JPH01249714A - 皮膚化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 帆粟上Δ机且分吐 本発明は、紫外線照射によって皮膚に生じる色素沈着、
いわゆる日焼け（サンタン）を炎症を防ぎながら美しく
、しかも低線量で濃厚に形成する皮膚化粧料に関する。

従来の技術および問題点 近年、健康に対する意識の高まりから、美しく日焼け（
サンタン）をした健康的な肌を保ちたいという願望が、
特に若者の間で増加している。このために過度の日光浴
による紫外線照射により、ヤケド（サンバーン）、肌ア
レ、シミなど−々の皮膚のトラブルも生じている。

本発明はこのような皮膚障害を防止し、短時間日光にあ
たるだけで、効果的に濃厚な美しい日焼け（サンタン）
を生ずる皮膚化粧料を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明者らは、前記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた
結果、パルミチン酸またはステアリン酸にさらにビタミ
ンＤ、の誘導体を組み合わせることにより皮膚の色素沈
着に優れた相乗的な効果があられれることを見いだし、
本発明を完成するに至った。

すなわち本発明は、 （ｉ）パルミチン酸およびステアリン酸からなる群より
選ばれた１種または２種の化合物と、 （ｉｉ）７−デヒドロコレステロール、コレカルシフェ
ロール、２５−ヒドロキシコレカルシフェロール、ｌα
−ヒドロキシコレカルシフェロール、ｌα、２５−ジヒ
ドロキシコレカルシフェロール、５．６−ｔｒａｎｓ−
２５−ヒドロキシコレカルシフェロールおよびジヒドロ
タキステロールからなる群より選ばれた１種または２種
以上の化合物 とを有効威令として配合したことを特徴とする皮膚化粧
料を提供するものである。

本発明の皮膚化粧料に配合されるパルミチン酸およびス
テアリン酸は単独で配合してもよく、また併用してもよ
い。これら化合物の化粧料中における配合量は、０．１
〜１０重奄％であるのが好ましい。かかる配合量が、０
．１重量％未満であると、色素沈着形成の効果がない。

一方、本発明組成物に配合されるビタミンＤ。

誘導体としては、７−デヒドロコレステロール、コレカ
ルシフェロール、７−デヒドロコレステロール、コレカ
ルシフェロール、２５−ヒドロキシコレカルシフェロー
ル、ｌα−ヒドロキシコレカルシフェロール、１α、２
５−ジヒドロキシコレカルシフェロール、５．６−ｔｒ
ａｎｓ−２５−ヒドロキシコレカルシフェロールおよび
ジヒドロタキステロールが挙げられ、これらの１種また
は２種以上が配合される。

これら化合物の化粧料中における配合量は、ｏ、ｏｏｔ
〜１０重量％であるのが好ましい。

つぎに各種活性成分についてその色素沈着の形成作用を
評価した結果を示す。

試験方法： Ｅｎｇｌｉｓｈ系茶色モルモットの背部を刺毛して紫外
線（ＵＶ８強度：　６００ｍＪ／ｃｍ”）を照射した。

この操作を２日間、もしくは３日間繰り返し、この間パ
ルミチン酸およびステアリン酸、あるいはビタミンＤ３
誘導体等をエタノールに溶解した検体（１ｗ／ｖ％）を
紫外線照射部位に塗布した。ｌＯ日間放置後、以下に示
す判定基準に従い、色素沈着度を肉眼判定した。

〔判定基準〕

ｍ：　色素沈着なし ±：　わずかな色素沈着 ＋：　中等度の色素沈着 ＋十：　　強度の色素沈着 結果を次の第１表（２日間、紫外線照射量計１２００　
ｍＪ　７０ｍ”）および第２表（３日間、紫外線照射量
計１８００ｍＪ　／ｃｔｘ″）に示す。

第１表および第２表より明らかなごとく、パルミチン酸
、ステアリン酸単独では色素沈着はわずかであり、また
ビタミンＤ３誘導体を単独で配合した場合も色素沈着は
中等度である。これらに対して、両者を併用した場合は
、顕著な色素沈着が認められる。

本発明の皮膚化粧料は、公知の方法により、化粧水、化
粧用油、クリーム、乳液、パック、パウダーなどの形態
に製造される。

さらに本発明の化粧料には、その種類に応じ性能を損な
わない範囲において、適宜公知の成分を配合することが
できる。

実施例 つぎに本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。

実施例１（化粧水） 成　分　　　　　　　　　　　　配合量（重量％）コレ
カルシフェロール　　　　　　　　０．５パルミチン酸
　　　　　　　　　　　　５．０グリセリン　　　　　
　　　　　　　６，０エタノール　　　　　　　　　　
　　　　８．０ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油　　　
０．８クエン酸　　　　　　　　　　　　　　　０．０
５クエン酸ナトリウム　　　　　　　　　　０．０７香
料　　　　　　　　　　　　　　　　　０．１精製水　
　　　　　　　　　　　　　　残部精製水にグリセリン
、クエン酸、クエン酸ナトリウムを溶解する。別個にエ
タノールにコレカルシフェロール、パルミチン酸、ポリ
オキシエチレン硬化ヒマシ油（６０Ｅ、Ｏ，）、メチル
パラベン、香料を溶解し、前記の精製水溶液に加えて可
溶化し、ろ過して化粧水を得た。

実施例２（化粧用油） 成　　分　　　　　　　　　　　　　　配合量（重量％
）フェロール　　　　　　１．０ ステアリン酸　　　　　　　　　　　　　５．０ステア
リン酸コレステリル　　　　　　　１．０オリーブ油　
　　　　　　　　　　　　　　２．０スクワラン　　　
　　　　　　　　　　　残部スクワランに他の成分を均
一に溶解して化粧用油を得た。

実施例３（クリーム） 成分（Ａ） ７−デヒドロコレステロール　　　　　　２，０パルミ
チン酸　　　　　　　　　　　　　５．０サラシミツロ
ウ　　　　　　　　　　　　４．０セタノール　　　　
　　　　　　　　　　　　２，０ステアリン酸　　　　
　　　　　　　　　　１．０ミリスチン酸イソプロピル
　　　　　　　５．０ラノリン　　　　　　　　　　　
　　　　２．０流動パラフイン　　　　　　　　　　　
　９．０自己乳化型モノステアリン酸グリセリル　３．
０モノステアリン酸 ポリオキシエチレンソルビタン（２０Ｅ、Ｏ，）　　１
５成分（Ｂ） パラオキシ安息香酸メチル　　　　　　　０．１プロピ
レングリコール　　　　　　　　　５．０香料　　　　
　　　　　　　　　　　　　　０．２精製水　　　　　
　　　　　　　　　　　残部成分（Ａ）を加熱溶解し、
８０℃に保持する。

別に香料を除く成分（Ｂ）を加熱溶解して８０℃に保ち
、これに前記成分（Ａ）を撹拌しながら加え、充分混合
する。さらに撹拌しながら冷却を行い、香料を加え、さ
らに冷却してクリームを得た。

実施例４（乳液） 成　　分　　　　　　　　　　　　配合量（重量％）成
分（Ａ） ７−デヒドロコレステロール　　　　１．０パルミチン
酸　　　　　　　　　　　５，０グリチルレチン酸ステ
アリル　　　　０．ｌ流動パラフィン　　　　　　　　
　　５，０ワセリン　　　　　　　　　　　　　　２４
０ミツロウ　　　　　　　　　　　　　１５０セスキオ
レイン酸ソルビタン　　　　２．０成分（Ｂ） ポリオキシエチレン　　　　　　　　２．５オレイルエ
ーテル（２０Ｅ、Ｏ，） バラオキシ安息香酸エチル　　　　　０．１プロピレン
グリコール　　　　　　　５．０カルボキシビニルポリ
マー　　　　　０．５水酸化カリウム　　　　　　　　
　　０．５香料　　　　　　　　　　　　　　　０．２
精製水　　　　　　　　　　　　　　残部成分（Ａ）を
８０℃にて加熱溶解し、別に加温（８０℃）溶解した香
料を除く成分（Ｂ）に撹拌しながら加え、充分混合する
。ついで、撹拌しながら冷却を行い、香料を加え、さら
に冷却して乳液を得た。

実施例５（パック） 成　　分　　　　　　　　　　　配合量（重量％）コレ
カルシフェロール　　　　０．１ ステアリン酸　　　　　　　　　　　５．０酢酸ビニル
・スチレン共重合体　　１Ｏ１０ポリビニルアルコール
　　　　　　１Ｏ１０ソルビツト　　　　　　　　　　
　　５．０アラントイン　　　　　　　　　　　０．５
カオリン　　　　　　　　　　　　　　７．０エタノー
ル　　　　　　　　　　　　　５．０香料　　　　　　
　　　　　　　　　　２．０パラオキシ安息香酸エチル
　　　　　０．１精製水　　　　　　　　　　　　　　
残部１α、２５−ジヒドロキシコレカルシフェロール、
ステアリン酸、香料およびエタノールを均一に溶解する
。これを酢酸ビニル・スチレン共重合体、ポリビニルア
ルコール、ソルビット、アラントインおよびカオリンを
均一に混和しだらのに加える。

これに、さらにバラオキシ安息香酸エチルを精製水に均
一に溶解した溶液を加え、均一に混和しバックを得た。

実施例６（パウダー） 成　　分　　　　　　　　配合量（重量％）コレカルシ
フェロール　　　　　０．５パルミチン酸　　　　　　
　　　５．０デキストリン　　　　　　　　９１．５タ
ルク　　　　　　　　　　　　　２．０ステアリン酸デ
カグリセリル　　１．０コレカルシフエロール、パルミ
チン酸およびステアリン酸デカグリセリルを加熱溶解し
、７０℃に保持し、これをデキストリンおよびタルクの
混合物に撹拌しながら徐々に加えてパウダーを得た。

発明の効果 本発明化粧料は、皮膚の美しい日焼けを低線奄で達成し
得る。

特許出願人　サンスター株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）（ｉ）パルミチン酸およびステアリン酸からなる
   群より選ばれた１種または２種の化合物と、 （ｉｉ）７−デヒドロコレステロール、コレカルシフェ
   ロール、２５−ヒドロキシコレカルシフェロール、１α
   −ヒドロキシコレカルシフェロール、１α，２５−ジヒ
   ドロキシコレカルシフェロール、５，６−ｔｒａｎｓ−
   ２５−ヒドロキシコレカルシフェロールおよびジヒドロ
   タキステロールからなる群より選ばれた１種または２種
   以上の化合物 とを有効成分として配合したことを特徴とする皮膚化粧
   料。