JP5690059B2 - 作業車両 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車両に関する。
作業車両には、内部に収納空間を有する車体と、車体の上面に設けられるグリル部とを有しているものがある。グリル部は、車体の収納空間に連通する複数の開口を有する格子状の部材である。
例えば、特許文献1に開示されている油圧ショベルは、上部旋回体の内部に、収納室が設けられている。この収納室には、ラジエータおよびオイルクーラを含む冷却器が配置されている。収納室の上方は天井部によって覆われており、天井部は枠部と複数の桟部とをから構成されている。複数の桟部の間は、空気が通る開口となっており、収納室内の冷却器を冷却するための冷却風の流路となっている。
特開2004−190276号公報
通常、上記のようなグリル部の開口は、車体上で人が作業を行う場合に、グリル部を足場として使用できる程度の大きさになっている。すなわち、グリル部の開口は、作業者の足が入らない程度に小さければよい。このため、グリル部の開口は、枯葉や粉塵などの異物と比べて大きく、これらの異物が収納空間に侵入することを防止するには適していない。
従って、枯葉や粉塵の収納空間への侵入を防止するためには、目の細かい網状のカバー部材をグリル部の開口に取り付けることが望ましい。しかし、カバー部材が車体上の作業者によって踏まれると、カバー部材が破損する恐れがある。また、作業者が、カバー部材によって車体上を移動し難くなる恐れがある。
本発明の課題は、カバー部材の破損が生じ難く、作業者が車体上を容易に移動することができる作業車両を提供することにある。
第1発明に係る作業車両は、車体と、グリル部と、カバー部材とを備える。車体は、内部に収納空間を有する。グリル部は、車体の上面に設けられ、収納空間に連通する複数の開口が設けられた格子状の部材である。グリル部の上面は、車体の上面と面一になっている。カバー部材は、グリル部の収納空間側に配置され、開口を覆う網状の部材である。グリル部は、収納空間内に配置されカバー部材を固定するための固定部を有する。車体の側面には、収納空間に連通する側部開口と、側部開口を開閉する開閉部材が設けられている。グリル部の側面は、開閉部材が開状態で側部開口と共に外部に露出するように配置されている。固定部は、グリル部の側面に設けられている。
この作業車両では、カバー部材によってグリル部の開口が覆われている。このため、枯葉などの異物が収納空間内に侵入することを抑えることができる。また、カバー部材はグリル部の収納空間側に配置されている。従って、車体上の作業者によってカバー部材が踏まれることがない。このため、カバー部材の破損を抑えることができる。また、作業者が車体上を移動する際にカバー部材が妨げとならない。さらに、グリル部が車体の上面と面一になっており、且つ、カバー部材がグリル部の収納空間側に配置されるため、車体の上面に作業者の移動の障害となるような凹凸が少ない。これにより、作業者が車体上を容易に移動することができる。
また、この作業車両では、カバー部材を固定するための固定部が収納空間内に配置されている。このため、外部からはカバー部材を外し難くなっている。これにより、カバー部材、又は、収納空間内の物品の盗難を防止することができる。
さらにこの作業車両では、開閉部材が開状態である場合には、固定部が外部に露出する。これにより、カバー部材の取り外しや取り付けを容易に行うことができる。また、開閉部材が閉状態である場合には、外部からカバー部材を外し難い。このため、盗難を防止することができる。
第2発明に係る作業車両は、第1発明の作業車両であって、グリル部の上面には、複数の凹凸を有する滑り止め構造が設けられている。カバー部材は、グリル部の下面に対向して配置される。
この作業車両では、滑り止め構造により、作業者が車体上を容易に移動することができる。また、カバー部材はグリル部の収納空間側に配置されているので、滑り止め構造の機能がカバー部材によって損なわれることがない。
発明に係る作業車両は、第1発明又は第2発明の作業車両であって、グリル部には、係止部が設けられている。係止部は、グリル部の下面から下方に距離を隔てて配置され、カバー部材を係止する。カバー部材は、グリル部の側方からグリル部の下面と係止部との間に挿入されることにより、グリル部に取り付けられる。また、開閉部材が開状態でカバー部材を側方に引き出してグリル部から取り外しが可能である。
この作業車両では、作業者は、カバー部材を取り付ける場合、開閉部材を開状態とする。すると、グリル部の側面が外部に露出する。この状態で、作業者は、カバー部材をグリル部の側方からグリル部の下面と係止部との間に挿入することにより、カバー部材をグリル部に取り付ける。そして、グリル部の側面に設けられた固定部にカバー部材を固定する。従って、作業者は、車体の側方からカバー部材のグリル部への取り付けを容易に行うことができる。また、同様に、作業者は、車体の側方からカバー部材からグリル部の取り外しを容易に行うことができる。
発明に係る作業車両は、第1発明から第発明のいずれかの作業車両であって、車体は、可動的に設けられる可動部材を有する。また、作業車両は、電気モータと電気部品とを有する。電気モータは、可動部材を駆動する。電気部品は、電気モータに接続され、収納空間に配置される。
この作業車両では、カバー部材によって収納空間への異物の侵入が抑えられる。このため、電気部品を収納空間に配置することにより、電気部品を異物から保護することができる。
発明に係る作業車両は、第1発明から第発明のいずれかの作業車両であって、エンジンと、電気モータと、電気部品とをさらに備える。電機モータは、エンジンの出力を補助する。電気部品は、電気モータに接続され、収納空間に配置される。
この作業車両では、カバー部材によって収納空間への異物の侵入が抑えられる。このため、電気部品を収納空間に配置することにより、電気部品を異物から保護することができる。
本発明に係る作業車両では、カバー部材の破損が生じ難く、作業者が車体上を容易に移動することができる。
本発明の一実施形態に係る油圧ショベルの外観斜視図。 油圧ショベルの駆動システムの構成を示すブロック図。 開閉部材が閉状態での収納室の拡大斜視図。 開閉部材が開状態での収納室の拡大斜視図。 グリルユニットを斜め上方から見た斜視図。 グリルユニットを斜め下方から見た斜視図。 グリルユニットの図5におけるVII-VII断面図。 グリル部の分解斜視図。 他の実施形態に係るグリルユニットを斜め下方から見た斜視図。
<全体構成>
本発明の一実施形態に係る油圧ショベル100を図1に示す。この油圧ショベル100は、車体1と作業機4とを備えている。
車体1は、走行体2と旋回体3とを有している。走行体2は、一対の走行装置2a,2bを有する。各走行装置2a,2bは、履帯2d,2eを有しており、後述するエンジン21からの駆動力によって履帯2d,2eが駆動されることによって、油圧ショベル100を走行させる。なお、以下の説明において、前後方向とは、車体1の前後方向を意味する。また、左右方向、或いは、側方とは、車体1の車幅方向を意味する。
旋回体3は、走行体2上に載置されている。旋回体3は、走行体2に対して旋回可能に設けられている。旋回体3は、後述する旋回電気モータ24によって走行体2上において旋回する。また、旋回体3の前部左側位置には運転室5が設けられている。旋回体3は、燃料タンク14と作動油タンク15とエンジン室16と収納室17とを有している。燃料タンク14は後述するエンジン21を駆動するための燃料を貯留する。燃料タンク14は、作動油タンク15の後方に配置されている。作動油タンク15は、後述する油圧ポンプ22から吐出され油圧シリンダ10〜12に供給される作動油を貯留する。作動油タンク15は、燃料タンク14と前後方向に並んで配置されている。燃料タンク14の上面と作動油タンク15の上面とは、旋回体3の上面の一部を構成している。また、燃料タンク14の側面と作動油タンク15の側面とは、旋回体3の側面の一部を構成している。
エンジン室16は、内部にエンジン21を収納する。エンジン室16は、燃料タンク14および作動油タンク15の後方に配置されている。エンジン室16の上面は、旋回体3の上面の一部を構成している。エンジン室16の上面は、燃料タンク14および作動油タンク15の上面よりも上方に位置している。
収納室17は、運転室5の後方に配置されており、エンジン室16と車幅方向に並んで配置されている。収納室17の内部には、エンジン21を冷却するための図示しないラジエータおよびラジエータファンを収納する収納空間が設けられている。収納室17の構成については後に詳細に説明する。エンジン室16と収納室17との後方には、カウンタウェイト18が設けられている。
作業機4は、旋回体3の前部中央位置に取り付けられており、ブーム7、アーム8、バケット9を有する。ブーム7の基端部は、旋回体3に回転可能に連結されている。また、ブーム7の先端部はアーム8の基端部に回転可能に連結されている。アーム8の先端部は、バケット9に回転可能に連結されている。また、ブーム7、アーム8およびバケット9のそれぞれに対応するように油圧シリンダ10〜12(ブームシリンダ10、アームシリンダ11およびバケットシリンダ12)が配置されている。これらの油圧シリンダ10〜12が駆動されることによって作業機4が駆動され、これにより、掘削等の作業が行われる。
油圧ショベル100の駆動システムを示すブロック図を図2に示す。油圧ショベル100の駆動システムは、エンジン21、油圧ポンプ22、発電機モータ23、及び、旋回電気モータ24を有する。
油圧ポンプ22は、エンジン21によって駆動され、上述した油圧シリンダ10〜12を駆動するための油圧を発生させる。
発電機モータ23は、エンジン21と油圧ポンプ22との間に設けられている。発電機モータ23は、エンジン21及び油圧ポンプ22と共にエンジン室16に収納されている。また、発電機モータ23は、インバータ25を介してキャパシタ26に電気的に接続されている。エンジン21の回転数が加速される場合には、発電機モータ23は、キャパシタ26に蓄えられた電気エネルギーによって駆動されることにより、エンジン21の加速を補助する。また、エンジン21がアイドリング状態である場合には、発電機モータ23は、エンジン21の駆動力を用いて発電を行う。発電機モータ23での発電により生じた電気エネルギーは、キャパシタ26に蓄えられる。
旋回電気モータ24は、キャパシタ26に蓄えられた電気エネルギーによって駆動されることにより、旋回体3を旋回させる。また、旋回電気モータ24は、旋回体3の旋回速度が減速する場合には、発電を行う。旋回電気モータ24での発電によって生じた電気エネルギーはキャパシタ26に蓄えられる。
なお、キャパシタ26およびインバータ25の近傍には冷却装置27が配置されている。冷却装置27は、キャパシタ26およびインバータ25を冷却するための装置であり、例えば、水冷式の冷却装置が用いられる。
<収納室17の構成>
図3および図4に収納室17を拡大した斜視図を示す。収納室17は、開閉部材31と、グリルユニット32とを有する。
開閉部材31は、旋回体3の側面に設けられている。図4に示すように旋回体3の側面には、収納室17の内部の収納空間に連通する側部開口33が設けられている。開閉部材31は、側部開口33の後方に位置する支柱19にヒンジ34により連結されている。開閉部材31は、ヒンジ34を通る鉛直方向に延びる軸を中心に回動可能に設けられている。開閉部材31は、この軸を中心に回動することにより側部開口33を開閉する。なお、図3は閉状態の開閉部材31を図示している。図4は開状態の開閉部材31を図示している。閉状態の開閉部材31は、旋回体3の側面の一部を構成する。また、図3に示すように、開閉部材31にはロック機構35が設けられており、ロック機構35により、開閉部材31を閉状態でロックすることができる。なお、開閉部材31には、収納空間へ空気を流入させるための空気吸込口36a,36bが形成されている。空気吸込口36a,36bは、複数のスリットによって構成されている。また、図4に示すように、収納室17には、上述したキャパシタ26およびインバータ25が収納されている。また、キャパシタ26およびインバータ25の上方を覆うように電気部品カバー37が設けられている。なお、図4には示されていないが、上述した冷却装置27も収納室17に収納されている。
グリルユニット32は、収納室17の上部を構成している。グリルユニット32は、上述したエンジン室16の上面の側方に配置されている。図5及び図6に示すように、グリルユニット32は、グリル部38とカバー部材39(図8参照)とを有する。なお、図5は、グリルユニット32を斜め上方から見た斜視図である。図6は、グリルユニット32を斜め下方から見た斜視図である。
グリル部38は、旋回体3の上面に設けられており、旋回体3の上面の一部を構成している。グリル部38の上面は、旋回体3の上面、およびカウンタウェイト18の上面と面一になっている。グリル部38は、格子部41と第1枠部42とを有する。
格子部41は、収納空間に連通する複数の開口が設けられた格子状の形状を有する。図5および図7に示すように、格子部41の上面には、複数の凹凸を有する滑り止め構造が設けられている。
第1枠部42は、格子部41の周囲に配置されている。第1枠部42の上面は、平坦な形状を有しており、格子部41の上面と概ね同じ高さに配置されている。第1枠部42は、格子部41の前方、後方、及び、車幅方向内側を囲むように設けられおり、格子部41の車幅方向外側には設けられていない。このため、格子部41の車幅方向外側は開放されている。第1枠部42のうち格子部41の前方に位置する部分を第1前枠部42a、格子部41の後方に位置する部分を第1後枠部42b、格子部41の車幅方向内側に位置する部分を第1側枠部42cと呼ぶ。
図7に示すように、第1前枠部42aは、水平面に平行に配置される前水平面420aと、鉛直方向に沿って配置される前鉛直面421aとを有する。前鉛直面421aは、前水平面420aの後端部から下方に延びて設けられている。第1後枠部42bは、水平面に平行に配置される後水平面420bと、鉛直方向に沿って配置される後鉛直面421bとを有する。後鉛直面421bは、後水平面420bの前端部から下方に延びて設けられている。上述した格子部41は、前鉛直面421aと後鉛直面421bとに渡って設けられる。第1側枠部42cは、水平面に平行に配置される側水平面420c(図5参照)と、鉛直方向に沿って配置される側鉛直面421c(図6参照)とを有する。側鉛直面421cの前後方向の中央部には、格子部41の下端部よりも下方まで延びるブラケット部43が設けられている。このブラケット部43には、エンジン室16の上面に設けられたエンジンフードを開閉するためのノブ49が付設されている。
また、図6および図7に示すように、グリル部38は、第1〜第4係止部44a−44dを有する。図7に示すように、第1〜第4係止部44a−44dは、格子部41の下面から下方に距離を隔てて配置されている。格子部41の下面と第1〜第4係止部44a−44dとの間の距離は小さく、カバー部材39が挿入可能な程度の大きさであればよい。第1係止部44a及び第2係止部44bは、それぞれ車幅方向に長い形状を有する。第1係止部44aは、前鉛直面421aに繋がっており、前鉛直面421aから後方に突出している。第2係止部44bは、後鉛直面421bに繋がっており、後鉛直面421bから前方に突出している。第3係止部44c及び第4係止部44dは、互いに前後方向に距離を隔てて配置されている。第3係止部44c及び第4係止部44dは、ブラケット部43に繋がっており、ブラケット部43の側面から車幅方向外側へ突出している。これらの第1〜第4係止部44a−44dと格子部41の下端部との間の隙間にカバー部材39が挿入され、第1〜第4係止部44a−44dはカバー部材39を下方から係止する。
また、図5および図6に示すように、格子部41の車幅方向外側の側面には、カバー部材39を固定するための複数の固定部45a−45cが設けられている。固定部45a−45cは、格子部41の側面に設けられた突出部46a−46c(図8参照)と、ボルト47a−47cとを有する。具体的には3つの突出部46a−46cが車体の前後方向に距離を隔てて配置されている。図8に示すように、各突出部46a−46cには、ボルト47a−47cが挿入されるネジ穴48a−48cが設けられている。そして、ボルト47a−47cがカバー部材39の側面に設けられた孔53a−53cを通り、各突出部46a−46cのネジ穴48a−48cに挿入されることにより、カバー部材39がグリル部38に固定される。開閉部材31が閉状態では、グリル部38の側面は開閉部材31に覆われる。従って、この状態では、固定部45a−45cは外部に露出せず、収納空間内に位置する(図3参照)。また、開閉部材31が開状態では、グリル部38の側面は、側部開口33と共に外部に露出する。従って、この状態では、固定部45a−45cは外部に露出した状態となる(図4参照)。
なお、図8は、グリル部38の分解斜視図である。図8に示すように、グリル部38は、第1グリル部材51と第2グリル部材52とを有する。第1グリル部材51は、格子部41のうち車幅方向内側に位置する一部と、上述した第1枠部42とを有する。第2グリル部材52は、格子部41のうち車幅方向外側に位置する一部と、第2枠部54とを有する。従って、上述した固定部45a−45cの突出部46a−46cは、第2グリル部材52の側面に設けられている。第2枠部54は、第2前枠部54aと第2後枠部54bとを有する。第2前枠部54aは、格子部41の前方に位置している。第2後枠部54bは格子部41の後側に位置している。第2枠部54は第1枠部42の下面に固定される。具体的には、第1前枠部42aの下面に第2前枠部54aが固定される。また、第1後枠部42cの下面に第2後枠部54bが固定される。これにより、第1グリル部材51と第2グリル部材52とが一体にされる。
カバー部材39は、グリル部38の開口を覆う網状の部材であり、グリル部38の収納空間側に配置される。カバー部材39の網目の大きさは、格子部41の開口よりも小さい。カバー部材39は、L字型に屈曲した形状を有しており、水平カバー面39aと鉛直カバー面39bとを有する。水平カバー面39aは、上述した係止部44a−44dに係止され、グリル部38の下方に配置される。鉛直カバー面39bは、鉛直方向に沿って配置され、グリル部38の側面に接するように配置される。鉛直カバー面39bには、複数の孔53a−53cが前後方向に並んで設けられており、これらの孔53a−53cに上述した固定部45a−45cのボルト47a−47cが通される。カバー部材39は、グリル部38の側方から格子部41の下面と係止部44a−44dとの間の隙間に挿入されることにより(図7参照)、グリル部38に取り付けられる。そして、ボルト47a−47cが突出部46a−46cのネジ穴48a−48cにねじ込まれることにより、カバー部材39がグリル部38に固定される。
<特徴>
この油圧ショベル100では、カバー部材39によってグリル部38の開口が覆われている。このため、枯葉又は粉塵などの異物が収納空間内に侵入することを抑えることができる。また、カバー部材39はグリル部38の下側に配置されている。従って、車体1上の作業者によってカバー部材39が踏まれることがない。このため、カバー部材39の破損を抑えることができる。また、作業者が車体1上を移動する際にカバー部材39が妨げとならない。さらに、グリル部38が、燃料タンク14、作動油タンク15、カウンタウェイト18などを含む旋回体3の上面と面一になっており、且つ、カバー部材39がグリル部38の上面には配置されていない。このため、車体1の上面に作業者の移動の障害となるような凹凸が少ない。これにより、作業者が車体1上を容易に移動することができる。
この油圧ショベル100では、格子部41の上面に設けられた滑り止め構造により、作業者が格子部41を踏んでも、足が滑り難くなっている。このため、車体1上を容易に移動することができる。また、カバー部材39はグリル部38の上側ではなく下側に配置されているので、滑り止め構造の機能がカバー部材39によって損なわれることがない。
この油圧ショベル100では、カバー部材39によって収納空間への異物の侵入が抑えられる。このため、収納空間内のキャパシタ26およびインバータ25を異物から保護することができる。
この油圧ショベル100では、カバー部材39を固定するための固定部45a−45cが収納空間内に配置されている。このため、開閉部材31を閉じた状態では、外部からはカバー部材39を外し難くなっている(図3参照)。また、開閉部材31をロックすることにより、外部からカバー部材39を外すことがさらに困難になる。このため、カバー部材39や収納空間内の部材の盗難を防止することができる。
この油圧ショベル100では、作業者は、カバー部材39をグリル部38から取り外す場合、まず、開閉部材31を開状態とする。すると、グリル部38の側面および固定部45a−45cのボルト47a−47cが外部に露出する(図4参照)。この状態で、作業者は、ボルト47a−47cを回してグリル部38から取り外す。作業者は、ボルト47a−47cをグリル部38から取り外した後、カバー部材39を車幅方向外側へ引き出すことにより、グリル部38の下面と係止部44a−44dとの間からカバー部材39を抜き取る。このように、作業者は、旋回体3の側方からカバー部材39のグリル部38からの取り外しを容易に行うことができる。
また、カバー部材39をグリル部38に取り付ける場合にも、作業者は、まず、開閉部材31を開状態とする。すると、グリル部38の側面および突出部46a−46cが外部に露出する。次に、作業者は、カバー部材39をグリル部38の側方からグリル部38の下面と係止部44a−44dとの間に挿入する。これにより、カバー部材39がグリル部38に取り付けられる。そして、作業者は、カバー部材39の孔53a−53cおよび突出部46a−46cのネジ穴48a−48cにボルト47a−47cをねじ込む。これにより、カバー部材39がグリル部38に固定される。このように、作業者は、旋回体3の側方からカバー部材39のグリル部38への取り付けを容易に行うことができる。
以上のように、この油圧ショベル100では、カバー部材39の取り外しや取り付けを容易に行うことができる。このため、カバー部材39のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
<他の実施形態>
(a)本発明の適用対象は、油圧ショベルに限らず、他の種類の作業車両に適用されてもよい。
(b)収納室17の収納空間には、キャパシタ26およびインバータ25に限らず、他の電気部品が収納されてもよい。また、旋回体3を旋回させるための旋回電気モータ24に限らず、車体1の他の可動部材を駆動するための電気モータが設けられてもよい。
(c)固定部45a−45cの数は上記の実施形態のものに限られない。また、固定部45a−45cの構造は上記の実施形態のようにボルト47a−47cとネジ穴48a−48cを有する突出部46a−46cとに限られない。固定部45a−45cは、カバー部材39をグリル部38に着脱可能に固定する構造であればよい。また、固定部45a−45cが設けられる位置は、グリル部38の側面に限らず、収納空間側に位置していればよい。例えば、図9に示すように、固定部56a−56dがグリル部38の下面に設けられてもよい。固定部56a−56dは、固定部45a−45cと同様に、ボルトと、ボルトが通される孔を有する突出部とを有する。
なお、図9では、グリル部38の側面の固定部45a−45cと、グリル部38の下面の固定部56a−56dとの両方が設けられているが、グリル部38の下面の固定部56a−56dのみが設けられてもよい。この場合も、開閉部材31を閉じた状態では外部からカバー部材39を取り外すことが困難である。また、開閉部材31を開けば、収納空間側からカバー部材39を容易にグリル部38から取り外したり、グリル部38に取り付けたりすることができる。
本発明は、カバー部材の破損が生じ難く、作業者が車体上を容易に移動することができる効果を有し、作業車両として有用である。
1 車体
38 グリル部
39 カバー部材
100 油圧ショベル(作業車両)
3 旋回体(可動部材)
24 旋回電気モータ(電気モータ)
23 発電機モータ(電気モータ)
26 キャパシタ(電気部品)
25 インバータ(電気部品)
45a−45c 固定部
33 側部開口
31 開閉部材
44a−44d 係止部

Claims (5)

  1. 内部に収納空間を有する車体と、
    前記車体の上面に設けられ、前記収納空間に連通する複数の開口が設けられた格子状の部材であって、上面が前記車体の上面と面一になっているグリル部と、
    前記グリル部の前記収納空間側に配置され、前記開口を覆う網状のカバー部材と、
    を備え
    前記グリル部は、前記収納空間内に配置され前記カバー部材を固定するための固定部を有し、
    前記車体の側面には、前記収納空間に連通する側部開口と、前記側部開口を開閉する開閉部材が設けられており、
    前記グリル部の側面は、前記開閉部材が開状態で前記側部開口と共に外部に露出するように配置されており、
    前記固定部は、前記グリル部の側面に設けられている、
    作業車両。
  2. 前記グリル部の上面には、複数の凹凸を有する滑り止め構造が設けられており、
    前記カバー部材は、前記グリル部の下面に対向して配置される、
    請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記グリル部には、前記グリル部の下面から下方に距離を隔てて配置され前記カバー部材を係止する係止部が設けられており、
    前記カバー部材は前記グリル部の側方から前記グリル部の下面と前記係止部との間に挿入されることにより、前記グリル部に取り付けられ、
    前記開閉部材が開状態で前記カバー部材を側方に引き出して前記グリル部から取り外しが可能である、
    請求項1又は2に記載の作業車両。
  4. 前記車体は、可動的に設けられる可動部材を有し、
    前記可動部材を駆動する前記電気モータと、
    前記電気モータに接続され、前記収納空間に配置される電気部品と、
    をさらに備える請求項1からのいずれかに記載の作業車両。
  5. エンジンと、
    前記エンジンの出力を補助する電気モータと、
    前記電気モータに接続され、前記収納空間に配置される電気部品と、
    をさらに備える請求項1からのいずれかに記載の作業車両。
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