JP5700260B2 - 断線時に色相が変化する自動車用ヒューズの製造方法 - Google Patents

断線時に色相が変化する自動車用ヒューズの製造方法 Download PDF

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Description

本発明はヒューズに関する。より詳細には、ヒューズ部材の断線時に瞬間的に発生する電気短絡の熱により色相が変化するようにして、断線識別が容易になるように改善された自動車用ヒューズ及びその製造方法に関する。
一般的に、自動車にはヒューズボックスがあり、ここには無数のヒューズが内蔵されている。
従って、ヒューズが短絡したときには、どのヒューズが短絡したのかを容易には区別できないという問題点があり、特に最近はヒューズが小型化しているため、断線したヒューズを見つけるのがさらに容易でなく、交換に困難さが伴うという問題点がある。
それゆえ、ヒューズが断線した状態を容易に識別できるようにするための法案が研究されており、先行技術としては大韓民国公開実用新案広報公開番号20−1998−016214号及び同公開特許広報公開番号10−1997−0039084号が開示された。
しかし、上記の先行技術は、ヒューズが断線した時に、別に配線されているダイオード(ランプ)が点灯するようにして断線したヒューズを見つけられるようにしたり、或いはディスプレイされるようにしたため、ヒューズ自体以外に別の回路装置が必要になる。
それゆえ、製造原価が高くなるだけでなく、ヒューズ自体以外の別の回路装置に問題が発生する恐れがあり、或いは問題が発生した場合には、はやり断線したヒューズを容易に見つけられないために、無数のヒューズをいちいち確認して探し出して交換しなければならないという煩雑さが伴うという問題点がある。
大韓民国公開実用新案広報公開第20−1998−016214号(1998年6月25日) 大韓民国公開特許広報公開第10−1997−0039084号(1997年7月24日)
本発明はヒューズ短絡時にヒューズ自体の色相が変化し、肉眼で容易に識別できるようにする自動車用ヒューズを提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、ヒューズ以外に別の付加的な識別手段がなくても、ヒューズ自体だけで、断線したヒューズを肉眼で容易に識別できるようにすることである。
本発明は着色されたプラスチック粉末96−99重量%、透明な非可逆性示温顔料粉末1−4重量%を混合して混合顔料を生成するヒューズボディ原料配合工程と;上記混合原料を射出機で溶融させ300−310℃の射出温度と1200−1600kgf/cmの射出圧力で、射出金型により示温顔料成分が含まれたヒューズボディを成型するヒューズボディ成型工程と;上記示温顔料成分が含まれたヒューズボディを100−200℃で3−5時間乾燥させ、ヒューズボディの水分含量を0.1重量%以下に減少させるヒューズボディ乾燥工程と;上記示温顔料が含まれたヒューズボディにある、一対の端子挿入溝部及びヒューズ装入溝部に、一対の端子部材の間にヒューズ部材が固定されたヒューズ体を挿入できるように結合するヒューズ組立工程を経る、自動車用ヒューズ製造方法を特徴とする。
上記非可逆性示温顔料成分は330−350℃の熱エネルギーを受けると黒く変化する成分でできていることを別の特徴とする。
さらに、本発明は着色されたプラスチック成分と透明な非可逆性示温顔料成分が含まれたヒューズボディ;及び上記ヒューズボディに具備されている一対の端子挿入溝部及びヒューズ装入溝部にそれぞれ挿入して固定できるように結合される一対の端子部材の間にヒューズ部材が固定されたヒューズ体を含み;上記ヒューズ部材の短絡時に発生する火花の熱によりヒューズボディに含まれた示温顔料成分の色相が変化するように作られた自動車用ヒューズを別の特徴とする。
上記ヒューズボディは着色されたプラスチック成分96−99重量%、非可逆性示温顔料成分1−4重量%でできていることをさらに別の特徴とする。
上記非可逆性示温顔料成分は330−350℃の熱エネルギーを受けると黒く変化するように生成されていることをさらに別の特徴とする。
そして、本発明は着色された油性塗料と透明な液状の非可逆性示温顔料及びシンナーを配合してコーティング原料を生成するコーティング原料配合工程と;上記コーティング原料をヒューズボディに8−40μmの厚さで塗布し、色相変異層をコーティングするヒューズボディコーティング工程と;上記色相変異層がコーティングされたヒューズボディを60−65℃で10−30分間乾燥させてシンナー成分を除去し、色相変異層の表面に油膜が形成されるようにするヒューズボディ乾燥工程と;上記色相変異層がコーティングされたヒューズボディにある一対の端子挿入溝部とヒューズ装入溝部に、一対の端子部材の間にヒューズ部材が固定されたヒューズ体を挿入できるように結合するヒューズ組立工程を経る、自動車用ヒューズの製造方法をさらに別の特徴とする。
上記着色された油性塗料は油性インクと油性ペンキのうちどちらか一つであることを別の特徴とし、上記コーティング原料は着色された油性インク37−47.5重量%、透明な液状の非可逆性示温顔料2.5−17重量%、シンナー46−50重量%が配合されて生成されることをさらに別の特徴とする。
上記コーティング原料は着色された油性ペンキ30−37.5重量%、透明な液状の非可逆性示温顔料2.5−15重量%、シンナー55−60重量%が配合されて生成されることをさらに別の特徴とする。
上記色相変異層に含まれた非可逆性示温顔料成分は100−120℃の熱エネルギーを受けると黒く変化するように生成されていることをさらに別の特徴とする。
さらに、本発明は着色された油性塗料成分と透明な非可逆性示温顔料成分が含まれた色相変異層が表面にコーティングされるヒューズボディ;及び上記ヒューズボディに具備される一対の端子挿入溝部及びヒューズ装入溝部にそれぞれ挿入して固定できるように結合される一対の端子部材の間にヒューズ部材が固定されたヒューズ体を含み;上記ヒューズ部材の短絡時に発生する火花の熱により色相変異層が含まれた示温顔料成分の色相が変化するように作られる自動車用ヒューズをさらに別の特徴とする。
上記色相変異層は着色された油性インク成分74−95重量%、透明な非可逆性示温顔料成分5−26重量%の色相変異層で形成されていることを別の特徴とする。
上記色相変異層は着色された油性ペンキ成分60−75重量%、透明な非可逆性示温顔料成分25−40重量%の色相変異層で形成されていることをさらに別の特徴とする。
上記色相変異層に含まれた非可逆性示温顔料成分は100−120℃以上の熱エネルギーを受けると黒く変化するように生成されていることをさらに別の特徴とする。
上記色相変異層は8−40μmの厚さでコーティングされ、上記色相変異層がヒューズボディの上面部にコーティングされることをさらに別の特徴とする。
上記ヒューズボディの上面部にコーティングされる色相変異層がヒューズの正格容量の文字としてコーティングされることをさらに別の特徴とする。
そして、本発明は着色された印刷インク40−95重量%と着色された非可逆性示温顔料5−60重量%を配合して印刷原料を生成する印刷原料配合工程と;上記印刷原料を台紙の表面に塗布し、色変換印刷層を印刷する台紙印刷工程と;上記色変換印刷層が印刷された台紙を50−60℃の乾燥温度で10−30分間乾燥させる台紙乾燥工程と;上記色変換印刷層を持つ台紙の裏面に粘着剤層を塗布する粘着剤塗布工程と;上記粘着剤層により色変換印刷層を持つ台紙をヒューズボディに付着させるヒューズボディ付着工程と;上記色変換印刷層を持つ台紙が、ヒューズボディにある一対の端子挿入溝部及びヒューズ装入溝部に、一対の端子部材の間にヒューズ部材が固定されたヒューズ体を挿入できるように結合するヒューズ組立工程を経る、自動車用ヒューズ製造方法を別の特徴とする。
上記着色された非可逆性示温顔料は90−100℃の熱エネルギーを受けると透明に変化する成分で生成されていることをさらに別の特徴とする。
さらに、本発明は着色された印刷インク成分40−95重量%と着色された非可逆性示温顔料成分5−60重量%を含んだ色変換印刷層を持つ色相変換ラベル紙が接着剤層により外表面に付着したヒューズボディと;上記ヒューズボディに具備されている一対の端子挿入溝部及びヒューズ装入溝部にそれぞれ挿入して固定できるように結合される一対の端子部材の間にヒューズ部材が固定されたヒューズ体を含み;上記ヒューズ部材の短絡時に発生する火花の熱により色変換印刷層に含まれた示温顔料成分が透明に変化するように作成される自動車用ヒューズを別の特徴とする。
上記色変換印刷層に含まれた非可逆性示温顔料成分が90−100℃以上の熱エネルギーを受けると透明に変化するように生成されることを別の特徴とする。
そして、本発明は着色された印刷インクを台紙に塗布して着色印刷インク層を印刷する着色印刷インク印刷工程と;上記着色印刷インク層の表面に着色された非可逆性示温顔料を塗布して着色示温顔料層が層状に付着した色変換印刷層を形成する着色示温顔料印刷工程と;上記色変換印刷層が印刷された台紙を50−60℃の乾燥温度で10−30分間乾燥させる台紙乾燥工程と;上記色変換印刷層を持つ台紙の裏面に粘着剤層を塗布する粘着剤塗布工程と;上記粘着剤層により色変換印刷層を持つ台紙をヒューズボディに付着させるヒューズボディ付着工程と;上記色変換印刷層を持つ台紙をヒューズボディにある一対の端子挿入溝部及びヒューズ装入溝部に一対の端子部材の間にヒューズ部材が固定されたヒューズ体を挿入できるように結合させるヒューズ組立工程を経る、自動車用ヒューズ製造方法をさらに別の特徴とする。
上記着色印刷インク層の表面に印刷される着色された非可逆性示温顔料は上記着色された非可逆性示温顔料50−80重量%とシンナー20−50重量%で希釈して塗布するように印刷することをさらに別の特徴とする。
上記着色示温顔料層は90−100℃の熱エネルギーを受けると透明に変化する示温顔料成分で形成されていることをさらに別の特徴とする。
上記台紙が紙材質で色変換印刷層の塗膜の厚さが30−40μmであることをさらに別の特徴とする。
そして、本発明は、着色された印刷インクが台紙に塗布された着色印刷インク層の表面に、着色された非可逆性示温顔料を塗布して形成した着色示温顔料層で形成された色変換印刷層を持つ色相変換ラベル紙が、接着剤層により外表面に付着したヒューズボディと;上記ヒューズボディに具備されている一対の端子挿入溝部及びヒューズ装入溝部にそれぞれ挿入して固定できるように結合される一対の端子部材の間に、ヒューズ部材が固定されたヒューズ体を含み;上記ヒューズ部材の短絡時に発生する火花の熱により色変換印刷層に含まれた示温顔料成分が透明に変化するように作られた自動車用ヒューズをさらに別の特徴とする。
上記着色示温顔料層は90−100℃の熱エネルギーを受けると透明に変化する示温顔料成分でできていることをさらに別の特徴とする。
上記台紙が紙材質であり、色変換印刷層は30−40μmの厚さで印刷し、上記色相変換ラベル紙はヒューズボディの上面部に付着させることをさらに別の特徴とする。
本発明はヒューズ部材の短絡時にヒューズボディの色相が変化して肉眼で容易に識別できるようにする自動車用ヒューズを提供する効果がある。
さらに、本発明は自動車に搭載されたヒューズボックスの内部にある無数のヒューズの中から黒く変化したヒューズを見つければよいので、肉眼で容易に識別できる効果を提供し、断線したヒューズの交換が非常に簡便かつ容易になるという効果を提供する。
そして、ヒューズ部材の色相識別により断線したヒューズを見つけることができるので、ヒューズ以外に別の付加的な識別手段がなくても、ヒューズ自体のみで断線したヒューズを肉眼で容易に識別して交換が可能になり、原価節減を図りながら、製品の信頼性が大いに向上した優秀な製品を提供することができる効果がある。
本発明の一実施例の製造方法を示した製造工程図。 本発明が実施されたヒューズの全体斜視図。 本発明が実施されたヒューズの正面図。 本発明が実施されたヒューズの正断面構成図。 図3のV−V’線の拡大断面構成図。 図3のW−W’線の拡大断面構成図。 本発明の一実施例のヒューズが断線する前後の状態を示した比較図。 本発明の別の実施例の製造方法を示した製造工程図。 本発明の別の実施例のヒューズを示した片側断面構成図。 本発明の別の実施例のヒューズの平面図。 本発明の別の実施例のヒューズが断線する前後の状態を示した比較図。 本発明のさらに別の実施例の製造方法を示した製造工程図。 本発明による色相変換ラベル紙の縦断面構成図。 本発明のさらに別の実施例のヒューズを示した片側断面構成図。 本発明のさらに別の実施例のヒューズの平面図。 図12のさらに別の実施例からさらに別の実施例に実施された製造工程図。 図16の実施により製造された色相変換ラベル紙の縦断面構成図。 本発明のさらに別の実施例のヒューズが断線する前後の状態を示した比較図。
本発明を添付された望ましい実施図面に基づいてより詳細に説明すれば、より明確に理解できるであろう。
図1は本発明の一実施例であるヒューズ製造工程図を示したもので、図2はヒューズの斜視図であり、図3は正面図であり、図4は正断面図を示した。
図1及び図2を参照すると、本発明のヒューズを製造するにあたり、まずヒューズボディ原料配合工程(S1)が実施される。
上記ヒューズボディ原料配合工程(S1)はヒューズボディ(10)を作るための工程であり、上記ヒューズボディ(10)はプラスチック材質で製造される。
本発明の理解を助けるために説明すると、示温顔料には、熱エネルギーを受けると色相が変化して熱エネルギーが放出されると再び元の色に戻る可逆性示温顔料及び、熱エネルギーを受けて色が変化した後は再び元の色には戻らない非可逆性示温顔料がある。
さらに、半透明または透明な示温顔料がある反面、着色されて色がついた示温顔料もある。
上記半透明または透明な示温顔料の場合は熱を受けると黒く変化し、着色された示温顔料の場合には反対に色がついた示温顔料が透明に変化する物理的な特性を持っており、それぞれの色相が変化する温度がそれぞれ異なっている。そして、このような示温顔料は既によく知られている顔料なので、色相が変化する物理的な特性については詳細な説明を省略する。
従って、本発明の一実施例に使用される示温顔料は熱エネルギーを受けると色相が変化する顔料で、一度色相が変化したら再び元の色には戻らない非可逆性示温顔料が使用され、透明な示温顔料が使用される。このような示温顔料は液状のものと粉状または米粒程度の大きさの粒状のものがある。
それゆえ、本発明のヒューズボディ原料配合工程(S1)は、着色されたプラスチック粉末96−99重量%、透明または半透明の非可逆性示温顔料粉末1−4重量%を配合機で混合するように処理される。
上記プラスチック粉末はポリカーボネート(略語:PC)が望ましいが、場合によってはアクリロニトリル(略語:ABS)、ポリエチレンテレフタレート(略語:PET)、ポリスチレン(略語:PS)、ポリ塩化ビニール(略語:PVC)、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン(略語:PP)、ポリウレタン(略語:PU)、フェノール樹脂(略語:PF)、ユリア樹脂(略語:UF)を使用することができる。
さらに、上記着色されたプラスチック粉末にはヒューズボディ(10)に色をつけるための着色成分が含まれているため、プラスチック粉末自体に色がついている。上記着色成分が含まれたプラスチック粉末は既に公知のものなので、詳細な説明は省略する。
上記プラスチック粉末は黄色から緑色に至るまでいろいろな色に着色されたものが使用されるので、完成した状態のヒューズボディ(10)の色もやはりこれと同様の色になる。
本発明の理解を助けるために説明すると、自動車用のヒューズはアンペアの種類によりそれぞれ異なる色のヒューズボディ(10)を持つようにすることにより、それぞれを区別できるようになっている。
すなわち、ヒューズボディ(10)の色は、5アンペアは黄色、7.5アンペアは赤褐色、10アンペアは赤色、15アンペアは青色、20アンペアは薄黄色、25アンペアは白色、30アンペアは緑色になるようにすることにより、互いに区別できるようにするもので、上記のようにヒューズボディ(10)に色をつけるために、着色されたプラスチック粉末を混合する。
従って、本発明は一度色相が変化したら再び元の色には戻らない非可逆性の示温顔料粉末と着色されたプラスチック粉末を配合して生成した混合原料を使用するもので、上記示温顔料粉末とプラスチック粉末は粒状の物が使用されるが、場合によっては粉状の物も使用することができる。
さらに、示温顔料粉末は透明または半透明の物が使用され、330−350℃の熱エネルギーを受けると黒く変化する非可逆性示温顔料使用される。
次に、本発明はヒューズボディ成型工程(S2)が実施される。上記工程は射出金型によってヒューズボディ(10)が成型されるもので、射出機を利用して射出成型する。
従って、射出機の原料投入口に混合原料が投入されると、加熱装置により混合原料が溶融しながらスクリューにより圧送されて射出金型に投入され、ヒューズボディ(10)が成型される。
この時、ヒューズボディ(10)は比較的小さく、薄く成型されるため、溶融した混合原料の流動性が非常に低いので1200−1600kgf/cmの射出圧力で成型しなければならず、300−310℃の射出温度で成型する。
それゆえ、射出温度は300−310℃であり、混合原料に含まれている非可逆性示温顔料成分は330−350℃にならなければ色相変化が起きないものなので、ヒューズボディ成型工程(S2)においては示温顔料成分には色相変化が発生することは全くない。
従って、成型が完了したら射出金型から成型されたヒューズボディ(10)を取り出すことになる。
次に、本発明はヒューズボディ乾燥工程(S3)が実施される。この工程は乾燥機でヒューズボディ(10)を乾燥させる。
ヒューズボディ成型工程(S2)で成型されたヒューズボディ(10)はそれ自体にかなりの水分が含まれているため、後に水分蒸発により撓みやクラックまたは収縮などの現象が起きることがある。
それゆえ、ヒューズボディ乾燥工程(S3)において、ヒューズボディ(10)を100−200℃で3−5時間乾燥させ、ヒューズボディ(10)の水分含量を0.1重量%以下に減少させる。
従って、ヒューズボディ(10)は極わずかな水分しか含んでいないので、撓みやクラックまたは収縮現象が発生しないようになる。
次に、本発明はヒューズ組立工程(S4)が実施され、この工程はヒューズボディ(10)にヒューズ体(20)が挿入できるように組み立てる工程である。
図2及び図3を参照すると、ヒューズボディ(10)は両側に端子挿入溝部(11)があり、上記の一対の端子挿入溝部(11)の間には互いに連通したヒューズ装入溝部(12)が具備されている。
さらに、ヒューズ体(20)は一対の端子部材(21.21’)の間にヒューズ部材(22)が溶接されて具備される。
従って、上記ヒューズ体(20)をヒューズボディ(10)にはめると端子部材(21.21’)は図4のように端子挿入溝部(11)に密着した状態ではめ込まれ、ヒューズ部材(22)は図5のようにヒューズ装入溝部(12)に挿入できるように組み立てられる。
そして、端子部材(21、21’)が挿入された部分のヒューズボディ(10)自体を熱加圧装置(図示されていない)の加圧ピンで加圧することにより、図4及び図5に図示されているようにヒューズボディ(10)が加熱されて突起(13)ができ、それを端子部材(21、21’)に具備された掛け穴(23)に挿入する。
従って、掛け穴(23)に突起(13)が引っ掛かるのでヒューズ体(20)がヒューズボディ(10)から離脱しないように組み立てられた状態になる。
さらに、ヒューズボディ(10)の下段片側に具備されているカバー部(14)を図6で矢印で示したようにはめ込むことにより、ヒューズ装入溝部(12)が遮蔽される。
さらに、上記カバー部(14)は端子部材(21、21’)の内側に突出した引っ掛け部(24)に引っ掛かることにより外側に再び開かないようにし、このようなカバー部(14)によって異物がヒューズ装入溝部(12)内に入ることを遮断することにより、異物によりヒューズ部材(22)が短絡することを未然に防ぐことができるように組み立てる。
上記のようなヒューズの構造は既によく知られている構造であり、本発明の特徴はヒューズボディ(10)がヒューズ部材(22)の短絡時に色相が変化するようにしたものでなので、ヒューズボディ(10)とヒューズ体(20)の組み立て構造については、本発明で例示された構造の一部が変更された構造、または違いがあるヒューズにも実施することができる。
従って、本発明の一実施例の製造方法により完成したヒューズは着色されたプラスチック成分と半透明の非可逆性示温顔料成分が含まれたヒューズボディ(10)の一対の端子挿入溝部(11)とヒューズ装入溝部(12)に、一対の端子部材(21、21’)の間にヒューズ部材(22)が固定されたヒューズ体(20)を挿入して固定できるように結合されて製造される。
そして、完成したヒューズのヒューズボディ(10)の色は示温顔料成分が半透明なのでプラスチック成分に着色された色(例:黄色)に見えるようになる。
しかし、場合によっては色がついた示温顔料成分が含まれて製造されることもある。この場合は着色されたプラスチック成分が仮に黄色の場合、示温顔料成分の色と混合された色になることもあるが、その成分が少しだけしか含まれていないので、着色されたプラスチック成分の色である黄色を完全に失ってしまうものではなく、もともとの黄色から若干濃いか或いは薄い色になるだけで、黄色はそのまま維持される。
従って、上記のように製造されたヒューズは自動車のエンジンルームにおいてヒューズボックス内部で接続できるように設置される。
上記自動車エンジンルームは、通常、気温が高い夏季に約10分走行後に停車した時の温度は60−65℃程度であり、複雑な市内走行中には40−60℃程度になる。
それゆえ、エンジンルームの温度上昇において、エンジンを稼動させて約1時間以上停車した状態にすることを鑑みても、エンジンルームは最高70−80℃以上には上昇しない。
従って、ヒューズボディ(10)に含まれている示温顔料成分は330−350℃以上にならなければ色相が変化しないので、エンジンルームの内部温度により示温顔料成分が熱エネルギーを受けたとしても色相が変化することはない。
従って、自動車エンジンが稼働中に付加が発生したり、電気ショート現象が発生したりするとヒューズ部材(22)が短絡する。
上記ヒューズ部材(22)は軟質はんだと錫や銅で合金されたものが使用され、通常280℃以上で溶けて短絡するようになっている。
そして、電気ショートによりヒューズ部材(22)が短絡するときに瞬間的に火花が発生するが、この火花は1000℃を超える高熱を発生する。また、ヒューズ部材(22)自体は溶ける瞬間に約330℃程度の温度になる。
それゆえ、ヒューズ装入溝部(12)内で上記のような瞬間的に1000℃を超える火花が発生するため、ヒューズ装入溝部(12)の周辺に高温の火花の熱が伝達されるので、ヒューズボディ(10)に含まれている示温顔料成分が高温の熱エネルギーを受けることにより黒く変化する。
そしてヒューズ部材(22)が挿入されるヒューズ装入溝部(12)は1mm程度の極狭小な幅になっており、ヒューズ装入溝部(12)を形成するための四方のヒューズ部材(22)の厚さは0.5−0.7mm程度の薄さなので、ヒューズ部材(22)短絡時に瞬間的に発生する高温の火花の熱が全部伝達されるわけではないが、少なくとも500−600℃以上の熱エネルギーがヒューズ部材(22)に伝達されるように作用するので、示温顔料成分の色相変化温度である330−350℃を超過しているため、ヒューズ部材(10)の色相が黒く変化する。
そしてヒューズ部材(10)には非可逆性の示温顔料成分が含まれているので、一旦黒く変化したら、再び元の色に戻らないようになるため、黒色のままになる。
一方、自動車に搭載された無数のヒューズは一つのヒューズボックスの内部に整列して設置されるため、ヒューズボディ(10)の上面部(15)だけが見えるようになる。
それゆえ、ヒューズ部材(22)が短絡することにより、色相が黒く変化したヒューズを見つければよいが、この時ヒューズボディ(10)の上面部(15)の色相が黒く変化したヒューズを見つければよい。
図7は色相変化前の状態のヒューズと変化後のヒューズを示したもので、変色前の状態のヒューズの上面部(15)は着色されたプラスチックの色に見える反面、ヒューズ部材(22)が断線したヒューズの上面部(15)は黒く変化した状態を示している。
それゆえ、自動車に搭載されたヒューズボックス内部にある無数のヒューズの中から黒く変化したヒューズを見つければよいので、肉眼で容易に識別できるようになり、断線したヒューズの交換が非常に簡便かつ容易になる。
一方、図8は本発明の別の実施例の製造方法を示した製造工程図である。
図8を参照すると、まず、コーティング原料配合工程(T1)が実施される。
上記コーティング原料配合工程(T1)は着色された油性塗料と透明な液状の非可逆性示温顔料(液状示温顔料ともいう)及び流動性を高めるシンナーを配合してコーティング原料を生成する工程である。
上記着色された油性塗料は油性インクまたは油性ペンキを使用することができるので、本発明はコーティング原料を2種類提供することができ、それぞれ実施することができる。
その一つは、着色された油性インクと透明な液状の非可逆性示温顔料(液状示温顔料ともいう)を混合したものと、もう一つは着色された油性ペンキと透明な液状の非可逆性示温顔料を配合して使用する。そしてこれらのどちらにもそれぞれシンナーが配合される。
本発明に利用される着色された油性インク及び油性ペンキは、それぞれ硬化剤などの添加物が添加された塗料であり、ヒューズボディ(10)のような物体に安定的に付着することができる性質をもっている。これらは、既によく知られている物質なので、詳細な説明は省略する。
そして、透明な液状の非可逆性示温顔料は100−120℃以上の熱エネルギーを受けると色相が変化する顔料であると同時に、無色透明な状態であり、シンナーも同様に透明なものなので、これらが油性インクまたは油性ペンキと混合された状態のコーティング原料は、油性インクまたは油性ペンキに着色された色になることになる。
例えば、油性インクまたは油性ペンキの色が白色ならば混合されたコーティング原料も白色になり、油性インクまたは油性ペンキの色が薄緑色ならばコーティング原料の色も薄緑色になる。
従って、混合されたコーティング原料の色については、ヒューズのアンペアの種類によってそれぞれヒューズボディ(10)の色を変えているので、それぞれのコーティングするヒューズボディ(10)の色と同じ色に着色された油性インクまたは油性ペンキを使用することができる。
そして、ヒューズボディ(10)に表示する文字や数字としてコーティング原料をコーティングする場合には、ヒューズボディ(10)の色と違う色に着色された油性インクまたは油性ペンキを示温顔料及びシンナーと混合してコーティング原料を生成する。
従って、着色された油性インクと透明な液状の非可逆性示温顔料及びシンナーを配合する場合には、着色された油性インク37−47.5重量%、透明な液状の非可逆性示温顔料2.5−17重量%、シンナー46−50重量%を配合機で混合して配合する。
一方、着色された油性ペンキと透明な液状の非可逆性示温顔料及びシンナーを配合する場合には、着色された油性ペンキ30−37.5重量%、透明な液状の非可逆性示温顔料2.5−15重量%、シンナー55−60重量%を配合機で混合して配合する。
上記の成分中、コーティング原料にそれぞれ配合されたシンナーは、コーティング原料の流動性をよくする役割を遂行し、後にヒューズボディ乾燥工程(T3)において乾燥して全て蒸発する成分である。
従って、本発明ではコーティング原料配合工程(T1)において、2つのそれぞれ混合されたコーティング原料を生成することができ、これらは後ほど説明する製造工程をそれぞれ経るだけでなく、その後の製造工程もやはり同様なので、別々に説明することはせず、併せて説明する。
従って、着色された油性インクが混合されたコーティング原料及び着色された油性ペンキが混合されたコーティング原料は、それぞれヒューズボディコーティング工程(T2)の実施において使用され、この工程はヒューズボディ(10)の上面部(15)にコーティング原料をコーティングする工程である。
上記ヒューズボディコーティング工程(T2)では、スプレー塗布方式のコーティング装置(図示されていない)により、ヒューズボディ(10)の上面部(15)に噴射してコーティングしたり、或いは印刷コーティング方式のコーティング装置(図示されていない)により、図9のようにヒューズボディ(10)の上面部(15)に色相変異層(16)が塗られた状態にコーティングすることができる。しかし、場合によってはヒューズボディ(10)の正、背面または両側面にコーティングすることができる。
そして、ヒューズボディ(10)にコーティングされる色相変異層(15)はヒューズ装入溝部(12)の上部側のヒューズボディ(10)の上面部(15)にコーティングされるもので、図形や文字の形態にコーティングするのが望ましい。
例えば、円形や、或いはヒューズが断線したという表示として「×」という図形表示にコーティングすることができるし、或いはヒューズボディ(10)に表示されるアンペア表示文字(例:20A)の形態にコーティングすることもできる。
さらに、色相変異層(16)は8−40μmの厚さでコーティングされるので、ヒューズを使用するにおいて、全く支障をきたすことはない。
次に、ヒューズボディ乾燥工程(T3)が実施される。
この工程は色相変異層(16)を乾燥させる工程であり、乾燥機(図示されていない)を用いて、色相変異層(16)がコーティングされたヒューズボディ(10)を60−65℃で10−30分間乾燥させる。
この時、本発明の非可逆性示温顔料は100−120℃以上の熱エネルギーを受けなければ色相が変化しない顔料なので、色相変異層(16)がコーティングされたヒューズボディ(10)を60−65℃で乾燥させるヒューズボディ乾燥工程(T3)において色相変異層(16)の色相が変化することはない。
従って、上記色相変異層(16)は、乾燥する工程においてシンナー成分がほとんど全て蒸発し、着色された油性インクまたは油性ペンキと透明な液状の非可逆性示温顔料が混合された状態のコーティング原料だけが固体状態で残るようになり、表面には油膜が形成される。上記油膜はヒューズの使用途中に異物の浸透を遮断することにより、色相変異層(16)が汚染されることを未然に防ぐ役割を遂行する。
一方、乾燥した後には色相変異層(16)の色は、含まれている示温顔料成分が透明なので、着色された油性インクまたは油性ペンキに着色された色にだけ見えるようになる。
例えば、着色された油性インクまたは油性ペンキが黄色であれば黄色に見え、白色ならば白色に見えるようになる。
次に、本発明はヒューズ組立工程(T4)が実施される。
上記ヒューズ組立工程(T4)はヒューズボディ(10)に具備されている一対の端子挿入溝部(11)及びヒューズ装入溝部(12)に、一対の端子部材(21、21’)の間にヒューズ部材(22)が固定されたヒューズ体(20)が結合できるように組み立てる工程である。
上記ヒューズ組立工程(T4)は、既に先立って説明した一実施例のヒューズ組立工程(S4)と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
従って、完成したヒューズは図9のようにヒューズ装入溝部(12)にヒューズ部材(22)が挿入された状態になり、ヒューズボディ(10)の上面部(15)には色相変異層(16)がコーティングされた状態になる。
そして、上記色相変異層(16)はヒューズボディ乾燥工程(T3)においてシンナー成分が蒸発した状態であり、着色された油性インクまたは油性ペンキと透明な非可逆性示温顔料が混合された状態のコーティング原料だけが固体状態で残っている状態で付着した状態である。
それゆえ、上記色相変異層(16)はコーティング原料配合工程(T1)で着色された油性インクと透明な液状の非可逆性示温顔料を配合して製造した場合には、着色された油性インク成分74−95重量%、透明な非可逆性示温顔料成分5−26重量%の色相変異層(16)が形成される。
一方、着色された油性ペンキと透明な液状の非可逆性示温顔料を配合した場合には、着色された油性ペンキ成分60−75重量%、透明な非可逆性示温顔料25−40重量%の色相変異層(16)が形成される。
従って、上記のように製造されたヒューズは、自動車エンジンルームにおいてヒューズボックス内部で接続できるように設置される。上記自動車エンジンルームは、既に先立って説明したように、最高70−80℃以上には上昇しない。従って、色相変異層(16)に含まれている示温顔料成分は100−120℃以上にならなければ色相が変化しないので、エンジンルームの内部温度によって示温顔料成分が熱エネルギーを受けたとしても色相は全く変化しない。
従って、自動車エンジン稼働中に付加が発生したり、電気ショート現象が発生することにより、ヒューズ部材(22)が短絡すると1000℃を超える火花の熱が発生し、ヒューズ装入溝部(12)周辺に高温の火花の熱が伝達され、色相変異層(16)に含まれている示温顔料成分が高温の熱エネルギーを受けることによって黒く変化する。
すなわち、ヒューズ部材(22)短絡時に瞬間的に発生する高温の火花の熱が全部伝達されるわけではないが、少なくとも500−600℃以上の熱エネルギーが色相変異層(16)に伝達されるため、示温顔料成分の色相変化温度である100−120℃を超過することにより色相変異層(16)の色が黒く変化する。
そして、色相変異層(16)には非可逆性の示温顔料成分が含まれているので、一旦黒く変化したら、再び元の色には戻らなくなり、黒色のままになる。
一方、自動車に搭載される無数のヒューズは一つのヒューズボックスの内部に整列して設置されるので、ヒューズボディ(10)の上面部(15)だけが見える状態になり、色相変異層(16)をその上面部(15)にコーティングすることにより、色相が変化したことが容易に肉眼で識別できるようになる。
それゆえ、ヒューズ部材(22)が短絡することにより色相が黒く変化したヒューズを探すことになるが、このときヒューズボディ(10)の上面部(15)にある色相変異層(16)の色相が黒く変化したヒューズを見つければよい。
一方、本発明は色相変異層(16)を図10に示したように文字としてコーティングすることができる。この場合、ヒューズごとにアンペア単位で正格容量を表示しており、その正格容量(例:20A)の表示を色相変異層(16)で表示するようにコーティングする。
さらに、上記正格容量を表示する色相変異層(16)を白色で表示すれば、ヒューズ部材(22)が短絡することによって発生する瞬間的な火花の熱エネルギーを受けると正格容量文字として表示された色相変異層(16)が黒く変化する。
図11は色相変化前の状態のヒューズと変化後のヒューズを示したもので、変化前の状態のヒューズの上面部(15)にコーティングされた正格容量表示の色相変異層(16)の色相が白色である反面、ヒューズ部材(22)が断線したヒューズの上面部(15)にコーティングされた正格容量表示の色相変異層(16)の色相が黒く変化した状態を示している。
それゆえ、自動車に搭載されたヒューズボックス内部にある無数のヒューズの中から、正格容量表示の色相が黒く変化したヒューズを見つければよいので、肉眼で容易に識別できるようになり、断線したヒューズの交換が非常に簡便かつ容易になる。
図12は本発明のさらに別の実施例の製造方法を示した製造工程図を示したもので、詳細に説明すると以下のとおりである。
図12を参照すると、まず印刷原料配合工程(Y1)が実施される。
上記印刷原料配合工程(Y1)は着色された印刷インク40−95重量%と着色された非可逆性示温顔料5−60重量%を配合して印刷原料を製造する。
上記着色された印刷インクは、通常印刷するときに使われるもので、既によく知られているので詳細な説明は省略する。
そして非可逆性示温顔料は着色されたものなので、色相(例:黄色、赤色など)を帯びているものが使用され、やはり着色されることにより色相を帯びた印刷インクと混合すると印刷原料は示温顔料の色と印刷インクの色が互いに混合した色になる。
それゆえ、最終的に印刷しようとする色相をあらかじめ決定した状態で、その決定した色相の印刷原料を生成するために、印刷インク及び示温顔料の色相を選択して混合することにより、生成しようとする印刷原料の色相に製造することができる。
さらに、上記着色された非可逆性示温顔料は熱エネルギーを受けると透明に変化する示温顔料使用され、同時に透明に変化する温度が90−100℃以上のものが使用される。
次に、本発明は色相を帯びた印刷原料によって印刷する台紙印刷工程(Y2)が実施される。
上記台紙印刷工程(Y2)は印刷機(図示されていない)によって図13に図示したように台紙(31)の表面に色変換印刷層(32)を印刷するもので、上記色変換印刷層(32)の塗膜の厚さは30−40μmが望ましい。上記印刷機による印刷は既によく知られている技術によるものなので、詳細な説明は省略する。
一方、本発明は、上記色変換印刷層(32)を塗布する前に、場合によっては台紙(31)の表面にアクロンプライマー(図示されていない)を下塗層塗料として塗布した後、色変換印刷層(32)を印刷することもできる。これは、台紙(31)の材質によって実施することもある。
そして、上記台紙(31)は自動車のエンジンルームで発生する熱に充分に耐えうる材質であり、印刷が可能なものであれば全てに使用可能である。しかし、紙材質がより望ましい。
次に、本発明は色変換印刷層(32)が印刷された台紙(31)を乾燥機によって乾燥処理する台紙乾燥工程(Y3)が実施される。
上記台紙乾燥工程(Y3)では50−60℃の乾燥温度で10−30分間乾燥する。この時示温顔料は90−100℃以上で変色するものが使用されるので50−60℃の乾燥温度で乾燥する工程において示温顔料は全く変化せず良好な状態に乾燥される。
次に、本発明は粘着剤塗布工程(Y4)が実施される。
上記粘着剤塗布工程(Y4)は台紙(31)の裏面に粘着剤層(33)を塗布するもので、上記粘着剤層(33)及び塗布技術は既に公知のものなのでここでは詳細な説明は省略する。
一方、粘着剤層(33)の塗布後には裏面紙(34)を付着させ、取り扱い途中に他の物体が付着しないようにすることができ、上記裏面紙(34)は使用するときに剥離して使用する。
したがって、本発明は、上記粘着剤層塗布工程(Y4)までを実施すると、色相変換ラベル紙(30)が製造される。
次に、本発明は、ヒューズボディ付着工程(Y5)が実施される。この工程は図14に図示されているようにヒューズボディ(10)に色相変換ラベル紙(30)を付着させる工程である。
ここで、色相変換ラベル紙(30)は図14に示したとおり、ヒューズボディ(10)の上面部(15)に付着させることが望ましい。
上記色相変換ラベル紙(30)の色は示温顔料の色と印刷インクの色が互いに混合された色に見えるようになる。
そして、色相変換ラベル紙(30)の色変換印刷層(31)は着色された印刷インク成分40−95重量%と着色された非可逆性示温顔料成分5−60重量%を含んだ状態である。
そして、図15に示したように、色相変換ラベル紙(30)にはヒューズの正格容量(例:20A)の表示を印刷したものを付着させるのがより望ましく、上記正格容量表示の文字は一般印刷インクによって印刷する。
次に、本発明はヒューズ組立工程(Y6)が実施される。
上記ヒューズ組立工程(Y6)は色相変換ラベル紙(30)が付着したヒューズボディ(10)とヒューズ体(20)が結合できるように組み立てる工程である。
上記ヒューズ組立工程(Y6)は先立って説明した実施例におけるヒューズ組立工程(S4、T4)と同様なので、ここでの詳細な説明は省略する。
従って、上記のように製造されたヒューズは、自動車エンジンルームにおいてヒューズボックス内部で接続できるように設置され、上記自動車エンジンルームはすでに先立って説明したように最高70〜80℃以上には上昇しない。色相変換ラベル紙(30)の色変換印刷層(32)に含まれている示温顔料成分は90−100℃以上にならなければ変換作用をしないので、エンジンルームの内部温度によって示温顔料成分が変換作用をすることはない。
従って、自動車エンジン稼働中に付加が発生したり、電気ショート現象が発生することにより、ヒューズ部材(22)が短絡して1000℃を超える火花の熱が発生し、ヒューズ装入溝部(12)周辺に高温の火花の熱が伝達され、色変換印刷層(32)に含まれている着色された示温顔料成分が高温の熱エネルギーを受けることにより変換作用をする。
この時、着色された示温顔料成分はこの成分を構成する物質特性により、融解して透明に変化する変換作用をし、これによって色相変換ラベル紙(30)は着色された印刷インクの元の色になるので、ヒューズ部材(22)が断線時に色相変換ラベル紙(30)の色が変化した状態を示す。
そして、透明に変化した示温顔料成分は非可逆性なので、再び元の着色された色に戻ることはない。
図16は本発明による、さらに別の製造工程により具現化される製造方法を示した。
従って、本発明は、まず、着色印刷インク印刷工程(Y10)が実施される。
上記着色印刷インク印刷工程(Y10)は着色された印刷インクを台紙(31)に印刷する。
従って、図17のように、台紙(31)の表面には着色印刷インク層(321)が形成され、このような着色印刷インク層(321)は通常の印刷方法で塗布されるものであり、既によく知られている印刷インクにより印刷され、乾燥がはやく進む。
次に、着色示温顔料印刷工程(Y20)が実施され、上記着色印刷インク層(321)の上に着色された非可逆性示温顔料が塗布されるように印刷する。
しかし、上記着色示温顔料印刷工程(Y20)においては示温顔料が良好な状態で印刷されるようにするためにシンナーが添加され、希釈された状態で印刷する。
希釈比率については、着色された非可逆性示温顔料50−80重量%とシンナー20−50重量%で希釈することにより、流動性を良好な状態にして印刷する。
上記着色された非可逆性示温顔料は通常時は着色された色相を帯びているが、90−100℃の熱エネルギーを受けると透明に変化する非可逆性示温顔料が使用される。
さらに、上記シンナーは台紙乾燥工程(Y3)においてほとんど全て蒸発して除去され、着色された示温顔料層(322)だけが残る。
上記着色示温顔料印刷工程(Y20)が完了すると、台紙(31)の表面には着色された印刷インク層(321)の上に着色示温顔料層(322)が層状に付着した色変換印刷層(320)が形成される。上記色変換印刷層(320)の塗膜の厚さは30−40μmが望ましい。
次に、本発明は台紙乾燥工程(Y3)と粘着剤層塗布工程(Y4)及びヒューズボディ付着工程(Y5)とヒューズ組立工程(Y6)が実施されるが、これらの工程は、それぞれ既に先立って説明した工程と同様である。
従って、上記工程が全て完了すると、本発明は台紙(31)の表面に着色印刷インク層(321)の上に着色示温顔料層(322)が重なった色変換印刷層(320)が形成された色相変換ラベル紙(300)が、ヒューズボディ(10)の上面部(15)に粘着剤層(33)によって付着した状態のヒューズが製造される。
それゆえ、通常時には着色示温顔料層(322)の色相に見える状態で、ヒューズは自動車エンジンルームのヒューズボックスの内部で接続できるように設置される。
従って、自動車エンジン稼働中に付加が発生したり、電気ショック現象が発生することにより、ヒューズ部材(22)が短絡すると1000℃を超える火花の熱が発生し、ヒューズ装入溝部(12)の周辺に高温の火花の熱が伝達され、色変換印刷層(320)にある着色された示温顔料成分が高温の熱エネルギーを受けて変換作用をするようになる。
この時、着色示温顔料層(322)はその成分の物質特性により融解して透明に変化する変換作用をするようになり、これにより着色印刷インク層(321)の色が外部に現れて見えるようになる。
それゆえ、色相変換ラベル紙(300)は着色印刷インク層(321)の色に見えるようになるため、ヒューズ部材(22)の断線時に色相変換ラベル紙(300)の色が変化した状態に見えるようになる。
そして透明に変化した着色示温顔料層(322)は非可逆性なので、元の着色された色に変化することはない。
図18は色相変化前の状態のヒューズと変化後のヒューズを示したもので、変化前の状態のヒューズの上面部(15)に付着した色相変換ラベル紙(30、300)の色相が黄色であったものが、ヒューズ部材(22)の断線後には黒く見えるようになることを示した。
それゆえ、自動車に搭載されたヒューズボックスの内部にある無数のヒューズの中から正格容量表示の色が黒く変化したヒューズを見つければよいので、肉眼で容易に識別でき、断線したヒューズの交換が非常に簡便かつ容易になる。
従って、本発明は複数の実施例で説明したが、これらに限られるものでなはく、本発明が属する技術分野において通常の知識を持つ者により多様な形態に変形実施することもできるものであり、請求範囲を大きく逸脱しない範囲や、均等範囲内においては幅広く保護されるべきことは自明である。
10 ヒューズボディ
12 ヒューズ装入溝部
15 上面部
16 色相変異層
20 ヒューズ体
21、21’端子部材
22 ヒューズ部材
30、300 色相変異ラベル紙
31 台紙
32、320 色変換印刷層
33 粘着剤層
311 着色印刷インク層
312 着色示温顔料層

Claims (2)

  1. 着色されたプラスチック粉末96−99重量%、透明な非可逆性示温顔料粉末1−4重量%を混合して混合顔料を生成するヒューズボディ原料配合工程と;前記混合料を射出機で溶融させて300−310℃の射出温度と1200−1600kgf/cmの射出圧力で、射出金型により示温顔料成分が含まれたヒューズボディを成型するヒューズボディ成型工程と;前記示温顔料成分が含まれたヒューズボディを100−200℃で3−5時間乾燥させ、ヒューズボディの水分含量を0.1重量%以下に減少させるヒューズボディ乾燥工程と;前記示温顔料成分が含まれたヒューズボディにある一対の端子挿入溝部及びヒューズ装入溝部に、一対の端子部材の間にヒューズ部材が固定されたヒューズ体が挿入できるように結合するヒューズ組立工程を経ることを特徴とする、断線時に色相が変化する自動車用ヒューズの製造方法。
  2. 前記示温顔料成分は330−350℃の熱エネルギーを受けると黒く変化する成分でできていることを特徴とする、請求項1に記載の断線時に色相が変化する自動車用ヒューズの製造方法。
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