JP5660684B2 - 板材搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、板材搬送装置に関する。
従来の板材搬送装置としては、一対の無端ローラーチェーンと、前記一対の無端ローラーチェーンに所定の間隔を置いて設けられた板材固定用の複数の針とを備え、前記板材の両端部を前記針に刺して固定した上で前記一対の無端ローラーチェーン上に載せて、前記板材を搬送するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−42704号公報
しかし、従来の板材搬送装置は、板材の両端部に刺さる針の位置によっては、板材全体が搬送方向に対して斜めになった状態で固定されて搬送されてしまい、途中で他の部材に引っ掛かって止まってしまったり、次の工程の装置入口に上手く入らずに止まってしまうなどの問題が発生するおそれがあった。
本発明は、板材全体が搬送方向に対して斜めになった状態で搬送されることなく、板材を搬送方向に対して真っ直ぐの状態で搬送することができる板材搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の課題解決手段は、板材用のテーブルと、搬送手段と、板材を挟むための把持具とを有する板材搬送装置であって、前記把持具が、蝶番を介して接続された上爪と下爪と、前記上爪の下面に設けられた第1の孔と、前記下爪の上面に設けられたストッパーと、前記上爪と前記下爪との間を前記板材の搬送方向及び搬送方向の反対方向に移動自在に設けられた珠とを有し、前記第1の孔における前記板材の搬送方向にあたる部分を、前記板材の搬送方向に向かって下方に傾斜した第1の傾斜面に設け、前記第1の孔における前記板材の搬送方向の反対方向にあたる部分を、前記板材の搬送方向の反対方向に向かって下方に傾斜した第2の傾斜面に設け、前記珠の上面における前記板材の搬送方向にあたる部分を、前記第1の傾斜面に対応した、前記板材の搬送方向に向かって下方に傾斜した第3の傾斜面に設け、前記珠の上面における前記板材の搬送方向の反対方向にあたる部分を、前記第2の傾斜面に対応した、前記板材の搬送方向の反対方向に向かって下方に傾斜した第4の傾斜面に設けるとともに、前記珠が前記板材の搬送方向に移動した際には、前記第3の傾斜面が前記第1の傾斜面に接触して滑りながら前記第1の傾斜面を押し上げることによって前記上爪の爪先を前記下爪に対して上げ、前記珠が前記板材の搬送方向の反対方向に移動した際には、前記第4の傾斜面が前記第2の傾斜面に接触して滑りながら前記第2の傾斜面を押し上げることによって前記上爪の爪先を前記下爪に向けて下げることを特徴とする板材搬送装置である。
なお、本発明の「珠」とは、そろばんの珠のように、動かす部分を意味するものである。
本発明の第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段である板材搬送装置であって、前記下爪の上面に第2の孔を設けるとともに、前記第2の孔における前記板材の搬送方向にあたる部分を、前記板材の搬送方向に向かって上方に傾斜した第5の傾斜面に設け、前記第2の孔における前記板材の搬送方向の反対方向にあたる部分を、前記板材の搬送方向の反対方向に向かって上方に傾斜した第6の傾斜面に設け、前記珠の下面における前記板材の搬送方向にあたる部分を、前記第5の傾斜面に対応した、前記板材の搬送方向に向かって上方に傾斜した第7の傾斜面に設け、前記珠の下面における前記板材の搬送方向の反対方向にあたる部分を、前記第6の傾斜面に対応した、前記板材の搬送方向の反対方向に向かって上方に傾斜した第8の傾斜面に設けるとともに、前記珠が前記板材の搬送方向に移動した際には、前記第7の傾斜面が前記第5の傾斜面に接触して滑ることによって前記珠が下方から上方に移動し、前記珠が前記板材の搬送方向の反対方向に移動した際には、前記第8の傾斜面が前記第6の傾斜面に接触して滑ることによって前記珠が下方から上方に移動することを特徴とするものである。
本発明の第1の課題解決手段は、板材の端部を下爪の上面に設けられたストッパーにあてて、板材を搬送方向に対して真っ直ぐの状態となるように位置決めした上で、珠を板材の搬送方向の反対方向に移動させ、第4の傾斜面を第2の傾斜面に接触させて滑らせながら、最大第4の傾斜面の下端から上端までの垂直方向の高さの分だけ、第2の傾斜面を押し上げて、上爪の爪先を下爪に向けて下げ、板材を上爪と下爪とで挟んで動かないようにしっかりと把持し、そのままの状態で搬送することができるため、板材全体を搬送方向に対して斜めになった状態で搬送してしまうことがない。
このため、板材を搬送方向に対して真っ直ぐの状態で搬送することができる。
本発明の第2の課題解決手段は、珠を板材の搬送方向の反対方向に移動させ、第8の傾斜面を第6の傾斜面に接触させて滑らせることによって珠が下方から上方に移動する結果、珠が、最大第8の傾斜面の下端から上端までの垂直方向の高さの分だけ高く上方に移動することができるため、第4の傾斜面を第2の傾斜面に接触させて滑らせながら、最大第4の傾斜面の下端から上端までの垂直方向の高さの分に加えて、最大第8の傾斜面の下端から上端までの垂直方向の高さの分だけ、いっそう強く、第2の傾斜面を押し上げて上爪の爪先を下爪に向けて下げ、板材を上爪と下爪とで挟んで動かないようにしっかりと把持し、そのままの状態で搬送することができる。
このため、板材全体を搬送方向に対して斜めになった状態で搬送してしまうことがない。
よって、板材を搬送方向に対して真っ直ぐの状態で搬送することができる。
さらに、本発明の第2の課題解決手段は、いっそう強く、第4の傾斜面を第2の傾斜面に接触させて滑らせながら第2の傾斜面を押し上げて上爪の爪先を下爪に向けて下げることが可能であるため、第2の傾斜面や第4の傾斜面などの傾斜面の勾配を緩やかに設け、珠を滑り易くし、珠の移動に伴う上爪と下爪の開閉を円滑にすることができる。
本発明の実施例1の板材搬送装置の平面図である。 本発明の実施例1の板材搬送装置の把持具の部分拡大平面図である。 (a)は本発明の実施例1の板材搬送装置の把持具の開状態の部分側面図である。(b)は本発明の実施例1の板材搬送装置の把持具の閉状態の部分側面図である。 本発明の実施例1の板材搬送装置の把持具の部分側面図である。 (a)は本発明の実施例2の板材搬送装置の把持具の開状態の部分側面図である。(b)は本発明の実施例2の板材搬送装置の把持具の閉状態の部分側面図である。
本発明の実施例1の板材搬送装置10を図面に基づいて説明する。
本発明の板材搬送装置10は、主に、板材S用のテーブル12と、台枠(図示しない)に設けられた搬送手段14と、搬送手段14に設けられた、板材Sを挟むための一対の把持具16、16とを有するものである(図1参照)。
なお、把持具16は一対に限定されるものではなく、それ以上又は一つであっても良い。
搬送手段14は、サーボモーター18の駆動によって正逆回転自在に設けられた、板材Sの搬送方向Dに延びた一対のタイミングベルト20、20と、一対のタイミングベルト20、20のそれぞれに平行して、取付材22、22を介して取り付けられた一対のリニアガイド(リニア軸受)24、24とを有するものである。
なお、搬送手段14は、上記のものに限定されるものではない。
このため、サーボモーター18の駆動によって、一対のタイミングベルト20、20が搬送方向Dに回転すると、一対のリニアガイド24、24が、それぞれの取付材22、22を介して同期して動くこととなる。
さらに、サーボモーター18の駆動によって、一対のタイミングベルト20、20が反対方向Rに回転すると、一対のリニアガイド24、24が、それぞれの取付材22、22を介して同期して動くこととなる
一対の把持具16、16は、梁26を介して互いに接続されるとともに、それぞれが一対のリニアガイド24、24に取り付けられている。
このため、サーボモーター18の駆動によって、一対のタイミングベルト20、20が搬送方向Dに回転すると、一対のリニアガイド24、24を介して、一対の把持具16、16が搬送方向Dに動くこととなる。
把持具16は、一対の蝶番28、28を介して互いに接続された上爪30と下爪32と、上爪30の下面に設けられた第1の孔34と、下爪32の上面に設けられた、板材Sの位置決めのためのストッパー36と、下爪32の上面に設けられた第2の孔38と、エアーシリンダー46のロッド48の先端に接続されることにより、上爪30と下爪32との間を搬送方向D及び搬送方向Dの反対方向Rに移動自在に設けられた珠40と、リニアガイド24に接続された、エアーシリンダー46及びロッド48を支持するための支持体50とを有するものである(図1、2、3(a)(b)参照)。
なお、第1の孔34は、上爪30の上面を貫いた孔として設けられているが、上爪30の上面を貫かない孔として設けても良い。
また、第2の孔38は、下爪32の下面を貫いた孔として設けられているが、下爪32の下面を貫かない孔として設けても良い。
なお、珠40を、上爪30と下爪32との間を搬送方向Dと反対方向Rとに移動自在にするための手段は、エアーシリンダー46によるものに限定されない。
上爪30は、爪先42を備えた鉤状のものである。
下爪32は、支持体50の先端に接続された平板状のものであり、板材Sを挟んだ際に、板材Sをしっかりと支持できるように爪先44が搬送方向Dに伸びたものとなっている。
なお、上爪30及び下爪32を軽量化することを目的に、上爪30及び下爪32に、第1の孔34や第2の孔38とは別の貫通孔(図示しない)を複数又は単数設けても良い。
第1の孔34は、搬送方向Dにあたる部分が搬送方向Dに向かって下方に傾斜した第1の傾斜面52に設けられるとともに、反対方向Rにあたる部分が反対方向Rに向かって下方に傾斜した第2の傾斜面54に設けられている。
なお、第1の孔34における、搬送方向に対して直角方向に対向する面は、垂直面に設けられている(図示しない)。
また、第1の傾斜面52と第2の傾斜面54は対称的な傾斜面に設けられているが、これに限定されるものではない。
第2の孔38は、搬送方向Dにあたる部分が搬送方向Dに向かって上方に傾斜した第5の傾斜面60に設けられるとともに、反対方向Rにあたる部分が反対方向Rに向かって上方に傾斜した第6の傾斜面62に設けられている。
なお、第2の孔38における、搬送方向に対して直角方向に対向する面は、垂直面に設けられている(図示しない)。
また、第5の傾斜面60と第6の傾斜面62は対称的な傾斜面に設けられているが、これに限定されるものではない。
珠40は、側面視において横長の八角形状に設けられ、珠40の上面は、搬送方向Dにあたる部分が、第1の傾斜面52に対応した、搬送方向Dに向かって下方に傾斜した第3の傾斜面56に設けられるとともに、反対方向Rにあたる部分が、第2の傾斜面54に対応した、反対方向Rに向かって下方に傾斜した第4の傾斜面58に設けられている。
なお、第3の傾斜面56と第4の傾斜面58は対称的な傾斜面に設けられているが、これに限定されるものではない。
珠40の下面は、搬送方向Dにあたる部分が、第5の傾斜面60に対応した、搬送方向Dに向かって上方に傾斜した第7の傾斜面64に設けられるとともに、反対方向Rにあたる部分が、第6の傾斜面62に対応した、反対方向Rに向かって上方に傾斜した第8の傾斜面66に設けられている。
なお、第7の傾斜面64と第8の傾斜面66は対称的な傾斜面に設けられているが、これに限定されるものではない。
また、第3の傾斜面56及び第4の傾斜面58の下端から上端までの垂直方向の高さHと、第7の傾斜面64及び第8の傾斜面66の下端から上端までの垂直方向の高さTは等しく設けられているが、これに限定されるものではない。
第1の孔34、珠40、及び第2の孔38を上記の構成としたことから、珠40が搬送方向Dに移動した際には、第3の傾斜面56が第1の傾斜面52に接触して滑りながら第1の傾斜面52を押し上げることによって上爪30の爪先42を下爪32に対して上げ(図3(a)参照)、珠40が反対方向Rに移動した際には、第4の傾斜面58が第2の傾斜面54に接触して滑りながら第2の傾斜面54を押し上げることによって上爪30の爪先42を下爪32に向けて下げることができる結果(図3(b)参照)、上爪30と下爪32を上下方向に開閉自在にさせて板材Sを挟むことができる。
さらに、珠40が搬送方向Dに移動した際には、第7の傾斜面64が第5の傾斜面60に接触して滑ることによって珠40が下方から上方に移動し、珠40が反対方向Rに移動した際には、第8の傾斜面66が第6の傾斜面62に接触して滑ることによって珠40が下方から上方に移動することとなる。
次に、本発明の実施例1の板材搬送装置10の動作を図面に基づいて説明する。
なお、この場合の動作は、次工程の装置である上下方向の高さが低い加熱炉68に板材Sを搬送するものとする。
まず、前工程の移載装置(図示しない)によって、1枚の板材Sが、上爪30と下爪32とが開状態の一対の把持具16、16の手前となるテーブル12上に載せられる(図1)。
そして、プログラム制御されたサーボモーター18の駆動によって、一対のタイミングベルト20、20が搬送方向Dに回転する。
そして、一対のタイミングベルト20、20が搬送方向Dに回転することにより、一対のリニアガイド24、24を介して、一対の把持具16、16が搬送方向Dに動く。
そして、搬送方向Dに動いた一対の把持具16、16は、板材Sの端部が下爪32のストッパー36にあたり、位置決めされると、サーボモーター18の駆動が一旦停止し、一対の把持具16、16の動きも停止する。
このとき、板材Sは、ストッパー36によって位置決めされることにより、搬送方向Dに対して真っ直ぐの状態となっている。
そして、一対の把持具16、16のそれぞれのエアーシリンダー46が作動し、ロッド48が縮むと、珠40が反対方向Rに移動し、第4の傾斜面58が第2の傾斜面54に接触して滑りながら、第2の傾斜面54を押し上げ、上爪30の爪先42が下爪32に向けて下がって板材Sを押さえ、板材Sが上爪30と下爪32とによって挟まれる(図3(b)参照)。
このとき、第4の傾斜面58の上端が第2の傾斜面54の下端に近づく程、第2の傾斜面54が押し上げられることとなる。
このとき、珠40が反対方向Rに移動した際には、第8の傾斜面66が第6の傾斜面62に接触して滑ることによって珠40が下方から上方に移動する結果、珠が、最大第8の傾斜面66の下端から上端までの垂直方向の高さTの分だけ高く下方から上方に移動することができるため、第4の傾斜面58を第2の傾斜面54に接触させて滑らせながら、最大第4の傾斜面58の下端から上端までの垂直方向の高さHの分に加えて、最大第8の傾斜面66の下端から上端までの垂直方向の高さTの分だけ、強く第2の傾斜面54を押し上げて上爪30の爪先42を下爪32に向けて下げ、板材Sを上爪30と下爪32とでしっかりと挟むことができる。
そして、再びサーボモーター18が駆動し、板材Sを把持した一対の把持具16、16が、加熱炉68に向かって搬送方向Dに動きだす。
そして、加熱炉68内の所定の位置まで板材Sを搬送すると、サーボモーター18の駆動が一旦停止し、一対の把持具16、16の動きも停止する(図4参照)。
このとき、板材Sは、搬送方向に対して真っ直ぐの状態で搬送されて停止することとなる。
さらに、このとき、加熱炉68が上下方向の高さが低いものであっても、一対の把持具16、16のそれぞれは、上下方向が高くなるような部材を備えていない構造であることから、何ら支障なく加熱炉68内に板材Sを搬送することができる。
そして、一対の把持具16、16のそれぞれのエアーシリンダー46が作動し、ロッド48が伸びると、珠40が搬送方向Dに移動し、第3の傾斜面56が第1の傾斜面52に接触して滑りながら第1の傾斜面52を押し上げ、上爪30の爪先42が下爪32に対して上がって、板材Sの把持が解放される(図3(a)参照)。
このとき、第3の傾斜面56の上端が第1の傾斜面52の下端に近づく程、第1の傾斜面52が押し上げられることとなる。
このとき、珠40が搬送方向Dに移動した際には、第7の傾斜面64が第5の傾斜面60に接触して滑ることによって珠40が下方から上方に移動する結果、珠が、最大第7の傾斜面64の下端から上端までの垂直方向の高さTの分だけ高く下方から上方に移動することができるため、第3の傾斜面56を第1の傾斜面52に接触させて滑らせながら、最大第3の傾斜面56の下端から上端までの垂直方向の高さHの分に加えて、最大第7の傾斜面64の下端から上端までの垂直方向の高さTの分だけ、強く第1の傾斜面52を押し上げて上爪30の爪先42を下爪32に対して上げ、上爪30と下爪32とによる板材Sの把持の解放を確実に行うことができる。
そして、加熱炉68内の把持装置(図示しない)によって、板材Sが位置決めされた後、再びサーボモーター18が駆動し、上爪30と下爪32とが開状態である一対の把持具16、16が反対方向Rに動きだし、始めの位置に戻って停止する。
本発明の実施例2の板材搬送装置を図面に基づいて説明する。
本発明の実施例2の板材搬送装置は、実施例1の板材搬送装置10と把持具の構成のみが異なるものである。
このため、実施例1の板材搬送装置10と同一の符号を用いて説明する。
なお、実施例1の板材搬送装置10と同一の構成については、その説明を省略する。
本発明の実施例2の板材搬送装置の把持具16は、実施例1の把持具16において、下爪32の第2の孔38と、珠40の下面の第7の傾斜面64と第8の傾斜面66とが設けられていないだけのものであり、珠40が側面視において台形状に設けられたことを特徴とするものである(図5(a)(b)参照)。
上記の構成から、珠40が搬送方向Dに移動した際には、第3の傾斜面56が第1の傾斜面52に接触して滑りながら第1の傾斜面52を、最大第3の傾斜面56の下端から上端までの垂直方向の高さHの分だけ押し上げることによって、上爪30の爪先42を下爪32に対して上げ(図5(a)参照)、珠40が反対方向Rに移動した際には、第4の傾斜面58が第2の傾斜面54に接触して滑りながら第2の傾斜面54を、最大第4の傾斜面58の下端から上端までの垂直方向の高さHの分だけ押し上げることによって、上爪30の爪先42を下爪32に向けて下げることができる結果(図5(b)参照)、上爪30と下爪32を上下方向に開閉自在にさせて板材Sを挟むことができる。
本発明の実施例2の板材搬送装置の動作については、実施例1の板材搬送装置10と比較して、下爪32の第2の孔38と、珠40の下面の第7の傾斜面64と第8の傾斜面66とが設けられていないため、その分、実施例1の把持具16のように、強く第2の傾斜面54を押し上げて上爪30の爪先42を下爪32に向けて下げるとともに、強く第1の傾斜面52を押し上げて上爪30の爪先42を下爪32に対して上げることができない以外に違いがないため、説明を省略する。
10 板材搬送装置
12 テーブル
14 搬送手段
16 把持具
18 サーボモーター
20 タイミングベルト
22 取付材
24 リニアガイド
26 梁
28 蝶番
30 上爪
32 下爪
34 第1の孔
36 ストッパー
38 第2の孔
40 珠
42 爪先(上爪)
44 爪先(下爪)
46 エアーシリンダー
48 ロッド
50 支持体
52 第1の傾斜面
54 第2の傾斜面
56 第3の傾斜面
58 第4の傾斜面
60 第5の傾斜面
62 第6の傾斜面
64 第7の傾斜面
66 第8の傾斜面
68 加熱炉
D 搬送方向
H 高さ(第3の傾斜面及び第4の傾斜面)
R 反対方向
S 板材
T 高さ(第7の傾斜面及び第8の傾斜面)

Claims (2)

  1. 板材用のテーブルと、搬送手段と、板材を挟むための把持具とを有する板材搬送装置であって、
    前記把持具が、
    蝶番を介して接続された上爪と下爪と、
    前記上爪の下面に設けられた第1の孔と、
    前記下爪の上面に設けられたストッパーと、
    前記上爪と前記下爪との間を前記板材の搬送方向及び搬送方向の反対方向に移動自在に設けられた珠とを有し、
    前記第1の孔における前記板材の搬送方向にあたる部分を、前記板材の搬送方向に向かって下方に傾斜した第1の傾斜面に設け、
    前記第1の孔における前記板材の搬送方向の反対方向にあたる部分を、前記板材の搬送方向の反対方向に向かって下方に傾斜した第2の傾斜面に設け、
    前記珠の上面における前記板材の搬送方向にあたる部分を、前記第1の傾斜面に対応した、前記板材の搬送方向に向かって下方に傾斜した第3の傾斜面に設け、
    前記珠の上面における前記板材の搬送方向の反対方向にあたる部分を、前記第2の傾斜面に対応した、前記板材の搬送方向の反対方向に向かって下方に傾斜した第4の傾斜面に設けるとともに、
    前記珠が前記板材の搬送方向に移動した際には、前記第3の傾斜面が前記第1の傾斜面に接触して滑りながら前記第1の傾斜面を押し上げることによって前記上爪の爪先を前記下爪に対して上げ、
    前記珠が前記板材の搬送方向の反対方向に移動した際には、前記第4の傾斜面が前記第2の傾斜面に接触して滑りながら前記第2の傾斜面を押し上げることによって前記上爪の爪先を前記下爪に向けて下げることを特徴とする板材搬送装置。
  2. 前記下爪の上面に第2の孔を設けるとともに、
    前記第2の孔における前記板材の搬送方向にあたる部分を、前記板材の搬送方向に向かって上方に傾斜した第5の傾斜面に設け、
    前記第2の孔における前記板材の搬送方向の反対方向にあたる部分を、前記板材の搬送方向の反対方向に向かって上方に傾斜した第6の傾斜面に設け、
    前記珠の下面における前記板材の搬送方向にあたる部分を、前記第5の傾斜面に対応した、前記板材の搬送方向に向かって上方に傾斜した第7の傾斜面に設け、
    前記珠の下面における前記板材の搬送方向の反対方向にあたる部分を、前記第6の傾斜面に対応した、前記板材の搬送方向の反対方向に向かって上方に傾斜した第8の傾斜面に設けるとともに、
    前記珠が前記板材の搬送方向に移動した際には、前記第7の傾斜面が前記第5の傾斜面に接触して滑ることによって前記珠が下方から上方に移動し、
    前記珠が前記板材の搬送方向の反対方向に移動した際には、前記第8の傾斜面が前記第6の傾斜面に接触して滑ることによって前記珠が下方から上方に移動することを特徴とする請求項1記載の板材搬送装置。
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