JP5685493B2 - 基礎構造 - Google Patents

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本発明は、構造物の基礎構造に関するものである。
従来、水(上水、下水)、液化天然ガス、液化石油ガスなどを貯蔵するために、PC(Pre−stressed Concrete)地上タンクが用いられている。図8は、従来の地上タンク101を示す図であり、液化天然ガスや液化石油ガスを貯蔵する地上タンクの例である。図8に示すように、従来の地上タンク101は、地盤103に設けられた複数の鉛直杭113、鉛直杭113に支持された基礎版105、基礎版105上に形成された筒状のPC防液堤107、PC防液堤107の内部に設けられた内槽109等からなる。
地上タンク101では、内槽109が破壊し漏液するような力が加わった場合でも、PC防液堤107および基礎版105の破壊を防ぎ液密性を確保するために、PC防液堤107の外周部に周方向PC鋼材(不図示)が配置されるとともに、基礎版105の外周部に周方向PC鋼材111が配置される(例えば、特許文献1参照)。これによりPC防液堤107や基礎版105に圧縮力を導入し、内槽破壊時にもPC防液堤107および基礎版105での液密性を確保するようにしていた。なお、貯水用PCタンクでは、一般的に側壁(PC防液堤107に相当)にのみ周方向PC鋼材が配置され、基礎版には配置されない。
特開2002−256726号公報
しかしながら、従来の地上タンクでは、基礎版105やPC防液堤107等の外周部に周方向PC鋼材を設置しこれにより圧縮力を導入する作業工程が複雑となり、コストも大きくなる問題があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、基礎版や、PC防液堤・側壁等の基礎版上部構造の外周部の周方向PC鋼材を省略、低減して施工を容易としながら基礎版等へ圧縮力を導入することができる基礎構造を提供することである。
前述した目的を達成するための本発明は、基礎版を含む、構造物の基礎構造であって、前記基礎版から下方の地盤内に、前記基礎版の外周部に配置され前記基礎版の内側方向に圧縮力を導入する圧縮力導入機構を設けたことを特徴とする基礎構造である。
前記圧縮力導入機構が、前記基礎版の外周部に沿って、下端部が上端部より前記基礎版の外側方向に位置するように放射状に配置された斜杭であり、前記斜杭の上に前記基礎版を設けた際に、前記斜杭により前記基礎版の内側方向に圧縮力が導入されることが望ましい。
前記構造物は、略円筒状のタンク外壁であり、前記斜杭が、平面が略円形の基礎版の外周部に沿って配置されることが望ましい。
前記斜杭は、前記基礎版の外周部に多重に配置してもよい。
さらに、前記斜杭を、前記基礎版の外周部のうち所定の範囲で他の範囲より多く配置するか、または他の範囲の斜杭より傾斜角を大きくすることもできる。
また、前記圧縮力導入機構が、下端部が上端部より前記基礎版の内側方向に位置するように設けられたグラウンドアンカーであることも望ましい。
以上の構成により、基礎版に力を加えて基礎版の内側方向に圧縮力を導入する圧縮力導入機構を、基礎版の外周部に配置し基礎版の下方に設ける。これにより、基礎版の外周部の周方向PC鋼材を省略できる。さらに、PC防液堤等、基礎版の上部構造についても、下部の周方向PC鋼材を低減でき、施工が容易になる。
上記の圧縮力導入機構としては、例えば、基礎版の外周部に、下端部が上端部より基礎版の外側方向に位置するよう斜杭を放射状に配置する。斜杭の上に基礎版を設けた際には、タンク等構造物の自重により斜杭に水平反力が発生する。この際、斜杭と基礎版の結合部では、斜杭により基礎版の内側方向に圧縮力が導入されるので、基礎版への圧縮力の導入が容易になる。さらに、斜杭は、地震時等の水平力に対して曲げだけでなく軸力によっても抵抗するので、基礎構造の水平力への抵抗性が高まるとともに、基礎構造における杭の本数を低減したり、杭自身の仕様を簡略化したりすることもできる。
略円筒状のタンク外壁の略円形の基礎版の外周部に沿って斜杭を配置することにより、基礎版に圧縮力が導入され、タンクの内槽が破壊されるなど内部から漏液するような力が加わった場合に、基礎版での液密性を確保することができる。また、斜杭を多重に配置することにより、より大きな圧縮力を導入することができる。また、斜杭を、基礎版の外周部のうち所定の範囲で他の範囲より多く配置するか、または他の範囲の斜杭より傾斜角を大きくすることにより、大規模地震に備える等の目的から、一方向で圧縮力を大きくし当該方向で特に基礎版を強固なものとすることができるとともに、当該方向で水平力への抵抗性も高まる。
また、上記の圧縮力導入機構を、下端部が上端部より基礎版の内側方向に位置するように設けられたグラウンドアンカーとすることもできる。これによっても、グラウンドアンカーの緊張材の緊張により基礎版の内側方向に圧縮力を加えることができる。また、特に杭を省略した直接基礎の場合などでは、水平・鉛直地震動に対する耐震性も高まる。
本発明によれば、基礎版や、PC防液堤・側壁等の基礎版上部構造の外周部の周方向PC鋼材を省略、低減して施工を容易としながら基礎版等へ圧縮力を導入することができる基礎構造を提供できる。
地上タンク1の垂直断面図 基礎版5の底面を見た図 基礎版5への圧縮力の導入を説明する図 第2の実施の形態における基礎版5の底面を見た図 第3の実施の形態における基礎版5aの底面を見た図 強化範囲23が設定された基礎版5を示す図 第4の実施の形態における地上タンク41の垂直断面図 従来の地上タンク101を示す図
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
まず、図1から図3を用いて本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、地上タンク1の垂直断面図である。図2は、基礎版5の底面を見た図である。図3は、基礎版5への圧縮力の導入を説明する図である。図1は、図2に示す矢印C−Cによる断面図である。図2は、基礎版5について、図1に示す矢印Bの方向から底面を見た図である。地上タンク1は、液化天然ガスや液化石油ガスを貯蔵する地上タンクの例である。
図1に示すように、地上タンク1は、基礎版5、PC防液堤7、内槽9、斜杭11、鉛直杭13等からなる。基礎版5は、略円形の平面を有する。PC防液堤7は、地上タンク1の外壁を構成する、基礎版5上に形成される略円筒状の構造物である。内槽9は、PC防液堤7の内側に設けられる。斜杭11、鉛直杭13は、地盤3に設置される。
地上タンク1の基礎構造は、基礎版5、斜杭11、鉛直杭13等からなる。図1、図2に示すように、斜杭11は、基礎版5の下方の地盤3に、基礎版5の外周部に沿って、全周にわたって配置される。斜杭11は、下端部25が、上端部27より基礎版5の外側方向に位置するように放射状に設けられる。斜杭11の杭頭と基礎版5とはピン結合してもよいし、剛結合としてもよい。
斜杭11は、基礎版5の内側方向に圧縮力を導入するための圧縮力導入機構であり、基礎版5の径方向に沿って二重に配置される。斜杭11は、基礎版5の最も外周側に配置される斜杭11aと、斜杭11aの内側に配置される斜杭11bとからなる。斜杭11aの鉛直方向に対する傾斜角α15は、例えば10°程度とする。また、斜杭11bの鉛直方向に対する傾斜角α17は、例えば5°程度とする。
鉛直杭13は、斜杭11よりも内側に配置される。斜杭11と鉛直杭13としては、例えば鋼管杭を用いるが、鋼管の材料、径、肉厚、長さなどは、同じでなくてもよく、最適な条件となるように適宜設定される。
地上タンク1の基礎構造を構築する際は、まず、地盤3に斜杭11および鉛直杭13を設けた後、基礎版5を形成し、引き続きPC防液堤7を形成する。斜杭11や鉛直杭13は、例えば、地盤3を掘削しつつ杭の圧入を行う中掘り工法により設けられる。図3に示すように、基礎版5、及び引き続いてPC防液堤7を形成すると、その重量増加により杭頭の反力も増加する。この反力増加によって斜杭11が基礎版5の内側方向に曲げ変形したり倒れこんだりすることにより、基礎版5と斜杭11の結合部では、斜杭11の水平反力により基礎版5が斜杭11の上端部から内側に押され、内側方向すなわち図3(図1)に示す矢印Aの方向に圧縮力が導入される。PC防液堤7を形成した際には、PC防液堤7の下部にも同様の圧縮力が導入される。図3では上記の圧縮力導入過程をわかりやすくするため斜杭11の曲がりを強調して表示しているが、実際には斜杭11の曲がりはわずかであり、基礎構造として問題が生じることはない。なお、基礎版5の内側方向に圧縮力が導入されると同時に、基礎版5の円周方向にもポアソン比に応じた圧縮力が導入される。
このように、第1の実施形態では、斜杭11を、下端部25が上端部27より基礎版5の外側方向に位置するように放射状に配置し、基礎版5を設けた際に基礎版5の内側方向に圧縮力を導入する。PC防液堤7の構築によっても、基礎版5およびPC防液堤7の下部に圧縮力が導入される。第1の実施形態によれば、従来の基礎版で圧縮力を導入するため用いていた周方向PC鋼材(図8参照)を省略するとともに、PC防液堤7下部の周方向PC鋼材も低減することができ、施工も容易になる。
また、基礎版5の外周部に斜杭11を配置するため、水平地震動などの水平力に対して、杭の曲げに加え斜杭11の軸力により有効に抵抗することができる。これにより、応力的に厳しい鉛直杭13の杭頭における曲げモーメントを緩和することができる。基礎構造全体の仕様として、杭の本数を低減することも可能になる。さらに、杭自身の仕様についても、例えば、鋼管杭を薄肉化する、強度を低減する、径を小さくする等の簡略化が可能となる。斜杭11や鉛直杭13として、鋼管杭に限らず、安価なコンクリート杭を用いることもできる。
斜杭11の傾斜角αは上記したものに限らない。傾斜角αが大きいほど、基礎版5への圧縮力の導入効率をはじめ、水平力への抵抗性も高まるので好ましいが、斜杭11を前述のように中掘り工法で設ける場合には、施工性の観点から10°程度もしくはそれ以下とすることが望ましい。なお、斜杭11を地盤3を掘削しコンクリートを打設する等して設ける場合は、傾斜角αをより大きくすることができ、例えば20〜30°程度とすることもできる。
また、第1の実施形態では斜杭11を二重に配置しているので、斜杭11の傾斜角が小さい場合などでも大きな圧縮力を基礎版5に導入することができる。
[第2の実施形態]
次に、図4を用いて、第2の実施形態について説明する。図4は、第2の実施形態における基礎版5の底面を見た図である。第2の実施形態の地上タンクは、第1の実施形態の地上タンク1と略同様の構成であり、基礎構造が、基礎版5、斜杭19、鉛直杭21等からなる。
斜杭19は、第1の実施形態の斜杭11と同様であり、下端部29が上端部31より基礎版5の外側方向に位置するよう放射状に配置されるが、第2の実施形態では、斜杭19は基礎版5の径方向に一重に配置される。鉛直杭21は、第1の実施形態の鉛直杭13と同様であり、斜杭19よりも内側に配置される。
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様、斜杭19により、基礎版5の構築時に基礎版5の内側方向に圧縮力を導入できる。また、PC防液堤(不図示)の構築によっても、基礎版5およびPC防液堤下部に圧縮力が導入され、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。また、斜杭19を一重としたことにより、施工がより容易になる。なお、本実施形態では斜杭19を少なくしたので、斜杭19の傾斜角はより大きくすることが望ましい。
[第3の実施形態]
次に、図5を用いて、第3の実施形態について説明する。図5は、第3の実施形態における基礎版5aの底面を見た図である。第3の実施形態の地上タンクは、第1の実施形態の地上タンク1と略同様の構成であり、基礎構造が、基礎版5a、斜杭33、鉛直杭35等からなる。
本実施形態では、基礎版5aが、矩形の平面を有する。斜杭33は、第1の実施形態の斜杭11と同様であり、下端部37が上端部39より基礎版5aの外側方向に位置するよう放射状に配置される。第3の実施形態では、斜杭33は基礎版5aの外周部に一重に配置される。鉛直杭35は、第1の実施形態の鉛直杭13と同様であり、斜杭33よりも内側に配置される。
第3の実施形態においても、第1および第2の実施形態と同様、斜杭33により、基礎版5aの構築時に基礎版5aの内側方向に圧縮力を導入できる。また、PC防液堤(不図示)の構築によっても、基礎版5aおよびPC防液堤下部に圧縮力が導入され、第1および第2の実施の形態と同様の効果が得られる。
以上説明した例では、斜杭を一重、または二重に配置したが、これに限らず、基礎版5、5aの外周部に斜杭を三重以上に配置してもよく、基礎版5、5aに設ける杭を全て斜杭としてもよい。
さらに、基礎版5、5aの外周部の一部で、斜杭の本数を増やしたり、傾斜角を大きくすることも可能である。図6は、強化範囲23が設定された基礎版5の平面図を示す。図6に示す例でも、基礎版5の外周部に沿って第1、第2の実施形態と同様の斜杭を配置するが、基礎版5の中心を挟んで向かい合う2か所の、中心角が90°程度の範囲の強化範囲23で、他の範囲より斜杭の本数を多くする。
図6に示す強化範囲23に斜杭を多く配置することにより、矢印Dに示す方向に特に大きな圧縮力を導入でき、基礎版5が当該方向により強固になるとともに、地震力など水平力に対する抵抗性なども高めることができる。このような斜杭の配置は、例えば、傾斜地のような強化方向を有する場合や、プレート境界型地震に対する備えとして有効である。また、強化範囲23で斜杭を多く配置する以外に、強化範囲23の斜杭の傾斜角αを他より大きくしてもよく、これによっても同様の効果が得られる。
第1から第3の実施の形態では、圧縮力導入機構として斜杭を用いる場合について説明したが、圧縮力導入機構としてはこれに限ることはない。次に、圧縮力導入機構の別の例について説明する。
[第4の実施形態]
図7を用いて、第4の実施形態について説明する。図7は、第4の実施の形態における地上タンク41の垂直断面図である。第4の実施形態の地上タンク41は、貯水用タンク等の基礎版外周部の周方向PC鋼材を有しない既設の地上タンクを補強する例であり、地上タンク41が、基礎版45、側壁47、屋根部49、増設部53、グラウンドアンカー55等からなる。
基礎版45は、第1の実施形態の基礎版5と同様であるが、周方向PC鋼材は省略される。側壁47は、地上タンク41の外壁を構成する、基礎版45上に形成される略円筒状の構造物である。また、側壁47の上方には、屋根部49が設けられる。
地上タンク41の基礎構造は、基礎版45、増設部53、グラウンドアンカー55等からなる。
増設部53は、基礎版45の外周部分に設けられる基礎版45の増設部分であり、基礎版45と一体化される。
グラウンドアンカー55は、基礎版45および増設部53の下方に、下端部57が地盤43の支持層51に達するように設置され、上端部59が増設部53に固定される。グラウンドアンカー55は、下端部57が上端部59より基礎版45の内側に位置するように配置される。
地上タンク41を補強するには、既設の基礎版45の外周部分に増設部53を形成する。その後、下端部57が支持層51に達するように、グラウンドアンカー55を設置する。そして、グラウンドアンカー55の緊張材を緊張させつつ、上端部59を増設部53に固定する。
グラウンドアンカー55は、下端部57が上端部59より内側に位置するように設置される。従って、グラウンドアンカー55の緊張材の緊張に伴い基礎版45に内側方向の圧縮力が導入され、地上タンク41の液密性を高めることができる。また、特に杭を省略した直接基礎の場合などでは、水平・鉛直地震動に対する耐震性も高まる。
なお、グラウンドアンカー55の設置時には、有孔塩ビ管等、側壁に孔を有する有孔管58を地盤に設置して穴部を形成し、有孔管58の内側に緊張材を通す。これにより地盤43の間隙水圧が過剰となった場合には有孔管58の孔を通じて水圧が逸散するので、液状化に対する傾き抵抗を増加させることができる。また、有孔管58に代えて、グラウンドアンカー55を通すため形成した穴部に砂を充填してもよく、これによっても同様の効果が得られる。
第4の実施の形態では、既設の地上タンクについて説明したが、地上タンクの新設時にも用いることができ、この場合には、第1〜第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、41………地上タンク
5、5a、45………基礎版
7………PC防液堤
11、11a、11b、19、33………斜杭
13、21、35………鉛直杭
25、29、37、57………下端部
27、31、39、59………上端部
47………側壁
53………増設部
55………グラウンドアンカー

Claims (6)

  1. 基礎版を含む、構造物の基礎構造であって、
    前記基礎版から下方の地盤内に、前記基礎版の外周部に配置され前記基礎版の内側方向に圧縮力を導入する圧縮力導入機構を設けたことを特徴とする基礎構造。
  2. 前記圧縮力導入機構が、
    前記基礎版の外周部に沿って、下端部が上端部より前記基礎版の外側方向に位置するように放射状に配置された斜杭であり、
    前記斜杭の上に前記基礎版を設けた際に、前記斜杭により前記基礎版の内側方向に圧縮力が導入されることを特徴とする請求項1記載の基礎構造。
  3. 前記構造物が略円筒状のタンク外壁であり、前記斜杭が、平面が略円形の基礎版の外周部に沿って配置されることを特徴とする請求項2記載の基礎構造。
  4. 前記斜杭が、前記基礎版の外周部に多重に配置されることを特徴とする請求項2または請求項3記載の基礎構造。
  5. 前記斜杭を、前記基礎版の外周部のうち所定の範囲で他の範囲より多く配置するか、または他の範囲の斜杭より傾斜角を大きくすることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の基礎構造。
  6. 前記圧縮力導入機構が、
    下端部が上端部より前記基礎版の内側方向に位置するように設けられたグラウンドアンカーであることを特徴とする請求項1記載の基礎構造。
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