JP5687484B2 - 絶縁状態検出ユニットのフライングキャパシタ故障検出装置 - Google Patents

絶縁状態検出ユニットのフライングキャパシタ故障検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、非接地電源の接地電位部に対する地絡や絶縁状態を検出するユニットに係り、特に、地絡や絶縁状態を検出するのに用いるフライングキャパシタの故障を検出する装置に関するものである。
例えば、推進用エネルギーとして電力を利用する車両においては、高圧化(例えば200V)された直流電源を車体から絶縁して非接地電源とするのが通常である。このような非接地電源の接地電位部に対する地絡や絶縁状態の検出には、フライングキャパシタを用いた検出ユニットが用いられる。
この検出ユニットでは、内部のスイッチを切り換えつつ、フライングキャパシタを、接地電位部から絶縁した直流電源の電源電圧に応じた電荷量、直流電源の正端子側の地絡抵抗に応じた電荷量、及び、直流電源の負端子側の地絡抵抗に応じた電荷量でそれぞれ充電させる。そして、検出ユニットのコントローラにおいて、各充電電圧を測定し、その測定値に基づいて正端子側及び負端子側の地絡抵抗を算出することで、地絡や絶縁状態を検出することができる。
ところで、近年では、フライングキャパシタとして小型で高容量のセラミックスコンデンサを用いることが望まれている。このセラミックスコンデンサについては、DCバイアスによって静電容量が大きく変わることが知られている。そこで、DCバイアスによる静電容量変化の影響を排除するために、地絡抵抗が警報レベルの値であるときのセラミックスコンデンサの充電電圧が、直流電源の電源電圧に応じた電荷量による充電電圧と等しくなるように、検出ユニットを構成することが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2009−281986号公報
ところで、フライングキャパシタが静電容量変化を起こす要因は、上述したDCバイアスだけでなく、例えば、環境温度や特性の個体差等もある。したがって、これらの特性ばらつきによるフライングキャパシタの静電容量変化に広く対応できる絶縁状態検出を実現する構成を採用することが理想的である。
その一方、フライングキャパシタに静電容量変化を伴うような故障が生じた場合には、正常に機能しているフライングキャパシタの特性ばらつきによる静電容量変化とは区別して、フライングキャパシタの故障状態を検出できるようにすることが望まれる。
特に、大容量対応とするために複数のセラミックスコンデンサを並列に接続してフライングキャパシタを構成する場合、例えば一部のセラミックスコンデンサにオープン故障等の故障が発生すると、正常に機能しているフライングキャパシタの特性ばらつきが原因で起こるような静電容量変化が、発生する可能性がある。このようなフライングキャパシタの故障状態を、フライングキャパシタの特性ばらつきによる静電容量変化と混同することなく検出できるようにすることは、非常に有用である。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、フライングキャパシタを用いて地絡や絶縁状態を検出するのに当たり、正常に機能しているフライングキャパシタに生じる静電容量変化とは区別して、静電容量変化を伴うフライングキャパシタの故障を検出することができる絶縁状態検出ユニットのフライングキャパシタ故障検出装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載した本発明の絶縁状態検出ユニットのフライングキャパシタ故障検出装置は、
接地電位部から絶縁した直流電源の電源電圧に応じた電荷量でフライングキャパシタが充電されるときの充電電圧と、前記直流電源の絶縁抵抗を含む前記直流電源の絶縁抵抗測定回路による前記フライングキャパシタの充電電圧とに基づいて、前記直流電源の絶縁状態を検出するユニットの、前記フライングキャパシタの故を検出する装置であって、
前記フライングキャパシタの充電電圧のピーク値を測定する充電電圧測定手段と、
前記充電電圧測定手段で測定されたピーク値の充電電圧で充電された前記フライングキャパシタの放電開始から所定時間が経過した時点で、該フライングキャパシタの放電電圧を測定する放電電圧測定手段と、
前記充電電圧測定手段が測定した充電電圧のピーク値と前記放電電圧測定手段が測定した放電電圧との差分から求まる、前記放電開始から前記所定時間経過時点までの放電割合と、正常に機能しているフライングキャパシタが前記放電開始から前記所定時間までに行う放電の割合とに基づいて、前記フライングキャパシタの故障を、正常に機能しているフライングキャパシタに生じる静電容量変化とは区別して診断する診断手段と、
ことを特徴とする。
請求項1に記載した本発明の絶縁状態検出ユニットのフライングキャパシタ故障検出装置によれば、フライングキャパシタがオープン故障を起こすと、フライングキャパシタの静電容量が正常時よりも下がる。これに伴い、フライングキャパシタの充電量が正常時よりも高くなり、充電されたフライングキャパシタが放電開始からしばらくの間に放電する放電量が正常時よりも高くなる。
そこで、充電電圧測定手段と放電電圧測定手段との各測定値の差分から求まる、フライングキャパシタが放電開始から所定時間経過時点までに放電した放電量が、例えば同じ期間に正常なフライングキャパシタが放電する放電量等の基準値と比較して明らかに高ければ、フライングキャパシタにオープン故障が生じているとの故障診断をすることができる。
なお、フライングキャパシタが複数のコンデンサ(キャパシタ)を並列接続して構成されている場合は、オープン故障を起こしたコンデンサの数に応じていくつかの基準値を設定し、そのそれぞれと、求めた放電量とを比較することで、どのようなオープン故障がフライングキャパシタに起こっているのかを診断することもできる。
また、請求項2に記載した本発明の絶縁状態検出ユニットのフライングキャパシタ故障検出装置は、請求項1に記載した本発明の絶縁状態検出ユニットのフライングキャパシタ故障検出装置において、前記電源電圧に応じた電荷量で充電されたフライングキャパシタの充電電圧が、前記放電電圧測定手段が測定した放電電圧に基づいて求められることを特徴とする。
請求項2に記載した本発明の絶縁状態検出ユニットのフライングキャパシタ故障検出装置によれば、請求項1に記載した本発明の絶縁状態検出ユニットのフライングキャパシタ故障検出装置において、直流電源の絶縁状態を検出するのに必要なフライングキャパシタの充電電圧を求めるのに用いる放電状態測定手段の測定値を、フライングキャパシタの故障診断に流用することになる。
このため、フライングキャパシタの故障診断のために新たに設ける構成を極力少なくして、絶縁状態検出ユニット全体の構成の煩雑化を抑制することができる。
本発明の絶縁状態検出ユニットのフライングキャパシタ故障検出装置によれば、フライングキャパシタを用いて地絡や絶縁状態を検出するのに当たり、正常に機能しているフライングキャパシタに生じる静電容量変化とは区別して、静電容量変化を伴うフライングキャパシタの故障を検出することができる。
本発明の一実施形態に係るフライングキャパシタ故障検出装置を有する絶縁状態検出ユニットを示す回路図である。 図1のサンプルホールド回路を示す回路図である。 図1及び図2の各スイッチのオンオフとコンデンサの充電状態との関係を示すタイムチャートである。 (a)は図1のフライングキャパシタの具体的構成例を示す説明図、(b)は(a)のフライングキャパシタの故障状態例を示す説明図である。 図4(b)に示す例の故障状態を検出するための充電電圧測定タイミングの説明図である。 図4(b)に示す例の故障状態を検出する際に用いる閾値の設定基準例を示す説明図である。 図1のマイコンがROMに記憶されたプログラムにしたがい実行する故障診断処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るフライングキャパシタ故障検出装置を有する絶縁状態検出ユニットを示す回路図である。本実施形態の絶縁状態検出ユニットは、車両(図示せず)の車体等の接地電位部から絶縁された直流電源Bの正端子側の主回路配線1pや負端子側の主回路配線1nにおける地絡や絶縁状態を検出するユニットである。
図1中引用符号RLpは正端子側の地絡抵抗、RLnは負端子側の地絡抵抗であり、それぞれ、正端子側の主回路配線1pや負端子側の主回路配線1nに地絡が発生した場合の仮想抵抗である。
主回路配線1p,1nの地絡や絶縁状態を検出する絶縁状態検出ユニット10は、フライングキャパシタC1(請求項中のコンデンサに相当)を含む地絡検出回路11と、フライングキャパシタC1の充電電圧や放電電圧をサンプルホールドするサンプルホールド回路13と、サンプルホールド回路13のホールド値を検出してフライングキャパシタC1の充電電圧や放電電圧を測定するマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略記する。)15とを有している。フライングキャパシタC1は、本実施形態では、セラミックスコンデンサを用いている。
地絡検出回路11は、フライングキャパシタC1の他、フライングキャパシタC1を直流電源Bの正極及び負極にそれぞれ選択的に接続するスイッチS1,S2と、フライングキャパシタC1をマイコン15及び接地電位部に選択的に接続するスイッチS3,S4とを有している。フライングキャパシタC1とスイッチS1,S2との間には、抵抗R1,R2がそれぞれ直列に接続されている。
なお、後述するマイコン15によってフライングキャパシタC1の充電電圧や放電電圧を測定する際の直流電源Bに対する絶縁性を確保するために、抵抗R1,R2には、同じ値の高い抵抗値の抵抗が使用される。
サンプルホールド回路13は、図2の回路図に示すように、マイコン15の第1A/D変換ポートA/D1に一端が接続されたスイッチSaと、このスイッチSaの一端と接地電位部との間に接続された読込用コンデンサCaと、スイッチSaの他端とスイッチS3との間に直列接続される抵抗Raとを有している。
読込用コンデンサCaは、スイッチSaが閉じている間、抵抗R5を介してスイッチSaの一端に現れる電位で充電される。
マイコン15は直流電源Bよりも低い低圧系の電源(図示せず)によって動作するもので、直流電源Bはマイコン15の接地電位からも絶縁されている。地絡検出回路11の各スイッチS1〜S4,Saとサンプルホールド回路13のスイッチSaとは、例えば光MOSFETで構成されており、直流電源Bから絶縁してマイコン15によりオンオフ制御できるようになっている。
マイコン15の第1A/D変換ポートA/D1はサンプルホールド回路13を介してスイッチS3と接続されている。サンプルホールド回路13とスイッチS3との接続点は、抵抗R4を介して接地されており、スイッチS4と接地電位部との間には、抵抗R5が接続されている。また、フライングキャパシタC1の一端(図1中上方の極)側のスイッチS1,S3は直列接続されており、両者の接続点とフライングキャパシタC1の一端との間には、電流方向切替回路Xが接続されている。
電流方向切替回路Xは並列回路であり、その一つは、スイッチS1からフライングキャパシタC1の一端に向けて順方向となるダイオードD0と抵抗R1の直列回路で構成され、他の一つは、スイッチS3からフライングキャパシタC1の一端に向けて順方向となるダイオードD1で構成され、最後の一つは、フライングキャパシタC1の一端からスイッチS3に向けて順方向となるダイオードD2と抵抗R3の直列回路で構成されている。
次に、上述した絶縁状態検出ユニット10において、地絡や絶縁状態を検出する際の手順について説明する。まず、マイコン15の制御により、予め決定しておいた予定時間に亘って、スイッチS1,S2をオンさせると共にスイッチS3,S4,Saをオフさせる。ここで、予定時間とは、フライングキャパシタC1が完全に充電されるのに要する時間よりも短い時間である。
これにより、直流電源Bの正極から、正端子側の主回路配線1p、スイッチS1、ダイオードD0、抵抗R1、フライングキャパシタC1の一端(図1中上方の極)、他端(同下方の極)、抵抗R2、スイッチS2、及び、負端子側の主回路配線1nを経て、直流電源Bの負極に至る充電回路を形成する。以後、この充電回路を第1充電回路と称する。
そして、この第1充電回路において、フライングキャパシタC1を直流電源Bの電圧に応じた電荷量で充電する。この充電により、フライングキャパシタC1の一端が正極、他端が負極となる。
続いて、マイコン15の制御により、スイッチS1,S2をオフさせると共にスイッチS3,S4をオンさせる。これにより、フライングキャパシタC1の正極が、ダイオードD2、抵抗R3、及び、スイッチS3を介してサンプルホールド回路13に接続され、負極がスイッチS4、及び、抵抗R5を介して接地電位部に接続される。これにより、フライングキャパシタC1を放電させる。
また、図3のタイムチャートに示すように、スイッチS3,S4のオンと同時(T1の時点)に、マイコン15の制御により、サンプルホールド回路13のスイッチSaを短時間(T1〜T2の期間、例えば、200〜300μs)オンさせる。これにより、フライングキャパシタC1の充電電圧を抵抗R3,R4で分圧したうちの、抵抗R3の両端電圧の差に相当する電位で、読込用コンデンサCaが充電される。
ところで、フライングキャパシタC1の放電開始時には、直流電源Bの電圧に応じた電荷量でフライングキャパシタC1が充電された状態にある。そのため、フライングキャパシタC1の放電開始直後にその放電電圧で充電される読込用コンデンサCaには、直流電源Bの電圧に応じた電荷量のうち、抵抗R4,R5の分圧比に応じた電荷量が蓄積されることになる。
そして、マイコン15の制御によりサンプルホールド回路13のスイッチSaをオフさせると(T2の時点)、読込用コンデンサCaの充電電圧を分圧した電位が、サンプルホールド回路13を介してマイコン15の第1A/D変換ポートA/D1に入力されて測定される。そこで、この測定値と、抵抗R3,R4の分圧比と、抵抗R4,R5の分圧比とから、直流電源Bの電圧に応じたフライングキャパシタC1の充電電圧Vc1をマイコン15で測定させる。
なお、サンプルホールド回路13のスイッチSaをオフさせた後、フライングキャパシタC1の充電電圧Vc1を測定している間も、スイッチS3,S4はオンされたままであるので、フライングキャパシタC1は引き続き放電状態にある。
さらに、フライングキャパシタC1の充電電圧Vc1の測定終了後(T3の時点)、マイコン15の制御により、サンプルホールド回路13のスイッチSaをオンさせる。これにより、フライングキャパシタC1と読込用コンデンサCaとを放電状態とする。それぞれを完全に放電させた時点で(T4の時点)、マイコン15の制御により、スイッチS3,S4,Saをオフさせる。
そして、フライングキャパシタC1と読込用コンデンサCaとを完全に放電させた後、マイコン15の制御により、上述した予定時間に亘って、スイッチS1,S4をオンさせると共にスイッチS2,S3をオフさせる。
これにより、直流電源Bの正極から、正端子側の主回路配線1p、スイッチS1、ダイオードD0、抵抗R1、フライングキャパシタC1の一端、他端、スイッチS4、抵抗R5、(接地電位部、)負端子側の地絡抵抗RLn、及び、負端子側の主回路配線1nを経て、直流電源Bの負極に至る充電回路を形成する。以後、この充電回路を第2充電回路と称する。
そして、この第2充電回路において、フライングキャパシタC1を、負端子側の地絡抵抗RLnに応じた電荷量で充電する。この充電により、フライングキャパシタC1の一端が正極、他端が負極となる。
続いて、マイコン15の制御により、スイッチS1,S2をオフさせると共にスイッチS3,S4をオンさせ(図3のT1の時点)、かつ、サンプルホールド回路13のスイッチSaを短時間(図3のT1〜T2の期間、例えば、200〜300μs)オンさせる。
その後、マイコン15の制御によりサンプルホールド回路13のスイッチSaを再びオンさせるまでの間(図3のT2〜T3の期間)、直流電源Bの電圧に応じたフライングキャパシタC1の充電電圧Vc1の測定の際と同様にして、負端子側の地絡抵抗RLnに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧Vc1−をマイコン15で測定させる。
そして、フライングキャパシタC1と読込用コンデンサCaとを完全に放電させた後、マイコン15の制御により、上述した予定時間に亘って、スイッチS2,S3をオンさせると共にスイッチS1,S4をオフさせる。
これにより、直流電源Bの正極から、正端子側の主回路配線1p、正端子側の地絡抵抗RLp、(接地電位部、)抵抗R4、スイッチS3、ダイオードD1、フライングキャパシタC1の一端、他端、抵抗R2、スイッチS2、及び、負端子側の主回路配線1nを経て、直流電源Bの負極に至る充電回路を形成する。以後、この充電回路を第3充電回路と称する。
そして、この第3充電回路において、フライングキャパシタC1を、正端子側の地絡抵抗RLpに応じた電荷量で充電する。この充電により、フライングキャパシタC1の一端が正極、他端が負極となる。
続いて、マイコン15の制御により、スイッチS1,S2,S5をオフさせると共にスイッチS3,S4をオンさせ(図3のT1の時点)、かつ、サンプルホールド回路13のスイッチSaを短時間(図3のT1〜T2の期間、例えば、200〜300μs)オンさせる。
その後、マイコン15の制御によりサンプルホールド回路13のスイッチSaを再びオンさせるまでの間(図3のT2〜T3の期間)、直流電源Bの電圧に応じたフライングキャパシタC1の充電電圧Vc1の測定の際や、負端子側の地絡抵抗RLnに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧Vc1−の測定の際と同様にして、正端子側の地絡抵抗RLpに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧Vc1+をマイコン15で測定させる。そして、フライングキャパシタC1と読込用コンデンサCaとを完全に放電させる。
ところで、直流電源Bの電圧に応じたフライングキャパシタC1の充電電圧Vc1、負端子側の地絡抵抗RLnに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧Vc1−、及び、正端子側の地絡抵抗RLpに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧Vc1+と、正端子側の地絡抵抗RLpと負端子側の地絡抵抗RLnとの並列合成抵抗値R=(RLp+RLn)/(RLp×RLn)との間には、下記関係式
(RLp+RLn)/(RLp×RLn)={(Vc1+)+(Vc1−)}/Vc1
なる関係がある。
そこで、マイコン15は、上記の関係式を用いて正端子側と負端子側の地絡抵抗RLp,RLnの並列合成抵抗値を算出し、直流電源Bの地絡や絶縁状態を検出することができる。
なお、本実施形態の地絡検出回路11でフライングキャパシタC1として用いているセラミックスコンデンサは、DCバイアスによって静電容量が大きく変わる。また、絶縁状態検出ユニット10の環境温度やフライングキャパシタC1として用いているセラミックスコンデンサの特性の個体差等によっても、静電容量が大きく変わる。
そこで、これらの静電容量変化の影響を排除するために、マイコン15による各充電電圧Vc1,Vc1−,Vc1+の測定手順を変更してもよい。以下、その測定手順について説明する。
フライングキャパシタC1の静電容量が正常時よりも下がると、フライングキャパシタC1を一定時間充電した場合の充電量が正常時よりも高くなり、フライングキャパシタC1の放電量が、放電開始からしばらくの間は高くなる。
一方、フライングキャパシタC1の静電容量が正常時よりも上がると、フライングキャパシタC1を一定時間充電した場合の充電量が正常時よりも低くなり、フライングキャパシタC1の放電量が、放電開始からしばらくの間は低くなる。
放電開始からしばらく経過すると、フライングキャパシタC1の放電が飽和に近づくので、フライングキャパシタC1の静電容量が正常時より上下していても、それ以降のフライングキャパシタC1の放電量には大きな差は生じない。
即ち、フライングキャパシタC1の静電容量特性のばらつきによる充電量の変動は大きいが、フライングキャパシタC1の放電開始からしばらくの間経過した時点における放電電圧のばらつきは小さくなる。具体的には、フライングキャパシタC1を一定時間(t1)充電した後に放電した場合の放電開始時点における放電電圧VD1と、フライングキャパシタC1の放電開始から時間t2が経過した時点における放電電圧VD2とは、下式
VD1=V0×(1−exp−{t1/(C1×a×RC)}
VD2=V0×(exp−{t2/(C1×a×RD)}
但し、V0:充電電圧
C1:フライングキャパシタC1の静電容量
RC:充電抵抗値
RD:放電抵抗値
a:フライングキャパシタC1の静電容量のばらつき係数(正常時の静電容量 に対する比)
によって表される。
上式から明らかなように、フライングキャパシタC1の静電容量が下がる方向にばらつきが生じた場合、放電開始時点の放電電圧VD1は高くなる。また、放電開始から時間t2が経過した時点の放電電圧VD2も高くなる。反対に、フライングキャパシタC1の静電容量が上がる方向にばらつきが生じた場合、放電開始時点の放電電圧VD1は低くなる。また、放電開始から時間t2が経過した時点の放電電圧VD2も低くなる。
このように、フライングキャパシタC1の静電容量が正常時に対して上下したときに、フライングキャパシタの充電量が正常時に対して高低した分は、フライングキャパシタC1の放電量が放電開始からしばらくの間高低することで打ち消されるものと考えられる。
したがって、フライングキャパシタC1の放電電圧からフライングキャパシタC1を一定時間充電した際の充電電圧を求める場合、放電電圧VD2を用いた下式
V0=VD2/{(t2とC1×RDとによる放電割合)×(t1とC1×RCとによる充電割合)}・・・(式1)
但し、放電割合:放電後の電荷残存率
充電割合:充電後の電荷残存率
によって充電電圧V0を求める方が、放電電圧VD1を用いた下式
V0=VD1/(t1とC1×RCとによる充電割合)・・・(式2)
によって充電電圧V0を求めるよりも、精度が高くなる。
そこで、フライングキャパシタC1の放電開始からしばらくの間経過した後に、マイコン15の制御により、スイッチS1,S2をオフさせると共にスイッチS3,S4,Saをオンさせる(図3のT1の時点)。そして、短時間後にマイコン15の制御によりスイッチSaをオフさせるまでの間(図3のT1〜T2の期間)に充電された読込用コンデンサCaの充電電圧を分圧した電位を、マイコン15の第1A/D変換ポートA/D1の入力から測定し、これに基づいて、フライングキャパシタC1の充電電圧をマイコン15で測定する。
このようにして、フライングキャパシタC1の各充電電圧Vc1,Vc1−,Vc1+を、フライングキャパシタC1の放電開始からしばらくの間経過した後に測定した放電電圧VD2から求めるようにしてもよい。また、直流電源Bの電源電圧に応じた電荷量で充電されたフライングキャパシタC1の充電電圧Vc1を、上述した放電電圧VD2から求め、負端子側の地絡抵抗RLnに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧Vc1−や、正端子側の地絡抵抗RLpに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧Vc1+を、放電開始時点における放電電圧VD1から求めるようにしてもよい。
なお、フライングキャパシタC1の放電が飽和に近づくペースは、フライングキャパシタC1の静電容量によって異なる。したがって、静電容量が正常ではないフライングキャパシタC1の放電量が正常な静電容量のフライングキャパシタC1の放電量と大きく変わらなくなる時点(放電開始からしばらくの間経過した時点)は、静電容量が正常であるときよりも上か下かによって異なる。
そこで、静電容量が正常ではないフライングキャパシタC1の放電量が正常な静電容量のフライングキャパシタC1の放電量と大きく変わらなくなる時点の、静電容量が正常であるときよりも上である場合と下である場合との平均を求めて、その平均した時点を、放電電圧VD2を測定する時点とするようにしてもよい。
ところで、例えば図4(a)に示すように、1.2μFの容量のフライングキャパシタC1を構成するために、0.3μFのコンデンサを4つ並列接続してフライングキャパシタC1として用いる場合には、図4(b)に示すように、一部のコンデンサにオープン故障が生じる可能性がある。
この場合、一部のコンデンサが正常であれば、フライングキャパシタC1の全体がオープン状態となる訳ではなく、静電容量が正常時よりも低下するに止まる。ここで、上述したように、フライングキャパシタC1の放電電圧VD2を用いて、フライングキャパシタC1の充電電圧Vc1(や充電電圧Vc1−,Vc1+)を求めると、フライングキャパシタC1の一部のコンデンサにオープン故障が生じた場合にもその影響が排除されてしまう。そのため、充電電圧Vc1(や充電電圧Vc1−,Vc1+)からフライングキャパシタC1の一部のコンデンサのオープン故障を判別することができない。
そこで、上述したように、フライングキャパシタC1の静電容量が正常時よりも低いと、放電開始からしばらくの間(例えば放電開始から時間t2が経過するまでの間)の放電量が高くなることをうまく利用すれば、フライングキャパシタC1の一部のコンデンサのオープン故障を判別することができる。
即ち、図5に示すように、上述した放電開始時点の放電電圧VD1と放電開始から時間t2が経過した時点の放電電圧VD2の差分から、その間の放電量(放電割合)をマイコン15で求めれば、これを基にして、フライングキャパシタC1の一部のコンデンサにオープン故障が生じたか否かを診断することができる。
具体的には、図6の説明図に示す数値を利用して決定した放電量の閾値を用いて、故障診断を行うことができる。図6の説明図では、左半分の部分に、充電電圧V0(図中の印加電圧)=100V、充電抵抗値RC=1000kΩ、一定時間(充電時間t1)=0.1sの条件で、フライングキャパシタC1が充電された場合の、各数値を示している。
なお、図6中の左半分の部分における「充電R(Ω)」、「充電C(F)」、「放電R(Ω)」、「高圧換算」とは、充電抵抗値RC、フライングキャパシタC1の充電電荷、放電抵抗値RD、放電電圧VD1から(式1)で求めた換算印加電圧(充電電圧V0)にそれぞれ相当する。
図6中の左半分の部分に示すように、フライングキャパシタC1を構成する4つのコンデンサが4つとも正常である場合(「基準(4個正常)」)は、フライングキャパシタC1の充電電荷が1.2E−07(F)であり、放電電圧VD1=56.54(V)、放電電圧VD1から(式1)で求めた充電電圧V0=100(V)となる。
一方、フライングキャパシタC1を構成する4つのコンデンサのうち1〜3個がオープン故障である場合(「1個オープン」、「2個オープン」、「3個オープン」)は、フライングキャパシタC1の充電電荷がそれぞれ9.0E−08(F)、6.0E−08(F)、3.0E−08(F)であり、放電電圧VD1はそれぞれ67.08(V)、81.11(V)、96.43(V)、放電電圧VD1から(式1)で求めた充電電圧V0はそれぞれ118.64(V)、143.46(V)、170.56(V)となる。
このように、放電電圧VD1から(式1)で求めた充電電圧V0は、フライングキャパシタC1の静電容量の低下を反映した値となっている。しかし、特性ばらつきによる影響を排除する目的で、放電電圧VD2から(式2)で充電電圧V0を求めると、限りなく100(V)に近い値が求められて、その値では、フライングキャパシタC1を構成する4つのコンデンサのうち1〜3個にオープン故障が生じていることを検出することができない。
一方、図6の説明図では、右半分の部分に、フライングキャパシタC1の放電開始時点に測定した放電電圧VD1と、放電開始から時間t2経過後に測定した放電電圧VD2との差分から、フライングキャパシタC1の放電量(放電割合)を求めた場合の各数値を、放電電荷量(50%)に置き換えた放電開始からの経過時間t2別に示している。
図6に示すように、50%放電に要する時間だけ放電開始から経過した時間t2の放電電圧VD2は、フライングキャパシタC1を構成する4つのコンデンサが4つとも正常である場合(「基準(4個正常)」)と、フライングキャパシタC1を構成する4つのコンデンサのうち1〜3個がオープン故障である場合(「1個オープン」、「2個オープン」、「3個オープン」)とで、それぞれ、28.36(V)、26.73(V)、20.41(V)、6.10(V)である。
そして、放電電圧VD1と放電電圧VD2との差分はそれぞれ、−28.18(V)、−40.35(V)、−60.71(V)、−90.33(V)である。これらの差分を、実際のフライングキャパシタC1の放電量(放電割合)に換算すると、それぞれ、−49.84(%)、−60.15(%)、−74.84(%)、−93.67(%)である。なお、各数値の「−」の符号は、数値が低下していることを示す。
したがって、本来は50%放電であるところ、フライングキャパシタC1を構成する4つのコンデンサのうち1〜3個がオープン故障である場合(「1個オープン」、「2個オープン」、「3個オープン」)はいずれも60%を超える放電が行われていることが分かる。
そこで、例えば、55%を超える放電が行われていれば、フライングキャパシタC1を構成する4つのコンデンサのいずれかにオープン故障が生じていることを、マイコン15によって検出することができる。
また、放電電圧VD1と放電電圧VD2との差分から換算した実際のフライングキャパシタC1の放電量(放電割合)に関して、−60.15(%)と−74.84(%)との間や、−74.84(%)と−93.67(%)との間にも、上述した55%のような基準にする閾値をそれぞれ設定して、それらの閾値と比較することで、フライングキャパシタC1を構成する4つのコンデンサのうち何個にオープン故障が生じているかについても、マイコン15によって検出することができる。
以上に説明した故障検出(診断)を、マイコン15がROM(図示せず)に記憶された故障診断処理プログラムにしたがい実行する際の手順を、図7のフローチャートを参照して説明する。この故障診断処理プログラムは、フライングキャパシタC1の各充電電圧Vc1,Vc1−,Vc1+を求める度に実行してもよいし、各充電電圧Vc1,Vc1−,Vc1+のうち一部を求めるときに実行してもよい。
まず、マイコン15は、フライングキャパシタC1の放電開始時に、読込用コンデンサCaの充電電圧に基づいてフライングキャパシタC1の放電電圧VD1(請求項中のフライングキャパシタの充電電圧のピーク値に相当)を測定する(ステップS1)。次に、マイコン15は、放電開始から時間t2が経過した時点で、読込用コンデンサCaの充電電圧に基づいてフライングキャパシタC1の放電電圧VD2(請求項中のフライングキャパシタの放電電圧に相当)を測定する(ステップS3)。
続いて、マイコン15は、ステップS1で測定した放電電圧VD1とステップS3で測定した放電電圧VD2との差分からフライングキャパシタC1の放電量(放電割合)を求め(ステップS5)、求めた放電量(放電割合)を基準となるしきい値と比較して、フライングキャパシタC1を構成する4つのコンデンサに関するオープン故障の有無(及び、必要に応じて故障個数)を診断する(ステップS7)。以上で、一連の処理を終了する。検出結果は、適宜、警報表示や絶縁状態検出ユニット10の動作制御に利用することができる。
以上の説明からも明らかなように、本実施形態では、マイコン15が行う図7のフローチャートにおけるステップS1の処理と、この処理を実行するのに関与する地絡検出回路11やサンプルホールド回路13の各構成要素によって、請求項中の充電電圧測定手段が構成されている。
また、本実施形態では、マイコン15が行う図7中のステップS3の処理と、この処理を実行するのに関与する地絡検出回路11やサンプルホールド回路13の各構成要素によって、請求項中の放電電圧測定手段が構成されている。
さらに、本実施形態では、マイコン15が行う図7中のステップS5及びステップS7の処理と、この処理を実行するのに関与する地絡検出回路11やサンプルホールド回路13の各構成要素によって、請求項中の診断手段が構成されている。
このように構成された本実施形態の絶縁状態検出ユニット10によれば、フライングキャパシタC1の特性ばらつきの影響を排除するために、フライングキャパシタC1の放電開始から時間t2後の放電電圧VD2を用いて、フライングキャパシタの充電電圧V0を求める場合であっても、フライングキャパシタC1を構成する4つのコンデンサの一部にオープン故障が生じたときに、これを検出することができる。
なお、本実施形態では、フライングキャパシタの充電電圧V0を求めるために測定する、フライングキャパシタC1の放電開始時点の放電電圧VD1と、放電開始から時間t2が経過した時点の放電電圧VD2とを、フライングキャパシタC1の故障検出用に放電量(放電割合)を求める際に流用するものとした。
しかし、フライングキャパシタの充電電圧V0を求めるために測定する放電電圧VD1,VD2とは別に、フライングキャパシタC1の放電開始時点から所定時間(例えば時間t2)が経過するまでの間の放電量(放電割合)を求めるために、フライングキャパシタC1の充電時のピーク電圧(放電電圧VD1に対応する電圧)と、放電開始から所定時間経過した時点の放電電圧(放電電圧VD2に対応する電圧)とを測定してもよい。
また、本実施形態では、フライングキャパシタC1の放電開始から時間t2が経過した時点の放電電圧VD2を用い、フライングキャパシタC1の特性ばらつきの影響を排除したフライングキャパシタC1の充電電圧V0(充電時の印加電圧)を求める絶縁状態検出ユニット10を例に取って説明した。しかし、本発明は、実施形態の冒頭に説明した下記関係式、
(RLp+RLn)/(RLp×RLn)={(Vc1+)+(Vc1−)}/Vc1
や、上述した(式1)によって、フライングキャパシタの充電電圧(充電時の印加電圧)を求める絶縁状態検出ユニットにも、適用可能である。
1n 主回路配線
1p 主回路配線
10 絶縁状態検出ユニット
11 地絡検出回路
13 サンプルホールド回路
15 マイクロコンピュータ
A/D1 A/D変換ポート
B 直流電源
C1 フライングキャパシタ
Ca 読込用コンデンサ
D0 ダイオード
D1 ダイオード
D2 ダイオード
RLn 負端子側の地絡抵抗
RLp 正端子側の地絡抵抗
R1 抵抗
R2 抵抗
R3 抵抗
R4 抵抗
R5 抵抗
Ra 抵抗
S1 スイッチ
S2 スイッチ
S3 スイッチ
S4 スイッチ
Sa スイッチ
X 電流方向切替回路

Claims (2)

  1. 接地電位部から絶縁した直流電源の電源電圧に応じた電荷量でフライングキャパシタが充電されるときの充電電圧と、前記直流電源の絶縁抵抗を含む前記直流電源の絶縁抵抗測定回路による前記フライングキャパシタの充電電圧とに基づいて、前記直流電源の絶縁状態を検出するユニットの、前記フライングキャパシタの故障を検出する装置であって、
    前記フライングキャパシタの充電電圧のピーク値を測定する充電電圧測定手段と、
    前記充電電圧測定手段で測定されたピーク値の充電電圧で充電された前記フライングキャパシタの放電開始から所定時間が経過した時点で、該フライングキャパシタの放電電圧を測定する放電電圧測定手段と、
    前記充電電圧測定手段が測定した充電電圧のピーク値と前記放電電圧測定手段が測定した放電電圧との差分から求まる、前記放電開始から前記所定時間経過時点までの放電割合と、正常に機能しているフライングキャパシタが前記放電開始から前記所定時間までに行う放電の割合とに基づいて、前記フライングキャパシタの故障を、正常に機能しているフライングキャパシタに生じる静電容量変化とは区別して診断する診断手段と、
    を備えることを特徴とする絶縁状態検出ユニットのフライングキャパシタ故障検出装置。
  2. 前記電源電圧に応じた電荷量で充電されたフライングキャパシタの充電電圧が、前記放電電圧測定手段が測定した放電電圧に基づいて求められることを特徴とする請求項1記載の絶縁状態検出ユニットのフライングキャパシタ故障検出装置。
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