JP5672270B2 - 半導体モジュールの接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、平滑コンデンサ等を被接続対象物として、被接続対象物との接続が行われる半導体モジュールの接続構造に関するものである。
従来、特許文献1において、複数のパワー半導体素子を有していて、複数のパワー半導体素子のスイッチング動作に基づいて直流電流を交流電流に変換する電力変換装置を構成している半導体装置が提案されている。この半導体装置では、略四角平板状とされた半導体装置のケースの一辺より垂直方向に突き出すように正極端子(正極側主電極)および負極端子(負極側主電極)を備えている。これら正極端子と負極端子とは、板状電極によって構成されており、正極端子および負極端子を構成する板状電極が絶縁部材を挟んで互いに貼り合わされた板状導体(平行導体)とされている。また、正極端子と負極端子の先端の位置をずらしてあり、負極端子側の先端が正極端子の先端よりも、よりケースから離れるように突出させた構造としてある。
このように構成された半導体モジュールの正極端子と負極端子は、正極側直流バスバーや負極側直流バスバーに対して接続され、これら各バスバーを介して平滑コンデンサに接続されている。具体的には、正極側直流バスバーや負極側直流バスバーも板状導体によって構成されており、正極側直流バスバーの先端や負極側直流バスバーの先端よりも突出された構造とされている。そして、半導体モジュールの両端子のうち突き出した負極端子の上に負極側直流バスバーを設置すると、負極側直流バスバーよりも突出された正極側直流バスバーの先端が正極端子の上に配置される。これに基づき、負極端子の先端や正極側直流バスバーの先端において、負極端子と負極側直流バスバーとをろう付けすると共に、正極端子と正極側直流バスバーとをろう付けすることで、電気的および機械的接続を行っている。
特開2010−124691号公報
図10に示す簡易モデルのように、例えば半導体モジュールは、IGBTなどの半導体スイッチング素子J1と還流ダイオードJ2とを並列接続したものを上アームと下アームにそれぞれ備えたブリッジ回路J3をモジュール化することで構成される。この半導体モジュールに備えられるブリッジ回路J3における上下アームの間にモータなどのL負荷J4が接続されると共に、ブリッジ回路J3に並列的に平滑コンデンサJ5が接続される。そして、上アームと下アームの半導体スイッチング素子J1のオンオフを切り替えることで、直流電源J6から供給される直流電流を交流電流に変換し、L負荷J4に対して供給されるようにする。このときのドレイン−ソース間電流Idsやドレイン−ソース間電圧Vdsおよびスイッチング損失Eswの様子を表すと図11のように示される。
上記のような回路構成においては、図10中に矢印で示した上下アームの短絡ループが形成され、下アーム側の半導体スイッチング素子J1をオンからオフに切り替えるときに、短絡ループでのdI/dt変化が生じている。
ここで、図11に示されるように、スイッチング時にはサージ電圧ΔVsurが発生する。このサージ電圧ΔVsurは、次式で示される。なお、次式において、Lは短絡ループでのインダクタンスを示している。
(数1) ΔVsur=L・dI/dt
サージ電圧ΔVsurは、近年進められている大電流・高速スイッチング化により増加傾向にある。サージ保護については素子耐圧を高く取れば実現可能であるが、トレードオフの関係にあるオン抵抗が増加してしまい、定常損失の増加を招く。また、スイッチング損失Eswの低減や装置の小型化のニーズがあり、そのニーズに応えるには、dI/dtの向上や高周波化が必要となる。したがって、サージ電圧ΔVsurを増加させることなく、dI/dtの向上を図るためには、短絡ループ内における低インダクタンス化が必要である。
これに対して、上記特許文献1に示される接続構造は、負極端子や正極端子を平行導体で構成し、これらに対して互いに逆方向に電流が流れるようにして磁気相殺を生じさせられる構造であることから、低インダクタンス化に有効である。
しかしながら、上記特許文献1に示される接続構造では、図12に示すように、負極端子J10の先端や正極側直流バスバーJ11の先端において、負極端子J10と負極側直流バスバーJ12とをろう付けすると共に、正極端子J13と正極側直流バスバーJ11とをろう付けしている。このため、各ろう付け場所J14、J15が、ケースJ16からの正極端子J13および負極端子J10の突出し方向と平行な方向においてずれることになる。このため、振動が加わったとき、特に車両に搭載されるときのように強い振動が生じて、ろう付け部J14、J15に繰り返し伸び縮みの応力が発生したときに、その応力が大きなものとなり、疲労による断線を招き易くなるという問題がある。
なお、大電流に対応して、沿面距離を確保すべく、負極端子J10および負極側直流バスバーJ12と正極端子J13および正極側直流バスバーJ12との間が離れるようにする必要があることから、各ろう付け部J14、J15の距離がより離れることになる。このような場合、より上記応力が大きくなってしまう。これに対して負極端子J10と正極端子J13との間および負極側直流バスバーJ12と正極側直流バスバーJ11の間の絶縁膜J17、J18の厚みを増すことで沿面距離を確保することも考えられる。ところが、絶縁膜J17、J18の厚みを増すと、その両側の各端子J10、J13および各バスバーJ11、J12に逆方向に電流を流すことで磁気相殺を生じさせることによる低インダクタンス化の効果が薄れてしまう。
本発明は上記点に鑑みて、低インダクタンス化を実現しつつ、正極端子と負極端子の接続箇所の信頼性を向上させることが可能な半導体モジュールの接続構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、半導体モジュール(1)の接続構造において、正極端子(3)および負極端子(4)は、部分的に樹脂(2)の突き出させられることで該樹脂からの露出部分させられており、樹脂から突き出させられた方向を突出方向、該突出方向に対する垂直方向を幅方向として、突出方向において樹脂から所定距離の位置に切抜き部(3a、4a)が形成され、正極端子の切抜き部と負極端子の切抜き部が幅方向において逆方向に形成されるようにする。また、正極側接続端子(11)および負極側接続端子(12)は、平行導体となる部分において、正極端子および負極端子それぞれに備えられた切抜き部と対応する切抜き部(11a、12a)が形成されるようにする。そして、幅方向において、正極端子のうち該正極端子の切抜き部(3a)の反対側と正極側接続端子のうち該正極側接続端子の切抜き部(11a)の反対側とが接続されており、負極端子のうち該負極端子の切抜き部(4a)の反対側と負極側接続端子のうち該負極側接続端子の切抜き部(12a)の反対側とが接続されるようにすることを特徴としている。
このような構成によれば、正極端子および正極側接続端子を含む正極側配線を通じて半導体モジュールに供給される電流と負極端子と負極側接続端子を含む負極側配線を通じて半導体モジュールから流される電流の向きが逆になり、低インダクタンス化が図れる。そして、このような低インダクタンス化が図れる構造において、正極端子と正極側接続端子との接続箇所や負極端子と負極側接続端子との接続箇所の樹脂からの距離がほぼ等しくなるようにしている。このため、振動が加わったとき、特に車両に搭載されるときのように強い振動が生じて各接続箇所に繰り返し伸び縮みの応力が発生したとしても、その応力は大きくならない。したがって、疲労による断線を抑制することが可能となる。よって、低インダクタンス化を実現しつつ、正極端子と負極端子の接続箇所の信頼性を向上させることが可能な半導体モジュールの接続構造とすることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる半導体モジュール1と平滑コンデンサ10との接続前の様子を示した斜視図である。 半導体モジュール1と平滑コンデンサ10との接続構造を示した上面レイアウト図である。 半導体モジュール1の接続構造の上面図である。 図3A中におけるIIIB−IIIB’断面図である。 図3A中におけるIIIC−IIIC’断面図である。 平滑コンデンサ10の接続部の拡大上面図である。 図4A中におけるIVB−IVB’断面図である。 半導体モジュール1と平滑コンデンサ10との接続構造の上面図である。 図5A中におけるVB−VB'断面図である。 図5A中におけるVC−VC'断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる半導体モジュール1と平滑コンデンサ10との接続構造を示した断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる半導体モジュール1と平滑コンデンサ10との接続構造の上面図である。 図7A中におけるVIIB−VIIB'断面図である。 図7A中におけるVIIC−VIIC'断面図である。 第3実施形態の変形例にかかる半導体モジュール1と平滑コンデンサ10との接続構造の断面図である。 他の実施形態にかかる平滑コンデンサ10の接続部の断面図である。 半導体モジュールにて構成されるブリッジ回路J3が適用される回路の簡易モデル図である。 ブリッジ回路J3内の半導体スイッチング素子J1のスイッチング時の様子を示したタイムチャートである。 従来の接続構造を示した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態では、本発明の一実施形態にかかる半導体モジュールの適用例として、例えば三相交流モータなどの駆動を行う三相インバータが備えられたものを例に挙げて説明する。
三相インバータは、直流電源に基づいて負荷、例えば三相交流モータを交流駆動するのに用いられ、図10に示した上アームおよび下アームを有するブリッジ回路J3と同様の構成とされたブリッジ回路がU相、V相、W相の三相分備えられた構造とされている。本実施形態の半導体モジュールはこの三相分のブリッジ回路を構成する各種回路部品や回路配線を樹脂封止して一体化したものである。
図1に示すように、半導体モジュール1は、三相インバータを構成する各種回路部品や回路配線を樹脂2にて封止して一体化することで構成されている。樹脂2は略四角平板状で構成されており、そのうちの一辺から垂直方向に突き出すように、回路配線の一部となるブリッジ回路の正極端子3と負極端子4が備えられている。
正極端子3および負極端子4は、薄板状の絶縁膜5を挟んで互いに貼り合わされており、これら正極端子3と負極端子4および絶縁膜5が一体化されることで一枚の板状導体6、つまり正極端子3と負極端子4が平行に配置された平行導体とされている。そして、このように構成される半導体モジュール1の正極端子3および負極端子4に平滑コンデンサ10の正極側接続端子11と負極側接続端子12がそれぞれ接続されることで、各ブリッジ回路に対して平滑コンデンサ10が並列接続されるようになっている。
なお、半導体モジュール1には、ブリッジ回路に備えられた各半導体スイッチング素子のゲート電極などに接続される制御端子7や、各層の上アームと下アームの間と負荷となる三相交流モータなどとを接続する出力端子8u、8v、8wなどが備えられている。これら制御端子7や出力端子8u、8v、8wも樹脂2から露出させられており、樹脂2の外部において外部回路や三相交流モータなどの負荷との電気的な接続が行えるようになっている。
具体的には、半導体モジュール1と平滑コンデンサ10との接続構造は、以下のようになっている。この接続構造について、図2〜図5を参照して説明する。なお、図2は断面図ではないが、半導体モジュール1と平滑コンデンサ10との接続構造を見易くするために、部分的にハッチングを示してある。
まず、図1、図2および図3A〜図3Cを参照して、半導体モジュール1における接続部の詳細構造、つまり正極端子3と負極端子4および絶縁膜5などの詳細構造について説明する。
半導体モジュール1の接続部は、正極端子3と負極端子4および絶縁膜5によって構成された板状導体6にて構成され、板状導体6を平滑コンデンサ10側の接続部に接続することにより、半導体モジュール1と平滑コンデンサ10との接続構造が構成される。以下、板状導体6の樹脂2からの突出し方向を突出方向、突出方向と垂直方向を幅方向とする。
図1および図2に示すように、正極端子3や負極端子4に対して絶縁膜5は突出方向および幅方向において一回り大きなサイズで構成されており、正極端子3や負極端子4の外縁部が絶縁膜5の外縁部の内側に入り込んだ状態となっている。樹脂2の外部に露出している部分において、絶縁膜5の外形は略四角形状を成している。そして、正極端子3と負極端子4は、樹脂2側ではほぼ絶縁膜5と同じ幅とされているが、図3A〜図3Cに示されるように、樹脂2から離れる側では一方の角部が切抜き部3a、4aとされることで絶縁膜5よりも幅狭とされている。正極端子3と負極端子4の各切抜き部3a、4aは、それぞれ、板状導体6の先端における異なる角部に形成されている。突出方向において、樹脂2のうち板状導体6が突き出された一辺から各切抜き部3a、4aまでの距離はほぼ等しくされている。
また、正極端子3および絶縁膜5のうち切抜き部4aと対応する部位には開口部(第1開口部)9aが形成され、負極端子4および絶縁膜5のうち切抜き部3a対応する部位には開口部(第2開口部)9bが形成されている。各開口部9a、9bの形状は任意であるが、本実施形態では円形状としてある。また、各切抜き部3a、4aの切抜き形状についても任意であるが、本実施形態では、各開口部9a、9bを中心として各開口部9a、9bから所定距離r以上離れるように形成した円弧形状としてある。したがって、円弧形状とされた各切抜き部3a、4aの中心位置に配置された各開口部9a、9bを結んだ直線は、樹脂2のうち板状導体6が突き出された一辺と平行となり、この一辺から各開口部9a、9bまでの距離がほぼ等しくなる。
次に、図1および図4A、図4Bを参照して、平滑コンデンサ10における接続部の詳細構造、つまり正極側接続端子11と負極側接続端子12などの詳細構造について説明する。
平滑コンデンサ10の接続部は、正極側接続端子11と負極側接続端子12に加えて、図4Aおよび図4Bに示すように、これらの間に備えられた絶縁部13を有した構造とされている。本実施形態では、正極側接続端子11と負極側接続端子12は、図1および図4Bに示すように平滑コンデンサ10の本体の一面より垂直方向に延設され、本体の一面から離間した位置において、共に先端部位がそれぞれ垂直方向に折り曲げられた構造とされている。このように折り曲げた構造とすることで、接続部での接続性を良好にすると共に半導体モジュール1と接続してできるユニットのコンパクト化が図れるようにしている。
正極側接続端子11と負極側接続端子12は、折り曲げ部分よりも先端部位側と平滑コンデンサ10の本体側の両方において、平行に配置されており、これら正極側接続端子11と負極側接続端子12も平行導体を構成している。そして、この折り曲げられた先端部位において、正極側接続端子11と負極側接続端子12は半導体モジュール1の接続部と対応する形状とされている。
具体的には、図4Aに示すように、接続部の先端部位のうち折り曲げ部分近傍では、正極側接続端子11および負極側接続端子12の幅(図中左右方向の幅)が同じ幅とされている。そして、さらに先端位置において、正極側接続端子11および負極側接続端子12は、一方の角部が切抜き部11a、12aとされている。各切抜き部11a、12aは、それぞれ、接続部の先端部位の先端における異なる角部に形成されており、突出方向と同方向において、折り曲げ部分から各切抜き部11a、12aまでの距離がほぼ等しくされている。より詳しくは、各切抜き部11a、12aは、半導体モジュール1に備えられた正極端子3および負極端子4の各切抜き部3a、4aと対応する位置に形成されている。このため、後述するように、半導体モジュール1と平滑コンデンサ10とを接続したときには、正極端子3の切抜き部3aと正極側接続端子11の切抜き部11aとが一致し、負極端子4の切抜き部4aと負極側接続端子12の切抜き部12aとが一致する。また、正極端子3のうち切抜き部3aの反対側の角部と正極側接続端子11のうち切抜き部11aの反対側の角部が一致し、負極端子4のうち切抜き部4aの反対側の角部と負極側接続端子12のうち切抜き部12aの反対側の角部が一致する。
また、正極側接続端子11のうち切抜き部12aと対応する部位には開口部(第3開口部)11bが形成され、負極側接続端子12のうち切抜き部11aと対応する部位には開口部(第4開口部)12bが形成されている。各開口部11b、12bの形状は任意であるが、本実施形態では円形状としてある。また、各切抜き部3a、4aの切抜き形状についても任意であるが、本実施形態では、各開口部11b、12bを中心として各開口部11b、12bから所定距離r以上離れるように形成した円弧形状としてある。したがって、円弧形状とされた各切抜き部11a、12aの中心位置に配置された各開口部11b、12bを結んだ直線は、折り曲げ部分が構成する辺と平行となり、この辺から各開口部11b、12bまでの距離がほぼ等しくなる。
したがって、後述するように、半導体モジュール1と平滑コンデンサ10とを接続したときには、図2に示すように、開口部11bと半導体モジュール1側の開口部9aとが一致し、開口部12bと半導体モジュール1側の開口部9bとが一致する。
絶縁部13は、平滑コンデンサ10の本体の一面から垂直方向に延設されており、正極側接続端子11および負極側接続端子12の間に配置されることで、これらの間を絶縁している。絶縁部13については、正極側接続端子11および負極側接続端子12に対して接するように形成されていても良いが、本実施形態では、正極側接続端子11および負極側接続端子12から離間して配置するようにしてある。このように、絶縁部13を正極側接続端子11および負極側接続端子12から離間させることにより、正極側接続端子11と負極側接続端子12との間の沿面距離を長くすることが可能となる。
絶縁部13の幅(図4A中左右方向の幅)は、任意であるが、正極側接続端子11と負極側接続端子12の幅方向両側での沿面距離を稼げるように、正極側接続端子11と負極側接続端子12よりも広くしてある。このため、絶縁部13の幅方向両端が正極側接続端子11と負極側接続端子12の同方向両端よりも突き出した状態になっている。また、絶縁部13の平滑コンデンサ10の一面からの突き出し量についても任意であるが、正極側接続端子11と負極側接続端子12との間において必要な沿面距離の1/2以上あると好ましい。このようにすれば、絶縁部13のみによって必要な沿面距離を満たすことができる。ただし、板状導体6が正極側接続端子11および負極側接続端子12の間に配置されたときに、絶縁部13との干渉が生じないように、突き出し量を小さくしておくと好ましい。
なお、正極側接続端子11と負極側接続端子12および絶縁部13の厚みなどについては、任意である。ただし、少なくとも接続箇所において、正極側接続端子11と負極側接続端子12の対向する面同士の間の距離Sが、板状導体6の厚み、つまり正極端子3や負極端子4および絶縁膜5の厚みの合計以上になるように設計してある。また、平滑コンデンサ10には、電源接続用正極端子14と電源接続用負極端子15が備えられ、これら各端子14、15を介して直流電源に接続される。
このように構成された各接続部を用いて半導体モジュール1および平滑コンデンサ10を接続すると、例えば図5に示す接続構造となる。なお、ここでは接続構造での接続にボルト20、22やナット21、23を有するネジ機構20〜23を用いる場合について説明するが、ネジ機構20〜23でなくても良い。例えば、ろう付けや溶接などによる接続であっても良い。上記した各開口部9a、9b、11b、12bは、各導体部の接続のときの位置合わせに用いるものであり、ネジ機構20〜32を用いることを考慮して円形状としたが、ろう付けや溶接などによる場合には、円形でなくても良いし、数も複数であっても良い。勿論、ネジ機構20〜23を採用する場合であっても、ネジ機構20〜23による接続が行えれば、円形に限るものではない。
半導体モジュール1の接続部を平滑コンデンサ10の接続部に対して、図1の矢印で示した方向から嵌め込み、ネジ機構20〜23による接続を行うことで図5に示す接続構造とすることができる。
すなわち、板状導体6を正極側接続端子11と負極側接続端子12との間に挟み込み、正極端子3と正極側接続端子11とを当接させると共に負極端子4と負極側接続端子12とを当接させる。これにより、切抜き部3aと切抜き部11aとが一致し、切抜き部4aと切抜き部12aとが一致する。また、開口部9aと開口部11bとが一致し、開口部9bと開口部12bとが一致する。そして、図5Aおよび図5Bに示すように、ボルト20の雄ネジ部20aを開口部9a、11bに通したのち、ネジ頭20bと反対側においてナット21の雌ネジ部21aに螺合させ、絶縁膜5と正極端子3および正極側接続端子11を挟み込んだ状態で締結させる。また、図5Aおよび図5Cに示すように、ボルト22の雄ネジ部22aを開口部9b、12bに通したのち、ネジ頭22bと反対側においてナット23の雌ネジ部23aに螺合させ、絶縁膜5と負極端子4および負極側接続端子12を挟み込んだ状態で締結させる。これにより、正極端子3と正極側接続端子11とがネジ機構(第1ネジ機構)20、21によって挟持されると共に電気的に接続され、負極端子4と負極側接続端子12とがネジ機構(第2ネジ機構)22、23によって挟持されると共に電気的に接続された接続構造が実現する。
なお、ボルト20、22とナット21、23の位置関係については任意である。つまり、ネジ頭20b、22bとナット21、23が板状導体6や正極側接続端子11もしくは負極側接続端子12を挟んだいずれの面に位置していても構わず、図5A〜図5Cで示された位置の反対の位置とされていても良い。つまり、沿面距離が確保される前提において、ボルト20、22とナット21、23がどちらに位置していても構わない。
また、ボルト20、22やナット21、23については、導体材料によって構成されていても良いし、絶縁材料で構成されていても良い。ただし、導体材料、具体的には金属によってボルト20、22やナット21、23を構成する方が締結力をより大きくすることができる。
これらを絶縁材料で構成する場合、開口部9a、9bを通過して正極電位となる部分と負極電位となる部分の最短距離Lは、切抜き部3aと負極端子4のうち開口部9bからの露出箇所および切抜き部4aと正極端子3のうち開口部9aからの露出箇所までの間となる。この最短距離Lが沿面距離として必要な長さ以上に設定されていれば良い。
また、これらを導体材料で構成する場合、これらが正極電位もしくは負極電位になることから、これらも沿面距離に関わってくる。しかしながら、各切抜き部3a、4a、11a、12aそれぞれが対応する各開口部9a、9b、11b、12bから所定距離r以上離れるようにしてある。つまり、各切抜き部3a、4a、11a、12aの内径をネジ機構20〜23の最大径よりも大きく、かつ、沿面距離を見込んだ値に設定している。
このため、図5Bに示すように、ネジ頭20b(もしくはナット21)から切抜き部4aもしくは切抜き部12aの輪郭部までの距離Gを沿面距離に必要な長さ以上離すことが可能となる。同様に、図5Cに示すように、ネジ頭22b(もしくはナット23)から切抜き部3aもしくは切抜き部11aの輪郭部までの距離Gを沿面距離に必要な長さ以上離すことが可能となる。そして、各切抜き部3a、4a、11b、12bを円弧形状にしており、その中心に各開口部9a、9b、11b、12bが配置されるようにしていることから、距離Gを最小にでき、その分、各導体部分の面積を増やすことが可能になる。このため、各導体部分の断面積を増やしたり、各導体部分の接触面積を大きくとることができるため、配線抵抗を低減でき、より大電流に対応することが可能となる。
なお、ボルト20、22のネジ頭20b、22bやナット21、23については、沿面距離が確保されていれば、六角形状などの多角形状としても良いが、丸形状にすると、ネジ機構20〜23の中心軸からの最大径を一定にできる。このため、ネジ機構20〜23を導体材料で構成する場合には、丸形状にした方が沿面距離を均等に確保することができるため好ましい。すなわち、多角形状だと、角部において沿面距離が短くなることから、丸形状にする方が好ましい。具体的には、沿面距離が問題となる正極端子3からネジ頭20bとの間や負極端子4とネジ頭22bとの間では、丸形状にすると好ましい。このため、本実施形態の場合、ネジ頭20b、22bを丸形状にしてあり、その中央に六角レンチが嵌め込まれる六角穴を形成した構造としてある。
以上のような構造により、本実施形態にかかる半導体モジュール1の接続構造が構成されている。このように、半導体モジュール1における正極端子3および負極端子4を平行導体となる板状導体6にて構成すると共に、平滑コンデンサ10における正極側接続端子11および負極側接続端子12についても平行導体としている。また、正極端子3と正極側接続端子11とを接続することで正極側配線を構成すると共に、負極端子4と負極側接続端子12とを接続することで負極側配線を構成している。このため、正極側配線を通じて半導体モジュール1に供給される電流と負極側配線を通じて半導体モジュール1から流される電流の向きが逆になる構造において、正極側配線と負極側配線が平行導体にて構成されるようにでき、低インダクタンス化を図ることが可能となる。
そして、このような低インダクタンス化が図れる構造において、正極端子3と正極側接続端子11との接続箇所や負極端子4と負極側接続端子12との接続箇所(ネジ機構20〜23の位置)の樹脂2からの距離がほぼ等しくなるようにしている。このため、振動が加わったとき、特に車両に搭載されるときのように強い振動が生じて各接続箇所に繰り返し伸び縮みの応力が発生したとしても、その応力は大きくならない。つまり、各接続箇所の樹脂2からの距離がほぼ等しいことから、伸縮状態が同様となるため伸縮量に差が無く、大きな応力が発生しない。したがって、疲労による断線を抑制することが可能となる。
よって、低インダクタンス化を実現しつつ、正極端子3と負極端子4の接続箇所の信頼性を向上させることが可能な半導体モジュール1の接続構造とすることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して各導体部分の接続構造を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態では、ネジ機構20〜23を導体材料で構成する場合について、より沿面距離が稼げる接続構造としたものである。すなわち、ネジ機構20〜23のうち、絶縁膜5を挟んで導体部分の接続箇所と反対側の位置に絶縁部材24を配置し、ネジ機構20〜23の露出箇所から非接続側の導体部分までの沿面距離が長くなるようにしている。具体的には、図6に示すように、正極端子3と正極側接続端子11をボルト20およびナット21で締結した場合、絶縁膜5を挟んで正極端子3と正極側接続端子11の接続箇所と反対側となるボルト20のネジ頭20b側に絶縁部材24を配置している。これにより、ネジ頭20bから非接続側となる負極端子4と負極側接続端子12までの沿面距離が絶縁部材24の高さ分長くなるようにできる。例えば、絶縁部材24としては、雄ネジ部20a、22aが挿入される穴部を有する樹脂などで構成された中空形状の絶縁スペーサを用いることができる。
なお、図6では、正極端子3と正極側接続端子11とが接続される部分について説明したが、勿論、負極端子4と負極側接続端子12とが接続される部分についても同様のことが言える。また、ボルト20、22とナット21、23の位置関係が逆になる場合でも、同様のことが言える。
このように、ネジ機構20〜23を導体材料で構成する場合において、絶縁部材24を用いることにより、よりネジ機構20〜23の露出箇所から非接続側の導体部分までの沿面距離が長くなるようにできる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してネジ機構20〜23を用いた接続構造がより強固になるようにしたものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第1実施形態で説明したように、ネジ機構20〜23を用いて各導体部の接続を行うことが可能である(図5A〜図5C参照)。しかしながら、正極端子3と正極側接続端子11との接続はネジ機構20、21を用いた一箇所でのみ行われており、負極端子4と負極側接続端子12との接続もネジ機構22、23を用いた一箇所でのみ行われている。このため、接続箇所から離れた位置ではネジ機構20〜23による締め付け力が弱まり、各導体部分の接触面が離れて接触面積が確保できなくなる可能性がある。
このため、本実施形態では、正極端子3と正極側接続端子11との接続と負極端子4と負極側接続端子12との接続の両方が共にネジ機構20、21とネジ機構22、23の両方を用いて行われるようにする。
具体的には、図7A〜図7Cに示すように、板状導体6や正極側接続端子11および負極側接続端子12を両側から挟みこむ補強板(第1、第2補強板)25、26と、補強板25、26と絶縁膜5の間に挟み込まれるスペーサ27とを備えるようにしている。
補強板25、26は、例えば四角形板材によって構成されている。補強板25、26は、ネジ機構20〜23が導体材料で構成されている場合には少なくとも各導体部との接触箇所が絶縁材料で構成されるように、ネジ機構20〜23が絶縁材料で構成されている場合には導体材料もしくは絶縁材料で構成されるようにしている。補強板25、26には、開口部9a、9b、11b、12bと対応する2箇所の位置に開口部25a、25b、26a、26bが形成されており、これらに各雄ネジ部20a、22aがそれぞれ通されるようになっている。
スペーサ27は、補強板25、26と絶縁膜5の間の隙間を埋めるために配置され、各雄ネジ部20a、22aが通される穴部を有する中空形状とされており、補強板25、26と絶縁膜5の間の間隔相当の厚みとされている。スペーサ27は、導体材料と絶縁材料のいずれで形成されていても構わないが、沿面距離を考慮すると絶縁材料で構成されているのが好ましい。例えば、正極端子3と正極側接続端子11との接続箇所から負極側配線までの沿面距離を考えてみる。この場合、図7Cに示すように、スペーサ27が導体材料の場合には切抜き部3a、11aからスペーサ27までの距離a、絶縁材料の場合には切抜き部3a、11aから開口部9bまでの距離bとなり、a<bとなる。このため、スペーサ27を絶縁材料で構成する方が沿面距離を考慮した場合に有利である。
このように構成された補強板25、26およびスペーサ27を用いて、ネジ機構20、21とネジ機構22、23の両方で補強板25、26を挟持する。これにより、正極端子3と正極側接続端子11との接続と負極端子4と負極側接続端子12との接続の両方が共にネジ機構20、21とネジ機構22、23の両方を用いて行われるようにできる。さらに、補強板25、26の全体で挟み込むようにして、各接続箇所を強固に接続することができる。これにより、各接続箇所の接続を強固に行えると共に、各導体部分の接触面積を確保することが可能となる。
(第3実施形態の変形例)
上記第3実施形態では、補強板25、26とスペーサ27とを別体で構成するようにしたが、図8に示すように補強板25、26に対してスペーサ27を構成する部分を一体化した構造とすることもできる。この場合、補強板25、26およびスペーサ27のうち少なくとも各導体部との接触箇所が絶縁材料で構成されるようにしてあれば良い。なお、図8は、図7Cに対応する断面を示している。
(他の実施形態)
上記実施形態では、半導体モジュール1や平滑コンデンサ10の構造の一例を示したが、ここに示した構造は単なる一例を示したに過ぎず、適宜変更可能である。例えば、平滑コンデンサ10から突き出すように形成された正極側接続端子11および負極側接続端子12について折り曲げた構造としたが、例えば図9に示すように、単に平滑コンデンサ10の本体から直線状に伸ばされた構造のものであっても良い。つまり、正極端子3および負極端子4のうちの接続箇所と平行方向に伸びる平行導体となる部分を有した構造であれば良い。この場合でも、板状導体6が正極側接続端子11および負極側接続端子12の間に挟み込まれたときに板状導体6と絶縁部13との干渉が生じないように、絶縁部13の突き出し量を小さくしておくと好ましい。
また、上記実施形態では、ネジ機構20〜23の構成材料について述べたが、ボルト20、22とナット21、23の構成材料を同じにする必要はないし、ボルト20、22の全体を同じ構成材料とする必要もない。沿面距離を考慮した場合、ネジ機構20〜23のうち少なくとも各切抜き部3a、4a、11a、12aに対向する部分について、絶縁材料で構成されていれば良い。
また、上記実施形態では、u相、v相、w相の三相を有するブリッジ回路を備えた半導体モジュール1、つまり上下アームが各相に備えられていることから6つのアームが1つにモジュール化された6in1構造を例に挙げて説明した。しかしながら、これは単なる一例を示したに過ぎず、例えば1相のみをモジュール化した2in1構造やHブリッジ回路のような2相分のブリッジ回路をモジュール化した4in1構造としても良い。
また、上記実施形態では、半導体モジュール1との接続が行われる接続部を有する被接続対象物として平滑コンデンサ10を例に挙げたが、その他の被接続対象物の場合においても、上記実施形態で説明した接続構造を適用できる。例えば、直流電源に接続される配線部をバスバーなどの接続部によって構成する場合が挙げられる。
1 半導体モジュール
2 樹脂
3 正極端子
3a、4a、11a、12a 切抜き部
4 負極端子
5 絶縁膜
9a、9b、11b、12b 開口部
10 平滑コンデンサ
11 正極側接続端子
12 負極側接続端子
20〜23 ネジ機構

Claims (7)

  1. 絶縁膜(5)を挟んで正極端子(3)および負極端子(4)が対向配置されて貼り合わせることで平行導体とされた板状導体(6)と、半導体スイッチング素子とを有し、前記板状導体を部分的に露出させつつ前記半導体スイッチング素子を覆うように樹脂(2)にてモジュール化した半導体モジュール(1)と、
    前記板状導体に備えられた前記正極端子および前記負極端子それぞれと接続され、前記正極端子および前記負極端子における接続箇所と平行方向に伸びる部分にて構成される平行導体を有する正極側接続端子(11)および負極側接続端子(12)を備えた被接続対象物(10)と、を有する半導体モジュールの接続構造であって、
    前記正極端子および前記負極端子は、部分的に前記樹脂から突き出させられることで該樹脂から露出させられており、前記樹脂から突き出させられた方向を突出方向、該突出方向に対する垂直方向を幅方向として、前記突出方向において前記樹脂から所定距離の位置に切抜き部(3a、4a)が形成されていると共に、前記正極端子の切抜き部と前記負極端子の切抜き部が前記幅方向において逆方向に形成されており、
    前記正極側接続端子および前記負極側接続端子は、前記平行導体となる部分において、前記正極端子および前記負極端子それぞれに備えられた切抜き部と対応する切抜き部(11a、12a)が形成されており、
    前記幅方向において、前記正極端子のうち該正極端子の切抜き部(3a)の反対側と前記正極側接続端子のうち該正極側接続端子の切抜き部(11a)の反対側とが接続されており、前記負極端子のうち該負極端子の切抜き部(4a)の反対側と前記負極側接続端子のうち該負極側接続端子の切抜き部(12a)の反対側とが接続されていることを特徴とする半導体モジュールの接続構造。
  2. 前記正極端子および前記絶縁膜のうち前記負極端子の切抜き部と対応する位置に第1開口部(9a)が形成され、
    前記負極端子および前記絶縁膜のうち前記正極端子の切抜き部と対応する位置に第2開口部(9b)が形成され、
    前記正極側接続端子のうち前記第1開口部と対応する位置に第3開口部(11b)が形成され、
    前記負極側接続端子のうち前記第2開口部と対応する位置に第4開口部(12b)が形成され、
    前記正極端子と前記正極側接続端子とは、前記第1開口部と前記第3開口部とが位置合わせされて接続されており、
    前記負極端子と前記負極側接続端子とは、前記第2開口部と前記第4開口部とが位置合わせされて接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュールの接続構造。
  3. 前記第1開口部および前記第3開口部を通じて第1ネジ機構(20、21)にて前記絶縁膜と前記正極端子および前記正極側接続端子を挟持していると共に、
    前記第2開口部および前記第4開口部を通じて第2ネジ機構(22、23)にて前記絶縁膜と前記負極端子および前記負極側接続端子を挟持していることを特徴とする請求項2に記載の半導体モジュールの接続構造。
  4. 前記正極端子に形成された切抜き部は、前記第2開口部を中心として前記第2ネジ機構の最大径よりも大きな内径を有する円弧状で構成され、
    前記負極端子に形成された切抜き部は、前記第1開口部を中心として前記第1ネジ機構の最大径よりも大きな内径を有する円弧状で構成され、
    前記正極側接続端子に形成された切抜き部は、前記第4開口部を中心として、前記第2ネジ機構の最大径よりも大きな内径を有する円弧状で構成され、
    前記負極側接続端子に形成された切抜き部は、前記第3開口部を中心として、前記第1ネジ機構の最大径よりも大きな内径を有する円弧状で構成されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体モジュールの接続構造。
  5. 前記絶縁膜を挟んで前記正極端子と前記正極側接続端子の反対側には絶縁部材(24)が配置され、該絶縁部材も前記第1ネジ機構により挟持されており、
    前記絶縁膜を挟んで前記負極端子と前記負極側接続端子の反対側にも絶縁部材(24)が配置され、該絶縁部材も前記第2ネジ機構により挟持されていることを特徴とする請求項3または4に記載の半導体モジュールの接続構造。
  6. 前記板状導体と前記正極側接続端子および前記負極側接続端子を挟んだ両側に配置された第1、第2補強板(25、26)と、前記補強板と前記絶縁膜の間の隙間を埋めるスペーサ(27)とを有し、
    前記第1、第2補強板には、前記第1ネジ機構および前記第2ネジ機構の両方の雄ネジ部(20a、22a)が通過する開口部(25a、25b、26a、26b)が備えられ、前記第1、第2補強板を前記第1ネジ機構および前記第2ネジ機構の両方で挟持することで、前記正極端子と前記正極側接続端子との接続と前記負極端子と前記負極側接続端子との接続の両方が行われていることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1つに記載の半導体モジュールの接続構造。
  7. 前記幅方向において、前記絶縁膜は、前記正極端子および前記負極端子よりも寸法が大きくされ、前記正極端子および前記負極端子が前記絶縁膜よりも内側に入り込んだ状態となっていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の半導体モジュールの接続構造。
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