JP5707235B2 - 吐出容器 - Google Patents
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Description
この場合では、操作部を操作して吐出ヘッドを下方に移動させることによって吐出ヘッドをステムと共に装着キャップ及び外郭筒に対して押し下げることができる。
ここで、容器本体2及び吐出孔4Aそれぞれの中心軸は、共通軸上に位置している。以下、この共通軸を中心軸Oとし、中心軸Oに沿って吐出孔4A側を上側、容器本体2側を下側と称し、中心軸Oに直交する方向を径方向、中心軸O回りの方向を周方向と称する。
吐出器4は、容器本体2の口部3に装着される円筒状の装着キャップ15と、装着キャップ15に上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステム16を有するポンプ(吐出器本体)17と、ステム16の上端部に固定されると共に、頂壁部38に吐出孔4Aが形成された有頂円筒状の吐出ヘッド18と、吐出ヘッド18を径方向外側から囲繞し、装着キャップ15に固着された円筒状の外郭筒19と、を有する。これら装着キャップ15、ポンプ17、吐出ヘッド18及び外郭筒19は、中心軸Oと同軸に配設されている。
案内筒部23の上部における外径は、案内筒部23の下部における外径よりも小さく、案内筒部23における上部と下部との接続部分には、段部が形成されている。また、案内筒部23の上部の下端部には、径方向内側に張り出すと共に下方に向けて突出する嵌合筒部25が形成されている。つまり、案内筒部23の上部と嵌合筒部25との接続部分には、段部が形成されている。
接続板部24の下面には、接続板部24と口部3の開口端縁との間で挟みこまれる平面視円環状のパッキン26が配設されている。
シリンダ28の上端部は、案内筒部23における下部と嵌合筒部25との間で挟み込まれており、嵌合筒部25の外周面と案内筒部23の下部の内周面との間に形成される間隙内に嵌め込まれて固定されている。
シリンダ28の下端部内には、パイプ29の上端部が嵌合されており、このパイプ29の下端開口部は、容器本体2の底部に位置している。
ヘッド本体部31は、円筒状のヘッド筒部33と、ヘッド筒部33の下端から下方に向けて突設された円筒状の取付筒部34と、ヘッド筒部33よりも径方向外側に配設された円筒状の外筒部35と、ヘッド筒部33の下端と外筒部35の上端とを接続する平面視円環状の連結板部36と、外筒部35の上下方向の中間部から径方向外側に向けて突設された一対の操作部37と、を有する。
取付筒部34は、ステム16の上端部と案内筒部23との間に配設されており、ステム16の上部に装着されている。また、外筒部35は、案内筒部23の径方向外側に配設されている。これら取付筒部34及び外筒部35の上端部は、案内筒部23よりも上方に位置している。
一対の操作部37は、図3に示すように、平面視矩形状の板部材であり、中心軸Oを径方向で挟むように形成されている。
頂壁部38の中央には、吐出孔4Aが形成されており、外壁部39は、ヘッド筒部33の上端部の径方向内側に装着されている。
吐出ヘッド18の上端は、外郭筒19の先端開口19Aよりも上方に突出している。
上筒部41は、ヘッド筒部33を径方向外側から囲繞している。
下筒部42は、外筒部35を径方向外側から囲繞しており、その上側部分が下方に向かうにしたがって漸次径方向外側に向けて膨出している。また、下筒部42の下端部は、固着筒部22内に嵌合されている。さらに、下筒部42の上下方向の中間部には、径方向外方に向けて突出するフランジ部43が設けられている。このフランジ部43と下筒部42の下端部のうちの少なくとも一方は、例えば超音波溶着、接着、融着などによって固着筒部22に固着されている。なお、外郭筒19は、吐出ヘッド18の操作に伴って装着キャップ15に対して上下動しないように固着されていれば、超音波溶着、接着、融着などを用いなくてもよい。
また、下筒部42には、中心軸Oを径方向で挟むように一対のスリット部(貫通部)42Aが上下方向にわたって形成されている。一対のスリット部42Aは、一対の操作部37と周方向で位置合わせされており、操作部37は、このスリット部42Aを通って外郭筒19よりも径方向外側に突出し、スリット部42Aによって上下方向で案内される。
まず、容器本体2を指などで支持し、外郭筒19の先端を鼻腔に挿入する。そして、吐出ヘッド18の操作部37を指などで押し下げる。これにより、吐出ヘッド18と共にステム16が下方に向けて移動させられる。そして、ステム16の移動に追従して上記ピストン部材がシリンダ28の内周面に摺接しつつ下方に移動する。これにより、シリンダ28内の内容物が圧縮され、この圧縮されたシリンダ28内の内容物は、ステム16内に侵入してステム16内を上方に向けて移動する。そして、ステム16から吐出ヘッド18のヘッド筒部33内を通って吐出部32の吐出孔4Aから吐出される。
例えばこのとき、取付筒部34を案内筒部23の上部と嵌合筒部25との接続部分である上記段部に当接させることで、ストローク量(吐出量)を安定させるように構成してもよい。
以上のようにして、内容物を吐出容器1の外部に吐出する。
また、外郭筒19から径方向外方に突出する操作部37を操作することで、吐出ヘッド18を容易に押し下げることができる。
例えば、吐出孔の上下方向の位置は、内容物の吐出時に外郭筒の先端開口よりも下方に位置しているが、先端開口を通して内容物を吐出容器の外部に吐出できればよく、内容物の吐出時に外郭筒の先端開口と同じ位置であってもよい。また、吐出孔の上下方向の位置は、吐出ヘッドの押し下げ前の状態において、外郭筒の先端開口と同じ位置またはこの先端開口よりも下方に位置していてもよい。
さらに、吐出孔の上下方向の位置を、内容物の吐出前後のいずれの場合においても、外郭筒の先端開口より上方に位置させてもよい。
吐出ヘッドは、一対の操作部を有しているが、外郭筒よりも径方向外側に突出する操作部を少なくとも1つ有していればよい。また、吐出ヘッドが操作部を有し、外郭筒にスリット部が形成されているが、吐出ヘッドを外郭筒に対して下方に移動させることができれば、他の構成の操作部であってもよい。
吐出容器は、被付着部分として鼻腔の患部に向けて内容物を吐出しているが、他の部分を被付着部分としてもよい。
吐出器本体として、ポンプを用いているが、エアゾール機構を採用してもよい。
Claims (2)
- 内容物を収容する容器本体と、
前記容器本体の口部に装着され、内容物を吐出する吐出孔が形成された吐出器と、
を備え、
前記吐出器が、
前記容器本体の前記口部に装着される装着キャップと、
前記装着キャップに上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有する吐出器本体と、
前記ステムの上端部に固定されると共に、頂壁部に前記吐出孔が形成された有頂筒状の吐出ヘッドと、
前記吐出ヘッドを径方向外側から囲繞し、前記装着キャップに固着された外郭筒と、
を有し、
前記吐出ヘッドが、前記ステムと共に前記装着キャップ及び前記外郭筒に対して押下されたときに、内容物を前記外郭筒の先端開口を通して吐出させることを特徴とする吐出容器。 - 前記吐出ヘッドが、径方向外側に突出する操作部を有し、
前記外郭筒には、前記操作部が径方向に貫通する貫通部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の吐出容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011121603A JP5707235B2 (ja) | 2011-05-31 | 2011-05-31 | 吐出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011121603A JP5707235B2 (ja) | 2011-05-31 | 2011-05-31 | 吐出容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012246046A JP2012246046A (ja) | 2012-12-13 |
JP5707235B2 true JP5707235B2 (ja) | 2015-04-22 |
Family
ID=47466914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011121603A Active JP5707235B2 (ja) | 2011-05-31 | 2011-05-31 | 吐出容器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP5707235B2 (ja) |
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JP2010254312A (ja) * | 2009-04-22 | 2010-11-11 | Lion Corp | 噴射アダプター装置 |
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-
2011
- 2011-05-31 JP JP2011121603A patent/JP5707235B2/ja active Active
Also Published As
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JP2012246046A (ja) | 2012-12-13 |
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