JP5692523B2 - ウィンドガラスと支持部材との間の止水構造及び止水方法 - Google Patents
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Description
本発明のウィンドガラスと支持部材との間の止水構造においては、合成樹脂で形成された支持部材にはウィンドガラスの端部に沿って延びる止水用突条とフロントウィンドガラスを所定高さに支持するスペーサを設け、前記止水用突条はウィンドガラスの端部側に立設されるとともにスペーサより低い高さで形成され、該止水用突条の上に接着剤が施され止水用突条を跨いで覆うようにしてウィンドガラスを支持部材に接着するように構成されている。このため、支持部材上に施された接着剤による接着層が止水用突条に接着された状態でウィンドガラスに接着される。このように、接着層が止水用突条に接着されることによってアンカー効果が発揮され、接着力が高められる。従って、支持部材に対してウィンドガラスが剥がれ難くなる。
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。
図4に示すように、一人乗り用四輪電気自動車10のボディ11には、ルーフパネル部材12が運転席の前部から上部に延びるように支持され、その前部に形成された開口部13にフロントウィンドガラス14が装着されている。ルーフパネル部材12の後部には、運転席の上部を覆うルーフ材15が配置されている。該ルーフパネル部材12の後端部はリアピラー16に支持されている。
このウレタン系接着剤は、水の存在によりイソシアネート基がウレタン結合を形成しながら架橋、硬化して高分子を形成する接着剤である。該ウレタン系接着剤の主成分となるポリウレタンは、ポリオールとポリイソシアネートとを、末端にイソシアネート基が残るように反応させることによって形成される。
図1(b)に示すように、前記ウレタン系接着剤を止水用突条23より内周側の近傍位置に施して接着層24を形成し、フロントウィンドガラス14の両端部をフロントピラー19に接着するように構成することもできる。或いは、図1(c)に示すように、前記ウレタン系接着剤を止水用突条23より外周側の近傍位置に施して接着層24を形成し、フロントウィンドガラス14の両端部をフロントピラー19に接着するように構成することもできる。
さて、フロントウィンドガラス14の両側端部をフロントピラー19に接着する場合には、図1(a)〜(c)に示すように、フロントピラー19の連結部22に設けられた止水用突条23の上又はその内周側の近傍若しくは外周側の近傍にウレタン系接着剤を施して接着層24を形成する。そして、フロントピラー19のスペーサ21上にフロントウィンドガラス14を載せ、前記接着層24を形成するウレタン系接着剤を水分によって硬化させることによりフロントウィンドガラス14をフロントピラー19に接着する。この場合、フロントウィンドガラス14にシランカップリング剤等のプライマーを予め塗布しておくことにより、ウレタン系接着剤による接着力を一層高めることができる。
(1)この第1実施形態においては、フロントピラー19にはフロントウィンドガラス14の側端部に沿って延びる止水用突条23が設けられ、該止水用突条23又はその近傍位置にウレタン系接着剤が施されてフロントウィンドガラス14がフロントピラー19に接着されるように構成されている。このため、フロントウィンドガラス14は接着層24により止水用突条23を介してフロントウィンドガラス14に接着される。従って、接着力が著しく高められ、フロントピラー19に対するフロントウィンドガラス14の剥がれを抑えることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図5に基づいて詳細に説明する。なお、この第2実施形態では主に第1実施形態と異なる部分について説明し、同一部分の説明は省略する。
さて、フロントウィンドガラス14をフロントピラー19に接着する場合には、ウレタン系接着剤を内周側の止水用突条23aと外周側の止水用突条23bとの間の隙間27に流し込むと、その隙間27がウレタン系接着剤で満たされる。同時に、ウレタン系接着剤が連通孔26から止水用突条23bの外側へ流れ出し、さらにウレタン系接着剤が切欠き25から止水用突条23bの外側へ溢れて流出する。その後、フロントウィンドガラス14を前記スペーサ21及び内周側の止水用突条23aの上に載せて接着する。
(第3実施形態)
次に、本発明を具体化した第3実施形態を図6に基づいて詳細に説明する。なお、この第3実施形態では主に第1実施形態と異なる部分について説明し、同一部分の説明は省略する。
(第4実施形態)
次に、本発明を具体化した第4実施形態を図7に基づいて詳細に説明する。なお、この第4実施形態では主に第1実施形態と異なる部分について説明し、同一部分の説明は省略する。
・ 前記第2実施形態において、止水用突条23に連通孔26のみを設けたり、切欠き25のみを設けたりすることもできる。これらの場合にも、ウレタン系接着剤は連通孔26又は切欠き25を介して止水用突条23の反対側へ流れ出るため、アンカー効果を発揮することができる。
・ 前記スペーサ21を止水用突条23として利用することもできる。この場合、止水用突条23は止水機能とスペーサ21の機能を発揮することができる。
Claims (6)
- 合成樹脂で形成された支持部材にウィンドガラスの端部を接着剤で接着するにあたり、前記支持部材にはウィンドガラスの端部に沿って延びる止水用突条とフロントウィンドガラスを所定高さに支持するスペーサを設け、前記止水用突条はウィンドガラスの端部側に立設されるとともにスペーサより低い高さで形成され、該止水用突条の上に接着剤が施され止水用突条を跨いで覆うようにしてウィンドガラスを支持部材に接着することを特徴とするウィンドガラスと支持部材との間の止水構造。
- 前記止水用突条には、接着剤が流入される連通孔を設け、該連通孔を介して接着剤が前記止水用突条の両側に連なるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のウィンドガラスと支持部材との間の止水構造。
- 前記止水用突条の上端部には、接着剤が流出する切欠きを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のウィンドガラスと支持部材との間の止水構造。
- 前記止水用突条は、その一部が支持部材に埋め込まれたインサート物であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のウィンドガラスと支持部材との間の止水構造。
- 前記支持部材は、ウィンドガラスの両側端部を支持するポリプロピレン樹脂製のピラーであり、接着剤はウレタン系接着剤であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のウィンドガラスと支持部材との間の止水構造。
- 請求項1に記載のウィンドガラスと支持部材との間の止水構造を形成するための止水方法であって、前記止水用突条又はその近傍位置に接着剤を施した後、その上にウィンドガラスの端部を載せてウィンドガラスを支持部材に接着することを特徴とするウィンドガラスと支持部材との間の止水方法。
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