JP5690811B2 - 液体口腔用組成物及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、外観安定性に優れる上、口腔内での使用感が良く、良好な清涼感や滞留実感が持続するノンエタノールタイプの乳化型の液体口腔用組成物及びその製造方法に関する。
液体口腔用組成物には、さっぱりした使用感を付与するために、通常、エタノールが配合されている。しかし、エタノールは口腔内での刺激を伴うことがあり、エタノール等の刺激を好まない使用者のために、エタノールを実質的に含有しないノンエタノール系製剤が開発され、上市されている。
しかしながら、ノンエタノール製剤は、マイルドな使用感のためエタノール配合製剤に比べ爽快な使用感、即ち、ベタツキ感のなさという点に劣り、更に、効果実感、即ち、製剤の口腔内への滞留実感に劣っていた。
爽快感という点では、L−メントール等の成分を配合すれば付与することはできるが、ノンエタノール系製剤での配合効果は十分とは言い難く、特に使用後の清涼感の持続性に乏しい。また、L−メントールは、その配合量が増すにつれてメントール由来の刺激といったネガティブな使用感が表れてくるという問題があった。
効果実感の持続という点では、エタノールを含有する液体口腔用組成物に特定のエマルジョンを配合することにより効果を向上した技術が提案されている(特許文献1;特開2005−179231号公報)。しかし、この技術はエタノール配合製剤のものであり、ノンエタノール製剤では、エマルジョンの配合によりエマルジョン由来の油っぽいベタツキ感が生じ易く、ベタツキ感が著しく生じて使用性が損なわれてしまうという問題があった。更に、ノンエタノール製剤にエマルジョンを配合した場合、エマルジョンが崩壊し易く、製剤の外観安定性を良好に維持することが難しかった。
なお、特許文献2(特開2000−290151号公報)には、ノンアルコール型又は低アルコール型の口腔用液体組成物に特定の呈味剤と冷感剤を組み合わせることで、メントールの配合量が少なくても強い清涼感を奏することが開示されているが、この技術はメントール刺激の改善が十分とは言い難い。なお、特許文献2には、エマルジョンの配合については示されておらず、かかる技術からエマルジョン配合製剤の外観安定性及び使用感の改善は予想できない。
そこで、ノンエタノール製剤において、外観安定性を良好に維持でき、かつ油っぽいベタツキ感が生じることなくマイルドでさっぱりとした使用感を持ち、優れた清涼感や滞留実感が持続する液体口腔用組成物が望まれている。
特開2005−179231号公報 特開2000−290151号公報 国際公開第07/148551号パンフレット
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、外観安定性に優れる上、口腔内で使用時のベタツキ感が生じることなくマイルドでさっぱりとした使用感を持ち、かつ優れた清涼感や滞留実感が持続するノンエタノールタイプの液体口腔用組成物及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を改善すべく鋭意研究した結果、エタノールを実質的に含有しない液体口腔用組成物に、後述の(A)成分のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と、(B)成分の平均粒径50〜500nmのエマルジョンと、(E)成分の多価アルコールとを配合し、かつ(C)成分のL−メントールと(D)成分の香料成分とを組み合わせて配合することによって、製剤の外観安定性に優れる上、口腔内で使用時にベタツキ感がなくマイルドでさっぱりとした使用感を持ち、使用後に清涼感や口腔内での滞留実感が持続するノンエタノールタイプの乳化型の液体口腔用組成物が得られることを見出した。更に、(C)及び(D)成分と共に後述の(F)成分を配合することにより、メントールの刺激感も抑えることができ、かつ清涼感の持続性をより向上できることを見出した。
また、エタノールを実質的に含有しない液体口腔用組成物に、後述の(A)、(C)〜(E)成分、更に好ましくは(F)成分を配合した後、(B)成分のエマルジョンを添加することにより、上記乳化型の液体口腔用組成物を製造できることを見出した。
本発明によれば、ノンエタノールタイプの液体口腔用組成物において、高温や低温で保存しても良好な外観安定性が維持されると共に、エマルジョンが配合されていても口腔内で使用時に油っぽい嫌味がほとんどなくベタツキ感が解消され、マイルドでさっぱりとした使用感を持ち、しかも、使用後に清涼感が持続し口中残留感も満足に感じることができる。
出願人は、バイオフィルム殺菌力と外観安定性を両立する技術として、イソプロピルメチルフェノールを含有する液体口腔用組成物に、特定のアニオン性界面活性剤と、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油,ポリオキシエチレンアルキルエーテルから選ばれる非イオン性界面活性剤と、湿潤剤を配合し、かつ水分量が70質量%以上で、エタノール無配合の液体口腔用組成物を提案した(特許文献3;国際公開第07/148551号パンフレット)。
更に、出願人は、イソプロピルメチルフェノールを含有し、実質的にエタノールを含有しない液体口腔用組成物に、エチレンオキサイドの平均付加モル数が40〜100モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と、デカグリセリンモノ脂肪酸エステル、トリ脂肪酸グリセリル、グリセリン及び水からなる平均粒径50〜500nmのエマルジョンと、グリセリン、プロピレングリコール及び平均分子量190〜630のポリエチレングリコールから選ばれる多価アルコールとを配合した乳化型液体口腔用組成物を国際公開第2011/077847号に提案した。この技術では、上記エマルジョンが安定配合され、イソプロピルメチルフェノールの口腔内残留率も高く、歯周病原性バイオフィルム殺菌力と高温保存及び低温保存での外観安定性とを両立させることができるが、使用感については未だ改善の余地があった。
出願人は、上記エマルジョンを配合したノンエタノールタイプの液体口腔用組成物について更に研究を進め、ノンエタノール製剤にエマルジョンを配合する際のベタツキ感の発現や、清涼感及び滞留実感の弱さといった技術的課題が、L−メントールと3−(L−メントキシ)プロパン−1,2−ジオールとを配合することで解消されること、更に後述の(F)成分の香料成分を併用することで使用感や滞留実感をより改善できることを見出し、本発明をなすに至った。
本発明組成物では、可溶化剤としての特定のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と、乳化剤としての予め調製したデカグリセリンモノ脂肪酸エステル、トリ脂肪酸グリセリル、グリセリン及び水からなる特定平均粒径のエマルジョンとを併用し、好ましくは両成分中のノニオン性界面活性剤の総量とエマルジョン中に含まれる油性成分との割合が適切になるように配合し、かつ特定の多価アルコールを適切に配合することで、ノンエタノールタイプの液体口腔用組成物にエマルジョンを安定に配合することができる。本発明においては、上記エマルジョンを添加することで、その作用機序は不明であるが、高温や低温で3ヶ月間程度保存してもエマルジョンが安定に維持され、これにより、乳化が不安定になって製剤の色調が退色したり、油性成分が分離して液分離することがなく、製剤の外観安定性に優れる上、製剤の口腔内滞留実感も良好となるものと推測される。しかも、本発明では、エタノールを配合せず、更に界面活性剤を多く配合しなくてもよいので、使用時、例えば洗口時において低刺激性の製剤とすることができる。
なお、本発明では、特定のエマルジョンを、特定のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及び多価アルコールと適切に組み合わせて配合することが、特に製剤の外観安定性及び口腔内滞留実感の向上に重要であり、不適切なエマルジョンを配合しても、あるいは上記必須要件の何れかを欠いても、本発明の目的は達成できない。
従って、本発明は下記の液体口腔用組成物及びその製造方法を提供する。
請求項1;
組成物中のエタノール含有量が100ppm以下である液体口腔用組成物に、
(A)エチレンオキサイドの平均付加モル数が40〜100モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.15〜0.40質量%
(B)(B−1)デカグリセリンモノ脂肪酸エステル、(B−2)トリ脂肪酸グリセリル、(B−3)グリセリン、及び水からなり、エマルション中の(B−1)成分の含有量が5〜15質量%、(B−2)成分の含有量が40〜60質量%、(B−3)成分の含有量が1〜30質量%である平均粒径50〜500nmのエマルジョン
0.3〜0.9質量%
(C)L−メントール 0.001〜1質量%
(D)3−(L−メントキシ)プロパン−1,2−ジオール 0.0001〜1質量%
及び
(E)グリセリン、プロピレングリコール、及び平均分子量190〜630のポリエチレングリコールから選ばれる少なくとも1種の多価アルコール 5〜15質量%を配合したことを特徴とする液体口腔用組成物。
請求項2;
{(A)成分と(B−1)デカグリセリンモノ脂肪酸エステルとの合計量}/{(B−2)トリ脂肪酸グリセリル量}の質量比を0.77〜1.87とし請求項1記載の液体口腔用組成物。
請求項3;
(A)成分のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と(B−1)成分のデカグリセリンモノ脂肪酸エステルとの合計配合量が、組成物全体の0.18〜0.49質量%であ請求項1又は2記載の液体口腔用組成物。
請求項4;
(B−1)成分のデカグリセリンモノ脂肪酸エステルの脂肪酸の炭素数が12〜16であり、(B−2)成分のトリ脂肪酸グリセリルの脂肪酸の炭素数が6〜12である請求項1〜3のいずれか1項記載の液体口腔用組成物
請求項
更に、(F)バイオレット抽出物、β−ダマセノン、ベンジルアルコール、α−テルピネオール、ジャスモン酸メチル、アニス油、及びフェンネル油から選ばれる少なくとも1種を0.001〜500ppm配合した請求項1〜のいずれか1項記載の液体口腔用組成物
請求項
組成物中のエタノール含有量が100ppm以下である液体口腔用組成物の製造方法であって、
(A)エチレンオキサイドの平均付加モル数が40〜100モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.15〜0.40質量%
(C)L−メントール 0.001〜1質量%
(D)3−(L−メントキシ)プロパン−1,2−ジオール 0.0001〜1質量%
及び
(E)グリセリン、プロピレングリコール、及び平均分子量190〜630のポリエチレングリコールから選ばれる少なくとも1種の多価アルコール 5〜15質量%
を配合した後、
(B)(B−1)デカグリセリンモノ脂肪酸エステル、(B−2)トリ脂肪酸グリセリル、(B−3)グリセリン、及び水からなり、エマルション中の(B−1)成分の含有量が5〜15質量%、(B−2)成分の含有量が40〜60質量%、(B−3)成分の含有量が1〜30質量%である平均粒径50〜500nmのエマルジョン
0.3〜0.9質量%
を添加することを特徴とする前記液体口腔用組成物の製造方法。
請求項7;
{(A)成分と(B−1)デカグリセリンモノ脂肪酸エステルとの合計量}/{(B−2)トリ脂肪酸グリセリル量}の質量比を0.77〜1.87とする請求項6記載の液体口腔用組成物の製造方法。
請求項8;
(A)成分のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と(B−1)成分のデカグリセリンモノ脂肪酸エステルとの合計配合量が、組成物全体の0.18〜0.49質量%である請求項6又は7記載の液体口腔用組成物の製造方法。
請求項
上記(A)、(C)〜(E)成分を配合すると共に、(F)バイオレット抽出物、β−ダマセノン、ベンジルアルコール、α−テルピネオール、ジャスモン酸メチル、アニス油、及びフェンネル油から選ばれる少なくとも1種を0.001〜500ppm配合した後、上記(B)成分のエマルジョンを添加する請求項6〜8のいずれか1項記載の液体口腔用組成物の製造方法。
本発明によれば、外観安定性に優れる上、口腔内で使用時のベタツキ感が生じることなくマイルドでさっぱりとした使用感を持ち、優れた清涼感や滞留実感が持続するノンエタノールタイプで乳化型の液体口腔用組成物が得られる。
以下、本発明につき更に詳述する。本発明は、エタノールを実質的に含有しない液体口腔用組成物に、下記(A)〜(E)成分を配合したもので、更に好ましくは下記(F)成分を配合する。
(A)エチレンオキサイドの平均付加モル数が40〜100モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(B)(B−1)デカグリセリンモノ脂肪酸エステル、(B−2)トリ脂肪酸グリセリル、(B−3)グリセリン、及び水からなる平均粒径50〜500nmのエマルジョン
(C)L−メントール
(D)3−(L−メントキシ)プロパン−1,2−ジオール
(E)グリセリン、プロピレングリコール、及び平均分子量190〜630のポリエチレングリコールから選ばれる少なくとも1種の多価アルコール
(F)バイオレット抽出物、β−ダマセノン、ベンジルアルコール、α−テルピネオール、ジャスモン酸メチル、アニス油、及びフェンネル油から選ばれる少なくとも1種
(A)成分のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、エチレンオキサイドの平均付加モル数が40〜100モル、好ましくは60〜100モルである。平均付加モル数が40モル未満では、外観安定性に劣り、100モルを超えるものは一般に市販されていない。
(A)成分の配合量は、外観安定性と清涼感の持続性の点で、組成物全体の0.15〜0.40%(質量%、以下同様。)、特に0.20〜0.30%が好ましい。配合量が0.15%未満では外観安定性に劣る場合があり、0.40%を超えると清涼感の持続性が損なわれる場合がある。
(B)成分のエマルジョンは、(B−1)デカグリセリンモノ脂肪酸エステル、(B−2)トリ脂肪酸グリセリル、(B−3)グリセリン、及び水からなる平均粒径50〜500nmのエマルジョンであり、油性成分がトリ脂肪酸グリセリルであり、水性成分が水及びグリセリンであり、ノニオン性界面活性剤であるデカグリセリンモノ脂肪酸エステルを使用して混合しエマルジョンを調製することができる。
すなわち、上記エマルジョンは、水及び(B−3)グリセリンを分散媒とし、(B−1)デカグリセリンモノ脂肪酸エステルの存在下に油性成分として(B−2)トリ脂肪酸グリセリルを分散して得られる平均粒径50〜500nmのO/W型のエマルジョンであり、上記O/W型のエマルジョンの油滴粒子が液体口腔用組成物に分散し、上記分散媒は液体口腔用組成物の水相に一体化されて溶解し、液体口腔用組成物中にO/W型のエマルジョンとして存在する。
上記エマルジョンにおいて、デカグリセリンモノ脂肪酸エステルとしては、脂肪酸の炭素数が12〜16のものが好適であり、例えばモノミリスチン酸デカグリセリル、モノラウリン酸デカグリセリル等が挙げられる。
デカグリセリンモノ脂肪酸エステルの配合量は、通常、エマルジョン中に5〜15%とすることができる。5%未満では油性成分が分離し、15%を超えるとゲル化を生じる場合がある。
また、エマルジョン中のトリ脂肪酸グリセリルとしては、炭素鎖長6〜12のものが好適であり、例えばトリカプリル酸グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル等が挙げられ、1種又は2種以上が用いられる。
トリ脂肪酸グリセリルの配合量は、通常、エマルジョン中に40〜60%とすることができる。40%未満ではエマルジョンが形成できず、60%を超えると油性成分が分離し、外観安定性を損ねる場合がある。
更に、エマルジョン中のグリセリン量は、1〜30%、特に10〜20%とすることができる。1%未満では界面活性剤の均一溶解が煩雑になり、30%を超えると油性成分が分離する場合がある。
エマルジョンの平均粒径は50〜500nmであり、好ましくは100〜300nmである。平均粒径が上記範囲外であると、外観安定性を満足に改善できない。なお、エマルジョンの平均粒径の測定法は後述の実施例に記載の方法による。
エマルジョンの形態はO/W型であり、その調製方法は、公知の方法を採用できる。例えば所定量のデカグリセリンモノ脂肪酸エステル、グリセリン、及び半量の水をホモミキサーで撹拌後、トリ脂肪酸グリセリルを加え、エマルジョンを形成させ、最後に残りの水を加えて調製することができる。その後、作製したエマルジョンを、高圧ホモジナイザーを用いて平均粒径を調節する方法が好ましく採用し得る。このように調製したエマルジョンを液体口腔用組成物に所定量添加することにより、目的の口腔用組成物が得られる。
なお、かかるエマルジョンとして、市販品、例えば日光ケミカルズ製NET−TE−50等を使用することができる。
(B)成分のエマルジョンの配合量は、外観安定性、滞留実感、清涼感の持続性、ベタツキ感のなさの点で、組成物全体の0.3〜0.9%、特に0.4〜0.7%が好ましい。配合量が0.3%未満では、高温保存において組成物の色調が退色(透明化)し、外観安定性を損なう場合があり、又、十分な滞留実感も得られない場合がある。0.9%を超えると清涼感の持続性、ベタツキ感のなさ、外観安定性を損なう場合がある。
本発明組成物では、ノニオン性界面活性剤である(A)成分のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及び(B)成分中に含まれる(B−1)デカグリセリンモノ脂肪酸エステルの合計量と、(B)成分中に含まれる油性成分である(B−2)トリ脂肪酸グリセリルの量との割合、即ち{(A)成分と(B−1)デカグリセリンモノ脂肪酸エステルとの合計量}/{(B−2)トリ脂肪酸グリセリル量}の質量比を0.77〜1.87、特に1.00〜1.20とすることが好ましく、これにより外観安定性をより高めることができる。上記割合が0.77に満たないと、低温(凍結)保存において、エマルジョンが崩壊し、油が分離して外観安定性を損ねる場合があり、1.87を超えると高温保存において色調が退色し、外観安定性を損ねる場合がある。
更に、(A)成分のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と(B)成分中の(B−1)デカグリセリンモノ脂肪酸エステルとの合計配合量は、組成物全体の0.18〜0.49%、特に0.2〜0.37%であることが好ましく、合計配合量を上記範囲とすることで、外観安定性や清涼感の持続性をより改善できる。配合量が0.18%に満たないと低温(凍結)保存において、油が分離して外観安定性を損ねる場合があり、0.49%を超えると清涼感の持続性を損ねる場合がある。
(C)成分はL−メントール(CAS NO.(CAS登録番号)2216−51−5)であり、L−メントールを(D)成分と組み合わせて配合することで、清涼感の持続性、製剤のベタツキ感のなさを改善することができる。
L−メントールは市販品を用いることができ、例えば高砂香料工業(株)製のメントールJP(商品名)などを使用することができる。また、L−メントールとして、L−メントールを含有する精油、例えばペパーミント油(高砂香料工業(株)製)やハッカ油(東洋薄荷工業(株)製)などの精油も使用することができる。L−メントールとL−メントールを含有する精油とを併用すると、清涼感を付与し、かつ苦味を少なくできることからより好ましい。
(C)L−メントールの配合量は、清涼感の持続性、ベタツキ感のなさ、メントールの刺激のなさの点で、組成物全体の0.001〜1%、特に0.02〜0.3%、とりわけ0.05〜0.2%が好ましい。0.001%未満では、十分な清涼感の持続性やベタツキ感のなさが得られない場合があり、1%を超えるとメントールの苦味や刺激が強くなり、使用上好ましくない場合がある。
本発明では、(D)成分の3−(L−メントキシ)プロパン−1,2−ジオールを(C)成分と共に配合することで、使用中から使用後の清涼感を向上して清涼感を持続させることができ、かつ製剤のベタツキ感のなさも改善できる。
3−(L−メントキシ)プロパン−1,2−ジオールは、市販品を用いることができ、例えば高砂香料工業(株)製のクーリングエージェントCA10(商品名)などを使用することができる。
(D)成分の配合量は、清涼感の持続性、ベタツキ感のなさ、メントールの刺激のなさの点で、組成物全体の0.0001〜1%、特に0.001〜0.2%、とりわけ0.005〜0.1%が好ましい。0.0001%未満であると、清涼感の持続性やベタツキ感のなさが損なわれる場合があり、1%を超えるとメントールの刺激や苦味が出てしまい、使用上好ましくない場合がある。
(E)成分の多価アルコールとしては、グリセリン、プロピレングリコール、平均分子量190〜630のポリエチレングリコールから選ばれるものを、1種単独で又は2種以上を組み合わせて使用する。
なお、上述した平均分子量は、医薬部外品原料規格2006記載の平均分子量を示し、これはピリジン中で無水フタル酸と反応させてフタル酸エステルとし、水酸化ナトリウムで滴定することにより測定した平均分子量である。
平均分子量190〜630のポリエチレングリコールとしてはポリエチレングリコール200(平均分子量190〜210)、ポリエチレングリコール300(平均分子量290〜310)、ポリエチレングリコール400(平均分子量390〜410)、ポリエチレングリコール600(590〜610)が該当する。商品によってはポリエチレングリコール♯200のように、ポリエチレングリコールと数値の間に♯がつく場合がある。
更に、(E)成分の配合種は、外観安定性、更には使用時の刺激の点から2種以上用いることが好ましく、3種以上用いることがより好ましい。2種での組み合わせとしては、グリセリンとポリエチレングリコール400、3種の組み合わせとしては、グリセリンとプロピレングリコールとポリエチレングリコール400の組み合わせが好ましい。
(E)成分の総配合量は、外観安定性、ベタツキ感のなさの点で、組成物全体の5〜15%、特に外観安定性やベタツキ感のなさの点で6〜13%が好ましい。配合量が5%未満では外観安定性を維持するのが難しい場合があり、15%を超えると色調が退色し、外観安定性を損ねたり、ベタツキ感が出てしまう場合がある。
更に、(E)成分として、グリセリンは組成物全体の0.5%以上、プロピレングリコールは組成物全体の1%以上、平均分子量190〜630のポリエチレングリコールは組成物全体の1%以上配合することが好ましい。
本発明では、上記(C)及び(D)成分と共に、更に(F)成分を配合することが好ましく、(F)成分を配合することでメントールの刺激も抑えることができ、かつ清涼感の持続性をより向上できる。
(F)成分は、バイオレット抽出物、β−ダマセノン(CAS NO.23726−93−4)、ベンジルアルコール(CAS NO.100−51−6)、α−テルピネオール (CAS NO.98−55−5)、ジャスモン酸メチル(CAS NO.39924−52−2)、アニス油、及びフェンネル油から選ばれる1種又は2種以上の香料成分である。中でも、メントールの刺激のなさや清涼感の持続性の点で、特にバイオレット抽出物、β−ダマセノンが好適である。
(F)成分の詳細を下記に示す。
(i)バイオレット抽出物
バイオレット抽出物には、バイオレットフラワーコンクリート、バイオレットフラワーアブソリュート、又はバイオレットフラワーアブソリュートを蒸留して得られるオイル、バイオレットリーフコンクリート、バイオレットリーフアブソリュート、又はバイオレットリーフアブソリュートを蒸留して得られるオイルなど、いくつかの種類があり、いずれのものも使用できるが、特にバイオレットリーフアブソリュートがバイオレット抽出物の中では好適である。
バイオレット抽出物としては、市販品を使用でき、例えばシャラボ株式会社製やヴェ・マン・フィス香料株式会社製のバイオレットリーフアブソリュートなどを使用することができる。
ここで、抽出物とは、植物体を水及び/又はエタノールなどの有機溶剤で抽出したものであり、一般にエキストラクト、オレオレジン、レジノイド、コンクリート、アブソリュートが抽出物に相当し、これらを用いることができる。
具体的に抽出物としては、生又は乾燥した植物をそのまま、あるいは粉砕した植物粉末を原料として用い、公知の抽出方法にて通常の条件で抽出すればよい。抽出溶媒としては、植物の抽出溶媒として用いられるものであれば特に制限はなく、例えば水、ヘキサン、二酸化炭素、1価アルコール、多価アルコール、又はこれらの混合物等を使用できる。溶媒として具体的には、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の低級1価アルコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコールなどが挙げられ、これらは1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。
バイオレット抽出物としては、溶媒抽出物をそのまま溶液状で使用することも可能であるが、溶媒を溜去し適宜濃度まで濃縮したアブソリュートを用いるのが一般的である。また、これらを凍結乾燥するなどして乾燥し、溶媒を除去して得られる粉体状のものを使用してもよく、更にそのまま、あるいは賦形剤等を加えて使用することもできる。凍結乾燥品等の粉体状のものを、溶媒に再溶解させ適宜濃度に調整したものを使用してもよい。
(ii)β−ダマセノン(CAS NO.23726−93−4)
具体的には、市販品のβ−ダマセノン(曽田香料(株)製)などを使用できる。
(iii)ベンジルアルコール(CAS NO.100−51−6)
具体的には、市販品のベンジルアルコール(曽田香料(株)製)などを使用できる。
(iv)α−テルピネオール(CAS NO.98−55−5)
具体的には、市販品のα−テルピネオール(高砂香料工業(株)製)などを使用できる。
(v)ジャスモン酸メチル(CAS NO.39924−52−2)
ジャスモン酸メチルとしては、例えばジャスモン酸メチル,ジヒドロジャスモン酸メチル,エピジャスモン酸メチル,エピジヒドロジャスモン酸メチルなどがあり、いずれも使用できるが、中でも、香味発現を損なわずに、よりメントールの刺激や清涼感持続性を改善することから、エピジャスモン酸メチルがより好適である。
具体的には、市販品のエピジャスモン酸メチル(曽田香料(株)製)などを使用できる。
(vi)アニス油
アニス油としては、セリ科のアニス(Pimpinella anisum)、モクレン科のスターアニス(Illicium verum)から得られる精油を用いることができ、例えば前記アニスの熟した果実を水蒸気蒸留して得られる精油を用いることができる。
アニス油としては、市販品を使用でき、例えばヴェ・マン・フィス香料株式会社製を使用することができる。
(vii)フェンネル油
フェンネル油としては、セリ科のフェンネル(Foeniculum var. vulgare)から得られる精油を用いることができ、例えば熟した果実を水蒸気蒸留して得られる精油を用いることができる。
フェンネル油としては、市販品を使用でき、例えばPayan Bertrand S.A.社製のフェンネル油などを使用することができる。
なお、ここでいう精油とは、植物の全草もしくは花、果実、葉、茎、根、種子などの植物体から水蒸気蒸留によって得られる油を示し、蒸留物全量もしくは前溜部及び/又は後溜部を除去した油を用いても良い。
(F)成分を配合する場合、その配合量は、メントールの刺激のなさ、清涼感の持続性の点で、組成物全体の0.001〜500ppm、特に0.01〜100ppm、とりわけ0.01〜10ppmが好ましい。0.001ppmに満たないとメントールの刺激を十分抑えることができず、また清涼感が十分に持続しない場合があり、500ppmを超えると清涼感の持続性が損なわれる場合がある。
本発明の液体口腔用組成物は、実質的にエタノールを含まないものである。ここで、「実質的にエタノールを含まない」とは、組成物中のエタノール量が組成物全体に対して好ましくは100ppm以下、より好ましくは50ppm以下、特に好ましくは10ppm以下のものであり、下限値は0ppmである。なお、本発明の液体口腔用組成物は、エタノールを無配合であるが、組成物中に配合される香料中に原料由来のエタノールが微量含有される場合などがあるため、これらの理由を考慮した上で、香料中などに微量含有されるエタノール以外にエタノールを含まないものである。
本発明の液体口腔用組成物は、洗口剤、液体歯磨などとして調製、適用することができ、その剤型に応じて、本発明の効果を妨げない範囲で、上記成分に加えてその他の適宜な公知成分を配合することができる。例えば、溶剤、(E)成分の多価アルコール以外の湿潤剤、増粘剤、(A)成分及び(B)成分中の界面活性剤以外の界面活性剤、更に必要により、pH調整剤、防腐剤、甘味剤、(C),(D)及び(F)成分以外の香料、有効成分、着色料等を含有できる。
湿潤剤としては、ソルビトール、キシリット、マルチット、ラクチット等の糖アルコール、エチレングリコールなどが挙げられる。これら湿潤剤を配合する場合は、(E)成分を含めた配合量が5〜15%となる範囲が望ましい。
増粘剤としては、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール等を本発明の効果を妨げない範囲で含有することができる(配合量は通常0〜5%)。
pH調整剤としては、フタル酸、リン酸、クエン酸、コハク酸、酢酸、フマル酸、リンゴ酸及び炭酸並びにそれらのカリウム塩、ナトリウム塩及びアンモニウム塩、リボ核酸及びその塩類、更に水酸化ナトリウムなどの1種又は2種以上を用いることができ、特にリン酸、クエン酸とそれらのナトリウム塩を組み合わせたものが好ましい。特に、本発明の液体口腔用組成物は、25℃におけるpHを5.5〜7.5に調整することが好ましく、この付近のpH調整剤としてリン酸二水素ナトリウムとリン酸一水素ナトリウム、あるいはクエン酸とクエン酸ナトリウムを組み合わせたものを用いることが好ましい。
溶剤としては、通常、精製水が用いられ、配合量は通常60%以上である。
防腐剤としては、安息香酸ナトリウム、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン等のパラオキシ安息香酸エステル、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、ソルビン酸カリウム等を含有することができる。
また、甘味剤としてはサッカリンナトリウム、ステビオサイト、スクラロース、還元パラチノース、エリスリトール等を含有することができる。
香料としては、スペアミント油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、クローブ油、タイム油、セージ油、カルダモン油、ローズマリー油、マジョラム油、レモン油、ナツメグ油、ラベンダー油、パラクレス油等の天然精油、及びL−カルボン、1,8−シネオール、メチルサリシレート、オイゲノール、チモール、リナロール、リモネン、メントン、メンチルアセテート、シトラール、カンファー、ボルネオール、ピネン、スピラントール等の上記天然精油中に含まれる香料成分、また、エチルアセテート、エチルブチレート、イソアミルアセテート、ヘキサナール、ヘキセナール、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、ベンツアルデヒド、バニリン、エチルバニリン、フラネオール、マルトール、エチルマルトール、ガンマ/デルタデカラクトン、ガンマ/デルタウンデカラクトン、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、メンチルラクテート、エチレングリコール−L−メンチルカーボネート等の香料成分、更には、いくつかの香料成分や天然精油を組み合わせて(エタノールを含まない)なる、アップル、バナナ、ストロベリー、ブルーベリー、メロン、ピーチ、パイナップル、グレープ、マスカット、ワイン、チェリー、スカッシュ、コーヒー、ブランデー、ヨーグルト等の調合フレーバーの1種又は2種以上を、本発明の効果を妨げない範囲で組成物中0.00001〜3%使用することができる。
上記(A)成分、(B)成分中に含まれるノニオン性界面活性剤以外の界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸塩(例えばラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸カリウムなどのアルキル基が12〜16のアルキル硫酸のアルカリ金属塩)、アシル基の炭素数が12〜16のN−アシルアミノ酸アルカリ金属塩、ラウロイルメチルタウリン、アシルアミノ酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、α−スルホ脂肪酸アルキルエステル・ナトリウム、アルキルリン酸エステル塩等のアニオン性界面活性剤、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインなどの酢酸ベタイン型両性界面活性剤、N−脂肪酸アシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン塩などのイミダゾリン型両性界面活性剤、N−脂肪酸アシル−L−アルギネート塩等のアミノ酸型界面活性剤等の両性界面活性剤などが挙げられ、本発明の効果を妨げない範囲で1種単独又は2種以上を組み合わせて配合できる。なお、本発明では、上記(A)成分と(B)成分としてのノニオン性界面活性剤以外の界面活性剤、特にノニオン性界面活性剤は配合しなくてもよく、0%でもよいが、配合する場合は組成物全体の0.01〜1%が望ましい。
有効成分としては、例えばイソプロピルメチルフェノール、トコフェロール酢酸エステル、トリクロサン、塩化セチルピリジニウム等の殺菌剤、トラネキサム酸、イプシロン−アミノカプロン酸などの抗炎症剤、デキストラナーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、溶菌酵素、リテックエンザイム等の酵素、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化第一錫等のフッ化物、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイン、アラントイン、アズレン、塩化リゾチーム、アスコルビン酸等のビタミンC類、ジヒドロコレステロール、グリチルレチン塩類、グリチルレチン酸類、ヒドロコレステロール、クロロフィル、銅クロロフィリンナトリウム、タイム、オウゴン、チョウジ、ハマメリス等の植物抽出物、グルコン酸銅、カロペプタイド、ポリリン酸ナトリウム、水溶性無機リン酸化合物、ポリビニルピロリドン、ラウロイルサルコシンナトリウム、歯石防止剤、歯垢防止剤、硝酸カリウム、乳酸アルミニウム等を添加することができる。なお、これらの有効成分は、本発明の効果を妨げない範囲で有効量配合することができる。
着色料として、青色1号、緑色3号、黄色4号、赤色105号など安全性の高い水溶性色素を添加することができる。
容器としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ガラス、ポリプロピレン、ポリエチレンが使用できるが、香料の吸着抑制の点からPETとガラスの使用が好ましい。
本発明の液体口腔用組成物は、エタノールを実質的に含有しない液体口腔用組成物に、(A)成分のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、(C)成分のL−メントール、(D)成分の3−(L−メントキシ)プロパン−1,2−ジオール、及び(E)成分の多価アルコールを配合した後、(B)成分のエマルジョンを添加することにより、製造することができる。更に、(F)成分を配合する場合は、上記(A)、(C)〜(E)成分及び(F)成分を配合した後、(B)成分のエマルジョンを添加することが望ましい。
以下、実験例、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、配合量は全て純分換算である。
各例の液体口腔用組成物の調製には、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油(日光ケミカルズ社製、エチレンオキサイドの平均付加モル数60)、POE(80)硬化ヒマシ油(日光ケミカルズ社製、エチレンオキサイドの平均付加モル数80)、エマルジョン(平均粒径200nm、NET−TE−50、日光ケミカルズ社製)、グリセリン(100%、阪本薬品工業社製)、プロピレングリコール(旭硝子社製)、ポリエチレングリコール♯400(ライオンケミカル社製)、クエン酸(扶桑化学社製)、クエン酸ナトリウム(扶桑化学社製)を用いた。また、ポリオキシエチレン(30)硬化ヒマシ油(日光ケミカルズ社製、エチレンオキサイドの平均付加モル数30)、エマルジョン(比較エマルジョン、平均粒径10nm、日光ケミカルズ社製)を比較例に使用した。
更に、下記成分を使用した。
L−メントール(メントールJP(商品名)、高砂香料工業(株)製)
バイオレット(バイオレットリーフ アブソリュート、シャラボ(株)製)
β−ダマセノン(曽田香料(株)製)
ベンジルアルコール(曽田香料(株)製)
α−テルピネオール(高砂香料工業(株)製)
エピジャスモン酸メチル(曽田香料(株)製)
アニス油(ヴェ・マン・フィス香料株式会社製)
フェンネル油(Payan Bertrand S.A社製)
3−(L−メントキシ)プロパン−1,2−ジオール
(クーリングエージェントCA10(商品名)、高砂香料工業(株)製)
なお、表中のPOEはポリオキシエチレンを示し、下記に示す%は特に断らない限りいずれも質量%を意味する。また、上記エマルジョンの組成を以下に示す。
[エマルジョン(平均粒径200nm)の組成]
モノミリスチン酸デカグリセリル 10%
トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 50
グリセリン 15
水 25
合計 100%
[比較品のエマルジョン(平均粒径10nm)の組成及び調製法]
モノラウリン酸デカグリセリル 10%
オリーブ油 50
グリセリン 15
水 25
合計 100%
グリセリン、半量の水、モノラウリン酸デカグリセリルを予備撹拌後、オリーブ油を加えて、ホモミキサーで撹拌し、最後に残りの水を加えて調製した。
エマルジョンの平均粒径は、下記方法で測定した。
[平均粒径の測定方法]
BECKMAN COULTER社製、動的光散乱光度計N5を用いて、エマルジョンを精製水で100倍に希釈し、セルに入れて25℃での平均粒径を測定した。
〔実験例1〕
表1〜6に示す組成の液体口腔用組成物(洗口剤)を常法により調製し、最後にエマルジョンを分散させ、下記評価を行った。結果を表1〜6に示す。
外観安定性の評価:
サンプルの液体口腔用組成物を満注量450mlのPET容器(ポリエチレンテレフタレート容器 吉野工業所製)に450ml充填し、50℃の恒温槽に3ヶ月保存後、又は−10℃の恒温槽に3ヶ月保存後の安定性について、対照品(実施例1の製造直後品)との比較で下記基準に則り、目視判定した。
外観安定性(50℃、3ヶ月)の評価基準
◎:製剤の色調に変化が認められない。
○:僅かに製剤の色調の退色が進んでいるが問題ないレベルである。
△:製剤の色調の退色が進んでいる。
×:対照品と比較しなくても著しく製剤の色調が退色している。
なお、上記評価及び下記評価において退色が進むとは、製剤の調製直後の色調が白色であったものが透明に退色していく状態であり、その原因は、詳細は不明であるが、製剤中の遊離活性剤による可溶化と考えられる。
外観安定性(−10℃、3ヶ月)の評価基準
◎:変化が認められない。
○:ごく僅かに分離が見られるが問題ないレベルである。
△:分離が進んでいる。
×:かなりの分離が認められ、製剤の色調の退色も進んでいる。
〔実験例2〕
表1〜6の液体口腔用組成物について、洗口中のメントールの刺激感、また、洗口後の清涼感の持続性、滞留実感、ベタツキ感を下記方法で評価した。結果を表1〜6に示す。
評価方法:
被験者10名で、サンプル(液体口腔用組成物)10mlを口に含み、30秒間すすいだ後、洗口時のメントールの刺激のなさ、製剤を使用して洗口し10分後の清涼感の持続性、滞留実感、及びベタツキ感のなさについて下記の4又は5段階で評価し、10名の平均点を次の基準に従い、判定した。
(a)メントールの刺激感
評点基準
5点:刺激が非常に弱い
4点:刺激がかなり弱い
3点:刺激が弱い
2点:刺激が強い
1点:刺激が非常に強い
評価基準
◎ :平均点4.5点以上 5.0点以下
○〜◎:平均点3.5点以上 4.5点未満
○ :平均点3.0点以上 3.5点未満
△ :平均点2.0点以上 3.0点未満
× :平均点1.0点以上 2.0点未満
(b)清涼感の持続性
評点基準
5点:清涼感の持続性を非常に感じる
4点:清涼感の持続性をかなり感じる
3点:清涼感の持続性を感じる
2点:清涼感の持続性をほとんど感じない
1点:清涼感の持続性を感じない
評価基準
◎ :平均点4.5点以上 5.0点以下
○〜◎:平均点3.5点以上 4.5点未満
○ :平均点3.0点以上 3.5点未満
△ :平均点2.0点以上 3.0点未満
× :平均点1.0点以上 2.0点未満
(c)滞留実感
評点基準
4点:洗口剤の口中残留感を非常に感じる
3点:洗口剤の口中残留感を感じる
2点:洗口剤の口中残留感をほとんど感じない
1点:洗口剤の口中残留感を感じない
評価基準
◎:平均点3.5点以上 4.0点以下
〇:平均点3.0点以上 3.5点未満
△:平均点2.0点以上 3.0点未満
×:平均点1.0点以上 2.0点未満
(d)ベタツキ感
評点基準
4点:ベタツキ感を感じない
3点:ベタツキ感をほとんど感じない
2点:ベタツキ感を感じる
1点:ベタツキ感を非常に感じる
評価基準
◎:平均点3.5点以上 4.0点以下
〇:平均点3.0点以上 3.5点未満
△:平均点2.0点以上 3.0点未満
×:平均点1.0点以上 2.0点未満
Figure 0005690811
* :ノニオン性界面活性剤であるPOE硬化ヒマシ油とエマルジョン中に含まれるデカグリセリンモノ脂肪酸エステルとの合計量(以下、同様)。
**:*のノニオン性界面活性剤総量/エマルジョン中に含まれるトリ脂肪酸グリセリル量(以下、同様)。
Figure 0005690811
Figure 0005690811
Figure 0005690811
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Claims (9)

  1. 組成物中のエタノール含有量が100ppm以下である液体口腔用組成物に、
    (A)エチレンオキサイドの平均付加モル数が40〜100モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.15〜0.40質量%
    (B)(B−1)デカグリセリンモノ脂肪酸エステル、(B−2)トリ脂肪酸グリセリル、(B−3)グリセリン、及び水からなり、エマルション中の(B−1)成分の含有量が5〜15質量%、(B−2)成分の含有量が40〜60質量%、(B−3)成分の含有量が1〜30質量%である平均粒径50〜500nmのエマルジョン
    0.3〜0.9質量%
    (C)L−メントール 0.001〜1質量%
    (D)3−(L−メントキシ)プロパン−1,2−ジオール 0.0001〜1質量%
    及び
    (E)グリセリン、プロピレングリコール、及び平均分子量190〜630のポリエチレングリコールから選ばれる少なくとも1種の多価アルコール 5〜15質量%を配合したことを特徴とする液体口腔用組成物。
  2. {(A)成分と(B−1)デカグリセリンモノ脂肪酸エステルとの合計量}/{(B−2)トリ脂肪酸グリセリル量}の質量比を0.77〜1.87とし請求項1記載の液体口腔用組成物。
  3. (A)成分のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と(B−1)成分のデカグリセリンモノ脂肪酸エステルとの合計配合量が、組成物全体の0.18〜0.49質量%であ請求項1又は2記載の液体口腔用組成物。
  4. (B−1)成分のデカグリセリンモノ脂肪酸エステルの脂肪酸の炭素数が12〜16であり、(B−2)成分のトリ脂肪酸グリセリルの脂肪酸の炭素数が6〜12である請求項1〜3のいずれか1項記載の液体口腔用組成物。
  5. 更に、(F)バイオレット抽出物、β−ダマセノン、ベンジルアルコール、α−テルピネオール、ジャスモン酸メチル、アニス油、及びフェンネル油から選ばれる少なくとも1種を0.001〜500ppm配合した請求項1〜のいずれか1項記載の液体口腔用組成物。
  6. 組成物中のエタノール含有量が100ppm以下である液体口腔用組成物の製造方法であって、
    (A)エチレンオキサイドの平均付加モル数が40〜100モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.15〜0.40質量%
    (C)L−メントール 0.001〜1質量%
    (D)3−(L−メントキシ)プロパン−1,2−ジオール 0.0001〜1質量%
    及び
    (E)グリセリン、プロピレングリコール、及び平均分子量190〜630のポリエチレングリコールから選ばれる少なくとも1種の多価アルコール 5〜15質量%
    を配合した後、
    (B)(B−1)デカグリセリンモノ脂肪酸エステル、(B−2)トリ脂肪酸グリセリル、(B−3)グリセリン、及び水からなり、エマルション中の(B−1)成分の含有量が5〜15質量%、(B−2)成分の含有量が40〜60質量%、(B−3)成分の含有量が1〜30質量%である平均粒径50〜500nmのエマルジョン
    0.3〜0.9質量%
    を添加することを特徴とする前記液体口腔用組成物の製造方法。
  7. {(A)成分と(B−1)デカグリセリンモノ脂肪酸エステルとの合計量}/{(B−2)トリ脂肪酸グリセリル量}の質量比を0.77〜1.87とする請求項6記載の液体口腔用組成物の製造方法。
  8. (A)成分のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と(B−1)成分のデカグリセリンモノ脂肪酸エステルとの合計配合量が、組成物全体の0.18〜0.49質量%である請求項6又は7記載の液体口腔用組成物の製造方法。
  9. 上記(A)、(C)〜(E)成分を配合すると共に、(F)バイオレット抽出物、β−ダマセノン、ベンジルアルコール、α−テルピネオール、ジャスモン酸メチル、アニス油、及びフェンネル油から選ばれる少なくとも1種を0.001〜500ppm配合した後、上記(B)成分のエマルジョンを添加する請求項6〜8のいずれか1項記載の液体口腔用組成物の製造方法。
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