本明細書が開示する内容から本発明における他の優位性および効果を理解可能である。
本実施形態は、図1〜図10を参照する。ここで、本明細書の図面に描画されるコンテナおよびその内部構造、比率、サイズ等は、いずれも明細書に開示の内容に対応させたものであって、当業者の理解と閲読のために供されるにすぎず、本発明を実施可能な条件を限定する趣旨はない。したがって、これらには技術上の実質的な意味はなく、各構造に対する追加、比率関係の変更あるいはサイズの調整は、本発明のコンテナによって得られる効果および達成可能な目的に影響しないことを前提として、いずれも本発明が開示する技術内容が包括する範囲に含まれる。また、本明細書で用いられる“上”“下”“左”“右”“中間”および“1の”等の用語は、記載を明瞭化するための表現にすぎず、本発明における実施可能な範囲を限定する趣旨はない。これら相対関係に対する変更または調整は、技術内容を実質的に変更しないことを前提として、本発明のコンテナが実施可能な範囲とみなされる。
本発明は、複数の隅部材を備える積付け領域に載置されるコンテナを提供する。前記隅部材は、複数の第1隅部材および各当該第1隅部材との間に基準中心距離を持つ第2隅部材を含む。具体的な実施形態において、前記第1隅部材と第2隅部材は、ISO基準に準じるコンテナ用ツイストロックと結合する上面隅部材である。当該上面隅部材は、ツイストロックと結合するための上面孔を備える。説明の便宜上、前記第1隅部材と、当該第1隅部材に隣接する第2隅部材との基準中心距離をL1とし、2つの第1隅部材間の基準中心距離、または2つの第2隅部材間の基準中心距離をL2とする。なお、当該基準中心距離とは、隅部材における上面孔間の中心距離であり、当該孔間の中心距離はISO基準に準じる。
ここで、本発明のコンテナは、例えば広い床面や、固定部材または位置決め部材を設けない船倉の甲板といった領域に載置してもよい。換言すれば、本発明のコンテナの具体的構造について本質的な技術内容を変更しないことを前提に、上記の領域もまた本発明のコンテナを実施可能な範囲とみなすことができる。
一の実施例について、図1は、コンテナ船の甲板に設けられた、位置決め連接梁からなる積付け領域を示す模式図である。図に示すように、前記積付け領域は、ISO基準に準じる第1規格の標準コンテナを積載するための海上輸送船の甲板領域であってもよい。かつ、当該海上輸送船の甲板領域は複数本の位置決め連接梁1からなり、前記第1隅部材11と第2隅部材12は、位置決め連接梁1に一体成型され、当該第1隅部材11と第2隅部材12の基準中心距離はISO基準に準じる。うち、前記第1隅部材11と、当該第1隅部材11に隣接する第2隅部材12との基準中心距離をL1とし、2つの第1隅部材11間の基準中心距離、または2つの第2隅部材12間の基準中心距離をL2とする。当該基準中心距離とは隅部材における上面孔間の中心距離である。また、前記位置決め連接梁1は、コンテナ船の甲板に設けられ、コンテナ荷役時の位置決めおよび固定に用いられる。実際には、前記コンテナ船の甲板には互いに平行に配列された複数の位置決め連接梁1が設けられ、第1規格のコンテナの固定に用いられる。
他の実施形態について、図2は、本発明のコンテナを第1規格の標準コンテナからなる積付け領域に積付ける場合の模式図である。図に示すように、当該積付け領域は、並列に配置された少なくとも3つの第1規格の標準コンテナ21,22,23からなるコンテナ上面領域である。当該コンテナ上面領域における第1隅部材211および第2隅部材221または231は、隣接する2つの第1規格の標準コンテナ21,22、または21,23にそれぞれ位置する。すなわち、図2に示す第1隅部材211は第1規格の標準コンテナ21に位置し、当該第1隅部材211と隣接する第2隅部材221または231は、それぞれ第1規格の標準コンテナ21両側における2つの第1規格の標準コンテナ22および23に位置する。うち、前記第1隅部材211と、当該第1隅部材211に隣接する第2隅部材221または231との基準中心距離をL1とし、2つの第1隅部材211間の基準中心距離をL2とする。当該基準中心距離とは、隅部材における上面孔間の中心距離である。
ここで、本発明の原理および効果を述べる上での便宜上、以下の実施例では、仮に、本発明のコンテナの積付け領域が、並列して配置される少なくとも3つの第1規格の標準コンテナ21,22,23からなるコンテナ上面領域である場合を例として説明する。なお、詳細については後述する。
前記第1規格の標準コンテナ21,22,23の規格は、例えば20フィートコンテナ、40フィートコンテナ、40フィート背高コンテナ、および45フィート背高コンテナ、あるいは特殊コンテナのいずれかであるが、これらに限定されるわけではない。コンテナの標準規格については当業者が熟知する従来技術であるため、ここでは敢えて述べない。
図2に示すように、本発明のコンテナ3は、筐体31と、当該筐体の各底隅部にそれぞれ設けられる複数の位置決め緩衝器32とを少なくとも備える。本発明のコンテナは、前記第1規格の標準コンテナとは規格が異なる第2規格の標準コンテナである。換言すれば、本実施例では、仮に、前記第1規格の標準コンテナ21,22および23の規格が幅2490mmであり、第2規格の標準コンテナ3の規格が幅2990mmである場合を例として説明するが、これらに限定する趣旨はなく、他の実施過程においては、前記第1規格の標準コンテナと第2規格の標準コンテナについて別の規格寸法を選択してもよい。ただし、本発明における第2規格の標準コンテナの規格寸法は、前記第1規格の標準コンテナの規格寸法より大きいものとする。
前記筐体31の各底隅部には、各前記第1隅部材211に対応して各前記第1隅部材211に連接される第1底部隅部材311がそれぞれ設けられる。各当該第1底部隅部材311の外側に位置する筐体側壁内には、チャンバー312がそれぞれ設けられる。本実施例では、前記筐体31の同じ側にある2つの第1底部隅部材311の間隔は、前記第1規格の標準コンテナ21の同じ側にある2つの第1隅部材211の間隔(すなわち、前述の2つの第1隅部材211間の基準中心距離L2)と等しい。換言すれば、前記筐体31の同じ側の2つの第1底部隅部材311の間隔はL2であり、これにより、第2規格の標準コンテナであるコンテナ3を当該第1規格の標準コンテナ21,22,23からなるコンテナ上面領域に積付ける際に、2つの第1底部隅部材311が第1規格の標準コンテナ21における2つの第1隅部材211と完全に対応するよう確保されている。
本実施例において、前記チャンバー312は前記筐体31の側壁内に形成されるとともに、前記底部隅部材311の外側に位置している。前記底部隅部材311およびチャンバー312はそれぞれ4つあり、前記筐体31の4つの底隅部に配置されている。
4つの位置決め緩衝器32が、各前記チャンバー312内にそれぞれ設けられる。当該位置決め緩衝器32は、緩衝装置321と、当該緩衝装置321に連接される第2底部隅部材322、ロック部材323、バネ324を備える。
図3および図4は、本発明のコンテナを第1規格の標準コンテナからなる積付け領域に積付ける過程を示す模式図である。
前記第2底部隅部材322と第1底部隅部材311の中心距離は、第1規格の標準コンテナ21,22,23からなるコンテナ上面領域における第1隅部材211と第2隅部材221との基準中心距離に等しい。すなわち、図3に示すように、前記第1底部隅部材311と、当該第1底部隅部材311に隣接する第2底部隅部材322との基準中心距離はL1である。これにより、第2規格の標準コンテナであるコンテナ3を当該第1規格の標準コンテナ21,22,23からなるコンテナ上面領域に積付ける際に、2つの第2底部隅部材322が、それぞれ前記第1規格の標準コンテナ22,23に位置する2つの第2隅部材221,231と完全に対応するよう確保されている。
前記緩衝装置321は、前記筐体31が吊り下げられた状態で、前記第2底部隅部材322の重力に牽引されて当該筐体31から伸出し、前記第2隅部材221または231と接触する。そして、前記第2底部隅部材322と前記第2隅部材221または231が結合すると、前記筐体31の重力による圧迫を受けて一定の速度で前記チャンバー312内に退避することで、当該筐体31の重力を緩衝する。
図5は、本発明のコンテナにおける位置決め緩衝器がロックされた状態を示す模式図である。図に示すように、前記位置決め緩衝器32はロック部材323をさらに備える。当該ロック部材323は前記チャンバー312の側壁に設けられ、前記チャンバー312の側壁を貫通する貫通孔(図示しない)、および前記貫通孔内に設けられて前記第2底部隅部材322を前記チャンバー312内にロックするピン(図示しない)を備える。これに対して、前記第2底部隅部材322は、前記ピンに対応する挿入孔(図示しない)を備える。これにより、前記位置決め緩衝器32を用いない場合、前記第2底部隅部材322は前記チャンバー312内にロックされる。
前記位置決め緩衝器32は、さらに、前記緩衝装置321と第2底部隅部材322の間に設けられるバネ324を備える。具体的な実施例において、前記緩衝装置321は油圧緩衝器、液圧緩衝器またはガス圧緩衝器から選択され、筐体31が下降して地面、甲板、あるいは他のコンテナの上面と接触した場合に、発生した衝撃加速度を緩衝する。
本実施例では、前記緩衝装置321として油圧緩衝器を用いる場合を例として説明する。図6および図7は、本発明のコンテナにおける油圧緩衝器の構造と原理を示す模式図である。図に示すように、前記緩衝装置321は、スリーブ3211、ピストン3212、ピストンロッド3213および油圧油3214を含む。
前記スリーブ3211は、ネジによる固結方式で前記チャンバー312内に固定されている。具体的には、前記スリーブ3211は、内筒32111と、当該内筒32111と間隔を置いた外筒32112とを備える。また、前記内筒32111に内筒の側壁を貫通する複数の排油孔(Orifice)32113が配置されることで、前記内筒32111内に充填された油圧油3214は圧を受けると、これら排油孔32113を通じて内外筒32111および32112からなる層間すきまへ排出される。
前記ピストン3212は、前記スリーブの内筒32111内に動作可能に配置されるとともに、ネジ固結によって前記ピストンロッド3213と連接する。前記油圧油3214は前記内筒32111内に充填されて、前記ピストン3212によって密封され、圧を受けると、前記排油孔32113を通じて内外筒からなる層間すきま内に排出され、油圧抵抗力を生じて前記ピストン3212の押圧エネルギーを吸収する。
前記第2底部隅部材322は、ネジ固定によって前記油圧緩衝器のピストンロッド3213に連接される。前記バネ324は当該ピストンロッド3213に覆設され、かつその両端は前記スリーブ3211および第2底部隅部材322にそれぞれ連接される。これにより、当該第2底部隅部材322の重力を補助し、前記筐体31が吊り下げられた状態で前記ピストンロッド3213が当該筐体31から伸出して次の動作に備えられるよう、弾性回復力を付与する。
前記筐体31が持ち上げられると、緩衝装置321のピストンロッド3213は前記第2底部隅部材322の重力とバネの弾力の作用を受けて、前記筐体31から伸出する。これにより、ピストンロッド3213に固定される第2底部隅部材322を、下方に位置する積付け領域の第2隅部材221または231に接触させる。そして、前記筐体31を開放すると、前記第2底部隅部材322は前記第2隅部材221または231に結合する。前記筐体31は、自重により第2隅部材221または231に衝撃力を付与するため、このとき、ピストンロッド3213はピストン3212とともに内筒32111の内面に沿って上方向にスライドする。内筒32111内に充満する油圧油3214は圧を受けると、前記排油孔32113を通じて、内外筒32111および32112からなる層間すきまへ排出される。このとき、油圧抵抗力が生じて衝撃物のエネルギーが吸収される。そして、ピストンの上方向へのスライドに伴い、前記排油孔32113は塞がれて、油圧油の流量面積が減少する。このように、ピストン3212の全スライド区間では、基本的に一定の油圧抵抗力が生じて動作するため、効率よく衝突時の衝撃力を緩和することができ、さらに、筐体31の下降速度を確実に減速することができるため、コンテナ内に積載される貨物に対して緩衝による保護作用が働く。
図8および図9は、それぞれ本発明のコンテナ内に設けられる固縛リングおよび固縛柵の構造を示す模式図である。図に示すように、コンテナ内に積載される貨物に対して一層良好な緩衝による保護作用を働かせるために、本発明のコンテナ内には、前記筐体31の床板33において、固縛ベルト(図示しない)が垂直方向にコンテナ内の貨物を固縛できるように、固縛リング351またはフック(図示しない)が複数設けられる。当該固縛リング351またはフックは、ボルト(lashing bolt)361による固定方式で前記床板33に固定される。具体的には、前記固縛リング351とボルト361は一体成型された部材である。前記床板33はステンレス製、すなわちSUS(Steel Use Stainless)板である。
また、前記筐体31の四方の内側壁34には、固縛ベルト(図示しない)がコンテナ内の貨物を水平方向に固縛するための固縛柵352が複数設けられている。本実施例では、前記固縛柵352はボルト362によって各前記側壁に固定されている。具体的に、前述各側壁34は、左右側壁、一の面における側壁扉、前後壁、前後扉等を含む。各側壁に設けられる固縛柵352は上中下の3層からなり、各々の高さにおいて、コンテナ内に積載される貨物を固縛ベルトで水平方向に固縛するとともに、荷役作業において、コンテナ内に積載される貨物が互いに衝突し合うことで損傷するのを防ぐ。
このように、本発明のコンテナ3は各底隅部に位置決め緩衝器32が設けられるため、クレーン等によって、地面、海上輸送コンテナ用のトレーラー、コンテナ船に対して荷役が行われる場合に、効率よく衝突時の衝撃力を緩和することができ、さらに、コンテナ内の積載物の安全と安定を確保可能である。また、筐体の床板と側壁には、いずれも固縛ベルトによって垂直方向と水平方向にコンテナ内の貨物を固縛するために固縛リングと固縛柵が設けられているため、コンテナ内の貨物を内部で固定可能であり、さらに、荷役作業において、コンテナ内の貨物損傷を確実防ぐことができる。そして、より際立った優位性として、従来技術では木材梱包で包装するために生じていた、木材資源の浪費、廃棄物処理コストの上昇、および環境汚染といった課題を回避することができる。
図10は、本発明のコンテナにおける各隅部材の配置構造を示す模式図である。図に示すように、本発明のコンテナでは、前記筐体31の各上面隅部において、第1上面隅部材313、第2上面隅部材314および第3上面隅部材315がさらに備えられる。うち、前記第1上面隅部材313は前記第1底部隅部材311と同一垂線上に位置し、前記第2上面隅部材314は前記第2底部隅部材322と同一垂線上に位置し、前記第3上面隅部材315は前記第2上面隅部材314の外側に設けられる。
本実施例では、前記筐体31の同一側における2つの第1上面隅部材313の間隔は、同一側の2つの第1底部隅部材311の中心距離L2に等しい。これにより、当該第2規格の標準コンテナ3の上面に他の第1規格の標準コンテナを載置する場合、その底部隅部材は、第2規格の標準コンテナにおける2つの第1上面隅部材313と完全に対応可能となる。あるいは、当該第2規格の標準コンテナの上面に他の第2規格の標準コンテナを載置する場合、その第1底部隅部材は、下方に位置する第2規格の標準コンテナにおける2つの第1上面隅部材313と完全に対応可能となる。
本実施例では、前記筐体31の同一側における第1上面隅部材313と第2上面隅部材314の間隔は、同一側の第1底部隅部材311と第2底部隅部材322との中心距離L1に等しい。これにより、当該第2規格の標準コンテナの上面に他の第2規格の標準コンテナを載置する場合、緩衝装置321が接続された第2底部隅部材は、下方に位置する第2規格の標準コンテナにおける2つの第1上面隅部材313と完全に対応可能となり、これにより、緩衝装置に正確な着地点が供される。
本実施例では、前記第3上面隅部材315は、コンテナ3の吊り上げ作業のために、前記第2上面隅部材314の外側に設けられる。
以上のように、前記コンテナ3の各上面隅部材と底部隅部材(隅部材(Corner Fitting)と総称)の設置はISO基準に準じるものであり、当該コンテナ3を、ISO基準に準じる第1規格の標準コンテナを積載するための海上輸送船の甲板領域に載置可能とするだけでなく、並列配置される少なくとも3つの第1規格の標準コンテナからなるコンテナ上面領域にも積付け可能とする。さらに、前記コンテナ3の各上面隅部には、同様にISO基準に準じる上面隅部材が設けられるため、コンテナの積重ね(積付け、または重ね置き)が実現される。これにより、輸送スペースの有効利用率が大幅に向上し、輸送または搬送時において、同等スペースに積載可能なコンテナ数量が相対的に増加する。特に、たいへん貴重である海上輸送船の積載スペースにとって、有効スペースの利用率向上は殊のほか重要であり、輸送、倉庫保管および物流管理におけるコストが大幅に削減される。
以上述べたように、本発明のコンテナは、筐体の各底隅部に位置付け緩衝器を設けるため、クレーン等によって海上輸送コンテナ用のトレーラーやコンテナ船に対して荷役が行われる場合に、効率よく衝突時の衝撃力を緩和することができ、さらに、コンテナ内の積載物の安全と安定を確保可能である。また、筐体の床板と側壁には、いずれも固縛ベルトによって垂直方向と水平方向にコンテナ内の貨物を固縛するために、固縛リングと固縛柵が設けられているため、コンテナ内の貨物を内部で固定可能である。これにより、荷役作業におけるコンテナ内の貨物損傷が確実に防止される。
本発明のコンテナは、筐体の各底隅部と各上面隅部に底部隅部材と上面隅部材をそれぞれ設けることで、コンテナの積付けまたは重ね置きを可能とした。さらに、本発明のコンテナにおける隅部材の設置はISO基準に準じているため、他規格のコンテナとの積付けあるいは重ね置きが可能となり、輸送におけるスペースの有効利用率が向上するとともに、輸送および倉庫保管のコストが削減される。特に、輸送スペースが殊のほか貴重である海上輸送船にとっては、一層の産業上の利用可能性がある。
本発明のコンテナは全封鎖式のコンテナであって、フラットコンテナを用いるために荷役作業の日程が天候の影響を受けてしまうという従来技術における課題が克服される。さらに、従来技術では木材梱包で包装するために生じていた、木材資源の浪費、廃棄物処理コストの上昇、および環境汚染といった課題が回避されるため、輸送および荷役のコストが効果的に削減される。よって、本発明は従来技術における様々な課題を克服するものであり、高い産業上の利用価値を有する。
上記の実施例は本発明の原理とその効果を説明するための例示にすぎず、本発明を限定するものではない。当該技術を熟知する者は、本発明の趣旨と範囲を離反しないことを前提として、上記の実施例に追加または変更を加えることが可能である。すなわち、当業者が本発明の趣旨および技術思想を超えないことを前提に実施したあらゆる等価の追加または変更は、本発明の特許請求の範囲によってカバーされる。
1 位置決め連接梁
11、211 第1隅部材
12、221、231 第2隅部材
21、22、23 第1規格の標準コンテナ
3 コンテナ
31 筐体
311 第1底部隅部材
312 チャンバー
313 第1上面隅部材
314 第2上面隅部材
315 第3上面隅部材
32 位置決め緩衝器
321 緩衝装置
3211 スリーブ
32112 外筒
32111 内筒
32113 排油孔
3212 ピストン
3213 ピストンロッド
3214 油圧油
322 第2底部隅部材
323 ロック部材
324 バネ
33 床板
34 内側壁
351 固縛リング
352 固縛柵
361、362 ボルト
L1、L2 基準中心距離

Claims (10)

  1. 複数の隅部材を備える積付け領域に載置されるコンテナにおいて、前記隅部材は、複数の第1隅部材、および各当該第1隅部材との間に基準中心距離を持つ第2隅部材を含み、
    前記コンテナは、少なくとも、
    各底隅部に、各前記第1隅部材に対して連接される第1底部隅部材がそれぞれ設けられ、各当該第1底部隅部材の外側に位置する筐体側壁内にチャンバーがそれぞれ設けられる筐体と、
    各前記チャンバー内にそれぞれ設けられる複数の位置決め緩衝器とを備え、
    前記位置決め緩衝器は、緩衝装置と、当該緩衝装置に連接される第2底部隅部材とを備え、前記第2底部隅部材と第1底部隅部材の中心距離は、前記積付け領域における第1隅部材と第2隅部材との基準中心距離に等しく、
    前記緩衝装置は、前記筐体が吊り下げられた状態で、前記第2底部隅部材の重力に牽引されて前記筐体から伸出して前記第2隅部材と接触し、前記第2底部隅部材と前記第2隅部材が結合すると、前記筐体の重力による圧迫を受けて一定の速度で前記チャンバー内に退避することで、前記筐体を緩衝し、
    前記位置決め緩衝器はロック部材をさらに備え、前記ロック部材は前記チャンバーの側壁に設けられ、前記チャンバーの側壁を貫通する貫通孔と、前記貫通孔内に設けられて前記第2底部隅部材を前記チャンバー内にロックするピンとを備え、前記第2底部隅部材は、前記ピンに対応する挿入孔を備える
    ことを特徴とするコンテナ。
  2. 前記積付け領域は、ISO基準に準じる第1規格の標準コンテナを積載するための海上輸送船の甲板領域、或いは並列に配置された少なくとも3つの第1規格の標準コンテナからなるコンテナ上面領域であり、前記海上輸送船の甲板領域における第1隅部材と第2隅部材との基準中心距離は、ISO基準に準じることを特徴とする請求項1に記載のコンテナ。
  3. 前記コンテナ上面領域における第1隅部材および第2隅部材は、隣接する2つの第1規格の標準コンテナにそれぞれ位置し、かつ、前記第1隅部材と第2隅部材との基準中心距離はISO基準に準じ、前記コンテナはISO基準に準じる第2規格の標準コンテナであり、かつ、当該第2規格の標準コンテナにおける同じ側にある2つの第1底部隅部材の間隔は、前記第1規格の標準コンテナにおける同じ側にある2つの第1隅部材の間隔と等しいことを特徴とする請求項2に記載のコンテナ。
  4. 前記緩衝装置は、油圧緩衝器、液圧緩衝器、あるいはガス圧緩衝器であることを特徴とする請求項1に記載のコンテナ。
  5. 前記油圧緩衝器は、前記チャンバー内に固定されるスリーブ、前記スリーブ内に動作可能に設けられるピストン、前記ピストンに連接されるピストンロッド、および前記スリーブ内に充填されて前記ピストンにより密封される油圧油を含むことを特徴とする請求項4に記載のコンテナ。
  6. 前記スリーブは、内筒と、当該内筒と間隔を置いた外筒とを備え、かつ、前記内筒には複数の排油孔が貫通して設けられ、前記油圧油は、前記ピストンから圧を受けると、前記排油孔を通じて内外筒からなる層間すきまへ排出され、油圧抵抗力を生じて前記ピストンの押圧エネルギーを吸収することを特徴とする請求項5に記載のコンテナ。
  7. 前記第2底部隅部材は、ネジ固定によって前記油圧緩衝器のピストンロッドに連接され、前記位置決め緩衝器は、さらに、前記緩衝装置と前記第2底部隅部材との間に設けられるバネを備え、前記バネは前記ピストンロッドに覆設され、かつ両端が前記スリーブと前記第2底部隅部材にそれぞれ連接されることを特徴とする請求項6に記載のコンテナ。
  8. 前記筐体の各上面隅部には、さらに、前記第1底部隅部材と同一垂線上にある第1上面隅部材と、前記第2底部隅部材と同一垂線上にある第2上面隅部材と、前記第2上面隅部材の外側に設けられて前記筐体の上面隅端に位置する第3上面隅部材を備えることを特徴とする請求項1に記載のコンテナ。
  9. 前記筐体の床板には、固縛ベルトが垂直方向においてコンテナ内の貨物を固縛するための固縛リングまたはフックが複数設けられ、前記固縛リングまたはフックは、ボルト固定方式で前記床板に固定されることを特徴とする請求項1に記載のコンテナ。
  10. 前記筐体の四方の内側壁には、固縛ベルトが水平方向においてコンテナ内の貨物を固縛するための固縛柵が複数設けられており、前記固縛柵は、ボルトによって各前記側壁に固定されることを特徴とする請求項1に記載のコンテナ。
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