JP5680299B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)が形成されている半導体基板を備えている半導体装置に関する。
特許文献1に、IGBTが半導体基板に形成されている半導体装置が記載されている。この半導体装置では、半導体基板の裏面側に形成されたp型のコレクタ層の一部が、n型の半導体層に置き換わっている。このn型の半導体層は、半導体装置に逆バイアス電圧が印加された場合に、還流ダイオードのカソード層として機能する。
IGBTを備えた半導体装置では、IGBT動作時の発熱によって、半導体基板の平面中央部(半導体基板を平面視した場合の中央部)の温度が上昇し、半導体特性に異常が発生する場合がある。このような半導体基板の平面中央部の温度上昇を防ぐ方法として、特許文献2や特許文献3には、半導体基板の平面中央部において、セルを間引いたり、セル間隔を大きくしたりするといった、半導体基板の表面側に形成される素子構造を変える方法を用いている。
特開2005−317751号公報 特開2007−27440号公報 特開2006−253636号公報
特許文献2や特許文献3に記載されているように、半導体基板の平面中央部において半導体基板の表面側の素子構造を変えると、半導体基板の平面中央部の温度上昇を抑制できる一方で、半導体装置がコスト高になったり、半導体装置の特性が低下したりするという問題が生じ得る。具体的には、セルを間引くと、半導体素子として機能しない無効領域が増加し、素子が大型化してコスト高となる。また、セル間隔を大きくすると、半導体装置のオフ時の電位分布が歪み、電解集中が起きて耐圧が低下する等の問題が発生し得る。
本願は、IGBTが形成されている半導体基板を備えている半導体装置において、半導体基板の表面側に形成された素子構造を変えることなく、半導体基板の平面中央部の温度上昇を抑制することを目的とする。
明細書は、IGBTが形成されている半導体基板を備えている、第1ないし第4の半導体装置を提供する。これらの半導体装置の半導体基板には、第1導電型のドリフト層と、ドリフト層の表面側に設けられており、少なくともその一部が半導体基板の表面に露出している第2導電型のボディ層と、ボディ層の表面に設けられており、ボディ層によってドリフト層と隔離されている第1導電型のエミッタ層と、エミッタ層とドリフト層との間に位置するボディ層に接する絶縁ゲートと、半導体基板の厚み方向において、ドリフト層を介してボディ層もしくは絶縁ゲートと対向する位置に設けられている、第1導電型のカソード/アノード層および第2導電型のコレクタ層とを備えている。第1の半導体装置では、半導体基板を平面視した場合に、複数のカソード/アノード層が間隔を空けて配置されると共に、隣接するカソード/アノード層間にコレクタ層が配置されており、複数の隣接するカソード/アノード層の間隔P は、半導体基板を平面視した場合の中央に近いほど密であり、周縁に向かうほど疎である。
ここで、第1導電型がn型で第2導電型がp型の場合には、カソード/アノード層はn型のカソード層となり、ボディ層がアノード層として機能する。逆に第1導電型がp型で第2導電型がn型の場合には、カソード/アノード層はp型のアノード層となり、ボディ層がアノード層として機能する。
上記の半導体装置では、半導体基板に、表面側がエミッタ層であり、裏面側がコレクタ層であるIGBTが形成されており、裏面側には、コレクタ層の他に、カソード/アノード層が形成されている。カソード/アノード層は、IGBTの逆導通時に、還流ダイオードのカソード層またはアノード層として機能する一方で、IGBT動作時には、電流が流れない。さらに、第1の半導体装置では、半導体基板を平面視した場合に、複数のカソード/アノード層が間隔を空けて配置されると共に、隣接するカソード/アノード層間にコレクタ層が配置されており、複数の隣接するカソード/アノード層の間隔P は、半導体基板を平面視した場合の中央に近いほど密であり、周縁に向かうほど疎である。すなわち、温度が上昇し易い半導体基板を平面視した場合の中央において、複数の隣接するカソード/アノード層の間隔が密となり、発熱し易いIGBTとして動作するコレクタ層の面積の割合が小さくなっているため、半導体基板の平面中央の温度上昇を抑制できる。
複数のカソード/アノード層が設けられている場合には、複数の隣接するカソード/アノード層の間隔Pは、半導体基板を平面視した場合の中央よりも、周縁の方が大きくなっていてもよい。また、カソード/アノード層の半導体基板を平面視した場合の中央から周縁に向かう方向の幅Qは、半導体基板を平面視した場合の中央に近いほど大きく、周縁に近いほど小さくなっていてもよい。
複数のコレクタ層が設けられている場合には、複数の隣接するコレクタ層の間隔Pは、半導体基板を平面視した場合の中央に近いほど疎であり、周縁に近いほど密であっていてもよい。また、コレクタ層の半導体基板を平面視した場合の中央から周縁に向かう方向の幅Qは、半導体基板を平面視した場合の中央に近いほど小さく、周縁に近いほど大きくなっていてもよい。また、半導体基板を平面視した場合のコレクタ層の面積S と、半導体基板を平面視した場合のカソード/アノード層の面積S との比である、S /S は、半導体基板を平面視した場合の中央に近いほど大きく、周縁に近いほど小さくなっていてもよい。
本願によれば、IGBTが形成されている半導体基板を備えている半導体装置において、半導体基板の表面側に形成された素子構造を変えることなく、半導体基板の平面中央部の温度上昇を抑制することができる。
実施例1の半導体装置の裏面図。 図1のII−II線断面図。 実施例2の半導体装置の裏面図 図3のIV−IV線断面図。 実施例3の半導体装置の裏面図。 図5のVI−VI線断面図。 変形例の半導体装置の裏面図。 変形例の半導体装置の裏面図。 変形例の半導体装置の裏面図。 変形例の半導体装置の裏面図。 変形例の半導体装置の裏面図。 変形例の半導体装置の裏面図。 変形例の半導体装置の裏面図。
以下、本発明の実施例および変形例について、図面を参照しながら説明する。実施例および変形例では、第1導電型がn型であり、第2導電型がp型である半導体装置を例示して説明する。この場合、半導体基板の裏面側に設けられる「カソード/アノード層」は、n型のカソード層であり、半導体基板の表面側のp型のボディコンタクト層(ボディ層の一部)が、ダイオード動作時にはアノード層として機能する。
図1は、実施例1に係る半導体装置10の裏面図であり、図2は図1のII−II線断面図である。
図2に示すように、半導体装置10は、素子部11と周辺耐圧部12が形成されている半導体基板100を備えている。半導体基板100は、n型のドリフト層104と、ドリフト層104の表面側に設けられたp型のボディ層105と、ボディ層105の表面に設けられており、ボディ層105によってドリフト層104と隔離されているn型のエミッタ層106を備えている。ボディ層105の一部として、半導体基板100の表面に露出するp型のボディコンタクト層107が設けられている。ボディコンタクト層107はボディ層105に含まれている。ドリフト層104の裏面側にはn型のバッファ層103が設けられている。バッファ層103はドリフト層104に含まれている。ドリフト層104の裏面側には、n型のカソード層101と、p型のコレクタ層102が設けられている。コレクタ層102は、カソード層101と隣接している。絶縁ゲート120は、エミッタ層106とドリフト層104との間に位置するボディ層105に接するように形成されている。絶縁ゲート120は、トレンチゲートであり、半導体基板100の表面からボディ層105を貫通し、ドリフト層104に達するトレンチ121と、トレンチ121の内壁面に形成された絶縁膜122と、絶縁膜122に被覆されてトレンチ121に充填されているゲート電極123とを備えている。周辺耐圧部12は、不活性領域であり、ドリフト層104の表面側にp型の半導体層が設けられている。図2に示すように、カソード層101およびコレクタ層102は、ドリフト層104を介してボディ層105もしくは絶縁ゲート120と対向する位置に設けられている。
半導体基板100の素子部11には、IGBTが形成されている。コレクタ層102と、その表面側のバッファ層103を含むドリフト層104、ボディコンタクト層107を含むボディ層105、エミッタ層106がIGBTとして動作する。半導体装置100では、IGBTのコレクタ層102の一部がカソード層101に置き換わっているため、IGBTの逆バイアス電圧が印加された場合には、カソード層101と、その表面側のバッファ層103を含むドリフト層104と、ボディコンタクト層107を含むボディ層105とを、還流ダイオードとして利用できる。ボディコンタクト層107はアノード層として機能し、カソード層101とボディコンタクト層107の間に存在する層(バッファ層103を含むドリフト層104、ボディ層105の一部)は導電層となる。
半導体基板100の裏面側のカソード層101とコレクタ層102とは、図1および図2に示すようにパターニングされている。半導体基板100の裏面全体にコレクタ層102が形成されており、点状のカソード層101が正方形を描くようにコレクタ層102内に分布している。図1に示すように、点状のカソード層101の間隔は、半導体基板100の平面中央部において密となっており、半導体基板100の周縁部に向かうほど、疎となっている。
すなわち、隣接するカソード層101の間隔(ピッチ)であるPは、半導体基板100の平面中央部で密となっており、半導体基板100の周縁部に向かうほど、疎となっている。半導体基板100の平面中央部におけるPの値を1としたとき、最も外側に位置するカソード層101のPの値は3程度となっている。
このようにカソード層101とコレクタ層102とをレイアウトすることによって、コレクタ層102の半導体基板100の平面方向の面積Sと、カソード層101の半導体基板100の平面方向の面積Sとの比である、S/Sは、半導体基板100の平面中央部よりも、周縁部の方が小さくなる。
上記のとおり、本実施例に係る半導体装置10では、コレクタ層102の半導体基板100の平面方向の面積Sと、カソード層101の半導体基板100の平面方向の面積Sとの比である、S/Sは、半導体基板100を平面視した場合の中央部(平面中央部)よりも、周縁部の方が小さくなっている。すなわち、温度が上昇し易い半導体基板100の平面中央部において、発熱し易いIGBT領域のコレクタ層102の面積の割合が小さくなっている。このため、半導体基板100の平面中央部の温度上昇を抑制できる。
(変形例)
図7に示すように、半導体装置は、その裏面全体にカソード層511が形成されており、点状のコレクタ層512がカソード層511内に分布している半導体基板510を備えるものであってもよい。この場合、隣接するコレクタ層512の間隔(ピッチ)であるPが、半導体基板510の平面中央部で疎となり、半導体基板510の周縁部に向かうほど密となるように配置する。これによって、コレクタ層512の半導体基板510の平面方向の面積Sと、カソード層511の半導体基板510の平面方向の面積Sとの比である、S/Sは、半導体基板510の平面中央部よりも、周縁部の方が小さくなる。
また、点状のカソード層もしくはコレクタ層は、正方形状に分布するものに限定されない。例えば、図11に示すように、半導体装置は、その裏面全体にコレクタ層552が形成されており、点状のアノード層551が円を描くようにコレクタ層552内に分布している半導体基板550を備えるものであってもよい。
図3は、実施例2に係る半導体装置20の裏面側を示す図であり、図4は図1のIV−IV線断面図である。図1〜図4に示すように、実施例1に係る半導体装置10と実施例2に係る半導体装置20は、半導体基板200の裏面に設けられたカソード層201およびコレクタ層202のパターニングが相違している。半導体基板200は、半導体基板100と同様に、素子部21と周辺耐圧部22とを備えており、素子部21には、IGBTが形成されている。半導体装置20では、半導体基板200のバッファ層203を含むドリフト層204よりも表面側の構成は、半導体装置10と同様であるため、半導体装置10における100番台を200番台に読み替えることで重複説明を省略する。
半導体基板200の裏面側のカソード層201とコレクタ層202とは、図3および図4に示すようにパターニングされている。半導体基板200の平面中央部の裏面側には、カソード層201が形成されており、その周囲には、四角形の枠状のコレクタ層202とカソード層201とが交互に形成されている。カソード層201の間に形成されているコレクタ層202の幅はほぼ同一であり、カソード層201の幅は、中央部で大きくなっている。
1つのカソード層201の幅Qは、半導体基板200の平面中央部よりも、周縁部の方が小さくなっている。図3に示すように、半導体基板200の平面中央部に設けられたカソード層201の幅よりも、半導体基板200の周縁部に設けられたカソード層201の幅の方が小さくなっている。半導体基板200の平面中央部に位置するカソード層201のQの値を3としたとき、最も外側に位置するカソード層201のQの値は1程度となっている。また、複数の隣接するコレクタ層202の間隔Pは、半導体基板200を平面視した場合の中央部よりも、周縁部の方が小さくなっている。
このようにカソード層201とコレクタ層202とをレイアウトすることによって、コレクタ層202の半導体基板200の平面方向の面積Sと、カソード層201の半導体基板200の平面方向の面積S2との比である、S/Sは、半導体基板200の平面中央部よりも、周縁部の方が小さくなる。
実施例2においても、実施例1と同様に、温度が上昇し易い半導体基板200の平面中央部において、発熱し易いIGBT領域のコレクタ層202の面積が小さくなっている。このため、半導体基板200の平面中央部の温度上昇を抑制できる。
(変形例)
半導体装置は、図8に示すように、四角形の枠状のカソード層521とコレクタ層522がレイアウトされている半導体基板520を備えていてもよい。図8では、コレクタ層522の間に形成されているカソード層521の幅はほぼ同一である。コレクタ層522の幅Qは、半導体基板520の平面中央部よりも、周縁部の方が大きくなっている。これによって、コレクタ層522の半導体基板520の平面方向の面積Sと、カソード層521の半導体基板520の平面方向の面積Sとの比である、S/Sは、半導体基板520の平面中央部よりも、周縁部の方が小さくなる。
また、枠状のカソード層またはコレクタ層は、四角形の枠状のものに限定されない。例えば、図10に示すように、半導体装置は、その裏面側に、円形の枠状のコレクタ層542とカソード層541がレイアウトされている半導体基板540を備えるものであってもよい。
図5は、実施例3に係る半導体装置30の裏面側を示す図であり、図6は図1のVI−VI線断面図である。図1、図2、図5、図6に示すように、実施例1に係る半導体装置10に対して、実施例3に係る半導体装置30は、半導体基板300の裏面に設けられたカソード層301およびコレクタ層302のパターニングが異なっている。半導体基板300は、半導体基板100と同様に、素子部31と周辺耐圧部32とを備えており、素子部31には、IGBTが形成されている。半導体装置30では、半導体基板300のバッファ層303を含むドリフト層304よりも表面側の構成は、半導体装置10と同様であるため、半導体装置10における100番台を300番台に読み替えることで重複説明を省略する。
半導体基板300の裏面側のカソード層301とコレクタ層302とは、図5および図6に示すようにパターニングされている。半導体基板300の平面中央部の裏面側には、ライン状のカソード層301が形成されており、その両側には、ライン状のコレクタ層302とカソード層301とが交互に形成されている。カソード層301の間に形成されているコレクタ層302の幅はほぼ同一であり、カソード層301の幅は、中央部で大きくなっている。
1つのカソード層301の幅Qは、半導体基板300の平面中央部よりも、周縁部の方が小さくなっている。図5に示すように、半導体基板300の平面中央部に設けられたカソード層301の幅よりも、半導体基板300の周縁部に設けられたカソード層301の幅の方が小さくなっている。半導体基板300の平面中央部に位置するカソード層301のQの値を3としたとき、最も外側に位置するカソード層301のQの値は1程度となっている。また、複数の隣接するコレクタ層302の間隔Pは、半導体基板300を平面視した場合の中央部よりも、周縁部の方が小さくなっている。
このようにカソード層301とコレクタ層302とをレイアウトすることによって、コレクタ層302の半導体基板300の平面方向の面積Sと、カソード層301の半導体基板300の平面方向の面積Sとの比である、S/Sは、半導体基板300の平面中央部よりも、周縁部の方が小さくなる。
実施例3においても、実施例1と同様に、温度が上昇し易い半導体基板300の平面中央部において、発熱し易いIGBT領域のコレクタ層302の面積が小さくなっている。このため、半導体基板300の平面中央部の温度上昇を抑制できる。
(変形例)
半導体装置は、図9に示すように、ライン状のカソード層とコレクタ層が交互に形成されている半導体基板530を備えるものであってもよい。図9では、コレクタ層532の間に形成されているカソード層531の幅はほぼ同一である。コレクタ層532の幅Qは、半導体基板530の平面中央部よりも、周縁部の方が大きくなっている。これによって、コレクタ層532の半導体基板530の平面方向の面積Sと、カソード層531の半導体基板530の平面方向の面積Sとの比である、S/Sは、半導体基板530の平面中央部よりも、周縁部の方が小さくなる。
上記のとおり、実施例1〜3において、カソード層、コレクタ層が点状、枠状、ライン状である場合の半導体基板の裏面側のレイアウトを例示して説明したが、カソード層、コレクタ層の形状は、これに限定されない。例えば、図12に示すように、半導体装置は、十字状のカソード層561と、その周囲に設けられたコレクタ層562が裏面側に形成された半導体基板560を備えていてもよい。同様に、図13に示すように、半導体装置は、2つの十字が45°ずれて重なった形状のカソード層571と、その周囲に設けられたコレクタ層572が裏面側に形成された半導体基板570を備えていてもよい。
また、実施例および変形例では、第1導電型がn型であり、第2導電型がp型である半導体装置を例示して説明したが、第1導電型がp型であり、第2導電型がn型である半導体装置であってもよい。この場合、半導体基板の裏面側に設けられる「カソード/アノード層」は、p型のアノード層であり、半導体基板の表面側のn型のボディコンタクト層(ボディ層の一部)が、ダイオード動作時にはカソード層として機能する。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10、20、30 半導体装置
11、21、31 素子部
12、22,32 周辺耐圧部
100,200,300 半導体基板
101,201,301 カソード層
102,202,302 コレクタ層
103,203,303 バッファ層
104,204,304 ドリフト層
105,205,305 ボディ層
106,206,306 エミッタ層
107,207,307 ボディコンタクト層
120,220,320 絶縁ゲート
121,221,321 トレンチ
122,222,322 絶縁膜
123,223,323 ゲート電極
510,520,530,540,550,560,570 半導体基板
511,521,531,541,551,561,571 カソード層
512,522,532,542,552,562,572 コレクタ層

Claims (4)

  1. IGBTが形成されている半導体基板を備えている半導体装置であって、
    半導体基板は、
    第1導電型のドリフト層と、
    ドリフト層の表面側に設けられており、少なくともその一部が半導体基板の表面に露出している第2導電型のボディ層と、
    ボディ層の表面に設けられており、ボディ層によってドリフト層と隔離されている第1導電型のエミッタ層と、
    エミッタ層とドリフト層との間に位置するボディ層に接する絶縁ゲートと、
    半導体基板の厚み方向において、ドリフト層を介してボディ層もしくは絶縁ゲートと対向する位置に設けられている、第1導電型のカソード/アノード層および第2導電型のコレクタ層とを備えており、
    半導体基板を平面視した場合に、複数のカソード/アノード層が間隔を空けて配置されると共に、隣接するカソード/アノード層間にコレクタ層が配置されており、
    複数の隣接するカソード/アノード層の間隔P2は、半導体基板を平面視した場合の中央に近いほど密であり、周縁に向かうほど疎である、半導体装置。
  2. IGBTが形成されている半導体基板を備えている半導体装置であって、
    半導体基板は、
    第1導電型のドリフト層と、
    ドリフト層の表面側に設けられており、少なくともその一部が半導体基板の表面に露出している第2導電型のボディ層と、
    ボディ層の表面に設けられており、ボディ層によってドリフト層と隔離されている第1導電型のエミッタ層と、
    エミッタ層とドリフト層との間に位置するボディ層に接する絶縁ゲートと、
    半導体基板の厚み方向において、ドリフト層を介してボディ層もしくは絶縁ゲートと対向する位置に設けられている、第1導電型のカソード/アノード層および第2導電型のコレクタ層とを備えており、
    半導体基板を平面視した場合に、複数のカソード/アノード層が間隔を空けて配置されると共に、隣接するカソード/アノード層間にコレクタ層が配置されており、
    カソード/アノード層の半導体基板を平面視した場合の中央から周縁に向かう方向の幅Q2は、半導体基板を平面視した場合の中央に近いほど大きく、周縁に近いほど小さくなっている、半導体装置。
  3. IGBTが形成されている半導体基板を備えている半導体装置であって、
    半導体基板は、
    第1導電型のドリフト層と、
    ドリフト層の表面側に設けられており、少なくともその一部が半導体基板の表面に露出している第2導電型のボディ層と、
    ボディ層の表面に設けられており、ボディ層によってドリフト層と隔離されている第1導電型のエミッタ層と、
    エミッタ層とドリフト層との間に位置するボディ層に接する絶縁ゲートと、
    半導体基板の厚み方向において、ドリフト層を介してボディ層もしくは絶縁ゲートと対向する位置に設けられている、第1導電型のカソード/アノード層および第2導電型のコレクタ層とを備えており、
    半導体基板を平面視した場合に、複数のコレクタ層が間隔を空けて配置されると共に、隣接するコレクタ層間にカソード/アノード層が配置されており、
    複数の隣接するコレクタ層の間隔P1は、半導体基板を平面視した場合の中央に近いほど疎であり、周縁に近いほど密である、半導体装置。
  4. IGBTが形成されている半導体基板を備えている半導体装置であって、
    半導体基板は、
    第1導電型のドリフト層と、
    ドリフト層の表面側に設けられており、少なくともその一部が半導体基板の表面に露出している第2導電型のボディ層と、
    ボディ層の表面に設けられており、ボディ層によってドリフト層と隔離されている第1導電型のエミッタ層と、
    エミッタ層とドリフト層との間に位置するボディ層に接する絶縁ゲートと、
    半導体基板の厚み方向において、ドリフト層を介してボディ層もしくは絶縁ゲートと対向する位置に設けられている、第1導電型のカソード/アノード層および第2導電型のコレクタ層とを備えており、
    半導体基板を平面視した場合に、複数のコレクタ層が間隔を空けて配置されると共に、隣接するコレクタ層間にカソード/アノード層が配置されており、
    コレクタ層の半導体基板を平面視した場合の中央から周縁に向かう方向の幅Q1は、半導体基板を平面視した場合の中央に近いほど小さく、周縁に近いほど大きくなっている、半導体装置。
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