JP5700322B2 - 転がり負荷用に形成された、コアゾーンまで硬化する鋼からなる工作物および熱処理する方法 - Google Patents

転がり負荷用に形成された、コアゾーンまで硬化する鋼からなる工作物および熱処理する方法 Download PDF

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Description

本発明は、転がり負荷用に形成された、コアゾーンまで硬化する鋼からなる工作物に関する。さらに、本発明は、この種の工作物を熱処理する方法に関する。
鋼からなる工作物を熱処理する方法は、多様な形態で知られている。熱処理は、特に、工作物の硬度を増大させるために用いられる。その場合に、熱処理の種類が、工作物の特性に大きい影響を有するので、鋼の適切な組成の選択の他に、熱処理方法の適切な選択も、工作物の寿命にとって極めて重要である。これは、高い品質要請を満たさなければならず、かつ長い使用時間にわたって高い負荷にさらされる工作物については、特に言えることである。この種の工作物において、品質が、熱処理の詳細に極めて敏感に依存することがある。
従来技術(たとえば、特許文献1を参照)から、コアゾーンまで硬化する鋼からなる転がり軸受コンポーネントのための熱処理方法が知られており、同方法においては、まず、860℃から930℃において浸炭窒化が実施される。その後、830℃から860℃におけるオーステナイト化とそれに続く190℃から230℃への急冷が行われる。そして、190℃と230℃の間で恒温遷移が実施されて、その後室温に冷却される。このようにして、構成部品の組織遷移がコアゾーンにおけるのと端縁層におけるのとでは異なるように推移し、それによってコアゾーンにおいては5体積%より少ない残留オーステナイト含有量が、端縁層においては10体積%より多い残留オーステナイト含有量が得られるように、しようとしている。
他の従来技術(たとえば、特許文献2を参照)からは、鋼または鋳鉄からなる工作物を熱処理する方法が知られており、同方法においては、オーステナイト化の後に、たとえばマルテンサイト開始点までの迅速な急冷が行われる。次に、構成部品は、組織がベイナイトに所望に部分遷移するまで、ベイナイト遷移温度に維持される。その後、室温への急速な冷却、室温における短い維持および短時間焼鈍が行われる。
独国特許公報DE10161721B4 独国特許公報DE19849681C1
本発明の課題は、鋼からなる転がり負荷を受ける工作物を、高い耐磨耗性、硬度、粘性および寸法安定性を有するように、形成することである。
この課題は、請求項1の特徴の組合せを有する工作物によって解決される。
本発明に基づく工作物は、転がり負荷のために形成されており、コアゾーンと、コアゾーンを包囲する、浸炭窒化された端縁ゾーンとを有している。工作物は、コアゾーンまで硬化する鋼から形成されている。工作物のコアゾーンは、ベイナイト組織を有している。工作物は、その端縁ゾーンが主成分としてマルテンサイトとベイナイトからなる混合組織を有し、端縁ゾーン内のマルテンサイトの体積割合が、少なくとも20体積%であることを、特徴としている。
本発明に基づく工作物において、ベイナイト組織とマルテンサイト組織の利点が、効果的に組み合わされている。結果として、コアゾーン内のベイナイト組織は、高い粘性と寸法安定性を有している。端縁ゾーン内のマルテンサイトとベイナイトからなる混合組織は、高い硬度と耐磨耗性をもたらす。この組合せによって、極めて堅牢で磨耗強い工作物が得られ、その工作物は、潤滑が乏しい場合、あるいは、汚れの作用などのような、他の好ましくない環境条件においても、通常、すぐには損傷を受けない。
好ましくは、端縁ゾーンは、主成分としてマルテンサイトとベイナイトからなる混合組織を有している。
工作物は、特に、転がり軸受構成部品として形成することができる。コアゾーンまで硬化する鋼は、特にDIN EN ISO683−17に基づく、コアゾーンまで硬化する転がり軸受鋼である。特に、種類100Cr6の鋼または高合金の誘導体が、効果的である。
工作物のコアゾーンは、ベイナイトの他に、炭化物および/または残留オーステナイトを含むことができる。従って、コアゾーンが、最大10体積%、特に最大3体積%の残留オーステナイト含有量を有していると、寸法安定性に関して効果的である。
工作物の端縁ゾーンは、マルテンサイトの他に、炭化物および/または残留オーステナイトおよび/またはベイナイトおよび/または窒化物を含むことができる。特に、端縁ゾーンは、コアゾーンの残留オーステナイト含有量よりも、5体積%から40体積%だけ高い、残留オーステナイト含有量を有することができる。好ましくは端縁ゾーンは、少なくとも10体積%の残留オーステナイト含有量を有する。さらに、端縁ゾーンは、少なくとも0.1重量%かつ最大で0.8重量%の窒素含有量を有することができる。
端縁ゾーンは、工作物の表面に隣接することができる。さらに、端縁ゾーンは、少なくとも100μmの厚みを有することができる。さらに、端縁ゾーンは、最大で800μm、好ましくは最大で600μmの厚みを有することができる。このように寸法決めされた端縁ゾーンは、良好な耐磨耗性を提供し、その場合に同時に、万一工作物の寸法安定性への作用があった場合に、それが限界内に抑えられる。同様に、工作物の寸法安定性に関して、コアゾーンが端縁ゾーンよりも大きい体積を有していると、効果的である。
工作物の端縁ゾーンは、−600MPaと−100MPaの間の圧縮残留応力を有することができる。これが、工作物の堅牢性にポジティブに作用する。さらに、端縁ゾーンが、少なくとも50HVIだけコアゾーンの硬度の上にある硬度を有していると、効果的である。それぞれ端縁ゾーンとの転がり接触が形成され、コアゾーンとの転がり接触は形成されないので、磨耗挙動は第1に、端縁ゾーンの特性に依存する。高い硬度は、通常、磨耗挙動にポジティブに作用する。これは特に、転がり接触の領域内に異物粒子が存在する可能性がある駆動条件の下で、言えることである。もちろん、極めて高い硬度は、ネガティブな特性も伴うことが多い。たとえば、あまりにも高い粘性は、達成されない。従って、極めて高い硬度を端縁ゾーンにだけ局所的に設け、コアゾーン内にはより低い硬度を設けることが、有意義である。工作物は、好ましくは、少なくとも60HRCの表面硬度を有している。
工作物の端縁ゾーンは、炭化物を持たない、第1の層を有することができる。第1の層は、工作物表面に隣接することができる。さらに、第1の層は、最大で250μmの厚みを有することができる。さらに、工作物の端縁ゾーンは、炭化物を含む、第2の層を有することができる。第2の層は、第1の層とコアゾーンとの間に配置することができる。
コアゾーンまで硬化する鋼からなる、転がり負荷を受ける工作物を熱処理するための、本発明に基づく方法において、工作物の端縁ゾーンは、浸炭窒化される。さらに、工作物の、端縁ゾーンによって包囲されるコアゾーン内で、工作物を第1のタイムインターバルの間第1の温度領域の内部に保管することによって、主成分としてベイナイトを含む組織への遷移が実施される。本発明に基づく方法の特殊性は、第1のタイムインターバル後に、工作物の端縁ゾーン内で、工作物が第1の温度領域内の温度から第2の温度領域内の温度へ、合金化に依存するクリティカルな冷却速度を上回るように冷却されることにより、少なくとも20体積%のマルテンサイトの体積割合を有する組織への遷移が実施されることにある。
工作物は、第2のタイムインターバルの間、第2の温度領域の内部で保管することができる。さらに、工作物は、第3の温度領域の内部の温度に加熱し、第3のタイムインターバルの内部で、第3の温度領域の内部にある温度で焼鈍することができる。それが、組織の所定の安定化をもたらす。
浸炭窒化は、840℃と890℃の間の温度において実施することができる。好ましくは浸炭窒化は、1と20体積%の間のアンモニアを含み、かつ0.8と1.2の間のCレベルを有する、雰囲気内で実施される。
第1の温度領域は、210℃と260℃の間に延びることができる。第2の温度領域は、高い温度へ向かって最大で120℃まで延びることができる。同様に、第2の温度領域が、高い温度へ向かって最大で10℃の温度まで、あるいは単に−50℃の温度まで延びることも、可能である。第2の温度領域の低い温度は、結果として、工作物の端縁領域の特に高い硬度をもたらす。第3の温度領域は、150℃と300℃の間に延びることができる。
第1のタイムインターバルは、3時間と5時間の間とすることができる。第1のタイムインターバルは、工作物横断面にわたる均一な温度分布を調節するために必要な時間長さから得られる。第3のタイムインターバルについては、特に1時間と4時間の間の値が適している。
本発明に基づく方法のために、好ましくは、0.8重量%と1.2重量%の間の炭素含有量を有する、コアゾーンまで硬化する鋼が使用される。
以下、図面に示す実施例を用いて、本発明を説明する。
図1は、本発明に基づいて形成された工作物1を図式的な断面表示で示している。表示は、寸法通りではなく、比率を理想化して示している。図1に示す実施例は、玉軸受のインナーリングである。同様に、工作物1は、たとえばアウターリングまたは転動体のような、玉軸受のその他のコンポーネントであってもよい。さらに、工作物1は、他の軸受タイプのコンポーネントまたは、たとえば歯車のような、その他の転がり負荷を受けるコンポーネントであってもよい。
工作物1は、コアゾーン2と端縁ゾーン3を有しており、それらはその組織に関して異なっている。端縁ゾーン3は、工作物1の表面に隣接しており、コアゾーン2を包囲している。その場合に、端縁ゾーン3の厚みは、通常100μmと800μmの間であって、好ましくは100μmと600μmの間である。コアゾーン2と端縁ゾーン3の間には、通常、シャープな移行は形成されない。その代わりに、移行領域の内部で組織が徐々に変化している。コアゾーン2と端縁ゾーン3の組成は、以下でさらに詳細に説明する。
図2は、本発明に基づく熱処理方法の枠内で可能なやり方を説明するために、図式的な温度−時間−ダイアグラムを示している。横軸に時間、縦軸には工作物温度が記載されている。見やすくする理由から、カーブ推移は、抽象化した形式で示されており、領域的に時間を伸張ないし圧縮して示されている。
熱処理が実施される工作物1は、コアゾーンまで硬化する鋼から、たとえばDIN EN ISO683−17に基づく転がり軸受鋼から、特に低合金の転がり軸受鋼からなる。図2に例示する温度推移は、100Cr6の名称を有する鋼からなる工作物1の熱処理に関するものである。この鋼は、その質量に関して、0.93から1.05%の炭素、1.35から1.60%のクロム、0.25から0.45%のマンガン、0.15から0.35%のケイ素および0.1%までのモリブデンを有している。リン含有量は、最大で0.025%、硫黄含有量は、最大で0.015%である。さらに、製造に基づいて、少量の他の元素を含むことがある。
熱処理の前に、工作物1が機械的な軟化処理を受け、その軟化処理によって工作物1は所望の形状にされる。この形状は、まだ、熱処理後の他の機械的な加工のための付加分だけ、最終的な形状とは異なることができる。
図2の表示に示すように、熱処理は、工作物1が浸炭窒化を実施するために時点t0から始まって時点t1までに温度T0から温度T1まで加熱されることによって、開始される。温度T0は、室温であることができる。具体的な値として、室温については、異なる記載がない場合は、20℃の温度を基礎にすることができる。温度T1は、たとえば840℃と890℃の間の値を有する。
浸炭窒化は、炭素と窒素を含む雰囲気内で実施される。この種の雰囲気は、たとえば、1と20体積%の間のアンモニア添加と0.8から0.2のCレベルによって形成することができる。
浸炭窒化の間、工作物1の温度は、温度T1のために設定された温度領域内に維持される。浸炭窒化は、時点t1と時点t2の間のタイムインターバル内で実施される。このタイムインターバルは、約2から8時間である。
浸炭窒化によって、端縁ゾーン3が炭素と窒素によって富化されるので、端縁領域3内の窒素含有量が約0.1重量%から0.8重量%、端縁ゾーン3内の炭素含有量は約0.8重量%から1.2重量%になる。
浸炭窒化に続いて、工作物1は、時点t2から時点t3まで、温度T0に冷却される。温度T0は、ここでも室温とすることができる。
その後、工作物1は、オーステナイト化温度にされ、それは、図示の推移においては、浸炭窒化の間の温度T1に相当し、すなわち840℃と890℃の間の温度領域内にある。オーステナイト化温度は、時点t4から達成され、時点t5まで維持される。
このやり方とは異なり、オーステナイト化が中間冷却なしで、直接浸炭窒化に続くことができ、すなわち時点t2から開始することができる。
時点t5において、工作物1は、マルテンサイト開始温度の上方の温度T2に急速に冷却されるので、取り立てて言うほどのマルテンサイトの形成をもたらさない。この急速な冷却は、以下において急冷と称され、たとえば溶けた塩内で工作物を冷却することによって行うことができる。温度T2は、たとえば、210℃から260℃の温度領域内の値を有することができる。温度T2は、この温度インターバルの外部の値を有することもできる。この値も、マルテンサイト開始温度の上にある。
工作物1の温度は、時点t6までは一定に温度T2に維持される。その代わりに、工作物1の温度を時点t6まで変化させ、特に低下させることも、可能である。その場合に、工作物1の温度は、それぞれマルテンサイト開始温度の上に維持される。
時点t5とt6の間のタイムインターバルは、約3時間から5時間続く。このタイムインターバル内に、工作物1のコアゾーン2内の組織が、少なくとも部分的にオーステナイトからベイナイトへ遷移する。工作物1の端縁ゾーン3内では、ベイナイトへの遷移は行われず、あるいは極めてわずかな程度でこの種の遷移が行われる。いずれにしても、工作物1のコアゾーン2は、時点t6において、端縁ゾーン3よりもずっと高いベイナイト含有量を有する。コアゾーン2と端縁ゾーン3内の組織遷移の違いは、特に端縁ゾーン3の浸炭窒化によってもたらされる。浸炭窒化の結果として、端縁ゾーン3内のベイナイト遷移は、コアゾーン2内のベイナイト遷移に比較して遅延され、すなわち遷移温度における、より長い保持時間の後に初めて行われる。これは、コアゾーン2内のベイナイト遷移がすでにずっと進行した時点で、端縁ゾーン3内のベイナイト遷移はまだ開始されておらず、あるいはまだ初期段階にあることを、意味している。この時点で、工作物1を急冷することによって、それ以降のベイナイト遷移を停止させた場合に、高いベイナイト含有量を有するコアゾーン2とわずかなベイナイト含有量を有する端縁ゾーン3が得られる。
時点t6において、工作物1が温度T0に急冷され、その温度はここでも室温の領域にあることができ、あるいはその下でもよい。図2に破線で示唆するように、−50℃あるいはその下の温度への急冷を行うこともできる。急冷は、たとえばオイルまたはガスを用いて、合金組成に従ってクリティカルな冷却速度を越えるように、行うことができる。冷却は、たとえば最大で2分続く。急冷によって、工作物1の端縁ゾーン3内に組織遷移がもたらされ、その場合に特にマルテンサイトが形成される。工作物1のコアゾーン2内では、急冷の際に、いずれにせよ極めてわずかな程度のマルテンサイトしか形成されない。従って端縁ゾーン3内のマルテンサイト含有量は、時点t6の後は、コアゾーン2内よりもずっと高い。
時点t6で急冷した後に、工作物1は少なくとも、工作物断面にわたって均一な温度分布が調節されるまで、温度T0に維持され、次に時点t7から加熱されて、時点t8で温度T3に達する。極めて低い温度まで急冷された場合には、温度T0に維持する代わりに、低温冷却とそれに続いて温度T3への加熱が行われる。
150℃と300℃の間の温度領域にあることができる、温度T3において、工作物1が約1時間から4時間の間焼鈍され、それによって工作物1内に含まれるマルテンサイトが安定化される。
時点t9において、焼鈍が終了し、工作物1が時点t10までに温度T0、好ましくは室温に冷却される。この冷却は、時点t6における急冷よりもずっと低速で行うことができる。冷却によって、図2に示す熱処理が終了する。その後さらに、図2には示されていない、他の熱処理ステップを続けることもできる。同様に、時点t10で熱処理が完全に終了することも、可能である。
上述したように、あるいは同様に、本発明に基づいて熱処理された工作物1は、端縁ゾーン3内に主成分としてマルテンサイトとベイナイトからなる混合組織を有し、コアゾーン2内には主成分としてベイナイト組織を有している。その場合にマルテンサイト組織ないしベイナイト組織の割合は、それぞれ、コアゾーン2または端縁ゾーン3の全体積に関するコアゾーン2または端縁ゾーン3のマルテンサイトないしベイナイトの体積から求めることができる。同様にして、他の成分の割合も求めることができる。従って含有量は、それぞれ、以下においてそれぞれパーセント数として略語、体積%で示される、平均の体積濃度である。同様に使用される略語、重量%は、同様に、平均の質量濃度である。
熱処理後に、工作物1の端縁ゾーン3は、少なくとも20体積%のマルテンサイト含有量を有している。ベイナイト含有量は、最大で70体積%であることができる。残留オーステナイトの含有量は、少なくとも10体積%であることができる。特に、端縁ゾーン3内の残留オーステナイトの含有量は、コアゾーン2内よりも、5から40体積%だけ高くなることができる。さらに、端縁ゾーン3は、0.1と0.8重量%の間の窒素含有量と、0.8と1.2重量%の間の炭素含有量を有することができる。炭素は、少なくとも部分的に、炭化物の形式で存在することができる。その場合に、工作物1の表面に直接隣接する、250μmまでの厚みを有する層は、炭化物を含まなくてもよい。炭化物を含まない層とコアゾーン2の間に配置されている、端縁ゾーン3の他の層内には、炭化物が含まれていてもよい。
端縁ゾーン3の表面硬度は、少なくとも60HRCであることができる。さらに、端縁ゾーン3の硬度は、コアゾーン2の硬度より少なくとも50HVlだけ上にあることができる。さらに、端縁ゾーン3内に、−600MPaと−100MPaの間の領域内の圧縮残留応力が形成されることがある。
コアゾーン2は、端縁ゾーン3よりも大きい体積を有することができる。コアゾーン2内で、熱処理後のマルテンサイト含有量は、最大で10体積%であることができる。ベイナイト含有量は、少なくとも80体積%であることができる。残留オーステナイトの含有量は、最大で10体積%であることができる。特に、残留オーステナイトの含有量が最大で3体積%であることも、可能である。コアゾーン2は、さらに、炭化物を含むことができる。
本発明に基づいて形成された工作物を図式的に示す断面図である。 本発明に基づく熱処理方法の枠内で可能なやり方を説明するための、図式的な温度−時間−ダイアグラムである。

Claims (35)

  1. コアゾーン(2)と、コアゾーン(2)を包囲する、浸炭窒化された端縁ゾーン(3)を有し、
    工作物(1)が、0.8重量%と1.2重量%の間の炭素含有量を有するコアゾーンまで硬化する鋼から形成されており、かつ
    コアゾーン(2)が、ベイナイト組織を主成分として有している転がり負荷用に形成された工作物(1)において、
    端縁ゾーン(3)が、マルテンサイトとベイナイトとから成る混合組織を主成分としており、かつ端縁ゾーン内のマルテンサイトの体積割合が、少なくとも20体積%であると共に、
    工作物(1)が、転がり軸受構成部品として形成され、
    前記端縁ゾーン(3)が、コアゾーン(2)の残留オーステナイトよりも5体積%から40体積%だけ高い、残留オーステナイト含有量を有していることを特徴とする、転がり負荷用に形成された工作物。
  2. 前記端縁ゾーン(3)が、マルテンサイトとベイナイトからなる混合組織を有していることを特徴とする請求項1に記載の工作物。
  3. 前記コアゾーンまで硬化する鋼が、DIN100Cr6(JIS G 4805 SUJ2)であることを特徴とする請求項1または2に記載の工作物。
  4. 前記コアゾーン(2)が、炭化物および/または残留オーステナイトを含んでいることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の工作物。
  5. 前記コアゾーン(2)が、最大で10体積%の残留オーステナイト含有量を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の工作物。
  6. 前記コアゾーン(2)が、最大で3体積%の残留オーステナイト含有量を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の工作物。
  7. 前記端縁ゾーン(3)が、炭化物および/または残留オーステナイトおよび/またはベイナイトおよび/または窒化物を含んでいることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の工作物。
  8. 前記端縁ゾーン(3)が、10体積%の残留オーステナイト含有量を有していることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の工作物。
  9. 前記端縁ゾーン(3)が、少なくとも0.1重量%と最大で0.8重量%の窒素含有量を有していることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の工作物。
  10. 前記端縁ゾーン(3)が、工作物(1)の表面に隣接していることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の工作物。
  11. 前記端縁ゾーン(3)が、100μmの厚みを有していることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の工作物。
  12. 前記端縁ゾーン(3)が、最大で800μmの厚みを有していることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の工作物。
  13. 前記端縁ゾーン(3)が、最大で600μmの厚みを有していることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の工作物。
  14. 前記コアゾーン(2)が、端縁ゾーン(3)よりも大きい体積を有していることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の工作物。
  15. 前記端縁ゾーン(3)が、−600MPaと−100MPaの間の圧縮残留応力を有していることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の工作物。
  16. 前記端縁ゾーン(3)が、50HVlだけコアゾーン(2)の硬度以上の硬度を有していることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の工作物。
  17. 工作物が、少なくとも60HRCの表面硬度を有していることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の工作物。
  18. 前記端縁ゾーン(3)が、炭化物を持たない、第1の層を有していることを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載の工作物。
  19. 前記第1の層が、工作物表面に隣接していることを特徴とする請求項18に記載の工作物。
  20. 前記第1の層が、最大で250μmの厚みを有していることを特徴とする請求項18または19に記載の工作物。
  21. 前記端縁ゾーン(3)が、炭化物を含む、第2の層を有していることを特徴とする請求項18から20のいずれか1項に記載の工作物。
  22. 前記第2の層が、第1の層とコアゾーン(2)の間に配置されていることを特徴とする請求項21に記載の工作物。
  23. コアゾーンまで硬化する鋼からなる、転がり負荷を受ける転がり軸受構成部品である工作物(1)を熱処理する方法であって、
    −工作物(1)の端縁ゾーン(3)が、浸炭窒化され、
    −工作物(1)の、端縁ゾーン(3)に包囲されているコアゾーン(2)内で、オーステナイト化後に工作物(1)を第1のタイムインターバルの間第1の温度領域内に保管することによって、ベイナイトを主成分として含む組織への遷移が実施される、前記工作物を熱処理する方法において、
    第1のタイムインターバル後に、工作物(1)の端縁ゾーン(3)内で、工作物(1)が第1の温度領域内の温度から第2の温度領域内の温度へ、合金化に依存するクリティカルな冷却速度を上回るように、急速に冷却されることによって、少なくとも20体積%のマルテンサイトの体積割合を有する組織への遷移が実施されると共に、
    0.8重量%と1.2重量%の間の炭素含有量を有する、コアゾーンまで硬化する鋼が使用されると共に、
    前記端縁ゾーン(3)が、マルテンサイトとベイナイトとから成る混合組織を主成分としており、かつコアゾーン(2)の残留オーステナイトよりも5体積%から40体積%だけ高い、残留オーステナイト含有量を有していることを特徴とする工作物を熱処理する方法。
  24. 工作物(1)が、第2のタイムインターバルの間、第2の温度領域の内部に保管されることを特徴とする請求項23に記載の工作物を熱処理する方法。
  25. 工作物(1)が、第3の温度領域の内部の温度へ加熱されて、第3のタイムインターバルの内部で、第3の温度領域の内部の温度で焼鈍されることを特徴とする請求項24に記載の工作物を熱処理する方法。
  26. 浸炭窒化が、840℃と890℃の間の温度で実施されることを特徴とする請求項23から25のいずれか1項に記載の工作物を熱処理する方法。
  27. 浸炭窒化が、1から20体積%の間のアンモニアを含む雰囲気内で実施されることを特徴とする請求項23から26のいずれか1項に記載の工作物を熱処理する方法。
  28. 第1の温度領域が、210℃と260℃の間に延びていることを特徴とする請求項23から27のいずれか1項に記載の工作物を熱処理する方法。
  29. 第2の温度領域が、最大で120℃まで延びていることを特徴とする請求項23から28のいずれか1項に記載の工作物。
  30. 第2の温度領域が、最大で10℃の温度まで延びていることを特徴とする請求項29に記載の工作物を熱処理する方法。
  31. 第2の温度領域が、最大で−50℃の温度まで延びていることを特徴とする請求項30に記載の工作物を熱処理する方法。
  32. 第3の温度領域が、150℃と330℃の間に延びていることを特徴とする請求項25から31のいずれか1項に記載の工作物を熱処理する方法。
  33. 第1のタイムインターバルが、3時間と5時間の間にあることを特徴とする請求項23から32のいずれか1項に記載の工作物を熱処理する方法。
  34. 前記第2のタイムインターバルが、工作物横断面にわたって均一な温度分布が生じるように、調節されることを特徴とする請求項24または25に記載の工作物を熱処理する方法。
  35. 第3のタイムインターバルが、1時間と4時間の間にあることを特徴とする請求項25に記載の工作物を熱処理する方法。
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