JP5712010B2 - ビタミンd類が安定化された化粧用又は医薬用外用組成物 - Google Patents

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本発明は、ビタミンD類が安定化された化粧用又は医薬用外用組成物に関する。
ビタミン類を含有する化粧用又は医薬用外用組成物としては以下に示すような例が知られている。例えば、ビタミンC(特許文献2参照)、ビタミンE(特許文献3参照)が皮膚ヒアルロン酸の産生促進作用を有することが知られている。
また、ビタミンD3が皮膚の弾性およびしわの改善効果を有することが知られている(特許文献1参照)。
なお、ビタミンBについては、ヒアルロン酸産生、皮膚弾性又はシワに対する作用は不明であるが、ニコチン酸アミド化合物を含有する皮膚外用組成物に皮膚バリアー機能を有すること(特許文献4参照)、ビタミンA酸(レチノイン酸)と水溶性のビタミンB6塩酸塩を含有する美白用皮膚外用剤(特許文献5参照)が知られている。
しかしながら、ビタミンA、B、C、D及びEのすべてを配合した外用組成物は知られていない。また、ビタミンA、B、C及びEがビタミンDを安定化することも知られていない。
特開2004−175731号公報 特開2008−105985号公報 特開2004−359573号公報 特表2006−526570号公報 特開2002−145759号公報
本発明者らは、ビタミン類の安定性に優れた半固形の化粧用又は医薬用外用組成物を開発すべく長年に渡って鋭意研究を継続してきた。その研究の途中、通常の半固形の化粧用又は医薬用外用組成物中でビタミンD類を安定に存在させることが困難であることを見出した。
本発明者らは、上述の課題を解決するために鋭意研究を継続して行った結果、本発明を完成させた。すなわち、本発明は、以下に記すとおりである。
[1]
(1)ビタミンA類、ビタミンB類、ビタミンC類、ビタミンE類からなる群より選択される1種又は2種以上のビタミンと(2)高級脂肪酸エステルとを添加することによりビタミンD類が安定化された、(1)ビタミンA類、ビタミンB類、ビタミンC類、ビタミンE類からなる群より選択される1種又は2種以上のビタミン;(2)高級脂肪酸エステル;及びビタミンD類を含有する化粧用又は医薬用外用組成物。
さらに、本発明として好適には以下に示す発明が挙げられる。
[2]
(1)ビタミンA類、ビタミンB類、ビタミンC類及びビタミンE類と(2)高級脂肪酸エステルとを添加することによりビタミンD類が安定化された、(1)ビタミンA類、ビタミンB類、ビタミンC類及びビタミンE類;(2)高級脂肪酸エステル;及びビタミンD類を含有する化粧用又は医薬用外用組成物。
[3]
ビタミンA類がレチノール脂肪酸エステルである、[1]又は[2]に記載の化粧用又は医薬用外用組成物。
[4]
ビタミンB類がビタミンB6脂肪酸エステルである、[1]−[3]から選択されるいずれか1項に記載の化粧用又は医薬用外用組成物。
[5]
ビタミンC類がアスコルビン酸モノ脂肪酸エステル、L−アスコルビン酸ジ脂肪酸エステル又はL−アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステルである、[1]−[4]から選択されるいずれか1項に記載の化粧用又は医薬用外用組成物。
[6]
ビタミンD類がコレカルシフェロールである、[1]−[5]から選択されるいずれか1項に記載の化粧用又は医薬用外用組成物。
[7]
ビタミンE類が酢酸トコフェロールである、[1]−[6]から選択されるいずれか1項に記載の化粧用又は医薬用外用組成物。
[8]
高級脂肪酸エステル類がパルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル又は中鎖脂肪酸トリグリセリドである、[1]−[7]から選択されるいずれか1項に記載の化粧用又は医薬用外用組成物。
[9]
老化防止用である、[1]−[8]から選択されるいずれか1項に記載の化粧用又は医薬用外用組成物。
[10]
(1)ビタミンA類、ビタミンB類、ビタミンC類、ビタミンE類からなる群より選択される1種又は2種以上のビタミンと(2)高級脂肪酸エステルとを添加することによりビタミンD類を安定化する方法。
[11]
(1)ビタミンA類、ビタミンB類、ビタミンC類及びビタミンE類と(2)高級脂肪酸エステルとを添加することによりビタミンD類を安定化する方法。
本発明により、ビタミンD類を安定に存在させた半固形の化粧用又は医薬用外用組成物を提供することができる。
本発明の「半固形」の組成物は、ローション剤、乳剤、ゲル剤、クリーム剤、軟膏剤等の医薬用組成物を包含する。また、化粧水、乳液、クリーム、美容液、パック、ファンデーション、ハンドクリーム、ボディローション等の化粧用組成物も包含する。
本発明の「ビタミンA類」は、例えば、レチノール;レチノールのパルミチン酸エステル、ステアリン酸エステル、酢酸エステル等の各種脂肪酸エステル;レチノールの乳酸エステル、グリコール酸エステル等の各種有機酸エステル;レチノールのリン酸、ピロリン酸、硫酸等の各種無機酸ジエステル複合体等が挙げられる。好適には、オール−trans−レチノールおよびその異性体、オール−trans―レチノイン酸およびその異性体、オール−trans―レチナールおよびその異性体、それらの3デヒドロ体、3,4ジデヒドロ体、さらには、広く市販されており、安定性が比較的良好なパルミチン酸レチノールが挙げられる。特に好適には、パルミチン酸レチノールである。これらのビタミンAは、合成によって得られたものであっても、天然抽出物より得られたものであっても、それを精製したものであっても良い。
本発明の「ビタミンB類」は、例えば、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチン等を挙げることができる。ビタミンB類として、好適には、ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミン等のビタミンB6であり、さらに好適には、脂溶性ビタミンB6(ビタミンB6の脂肪酸エステル)であり、特に好適には、トリス2−ヘキシルデカン酸ピリドキシン(脂溶性ビタミンB6誘導体の一種、以下、VB6−IPと称することがある。)である。
本発明の「ビタミンC類」は、例えば、L−アスコルビン酸モノステアレート、L−アスコルビン酸モノパルミテート、L−アスコルビン酸モノオレエート等のアスコルビン酸モノ脂肪酸エステル;L−アスコルビン酸モノリン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステル等のアスコルビン酸モノリン酸エステル;L−アスコルビン酸ジステアレート、L−アスコルビン酸ジパルミテート、L−アスコルビン酸ジオレエート等のL−アスコルビン酸ジ脂肪酸エステル;L−アスコルビン酸トリステアレート、L−アスコルビン酸トリパルミテート、L−アスコルビン酸トリオレエート等のL−アスコルビン酸トリ脂肪酸エステル;アスコルビン酸テトライソパルミテート等のL−アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステル;L−アスコルビン酸トリリン酸エステル等のL−アスコルビン酸トリリン酸エステル等を挙げることができる。これらのビタミンC類として、好適には、アスコルビン酸モノ脂肪酸エステル、L−アスコルビン酸ジ脂肪酸エステル又はL−アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステルであり、更に好適には、L−アスコルビン酸−6−モノステアレート、L−アスコルビン酸−6−モノパルミテート、L−アスコルビン酸−2,6−ジパルミテート、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル(以下、VC−IPと称することがある。)等である。
本発明の「ビタミンD類」は、例えば、ビタミンD2(エルゴカルシフェロール)、ビタミンD3(コレカルシフェロール)、ビタミンD4、ビタミンD5、ビタミンD6、ビタミンD7、1,25−ジヒドロキシコレカルシフェロール等が挙げられる。これらのビタミンD類の中でも、好適には、ビタミンD3(コレカルシフェロール)を用いることが好ましい。
本発明の「ビタミンE類」は、例えば、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、d−トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸DL−α−トコフェロール、コハク酸DL−α−トコフェロール等が挙げられ、好適には、酢酸トコフェロールが挙げられる。
本発明の「高級脂肪酸エステル」は、炭素数10−30の脂肪酸と炭素数2−30のアルコール類からなるエステルであり、好適には、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、中鎖脂肪酸トリグリセリド等が挙げられる。
本発明の組成物には、ビタミンA類;ビタミンB類;ビタミンC類;ビタミンD類;ビタミンE類及び高級脂肪酸エステル以外に、通常、医薬品、医薬部外品、化粧品などの外用組成物に用いられる成分、例えば、水性成分、油性成分、粉末成分、アルコール類、保湿剤、増粘剤、紫外線吸収剤、美白剤、防腐剤、酸化防止剤、界面活性剤、香料、色素などを適宜必要に応じて配合することができる。そのような配合の方法は、日局製剤総則等に記載の方法に従って行うことができる。
本発明の組成物において含有されるビタミン類等の含有量は、各ビタミン類の種類により異なるが、パルミチン酸レチノール、トリ2−ヘキシルデカン酸ピリドキシン、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル、コレカルシフェロール及び酢酸トコフェロールを含有する場合には、その重量%は、それぞれ以下のようになる。
好適には、0.01〜1%(1万〜100万IU/100g)、0.01〜10%、0.01〜10%、0.00001〜1%及び0.01〜5%であり、より好適には、0.05〜0.5%(5万〜50万IU/100g)、0.1〜5%、0.1〜5%、0.0001〜0.1%及び0.1〜2%である。
(製剤例1)クリーム
パルミチン酸レチノール0.23g、トリ2−ヘキシルデカン酸ピリドキシン3.0g、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル3.0g、コレカルシフェロール0.0002g、酢酸トコフェロール1.0g、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン5.0g、ポリオキシエチレンセチルエーテル1.5g、セタノール5.0g、スクワラン8.0gおよびミリスチン酸イソプロピル8.0gを混合し、80℃に加温して均一に溶解し、混合物(A)を調製した。
別に、1,3-ブチレングリコール5.0gおよび精製水50.3gを混合し、80℃に加温し均一にし、混合物(B)を調製した。
さらに、キサンタンガム0.02gを水10.0gに溶解し、80℃に加温し、混合物(C)を調製した。
次に、(A)を80℃で加温撹拌しながら、(B)を徐々に添加し、撹拌を続けながら、50℃まで冷却し、(C)を添加し、混合した。さらに撹拌を続け、35℃で調製を終了し、クリームを得た。
(製剤例2)ローション
パルミチン酸レチノール0.23g、トリ2−ヘキシルデカン酸ピリドキシン3.0g、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル3.0g、コレカルシフェロール0.0002g、酢酸トコフェロール1.0g、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル0.6g、ミリスチン酸オクチルドデシル2.0gを混合し、70℃に加温して均一に溶解し、混合物(A)を調製した。
別に、1.3-ブチレングリコール5.0g、ジプロピレングリコール5.0g、メチルパラベン0.3gおよび精製水20.0gを混合し、均一に溶解し、混合物(B)を調製した。
さらに、ヒアルロン酸ナトリウム0.005gを水15.0gに均一に溶解し、混合物(C)を調製した。
次に、(A)を70℃で加温撹拌しながら、70℃に加温した精製水48.0gを徐々に添加し、撹拌を続けながら、50℃まで冷却し、(B)および(C)を添加し、混合した。さらに撹拌を続け、35℃で調製を終了し、ローションを得た。
(実施例1)
パルミチン酸レチノール0.115g、トリ2−ヘキシルデカン酸ピリドキシン1.5g、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル1.5g、コレカルシフェロール0.05gおよび酢酸トコフェロール0.5gを量り、全量が50gとなるようミリスチン酸イソプロピルを加えた後、混合し調製した。
(実施例2)
パルミチン酸レチノール0.115g、トリ2−ヘキシルデカン酸ピリドキシン1.5g、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル1.5g、コレカルシフェロール0.05gおよび酢酸トコフェロール0.5gを量り、全量が50gとなるようミリスチン酸オクチルドデシルを加えた後、混合し調製した。
(実施例3)
パルミチン酸レチノール0.115gおよびコレカルシフェロール0.05gを量り、全量が50gとなるようミリスチン酸オクチルドデシルを加えた後、混合し調製した。
(実施例4)
トリ2−ヘキシルデカン酸ピリドキシン1.5gおよびコレカルシフェロール0.05gを量り、全量が50gとなるようミリスチン酸オクチルドデシルを加えた後、混合し調製した。
(実施例5)
パルミチン酸レチノール0.115g、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル1.5g、コレカルシフェロール0.05gおよび酢酸トコフェロール0.5gを量り、全量が50gとなるようミリスチン酸オクチルドデシルを加えた後、混合し調製した。
(実施例6)
コレカルシフェロール0.05gおよび酢酸トコフェロール0.5gを量り、全量が50gとなるようミリスチン酸オクチルドデシルを加えた後、混合し調製した。
(比較例1)
パルミチン酸レチノール0.115g、トリ2−ヘキシルデカン酸ピリドキシン1.5g、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル1.5g、コレカルシフェロール0.05gおよび酢酸トコフェロール0.5gを量り、全量が50gとなるよう流動パラフィンを加えた後、混合し調製した。
(比較例2)
パルミチン酸レチノール0.115g、トリ2−ヘキシルデカン酸ピリドキシン1.5g、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル1.5g、コレカルシフェロール0.05gおよび酢酸トコフェロール0.5gを量り、全量が50gとなるようオクチルドデカノールを加えた後、混合し調製した。
(比較例3)
コレカルシフェロール0.05gを量り、全量が50gとなるようミリスチン酸イソプロピルを加えた後、混合し調製した。
(比較例4)
コレカルシフェロール0.05gを量り、全量が50gとなるようミリスチン酸オクチルドデシルを加えた後、混合し調製した。
(比較例5)
コレカルシフェロール0.05gを量り、全量が50gとなるよう流動パラフィンを加えた後、混合し調製した。
(比較例6)
コレカルシフェロール0.05gを量り、全量が50gとなるようオクチルドデカノールを加えた後、混合し調製した。
(試験例)
実施例および比較例で調整した組成物を気密、遮光容器に充填した後、50℃で1月間保存した。保存後の組成物中のコレカルシフェロールの含量を、HPLC法を用いて測定し、保存開始時の含量に対する1月間保存後の含量を算出した。結果は、以下の表1−2に示した。なお、表1−2中に記載の略号は以下の通りである。
M−iPr:ミリスチン酸イソプロピル
M−Oct:ミリスチン酸オクチルドデシル
Para:流動パラフィン
OctOH:オクチルドデカノール
VA:パルミチン酸レチノール
VB6:トリ2−ヘキシルデカン酸ピリドキシン
VC:テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル
VD3:コレカルシフェロール
VE:酢酸トコフェロール
Figure 0005712010
Figure 0005712010
表1−2の試験結果より、高級脂肪酸エステルによるコレカルシフェロールの安定化効果が確認できた。すなわち、ミリスチン酸イソプロピルやミリスチン酸オクチルドデシルのような高級脂肪酸エステルを用いた場合には、組成物中でコレカルシフェロールが安定に存在するが、流動パラフィンやオクチルドデカノールのような油性基剤の場合には、組成物中でコレカルシフェロールが安定に存在しないことがわかった。さらに、組成物中にコレカルシフェロールとともに、パルミチン酸レチノール、トリ2−ヘキシルデカン酸ピリドキシン、テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル及び酢酸トコフェロールから選ばれる1種以上を含有させるとコレカルシフェロールの安定性が高まることがわかった。

Claims (4)

  1. (1)レチノール脂肪酸エステル;ビタミンB6脂肪酸エステル;L−アスコルビン酸モノ脂肪酸エステル、L−アスコルビン酸ジ脂肪酸エステル、又はL−アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステル;及び、酢酸トコフェロールと(2)パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル又は中鎖脂肪酸トリグリセリドとを添加することによりコレカルシフェロールが安定化された、(1)レチノール脂肪酸エステル;ビタミンB6脂肪酸エステル;L−アスコルビン酸モノ脂肪酸エステル、L−アスコルビン酸ジ脂肪酸エステル、又はL−アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステル;及び酢酸トコフェロール、(2)パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル又は中鎖脂肪酸トリグリセリド;及びコレカルシフェロールを含有する化粧用又は医薬用外用組成物(ただし、パルミチン酸レチノール、水添レチノール、ジオクタン酸ピリドキシン、トリヘキシルデカン酸ピリドキシン、テトラヘキシルデカン酸アルコルビル、コレカルシフェロール、dl−α−トコフェロール、ミリスチン酸イソセチル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、及びモノステアリン酸グリセリルを含有する組成物を除く。)。
  2. (1)パルミチン酸レチノール;トリス2−ヘキシルデカン酸ピリドキシン;テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル;及び、酢酸トコフェロールと(2)パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル又は中鎖脂肪酸トリグリセリドとを添加することによりコレカルシフェロールが安定化された、(1)パルミチン酸レチノール;トリス2−ヘキシルデカン酸ピリドキシン;テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル;及び酢酸トコフェロール、(2)パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル又は中鎖脂肪酸トリグリセリド;及びコレカルシフェロールを含有する化粧用又は医薬用外用組成物(ただし、パルミチン酸レチノール、水添レチノール、ジオクタン酸ピリドキシン、トリヘキシルデカン酸ピリドキシン、テトラヘキシルデカン酸アルコルビル、コレカルシフェロール、dl−α−トコフェロール、ミリスチン酸イソセチル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、及びモノステアリン酸グリセリルを含有する組成物を除く。)。
  3. 老化防止用である、請求項1又は2に記載の化粧用又は医薬用外用組成物。
  4. (1)レチノール脂肪酸エステル;ビタミンB6脂肪酸エステル;L−アスコルビン酸モノ脂肪酸エステル、L−アスコルビン酸ジ脂肪酸エステル又はL−アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステル;及び酢酸トコフェロールと(2)パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル又は中鎖脂肪酸トリグリセリドとを添加することによりコレカルシフェロールを安定化する方法(ただし、パルミチン酸レチノール、水添レチノール、ジオクタン酸ピリドキシン、トリヘキシルデカン酸ピリドキシン、テトラヘキシルデカン酸アルコルビル、dl−α−トコフェロールと、ミリスチン酸イソセチル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、及びモノステアリン酸グリセリルとを添加することにより、コレカルシフェロールを安定化する方法を除く。)。
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