JP5671908B2 - 定着装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
特許文献1には、LEDアレイから発光される光を用紙上の未定着トナー像に集光して定着するようにした定着方式が開示され、シリンドリカルレンズの近傍に反射板を設けて反射した光を再度集光する構成が記載されている。
特許文献2には、記録紙の搬送によって記録紙全域にレーザビームが照射できるように配置された複数のレーザ装置に対し、セルフォックレンズ等の集光光学系を複数配置し、レーザ装置から出射されたレーザビームを記録紙上に集光させて未定着トナーを定着させるようにしたレーザ定着方式が開示されている。
特開平6−301304号公報(第6実施例、図9) 特開平7−191560号公報(実施例1、図3)
本発明が解決しようとする課題は、記録材上の画像に対しレーザ光を用いて加熱溶融して定着するに際し、記録材での反射光をより有効に利用しながら、太線画像であっても低消費電力下での定着を実現する定着装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、画像が加熱定着可能な定着領域を横切るように予め決められた搬送方向に向かって画像が形成された記録材を搬送する搬送手段と、前記記録材の搬送方向に交差する記録材の幅方向に沿う予め決められた画像配列基準方向に対し傾斜して延びる定着領域としての照射領域を有し、この照射領域に向かってレーザ光を照射するレーザ光源と、前記照射領域を囲むように設けられ且つ前記レーザ光源から照射されたレーザ光による当該照射領域の記録材面からの反射光が前記照射領域に向かって再照射されるように前記反射光を反射する反射面を有する反射部材と、を備えることを特徴とする定着装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る定着装置において、前記反射部材とは記録材を挟んで対向する部位に設けられ、前記レーザ光源から照射されて記録材を透過した透過光が前記照射領域に対応する記録材の裏面側部位に向かって再照射されるように前記透過光を反射する裏面側反射部材を更に備えることを特徴とする定着装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る定着装置において、前記反射部材は記録材に対向する反射面が円筒曲面を有するものであることを特徴とする定着装置である。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る定着装置において、前記レーザ光源は、前記照射領域における記録材面に直交する方向より前記反射部材の前記円筒曲面に沿って傾いた位置から前記照射領域に向かってレーザ光が照射される位置に配置されていることを特徴とする定着装置である。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに係る定着装置において、レーザ光を透過すると共に、記録材の前記画像から蒸発する蒸発物が前記反射部材の前記反射面へ付着することを防ぐ防護部材を備えることを特徴とする定着装置である。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかに係る定着装置において、記録材の搬送方向における予め決められた画像長さの画像情報から、前記照射領域の延びる方向に沿った画像密度が予め定めた基準値を超えるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に基づいて前記画像密度が前記基準値を超える場合は、記録材の幅方向に対し傾斜する方向で且つ前記照射領域の延びる方向とは異なる方向での画像密度が前記基準値を超えない新たな照射領域の延びる方向を求め、前記照射領域が当該新たな照射領域になるように照射領域を変更する照射領域変更手段と、を備えることを特徴とする定着装置である。
請求項7に係る発明は、記録材上に画像を形成する画像形成部と、この画像形成部にて記録材上に形成された画像を定着する請求項1乃至6のいずれかに係る定着装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項8に係る発明は、請求項7に係る画像形成装置において、搬送方向に沿って連続した記録材を用いることを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、記録材上の画像に対しレーザ光を用いて加熱溶融して定着するに際し、記録材での反射光をより有効に利用しながら、太線画像であっても低消費電力下での定着を実現できる。
請求項2に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、定着時のレーザ光の利用効率が高められる。
請求項3に係る発明によれば、簡易な構造を採用しながら反射光を照射領域に対して効果的に再照射することができる。
請求項4に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、定着時のレーザ光の利用効率が更に高められる。
請求項5に係る発明によれば、反射部材での反射性能が長期に亘って維持される。
請求項6に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、安定した定着性能が消費電力を上げることなく維持される。
請求項7に係る発明によれば、記録材上の画像に対しレーザ光を用いて加熱溶融して定着するに際し、記録材での反射光をより有効に利用しながら、太線画像であっても低消費電力下での定着を実現できる画像形成装置を提供できる。
請求項8に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べて、低消費電力による安定した定着性が容易に維持される。
図1(a)及び(b)は本発明を具現化する実施の形態モデルに係る定着装置を示す説明図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のB方向から見た図である。 画像と照射領域との関係を示す説明図である。 照射領域に対して太線画像を定着する際の様子を示す説明図である。 実施の形態1に係る画像形成装置の全体構成の概要を示す説明図である。 実施の形態1の定着装置を示す説明図である。 実施の形態1の定着装置の断面方向から見た説明図である。 実施の形態1の変形例としての定着装置を示す説明図である。 実施の形態1の第二の変形例としての定着装置を示す説明図である。 実施の形態1の第三の変形例としての定着装置を示す説明図である。 実施の形態2の定着装置の概要を示す説明図である。 実施の形態3の定着装置が適用された画像形成装置の概要を示す説明図である。 実施の形態3の定着装置の概要を示す説明図である。 (a),(b)は実施の形態4の定着装置の概要を示す説明図である。 実施の形態4の制御フローを示すフローチャートである。 (a),(b)は実施の形態4の変形例としての定着装置を示す説明図である。 実施例1での評価画像の様子を示す説明図である。 実施例1の結果を示すグラフである。 実施例2の結果を示すグラフである。
◎実施の形態の概要
先ず、本発明が適用された定着装置の実施の形態モデルの概要について説明する。
図1(a)及び(b)は本発明を具現化する実施の形態モデルに係る定着装置を示す説明図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のB方向から見た図である。
定着装置は、画像が加熱定着可能な定着領域を横切るように予め決められた搬送方向に向かって画像が形成された記録材1を搬送する搬送手段2と、記録材1の搬送方向に交差する記録材1の幅方向に沿う予め決められた画像配列基準方向に対し傾斜して延びる定着領域としての照射領域IRを有し、この照射領域IRに向かってレーザ光Liを照射するレーザ光源3と、照射領域IRの幅狭方向を囲むように設けられ且つレーザ光源3から照射されたレーザ光Liによる当該照射領域IRの記録材1面からの反射光Lrが照射領域IRに向かって再照射されるように反射光Lrを反射する反射面4aを有する反射部材4と、を備えている。
ここで、記録材1上の画像を形成する代表的材料としては、電子写真方式に用いられるトナーが挙げられるが、これに限られず、例えばインクジェット方式等に用いられる加熱溶融タイプのインキであっても差し支えない。
また、使用する記録材1としては、代表的には連続紙(ロール紙)や枚葉紙(カット紙)が挙げられるが、紙媒体以外のフィルム媒体であってもよい。
更に、「記録材1の幅方向に沿う予め決められた画像配列基準方向」とは、記録材1の幅方向に沿って主として画像が配列されることを意味し、罫線等も含む。
また、レーザ光源3の代表的態様としては、レーザ光Liの発光部位が照射領域IRの延びる方向に沿って一列に複数設けられたアレイレーザタイプのものが挙げられる。
また、照射領域IRは、記録材1を横切る方向に沿って一直線状に設けられることが好ましいが、複数に分かれた直線状や山型形状であってもよい。更にまた、照射領域IRからの反射光Lrは散乱光も含むものを意味する。
そして、反射部材4によって反射され、照射領域IRに向かって再照射される光は、照射領域IRを含む部位に再照射されればよく、照射領域IRに限られるものではない。また、反射部材4は、反射面4a側が例えば湾曲状の鏡面であってもよいし、反射面4a側が再帰性反射面や、散乱面であってもよい。更に、反射部材4は一体型構成であってもよいし、分割構成であってもよく、例えば分割構成の場合、レーザ光源3より記録材1の搬送方向における上流側又は下流側の少なくとも一方が更に分割されている構成であってもよく、要は照射領域IRからの反射光Lrを照射領域IRに向かって再照射できる構成を有するものであればよい。
また、記録材1の裏面側には、記録材1をレーザ光源3側に向かって保持するように対向配置される対向部材を設け、この対向部材(平板状又は曲面状部材)でレーザ光Liのうち記録材1を透過した透過光を反射させるようにしてもよいし、記録材1とは離間した位置に他の湾曲状の反射部材(後述する裏面側反射部材5)を設けるようにしてもよい。あるいは、何も設けなくても差し支えない。
次に、本実施の形態モデルでの照射領域IRでの作用について説明する。
図2は、画像として記録材1の搬送方向に交差する記録材1の幅方向に沿って直線状に形成された画像IMG(画像密度100%の画像を想定)と、照射領域IRとの関係を示したものであり、一般的な照射領域である照射領域IR’とを比較したものである。この場合、本例の照射領域IRは記録材1の幅方向から傾斜角θだけ傾斜しているのに対し、比較例の照射領域IR’は記録材1の幅方向に沿って設けられている。また、画像IMGの幅(記録材1の搬送方向に沿った長さ)は、照射領域IR,IR’の幅より大きいものを想定している。
このような状態で記録材1が搬送されると、照射時の照射領域IRに対する画像IMGの動きや画像IMGの定着度合は、図3に示すようになる。
同図において、本例では、照射領域IRが画像IMGに対し傾斜しているため、照射領域IRを通過中の画像IMGの周囲には画像IMGのない部分があり、そこからの反射光Lrが画像IMG側に再照射されることで、画像IMGの定着が促進される。
一方、比較例では、画像IMGが照射領域IR’に掛かった段階では画像IMGがない部分からの反射光Lrが画像IMG側に再照射されることで、画像IMGの定着が促進されるが、画像IMGが照射領域IR’を覆った段階では反射光Lrが使用されず、画像IMGの定着は不十分な状態で推移する。そして、画像IMGの後端が照射領域IR’内になると、再び反射光Lrの再照射により定着が促進される。
そのため、画像IMGの記録材1の搬送方向(画像IMGの幅方向に相当)での定着度合は、本例では画像IMGの幅方向に対する中央部分の定着の甘さが小さく抑えられるのに対し、比較例では画像IMGの幅方向に対する中央部分の定着が不十分なものとなる。それ故、本例に比べ、比較例では、定着時のレーザ出力を大きくしておく必要がある。
一般的に、記録材1上の画像としては、記録材1の幅方向に沿った画像が多く採用される。例えば太めの罫線が用いられる場合や、特にゴシック体の太文字が用いられる場合等に顕著となる。それ故、レーザ光Liの照射領域IRを記録材1の幅方向に対して傾斜させることで、少ない消費電力にて安定した定着がなされるようになる。
そして、図2に示すように、照射領域IRの傾斜角θは、ある程度大きくする方が画像IMGを定着する際の反射光Lrの利用効率が高まるが、傾斜角θを大きくすると、記録材1を跨がる照射領域IRの長さが却って長くなり、例えばレーザ光源3として複数の高出力半導体レーザを用いるアレイレーザタイプでは、半導体レーザが多く必要となる分、コスト面、消費電力の点で不利となる。それ故、傾斜角θとしては、ある程度小さな範囲で設定する方が好適である。
また、図1(b)に示すように、記録材1に照射されたレーザ光Liの透過光を有効利用する観点から、記録材1の裏面側に接触するような対向部材を有さない態様において、反射部材4とは記録材1を挟んで対向する部位に設けられ、レーザ光源3から照射されて記録材1を透過した透過光が照射領域IRに対応する記録材1の裏面側部位に向かって再照射されるように前記透過光を反射する裏面側反射部材5を更に備えることが好ましい。
更に、反射部材4として簡易な構成を採用する観点から、反射部材4は記録材1に対向する反射面4aが円筒曲面を有するものとすることが好ましい。反射部材4の反射面4aと異なる側の形状は特に限定されないが、反射部材4の構成をより簡略化する観点から、反射面4aと同様の形状が好適である。更にまた、裏面側反射部材5も反射部材4と同様の形状で、照射領域IRに対応する裏面側部位に対して円筒曲面を有する方が好ましい。
また、反射部材4での反射性能を有効に作用させる観点から、レーザ光源3は、照射領域IRにおける記録材1面に直交する方向より反射部材4の前記円筒曲面に沿って傾いた位置から照射領域IRに向かってレーザ光Liが照射される位置に配置されることが好ましい。これによれば、レーザ光源3から照射されるレーザ光Liの反射光Lrを照射領域IRに向かって再照射させる部位での反射部材4が大きく確保され、安定した再照射がなされる。
更に、反射部材4での反射性能を長期に亘って確保する観点から、レーザ光Liを透過すると共に、記録材1の前記画像から蒸発する蒸発物が反射部材4の反射面4aへ付着することを防ぐ防護部材6を備えることが好ましい。このような防護部材6は、反射部材4に直接設けるようにしてもよいし、反射部材4とは別に設けるようにしてもよい。尚、画像からの蒸発物の他に、記録材1からの蒸発物も含む。
そして、記録材1での画像により合わせた定着を行う観点から、記録材1の搬送方向における予め決められた画像長さの画像情報から、照射領域IRの延びる方向に沿った画像密度が予め定めた基準値を超えるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に基づいて前記画像密度が前記基準値を超える場合は、記録材1の幅方向に対し傾斜する方向で且つ照射領域IRの延びる方向とは異なる方向での画像密度が前記基準値を超えない新たな照射領域IRの延びる方向を求め、前記照射領域IRが当該新たな照射領域IRになるように照射領域IRを変更する照射領域変更手段と、を備えることが好ましい。
つまり、当初設定された照射領域IRに対して、仮に、この照射領域IRに沿う方向の画像密度が基準値より高くなる場合には、傾斜角θを変更し、この傾斜角θが変更された新たな照射領域IRに沿う方向での画像密度が基準値を超えないようにすることで、消費電力を増やすことなく、十分な定着性能が確保される。
ここで、記録材1の搬送方向における予め定めた画像長さとは、一画像毎であってもよいし、もっと複数の画像毎であってもよい。また、照射領域変更手段は、照射領域IRが変更されるようにレーザ光源3及び反射部材4を移動させるようにしてもよいし、例えば記録材1が枚葉状の場合には記録材1の搬送方向を変更するようにしてもよい。
このような定着装置を画像形成装置に適用するには、記録材1上に画像を形成する画像形成部と、この画像形成部にて記録材1上に形成された画像を定着する定着装置と、を備え、この定着装置として上述の定着装置を用いるようにすればよい。
また、このような画像形成装置では、使用する記録材1としては、搬送方向に沿って連続した記録材1を用いる方が好適である。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて本発明を更に詳細に説明する。
◎実施の形態1
図4は、前述の実施の形態モデルの定着装置が適用された実施の形態1に係る画像形成装置の全体構成を示す説明図である。
本実施の形態の画像形成装置は、記録材として連続紙状の記録材Pを用いた構成のもので、記録材P上に画像を形成する画像形成本体装置10Aと、この画像形成本体装置10Aの両側に記録材Pを供給する供給装置10Bと画像が形成された記録材Pを収容する収容装置10Cとで構成されている。尚、記録材Pとしては、ロール形状のものでもよいし、例えば折り畳まれた形状のものであってもよいが、本実施の形態ではロール形状のもので説明する。
本実施の形態の画像形成本体装置10Aは、例えば電子写真方式を用いるものであり、記録材P上に例えば四色のトナーを用いて複数色のトナー像を形成する各色の画像形成部20(具体的にはイエロー画像形成部20Y、マゼンタ画像形成部20M、シアン画像形成部20C、ブラック画像形成部20K)と、これら各色の画像形成部20にて記録材P上に多重化された状態で形成されたトナー像を定着する定着装置40と、複数の適宜設けられたロール部材16〜19等で構成されている。
ここで、ロール部材16は画像形成部20へ記録材Pを導く際に位置調整を行う位置調整ロール、ロール部材17は記録材Pを定着装置40に向かって導く張架ロール、ロール部材18,19は定着後の記録材Pを収容装置10Cに向かって搬送するに際し、適宜張力を付与する張力付与ロールである。
また、各色の画像形成部20は使用するトナーを除き略同様の構成となっているため、代表的にブラック画像形成部20Kを例に説明を行う。ブラック画像形成部20Kは、表面に図示しない感光層を有して矢印E方向に回転する円筒状の感光体ドラム21を有している。感光体ドラム21の周囲には、感光体ドラム21の感光層を予め定めた電位に帯電する帯電装置22、帯電装置22にて帯電された感光層を例えばレーザ光を用いて選択照射し、感光体ドラム21に静電潜像を形成する露光装置23、露光装置23によって形成された静電潜像をトナーにて現像することで可視像化する現像装置24、感光体ドラム21上のトナー像を記録材P上に転写する転写装置25、転写後の感光体ドラム21上の残留トナーを清掃する清掃装置26等が配置されている。
尚、画像形成部20のトナー色の配列はこれに限らず、他の配列を用いるようにしてもよいことは言うまでもない。
また、供給装置10Bは、芯材にロール状に巻かれた記録材Pを保持する供給ロール12と、画像形成本体装置10A側へ記録材Pを供給するために搬送しながら張力を付与する張力付与ロール14,15等で構成されている。一方、収容装置10Cは、記録材Pを芯材に巻き取り収容する巻き取りロール13等で構成されている。
このような画像形成装置において、供給装置10Bから供給された記録材Pは、画像形成本体装置10Aの各色の画像形成部20にて各色トナー像が転写され、記録材P上で多重化される。この未定着の多重化されたトナー像が転写された記録材Pは、定着装置40にて定着された後、収容装置10Cにて巻き取り収容される。
次に、このような画像形成装置における定着装置40について図5を基に説明する。
同図において、本実施の形態の定着装置40は、記録材P上の直線状に延びる照射領域IRに向かってレーザ光Liを照射するレーザ光源としてのアレイレーザ41と、照射領域IRを囲むように設けられ且つアレイレーザ41から照射されたレーザ光Liによる照射領域IRからの反射光が照射領域IRに向かって再照射されるように反射光を反射する反射面を有する半円筒型の反射部材42と、この反射部材42とは記録材Pを挟んで設けられ、アレイレーザ41から照射されて記録材Pを透過した透過光が記録材Pの裏面側部位に向かって再照射されるように透過光を反射する半円筒型の裏面側反射部材43と、を備えている。
また、本実施の形態では、照射領域IRが記録材Pの幅方向に対して傾斜するようにアレイレーザ41、反射部材42、裏面側反射部材43を支持する支持機構50を備えている。つまり、本実施の形態では、記録材Pの幅方向(図中x−xで示す方向)から傾斜する方向に照射領域IRが配置される。
アレイレーザ41は、本例では5個の高出力半導体レーザを用いたものを示したが、この数量等は限定されず、幾つあっても差し支えないが、記録材Pの幅方向における画像幅をカバーできる長さが必要である。また、アレイレーザ41は、例えば記録材P上の照射領域IRにレーザ光Liを集束させるような光学系を含んでいる。そして、照射領域IRでは、隣り合う高出力半導体レーザからのレーザ光Liが互いの端部でオーバーラップすることで、照射領域IRの延びる方向に沿ってのレーザ光Liの照射強度が略等しくなるように設定される。
また、反射部材42は、半円筒の略中央部分に照射領域IRに向かってアレイレーザ41からのレーザ光Liが照射できるような長穴の開口42aが設けられている。
そして、本実施の形態の支持機構50は、アレイレーザ41を固定して支持するための矩形状の支持体51と、反射部材42の記録材Pの幅方向に沿った両端側に設けられた被支持片52と、裏面側反射部材43に設けられた被支持片53と、これらの支持体51、二つの被支持片52,53を支持するサブフレーム54とで構成される。このサブフレーム54には、支持体51と、二つの被支持片52,53とが嵌合する嵌合穴54a〜54cが設けられ、これらの嵌合穴54a〜54cに夫々対応する支持体51、二つの被支持片52,53が差し込まれることで、アレイレーザ41、反射部材42、裏面側反射部材43が一体的に固定支持されるようになる。尚、ここでは、サブフレーム54を一方側のみ示しているが、記録材Pの幅方向に沿った反対側にも同様のサブフレーム54(図示せず)が設けられていることは言うまでもない。
更に、これらのサブフレーム54が画像形成装置本体10Aの例えばメインフレーム(図示せず)に固定されることで、記録材Pの幅方向から傾斜する方向に照射領域IRが設定される。尚、記録材Pの幅方向(図中x−xで示す方向)と照射領域IRの延びる方向とのなす角度を傾斜角θとして図に示す。
図6は、本実施の形態の定着装置40を横方向からみた断面を示す。尚、記録材Pの幅方向に対して照射領域IRが傾斜していることは言うまでもない。
同図において、アレイレーザ41から照射されたレーザ光Liは、反射部材42の開口42aから記録材P上の照射領域IRに向かって進む。照射領域IRに照射されたレーザ光Liの照射領域IRからの反射光Lrは、反射部材42の反射面42bで反射され、照射領域IRに向かって再照射される。
一方、レーザ光Liのうち記録材Pを透過した透過光Ltは、裏面側反射部材43の反射面43bによって、記録材Pの裏面側で照射領域IRに対応する部位に再照射される。
本実施の形態では、照射領域IRを記録材Pの幅方向に対し傾斜する方向に設定しているため、つまり、記録材Pの幅方向に対して傾斜角θ(図5参照)だけ傾斜させているため、記録材Pの幅方向に沿った線画像(例えば罫線など)があっても照射領域IRに対する画像の画像密度(エリアカバレッジ)が小さくなり、十分な反射光Lrが利用される。
したがって、記録材Pの幅方向に沿って照射領域を設ける場合に比べ、同じ線画像を定着する際にもレーザ出力が低減され、低消費電力での定着がなされる。
尚、本実施の形態では、裏面側反射部材43を設ける態様を示したが、裏面側反射部材43を設けなくてもよく、この場合、裏面側反射部材43を設ける場合に比べ、少しレーザ出力を大きくすることが必要とはなる。
また、図7は、本実施の形態の定着装置40の変形例を示すもので、図6と異なり、反射部材42及び裏面側反射部材43の夫々に、記録材P側に対向して設けられた防護部材44,45を取り付けた構成である。
防護部材44,45は、レーザ光Liが透過可能な素材で構成され、レーザ光Li、反射光Lr、透過光Ltに対する減衰は小さく、これらの光を有効に利用できると共に、定着時の耐熱性も兼ね備えたものである。
通常、記録材P上のトナーを加熱溶融させて定着する方式にあっては、トナーが加熱溶融される際に、トナーを構成する添加剤等の蒸発を生じ、これらの蒸発物が例えば反射部材42の反射面42bに付着すると反射面42bでの反射効率の低下を招く。また、記録材P自体も加熱されることで水分の蒸発等が生じ、これらの水分も相俟って反射面42bでの反射効率は一層低下する。また、このことは、裏面側反射部材43についても同様である。
このような場合、防護部材44,45を設けることで、反射部材42の反射面42bや裏面側反射部材43の反射面43bでの反射効率が維持され、定着効率が安定した状態で維持される。尚、蒸発物は、防護部材44,45にも付着するが、適宜清掃するようにしてもよいし、防護部材44,45への付着によるレーザ光Liの減衰は非常に小さく、反射面42b,43bでの反射効率の低減に比べてその影響は小さい。
ここでは、防護部材44,45を反射部材42や裏面側反射部材43に直接設ける態様を示したが、反射部材42や裏面側反射部材43とは別に設けるようにしても差し支えない。
更に、図8は、本実施の形態の第二の変形例を示すもので、反射部材42の開口42a位置が異なるものとなっている。
この例では、反射部材42の開口42aが、反射面42bに沿って記録材Pの搬送方向における下流側に偏倚した位置に設けられている。
このような配置を採用することで、アレイレーザ41からのレーザ光Liによる照射領域IRからの反射光Lrは、反射部材42の開口42aより記録材Pの搬送方向における上流側に向かって多く反射されるようになるが、この部位には広い反射面42bが存在するため、反射光Lrを照射領域IRに向かって再照射させやすくなる。そのため、定着効率の向上が図られる。
尚、透過光Ltについては、反射光Lrほど上流側に透過光Ltが多くなることがないため、それ程差は生じない。
上述の実施の形態では、反射部材42は一体型の構成のものとして示したが、別体型の構成であっても差し支えなく、例えば開口42aの部分で分離する構成であってもよい。更に、反射面42bが複数に分割されるように、反射部材42をその断面方向で複数に分割し、照射領域IRからの距離が異なる複数の部材を有する構成とするようにしても差し支えない。この場合、特に、反射部材42の反射面42b側での空気の滞留が抑えられ、トナー等からの蒸発物が滞留し難くなり、反射面42bでの汚れ発生が抑えられる。
そして、このことは、裏面側反射部材43についても同様である。
また、本実施の形態では、アレイレーザ41を、反射部材42より記録材Pから遠ざかる位置に設ける態様を示したが、例えばアレイレーザ41を記録材P側に近付け、反射部材42の反射面42bと同じような位置からレーザ光Liを照射させるようにしてもよいし、更には、反射部材42の内側(反射面42bより更に記録材P側)に配置するようにしてもよい。
そして、本実施の形態では、記録材Pとして連続紙状の態様を用いる構成を示したが、枚葉状のものを用いるようにしても差し支えなく、この場合、例えば定着装置40に向かって記録材Pを案内する案内機構や、記録材Pを搬送させるための搬送機構を別途設けるようにすればよい。
また、本実施の形態では、定着装置40としてアレイレーザ41によるレーザ光Liの照射領域IRへの照射を行った後は、そのまま自然冷却を行う方式を示したが、照射領域IRの記録材Pの搬送方向下流側に記録材Pを挟むように加圧する加圧部材を設け、この加圧部材にて記録材Pを冷却するようにしても差し支えない。この場合、照射領域IRにて加熱された半溶融状態の画像が加圧部材によって加圧されることで、画像の光沢性が向上される。
更に、上述の実施の形態では、照射領域IRを一つとする態様を示したが、例えばアレイレーザ41を記録材Pの搬送方向に対して複数設けるようにしても差し支えない。
図9は、本実施の形態の第三の変形例を示すもので、一つの反射部材42に記録材Pの搬送方向に沿って二つの開口42aを設け、これらの開口42aから二つのアレイレーザ41(41A,41B)からのレーザ光Liを照射することで、二箇所の照射領域IR(IRA,IRB)が形成されている。
反射部材42は、二つの円筒曲面を並べた構成のものであり、裏面側反射部材43も同様の構成となっている。
このような構成では、記録材P上の画像に対し先ず上流側のアレイレーザ41Aによる照射領域IRAにてレーザ光Liの照射がなされ、ある時間経過後に、更に下流側のアレイレーザ41Bによる照射領域IRBにてレーザ光Liの照射がなされる。
このように照射されると、記録材P上の画像密度の高い部分(例えばベタ画像部分)では上流側の照射領域IRAでトナーと記録材Pとの界面温度が少し上昇する。その後、照射がない部分では前記界面温度が徐々に下降するものの、画像密度が高い分表面積が小さく、放熱量が少なく、温度低下は少しの量で抑えられる。
次に、下流側の照射領域IRBでもう一度加熱されることで、界面温度も十分上昇し、十分な密着性が確保されるようになる。
一方、画像密度の低い部分(例えばハイライト画像部分)では一旦界面温度が十分上昇するが、この温度は急激に低下する。そして、下流側の照射領域IRBにてもう一度加熱がなされ、界面温度の上昇がもう一度なされる。つまり、画像密度の高い部分では二度の照射によって界面温度が確保されるのに対し、画像密度の低い部分では一度の照射によって界面温度が確保され、これを繰り返すことになる。
したがって、記録材P上の画像密度によらず、いずれも十分な密着性の確保がなされるようになる。
また、このような二箇所の照射領域IRを備える場合、次のようにしてもよい。
上流側の照射領域IRAでのレーザ出力を下流側の照射領域IRBでのレーザ出力より小さくし、その分、記録材Pの搬送方向に沿った照射域長さを長くすることで、下流側の照射領域IRBでの照射時間が長くなる。このとき画像密度の高い部分に合わせて、上流側の照射領域IRAにて画像が十分加熱溶融できる照射強度や照射域長さになっていることは言うまでもない。
このように照射すると、画像密度の高い部分では、上流側の照射領域IRAにて十分な密着性が確保され、下流側の照射領域IRBで短時間の照射になっても問題はない。一方、画像密度の低い部分では、上流側の照射領域IRAによる照射ではトナー粒子と外気との接触面積が広い分、放熱量が増大してトナーを十分加熱溶融させることがなされないが、下流側の照射領域IRBにて照射強度が高められるために、十分に溶融が図られて密着性が確保されるようになる。つまり、記録材P上の画像密度によらず、トナーの十分な加熱溶融が図られる。
尚、この変形例においても、照射領域IRが記録材Pの幅方向に対して傾斜していることは言うまでもない。
また、ここでは、二つの照射領域IRA,IRBが平行に配置される態様を示したが、少し平行からずれる構成であっても、記録材Pの幅方向に照射領域を設ける態様に比べてレーザ出力を小さくできる。
◎実施の形態2
図10は、実施の形態2の定着装置40の概要を示す説明図である。
本実施の形態の定着装置40は、実施の形態1の定着装置40(例えば図5参照)と異なり、裏面側反射部材を有さない構成のものである。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここではその詳細な説明は省略する。
同図において、反射部材42と記録材Pを挟んで対向する位置には、記録材Pをアレイレーザ41側に向かって保持するように対向配置される対向部材46を有している。対向部材46は、表面が例えばフッ素樹脂等によって低摩擦処理された白色で耐熱性の丸棒形状のもので構成され、その軸方向は、照射領域IRの延びる方向に合わせて配置されている。したがって、この対向部材46上を斜行する記録材Pはよりスムーズに搬送されるようになる。
このような構成の定着装置40では、搬送される記録材Pは常に対向部材46上を滑りながら搬送されるため、照射領域IRでの記録材Pのばたつきも抑えられ、照射領域IR内でのレーザ出力は均一化されやすい。
また、対向部材46を用いることで、レーザ光Liが照射領域IRに照射され、記録材Pを透過した透過光は対向部材46の表面によって反射されるため、裏面側反射部材がない態様であっても、照射領域IRの近くに透過光からの反射光が再照射され、定着効率の向上がなされる。
このような対向部材46としては、丸棒形状に限らず、例えば平板状であってもよく、また、その大きさも、照射領域IRを形成できる大きさであればよい。また、対向部材46としては、耐熱性を有するものであれば金属製の部材であっても差し支えないが、照射領域IRでの加熱を逃がさないように熱伝導率が小さい方が好適である。
更に、本実施の形態では、レーザ光Liを照射領域IRに対して略直交する方向から照射する方式を示したが、例えば図8に示したように、レーザ光Liを斜めから照射するようにしてもよい。
◎実施の形態3
図11は、実施の形態3の定着装置40が適用された画像形成装置の概要を示す。本実施の形態の画像形成装置は、実施の形態1の画像形成装置(図4参照)と異なり、記録材として枚葉状の記録材を用いた構成のものとなっている。尚、実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付し、ここでは詳細な説明は省略する。
同図において、画像形成装置は、例えば電子写真方式を用いたものであり、記録材(枚葉状)P上に例えば四色のトナーを用いて複数色のトナー像を形成する各色の画像形成部20(具体的にはブラック画像形成部20K、シアン画像形成部20C、マゼンタ画像形成部20M、イエロー画像形成部20Y)と、これら各色の画像形成部20にて形成された各色トナー像を多重化された状態で搬送するベルト状の中間転写体30と、中間転写体30上の多重化トナー像を例えば記録材Pに一括転写する一括転写装置(二次転写装置)66と、この二次転写装置66にて記録材P上に転写された未定着トナー像を定着する定着装置40等で構成されている。
ここで、各色の画像形成部20は使用するトナーを除き略同様の構成であり、また、実施の形態1の画像形成部20(図4参照)と同様に構成されるため、ここではその詳細な説明は省略する。
本実施の形態の中間転写体30は、複数の張架ロール31〜36に掛け渡され、例えば張架ロール31を駆動ロール、張架ロール34をテンションロールとして回転する。
また、張架ロール35をバックアップロールとして二次転写装置66が配置され、張架ロール31と中間転写体30を挟んで対向する位置に中間転写体30上の残留トナーを清掃するベルト清掃装置37が設けられている。
更に、画像形成装置内の中間転写体30の下方には記録材Pが収容される記録材収容部62が設けられ、記録材収容部62から搬送される記録材Pの搬送経路には、記録材収容部62から二次転写装置66までに複数の搬送ロール63〜65が設けられると共に、二次転写を終えた記録材Pを定着装置40に向かって搬送する搬送ベルト67、定着装置40によって定着された記録材Pを装置外に排出する排出ロール68が設けられている。
そのため、本実施の形態では、各色の画像形成部20にて図中F方向に回転する感光体ドラム21上に形成された各色トナー像が転写装置(一次転写装置)25にて中間転写体30上に転写されることで、中間転写体30上に多重化トナー像が形成される。一方、記録材Pは、記録材収容部62から搬送ロール63〜65によって二次転写位置に搬送され、中間転写体30上で多重化されたトナー像が二次転写装置66にて記録材P上に一括転写される。二次転写装置66にて多重化トナー像が一括転写された記録材Pは、そのまま搬送ベルト67にて搬送され、定着装置40にて定着される。定着を終えた記録材Pは排出ロール68にて画像形成装置外に排出されるようになる。
図12は、本実施の形態における定着装置40の概要を示すもので、反射部材42と記録材Pを挟んで対向する位置に、記録材Pを保持して搬送する例えば静電吸着型の吸着搬送装置47が設けられている。
吸着搬送装置47は、二つのロール部材47b,47cと、これら二つのロール部材47b,47cに掛け渡されて循環回転するベルト部材47aと、このベルト部材47aに対して帯電を付与する帯電部材47dとで構成されている。
本実施の形態の定着装置40では、未定着トナー像が転写された記録材Pが定着装置40に達すると、吸着搬送装置47のベルト部材47aが帯電部材47dによって帯電されているため、記録材Pをベルト部材47a側に静電吸着し、ベルト部材47aの回転に伴ってそのまま搬送する。ベルト部材47aの回転により搬送された記録材Pは、照射領域IRにてアレイレーザ41からのレーザ光Liが照射された後、そのままベルト部材47aの回転に伴って更に下流側に搬送される。尚、吸着搬送装置47から定着後の記録材Pを剥離し易くするための剥離部材を設けることで、ベルト部材47aからの記録材Pの剥離も容易になされる。尚、吸着搬送装置47によって搬送される記録材Pの幅方向に対してアレイレーザ41や反射部材42が傾斜して配置されていることは言うまでもない。
本実施の形態では、吸着搬送装置47を用いることで、記録材Pが枚葉状であっても、照射領域IRでの記録材Pの姿勢が安定に保たれ、照射領域IR内でのレーザ光Liの照射強度も均一化される。また、このような吸着搬送装置47に用いられるベルト部材47aとしては、照射領域IRでのレーザ光Liにより記録材Pを透過した透過光を記録材Pの裏面側に反射できるような表面が好ましく、例えば白色系の顔料を添加するような方式がよい。
ここでは、帯電部材47dとしてベルト部材47aに接触する態様を示したが、例えばコロナ帯電器等を用いてベルト部材47aから離間した状態でベルト部材47aを帯電させるようにしてもよい。また、吸着搬送装置47として静電吸着する態様を示したが、ベルト部材47aの裏面側から記録材Pをエアー吸引するようにしてもよい。更には、ベルト部材47aを二つのロール部材47b,47cで張架する方式を示したが、例えば照射領域IRに対応して対向部材(例えばロール部材)を設け、照射領域IR付近をアレイレーザ41側に向けて突出させる構成としてもよい。
◎実施の形態4
本実施の形態は、実施の形態1〜3と異なり、定着装置40での記録材の幅方向に対する照射領域IRの傾斜角を可変調整するように構成したものとなっている。尚、使用する記録材としては、連続状、枚葉状のいずれであってもよいため、ここでは、記録材の態様を特に限定しないで説明する。
図13(a)は本実施の形態における定着装置40を記録材Pの表面側より見た構成の概要を示すものであり、(b)は(a)の一部を拡大した図となっている。
同図において、本実施の形態の定着装置40は、アレイレーザ41や反射部材42等を支持する支持機構50を有しており、アレイレーザ41や反射部材42は記録材Pの幅方向に沿った両端部位に設けられたサブフレーム54によって支持されている。本実施の形態では、サブフレーム54の一方側には記録材面に略直交する方向に延びる揺動軸55が固定して設けられ、もう一方のサブフレーム54には、記録材面に沿った方向に延びる支持棒56が取り付けられている。
更に、本実施の形態では、揺動軸55を揺動中心として、支持棒56側を記録材Pの移動方向に沿って移動させる移動機構70を有している。そして、この移動機構70が照射領域変更手段の役割を担っている。
本実施の形態の移動機構70は、モータ71と、このモータ71の回転軸71aによって回転されるピニオン72と、このピニオン72に噛み合うラック73と、このラック73に設けられた二つのガイドピン74にて構成され、このガイドピン74間にサブフレーム54側の支持棒56が挟まれる。
そのため、モータ71の回転によって、ラック73が移動することで、揺動軸55を揺動中心としてアレイレーザ41等の傾斜角θが変更される。そして、本実施の形態では、傾斜角θの変更制御を制御装置100で行うようになっている。
本実施の形態における制御装置100は、記録材Pの搬送方向における予め定めた画像長さの画像情報から、傾斜角θに沿ったエリアカバレッジ(画像密度)が予め定めた基準値を超えるか否かを判別し、この判別結果に基づいてエリアカバレッジが前記基準値を超える場合は、新たな傾斜角θとしたときのエリアカバレッジが基準値を超えないような傾斜角θとなるように制御するものである。
そのため、本実施の形態の制御装置100では、図14に示すフローにしたがって、モータ71の回転が制御される。
同図において、先ず、初期設定された傾斜角θでのエリアカバレッジが算出される(S01)。この算出された値が基準値を超えないか否かの判別がなされ(S02)、超えない場合は初期設定の傾斜角θをそのまま維持して定着がなされる(S03)。
仮に、ステップS02にて算出されたエリアカバレッジが基準値を超えると判別されると、傾斜角θを(θ+2.5°)としたときのエリアカバレッジが算出される(S04)。また、このときの傾斜角θが予め設定した最大値を超えないか否かの判別がなされ(S05)、超えない場合には、更に、基準値を超えないか否かの判別がなされる(S06)。基準値を超えない場合にはこのときの傾斜角θに設定されるようにモータ71を回転させる(S08)。
また、基準値を超える場合には、傾斜角θを更に2.5°増やし(S07)て、ステップS04に戻る。
一方、ステップS05で傾斜角θが最大値を超えると判別されると、傾斜角θを(θ−2.5°)として新たにエリアカバレッジが算出される(S09)。そして、このとき、傾斜角θが最小値を下回らないか否かの判別がなされ(S10)、下回らない場合にはエリアカバレッジが基準値を超えないか否かの判別がなされる(S11)。基準値を超えない場合にはこのときの傾斜角θに設定するようにモータ71を回転させる(S13)。
また、ステップS11で基準値を超えると判別されると、傾斜角θを更に2.5°減らして(S12)、ステップS09に戻る。
更に、ステップS10にて傾斜角θが最小値を下回ると判別されると、傾斜角θの設定が不適であると判断し、取り扱い者に警告を報知する(S14)。
本実施の形態の定着装置40は、画像一枚当たりについて、画像の様子を傾斜角θに沿ったエリアカバレッジで算出することで、定着時の定着効率を安定化させる狙いがある。そのため、傾斜角θに沿ったエリアカバレッジが低く抑えられ、記録材Pでの反射光が有効利用され、定着が効率的になされる。
本実施の形態では、傾斜角θの変更を2.5°ずつ行う態様を示したが、これに限定されるものではなく、他の角度を採用しても差し支えない。また、移動機構70として、ラックとピニオンを用いる態様を示したが、他の公知の方式を適用してもよいことは言うまでもない。
また、図15(a),(b)は、本実施の形態の変形例を示すもので、本実施の形態ではアレイレーザ41側の傾斜角θを変更する態様を示したが、本例では、記録材が枚葉状である態様において、エリアカバレッジに応じて記録材Pの移動方向を変更するようにした構成のものとなっている。
図15(a)において、記録材Pは、照射領域に至る前に、記録材Pの幅方向をガイドするガイド部材80(80a,80b)によってガイドされながら搬送される。これらのガイド部材80は、夫々その略中央部分にガイド部材80が揺動できるように揺動軸81(81a,81b)を有しており、図示外の機構によって二つのガイド部材80が一緒に揺動できるように構成されている。
このような構成の定着装置40にあって、(a)の状態の傾斜角θで記録材Pを定着する態様では、エリアカバレッジが基準値を超えると判別される場合、傾斜角θの変更を行わずにガイド部材80を揺動させることで、(b)のように角度αだけ記録材Pの搬送方向が変更され、アレイレーザ41による照射領域は、記録材Pの幅方向からの傾斜角θが実質的に本例では(θ−α)となる。このように、記録材Pの搬送方向を変更することでエリアカバレッジの適正な範囲に設定することが可能になる。
また、このように定着装置40での記録材Pの搬送方向を変更することは、画像形成に影響する要素が殆どないため、特に支障を生じることもない。
◎実施例1
本実施例は、エリアカバレッジと定着性との関係を確認するために、実験を行ったもので、アレイレーザと反射部材を使用し、照射領域を傾斜させることなく、記録材の幅方向に沿って照射領域を設けるようにしたものである。
図16は、実験時の評価画像の様子を示すもので、エリアカバレッジとしては、100%のベタ画像、60%及び20%のハーフトーン画像を用いた。
評価は、定着性の評価を次の指標(クリース値)によって測定した。
本実施例でのクリース値としては、定着後の画像を一度折り曲げ、開いて折れた画像部分を綿で軽く拭き、画像が抜けた部分の画像幅を数値で評価したもので、本例では、クリース値が60以下であれば実質的に問題のない定着であるとした。
結果は、図17に示すように、画像を定着するに最低限必要なレーザ出力(消費電力に相当)は、エリアカバレッジに大きく依存し、例えばクリース値が60の場合を想定すると、エリアカバレッジが20%程度の画像を定着するには約0.55J/cmのレーザ出力で十分なのに対し、ベタ画像では0.8J/cm必要となる。この場合、定着時のレーザ出力を0.8J/cm以上に設定しなければならず、特に、エリアカバレッジの小さい画像に対しては大きな消費電力が無駄に費やされることが理解される。
◎実施例2
本実施例は、アレイレーザ及び反射部材(裏面側反射部材は除く)を有する構成で、記録材の幅方向に延びる線画像に対し、照射領域の傾斜角を変化させたときのエリアカバレッジを算出したものである。
本実施例では、ビーム幅を1.5mm、記録材幅を500mmとし、線画像のライン幅(記録材の移動方向に沿った長さ)を1〜50mmの範囲から、7水準を選択して算出した。
結果は、図18に示すように、照射領域に対するエリアカバレッジは、傾斜角を大きくするにつれてその値が急激に低下し、特に、ライン幅が10mm以下のものではこの傾向が顕著に表れる。また、照射領域を記録材の幅方向に対して傾斜させることでエリアカバレッジが小さくなり、太いライン幅でもエリアカバレッジが小さくなる。
本実施例では、ライン幅が50mmの場合に、傾斜角を10°とすれば、エリアカバレッジは60%以下となる。
ここで、実施例1で行った結果の図17を参照すると、ライン幅が50mmのときに傾斜角を0°とした場合には約0.8J/cmのレーザ出力を要したものが、傾斜角を10°とすることで約0.7J/cmのレーザ出力で同様の定着が行われることが理解される。また、ライン幅が狭くなればこの傾向は更に増し、例えばライン幅10mmのときには傾斜角を2°程度とすることで同様の効果が得られるようになる。
更に、例えばライン幅が5mmのときには、傾斜角を3°とすると、エリアカバレッジが約20%となるため、レーザ出力は約0.55J/cmであればよいことも理解される。
以上のように、照射領域での傾斜角がレーザ出力の大きさ、ひいては低消費電力化に大きく寄与するものであることが理解された。
1…記録材,2…搬送手段,3…レーザ光源,4…反射部材,4a…反射面,5…裏面側反射部材,6…防護部材,IR…照射領域,Li…レーザ光,Lr…反射光

Claims (8)

  1. 画像が加熱定着可能な定着領域を横切るように予め決められた搬送方向に向かって画像が形成された記録材を搬送する搬送手段と、
    前記記録材の搬送方向に交差する記録材の幅方向に沿う予め決められた画像配列基準方向に対し傾斜して延びる定着領域としての照射領域を有し、この照射領域に向かってレーザ光を照射するレーザ光源と、
    前記照射領域を囲むように設けられ且つ前記レーザ光源から照射されたレーザ光による当該照射領域の記録材面からの反射光が前記照射領域に向かって再照射されるように前記反射光を反射する反射面を有する反射部材と、
    を備えることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1記載の定着装置において、
    前記反射部材とは記録材を挟んで対向する部位に設けられ、前記レーザ光源から照射されて記録材を透過した透過光が前記照射領域に対応する記録材の裏面側部位に向かって再照射されるように前記透過光を反射する裏面側反射部材を更に備えることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項1又は2に記載の定着装置において、
    前記反射部材は記録材に対向する反射面が円筒曲面を有するものであることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項3記載の定着装置において、
    前記レーザ光源は、前記照射領域における記録材面に直交する方向より前記反射部材の前記円筒曲面に沿って傾いた位置から前記照射領域に向かってレーザ光が照射される位置に配置されていることを特徴とする定着装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の定着装置において、
    レーザ光を透過すると共に、記録材の前記画像から蒸発する蒸発物が前記反射部材の前記反射面へ付着することを防ぐ防護部材を備えることを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の定着装置において、
    記録材の搬送方向における予め決められた画像長さの画像情報から、前記照射領域の延びる方向に沿った画像密度が予め定めた基準値を超えるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段の判別結果に基づいて前記画像密度が前記基準値を超える場合は、記録材の幅方向に対し傾斜する方向で且つ前記照射領域の延びる方向とは異なる方向での画像密度が前記基準値を超えない新たな照射領域の延びる方向を求め、前記照射領域が当該新たな照射領域になるように照射領域を変更する照射領域変更手段と、
    を備えることを特徴とする定着装置。
  7. 記録材上に画像を形成する画像形成部と、
    この画像形成部にて記録材上に形成された画像を定着する請求項1乃至6のいずれかに記載の定着装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7記載の画像形成装置において、
    搬送方向に沿って連続した記録材を用いることを特徴とする画像形成装置。
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