JP5689650B2 - 網戸用自走防止装置 - Google Patents
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Description
特に、本発明の網戸用自走防止装置は、網戸側係止部材と、窓枠側可動受部材と、ガイド部材とを備える。
このうちの網戸側係止部材は、上記網戸を構成する竪框の戸先側端部に支持固定され、その一部に屋内外方向に配置された係止片を有する。
又、上記窓枠側可動受部材は、操作部と、本体部とを組み合わせて成る。
このうちの操作部は、断面略コ字形で、屋内側に配置された屋内板部と、屋外側に配置された屋外板部と、これら屋内、屋外両板部の一端縁同士を連結する連結板部とから成り、上記窓枠を構成する縦枠の屋外側端部に設けられた屋外側壁を覆う状態で設けられている。又、上記操作部を構成する屋内板部と屋外板部との屋内外方向に整合する部分には、それぞれ上下方向に長いガイド長孔が形成されている。又、これら両ガイド長孔のうち、上記屋内板部に形成されたガイド長孔の長さ方向中間部の内側面には、内側に向けて突出した係合突起が形成されている。
又、上記本体部は、上記屋外側壁と上記操作部を構成する屋外板部との間に挟持され、この屋外板部に対し上下方向に関する相対変位を不能に係合された基板部と、屋内外方向に配置された受片とを有する。又、この基板部のうちで、上記両ガイド長孔と屋内外方向に整合する部分には、上下方向に長い長孔若しくは切り欠きが形成されている。
又、上記ガイド部材は、上記屋外側壁に対して上下方向及び上記網戸の開閉方向(面内方向)に関する相対変位を不能に支持されている。そして、上記ガイド部材のうちで、上記屋外側壁の屋内側面から突出する状態で設けられた屋内側ガイド部を、上記屋内板部に形成されたガイド長孔に係合させると共に、上記屋外側壁の屋外側面から突出する状態で設けられた屋外側ガイド部を、上記基板部に形成された長孔若しくは切り欠き及び上記屋外板部に形成されたガイド長孔にそれぞれ係合させる事で、上記窓枠側可動受部材を上記屋外側壁に沿った上下方向に関する移動(スライド)のみを可能に支持案内している。更に、上記窓枠側可動受部材を上方に移動させた状態で、上記係合突起と上記屋内側ガイド部の上辺とを係合可能とし、且つ、上記窓枠側可動受部材を下方に移動させた状態で、上記係合突起と上記屋内側ガイド部の下辺とを係合可能としている。
そして、本発明の網戸用自走防止装置は、上記網戸を閉鎖位置に迄移動させた状態で、上記窓枠側可動受部材を上方或いは下方に移動させる事によって、この窓枠側可動受部材を構成する本体部に設けられた受片を、上記網戸側係止部材を構成する係止片に対して、水平方向に係合させる状態と、係合させない状態とに切り替え可能としている。
即ち、本発明の網戸用自走防止装置の場合には、前述した従来構造の場合の様に、長期間に亙る使用によって係合状態が変化(係合力が低下)する弾性部材を利用した弾性的な係合ではなく、それぞれが屋内外方向に配置された係止片と受片との機械的な水平方向の係合により、網戸が閉鎖位置から開放方向に移動する事を防止する。この為、強風時等に於いても、網戸の閉鎖位置からの移動を長期間に亙り安定して防止できる。
しかも、本発明の網戸用自走防止装置によれば、窓枠側可動受部材を上方或いは下方に移動させる事によって、上記受片と上記係止片とが係合する状態(ロック状態)と係合しない状態(ロック解除状態)とを、必要に応じて切り替えられる。この為、台風の接近等に伴い強風が吹く可能性がある場合等、網戸の閉鎖位置からの移動を防止したい場合にのみ、上記受片と上記係止片とを係合させ、それ以外の場合には、これら受片と係止片とを係合しない様にする事ができる。従って、網戸の閉鎖位置からの移動防止を図れる構造を、網戸の開閉操作性を低下させる事なく、しかも、網戸を開閉する者の負担を大きくする事なく実現できる。更に、本発明の場合には、窓枠側可動受部材を上方に移動させた状態で、係合突起と屋内側ガイド部の上辺とを係合させる事ができる為、上記窓枠側可動受部材がその自重等により自然に下方へと移動する事を有効に防止できる。反対に、上記窓枠側可動受部材を下方に移動させた状態で、上記係合突起と上記屋内側ガイド部の下辺とを係合させる事ができる為、上記窓枠側可動受部材に吹き付ける風等によって、この窓枠側可動受部材が上方へと移動する事を有効に防止できる。又、上記係合突起を設けた事によって、上記窓枠側可動受部材を上方或いは下方へと移動させた際にクリック感(操作感)を得られる為、この窓枠側可動受部材の操作感が良好になる。
図1〜28は、総ての請求項に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の場合には、窓枠16の内側に、1対のガラス障子17a、17b(外障子17a、内障子17b)を水平移動自在に引き違い式に建て込むと共に、網戸18を水平移動自在に建て込んでいる。
即ち、本例の網戸用自走防止装置1aの場合には、前述した従来構造の場合の様に、長期間に亙る使用によって係合状態が変化(係合力が低下)する弾性部材(弾性把持部14)を利用した弾性的な係合ではなく、それぞれが屋内外方向に配置された上記係止片42と上記受片64との機械的な水平方向の係合により、上記網戸18が閉鎖位置から開放方向に移動する事を防止できる。この為、強風時等に於いても、この網戸18の閉鎖位置からの移動を長期間に亙り安定して防止でき、この網戸18の閉塞状態を十分に確保できる。
図29は、やはり総ての請求項に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、上述した実施の形態の第1例の場合に比べて、網戸18aを屋内側に近付けて建て込んだ構造の引戸式の窓装置に、本発明を適用した場合に就いて示している。この様な本例の場合には、窓枠側可動受部材35aを構成する本体部48aとして、持出板部60aの持出量(屋内外方向に関する幅寸法)が、上記第1例の場合に比べて小さいものを使用している。
その他の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例の場合と同様である。
図30〜32は、やはり総ての請求項に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、操作部47aを構成する屋外板部50aの屋外側面と、ガイドねじ72a、72bの頭部75、75との間に、略矩形板状の座板80を挟持している。この座板80には、上下方向に離隔した1対の通孔81が形成されており、これら各通孔81には、上記各ガイドねじ72a、72bの軸部74、74が挿通自在である。又、上記座板80の幅寸法は、上記屋外板部50aの屋外側面に形成されたガイド凹溝55の幅寸法よりも大きい。
その他の構成及び作用は、前述した実施の形態の第1例及び第2例の場合と同様である。
2 窓枠
3 縦枠
4 雄具
5 網戸
6 竪框
7 雌具
8 ねじ
9 取付部
10 係合突起部
11 係合頭部
12 ねじ
13 取付部
14 弾性把持部
15 ローラ
16 窓枠
17a、17b ガラス障子
18、18a 網戸
19 上枠
20 下枠
21a、21b 縦枠
22a、22b 上框
23a、23b 下框
24a、24b 召し合わせ框
25a、25b 突き合わせ框
26a、26b ガラスパネル
27 網戸枠
28 網
29 上框
30 下框
31a、31b 竪框
32 網戸用上部案内レール
33 網戸用下部案内レール
34 網戸側係止部材
35、35a、35b 窓枠側可動受部材
36 カバー部材
37 ガイド部材
38 取付板部
39 係止部
40 取付孔
41 張出板部
42 係止片
43 見込壁
44 通孔
45 ポップナット
46 取付ねじ
47、47a 操作部
48、48a 本体部
49 屋内板部
50、50a 屋外板部
51 連結板部
52 案内凹部
53a、53b ガイド長孔
54 係合突起
55 ガイド凹溝
56 屋内側摘み部
57 係合凹部
58a〜58c 傾斜面部
59 係合基板部
60、60a 持出板部
61 受部
62 係合長孔
63 張出板部
64 受片
65 基部
66 張り出し部
67 屋外側摘み部
68 係止爪
69 凹曲面部
70 ガイド受板
71a、71b ガイド筒
72a、72b ガイドねじ
73 通孔
74 軸部
75 頭部
76 屋外側壁
77 貫通孔
78 虫除けシール
79 屋内壁部
80 座板
81 通孔
82 摺動テープ
Claims (4)
- 窓枠に対し水平移動自在に建て込まれた網戸が、閉鎖位置から開放方向へと移動する事を防止する為の網戸用自走防止装置に於いて、
網戸側係止部材と、窓枠側可動受部材と、ガイド部材とを備え、
このうちの網戸側係止部材は、上記網戸を構成する竪框の戸先側端部に支持固定され、その一部に屋内外方向に配置された係止片を有するものであり、
上記窓枠側可動受部材は、操作部と、本体部とを組み合わせて成るもので、このうちの操作部は、断面略コ字形で、屋内側に配置された屋内板部と、屋外側に配置された屋外板部と、これら屋内、屋外両板部の一端縁同士を連結する連結板部とから成り、上記窓枠を構成する縦枠の屋外側端部に設けられた屋外側壁を覆う状態で設けられており、上記屋内板部と上記屋外板部との屋内外方向に整合する部分には、それぞれ上下方向に長いガイド長孔が形成されており、これら両ガイド長孔のうち、上記屋内板部に形成されたガイド長孔の長さ方向中間部の内側面には、内側に向けて突出した係合突起が形成されており、上記本体部は、上記屋外側壁と上記屋外板部との間部分に挟持され、この屋外板部に対し上下方向に関する相対変位を不能に係合された基板部と、屋内外方向に配置された受片とを有するものであり、この基板部のうちで上記両ガイド長孔と屋内外方向に整合する部分には、上下方向に長い長孔若しくは切り欠きが形成されており、
上記ガイド部材は、上記屋外側壁に対して上下方向及び上記網戸の開閉方向に関する相対変位を不能に支持されており、上記ガイド部材のうちで上記屋外側壁の屋内側面から突出する状態で設けられた屋内側ガイド部を、上記屋内板部に形成されたガイド長孔に係合させると共に、上記屋外側壁の屋外側面から突出する状態で設けられた屋外側ガイド部を、上記基板部に形成された長孔若しくは切り欠き及び上記屋外板部に形成されたガイド長孔にそれぞれ係合させる事で、上記窓枠側可動受部材を上記屋外側壁に沿った上下方向に関する移動のみを可能に支持案内すると共に、この窓枠側可動受部材を上方に移動させた状態で、上記係合突起と上記屋内側ガイド部の上辺とを係合可能とし、且つ、上記窓枠側可動受部材を下方に移動させた状態で、上記係合突起と上記屋内側ガイド部の下辺とを係合可能としており、
上記網戸を閉鎖位置に迄移動させた状態で、上記窓枠側可動受部材を上方或いは下方に移動させる事によって、この窓枠側可動受部材を構成する本体部に設けられた受片が、上記網戸側係止部材を構成する係止片に対して、水平方向に係合する状態と係合しない状態とに切り替え可能とした事を特徴とする網戸用自走防止装置。 - 操作部を構成する屋外板部の上下両端部には、先端側に向かう程板厚が小さくなる方向に傾斜した傾斜面がそれぞれ設けられている、請求項1に記載した網戸用自走防止装置。
- 操作部を構成する屋内板部には屋内側に突出する屋内側摘み部が設けられている、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載した網戸用自走防止装置。
- 本体部がカバー部材により覆われており、このカバー部材の一部にこの本体部を屋外側から上下方向に移動させる為の屋外側摘み部が設けられている、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載した網戸用自走防止装置。
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