JP5670374B2 - 画像形成装置、および画像形成プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真プロセスを用いて画像の形成を行う画像形成装置、およびこの画像形成装置の機能をコンピュータに実行させる画像形成プログラムに関する。
従来、印刷装置、複写機、複合機、およびファクシミリ装置等の画像形成装置は、感光体ドラムを備え、帯電/露光/現像/転写/定着の各工程を有する電子写真プロセスを経て記録媒体に画像を形成している。さらに詳しく述べると、この画像形成装置は、印字プロセスとして感光体ドラムの表面を帯電装置によって一様に帯電する帯電工程、帯電工程で帯電された感光体ドラムの表面を露光装置により露光して静電潜像を形成する露光工程、露光工程で形成された静電潜像を現象装置で現像してトナー像を形成する現像工程、現像工程で現像されたトナー像を転写装置によって用紙(記録媒体)等の被転写体に転写する転写工程、トナー像が転写された用紙を加熱・加圧することにより定着させる定着工程/転写工程後の感光体ドラムの表面をクリーニングするクリーニング工程、および感光体ドラムの表面を除電する除電工程を繰り返すことによって用紙に印字または画像を形成している。このとき、近年の画像形成装置は、帯電工程において、感光体ドラムに圧接した帯電ローラに直流電圧を印加し、この帯電ローラと感光体ドラムとの間における微小放電による電荷注入によって、感光体ドラムに対して均一な帯電を行っている。
例えば、特許文献1に記載の画像形成装置は、印刷開始前において感光体ドラムに帯電開始電圧を印加するとき、この帯電開始電圧と基準状態における基準帯電開始電圧とを比較し、適切な印加電圧を選択して帯電ローラに印加している。このようにして、画像形成装置は、所望の帯電開始電圧に応じて帯電ローラの印加電圧を調整することにより、さまざまな環境条件の下で感光体ドラムを最適な電位で帯電することができる。これによって、画像形成装置は、記録媒体に色ムラのない画像を形成することができ、印刷品質を安定化させることが可能となる。ここで、帯電開始電圧とは、帯電ローラに印加する印加帯電電圧を高くしていくことにより、感光体ドラムへの帯電が開始する電圧をいう。
特開2000−206765号公報
しかしながら、特許文献1の技術の場合、画像形成装置は、帯電工程(感光体ドラムの表面が帯電ローラにより帯電されてから露光装置により露光される直前まで)における感光体ドラムの表面を最適な帯電電位に維持しなければ、記録媒体に形成された画像(以下、印字画像と称する)の濃度にバラツキが生じたり、本来白地部分であるべき箇所にトナーが転写されたりする等、印字画像に不具合が発生するおそれがある。
また、一般的な画像形成装置は、環境条件や感光体ドラムの表面の状態等が要因となって、所定の直流電圧を帯電ローラに印加するだけでは、感光体ドラムの表面を最適な帯電電位に維持することができない。例えば、このような画像形成装置は、帯電ローラに所定の電圧を印加するだけでは、低温・低湿の環境下において帯電ローラのインピーダンスが大きくなるので、帯電ローラから感光体ドラムの表面ヘの微小放電による電荷注入量が少なくなる。このため、感光体ドラムの表面の帯電電位は所望のレベル(最適な帯電電位)より低くなってしまう。逆に、画像形成装置が高温・多湿の環境下に置かれた場合には、帯電ローラのインピーダンスが小さくなるため、感光体ドラムの表面の帯電電位は所望のレベル(最適な帯電電位)より高くなってしまう。
また、一般的な画像形成装置は、感光体ドラムの表面層を構成している感光層の膜厚が磨耗によって薄くなると、表面層の静電容量が増大するため、同じ電位に帯電するには電荷注入量を増やす必要がある。よって、帯電ローラに印加する電圧を一定値にした場合には、感光層の膜厚が磨耗して薄くなると、感光体ドラムの表面の帯電電位は低くなり、印字画像に不具合が発生するおそれがある。
そこで、帯電ローラに印加する直流電圧を適正に決める方法として、感光体ドラムと帯電ローラとの間に微小放電が開始される帯電開始電圧を算出し、この算出電圧に感光体ドラムの目標表面電位を加算することで帯電ローラに印加する印加帯電電圧を決定する方法が考えられている。しかしながら、このような帯電開始電圧を算出する方法においては、転写ローラに印加する転写電圧が考慮されていなかった。このため、このような帯電開始電圧を算出する方法は、開始帯電電圧の精度が不十分であり、実際の感光体ドラムの表面電位が目標表面電位からずれるという問題が生じ得た。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、転写電圧を考慮して帯電部材に印加する印加帯電電圧を決定することができる画像形成装置、およびこの画像形成装置の機能をコンピュータに実行させる画像形成プログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、感光体、帯電部材、露光手段、現像手段および転写部材を備え、電子写真プロセスを用いて画像の形成を行う画像形成装置において、前記帯電部材に印加する印加帯電電圧を制御する帯電電圧制御部と、前記転写部材に印加する転写電圧を制御する転写電圧制御部と、前記帯電部材に流れる帯電電流を検出する帯電電流検出部と、記印加帯電電圧を決定する制御部とを備え、前記制御部は、前記転写電圧が第1の電圧の場合に、前記帯電部材に流れる帯電電流をゼロまで低下させたときの印加帯電電圧である第1の帯電開始電圧を推定し、前記転写電圧が第2の転写電圧の場合に、前記帯電部材に流れる帯電電流をゼロまで低下させたときの印加帯電電圧である第2の帯電開始電圧を推定し、前記第1の帯電開始電圧と前記第2の帯電開始電圧との差分に前記第1の帯電開始電圧と前記感光体の目標帯電電位とを加算して、前記帯電部材に印加する印加帯電電圧を決定する
また、画像形成プログラムは、感光体と、帯電部材と、露光手段と、現像手段と、転写部材と、前記帯電部材に印加する印加帯電電圧を制御する帯電電圧制御部と、前記転写部材に印加する転写電圧を制御する転写電圧制御部と、前記帯電部材に流れる帯電電流を検出する帯電電流検出部とを備え、電子写真プロセスを用いて画像の形成を行うために、画像形成装置のコンピュータに、前記転写電圧が第1の電圧の場合に、前記帯電部材に流れる帯電電流をゼロまで低下させたときの印加帯電電圧である第1の帯電開始電圧を推定する第1帯電開始電圧推定ステップ、前記転写電圧が第2の電圧の場合に、前記帯電部材に流れる帯電電流をゼロまで低下させたときの印加帯電電圧である第2の帯電開始電圧を推定する第2帯電開始電圧推定ステップ、前記第1の帯電開始電圧と前記第2の帯電開始電圧との差分に前記第1の帯電開始電圧と前記感光体の目標帯電電位とを加算して、前記帯電部材に印加する印加帯電電圧を決定する印加帯電電圧決定ステップを実行させる。
本発明の画像形成装置によれば、転写電圧を考慮して帯電部材に印加する印加帯電電圧を決定することができる。これにより、印字画像の濃度にばらつきが生じたり、白地部分であるべき箇所にトナーが転写されたりすることがなくなる。その結果、印字画像に対して常に良好な品質を維持することができる。
第1の実施形態に係る画像形成装置の縦断面図(概略)である。 第1の実施形態に係る画像形成ユニットの縦断面図(概略)である。 図1に示す感光体ドラムの帯電/転写部分の機能構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置における画像形成動作の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る画像形成装置における印加帯電電圧の初期動作の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る画像形成装置における帯電開始電圧の算出方法を示す説明図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置における帯電開始電圧の算出概念を示す説明図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置における印加帯電電圧と一般的な画像形成装置における印加帯電電圧との相違を示す説明図である。 一般的な画像形成装置における帯電開始電圧の算出概念を示す説明図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置における印加帯電電圧の算出概念を示す説明図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置と比較例の画像形成装置とにおける帯電開始電圧の算出に関する差異を示す説明図である。 一般的な画像形成装置における印加帯電電圧の補正概念を示す説明図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置における印加帯電電圧の補正概念を示す説明図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置の制御動作の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る画像形成装置と比較例に係る画像形成装置における印加帯電電圧の補正に関する差異を示す説明図である。
《概要》
まず、図3,9,10を用いて、本発明の概要を説明する。
一般的に、画像形成装置は、高品質な印字画像を形成するためには、より精度の高い印加帯電電圧を決定し、感光体ドラムの表面電位を最適に制御する必要がある。そこで、画像形成装置100は、異なる電圧値を有する少なくとも2つの直流電圧(印加帯電電圧)を帯電部材2(帯電ローラ2)に印加した際に、その帯電部材2から感光体ドラム1に流れる2つの電流値を検出する。さらに、画像形成装置100は、異なる電圧値を有する少なくとも2つの直流電圧(転写電圧)を転写部材10(転写ローラ10)に印加した際に、その転写部材10から感光体ドラム1に流れる2つの電流値を検出する。そして、画像形成装置100は、帯電部材2から感光体ドラム1に流れる2つの電流値と転写部材10から感光体ドラム1に流れる2つの電流値のそれぞれの検出結果に基づいて、帯電部材2に印加される印加電圧を最適に制御する。
このとき、CPU37は、転写電圧を固定した場合に(下記実施形態では転写電圧ゼロに固定)、印加帯電電圧の差と帯電電流の差とからインピーダンスを演算する。次に、CPU37は、演算されたインピーダンスを用いて、印加帯電電圧を低下させていき、帯電ローラ2に流れる帯電電流がゼロとなる印加帯電電圧Vth(第1の帯電開始電圧)を演算する(図9参照)。次に、CPU37は、転写電圧を変化させた場合の帯電電流の変化から(下記実施形態では転写電圧2500Vに変化)、転写ローラ10に印加した場合の帯電開始電圧Vth(第2の帯電開始電圧)を演算する。そして、CPU37は、第1の帯電開始電圧と感光体ドラム1の目標帯電電位値(例えば、−600V)とを加算した第1の印加帯電電圧(一般的な画像形成装置の印加帯電電圧)に、帯電開始電圧の変化(第2の帯電開始電圧と第1の帯電開始電圧との差)を加算することにより、印加帯電電圧を演算する(図10参照)。また、CPU37は、第2の帯電開始電圧に目標帯電電位を加算して、印加帯電電圧を演算することもできる。
これによって、画像形成装置100は、感光体ドラム1の表面電位が最適に制御されるので、印字画像の濃度にばらつきや汚れ等の不具合が発生しなくなるため、良好な印字品質を安定的に推持することが可能となる。ここで、帯電電位とは、帯電領域から露光領域直前までの感光体ドラム1の表面電位をいう。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明について概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
《第1の実施形態》
[第1実施形態に係る画像形成装置の構成]
第1実施形態に係る画像形成装置100は、例えば、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置や、プリンタ部とスキャナ部とを備える複合機等である。ここでは、画像形成装置100として、カラープリンタを想定して説明する。
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の縦断面図(概略)である。
図1に示す画像形成装置100は、露光LEDヘッド3と、画像形成ユニット9と、転写ローラ10と、転写ベルト11と、定着器12と、給紙カセット13と、給紙ローラ14と、搬送ローラ15,16,17と、排出ローラ18と、スタッカ19とを備えて構成される。
給紙カセット13に収納された記録媒体20は、給紙ローラ14により繰り出されて、搬送ローラ15,16,17、排出ローラ18、および転写ベルト11により構成される搬送路を移動し、外部に排出されてスタッカ19に載置される。
画像形成装置100は、搬送路上において、転写ベルト11を挟んで転写ローラ10と対向する位置に、4つの画像形成ユニット9が配置されている。さらに、4つの画像形成ユニット9の下流において、トナー22を記録媒体20に定着させる定着器12が設けてある。
図2は、画像形成ユニット9の構成図であるが、図には、露光手段としての露光LEDヘッド3も記載されている。
画像形成ユニット9は、像担持体としての感光体ドラム1と、帯電部材としての帯電ローラ2と、現像剤担持体としての現像ローラ4と、現像剤供給手段としての供給ローラ5と、クリーニングブレード6と、トナーカートリッジ7と、薄層形成手段としての現像ブレード21とを備える。
トナーカートリッジ7は、現像剤としてのトナー22が充填されており、本体部と着脱可能になっている。トナー22は、後記するように、結着樹脂、帯電制御材、着色剤、および離形剤からなる組成混合物を加熱溶融混練してから粉砕する粉砕法により作製される。また、トナー22は、樹脂やワックスからなる母材(ベーストナー)と、このベーストナーの周りに添加されたシリカや金属酸化物等の外添剤からなる。この外添剤は、他のトナー22や現像ローラ表面とトナー22とが接触した場合に、コロのように他部材と直接トナー22が接することを防止するために添加されている。なお、外添剤は、ファンデルワールス力等により母材と結合される。
供給ローラ5は、トナーカートリッジ7から落下したトナー22を現像ローラ4に供給するためのローラであり、スポンジローラともいう。現像ブレード21は、先端が折り曲げられた板金により構成され、現像ローラ4の表面に供給されたトナー22を薄層化する。現像ローラ4は、電界の作用により感光体ドラム1に形成された静電潜像にトナー22を移動させる。なお、トナー22は、トナーカートリッジ7からの落下により、供給ローラ5の周囲にも存在している。
一方、帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面を一様に負極性に帯電させる。感光体ドラム1は、アルミニウムの素管に有機化合物による感光層(光導電性絶縁層)が形成されており、その外径はφ30mmである。感光体ドラム1の感光層は、光が当たらないときには、絶縁体としての性質を持ち、光が当たると導電性になり帯電電荷を逃す性質を有する。感光体ドラム1は、露光LEDヘッド3の光照射により、負極性に帯電した表面層が放電させられ、静電潜像が形成される。このとき、例えば、−600Vの表面電位に帯電させられた感光体ドラム1は、−40Vの潜像電位に放電させられる。また、感光体ドラム1は、現像ローラ4により、静電潜像が現像させられ、現像剤像としてのトナー像が形成される。例えば、現像ローラ4は、−200Vが印加させられており、負に帯電したトナー22は、−40Vの静電潜像に移動、付着し、静電潜像を顯像化する。
図3は、図1に示す感光体ドラム1の帯電/転写部分の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、感光体ドラム1は、例えば、直径30mmの円筒状のOPC(Organic PhotoConductor:有機感光体)ドラムであって、円筒素管の表面に厚さ22μmの感光層を配置し、円筒素管の中心部を軸とし図中の矢印方向へ回転駆動されるように構成されている。なお、この感光体ドラム1は、内面の金属面が接地されている。
また、帯電部材としての帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面に圧接されており、この帯電ローラ2は、感光体ドラム1の回転に従動して回転するように構成されている。なお、帯電ローラ2には、CPU37(Central Processing Unit)からの指令に基づいて帯電電源制御回路31に制御された帯電電源33から所定の帯電電圧が印加される。さらに、帯電電流検出部35が、帯電電源33から帯電ローラ2に流れる帯電電流を検出する機能を備えている。また、帯電ローラ2によって帯電された感光体ドラム1の表面には、露光LEDヘッド3によって静電潜像が形成される。
また、現像ローラ4のローラ表面は、供給ローラ5(図2)から供給されたトナー22が、現像ブレード21(図2)によって均一な厚さで塗布されている。この現像ローラ4のローラ表面上のトナー22は、バイアス電源38によるバイアス電圧(例えば、−250V)によって帯電し、現像ローラ4のローラ表面上に安定的に付着した状態となっている。現像ローラ4が回転してローラ表面が、感光体ドラム1のローラ表面と接触(近接)する部分で、ローラ表面上に付着したトナー22は、電界の作用により感光体ドラム1に形成された静電潜像に移動する。例えば、バイアス電圧により−250Vに帯電した現像ローラ4の表面に付着している負に帯電したトナー22は、感光体ドラム1に形成された−40Vの静電潜像に移動する。これにより、静電潜像は現像され、感光体ドラム1の表面はトナー像が形成される。
また、転写部材としての転写ローラ10は、転写ベルト11および記録媒体20(図2)を介して、感光体ドラム1に対向している。この転写ローラ10は回転しながら、感光体ドラム1のローラ表面に形成されたトナー像を記録媒体20に転写する。さらに、この転写ローラ10は、CPU37からの指令に基づいて転写電源制御回路32に制御された転写電源34から所定の転写電圧が印加される。さらに、転写電流検出部36は、転写電源34から転写ローラ10に流れる転写電流を検出する機能を備えている。
クリーニングブレード6は、弾性体としてのゴム部材から形成され、用紙に転写されずに残存したトナー像を感光体ドラム1から掻き取る。
除電光装置23は、感光体ドラム1の表面に所定の波長の光を照射し、感光体ドラム1の表面が転写電流の影響で帯電電位と逆極性の電位でなければ除電することができる。この除電光装置23は、転写電圧が0Vのときも除電を行っている。
制御部としてのCPU37は、帯電電源制御回路31、転写電源制御回路32、帯電電流検出部35、および転写電流検出部36と直接接続し、それらを制御する。また、帯電電源制御回路31は帯電電源33と接続し、転写電源制御回路32は転写電源34と接続している。
これにより、このCPU37は、帯電電源制御回路31を制御して、帯電電源33から帯電ローラ2に印加する電圧値を制御する。また、CPU37は、転写電源制御回路32を制御して、転写電源34から転写ローラ10に印加する電圧値を制御する。
さらに、CPU37は、帯電電流検出部35で検出された帯電電源33から帯電ローラ2に流れる帯電電流、および転写電流検出部36で検出された転写電源34から転写ローラ10に流れる転写電流から、帯電ローラ2の最適な印加帯電電圧値を算出して帯電電源制御回路31にフィードバックする機能を備えている。
また、CPU37は、帯電ローラ2に電圧を印加したときに帯電電流検出部35で検出された電流値、および転写ローラ10に電圧を印加したときに転写電流検出部36で検出された電流値から、帯電ローラ2に印加する直流電圧を算出する機能を備えている。
さらに、CPU37は、帯電ローラ2に電圧を印加したときに帯電電流検出部35で検出された電流値、および転写ローラ10に電圧を印加したときに転写電流検出部36で検出された電流値から、帯電ローラ2に印加する予め設定された印加電圧を補正する機能を備えている。
[画像形成装置100の動作]
次に、図1に示す第1の実施形態の画像形成装置100が行う画像形成動作について説明する。図4は、第1の実施形態に係る画像形成装置100における画像形成動作の流れを示すフローチャートである。
図4に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、利用者により電源スイッチがONされることによって起動する(ステップS1)。続いて、画像形成装置100は、動作確認および動作調整を行う(ステップS2)。例えば、画像形成装置100は、画像形成に必要な画像形成ユニット9(図1参照)が所定の場所に設置されているか否かの確認や、各種センサやモータ等が正常に動作しているか否かを確認/調整する。
次に、画像形成装置100は、例えばPC(Personal Computer)等の外部装置から画像形成命令および印字画像データを受信する(ステップS3)。そして、画像形成装置100は、受信した印字画像データに対して、画像形成動作を行う前に、前段階としてウォーミングアップ動作を行う(ステップS4)。このウォーミングアップ動作において、図2に示す画像形成ユニット9は非画像形成の初期動作(図5)を実行する。そして、画像形成装置100は、感光体ドラム1を最適な帯電電位に帯電するために、帯電部材としての帯電ローラ2に印加する最適な印加帯電電圧を算出する。なお、画像形成装置100が最適な印加帯電電圧を算出する動作の詳細については後記する。このウォーミングアップ動作を行うことで、感光体ドラム1の表面電位Vdは目標帯電電位Vd0となる。
次に、画像形成装置100は画像形成動作を実行する(ステップS5)。この画像形成動作により、給紙カセット13から繰り出された記録媒体20は、画像形成ユニット9に搬送されて、記録媒体20は、その表面に各色(K,Y,M,C)の画像形成ユニット9によりトナー像が転写されて画像が形成される。
このステップS5の動作時に、画像形成装置100は一連の印字プロセスの工程を繰り返し行う。
図1および図2に示す各色の画像形成ユニット9は、帯電工程として、感光体ドラム1に接触している帯電ローラ2によって、感光体ドラム1の表面が負電位に一様に帯電される。次に、画像形成ユニット9は、露光工程として、外部装置から受信した印字画像データに基づき、露光LEDヘッド3が感光体ドラム1に対して光を照射する。これにより、感光体ドラム1上には静電潜像が形成される。さらに、画像形成ユニット9は、現像工程として、現像ローラ4上のトナー22が静電潜像上に移動し、感光体ドラム1にトナー像が形成される。そして、画像形成ユニット9は、転写工程として、感光体ドラム1上に形成されたトナー像を、正極性の転写電圧を印加された転写ローラ10によって記録媒体20上に転写させる。その後、画像形成ユニット9はクリーニング工程を行い、感光体ドラム1の表面に付着したトナー22をクリーニングブレード6で除去する。次に、画像形成ユニット9は、除電工程として、除電光装置23が特定の波長の光を感光体ドラム1の表面に照射し、除電する。
以上に示す一連の印字プロセスの工程を、画像形成装置100は繰り返し行う。
画像形成装置100が印字プロセスの工程を繰り返した後、記録媒体20上に形成されたトナー像は、定着器12にて記録媒体20に定着される。そして、その記録媒体20がスタッカ19に排出されることにより画像形成動作が終了する(ステップS6)。
次に、図4のステップS4で述べた画像形成装置100のウォーミングアップ動作における非画像形成の初期動作において、画像形成装置100が、帯電ローラ2に印加する最適な印加帯電電圧を算出する方法について説明する。図5は、第1の実施形態に係る画像形成装置100における印加帯電電圧の初期動作の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明および図5以降の各図で表示されている各電圧および電流の符号は全て絶対値であるが、便宜上、絶対値の記号は省略されている。例えば、Vch1は|Vch1|であり、Ichは|Ich|である。
通常、画像形成装置100は、非画像形成の初期動作中においては、図2に示す露光LEDヘッド3から感光体ドラム1への露光を行わないため、感光体ドラム1上には静電潜像は形成されない。また、現像ローラ4は、トナー像を感光体ドラム1上に形成するために、バイアス電源38から負極性で約−250Vの電圧が印加されている(図3参照)。
しかし、この印加電圧は、帯電ローラ2の表面電位と感光体ドラム1の表面電位(帯電電位)との差が所定値を超すと放電が発生するというパッシェンの法則から、想定される微小放電による電荷注入が発生する印加電圧より充分小さい電圧値であって、トナー22も感光体ドラム1上に現像されないため、現像ローラ4による感光体ドラム1への電荷注入の影響は発生しない。また、画像形成装置100は、非画像形成の初期動作中においても、除電光装置23から除電光が照射されるが、感光体ドラム1の表面が転写電流の影響で帯電ローラ2による帯電電位と逆極性である正極性の電位でなければ除電することは可能である。
前述のような前提条件に基づいて、図5のフローチャートにおいて、画像形成装置100は、非画像形成の初期動作をスタートさせる。
(ステップS11の処理)
まず、帯電電源33および転写電源34は、帯電ローラ2および転写ローラ10にそれぞれ所定の帯電電圧および転写電圧を印加し、帯電電流検出部35および転写電流検出部36は、帯電電流および転写電流を検出する(ステップS11)。
このステップS11の処理について説明する。図3に示すCPU37は、帯電電源制御回路31を制御して、帯電電源33に所定の帯電電圧(2つの印加帯電電圧Vch1、Vch2)を帯電ローラ2に印加させる。また、CPU37は、転写電源制御回路32を制御して転写電源34に所定の転写電圧(2つの転写電圧Vtr1、Vtr2)を転写ローラ10に印加させる。
このときの印加帯電電圧Vch1、Vch2の設定電圧は、パッシェンの法則から想定される標準状態での帯電開始電圧(本実施形態では約−550V)より絶対値で大きい値である。本実施形態の画像形成装置100では、印加帯電電圧を、Vch1=−1000V、Vch2=−1350Vに設定した。
また、このときの転写電圧Vtr1の設定電圧は、転写工程において転写ローラ10から感光体ドラム1に直接の正極性の電荷が注入されても、感光体ドラム1の表面電位に影響がない程度の電圧である。一方、転写電圧Vtr2の設定電圧は、転写工程における転写ローラ10から被転写体としての記録媒体20を介して感光体ドラム1に(間接的に)正極牲の電荷が注入されることよって、感光体ドラム1の表面電位が影響する程度の電圧である。本実施形態の画像形成装置100は、所定の転写電圧を、Vtr1=0V、Vtr2=+2500Vに設定している。
なお、転写工程における転写ローラ10からの正極性の電荷が注入されることによる影響とは、例えば、帯電工程の前、すなわち感光体ドラム1が帯電ローラ2によって帯電される直前における感光体ドラム1の表面電位が正極性に帯電していることである。
次に、画像形成装置100は、帯電ローラ2の印加帯電電圧の2パターン(Vch1、Vch2)と、転写ローラ10の転写電圧の2パターン(Vtr1、Vtr2)との組み合わせにおいて流れる各々の帯電電流Ich(Vch1、Vtr1)、Ich(Vch1、Vtr2)、Ich(Vch2、Vtr1)、Ich(Vch2、Vtr2)、および、転写電流Itr(Vch1、Vtr1)、Itr(Vch1、Vtr2)、Itr(Vch2、Vtr1)、Itr(Vch2、Vtr2)を、図3に示す帯電電流検出部35および転写電流検出部36で検出する。以上がステップS11の動作である。
(ステップS12の処理)
次に、CPU37は、検出された帯電電流Ichおよび転写電流Itrに基づいて帯電開始電圧Vth1、Vth2を算出する(ステップS12)。図6は、第1の実施形態において帯電開始電圧の算出方法を示す説明図である。この図6および図3を参照して、ステップS12の処理について説明する。
図3に示すCPU37は、ステップS11において帯電ローラ2に印加した帯電電圧値と、転写ローラ10に印加した転写電圧値とを図6に図示するように組み合わせる。そして、(Vch1、Vtr1)、(Vch1、Vtr2)、(Vch2、Vtr1)、(Vch2、Vtr2)それぞれの組み合わせで、帯電電流検出部35および転写電流検出部36が検出した帯電電流Ichおよび転写電流Itrを参照して、帯電開始電圧Vth1、Vth2を算出する。
この算出処理についてさらに詳しく述べると、CPU37は、帯電ローラ2に印加される印加帯電電圧Vchと、そのときに帯電ローラ2に流れる帯電電流Ichとの関係式である式(1)および式(2)を用いて、帯電電流Ich=0として帯電開始電圧Vth1、Vth2を算出する。ここで、CPU37は、Ich=0のときの印加帯電電圧Vchである帯電開始電圧Vth1を式(1)を用いて算出し、Ich=0のときの印加帯電電圧Vchである帯電開始電圧Vth2を式(2)を用いて算出する。
Figure 0005670374
Figure 0005670374
図7は、第1の実施形態における帯電開始電圧の算出概念を示す説明図であり、横軸に印加帯電電圧Vch、縦軸に帯電電流Ichを示している。すなわち、図7は、第1の実施形態において帯電開始電圧Vth1、Vth2を算出する概念を示している。
式(1)により算出される帯電開始電圧Vth1は、転写ローラ10に印加された転写電圧Vtr1が0Vのときに算出された電圧値であるため、転写工程における正極性の電荷注入の影響を含まない状態での帯電開始電圧Vth1である。
また、式(2)により算出される帯電開始電圧Vth2は、転写ローラ10に印加された転写電圧Vtr2が基準設定した2500Vであるため、転写工程における正極性の電荷注入の影響を含む状態での帯電開始電圧Vth2である。
図5に戻る。
(ステップS13の処理)
次に、CPU37は、帯電開始電圧についての、転写工程における正極性の電荷注入の影響を抽出するために、ステップS12で算出した帯電開始電圧Vth1から帯電開始電圧Vth2を差分する。そして、CPU37は、転写工程における正極性の電荷注入の影響を加味した帯電開始電圧Vthaを算出する(ステップS13)。図8は、第1の実施形態の画像形成装置における印加帯電電圧と一般的な画像形成装置における印加帯電電圧(以下、一般的な印加帯電電圧と称する)との相違を示す説明図であり、横軸に印加帯電電圧Vch、縦軸に感光体ドラム1の電位を示している。したがって、図8を参照して、ステップS13の処理について説明する。
図8に示すように、電荷注入の影響を含めて補正した帯電開始電圧Vthaの一点鎖線の特性は、補正前の一般的な印加帯電電圧Vthの実線の特性に対して、横軸の印加帯電電圧Vchの正の方向へスライドする。これにより、ステップS13の補正により、CPU37は、転写工程における正極性の電荷注入の影響を含めて補正した帯電開始電圧Vthaを、Vtha=Vth1+(Vth1−Vth2)で算出することができる。
ここで、ステップS13の補正をしなかった場合、印加開始電圧が帯電前電位Vdbであったために、補正前の一般的な印加帯電電圧Vthの実線の特性では印加帯電電圧Vchであるために、電位はVd(実際の電位)までしか上がらず、目標帯電電位Vd0に達しなかった。
(ステップS14の処理)
次に、CPU37は、補正後における帯電ローラ2に印加する印加帯電電圧Vchaを算出する(ステップS14)。ここで、CPU37は、前述のステップS13において算出された補正した帯電開始電圧Vthaを用いて、感光体ドラム1を目標帯電電位Vd0に帯電するための印加帯電電圧Vchaを、Vcha=Vd0+Vthaから算出する。
そして、CPU37は、帯電電源制御回路31を制御して、帯電電源33から帯電ローラ2に印加帯電電圧Vchaを印加する(ステップS15)。これにより、感光体ドラム1の電位Vdは目標帯電電位Vd0となる。そして、ステップS4のウォーミングアップ動作を終了し、図4のステップS5を実行する。
次に、第1の実施形態に係る画像形成装置100の優位性を説明するために、比較例として一般的な画像形成装置における放電開始電圧の算出方法を説明する。
(一般的な画像形成装置における帯電開始電圧の算出方法)
図9は、一般的な画像形成装置における帯電開始電圧の算出概念を示す説明図であり、横軸に印加帯電電圧Vch、縦軸に帯電電流Ichを示している。また、図10は、一般的な画像形成装置における印加帯電電圧の算出概念を示す説明図である。
一般的な画像形成装置は、第1の実施形態の画像形成装置100と同様に、面像形成装置のウォーミングアップ動作における非画像形成の初期動作中において、図9に示すように、感光体ドラム1に対してパッシェンの法則から想定される標準状態での帯電開始電圧(本比較例では約−550V)より絶対値で大きい値の異なった2つの印加帯電電圧Vch1、Vch2と、それぞれに対応する帯電電流Ich1、Ich2の検出値とから、帯電開始電圧Vthを算出する。このとき、比較例の画像形成装置は、Vch1=−1000V、Vch1=−1350Vとし、このときの転写電圧は0Vに設定している。
したがって、図10の印加帯電電圧Vchの算出概念図に示すように、感光体ドラム1の表面電位を目標帯電電位Vd0に帯電させるための最適な印加帯電電圧Vchは、一般的な方法で算出された帯電開始電圧Vthを用いて、Vch=Vd0+Vthとして算出される。
しかしながら、前記した帯電開始電圧Vthの算出方法は、帯電工程前の感光体ドラム1の帯電が除電されていること、すなわち、転写工程における正極性の電荷注入の影響が考慮されていないため、図8に示すように、転写工程における正極性の電荷注入で帯電工程前の感光体ドラム1の電位(つまり、帯電前電位)がVdbであると、算出して決定した印加帯電電圧Vchを帯電ローラに印加した場合、感光体ドラム1の表面電位は目標帯
電電位Vd0よりも低い電位(=Vch0)となってしまう。
これに対する本発明の優位性について、図11に示す第1の実施形態と比較例おける帯電開始電圧の算出に関する差異を示す説明図を用いて詳細に説明する。この図11は、第1の実施形態と比較例とにおける感光体ドラム1の帯電電位の違いを示し、感光体ドラム1の目標帯電電位Vd0を−600Vと設定した場合の例であって、実際の印字中におけ
る非画像領域(感光体ドラム1の表面に静電潜像が形成されていない領域)での感光体ドラム1の帯電電位を測定した場合の第1の実施形態と比較例との違いを示している。
第1の実施形態の算出方法では、目標帯電電位Vd0が−600Vであるときに、帯電
開始電圧Vth1が−540Vで、帯電開始電圧Vth2が−506Vであった場合、次の式(3)から、印加帯電電圧Vchは−1174Vとなる。
Figure 0005670374
一方、比較例の算出方法では、目標帯電電位Vd0が−600Vであるときに、帯電開
始電圧Vthが−540Vであった場合、式(4)から、印加帯電電圧Vchは−1140Vとなる。
Figure 0005670374
ここで、第1の実施形態と比較例の各々の画像形成装置100について、実際の印字中における非画像領域での感光体ドラム1の帯電電位を測定した。その結果、第1の実施形態の帯電電位Vdは−595Vであり、比較例の帯電電位Vdは−561Vであった。
これより、目標帯電電位Vd0=−600Vと、印字中における感光体ドラム1の帯電
電位Vdとの差は、図11に示すように、第1実旋形態の場合は−5Vであり、比較例の場合は−39Vであった。
すなわち、第1の実旋形態の算出方法を用いることで、感光体ドラム1の目標帯電電位Vd0である−600Vに近くに帯電させることができ、感光体ドラム1の印加帯電電圧をより高精度に制御することができる。
なお、画像形成装置100は、転写工程において転写ローラ10に印加する電源電圧が標準状態で+550Vより高い場合は、放電を発生させ、感光体ドラム1にプラスの電荷を注入(プラスの電流)することにより、感光体ドラム1の表面電位がプラスに帯電することがある。
ここで、除電光装置23は、感光体ドラム1の表面電位がマイナスの場合、除電することで感光体ドラム1の表面電位を0Vに除電することができるが、感光体ドラム1の表面電位がプラスの場合、除電することができず、感光体ドラム1の表面電位はプラスのままである。
そこで、画像形成装置100は、感光体ドラム1の表面電位がプラス(例えば+100V)で帯電工程に移行した場合、帯電ローラ2の印加帯電電圧が−450Vのときに放電させる。すなわち、画像形成装置100は、放電開始電圧(帯電開始電圧)を変化させる。
以上説明したように、第1の実施形態に係る画像形成装置100では、転写工程における正極性の電荷注入の影響により帯電工程直前での感光体ドラム1の帯電電位が0Vでない状態においても、より高精度に最適な印加帯電電圧を算出することが可能となる。その結果、本実施形態の画像形成装置100は、印字画像において濃度にばらつきが生じたり、本来白地部分であるべき箇所にトナー22が転写されたりする等の印字面像の不具合が発生することなく、良好な印字品質を推持することができる。
《第2の実施形態》
[画像形成装置100の動作]
第2の実施形態における画像形成装置100の構成は、第1の実施形態の画像形成装置100と同じであるので重複説明は省略する。この第2の実施形態の画像形成装置100を用いて、画像形成装置100の使用状況、例えば、環境条件や記録媒体20(用紙)の使用枚数から想定される磨耗による感光体ドラム1の膜厚等の影響により、感光体ドラム1の目標帯電電位Vd0に対して、予め標準状態で設定されている印加帯電電圧Vch0を補正する方法について説明する。すなわち、第2の実施形態の画像形成装置100は、印加帯電電圧Vch0を補正することにより、より高精度な印加帯電電圧を算出できるように構成されている。
一般的には、例えば、図1に示すような画像形成装置100は、温度センサによる温度検知や、印刷された記録媒体20の枚数をカウントすることによって想定した感光体ドラム1の膜厚に対して、標準状態の印加帯電電圧Vch0が設定されており、それぞれの帯
電開始電圧Vth0が設定されている。そして、図9に示すように、画像形成装置100は、感光体ドラム1に対してパッシェンの法則から想定される標準状態での帯電開始電圧より絶対値で大きい値の異なった2つの印加帯電電圧Vch1、Vch2と、それぞれに対応する帯電電流Ich1、Ich2の検出値から、帯電開始電圧Vthを算出する、もしくは、段階的に印加帯電電圧Vchを変化させることにより、図3に示す帯電電流検出部35が帯電電流Ichの流れを検出した印加帯電電圧Vchを帯電開始電圧Vthと推定している。
言い換えると、図12に示す一般的な画像形成装置における印加帯電電圧の補正概念を示す説明図のように、画像形成装置100は、標準状態における帯電開始電圧Vth0とVthとの差から、補正された印加帯電電圧Vch=Vch0+(Vth0−Vth)の関係式によって、補正された印加帯電電圧Vchを算出している。なお、図12では、横軸に印加帯電電圧Vch、縦軸に感光体ドラム電位Vdを示している。
しかし、転写工程における正極牲の電荷注入の影響を考慮しない前記した方法では、環境条件や感光体ドラム1の膜厚等により変化する転写工程における正極性の電荷注入の影響が大きい場合、実際の帯電電位Vdは目標帯電電位Vd0より小さくなってしまう。すなわち、図13に示す第2の実施形態における印加帯電電圧の補正概念を示す説明図のように、画像形成装置100が、帯電開始電圧の補正幅Vα(=Vth0−Vth)により印加帯電電圧Vch0を補正すると、実際の帯電電位Vdは目標帯電電位Vd0より小さくなってしまう。そこで、第2の実施形態における画像形成装置100は、以下の方法で実際の帯電電位Vdを目標帯電電位Vd0に一致させている。
図14は、第2の実施形態に係る画像形成装置100の制御動作の流れを示すフローチャートである。すなわち、図14は、第2の実施形態に係る画像形成装置100が最適な印加帯電電圧を算出する制御動作の流れを示している。第2の実施形態の画像形成装置100における非画像形成の初期動作中の前提条件、および図14のステップS21〜ステップS23の動作内容は、第1の実施形態で述べた図5のステップS11〜ステップS13の動作内容と同じであるので、重複する説明を省略する。
(ステップS24の処理)
第2の実施形態に係る画像形成装置100のCPU37は、ステップS23(ステップS13)の後で、補正後における帯電ローラ2に印加する印加帯電電圧Vchを算出する(ステップS24)。ここで、CPU37は、予め標準状態で設定されている印加帯電電圧Vch0(標準印加帯電電圧)と、標準状態における帯電開始電圧Vth0(標準帯電開始電圧)と、前述のステップS23において算出された補正した帯電開始電圧Vthaとを用いて、印加帯電電圧Vchを、Vch=Vch0+(Vth0−Vtha)から算出する。すなわち、印加帯電電圧Vchの補正幅Vαは(Vth0−Vtha)である。
そして、CPU37は、帯電電源制御回路31を制御して、帯電電源33から帯電ローラ2に印加帯電電圧Vchを印加する(ステップS25)。これにより、感光体ドラム1の帯電電位Vdは目標帯電電位Vd0となる。そして、ステップS4のウォーミングアップ動作を終了し、図4のステップS5を実行する。
図15は、第2の実施形態と比較例とにおける印加帯電電圧の補正に関する差異を示す説明図であり、印加帯電電圧の補正による感光体ドラム1の印加帯電電位の違いを示している。図15に示すように、第2の実施形態の画像形成装置100と、比較例の一般的な画像形成装置とを用いて、高温多湿環境(HHと略称)、常温常湿環境(NNと略称)、低温低湿環境(LLと略称)および、各々の環境下における感光体ドラム1の膜厚が22μmと14μmとの場合において、予め各々の環境下で設定されている印加帯電電圧Vc
h0と帯電開始電圧Vth0との補正を実行し、実際の印字中における非画像領域での感光体ドラム1の表面電位(帯電電位)を測定した。
図15から分かるように、例えば、帯電電位Vdと目標帯電電位Vd0との差は、環境がHHで膜厚が22μmのとき、第2の実施形態(実施例)では+11V、比較例では−58Vであり、環境がNNで膜厚が14μmのとき、第2の実施形態では+5V、比較例では−25Vであり、環境がLLで膜厚が22μmのときは、第2の実施形態では−12Vで、比較例では−53Vであった。
このように、感光体ドラム1の目標帯電電位Vd0=−600Vに対して、いずれの環境下および感光体ドラム1の膜厚においても、第2の実施形態の画像形成装置100によれば、比較例の画像形成装置より高精度に印加帯電電圧を補正制御できることが可能となる。
以上説明したように、第2の実施形態に係る画像形成装置100は、内部に設置されている不図示の温度センサや湿度センサ等で検出された環境条件や、印刷された記録媒体20をカウントした枚数等の情報に基づき想定される感光体ドラム1の膜厚に対応する印加帯電電圧が予め設定されている。この印加帯電電圧で補正することにより、実際の連続印字中において環境が変化した場合でも、温度や膜厚を測定し直すことなく、感光体ドラム1が最適な帯電電位になるように補正することができる。したがって、第2の実施形態に係る画像形成装置100は、一般的な画像形成装置および第1の実施形態に係る画像形成装置100に比べて、より高精度に印加帯電電圧を補正制御することが可能である。その結果、第2の実施形態に係る画像形成装置100は、環境条件が変化しても、印字画像において濃度にばらつきが生じたり、本来白地部分であるべき箇所にトナー22が転写されたりする印字不具合が発生するおそれはなくなり、良好な印字品質を継続的に推持することができる。
《まとめ》
以上説明したように、第1の実施形態および第2の実施形態に係る画像形成装置100は、少なくとも2つの転写電圧(例えば、0Vと2500V)を用いて実際の使用状態における印加帯電開始電圧を推定し、推定された印加帯電電圧を転写ローラから感光体ドラム1に印加している。これにより、第1の実施形態および第2の実施形態に係る画像形成装置100は、実際の使用状態において、温度等の環境の変化による感光体ドラム1の表面電位の変動を修正することができるので、良好な印字品質を推持することが可能となる。
以上、第1の実施形態および第2の実施形態に係る画像形成装置100の実施形態について具体的に説明したが、本発明は前述した各実施形態の内容に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。また、本発明は、前記の各実施形態で述べた画像形成装置100の機能を実現させる画像形成プログラムにも適用される。
本発明によれば、常に良好な印字品質を維持することができるので、複写機、プリンタ、ファクシミリ、MFP(Multi Function Printer:複合機)等の電子写真方式を用いた画像形成装置100に有効に利用することができる。
1 感光体ドラム
2 帯電ローラ(帯電部材)
3 露光LEDヘッド
4 現像ローラ
5 供給ローラ(スポンジローラ)
6 クリーニングブレード
7 トナーカートリッジ
8 ドラムカートリッジ
9 画像形成ユニット
10 転写ローラ(転写部材)
11 転写ベルト
12 定着器
13 給紙カセット
14 給紙ローラ
15,16,17 搬送ローラ
18 排出ローラ
19 スタッカ
20 記録媒体
21 現像ブレード
22 トナー
23 除電光装置
31 帯電電源制御回路
32 転写電源制御回路
33 帯電電源
34 転写電源
35 帯電電流検出部
36 転写電流検出部
37 CPU(制御部)
38 バイアス電源
100 画像形成装置

Claims (10)

  1. 感光体、帯電部材、露光手段、現像手段および転写部材を備え、電子写真プロセスを用いて画像の形成を行う画像形成装置であって、
    前記帯電部材に印加する印加帯電電圧を制御する帯電電圧制御部と、
    前記転写部材に印加する転写電圧を制御する転写電圧制御部と、
    前記帯電部材に流れる帯電電流を検出する帯電電流検出部と、
    記印加帯電電圧を決定する制御部とを備え
    前記制御部は、
    前記転写電圧が第1の電圧の場合に、前記帯電部材に流れる帯電電流をゼロまで低下させたときの印加帯電電圧である第1の帯電開始電圧を推定し、
    前記転写電圧が第2の転写電圧の場合に、前記帯電部材に流れる帯電電流をゼロまで低下させたときの印加帯電電圧である第2の帯電開始電圧を推定し、
    前記第1の帯電開始電圧と前記第2の帯電開始電圧との差分に前記第1の帯電開始電圧と前記感光体の目標帯電電位とを加算して、前記帯電部材に印加する印加帯電電圧を決定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 感光体、帯電部材、露光手段、現像手段、及び転写部材を備え、電子写真プロセスを用いて画像の形成を行う画像形成装置であって、
    前記帯電部材に印加する印加帯電電圧を制御する帯電電圧制御部と、
    前記転写部材に印加する転写電圧を制御する転写電圧制御部と、
    前記帯電部材に流れる帯電電流を検出する帯電電流検出部と、
    前記転写電圧制御部が所定の転写電圧を印加する場合の前記印加帯電電圧と、前記帯電電流検出部が検出した検出帯電電流に基づき、前記印加帯電電圧を決定する制御部とを有し、
    前記制御部は、
    前記帯電部材に印加した少なくとも2つの異なる値の直流電圧と、前記転写部材に印加した少なくとも2つの異なる値の直流電圧に基づいて、前記印加帯電電圧を決定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 非画像形成時の初期動作において、少なくとも前記転写部材への印加電圧の1つが0Vであることを特徴とする請求項または請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、
    め設定された各環境における前記印加帯電電圧を補正することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記帯電部材に異なる2つ以上の印加帯電電圧を印加させて、前記印加帯電電圧それぞれに対して前記帯電電流検出部が検出した検出帯電電流を取得し、
    2つ以上の前記印加帯電電圧と前記検出帯電電流との組を用いて、前記印加帯電電圧と前記帯電電流とに線形関係があることに基づき、前記帯電部材に流れる帯電電流をゼロまで低下させた場合の印加帯電電圧を推定する
    ことを特徴とする請求項に記載された画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    前記目標帯電電位に対して、標準的な環境下における前記感光体の膜厚を考慮して補正した標準印加帯電電圧と、
    前記標準的な環境下における前記転写電圧が前記第1の電圧の場合に、前記帯電部材に流れる帯電電流をゼロまで低下させたときの印加帯電電圧である標準帯電開始電圧とを用いて、
    前記標準帯電開始電圧と前記第2の帯電開始電圧との差分に前記標準印加帯電電圧を加算した値を前記印加帯電電圧とする
    ことを特徴とする請求項に記載された画像形成装置。
  7. 感光体と、帯電部材と、露光手段と、現像手段と、転写部材と、
    前記帯電部材に印加する印加帯電電圧を制御する帯電電圧制御部と、
    前記転写部材に印加する転写電圧を制御する転写電圧制御部と、
    前記帯電部材に流れる帯電電流を検出する帯電電流検出部と
    を備え、電子写真プロセスを用いて画像の形成を行うために、画像形成装置のコンピュータに、
    前記転写電圧が第1の電圧の場合に、前記帯電部材に流れる帯電電流をゼロまで低下させたときの印加帯電電圧である第1の帯電開始電圧を推定する第1帯電開始電圧推定ステップ
    前記転写電圧が第2の電圧の場合に、前記帯電部材に流れる帯電電流をゼロまで低下させたときの印加帯電電圧である第2の帯電開始電圧を推定する第2帯電開始電圧推定ステップ
    前記第1の帯電開始電圧と前記第2の帯電開始電圧との差分に前記第1の帯電開始電圧と前記感光体の目標帯電電位とを加算して、前記帯電部材に印加する印加帯電電圧を決定する印加帯電電圧決定ステップ
    を実行させることを特徴とする画像形成プログラム。
  8. 前記第1帯電開始電圧推定ステップおよび前記第2帯電開始電圧推定ステップは、
    前記帯電部材に異なる2つ以上の印加帯電電圧を印加させて、前記印加帯電電圧それぞれに対して前記帯電電流検出部が検出した検出帯電電流を取得し、
    2つ以上の前記印加帯電電圧と前記検出帯電電流との組を用いて、前記印加帯電電圧と前記帯電電流とに線形関係があることに基づき、前記帯電部材に流れる帯電電流をゼロまで低下させた場合の印加帯電電圧を推定することを特徴とする請求項に記載された画像形成プログラム。
  9. 前記印加帯電電圧決定ステップは、
    前記目標帯電電位に対して、標準的な環境下における前記感光体の膜厚を考慮して補正した標準印加帯電電圧と、前記標準的な環境下における前記転写電圧が前記第1の電圧の場合に、前記帯電部材に流れる帯電電流をゼロまで低下させたときの印加帯電電圧である標準帯電開始電圧とを用いて、
    前記標準帯電開始電圧と前記第2の帯電開始電圧との差分に前記標準印加帯電電圧を加算して、前記帯電部材に印加する印加帯電電圧を決定することを特徴とする請求項に記載された画像形成プログラム。
  10. 感光体、帯電部材、露光手段、現像手段、転写部材と、
    前記帯電部材に印加する印加帯電電圧を制御する帯電電圧制御部と、
    前記転写部材に印加する転写電圧を制御する転写電圧制御部と、
    前記帯電部材に流れる帯電電流を検出する帯電電流検出部と
    備え、電子写真プロセスを用いて画像の形成を行うために、画像形成装置のコンピュータに、
    前記帯電部材に所定値の直流電圧を印加したときに、該帯電部材に流れる電流の値を検出させる第1のステップと、
    前記転写部材に所定値の直流電圧を印加したときに、該転写部材に流れる電流の値を検出させる第2のステップと、
    前記転写電圧制御部が所定の転写電圧を印加する場合の前記印加帯電電圧と、前記帯電電流検出部が検出した検出帯電電流と、前記帯電部材に印加した少なくとも2つの異なる値の直流電圧と、前記転写部材に印加した少なくとも2つの異なる値の直流電圧とに基づき、前記印加帯電電圧を決定する第3のステップと
    を実行させることを特徴とする画像形成プログラム。
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