JP5690873B2 - 消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリ - Google Patents

消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリ Download PDF

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本発明は、不揮発性メモリに関し、より詳しくは、消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリに関する。
図1は、従来のプログラム可能デュアルポリ不揮発性メモリを示す概略断面図である。プログラム可能デュアルポリ不揮発性メモリは、フローティングゲート・トランジスタとしても参照される。図1に示されるように、この不揮発性メモリは、2つの積み重ねられた分離したゲートを備えている。上ゲートは、制御ゲート12であり、制御線Cに接続される。下ゲートは、フローティングゲート14である。加えて、n型にドープされたソース領域とn型にドープされたドレイン領域とがP型基板内に形成される。n型にドープされたソース領域は、ソース線Sに接続される。n型にドープされたドレイン領域は、ドレイン線Dに接続される。
不揮発性メモリがプログラム状態である場合に、高電圧(例えば、+16V)はドレイン線Dにより供給され、接地電圧はソース線Sにより供給され、制御電圧(例えば、+25V)は制御線Cにより供給される。結果として、電子がソース線Sからnチャネル領域を介してドレイン線Dに移動する間に、ホットキャリア(例えば、ホットエレクトロン)は制御ゲート12の制御電圧に引きつけられ、フローティングゲート14に注入される。この環境下で、多くのキャリアがフローティングゲート14に蓄積される。結果として、プログラム状態は、第1記憶状態(例えば、「0」)として考えることができる。
不揮発性メモリは、非プログラム状態において、キャリアがフローティングゲートに注入されない。従って、非プログラム状態は、第2記憶状態(例えば、「1」)として考えることができる。
言い換えると、第1記憶状態におけるドレイン電流(id)及びゲート・ソース電圧(Vgs)の特性カーブ(例えば、id−Vgs特性カーブ)と、第2記憶状態におけるid−Vgs特性カーブとは異なっている。結果として、フローティングゲート・トランジスタの記憶状態は、id−Vgs特性カーブの変化により実現することができる。
しかしながら、プログラム可能デュアルポリ不揮発性メモリのフローティングゲート14と制御ゲート12とは別々に製造される必要があるため、プログラム可能デュアルポリ不揮発性メモリの製造工程は、より多くの工程を必要とし、また一般的なCMOS製造工程との互換性がない。
米国特許第6678190は、プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリについて開示している。図2Aは、米国特許第6678190に開示された従来のプログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを示す概略断面図である。図2Bは、図2Aの従来のプログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを示す概略上面図である。図2Cは、図2Aの従来のプログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを示す概略回路図である。
図2A〜2Cを参照して下さい。プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリは、2つの順次接続されたp型金属酸化膜半導体(PMOS)トランジスタからなる。第1PMOSトランジスタは、選択トランジスタとして使用され、第1PMOSトランジスタの選択ゲート24は選択ゲート電圧VSGに接続されている。第1ソース/ドレイン領域21は、ソース線電圧VSLに接続されている。更に、第2ソース/ドレイン領域22は、第1PMOSトランジスタのp型ドレイン領域と、第2PMOSトランジスタの第1p型ソース領域の組合せとして考えることができる。フローティングゲート26は、第2PMOSトランジスタ上に配置される。第2PMOSトランジスタの第3ソース/ドレイン領域23は、ビット線電圧VBLに接続されている。更に、これらのPMOSトランジスタは、N型ウェル領域(NW)に形成される。N型ウェル領域は、N型ウェル電圧VNWに接続される。第2PMOSトランジスタは、フローティングゲート・トランジスタとして用いられる。
選択ゲート電圧VSG、ソース線電圧VSL、ビット線電圧VBL及びN型ウェル電圧VNWを適切に制御することにより、プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリはプログラム状態又は読み込み状態で動作することができる。
従来のプログラム可能単一ポリ不揮発性メモリの2つのPMOSトランジスタは、それぞれゲート24と26とを有し、従来のプログラム可能単一ポリ不揮発性メモリの製造工程は、一般的なCMOS製造工程と互換性がある。
図1及び2で述べられたように、不揮発性メモリはプログラム可能である。不揮発性メモリの電気特性は、フローティングゲートに、多くのホットキャリアを注入するために利用されるのみである。しかしながら、電気特性は、フローティングゲートからキャリアを取り除くために利用できない。即ち、データ消去機能を実現するために、フローティングゲートに蓄えられたキャリアは、不揮発性メモリに紫外(UV)光を照射することによりフローティングゲートから取り除かれることができる。これらの不揮発性メモリは、ワンタイムプログラム(OTP:one time programming)メモリと名付けられている。
したがって、複数回プログラム(MTP:multi-times programming)メモリ設計のために、消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを提供する必要がある。
本発明は、従来技術が直面する障害を取り除くために、消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを提供する。
本発明の消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリは、基板構造と、フローティングゲート、前記フローティングゲート下のゲート酸化物層、及びN型ウェル領域に形成されたチャネル領域を有するフローティングゲート・トランジスタと、前記フローティングゲートが延びて隣接し、P型ウェル領域と消去線電圧に接続されるn型ソース/ドレイン領域とを有する消去ゲート領域と、を備え、前記N型ウェル領域及び前記P型ウェル領域は、前記基板構造に形成され、前記ゲート酸化物層は、前記フローティングゲートの前記チャネル領域上の第1部分と、前記消去ゲート領域上の第2部分と、を有し、前記ゲート酸化物層の前記第1部分の厚さは前記ゲート酸化物層の前記第2部分の厚さと異なっている。
本発明の多くの目的、特徴及び有利な効果は、以下の本発明の実施形態の詳細な記載を、添付図面と併せて、読むことにより容易に明らかになるであろう。しかしながら、ここで用いられた図面は、説明を目的とするものであり、限定としてみなされるべきではない。
本発明の上述の目的及び有利な効果は、以下の詳細な説明及び添付図面を検討すると、当業者にとってより容易に明白になるであろう。
(従来技術)従来のプログラム可能デュアルポリ不揮発性メモリを説明するための概略断面図である。
(従来技術)米国特許第6678190に開示された従来のプログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを示す概略断面図である。
(従来技術)図2Aの従来のプログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを示す概略上面図である。
(従来技術)図2Aの従来のプログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを示す概略回路図である。
本発明の第1実施形態による消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを概略的に示す図である。 本発明の第1実施形態による消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを概略的に示す図である。 本発明の第1実施形態による消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを概略的に示す図である。 本発明の第1実施形態による消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを概略的に示す図である。
本発明の第1実施形態に適用される、異なる基板構造及びP型ウェル領域(PW)を概略的に示す図である。 本発明の第1実施形態に適用される、異なる基板構造及びP型ウェル領域(PW)を概略的に示す図である。
第1実施形態において示される消去ゲート領域に置き換え可能な他の消去ゲート領域を概略的に示す図である。 第1実施形態において示される消去ゲート領域に置き換え可能な他の消去ゲート領域を概略的に示す図である。
本発明の実施形態に適用される、異なる基板構造及びP型ウェル領域(PW)を概略的に示す図である。 本発明の実施形態に適用される、異なる基板構造及びP型ウェル領域(PW)を概略的に示す図である。
消去状態における2つの電圧バイアス方法を示す図である。
図3A〜3Dは、本発明の第1実施形態による消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを概略的に示している。図3Aは、本発明の第1実施形態による消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを示す概略上面図である。図3Bは、図3Aの消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを示す第1方向(a1−a2)に沿った概略断面図である。図3Cは、図3Aの消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを示す第2方向(b1−b2)に沿った概略断面図である。図3Dは、本発明の第1実施形態による消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリを示す概略等価回路図である。更にまた、本発明の不揮発性メモリは、論理的にCMOS製造工程と互換性がある、単一ポリ工程を用いて製造される。
図3A及び3Bに示されるように、第1実施形態の消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリは、2つの順次接続されたp型金属酸化膜半導体(PMOS)を備えている。これらの2つのPMOSトランジスタは、N型ウェル領域(NW)に形成されている。3つのp型ソース/ドレイン領域31、32及び33は、N型ウェル領域(NW)に形成されている。加えて、2つのポリシリコンゲート34及び36は、3つのp型ソース/ドレイン領域31、32及び33の間の領域上に広がり、ゲート酸化物層342及び362は、2つのポリシリコンゲート34及び36と、半導体の上表面との間に形成される。更にまた、N型ウェル領域(NW)上の2つのポリシリコンゲート34及び36は、P型ドープポリシリコンゲート34及び36である。
第1PMOSトランジスタは、選択トランジスタとして使用され、第1PMOSトランジスタのポリシリコンゲート34(選択ゲートとしても参照される)は、選択ゲート電圧VSGに接続されている。第1ソース/ドレイン領域31は、p型ソース領域であり、ソース線電圧VSLに接続されている。第2ソース/ドレイン領域32は、p型ドレイン領域である。また、p型ソース/ドレイン領域32は、第1PMOSトランジスタのp型ドレイン領域と、第2PMOSトランジスタのp型ソース領域との結合として考えることができる。ポリシリコンゲート36(フローティングゲートとしても参照される)は、第2PMOSトランジスタ上に配置される。第3ソース/ドレイン領域33は、第2PMOSトランジスタのp型ドレイン領域であり、ビット線電圧VBLに接続されている。更に、第2PMOSトランジスタは、N型ウェル領域(NW)に形成されたチャネル領域を含み、N型ウェル領域(NW)は、N型ウェル電圧VNWに接続されている。第2PMOSトランジスタはフローティングゲート・トランジスタとして使用される。
図3A及び3Cに示されるように、第1実施形態の消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリは、n型金属酸化膜半導体(NMOS)トランジスタ、又はフローティングゲート36、ゲート酸化物層362及び消去ゲート領域35の組合せを備えている。NMOSトランジスタはP型ウェル領域(PW)に形成されている。n型ソース/ドレイン領域38は、P型ウェル領域(PW)に形成されている。言い換えると、消去ゲート領域35はP型ウェル領域(PW)及びn型ソース/ドレイン領域38を含んでいる。更にまた、P型ウェル領域(PW)上のフローティングゲート36は、N型ドープポリシリコンゲートである。また、P型ウェル領域(PW)はP型ドープウェル領域とすることができ、N型ウェル領域は、N型ドープウェル領域とすることができる。
図3Aに示されるように、フローティングゲート36は、消去ゲート領域35に延び、消去ゲート領域35に隣接する。更に、n型ソース/ドレイン領域38は、NMOSトランジスタのn型ソース領域及びn型ドレイン領域の結合として考えることができ、フローティングゲート36は、NMOSトランジスタのゲートとして考えることができる。n型ソース/ドレイン領域38は、消去線電圧VELに接続される。加えて、P型ウェル領域(PW)はP型ウェル電圧VPWに接続されている。図3Cに示されるように、ゲート酸化物層362はフローティングゲート36の下に形成され、ゲート酸化物層362は2つの部分362a及び362bを含んでいる。ゲート酸化物層362の第1部分362aは、フローティングゲート・トランジスタ(第2PMOSトランジスタ)に形成され、ゲート酸化物層362の第2部分362bは、NMOSトランジスタ(又は消去ゲート領域35上)に形成される。本発明の第1実施形態によれば、エッチバック処理はゲート酸化物層の第2部分をエッチングするのに採用される。このように、ゲート酸化物層362の第1部分362aの厚さは、ゲート酸化物層362の第2部分362bの厚さより厚い。更に、一つの分離構造39は、P型ウェル領域(PW)及びN型ウェル領域(NW)の間に形成される。例えば、分離構造39は、STI(Shallow Trench Isolation)構造である。
図3Dに示されるように、消去ゲート領域35は、トンネル容量を介してフローティングゲート36から不揮発性メモリの外へ放出される記憶キャリアのためのトンネル容量として見ることもできる。
更にまた、本発明の第1実施形態に適用される異なる基板構造及びP型ウェル領域(PW)は、以下に、より詳細に示される。図4に示されるように、基板構造は、深いN型ウェル領域(DNW)及びP型基板を含んでいる。深いN型ウェル領域(DNW)はP型基板に形成され、深いN型ウェル領域(DNW)は深いN型ウェル電圧VDNWに接続されている。
第1実施形態のN型ウェル領域(NW)及びP型ウェル領域(PW)は、基板構造の深いN型ウェル領域(DNW)に形成される。P型ウェル領域(PW)は、更に第1p型領域(p1)、2つの第2p型領域(p2)、及び第3p型領域(p3)を備えている。第2p型領域(p2)の注入量は、第1p型領域(p1)への注入量より高いか同じである。また、第3p型領域(p3)の注入量は、第1p型領域(p1)への注入量より高いか同じである。
加えて、第1p型領域(p1)は、P型基板の表面下に形成され、n型ソース/ドレイン領域38に接触され、第3p型領域(p3)は第1p型領域(p1)の下に形成される。更にまた、第1p型領域(p1)及び第3p型領域(p3)は2つの第2p型領域(p2)の間に配置され、第2p型領域(p2)は2つの分離構造39の下に形成される。
本発明の図4によれば、n型ソース/ドレイン領域38と第1p型領域(p1)との間の接合降伏電圧は増加し、従って消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリの消去効率は改善される。更にまた、2つの第2p型領域(p2)は、n型ソース/ドレイン領域38及びN型ウェル領域(NW)の間の横方向突抜け効果を改善することができ、第3p型領域(p3)は、特に高温環境において、n型ソース/ドレイン領域38と深いN型ウェル領域(DNW)との間の縦方向突抜け効果を改善することができる。
図5に示されるように、基板構造は、第4p型領域(p4)、n型バリア層(NBL: N-type Barrier Layer、即ち第2n型領域)及びP型基板を含んでいる。n型バリア層(NBL)は、P型基板に形成され、第4p型領域(p4)は、n型バリア層(NBL)上で、n型バリア層(NBL)に接して形成される。
第1実施形態のN型ウェル領域(NW)及びP型ウェル領域(PW)は、基板構造の第4p型領域(p4)に形成される。P型ウェル領域(PW)は、更に第1p型領域(p1)、2つの第2p型領域(p2)、及び第3p型領域(p3)を備えている。第2p型領域(p2)の注入量は、第1p型領域(p1)への注入量より高いか同じである。また、第3p型領域(p3)の注入量は、第1p型領域(p1)への注入量より高いか同じである。加えて、第4p型領域(p4)の注入量は、P型基板での注入量に等しい。若しくは、第4p型領域(p4)の注入量は、第3p型領域(p3)への注入量より高いか同じであり、かつ、第4p型領域(p4)は、第2p型領域(p2)への注入量より低いか同じである。
加えて、第1p型領域(p1)は、基板構造の表面下に形成され、n型ソース/ドレイン領域38に接触され、第3p型領域(p3)は第1p型領域(p1)の下に形成される。更にまた、第1p型領域(p1)及び第3p型領域(p3)は2つの第2p型領域(p2)の間に配置され、第2p型領域(p2)は2つの分離構造39の下に形成される。
本発明の図5によれば、n型ソース/ドレイン領域38と第1p型領域(p1)との間の接合降伏電圧は増加し、従って、消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリの消去効率は改善される。更にまた、2つの第2p型領域(p2)は、より高い温度におけるn型ソース/ドレイン領域38及びN型ウェル領域(NW)の間の横方向突抜け効果を改善することができ、第3p型領域(p3)は、より高い温度におけるn型ソース/ドレイン領域38とN型バリア層(NBL)との間の縦方向突抜け効果を改善することができる。また、第1実施形態のN型ウェル領域(NW)は、第4p型領域(p4)及びP型ウェル領域(PW)により、分離されており、従って、独立したバイアス電圧は、フローティングゲート36とN型ウェル領域(NW)との間の電圧ストレスを減少させることができる。
図6A〜6Bは、第1実施形態に示される消去ゲート領域35に置き換えることのできる他の消去ゲート領域を概略的に示している。第1PMOSトランジスタ(選択トランジスタ)及び第2PMOSトランジスタ(フローティングゲート・トランジスタ)の構造は、図3Bと同様であり、ここでは冗長には示さない。
図6A及び6Bに示されるように、図3Cと比較して、消去ゲート領域65には、n型ソース/ドレイン領域62及びP型ウェル領域(PW)の間に形成される二重拡散ドレイン(DDD)領域64(即ち、第1n型領域(n1))がある。より低い消去線電圧(VEL)を実現するために、ゲート酸化物層362の第2部分362bの厚さは、ゲート酸化物層362の第1部分362aの厚さより薄くなっている。
図6Bは、第1PMOSトランジスタ、第2PMOSトランジスタ及び消去ゲート領域65を含む消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリの概略等価回路図を示している。
更にまた、図6Aに示される実施形態に適用される異なる基板構造及びP型ウェル領域(PW)は、以下に、より詳細に示される。図7に示されるように、基板構造は、深いN型ウェル領域(DNW)及びP型基板を含んでいる。深いN型ウェル領域(DNW)はP型基板に形成され、深いN型ウェル領域(DNW)は深いN型ウェル電圧VDNWに接続される。
実施形態のN型ウェル領域(NW)及びP型ウェル領域(PW)は基板構造に形成される。更にまた、P型ウェル領域(PW)は、更に第1p型領域(p1)、2つの第2p型領域(p2)及び第3p型領域(p3)を備えている。第2p型領域(p2)の注入量は、第1p型領域(p1)の注入量より高いか同じである。また、第3p型領域(p3)の注入量は、第1p型領域(p1)への注入量より高いか同じである。N型ウェル領域(NW)の注入量は、第1n型領域(n1、即ち、二重拡散ドレイン(DDD)領域)の注入量より高いか同じである。また、第1p型領域(p1)の注入量は、第1n型領域(n1)の注入量より高いか同じである。
加えて、第1p型領域(p1)は、基板構造の表面下に形成され、二重拡散ドレイン(DDD)領域64に接触され、第3p型領域(p3)は第1p型領域(p1)の下に形成される。更にまた、第1p型領域(p1)及び第3p型領域(p3)は、2つの分離構造39の下に形成された第2p型領域(p2)の間に配置される。
本発明の図7によれば、第1n型領域(n1、即ち、二重拡散ドレイン(DDD)領域64)と第1p型領域(p1)との間の接合降伏電圧は増加し、従って、消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリの消去効率は改善される。更にまた、第2p型領域(p2)は、より高い温度における二重拡散ドレイン(DDD)領域64及びN型ウェル領域(NW)の間の横方向突抜け効果を改善することができ、第3p型領域(p3)は、より高い温度における二重拡散ドレイン(DDD)領域64及び深いN型ウェル領域(DNW)との間の縦方向突抜け効果を改善することができる。
図8に示されるように、基板構造は、第4p型領域(p4)、n型バリア層(NBL、即ち第2n型領域)及びP型基板を含んでいる。n型バリア層(NBL)は、基板構造に形成され、第4p型領域(p4)は、n型バリア層(NBL)に接触されている。
実施形態のN型ウェル領域(NW)及びP型ウェル領域(PW)は、基板構造に形成されている。更にまた、P型ウェル領域(PW)は、第1p型領域(p1)、2つの第2p型領域(p2)及び第3p型領域(p3)を更に備えている。第2p型領域(p2)の注入量は、第1p型領域(p1)の注入量より高いか同じである。また、第3p型領域(p3)の注入量は、第1p型領域(p1)への注入量より高いか同じである。加えて、第4p型領域(p4)の注入量は、P型基板での注入量に等しい。若しくは、第4p型領域(p4)の注入量は、第3p型領域(p3)への注入量より高いか同じであり、かつ、第4p型領域(p4)は、第2p型領域(p2)への注入量より低いか同じである。
加えて、第1p型領域(p1)は、基板構造の表面下に形成され、二重拡散ドレイン(DDD)領域64に接触され、第3p型領域(p3)は第1p型領域(p1)の下に形成される。更にまた、第1p型領域(p1)及び第3p型領域(p3)は、2つの分離構造39の下に形成された2つの第2p型領域(p2)の間に配置される。
本発明の図8によれば、第1n型領域(n1)(即ち、二重拡散ドレイン(DDD)領域64)と第1p型領域(p1)との間の接合降伏電圧は増加し、従って、消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリの消去効率は改善される。更にまた、第2p型領域(p2)は、より高い温度における二重拡散ドレイン(DDD)領域94及びN型ウェル領域(NW)の間の横方向突抜け効果を改善することができ、第3p型領域(p3)は、より高い温度における二重拡散ドレイン(DDD)領域64(即ち、第1n型領域:n1)及びn型バリア層(DBL)との間の縦方向突抜け効果を改善することができる。また、第1実施形態のN型ウェル領域(NW)は、第4p型領域(p4)及びP型ウェル領域(PW)により、分離されており、従って、独立したバイアス電圧は、フローティングゲート36とN型ウェル領域(NW)との間の電圧ストレスを減少させることができる。
本発明によれば、いつくかのバイアス電圧は、消去状態において、図4及び7に示されるような基板構造の深いN型ウェル領域(DNW)に形成された実施形態に提供されてもよい。図9は、消去状態の2つの電圧バイアス方法を示している。図9に示されるように、消去状態において、方法1が使用されるとき、ソース線電圧VSL及びビット線電圧は、0Vから正電圧VEEの範囲であり、N型ウェル電圧VNW及びワード線電圧VWL及び深いN型ウェル電圧VDNWは、正電圧(VEE)に等しい。ところが、消去線電圧VEL及びP型ウェル電圧VPWは負電圧−Veeに等しい。正電圧VEEは+6.5Vから+18Vの範囲であり、負電圧−Veeは、−6.5Vから−18Vの範囲である。このように、記憶キャリアの放出は、ファウラーノルドハイム(FN:Fowler-Nordhiem)効果を用いて達成される。
図9に示されるように、消去状態において、方法2が使用されるとき、ソース線電圧VSLはフローティングであり、ビット線電圧は接地電圧(0V)であり、N型ウェル電圧VNW、ワード線電圧VWLと深いN型ウェル電圧VDNWは正電圧(VEE)に等しい。ところが、消去線電圧VEL及びP型ウェル電圧(VPW)は、負電圧−Veeに等しい。正電圧VEEは+6.5Vから+18Vの範囲であり、負電圧−Veeは、−6.5Vから−18Vの範囲である。このように、記憶キャリアの放出は、帯間ホットホール(BBHH:band-to-band hot hole)、基板ホットホール(SHH:Substrate Hot Hole)及びドレインアバランシェホットホール(DAHH:Drain Avalanche Hot Hole)のようなホットホール(HH:Hot Hole)効果を用いて達成される。
上述の通り、本発明の消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリは、消去線電圧(VEL)を減少させることができる。即ち、より低い消去線電圧VELを供給することにより、本発明の不揮発性メモリの記憶状態を変更することができる。
発明は、現時点で最も実践的で好適な実施形態と考えられるものに関して述べられたが、発明は、開示された実施形態に限られる必要がないことについて理解すべきである。反対に、最も広い解釈に一致する添付の請求項の精神と範囲内に含まれる様々な修正や同様の変更に及ぶことを意図し、そのようなすべての修正や同様の構造を含んでいる。

Claims (7)

  1. 基板構造と、
    フローティングゲート、前記フローティングゲート下のゲート酸化物層、及びN型ウェル領域に形成されたチャネル領域を有するフローティングゲート・トランジスタと、
    前記フローティングゲートが延びて隣接し、P型ウェル領域と消去線電圧に接続されるn型ソース/ドレイン領域とを有する消去ゲート領域と、を備え、
    前記N型ウェル領域及び前記P型ウェル領域は、前記基板構造に形成され、前記ゲート酸化物層は、前記フローティングゲートの前記チャネル領域上の第1部分と、前記消去ゲート領域上の第2部分と、を有し、前記ゲート酸化物層の前記第1部分の厚さは前記ゲート酸化物層の前記第2部分の厚さと異なっており
    前記P型ウェル領域は、前記基板構造の表面下に形成される第1p型領域と、複数の第2p型領域と、第1p型領域の下に形成される第3p型領域と、を有し、
    前記第1p型領域及び前記第3p型領域は、前記複数の第2p型領域の間に配置されており、
    前記第2p型領域の注入量は、前記第1p型領域の注入量より高く、第3p型領域の注入量は、第1p型領域の注入量より高いか同じである、
    ことを特徴とする消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリ。
  2. 請求項1に記載の消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリであって、
    前記消去ゲート領域は、更に、前記n型ソース/ドレイン領域と前記P型ウェル領域との間に形成された第1n型領域を有している、ことを特徴とする消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリ。
  3. 請求項2に記載の消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリであって、
    前記第1n型領域は、二重拡散ドレイン領域である、ことを特徴とする消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリであって、
    前記基板構造は、
    P型基板と、
    前記P型基板に形成され、前記N型ウェル領域、前記第2p型領域及び前記第3p型領域に接続され、深いN型ウェル電圧に接続された深いN型ウェル領域と、を有している、ことを特徴とする消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリ。
  5. 請求項に記載の消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリであって、
    前記第1p型領域の注入量は、前記第1n型領域の注入量より高いか同じである、ことを特徴とする消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリ。
  6. 請求項1から3のいずれか一項に記載の消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリであって、
    前記基板構造は、
    P型基板と、
    前記P型基板に形成された第2n型領域と、
    前記n型バリア層の上に形成され、接続されると共に、前記N型ウェル領域、前記第2p型領域及び前記第3p型領域に接続された第4p型領域と、を有することを特徴とする消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリ。
  7. 請求項に記載の消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリであって、
    前記第4p型領域の注入量は、前記P型基板の注入量より高いか同じであり、前記第4p型領域の注入量は、前記第3p型領域の注入量より高いか同じであり、前記第4p型領域の注入量は、前記第2p型領域の注入量より低いか同じである、ことを特徴とする消去可能プログラム可能単一ポリ不揮発性メモリ。
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