JPS63145211A - ビタミン配合化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はビタミン配合化粧料、さらに詳しくは、「しみ
」、「＜すみ」等の除去を意図してビタミンを配合した
化粧料に関する。

（従来の技術） 従来より、ビタミン類には皮膚に対する効用があること
が知られており、実際上ビタミン欠乏と皮膚障害との関
係、皮膚のエネルギー代謝系の解析等の研究がなされて
おり、局所投与によるビタミン欠乏皮膚炎の治療効果や
薬理作用も確認されている。

従ってこのような外用としての有効性、及び副作用が少
ない点等に鑑みて、従来では種々のビタミン類、たとえ
ばビタミンＡ、ビタミンＥ、ビタミンＢ２＋ビタミンＢ
ｂ、　ビタミンＣ，パントテン酸が化粧料に配合されて
いた。

特にビタミンＣは、化粧料の分野で従来より要望されて
いた「しみ」や「ぐすみ」の脱色に対する効果があると
一般に認識され、この点が注目されて現在ではビタミン
Ｃを配合した化粧料は数多く市販されている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、ビタミンＣの「しみ」等に対する効果や
安定性には未だ問題があり、特に「しみ」に対する効果
は、あくまで一般に認識されているだけであって、現実
に明確な「しみ」脱色効果があるとの裏付けは得られて
いない。

一方、上記のようなビタミン類以外には、ハイドロキノ
ンやその誘導体に「しみ」脱色効果があることが知られ
ているが、このようなハイドロキノンや誘導体は、酸化
され易く、又皮膚に対する刺激性や怒作性が強いために
、実際に外用として使用するには問題があり、従って化
粧料に配合することは禁止されていたのである。

本発明は上述のような種々の問題点をすべて解決するた
めになされたもので、「しみ」、「＜すみ」、「色黒」
等の発生を防止し、しかも皮膚に対する刺激が少なく極
めて安全性の高いビタミン配合化粧料を提供することを
目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、このような目的を達成するために、ビタミン
類としては比較的歴史の新しいビタミンＤ、が皮膚の美
容に有効に作用するとともに、皮膚自体がビタミンＤ３
の生合成並びに作用発現の場であることに着目し、この
観点から上記問題点を解決せんとしてなされたもので、
その問題点を解決するための手段は、活性型ビタミンＤ
３を基剤に配合したことにある。

（作用） すなわち、皮膚には活性型ビタミンＤ３に対するリセプ
ターが存在するため、上記のような化粧料を皮膚に塗布
すると、化粧料中の活性型ビタミンＤ３が前記リセプタ
ーを介して角化細胞への分化を促し、メラニンを合成し
ているメラノサイトの活性を抑制する。従って、このよ
うにメラノサイトの活性の抑制によってメラニンの異常
な生成が防止されることとなり、「しみ」や「ぐすみ」
等の発生が阻止されることとなるのである。

（実施例） 以下、本発明の実施例について説明する。

夾立桝上 一実施例としてのビタミン配合化粧料は、クリームタイ
プのもので、そのクリーム中の各成分は次のとおりであ
る。

（重量％） パラフィン　　　　　　　　　３．０％ミツロウ　　　
　　　　　　　　３．０％ワセリン　　　　　　　　　
　　８．０％精製ラノリン　　　　　　　　１５．０％
ステアリン酸　　　　　　　　１０．０％スクワラン　
　　　　　　　　３５．０％活性型ビタミンＤ３　　　
　　　０．１％Ｐ、０．Ｅソルビタン モノオレイン酸エステル　　　１．０％親油型モノステ
アリン酸 グリセリン　　　３．０％ 防腐剤・酸化防止剤　　　　　　　適量ブチレンゲリコ
ール　　　　　　２．０％以上の成分に精製水を加えて
全量を１００％とした。

尚、活性型ビタミンＤ３としては、１α、２５−ジハイ
ドロオキシービタミンＤ、を使用した。

そしてこのようなりリームタイプの化粧料を皮膚に塗布
すると、クリーム中の１α、２５−ジハイドロオキシー
ビタミンＤ３が速やかに経皮吸収され、これがメラニン
の多量発生を抑制すべく作用することとなる。

すなわち、皮膚には上記１α、２５−ジハイドロオキシ
ービタミンＤ３に対するリセプターが存在するため、上
記化粧料の塗布によって、化粧料中のｌα、２５−ジハ
イドロオキシービタミンＤ３が前記リセプターを介して
角化細胞への分化を促し、メラノサイトの活性を抑制す
ることによってメラニンの異常な生成が阻止されること
となる。

従って、このようにメラニンの異常な生成が阻止される
ことによって「しみ」や「くすみ」等の発生が防止され
ることとなるのである。

尚、クリーム中の各成分の組成や配合比等は決して上記
実施例に限定されるものではなく、その成分、配合比は
問わない。たとえば次のような組成、配合比のものであ
ってもよい。

ス扇上１ （重量％） スクワラン　　　　　　　　　　５．０％ミリスチン酸
イソプロピル　　　５゜０％ｄｌ−α−トコフェロール
　　　　０．５％流動パラフィン　　　　　　　８９．
０％活性型ビタミンＤ３　　　　　０．　５　　％本実
施例においても活性型ビタミンＤ、としはｌα、２５−
ジハイドロオキシービタミンＤ。

を使用した。

さらに、基剤の種類も該実施例のクリームに限らず、例
えばローション等のものであってもよい。

さらに、上記各実施例では、活性型ビタミンＤ。

として１α、２５−ジハイドロオキシービタミンＤ、を
使用してなるが、これ以外にたとえば２５−ハイドロオ
キシ−ビタミンＤ、を使用してもよく、活性型ビタミン
Ｄ、の種類は問わない。要は、このような活性型ビタミ
ンＤ３が化粧料中に配合されていればよいのである。

（発明の効果） （イ）叙上のように、本発明は活性型ビタミンＤ。

を化粧料中に配合したため、このような化粧料を外用剤
として使用すると、化粧料中の活性型ビタミンＤ、がメ
ラノサイトの活性化を抑制するとともに表皮細胞の角化
を正常にし、その結果、肌の「しみ」や「くすみ」、「
色黒」等の発生を防止できるという効果がある。

特に、化粧７料中に含有された活性型ビタミンＤ、は元
来生体内物質であり、そのリセブターが皮膚中にも存在
するため、メラノサイトの活性化抑制機能が確実に作用
し、よって上記「しみ」等の防止効果が、従来のビタミ
ンＣを配合した化粧料に比べると著しく良好になるとい
う顕著な効果を有するに至った。

（ロ）さらに、従来「しみ」防止用として知られている
ハイドロキノンやその誘導体のように皮膚に対する刺激
がほとんど認められず、又副作用等生体への影響も少な
く、極めて安全性の高い化粧料を提供できるという利点
がある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 基剤に活性型ビタミンＤ＿３を配合してなることを特徴
   とするビタミン配合化粧料。