JP4920677B2 - 電力変換装置およびその組み立て方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電力用半導体素子を用いた電力変換装置の実装技術に係わり、特に主回路のインダクタンスを低減しつつ、装置を小型、軽量化する技術に関するものである。
従来の電力変換装置の構成としては例えば特許文献1に示されている。同文献は、いわゆる3レベル電力変換装置に関するものであり、その図1に示されているように、冷却板の片面に正側アームを構成する第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子と第1の結合ダイオードとを装着し、逆の面に負側アームを構成する第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子と第2の結合ダイオードとを装着している。各スイッチング素子、結合ダイオード、直流電源であるコンデンサの電気的接続はブスバーを絶縁物を挟んで重ねた積層ブスバーを用いていており、概略全体としてコの字状になるよう構成されている。
別の従来の電力変換装置の構成としては、特許文献2の図3に示されている。図は、いわゆる2レベル電力変換装置を示しており、片アームが3個のスイッチング素子を直列接続した構成となっている。正側アームと負側アームのスイッチング素子は互いに接続面が逆になるように配置され、各スイッチング素子に冷却板が取り付けられている。スイッチング素子と直流電源側への電気的接続は、ブスバーを絶縁物を挟んで重ねた積層ブスバーを用いており、特許文献1と同様に概略全体としてコの字状になるよう構成されている。
更に、別の従来の電力変換装置の構成としては、特許文献3の図4に示されている。図は、コンバータ、インバータより構成される2レベル電力変換装置を示している。1枚の冷却板に1相分、すなわち正側アームのスイッチング素子と負側アームのスイッチング素子とを装着してユニット化し、各ユニット(各相)を冷却板が平行になるように重ねて配置している。
特開平10−201249号公報 USP5835362号公報 特開2004−96832号公報
上記に示したようなスイッチング素子のオン、オフによって直流−交流等の電力変換を行う電力変換装置では、スイッチング素子をターンオフした際にターンオフ時の電流変化と主回路のインダクタンスによって、ターンオフした素子にサージ電圧が印加される。サージ電圧が高いと素子破壊に至る可能性もあり、この抑制が必要とされる。サージ電圧は主回路のインダクタンスに応じて高くなるため、インダクタンスの抑制がサージ電圧の低減に効果的である。なお、サージ電圧の抑制方法としてはコンデンサ等よりなるスナバ回路にてサージ電圧を吸収する方法も知られているが、スナバ回路の摘要は装置の大型化や信頼性の低下を招くという問題がある。
また、スイッチング素子や結合ダイオードといった電力半導体素子は、通電時やスイッチング時に電力損失を発生する。発生した損失は冷却板等を用いて吸収されるが、素子の損失が大きい場合、あるいは冷却板の冷却能力が低い場合、素子温度が高くなりすぎ素子破壊に至る可能性もあるため、素子温度が高くなり過ぎないよう、冷却板を適正に構成する必要がある。
特許文献1に示された電力変換装置では、電気的接続はブスバーを絶縁物を挟んで重ねた積層ブスバーを用いていており、インダクタンス的には低くなると考えられるが、1枚の冷却板で正側、負側アームのスイッチング素子と結合ダイオードを冷却している。そのため、素子の損失や冷却板の冷却性能によっては、全ての素子を冷却することは困難となる。また、1枚の冷却板に正側、負側アームのスイッチング素子と結合ダイオードを装着しているため、取り扱い単位が大きくなり、製造時や保守時の取り扱い性が悪くなる。
また、特許文献2の図3に示された電力変換装置では、素子毎に冷却板を備えるが、図でも示されているように、正側アームと負側アームの電極が設けられた側は、例えば、収納ケースとの間に必要な電気的絶縁距離を確保する必要があり、一方で、正側アームを装着する冷却板と負側アームを装着する冷却板との間は、電気的な絶縁は要らないが、冷却器の構成(例えば、フィンや熱交換器、装置への固定等)によっては密着することができないため、その間のスペースがデッドスペースとなり、装置全体が大きくなる。
また、特許文献3に示された電力変換装置では、相毎にユニット化し、ユニットをスタック構成とすることで、装置の実装密度が上がり、装置全体を小型、軽量化でき、更に、製造時や保守時の取り扱い性も良くなる可能性はある。しかし、例えば、3レベルの場合等、他の構成は示されていない。また、低インダクタンスとの記述があるが素子付近の具体的な電気的接続方法は示されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、主回路インダクタンスを低減し、サージ電圧を抑制するとともに、素子が適正に冷却されるような構成としつつ、装置全体を小型、軽量化し、更に、製造時や保守時の取り扱い性の良い電力変換装置を提供することを目的としている。
第1の発明に係る電力変換装置は、交流端子と直流電源の正極端子との間に接続され正側アームを構成する半導体素子と、交流端子と直流電源の負極端子との間に接続され負側アームを構成する半導体素子とを備え、半導体素子のオンオフ動作により、直流電源と交流端子との間で電力変換を行う電力変換装置において、
正側アームを構成する半導体素子を装着した第1の冷却板と、この第1の冷却板と平行に装着面が同じ方向となるように配置され負側アームを構成する半導体素子を装着した第2の冷却板と、正側アームを構成する半導体素子と直流電源との間、負側アームを構成する半導体素子と直流電源との間、および正側アームを構成する半導体素子と負側アームを構成する半導体素子との間を接続する、導電性のブスバーを絶縁物で挟んで重ねた積層ブスバーとを備え
直流電源は更に中間端子を備え、
正側アームは、半導体素子として、第1の冷却板に装着された、直流電源の正極端子に接続される第1のスイッチング素子と、この第1のスイッチング素子と直列に接続され交流端子に接続される第2のスイッチング素子と、第1および第2のスイッチング素子の中間接続点と中間端子との間に接続される第1の結合ダイオードとを備え、
負側アームは、半導体素子として、第2の冷却板に装着された、交流端子に接続される第3のスイッチング素子と、この第3のスイッチング素子と直列に接続され直流電源の負極端子に接続される第4のスイッチング素子と、第3および第4のスイッチング素子の中間接続点と中間端子との間に接続される第2の結合ダイオードとを備え、
スイッチング素子のオンオフ動作により、交流端子に、直流電源の正極端子、中間端子および負極端子の3レベルの電位を出力し、
直流電源への接続を、第1および第2の冷却板の各半導体素子が配列される方向の一端側から導出し、
第1および第2の結合ダイオードを直流電源から最も遠い位置に配置したものである。
第2の発明に係る電力変換装置は、交流端子と直流電源の正極端子との間に接続され正側アームを構成する半導体素子と、交流端子と直流電源の負極端子との間に接続され負側アームを構成する半導体素子とを備え、半導体素子のオンオフ動作により、直流電源と交流端子との間で電力変換を行う電力変換装置において、
正側アームを構成する半導体素子を装着した第1の冷却板と、この第1の冷却板と平行に装着面が同じ方向で重なるように配置され負側アームを構成する半導体素子を装着した第2の冷却板と、正側アームを構成する半導体素子と直流電源との間、負側アームを構成する半導体素子と直流電源との間、および正側アームを構成する半導体素子と負側アームを構成する半導体素子との間を接続する、導電性のブスバーを絶縁物で挟んで重ねた積層ブスバーとを備え、
正側アームは、半導体素子として、第1の冷却板に装着された、直流電源の正極端子とU相交流端子との間に接続されるU相正側スイッチング素子と、直流電源の正極端子とV相交流端子との間に接続されるV相正側スイッチング素子と、直流電源の正極端子とW相交流端子との間に接続されるW相正側スイッチング素子とを備え、
負側アームは、半導体素子として、第2の冷却板に装着された、直流電源の負極端子とU相交流端子との間に接続されるU相負側スイッチング素子と、直流電源の負極端子とV相交流端子との間に接続されるV相負側スイッチング素子と、直流電源の負極端子とW相交流端子との間に接続されるW相負側スイッチング素子とを備え、
スイッチング素子のオンオフ動作により、3相のU相、V相、W相交流端子に、直流電源の正極端子および負極端子の2レベルの電位を出力し、
直流電源への接続を、第1および第2の冷却板の各半導体素子が配列される方向の一端側から導出し、
第1の冷却板の、直流電源から最も遠い位置に配置される正側スイッチング素子の相種別と同一の相種別の負側スイッチング素子を、第2の冷却板の、直流電源から最も近い位置に配置し、
第1の冷却板の、直流電源から最も近い位置に配置される正側スイッチング素子の相種別と同一の相種別の負側スイッチング素子を、第2の冷却板の、直流電源から最も遠い位置に配置したものである。
の発明に係る電力変換装置は、正側アームを構成する半導体素子として、直流電源の正極端子とU相交流端子との間に接続されるU相正側スイッチング素子と、直流電源の正極端子とV相交流端子との間に接続されるV相正側スイッチング素子と、直流電源の正極端子とW相交流端子との間に接続されるW相正側スイッチング素子とを備え、
負側アームを構成する半導体素子として、直流電源の負極端子とU相交流端子との間に接続されるU相負側スイッチング素子と、直流電源の負極端子とV相交流端子との間に接続されるV相負側スイッチング素子と、直流電源の負極端子とW相交流端子との間に接続されるW相負側スイッチング素子とを備え、
スイッチング素子のオンオフ動作により、3相のU相、V相、W相交流端子に、直流電源の正極端子および負極端子の2レベルの電位を出力する電力変換装置において、
U、V、W3相の内のいずれか1相の正側および負側スイッチング素子と他の2相のいずれか一方の相の正側または負側スイッチング素子とを装着した第1の冷却板と、この第1の冷却板と平行に装着面が同じ方向となるように配置され、上記他の2相のいずれか一方の相の第1の冷却板に装着されていない負側または正側スイッチング素子と上記他の2相のいずれか他方の相の正側および負側スイッチング素子とを装着した第2の冷却板と、正側アームを構成するスイッチング素子と直流電源との間、負側アームを構成するスイッチング素子と直流電源との間、および正側アームを構成する半導体素子と負側アームを構成する半導体素子との間を接続する、導電性のブスバーを絶縁物で挟んで重ねた積層ブスバーとを備え
直流電源への接続を、第1および第2の冷却板の各半導体素子が配列される方向の一端側から導出し、
他の2相のいずれか一方の相の正側および負側スイッチング素子を直流電源から最も近い位置に配置したものである。
の発明に係る電力変換装置の組み立て方法は、第1の冷却板に装着された半導体素子と第1の積層ブスバーとを接続する第1のステップと、第2の冷却板に装着された半導体素子と第2の積層ブスバーとを接続する第2のステップと、第1および第2のステップ後、第1および第2の積層ブスバーの接続部と第3の積層ブスバーとを接続する第3のステップとを備えたものである。
第1の発明によれば、正側アームの半導体素子と負側アームの半導体素子とは別々の冷却板により冷却されるため、正側、負側アームの半導体素子を1枚の冷却板で冷却する場合に比べて、半導体素子の損失が大きい場合や冷却器の能力が不足する場合でも適正に冷却することができる。
また、冷却板間は素子の配置や絶縁距離のため、あらかじめ離れており、デッドスペース無く構成することができ、一方の冷却板の外方は例えば収納ケースに密着できるので、全体として、装置を小型、軽量化することができる。
また、正側アームと負側アームとを別の冷却板に装着する構成であるので、必ずしも、正側アーム素子と負側アーム素子とを隣接させる必要が無く、相毎に装着する場合より、取りうる構成の自由度が向上する。
更に、正側アームを構成するスイッチング素子と直流電源との間、負側アームを構成するスイッチング素子と直流電源との間、および正側アームを構成する半導体素子と負側アームを構成する半導体素子との間を積層ブスバーで接続しているので、これら接続部分でのインダクタンスを確実に低減することができる。
更に、直流電源は更に中間端子を備え、
正側アームは、半導体素子として、第1の冷却板に装着された、直流電源の正極端子に接続される第1のスイッチング素子と、この第1のスイッチング素子と直列に接続され交流端子に接続される第2のスイッチング素子と、第1および第2のスイッチング素子の中間接続点と中間端子との間に接続される第1の結合ダイオードとを備え、
負側アームは、半導体素子として、第2の冷却板に装着された、交流端子に接続される第3のスイッチング素子と、この第3のスイッチング素子と直列に接続され直流電源の負極端子に接続される第4のスイッチング素子と、第3および第4のスイッチング素子の中間接続点と中間端子との間に接続される第2の結合ダイオードとを備え、
スイッチング素子のオンオフ動作により、交流端子に、直流電源の正極端子、中間端子および負極端子の3レベルの電位を出力するようにしたので、主回路インダクタンスを低減し、サージ電圧を抑制するとともに、素子が適正に冷却されるような構成としつつ、装置全体を小型、軽量化し、更に、製造時や保守時の取り扱い性の良い、3レベル電力変換装置を提供することができ、直流電源への接続を、第1および第2の冷却板の各半導体素子が配列される方向の一端側から導出し、
第1および第2の結合ダイオードを直流電源から最も遠い位置に配置したので、転流経路が短くなりインダクタンスが一層低減する。
また、第2の発明によれば、正側アームは、半導体素子として、第1の冷却板に装着された、直流電源の正極端子とU相交流端子との間に接続されるU相正側スイッチング素子と、直流電源の正極端子とV相交流端子との間に接続されるV相正側スイッチング素子と、直流電源の正極端子とW相交流端子との間に接続されるW相正側スイッチング素子とを備え、
負側アームは、半導体素子として、第2の冷却板に装着された、直流電源の負極端子とU相交流端子との間に接続されるU相負側スイッチング素子と、直流電源の負極端子とV相交流端子との間に接続されるV相負側スイッチング素子と、直流電源の負極端子とW相交流端子との間に接続されるW相負側スイッチング素子とを備え、
スイッチング素子のオンオフ動作により、3相のU相、V相、W相交流端子に、直流電源の正極端子および負極端子の2レベルの電位を出力するようにしたので、主回路インダクタンスを低減し、サージ電圧を抑制するとともに、素子が適正に冷却されるような構成としつつ、装置全体を小型、軽量化し、更に、製造時や保守時の取り扱い性の良い、2レベル電力変換装置を提供することができ、直流電源への接続を、第1および第2の冷却板の各半導体素子が配列される方向の一端側から導出し、
第1の冷却板の、直流電源から最も遠い位置に配置される正側スイッチング素子の相種別と同一の相種別の負側スイッチング素子を、第2の冷却板の、直流電源から最も近い位置に配置し、
第1の冷却板の、直流電源から最も近い位置に配置される正側スイッチング素子の相種別と同一の相種別の負側スイッチング素子を、第2の冷却板の、直流電源から最も遠い位置に配置したので、転流経路が3相でほぼ均等となる。
の発明によれば、1相分を除く他の2相分では、正側スイッチング素子と負側スイッチング素子とを近接して配置できるので、全体としてインダクタンスが低減する。
また、直流電源への接続を、第1および第2の冷却板の各半導体素子が配列される方向の一端側から導出し、
他の2相のいずれか一方の相の正側および負側スイッチング素子を直流電源から最も近い位置に配置したので、スイッチング素子が2つの冷却板に分けて装着される相のインダクタンスも低く抑えられる。
の発明によれば、冷却板への半導体素子の装着およびそれら半導体素子と積層ブスバーとの接続の作業を、各冷却板毎に個別に実行できるので、製造時や保守時の取り扱い性が向上する。
本発明の実施の形態1による電力変換装置の回路図である。 本発明の実施の形態1による電力変換装置の構成を示す図である。 図2の積層ブスバー11の接続構成を示す斜視図である。 図2の積層ブスバー12の接続構成を示す斜視図である。 図2の積層ブスバー13の接続構成を示す斜視図である。 図1における転流ループを示す回路図である。 図2の構成における転流ループを示す図である。 本発明の実施の形態2による電力変換装置の構成を示す図である。 図8の積層ブスバー26の接続構成を示す斜視図である。 図8の構成における転流ループを示す図である。 本発明の実施の形態3による電力変換装置の回路図である。 本発明の実施の形態3による電力変換装置の構成を示す図である。 図12の積層ブスバー41の接続構成を示す斜視図である。 図12の積層ブスバー42の接続構成を示す斜視図である。 図12の積層ブスバー43の接続構成を示す斜視図である。 図11における転流ループを示す回路図である。 図12の構成における転流ループを示す図である。 本発明の実施の形態4による電力変換装置の構成を示す図である。 図18の積層ブスバー57の接続構成を示す斜視図である。 図18の積層ブスバー58の接続構成を示す斜視図である。 図18の積層ブスバー59の接続構成を示す斜視図である。 図18の構成における転流ループを示す図である。 本発明の実施の形態5による電力変換装置の回路図である。 本発明の実施の形態5による電力変換装置の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1に、本実施の形態1にて構成する電力変換装置の1相分の回路図を示す。本実施の形態1は、正極(P)、負極(N)、中間電位(C)の3つの電位を有する直流電源と交流との間の電力変換に用いられる3レベル電力変換装置に関わるものである。なお、以下、全ての実施例において、半導体素子であるスイッチング素子としては、IGBTモジュールを用いているが、MOSFETなど、スイッチング機能を有する半導体素子であれば構成可能である。
正極(P)と負極(N)との間には第1のスイッチング素子であるIGBTモジュール1、第2のスイッチング素子であるIGBTモジュール2、第3のスイッチング素子であるIGBTモジュール3、第4のスイッチング素子であるIGBTモジュール4が直列に接続され、IGBTモジュール2とIGBTモジュール3との接続点は交流端子(AC)に接続されている。また、IGBTモジュール1とIGBTモジュール2との接続点と中間電位(C)との間には第1の結合ダイオードである結合ダイオードモジュール5が接続され、IGBTモジュール3とIGBTモジュール4の接続点と中間電位(C)との間には第2の結合ダイオードである結合ダイオードモジュール6が接続されている。コンデンサ7、コンデンサ8が直列に接続され、直流電源を構成し、正極(P)、負極(N)、中間電位(C)を出力する端子を備えている。
図2に、本実施の形態1である電力変換装置の構成を示す。図は1相分の3レベル電力変換装置を示すもので、正側アームユニット100、負側アームユニット101、第3の積層ブスバー13およびコンデンサ7、8により構成される。正側アームユニット100は、IGBTモジュール1と結合ダイオードモジュール5とIGBTモジュール2と、それらの各モジュールを装着する第1の冷却板9と、各モジュールに接続される第1の積層ブスバー11とによって構成される。負側アームユニット101は、IGBTモジュール3と結合ダイオードモジュール6とIGBTモジュール4と、それらの各モジュールを装着する第2の冷却板10と、各モジュールに接続される第2の積層ブスバー12とによって構成される。
そして、正側アームユニット100と負側アームユニット101とは、冷却板9と10とが平行になり、冷却板9、10の同じ面にモジュールが装着されるよう重ねて配置されており、冷却板9と負側アームユニット101のモジュール端子接続部とはその間に適正な絶縁距離が取れるよう離されている。冷却板9、10はモジュールの発熱を外部に放出するためのもので、液体の循環や沸騰等を利用したものが用いられる。また、本構成では1枚の冷却板に3個のモジュールが装着されているが、特許文献2のように素子毎に冷却板を設けても良い。
正側アームユニット100と負側アームユニット101とは、積層ブスバー13により、電気的に接続される。積層ブスバー13は、平面状の導体を形成して作られたブスバーを絶縁物を挟んで重ねたものである。
次に、積層ブスバー11、12、13の構造および接続の構成について図3〜5を用いて詳しく説明する。図3は、正側アームユニット100を構成するモジュール1、2、5と積層ブスバー11との接続を説明するための斜視図で、ブスバー間を離反して記載している。なお、以下、全ての積層ブスバーには図示していないがブスバー間には絶縁物が設けられ、互いに絶縁されている。また、ブスバーに設けられた小さな開孔部は接続用のもので、大きな開孔部は隣接するブスバーの接続部との絶縁のために設けられたものである。
積層ブスバー11は、正側アームユニット100の各モジュール1、2、5の電位を、直流電源へ接続する方向(図3では、右手前の方向)に位置する接続部に導出するもので、ブスバー14、15、16、17を重ねて構成される。そして、積層ブスバー13と接続されるブスバー14、16、17は、図3に示すように、接続部のところで直角に曲げられL字状に形成されている。
ブスバー14は、交流端子(AC)側に接続されるブスバーで、IGBTモジュール2の負極電極であるエミッタ電極(E2)に接続される。ブスバー15は、IGBTモジュール1のエミッタ電極(E1)、結合ダイオードモジュール5の負極電極であるカソード電極(K1)、IGBTモジュール2の正極電極であるコレクタ電極(C2)間を接続する。ブスバー16は、正極(P)に接続されるブスバーで、IGBTモジュール1のコレクタ電極(C1)に接続される。ブスバー17は、中間電位(C)に接続されるブスバーで、結合ダイオードモジュール5の正極電極であるアノード電極(A1)に接続される。
図4は、負側アームユニット101を構成するモジュール3、4、6と積層ブスバー12との接続を説明するための斜視図である。積層ブスバー12は、負側アームユニット101の各モジュール3、4、6の電位を、直流電源へ接続する方向(図4では、右手前の方向)に位置する接続部に導出するもので、ブスバー18、19、20、21を重ねて構成される。そして、積層ブスバー13と接続されるブスバー18、20、21は、図4に示すように、接続部のところで、正側アームユニット100の積層ブスバー11と同じ方向に直角に曲げられL字状に形成されている。
ブスバー18は、交流端子(AC)側に接続されるブスバーで、IGBTモジュール3のコレクタ電極(C3)と接続される。ブスバー19は、IGBTモジュール3のエミッタ電極(E3)と結合ダイオードモジュール6のアノード電極(A2)とIGBTモジュール4のコレクタ電極(C4)間を接続する。ブスバー20は、負極(N)に接続されるブスバーで、IGBTモジュール4のエミッタ電極(E4)に接続される。ブスバー21は、中間電位(C)に接続されるブスバーで、結合ダイオードモジュール6のカソード電極(K2)に接続される。
図5は、正側アームユニット100と負側アームユニット101と積層ブスバー13との接続を説明するための斜視図である。積層ブスバー13は、積層ブスバー11、12の接続部と平行な平面形状に形成され、ブスバー22、23、24、25によって構成される。
ブスバー22は、積層ブスバー11の正極接続部(P)と接続され、ブスバー23は、積層ブスバー11と積層ブスバー12との中間電位接続部(C)と接続され、ブスバー24は、積層ブスバー12の負極接続部(N)と接続される。また、図2に示すように、ブスバー22はコンデンサ7の正極(P)に、ブスバー23はコンデンサ7とコンデンサ8との接続点である中間電位(C)に、ブスバー24はコンデンサ8の負極(N)に接続される。ブスバー25は、積層ブスバー11と積層ブスバー12との交流接続部(AC)間を接続するブスバーで、図2に示すように、交流端子(AC)へと出力される。なお、図2では、積層ブスバー11、12と積層ブスバー13との交流接続部を交流端子として交流端子(AC)へ出力しているが、別途、ブスバー25に交流端子(AC)へ出力する端子を設けても良い。
また、以上では、正側アームユニット100のブスバー14と負側アームユニットのブスバー18とそれらを接続するブスバー25とは別々のブスバーで構成しているが一体ものとして構成することも可能である。ただし、その場合にはアーム毎にユニット化する利点は無くなる。
なお、組み立て時には、正側アームユニット100、負側アームユニット101を組み立てた後、積層ブスバー13に接続し、取り外しには逆に正側アームユニット100、負側アームユニット101を積層ブスバー13から先に取り外すようにすればアーム毎にユニット化した取り扱いが可能となり、製造時や保守時の取り扱い性が向上する。
以上、1相分の構成について説明したが、2相分を組み合わせて単相の、あるいは3相の電力変換装置を構成する場合には、正側アームユニット100と負側アームユニット101の組み合わせを、さらに重ねて構成すればよい。
次に、本構成により主回路インダクタンスを抑制できることを説明する。主回路インダクタンスが大きいとターンオフに伴い発生するサージ電圧が高くなるため、主回路インダクタンスの抑制は大きな課題となる。スイッチング素子をターンオフする場合、電流はダイオードに転流して流れる。サージ電圧は電流変化率に伴い発生するため、電流が変化する経路、すなわち、ターンオフ前には電流が流れていたが、ターンオフ後には流れなくなった経路と、ターンオフ後に電流が流れ出した経路をつないだループ(以後、転流ループと呼ぶ)のインダクタンスを抑制することが必要である。
3レベル電力変換装置ではスイッチング素子であるIGBTモジュール1〜4のスイッチングによる4つの転流モードが存在する。図6に転流ループの発生する回路を示す。同図(a)は、P→IGBT1→IGBT2→ACの経路で電流が流れている状態から、IGBTモジュール1をターンオフし、結合ダイオードモジュール5に転流した場合を示している。図に太線で示したIGBT1→コンデンサ7→結合ダイオード5→IGBT1の転流ループのインダクタンスに発生するサージ電圧がIGBTモジュール1に印加される。同図(b)は、C→結合ダイオード5→IGBT2→ACの経路で電流が流れている状態からIGBTモジュール2をターンオフし、IGBTモジュール3、IGBTモジュール4の逆接続ダイオードに転流した場合を示す。図に太線で示したIGBT2→結合ダイオード5→コンデンサ8→IGBT4→IGBT3→IGBT2の転流ループのインダクタンスに発生する電圧がサージ電圧としてIGBTモジュール2に印加される。
同様に、図6(c)、(d)は、IGBTモジュール3、IGBTモジュール4をターンオフした場合で、IGBT3→IGBT2→IGBT1→コンデンサ7→結合ダイオード6→IGBT3の転流ループ、IGBT4→結合ダイオード6→コンデンサ8→IGBT4の転流ループのインダクタンスに発生するサージ電圧がIGBTモジュール3、IGBTモジュール4に印加される。そのため、これらの転流ループのインダクタンスを抑制することでサージ電圧を低減することができる。
図7に、本実施の形態1における転流ループを示す。図は、積層ブスバーの平面と平行な方向より見た概略図で、転流ループを太線で示している。本構成では、各モジュールの電極位置は同一平面上にあるため、積層ブスバーの平面と平行な方向から見た図により説明するが、実際には積層ブスバー11、12と積層ブスバー13の接続点(図5のP、C、N、AC)も考慮する必要がある。この接続点のインダクタンスを減らすには図5では、P、C、N、ACを一ヶ所ずつで接続しているが多点数で接続することが有効である。なお、この接続点は積層ブスバーの平面と平行な方向より見た場合、重なるため、図7に太線で示した転流ループではずらして記載している。
図7の(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ図6の(a)、(b)、(c)、(d)に対応し、IGBTモジュール1、IGBTモジュール2、IGBTモジュール3、IGBTモジュール4をスイッチングした場合の転流ループである。インダクタンスを減らすためにはこのループの面積を極力小さくすることが必要である。図に示す構成では、電流は近接したブスバーを流れるためインダクタンスが小さくなることが判る。また、電流経路を短く取ることもインダクタンスの抑制に有効である。図に示す4つのループにおいて特にインダクタンスが大きくなりやすいのはIGBTモジュール3個と結合ダイオードモジュール1個を通る(b)、(c)の場合である。そのため、特にこのループを減らすことが必要となり、素子の配置も重要となる。
例えば、同図(b)で、IGBTモジュール1と結合ダイオードモジュール5との位置を入れ替えた場合、正側アーム、負側アームともコンデンサより最も遠いモジュールを通ることになり、電流経路が長くなる。今回の配置では、(b)、(c)のループがコンデンサ側より最も遠い素子を、正側アーム、負側アームの両方に通るループは無く、インダクタンスを小さくできている。なお、今回の構成では、コンデンサより遠い順に、正側アームでは、IGBTモジュール1、結合ダイオードモジュール5、IGBTモジュール2の順に、負側アームでは、IGBTモジュール4、結合ダイオードモジュール6、IGBTモジュール3の順に配置されているが、同図(b)のループを構成するIGBTモジュール2、IGBTモジュール3、IGBTモジュール4、結合ダイオードモジュール5のうちの2つ、かつ、同図(c)のループを構成するIGBTモジュール1、IGBTモジュール2、IGBTモジュール3、結合ダイオードモジュール6のうちの2つがコンデンサより最も遠い位置に配置しないよう構成しても良い。すなわち、IGBTモジュール1とIGBTモジュール4とがコンデンサより最も遠い位置になるように構成するか、または、結合ダイオードモジュール5と結合ダイオードモジュール6とが最も遠い位置になるように構成すればよい。
以上の構成により、正側アームのモジュールと負側アームのモジュールとは別々の冷却板により冷却されるため、特許文献1のように、正側、負側アームのモジュールを1枚の冷却板で冷却する場合に比べて、モジュールの損失が大きい場合や冷却器の能力が不足する場合でも適正に冷却することができる。また、特許文献2に示されたように、モジュール毎に冷却板を設けた場合、また、例えば、特許文献1で冷却板を正側アームと負側アームとに分けたとしても、正側アームと負側アームとの冷却板間は冷却器の構成(例えば、フィンや熱交換器、装置への固定等)によっては密着することができないため、その間のスペースがデッドスペースとなり、装置全体が大きくなる。本実施の形態1の構成では、冷却板間はモジュール配置や絶縁距離のため、あらかじめ離れており、デッドスペース無く構成することができるため、装置を小型、軽量化することができる。
なお、本構成では冷却板9と負側アームユニット101のモジュール端子接続部との絶縁を確保するため空間的に距離を離しているが、冷却板9と負側アームユニット101のモジュール端子接続部との間に絶縁シートを挿入することにより、さらに負側アームユニット101と正側アームユニット100とを近づけることもでき、最短で絶縁シートの厚み分のみ離した構成とすることも可能である。ユニットを複数個、さらに重ねて2相、3相を構成する場合も同様に絶縁シートを挿入することにより、相間距離を短く構成できる。また、特許文献3の図4に示された構成では、各相のユニットとコンデンサと接続されている積層ブスバーとを接続する接続部が、両方向にL字状に曲げられており、冷却板やモジュール厚さが薄い場合やユニット間の絶縁距離が短い場合に、各ユニットの接続部が互いに干渉し、ユニット間を近づけることができないが、本構成では正側アームを構成する積層ブスバー11、負側アームを構成する積層ブスバー12は、それぞれの積層ブスバー13との接続部が、同一方向にL字状に曲げられて形成されており互いに干渉することがないため、正側アームユニット100と負側アームユニット101との間を、また、複数のユニットをさらに重ねて、2相、3相を構成する場合には、その相間距離を短く構成できる。
また、アーム毎にユニット化しているため、特許文献1のように1相分が一体化されている場合に比べて取り扱い単位が小さくなり、製造時、保守時の取り扱い性が向上する。また、積層ブスバーにより、配線し、さらに、モジュール配置を適正に配置したため、インダクタンスを低く構成できる。
実施の形態2.
図8に、実施の形態2における電力変換装置の構成を示す。また、図9は、負側アームユニット102を構成するモジュール3、4、6と積層ブスバー26との接続を示す斜視図である。正側アームユニット100の構成は図3と同じため省略する。本構成では、負側アームユニット102のIGBTモジュール3、4および結合ダイオードモジュール6のそれぞれの正極電極と負極電極との配置を反転している。すなわち、IGBTモジュール3、4のコレクタ電極(C)、結合ダイオードモジュールのカソード電極(K)がコンデンサに近い側に来るように構成している。図3と図9とを比べると判るが、このように構成することにより、負側アームユニット102の積層ブスバー26を構成するブスバー28〜31に、正側アームユニット100の積層ブスバー11を構成するブスバー14〜17と同じ構成のものを使用することができ、ブスバーの種類を減らすことが可能となる。
また、図10に本構成とした場合の転流ループを示す。図7と同様に、同図(a)がIGBTモジュール1をスイッチングした場合、同図(b)がIGBTモジュール2をスイッチングした場合、同図(c)がIGBTモジュール3をスイッチングした場合、同図(d)がIGBTモジュール4をスイッチングした場合を示している。同図(a)の場合は、先の実施の形態1と同じであるが、同図(b)の場合、実施の形態1の図7に示す経路では図7の方向でIGBTモジュール3の下側の経路を3回通り、ループ長が長くなっているのに対し、本実施の形態2では1回のみとなり、ループ長が短くなるため、インダクタンスを低く抑制することができる。また、同図(c)の場合でも同様に、IGBTモジュール3の下側を通る回数が、同図(d)の場合では結合ダイオードモジュール6の下側を通る回数が少なくなり、ループ長が短くなるためインダクタンスを抑制することができる。
以上で示したように、本実施の形態2の構成では、負側アームユニットのモジュールの正極電極と負極電極との配置を反転したため、正側アームに接続されるブスバーと負側アームに接続されるブスバーの形状とを同じにすることができ、ブスバーの種類を減らすことができる。また、転流経路のループ長が短くなるため、主回路インダクタンスを抑制することができる。
なお、本実施の形態2では、負側アームのモジュール全てを反転しているが、例えばIGBTモジュール3のみ、結合ダイオードモジュール6のみを反転した場合でもインダクタンスを抑制する効果は得られる。
実施の形態3.
図11に、本実施の形態3にて構成する電力変換装置の回路図を示す。本実施の形態3は、正極(P)、負極(N)の2つの電位を有する直流電源と交流との間の電力変換に用いられる2レベル電力変換装置に関わるもので、交流側が、U相、V相、W相の3相を有する場合を示している。正極(P)と負極(N)との間には、U、V、W相とも、半導体素子であるスイッチング素子として、IGBTモジュール32、34、36とIGBTモジュール33、35、37とが直列に接続され、IGBTモジュール32、34、36とIGBTモジュール33、35、37との接続点は、交流端子(U、V、W)側に接続されている。コンデンサ38は、直流電源を構成し、正極(P)、負極(N)を出力する端子を備えている。
図12に、本実施の形態3である電力変換装置の構成を示す。図は、3相分の2レベル電力変換装置を示すもので、正側アームユニット200と負側アームユニット201と第3の積層ブスバー43とコンデンサ38とにより構成される。正側アームユニット200は、U相IGBTモジュール32、V相IGBTモジュール34、W相IGBTモジュール36とそれらのモジュールを装着する第1の冷却板39と各モジュールに接続される第1の積層ブスバー41とで構成され、負側アームユニット201は、U相IGBTモジュール33、V相IGBTモジュール35、W相IGBTモジュール37とそれらのモジュールが接続される第2の冷却板40と各モジュールに接続される第2の積層ブスバー42とで構成される。正側アームユニット200のモジュールは、コンデンサ38より遠い側よりU相、V相、W相の順に配置されているのに対し、負側アームユニット201のモジュールは、コンデンサ38より遠い方からW相、V相、U相の順に配置されている。
正側アームユニット200と負側アームユニット201とは、冷却板39と40とが平行になり、冷却板39、40の同じ面にモジュールが装着されるよう重ねて配置されており、冷却板39と負側アームユニット201のモジュール端子接続部とはその間に適正な絶縁距離が取れるよう離されている。冷却板39、40はモジュールの発熱を外部に放出するためのもので、液体の循環や沸騰等を利用したものが用いられる。また、本構成では1枚の冷却板に3個のモジュールが装着されているが、特許文献2のように素子毎に冷却板を設けても良い。
正側アームユニット200と負側アームユニット201とは、積層ブスバー43により、電気的に接続される。積層ブスバー43は、平面状の導体を形成して作られたブスバーを絶縁物を挟んで重ねたものである。
次に、積層ブスバー41、42、43の構造および接続の構成について図13〜15を用いて詳しく説明する。図13は、正側アームユニット200を構成するモジュール32、34、36と積層ブスバー41との接続を説明するための斜視図で、ブスバー間を離反して記載している。積層ブスバー41は、正側アームユニット200の各モジュール32、34、36の電位を、直流電源へ接続する方向(図13では、右手前の方向)に位置する接続部に導出するもので、ブスバー44、45、46、47を重ねて構成される。そして、積層ブスバー43と接続されるブスバー44、45、46、47は、図13に示すように、接続部のところで直角に曲げられL字状に形成されている。
ブスバー44は、正極(P)に接続されるブスバーで、U、V、W相の正側アームのIGBTモジュール32、34、36のコレクタ電極(Cu、Cv、Cw)に接続される。ブスバー45、46、47は、それぞれ交流端子(U、V、W)と接続されるブスバーで、IGBTモジュール32、34、36のエミッタ電極(Eu、Ev、Ew)と接続される。
図14は、負側アームユニット201を構成するモジュール33、35、37と積層ブスバー42との接続を説明するための斜視図で、ブスバー間を離反して記載している。積層ブスバー42は、負側アームユニット201の各モジュール37、35、33の電位を、直流電源へ接続する方向(図14では、右手前の方向)に位置する接続部に導出するもので、ブスバー48、49、50、51を重ねて構成される。そして、積層ブスバー43と接続されるブスバー48、49、50、51は、図14に示すように、接続部のところで、正側アームユニット200の積層ブスバー41と同じ方向に直角に曲げられL字状に形成されている。
ブスバー48は、負極(N)に接続されるブスバーで、U、V、W相の負側アームのIGBTモジュール33、35、37のエミッタ電極(Eu、Ev、Ew)に接続される。ブスバー49、50、51は、それぞれ交流端子(W、V、U)と接続されるブスバーで、IGBTモジュール37、35、33のコレクタ電極(Cw、Cv、Cu)と接続される。
図15は、正側アームユニット200と負側アームユニット201と積層ブスバー43との接続を説明するための斜視図である。積層ブスバー43は、積層ブスバー41、42の接続部と平行な平面形状に形成され、ブスバー52〜56を重ねて構成される。
ブスバー52は、積層ブスバー41の正極接続部(P)と接続され、ブスバー53は、積層ブスバー42の負極接続部(N)と接続される。また、図12に示すように、ブスバー52はコンデンサ38の正極(P)に、ブスバー53は負極(N)に接続される。ブスバー54、55、56は、積層ブスバー41と積層ブスバー42との交流接続部(U、V、W)間を接続するブスバーで、図12に示すように、交流端子(U、V、W)へと出力される。なお、図12では、積層ブスバー41、42とブスバー43との交流接続部より交流端子(U、V、W)へ出力しているが、別途、ブスバー54、55、56に交流端子(AC)へ出力する端子を設けても良い。
図16に、3相2レベル電力変換装置の転流ループの発生する回路を示す。U相、V相、W相の転流ループを(a)、(b)、(c)で示している。2レベル電力変換装置において、正側アームのIGBTモジュール32、34、36をターンオフし、負側アームのIGBTモジュール33、35、37のダイオードに転流した場合、図に矢印で示すIGBTモジュール32、34、36→コンデンサ38→IGBTモジュール33、35、37→IGBTモジュール32、34、36の転流ループでサージ電圧が発生する。そのため、この転流ループのインダクタンスを抑制する必要がある。負側アームのIGBTモジュールをターンオフした場合も、モジュール内部でIGBTを通るかダイオードを通るか、サージが印加されるIGBTモジュールが正側か負側かの違いはあるが、モジュールの外側のループは同じである。
図17に、本実施の形態3における転流ループを示す。図は、積層ブスバーの平面と平行な方向より見た概略図で転流ループを太線で示している。同図(a)はU相、同図(b)はV相、同図(c)はW相の転流ループである。ブスバーには積層ブスバーを用いているため、電流は近接したブスバー間を通り、ループの面積は小さくなり、インダクタンスは抑制される。また、本構造では、IGBTモジュールの配置は、正側アームユニット200では、コンデンサ側から遠い方からU相、V相、W相とし、負側アームユニット201では、コンデンサから遠い方よりW相、V相、U相としているため、U相、V相、W相でループ長が概略同程度になり、インダクタンスをほぼ同程度にすることができる。また、U相のモジュールを正側アーム、負側アーム共に、コンデンサから最も遠くに配置した場合に比べ、インダクタンスを小さくすることができる。
なお、本実施の形態3においても先の実施の形態2と同様に、正側アームユニット200、もしくは、負側アームユニット201のモジュールをそのコレクタ電極とエミッタ電極との配置が逆になるように反転し、積層ブスバー43と適切に接続するよう構成すれば、積層ブスバー41と積層ブスバー42とを同じ形状のものにすることができる。
以上に示したように、正側アームのモジュールと負側アームのモジュールとは別々の冷却板により冷却されるため、特許文献1のように、正側、負側アームの全てのモジュールを1枚の冷却板で冷却する場合に比べて、モジュールの損失が大きい場合や冷却器の能力が不足する場合でも適正に冷却することができる。また、特許文献2に示されたような構成では、正側アームと負側アームの冷却板間は冷却器の構成(例えば、フィンや熱交換器、装置への固定等)によっては密着することができないため、その間のスペースがデッドスペースとなり、装置全体が大きくなる。本実施の形態3の構成では、冷却板間はモジュール配置や絶縁距離のため、あらかじめ離れており、デッドスペース無く構成することができるため、装置を小型、軽量化することができる。
また、アーム毎にユニット化しているため、取り扱い単位が小さくなり、製造時、保守時の取り扱い性が向上する。また、特許文献3に示されたような相毎のユニット化ではなく、アーム毎のユニット化が可能になり、必ずしも正側アームと負側アームのモジュールを隣接する必要が無く、装置構成の自由度が向上する。本実施の形態3では、3相分の構成を示したが、正側アーム、負側アームとも1個のモジュールを取り付けて1相分を構成することや、2個のモジュールを取り付けて2相分を構成することも自由にできる。また、積層ブスバーにより、配線しているため、インダクタンスを低く構成できる。さらに、U相、V相、W相の正側アームと負側アームのモジュール配置を適正に配置したため、インダクタンスを低く構成できる。
実施の形態4.
図18に、実施の形態4における電力変換装置の構成を示す。本実施の形態4も、先の実施の形態3と同様、3相2レベル電力変換装置に関わるものである。実施の形態3では、U相、V相、W相の3相全てにおいて、正側アームと負側アームのIGBTモジュールが別の冷却板に取り付けられていたが、本構成では、V相のみ正側アームと負側アームのIGBTモジュールが別々の冷却板に装着されている。それにより、U相の正側アームのIGBTモジュール32と、負側アームのIGBTモジュール33と、V相正側アームのIGBTモジュール34と、それらを装着する冷却板39と、各モジュールに接続される積層ブスバー57とでユニット202が構成され、V相負側アームのIGBTモジュール35と、W相正側アームのIGBTモジュール36と、W相負側アームのIGBTモジュール37と、それらを装着する冷却板40と、各モジュールに接続される積層ブスバー58とでユニット203が構成される。ユニット202と203とは、積層ブスバー59により電気的に接続される。
次に、積層ブスバー57、58、59の構造および接続の構成について図19〜21を用いて詳しく説明する。図19は、ユニット202のIGBTモジュール32、33、34と積層ブスバー57との接続を説明するための斜視図で、ブスバー間を離反して記載している。積層ブスバー57は、ブスバー60〜63で構成され、先の形態例と同様、図19の右手前に位置する接続部のところで直角に曲げられL字状に形成されている。
そして、U相正側アームのIGBTモジュール32とV相正側アームのIGBTモジュール34のコレクタ電極(Cup、Cvp)は、正極(P)へ接続されるブスバー62と接続される。U相正側アームのIGBTモジュール32のエミッタ電極(Eup)とU相負側アームのIGBTモジュール33のコレクタ電極(Cun)は、ブスバー60と接続され、交流端子(U)と接続される。U相負側アームのIGBTモジュール33のエミッタ電極(Eun)は負極(N)へ接続されるブスバー63と接続される。V相正側アームのIGBTモジュール34のエミッタ電極(Evp)は、交流端子(V)へ接続されるブスバー61と接続される。
図20は、ユニット203のIGBTモジュール35、36、37と積層ブスバー58との接続を説明するための斜視図で、ブスバー間を離反して記載している。積層ブスバー58はブスバー64〜67で構成され、先の形態例と同様、図20の右手前に位置する接続部のところで直角に曲げられL字状に形成されている。
そして、W相正側アームのIGBTモジュール36のコレクタ電極(Cwp)は、正極(P)へ接続されるブスバー66と接続される。W相正側アームのIGBTモジュール36のエミッタ電極(Ewp)とW相負側アームのIGBTモジュール37のコレクタ電極(Cwn)は、ブスバー64と接続され、交流端子(W)と接続される。W相負側アームのIGBTモジュール37のエミッタ電極(Ewn)とV相負側アームのIGBTモジュール35のエミッタ電極(Evn)は、負極(N)への接続端子を有するブスバー67と接続される。V相負側アームのIGBTモジュール35のコレクタ電極(Cvn)は、交流端子(V)へ接続されるブスバー65と接続される。
図21は、ユニット202と、ユニット203と、積層ブスバー59との接続を説明するための斜視図である。積層ブスバー59は、ブスバー68、69、70を重ねて構成される。ブスバー68、69は、それぞれ積層ブスバー57と積層ブスバー58との正極接続部(P)、負極接続部(N)と接続される。また、図18に示すように、ブスバー68はコンデンサ38の正極(P)に、ブスバー69は負極(N)に接続される。ブスバー70は、積層ブスバー57と積層ブスバー58との交流接続部(V)間を接続するブスバーで、図18に示すように交流端子(V)へと出力される。また、U相、W相については積層ブスバー59に接続されることなく、交流端子(U、W)へと出力される。なお、図18では積層ブスバー57、58とブスバー70との交流接続部より交流端子(V)へ出力しているが、別途、ブスバー70に交流端子(AC)へ出力する端子を設けても良い。
図22に、本実施の形態4の転流ループを示す。同図(a)、(b)、(c)は、図16の転流ループに対応し、それぞれU相、V相、W相を示している。本構成においては、実施の形態3と異なり、U相(a)、W相(c)のループは、積層ブスバーと積層ブスバーとの接続部を2回しか通っていない。一般に、積層ブスバーと積層ブスバーとの接続部は、インダクタンスが大きくなる傾向がある。そのため、本構成ではU相、W相のインダクタンスを低減することができる。また、V相(b)については、積層ブスバーと積層ブスバーとの接続部は実施の形態3と同様に4回通る構成であるが、V相正側アームのIGBTモジュール34、V相負側アームのIGBTモジュール35ともコンデンサ接続部に最も近い位置に配置しているため、ループ長が短くなり、インダクタンスを低減することができる。
なお、本実施の形態4においても先の実施の形態2、3と同様に、冷却板39、もしくは40に接続されるモジュールをコレクタ電極とエミッタ電極との配置が逆になるように反転し、積層ブスバー59と適切に接続するよう構成すれば、積層ブスバー57と積層ブスバー58とを同じ形状にすることができる。
以上に示したように、U相の正負側アームとV相の正側アームとのモジュールと、V相の負側アームとW相の正負側アームのモジュールとは別々の冷却板により冷却されるため、特許文献1のように、正側、負側アームの全てのモジュールを1枚の冷却板で冷却する場合に比べて、モジュールの損失が大きい場合や冷却器の能力が不足する場合でも適正に冷却することができる。また、特許文献2に示されたような構成では、冷却板間は冷却器の構成(例えば、フィンや熱交換器、装置への固定等)によっては密着することができないため、その間のスペースがデッドスペースとなり、装置全体が大きくなる。本実施の形態4の構成では、冷却板間はモジュール配置や絶縁距離のため、あらかじめ離れており、デッドスペース無く構成することができるため、装置を小型、軽量化することができる。また、U相とV相の正側アームと、V相の負側アームとW相とでユニット化しているため、取り扱い単位が小さくなり、製造時、保守時の取り扱い性が向上する。また、特許文献3に示されたような相毎のユニット化ではなく、U相とV相の正側アームと、V相の負側アームとW相とでユニット化しているため、装置構成の自由度が向上する。また、積層ブスバーにより、配線しているため、インダクタンスを低く構成できる。
また、先の実施の形態3と比べて、V相のみの正側アームと負側アームのIGBTモジュールを別々の冷却板に装着したため、実施の形態3で示したU相とW相の正側アームと負側アームを接続するブスバー56、54が不要になり、ブスバー数を減らすことができる。また、U相とW相は積層ブスバー間の接続点が減るため、インダクタンスを低減することができる。また、V相のIGBTモジュールをコンデンサの最も近くに配置したため、インダクタンスを低減することができる。
実施の形態5.
図23に、本実施の形態5における回路図を示す。3レベル電力変換装置2相分と3相2レベル電力変換装置とを用い、単相交流−直流−3相交流の電力変換を行うコンバータ−インバータを構成している。
図24に、実施の形態5における電力変換装置の構成を示す。先の実施の形態1に示した3レベル電力変換装置の正側アームユニット100と負側アームユニット101とを2相分と、先の実施の形態4に示した3相2レベル電力変換装置のユニット202とユニット203とを各冷却板が平行になるよう、また、冷却板とモジュール接続部の端子間の絶縁が適切な距離となるよう離して配置している。なお、実施の形態1に示した積層ブスバー13と実施の形態4に示した積層ブスバー59とは、積層ブスバー71として一体にて構成し、3相2レベル電力変換装置のユニット202、203には正極(P)と負極(N)が接続され、3レベル電力変換装置のユニット100、101には正極(P)、負極(N)、中間電位(C)が接続される。コンデンサ72は、内部にコンデンサユニットを2つ持ち、その端子を正極(P)、中間電位(C)、中間電位(C)、負極(N)と接続することで図23の回路図の直流電源となるコンデンサ7、8を形成する。なお、図では4個のコンデンサを並列に接続した例を示している。
なお、コンデンサの配置は図では3レベル電力変換装置のユニットの横にしているが、例えば、2レベル電力変換装置のユニットと3レベル電力変換装置のユニットの間としても良いし、積層ブスバーで接続するのであれば2レベル電力変換装置のユニットや3レベル電力変換装置のユニットの上に配置しても良い。3レベル電力変換装置のユニットから交流側への接続は実施の形態1の図2で積層ブスバー11、12と13との接続部からACとして出力したのと同じように、積層ブスバー71との接続点より接続され、2相の内、1つの出力がU相、他相がV相となる。2レベル電力変換ユニットからの交流側への接続も実施の形態4の図18と同様に積層ブスバー57、58からU、Wが、積層ブスバーの接続部よりV相が出力される。
このような構成とすることにより、3レベル電力変換装置のユニット、2レベル電力変換装置のユニットのモジュールが装着される冷却板間はモジュール配置や絶縁距離のため、あらかじめ離れており、デッドスペース無く構成することができるため、装置を小型、軽量化することができる。また、3レベル電力変換装置のユニットと2レベル電力変換装置のユニットはどちらも一つの冷却板に3個のモジュールを装着し、冷却板が平行になるよう並べて配置したため、3レベルと2レベルの組み合わせであっても、モジュールの実装密度が上がり、装置全体を小型軽量化することができる。また、3レベル変換装置のユニットと2レベル変換装置のユニットに用いるモジュールの装着面を同じにする、または、どちらのモジュールも装着できるよう冷却板を構成すれば、3レベル変換装置のユニットと2レベル変換装置のユニットで同じ冷却板を用いることができる。
また、3レベル電力変換装置のユニット、2レベル電力変換装置のユニットどちらの場合も、実施の形態1、4で示したように積層ブスバーで配線され、モジュール配置も適切に成されているので主回路インダクタンスを抑制することができる。
なお、ここでは実施の形態1の3レベル電力変換装置と実施の形態4の2レベル電力変換装置を組み合わせているが、実施の形態1と2の一つと実施の形態3と4の一つを組み合わせて構成しても良い。また、実施の形態1〜4の電力変換装置を自由に組み合わせて2レベル3相交流−直流−2レベル3相交流の変換を行う電力変換装置や3レベル3相交流−直流−2レベル3相交流の変換を行う電力変換装置など2レベル、3レベル、単相、3相等で構成される回路を適宜組み合わせて構成することが可能である。
また、この発明の各変形例において、第1および第2の冷却板に装着された半導体素子の正極電極と負極電極との配置を、第1の冷却板と第2の冷却板とで互いに逆向きとなるようにしたので、各積層ブスバーの構成を同じにできる。
また、直流電源への接続が、第1および第2の冷却板の各半導体素子が配列される方向の一端側から導出される場合、
積層ブスバーは、第1の冷却板に装着された半導体素子の電位を冷却板の一端側に位置する接続部に導出する第1の積層ブスバーと、第2の冷却板に装着された半導体素子の電位を冷却板の一端側に位置する接続部に導出する第2の積層ブスバーと、第1の積層ブスバーの接続部と第2の積層ブスバーの接続部と直流電源とを接続する第3の積層ブスバーとで構成したので、積層ブスバーを別々に切り離したことで片側の冷却板とその冷却板に装着される各半導体素子とそれらに接続される積層ブスバーとを一つのユニットとし、他方の冷却板と装着される各半導体素子とそれらに接続される積層ブスバーを別のユニットとして、ユニット毎に取り扱えるため、製造時や保守時の取り扱い性が向上する。
また、第1および第2の積層ブスバーは、冷却板の互いに平行する面と平行な平面形状で上記半導体素子の電位を接続部まで導出する部分と、平面形状の接続部の部分とが第1および第2の積層ブスバーとで互いに同一の方向に直角に曲げられたL字状に形成され、第3の積層ブスバーは、両接続部と平行な平面形状に形成されているので、片側の積層ブスバーのL字状に曲げられた接続部と、他方の積層ブスバーのL字状に曲げられた接続部とが互いに干渉することがないため、片側の冷却板、各半導体素子、積層ブスバーよりなるユニットと、他方の冷却板、各半導体素子、積層ブスバーよりなるユニットとの間の距離を短くすることができる。
また、3レベルであって請求項1ないし10のいずれかに記載の電力変換装置と、2レベルであって請求項1ないし10のいずれかに記載の電力変換装置とを、冷却板の全てを互いに平行で半導体素子の装着面が同じ方向となるように配置し、交流−直流−交流の変換を行う変換器を構成したので、3レベル変換ユニットと2レベル変換ユニットとの組み合わせにおいてもモジュールの実装密度が上がり、装置全体を小型軽量化することができる。また、3レベル変換ユニットと2レベル変換ユニットに用いるモジュールの装着面を同じにする、または、どちらのモジュールも装着できるよう冷却板を構成すれば、3レベル変換ユニットと2レベル変換ユニットとで同じ冷却板を用いることができる。

Claims (8)

  1. 交流端子と直流電源の正極端子との間に接続され正側アームを構成する半導体素子と、上記交流端子と上記直流電源の負極端子との間に接続され負側アームを構成する半導体素子とを備え、上記半導体素子のオンオフ動作により、上記直流電源と交流端子との間で電力変換を行う電力変換装置において、
    上記正側アームを構成する半導体素子を装着した第1の冷却板と、この第1の冷却板と平行に装着面が同じ方向で重なるように配置され上記負側アームを構成する半導体素子を装着した第2の冷却板と、上記正側アームを構成する半導体素子と上記直流電源との間、上記負側アームを構成する半導体素子と上記直流電源との間、および上記正側アームを構成する半導体素子と上記負側アームを構成する半導体素子との間を接続する、導電性のブスバーを絶縁物で挟んで重ねた積層ブスバーとを備え
    上記直流電源は更に中間端子を備え、
    上記正側アームは、上記半導体素子として、上記第1の冷却板に装着された、上記直流電源の正極端子に接続される第1のスイッチング素子と、この第1のスイッチング素子と直列に接続され上記交流端子に接続される第2のスイッチング素子と、上記第1および第2のスイッチング素子の中間接続点と上記中間端子との間に接続される第1の結合ダイオードとを備え、
    上記負側アームは、上記半導体素子として、上記第2の冷却板に装着された、上記交流端子に接続される第3のスイッチング素子と、この第3のスイッチング素子と直列に接続され上記直流電源の負極端子に接続される第4のスイッチング素子と、上記第3および第4のスイッチング素子の中間接続点と上記中間端子との間に接続される第2の結合ダイオードとを備え、
    上記スイッチング素子のオンオフ動作により、上記交流端子に、上記直流電源の正極端子、中間端子および負極端子の3レベルの電位を出力し、
    上記直流電源への接続を、上記第1および第2の冷却板の上記各半導体素子が配列される方向の一端側から導出し、
    上記第1および第2の結合ダイオードを上記直流電源から最も遠い位置に配置したことを特徴とする電力変換装置。
  2. 交流端子と直流電源の正極端子との間に接続され正側アームを構成する半導体素子と、上記交流端子と上記直流電源の負極端子との間に接続され負側アームを構成する半導体素子とを備え、上記半導体素子のオンオフ動作により、上記直流電源と交流端子との間で電力変換を行う電力変換装置において、
    上記正側アームを構成する半導体素子を装着した第1の冷却板と、この第1の冷却板と平行に装着面が同じ方向で重なるように配置され上記負側アームを構成する半導体素子を装着した第2の冷却板と、上記正側アームを構成する半導体素子と上記直流電源との間、上記負側アームを構成する半導体素子と上記直流電源との間、および上記正側アームを構成する半導体素子と上記負側アームを構成する半導体素子との間を接続する、導電性のブスバーを絶縁物で挟んで重ねた積層ブスバーとを備え、
    上記正側アームは、上記半導体素子として、上記第1の冷却板に装着された、上記直流電源の正極端子とU相交流端子との間に接続されるU相正側スイッチング素子と、上記直流電源の正極端子とV相交流端子との間に接続されるV相正側スイッチング素子と、上記直流電源の正極端子とW相交流端子との間に接続されるW相正側スイッチング素子とを備え、
    上記負側アームは、上記半導体素子として、上記第2の冷却板に装着された、上記直流電源の負極端子と上記U相交流端子との間に接続されるU相負側スイッチング素子と、上記直流電源の負極端子と上記V相交流端子との間に接続されるV相負側スイッチング素子と、上記直流電源の負極端子と上記W相交流端子との間に接続されるW相負側スイッチング素子とを備え、
    上記スイッチング素子のオンオフ動作により、3相の上記U相、V相、W相交流端子に、上記直流電源の正極端子および負極端子の2レベルの電位を出力し、
    上記直流電源への接続を、上記第1および第2の冷却板の上記各半導体素子が配列される方向の一端側から導出し、
    上記第1の冷却板の、上記直流電源から最も遠い位置に配置される正側スイッチング素子の相種別と同一の相種別の負側スイッチング素子を、上記第2の冷却板の、上記直流電源から最も近い位置に配置し、
    上記第1の冷却板の、上記直流電源から最も近い位置に配置される正側スイッチング素子の相種別と同一の相種別の負側スイッチング素子を、上記第2の冷却板の、上記直流電源から最も遠い位置に配置したことを特徴とする電力変換装置。
  3. 正側アームを構成する半導体素子として、直流電源の正極端子とU相交流端子との間に接続されるU相正側スイッチング素子と、上記直流電源の正極端子とV相交流端子との間に接続されるV相正側スイッチング素子と、上記直流電源の正極端子とW相交流端子との間に接続されるW相正側スイッチング素子とを備え、
    負側アームを構成する半導体素子として、上記直流電源の負極端子と上記U相交流端子との間に接続されるU相負側スイッチング素子と、上記直流電源の負極端子と上記V相交流端子との間に接続されるV相負側スイッチング素子と、上記直流電源の負極端子と上記W相交流端子との間に接続されるW相負側スイッチング素子とを備え、
    上記スイッチング素子のオンオフ動作により、3相の上記U相、V相、W相交流端子に、上記直流電源の正極端子および負極端子の2レベルの電位を出力する電力変換装置において、
    上記U、V、W3相の内のいずれか1相の正側および負側スイッチング素子と他の2相のいずれか一方の相の正側または負側スイッチング素子とを装着した第1の冷却板と、この第1の冷却板と平行に装着面が同じ方向で重なるように配置され、上記他の2相のいずれか一方の相の上記第1の冷却板に装着されていない負側または正側スイッチング素子と上記他の2相のいずれか他方の相の正側および負側スイッチング素子とを装着した第2の冷却板と、上記正側アームを構成するスイッチング素子と上記直流電源との間、上記負側アームを構成するスイッチング素子と上記直流電源との間、および上記正側アームを構成する半導体素子と上記負側アームを構成する半導体素子との間を接続する、導電性のブスバーを絶縁物で挟んで重ねた積層ブスバーとを備え、
    上記直流電源への接続を、上記第1および第2の冷却板の上記各半導体素子が配列される方向の一端側から導出し、
    上記他の2相のいずれか一方の相の正側および負側スイッチング素子を上記直流電源から最も近い位置に配置したことを特徴とする電力変換装置
  4. 上記第1および第2の冷却板に装着された半導体素子の正極電極と負極電極との配置を、上記第1の冷却板と第2の冷却板とで互いに逆向きとなるようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  5. 上記直流電源への接続を、上記第1および第2の冷却板の上記各半導体素子が配列される方向の一端側から導出し、
    上記積層ブスバーは、上記第1の冷却板に装着された半導体素子の電位を上記冷却板の上記一端側に位置する接続部に導出する第1の積層ブスバーと、上記第2の冷却板に装着された半導体素子の電位を上記冷却板の上記一端側に位置する接続部に導出する第2の積層ブスバーと、上記第1の積層ブスバーの接続部と上記第2の積層ブスバーの接続部と上記直流電源とを接続する第3の積層ブスバーとで構成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  6. 上記第1および第2の積層ブスバーは、上記冷却板の互いに平行する面と平行な平面形状で上記半導体素子の電位を上記接続部まで導出する部分と、平面形状の上記接続部の部分とが上記第1および第2の積層ブスバーとで互いに同一の方向に直角に曲げられたL字状に形成され、上記第3の積層ブスバーは、上記両接続部と平行な平面形状に形成されていることを特徴とする請求項5記載の電力変換装置。
  7. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電力変換装置であって交流−直流変換を行う第1の電力変換装置と、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電力変換装置であって直流−交流変換を行う第2の電力変換装置とを、上記冷却板の全てを互いに平行で上記半導体素子の装着面が同じ方向となるように配置し、交流−直流−交流の変換を行う変換器を構成したことを特徴とする電力変換装置。
  8. 上記第1の冷却板に装着された半導体素子と上記第1の積層ブスバーとを接続する第1のステップと、上記第2の冷却板に装着された半導体素子と上記第2の積層ブスバーとを接続する第2のステップと、上記第1および第2のステップ後、上記第1および第2の積層ブスバーの接続部と上記第3の積層ブスバーとを接続する第3のステップとを備えたことを特徴とする請求項6記載の電力変換装置の組み立て方法。
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