JP5652529B2 - 仕分け設備 - Google Patents
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Description
備の一つである従来のピッキング設備は、仕分け棚からラインを移動する容器へ物品を仕
分ける設備である。すなわち、仕分け先(ユーザーや店舗など)毎の集品容器(バケット
やコンテナなど)をラインのコンベヤ装置で搬送し、この集品容器に対して、物品を収納
したピッキング棚(仕分け棚の一例)の各区画収納空間から、各区画収納空間毎に設けら
れたピッキング表示器(仕分け表示手段の一例)の表示(出庫数量などの情報)に応じて
作業者が物品を仕分けることにより(ピッキングして投入することにより)、仕分け先毎
の物品の集品が行われる。
複数の間口により一人または二人の作業者が処理する仕分けエリア(ピッキングゾーン)
が設定され、一度のタクト送りでコンベヤ装置により仕分けエリア内へ搬送されてくる集
品容器の数は、仕分けエリア内でピッキング作業が終了するように、仕分けエリアの長さ
(ライン移動方向の長さ)より設定されている。各作業者は自分の仕分けエリア内へタク
ト送りされてきた複数の各集品容器へそれぞれ上述した仕分け作業を行う。全ての仕分け
エリアでの仕分け作業が終了すると、複数の集品容器は隣接する下流の仕分けエリアへ搬
送され、次のピッキング作業が実行される。
仕分け先(店舗など)に仕分けを行う設備である。すなわち、入荷してきた物品が収納さ
れた容器(バケットやコンテナなど)をラインのコンベヤ装置(あるいは台車)で搬送し
ながら、この容器から物品の保管棚(仕分け棚)の各区画収納空間に対して、この区画収
納空間毎に設けられた仕分け表示器(仕分け表示手段の一例)の表示(入庫数量などの情
報)に応じて作業者が物品を移載することにより仕分け先毎の物品の集品が行われる。
定され、一つまたは複数の間口により一人または二人の作業者が処理する仕分けエリアが
設定され、一度のタクト送りでコンベヤ装置により仕分けエリア内へ搬送されてくる容器
の数は、仕分けエリア内で仕分け作業が終了するように、仕分けエリアの長さ(ライン移
動方向の長さ)により設定されている。各作業者は自分の仕分けエリアへタクト送りされ
てきた複数の各容器からそれぞれ上述した仕分け作業を行い、全ての仕分けエリアでの仕
分け作業が終了すると、複数の容器は隣接する下流の仕分けエリアへ搬送され、次の仕分
け作業が実行される。
内へ搬送されてくる容器は、仕分けエリアの長さにしか割り付けることができないため、
容器の大きさによって、一度のタクト送りの容器の数に制限があり、仕分け能力が制限さ
れていた。
に、作業性を向上できる仕分け設備を提供することを目的としたものである。
前記ラインを、ライン移動方向に平行に複数列の前記容器を移動可能な構成とし、
前記ラインの各列のライン上を移動する各容器に対応させて同時に移動させ、各容器への仕分け、あるいは容器からの仕分けを指示する指示手段を設け、一つの前記仕分けエリアを担当する一人の前記作業者が前記指示手段からの指示によって、各容器をコンベヤにより移動させながら、仕分け作業を実行することを特徴とするものである。
仕分けるピッキング設備ついて図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態にお
けるピッキング設備の要部配置図である。
ピッキング設備は、基本的に、ピッキングされる物品が保管されるストレージラインAと
、物品の注文があった店舗(仕分け先の一例)毎に、ピッキングされた物品を収納する集
品容器(容器の一例)を順送りしていく集品ライン(容器を移動させるラインの一例)B
から構成されている。
『ストレージラインA』
まず、ストレージラインAについて説明する。ストレージラインAは基本的に、ピッキ
ング棚(仕分け棚の一例)1とこのピッキング棚1に取り付けられる、ピッキング表示手
段であるピッキング表示器(仕分け表示手段の一例)2から構成されている。
「ピッキング棚1」
ピッキング棚1は、図2および図3に示すように、流動棚から形成され、前方に傾斜し
ている複数段(図では4段)のラック(段)3を有し、各ラック3にはそれぞれ、物品4
を収納した収納容器5を格納する物品収納用の複数の区画収納空間6が形成され、各区画
収納空間6毎にローラコンベヤ7が設けられ、各ローラコンベヤ7の前端にはストッパ8
が設けられている。この構成により、ストッパ8により係止された収納容器5から必要な
物品4を取り出し、収納容器5が空になればその収納容器5を除去することにより、次の
収納容器5が前面にでてくる。また各区画収納空間6では、収納容器5の開口を横向きに
し、収納容器5の長い辺を下にして配置している。
Mが形成され、さらにピッキング棚1には、集品ラインBの上流側から順にピッキング作
業を行う一人あるいは二人の作業員Hが処理する複数の区画収納空間6からなる仕分けエ
リアSが設定されている。本実施の形態では、1つの間口Mで1つの仕分けエリアSを形
成している。
「ピッキング表示器2」
ピッキング棚1のラック3毎に、その前面に、図4(a)に示すように、電源ライン9
と信号ライン10からなる表示器レール11が敷設され、各区画収納空間6毎に、表示器レー
ル11上に、表示器レール11から電源が供給され、信号の送受信を行う前記ピッキング表示
器2がスライド・移動自在に取り付けられている。ピッキング表示器2は、ピックアップ
する物品4の数量を示す3桁のディジタル表示器12とチャイム13から形成されている。
「間口表示器」
またピッキング棚1には、正面上部に上記表示器レール11が敷設され、間口M毎に、表
示器レール11から電源が供給され、信号の受信を行う間口表示器(間口表示手段の一例)
14がスライド・移動自在に取り付けられている。この間口表示器14は、間口Mにおいてピ
ッキングする物品4が有るかどうか(ピッキングの有無)を表示するものであり、図4(
b)に示すように、大型のランプ15から形成されている。
「バーコードラベル/バーコードプレート」
また各区画収納空間6に格納された収納容器5に収納される物品4には、図1に示すよ
うに、それぞれ物品4を特定する、13桁のJANコードのバーコード(識別符号の一例
)が印刷されたバーコードラベル16が取り付けられており、各区画収納空間6には、図1
,図3,図4(a)に示すように、それぞれの区画収納空間6に収納された物品4と同様
のバーコードが印刷されたプレート17が取り付けられている。このプレート17は、着脱自
在な構成とされ、簡単に付け替えることが可能となっている。
「バーコードリーダ」
また各仕分けエリアSには、図1に示すように、上記バーコードラベル16とプレート17
に印刷されたバーコードを読み取ることができる、ハンディ式でワイヤレスのバーコード
リーダ19が設けられている。
『集品ラインB』
次に、集品ラインBについて説明する。集品ラインBは、図1および図2に示すように
、基本的にライン移動方向に平行に複数列(図では2列)の集品容器20を同時に移動可能
なピッキングコンベヤ21と、ピッキングコンベヤ21に沿って配置され、ピッキングコンベ
ヤ21により仕分け位置へ搬送された各集品容器20に対応した2列の指示表示器(指示手段
の一例)22から構成されている。
「ピッキングコンベヤ(集品コンベヤ)21」
ピッキングコンベヤ21は、ピッキング棚1の前面に沿って配置されており、平行な2列
の集品容器20を同時に移動可能なように搬送面を広くしたローラ駆動のコンベヤ24から形
成され、仕分けエリアS毎に、列毎にグループ化された複数(図1では4個)の集品容器
20を、タクト毎に下流の仕分けエリアSへ搬送可能な構成とされている。またピッキング
コンベヤ21のピッキング棚1側の側面に沿って床面に作業者H用のステップ31が設けられ
ている。
「指示表示器22」
またピッキングコンベヤ21に沿ってピッキング棚1側の側面に1列目の上記表示器レー
ル11が敷設され、またピッキング棚1から遠い2列目の集品容器20の上方に天井から2列
目の上記表示器レール11が吊設されている。これら表示器レール11上で、仕分けエリアS
の2列の集品容器20の各停止位置に対応して、表示器レール11から電源が供給され、信号
の送受信を行う指示表示器22がスライド・移動自在に取り付けられている。この指示表示
器22は、ピッキング作業を実行する集品容器20を指示するものであり、間口表示器14と同
様に、大型のランプ15から形成されている{図4(b)参照}。このように、ピッキング
棚1側の1列目Xの集品容器20用の指示表示器22は、コンベヤ24のピッキング棚1側の側
面に設けられ、またピッキング棚1から遠い2列目Yの集品容器20用の指示表示器22は、
2列目Yの上方に天井から吊設されている。
「集品容器20」
また集品容器20はダンボールで形成され、上述したように各列で連なった4個でグルー
プ(群)を構成しており、下流の3個を子箱、最も上流の1個を親箱と称している。そし
て、図5に示すように、各子箱20Bと親箱20Aにはそれぞれ物品4を収納するビニール袋
25が予め入れられている。上記グループは、たとえば4つの店舗(仕分け先)を1つの出
荷先グループとしたものであり、各ビニール袋25には、それぞれの店舗を特定するバーコ
ードが印刷されたラベル26が取付られる。1仕分けエリアSには、各列毎に1グループ(
群)、すなわち2グループの8個の集品容器20が1タクト毎に搬送されてくる。
51は上位のコンピュータ(図示せず)より出荷情報として、店舗別に、複数の「ピッキ
ングする物品の情報およびピッキングする物品の数量(以下、ピック数と略す)」からな
る作業データが入力される制御用コンピュータ(制御手段の一例;詳細は後述する)であ
り、この制御用コンピュータ51に、上記ラベル26を発行するオートラベラー61とコンピュ
ータからなるコントローラ52(詳細は後述する)が接続されている。オートラベラー61は
集品ラインBへ集品容器20を投入する最上流位置に、2列の集品容器20にそれぞれ対応し
て設置される。
前記コントローラ52に、コンベヤ24が接続され、さらに高速インターフェイス53および
表示器レール11の信号ライン10を介して、各仕分けエリアSに対応した、ピッキング表示
器2、間口表示器14、および指示表示器22が接続され、さらにアンテナ(図示せず)を介
してバーコードリーダ19が接続されている。またピッキング表示器2、間口表示器14、お
よび指示表示器22に対して表示器レール11の電源ライン9を介して高速インターフェイス
53より電力が供給されている。
空間6に格納された物品4のデータ、各区画収納空間6のプレート17と区画収納空間6に
格納された物品4のラベル14に印刷されたバーコードのデータ、仕分けエリアS毎の区画
収納空間6のデータが予め格納される。
[制御用コンピュータ51]
制御用コンピュータ51の機能を説明する。
「作業情報の形成機能」
制御用コンピュータ51は、出荷情報を入力すると、店舗別に『店舗データと複数の「ピ
ッキングする物品の情報およびピック数」』からなる作業情報を形成し、また予め設定さ
れた4つの店舗により出荷先グループの作業情報を形成し、集品容器20をコンベヤ24へ投
入する順番に並べて、コントローラ52へ出力する。なお、1タクトにより1仕分けエリア
S内に同時に移動される1列目の4つの店舗に続いて、2列目の4つの店舗の順に作業情
報が形成される。
「オートラベラーの駆動機能」
コンベヤ24へ投入する集品容器20のビニール袋25へ貼りつけるラベル26のデータ(店舗
データ)を、集品容器20をコンベヤ24へ投入する順番に並べて、2台のオートラベラー61
へ出力し、グループ毎にラベル26を発行させる。
[コントローラ52]
コントローラ52の制御ブロックを図7に示す。
タおよび仕分けエリアSの区画収納空間6のデータに基づいて、集品ラインBの上流側よ
り、仕分けエリアS毎にエリアブロックが形成されている。このエリアブロックは、仕分
けエリアSのバーコードリーダ19、間口表示器14、および指示表示器22に対応する仕分け
エリア店舗制御メモリ55と、各区画収納空間6のピッキング表示器2に対応したピック数
制御メモリ56から構成されている。
ックにピッキング用のデータを振り分けるなどの機能と、コンベヤ24を駆動する機能を有
する作業データ振り分け制御部58が設けられている。
<作業データ振り分け制御部58>
作業データ振り分け制御部58は、次の機能を有している。
1.作業データの店舗別の作業データの順番に、『店舗データと複数の「ピッキングする
物品の情報およびピッキングする物品のピック数』からなる「作業データ」から、予め格
納された各区画収納空間6に格納された物品4のデータに基づいて、上記ピッキングする
物品の情報により物品4をピッキングする区画収納空間6を検索し、検索した各の区画収
納空間6のピック数制御メモリ56に対してピック数を出力する。また検索されなかった他
の区画収納空間6のピック数制御メモリ56に対してピック数“0”を出力する。
2.各エリアブロックの仕分けエリア店舗制御メモリ55に対して、作業データの順番に、
作業データの店舗のデータと上記検索した仕分けエリアSの各区画収納空間6毎のピック
数からなる「仕分けデータ」を出力する。
3.全てのエリアブロックの仕分けエリア店舗制御メモリ55より、エリアピッキング終了
信号(後述する)を入力すると、コンベヤ24を、仕分けエリアS内の集品容器20を隣接す
る下流の仕分けエリアSへ移動するように間欠的に駆動し、駆動後に仕分けエリア店舗制
御メモリ55へ集品容器移動信号を出力する。なお、図1に示すように、8個の集品容器20
(2グループ)が1回のコンベヤ24の駆動により下流の仕分けエリアSへ移動される。
<仕分けエリア店舗制御メモリ55>
上記仕分けエリア店舗制御メモリ55は、作業データ振り分け制御部58より入力した店舗
のデータと仕分けエリアSの各区画収納空間6毎のピック数からなる「仕分けデータ」を
順に記憶する。また各区画収納空間6のプレート15およびこの区画収納空間6に収納され
た物品4のラベル14に印刷されたバーコード、および仕分けエリアS内の区画収納空間6
の配列データが予め記憶されている。
1.集品容器移動信号を入力すると、仕分けエリアSの最も下流で1列目Xの指示表示器
22を点灯させ、続いて最も下流で1列目Xの仕分け位置に到着した集品容器20が、最も先
に記憶した仕分けデータに相当するものと想定して、この最も先に記憶した仕分けデータ
を取り出し、このデータのピック数がゼロではない区画収納空間6のバーコードを検索し
記憶し、またピック数がゼロではない区画収納空間6の配列から、点灯する間口表示器14
を検索し、検索した間口表示器14を点灯させる。続いて各ピック数制御メモリ56へ実行信
号を出力する。
2.バーコードリーダ19から物品4のラベル14に印刷されたバーコードを入力すると、検
索していたバーコードと一致しているかを確認し、同区画収納空間6からピッキングされ
るピック数だけ同じバーコードを確認すると、確認した区画収納空間6をピッキング終了
と判断して記憶し、ピック数制御メモリ56へピッキング終了信号を出力する。
Mにピッキングする区画収納空間6が無くなると、間口表示器14を消灯させる。
なお、ピック数が多すぎると、この物品4を収納した区画収納空間6のピック数制御メ
モリ56へチャイム13の鳴動データを含むピック数の再表示信号を出力し、この区画収納空
間6の物品4から入力したバーコードのデータを消去し、再入力に備える。
3.最も下流で1列目の仕分け位置に到着した集品容器20に対する、仕分けエリアS内の
全ての区画収納空間6のピッキング終了が確認されると、実行した仕分けデータを削除し
、続いて1列目Xで下流より2番目の指示表示器22を点灯させ、次に記憶した仕分けデー
タを取り出し、以下、同様に下流より1列目Xで2番目の集品容器20に対するピッキング
を実行する。
て2列目Yで最も下流の集品容器20のピッキングを実行し、2列目Yで下流より4番目の
集品容器20に到るまでピッキングを実行する。
4.2列目Yで下流より4番目の集品容器20に対するピッキング終了が確認されると、作
業データ振り分け制御部58へ上記エリアピッキング終了信号を出力する。
まで実行する。
<ピック数制御メモリ56>
上記ピック数制御メモリ56は、作業データ振り分け制御部58より入力したピック数のデ
ータを順に記憶する。そして、次の動作を実行する。
1.仕分けエリア店舗制御メモリ55より実行信号を入力すると、先に記憶されたピック数
のディジタルデータをピッキング表示器2へ出力する。
2.仕分けエリア店舗制御メモリ55よりピッキング終了信号を入力すると、ピッキング表
示器2のディジタルデータを消去する。チャイム13は停止させる。
3.仕分けエリア店舗制御メモリ55より再表示信号を入力すると、一旦消去したピッキン
グ表示器2のディジタルデータを出力して表示させ、チャイム13へ駆動信号を出力して鳴
動させる。
により、コンベヤ24の上流に2列で、かつグループ単位で、ビニール袋25を入れた集品容
器20が投入されるものとする。また図8(a)に示すように、1人の作業者Hで仕分けエ
リアSのピッキング作業を行うものとする。
の「ピッキングする物品の情報およびピック数」』からなる作業情報を形成し、また予め
設定された4つの店舗により出荷先グループの作業情報を形成し、集品容器20をコンベヤ
24へ投入する順番に並べて、コントローラ52へ出力するとともに、コンベヤ24へ投入する
集品容器20のビニール袋25へ貼りつけるラベル26のデータ(店舗データ)を、集品容器20
をコンベヤ24へ投入する順番に並べて、オートラベラー61へ出力し、グループ毎にラベル
26を発行させる。
ープ単位でコンベヤ24へ投入される。
コントローラ52は、まずコンベヤ24を駆動して、2グループの集品容器20を仕分けエリ
アSへ搬送させる。続いて、集品容器20の店舗の作業データおよび各区画収納空間6の配
列データに基づいて、各仕分けエリアSで1列目Xで最も下流に位置する集品容器20(子
箱20B)に対してピッキング作業を行うピッキング間口表示器14を点灯し、ピッキング表
示器2にピッキングする物品4の数量を表示させる。また前記1列目Xで最も下流に位置
する集品容器20の指示表示器22を点灯させる。
納空間6より、前記数量の物品4をピッキングし、バーコードリーダ19によりこの物品4
のバーコードラベル16を読み取り、指示表示器22が点灯した集品容器20のビニール袋25内
へ投入する{図5(a)参照}。
認し、ピック数の一致を確認すると、この区画収納空間6をピッキング終了と判断し、そ
の区画収納空間6のピッキング表示器2の表示を消去させる。ピック数が多いと、チャイ
ム13を鳴動させ、ピッキング表示器2の表示を復活させる。さらに、この区画収納空間6
のピッキング終了により間口表示器14の点灯を見直し、間口Mにピッキングする区画収納
空間6がなくなると間口表示器14を消灯させる。
たことを確認し、次のピッキング表示器2に数量が表示された他の区画収納空間6より、
前記数量の物品4をピッキングし、バーコードリーダ19によりこの物品4のバーコードラ
ベル16を読み取り、指示表示器22が点灯した集品容器20へ投入する。もしピック数が不足
すると、ピッキング表示器2の表示が消えないので、物品4を確認して不足の物品4をピ
ッキングしてラベル14のバーコードをバーコードリーダ19により読み込ませる。また多す
ぎるとチャイム13が鳴動するので、ピッキング表示器2の表示を確認して、多い分を区画
収納空間6へ戻し、再度この区画収納空間6の全ての物品4のラベル14のバーコードをバ
ーコードリーダ19により読み込ませる。
コードかを確認し、ピック数の一致を確認すると、この区画収納空間6をピッキング終了
と判断し、その区画収納空間6のピッキング表示器2の表示を消去させる。ピック数が多
いと、チャイム13を鳴動させ、ピッキング表示器2の表示を復活させる。さらに、この区
画収納空間6のピッキング終了により間口表示器14の点灯を見直し、間口Mにピッキング
する区画収納空間6がなくなると間口表示器14を消灯させる。
コントローラ52は、仕分けエリアSの全ての区画収納空間6のピッキング作業が完了す
ると、仕分けエリアSの1列目Xで最も下流の集品容器20への集品が終了したと判断し、
この集品容器20の指示表示器22を消灯させ、続いて1列目Xで下流より2つ目の集品容器
20(子箱20B)に対してピッキング作業を行うピッキング間口表示器14を点灯させ、ピッ
キング表示器2にピッキングする物品4の数量を表示させる。また前記2つ目の集品容器
20の指示表示器22を点灯させる。
同様に、作業者Hは指示表示器22の点灯にしたがって、2列目Yの最も上流の集品容器20
まで、すなわち2グループの8個の集品容器20(親箱20A)までピッキング作業を実行す
る。2列目Yの集品容器20に対しては、図8(b)に示すように、作業者Hはステップ31
に乗って物品4を投入する。
Sのピッキング作業が全て終了したと判断する。そして、全ての仕分けエリアSのピッキ
ング作業が全て終了すると、コンベヤ24を駆動させて、8個の集品容器20を下流の仕分け
エリアSへ移動させ、次のピッキング作業を開始させる。
が集品容器20のビニール袋25内にピッキングされる。
そして、集品容器20へのピッキング作業が終了すると、出荷を担当する作業者により、
図5(a)に示すように、親箱20Aのビニール袋25のラベル26は、親箱20Aへ取付られ、
続いて図5(b),(c)に示すように、親箱20Aのビニール袋25は梱包され、各子箱20
Bのビニール袋25はラベル26が見えるように梱包され、親箱20Aへ収納されて出荷される
。子箱20Bはまた集品容器20として再使用される。
集品容器20に対してピッキング作業が実行されることにより、一度のタクトで、2倍(整
数倍)の集品容器20を移動させて、仕分け作業を行うことが可能となり、ラインの能力を
改善することができる。
で、同期して2列の集品容器20が移動されることにより、仕分け位置がずれることを防止
することができる。またローラコンベヤ24は機幅を広くするだけで2列の集品容器20を移
動できることから、能力アップに比例してコストが増加することを避けることができ、コ
スト削減を実現できる。
を向上させることができ、また各列X,Yで、指示表示器22の設置位置を変えることによ
り、仕分ける集品容器20を間違えることを防止することができる(1列目の指示表示器22
と2列目の指示表示器22を同じコンベヤ24のピッキング棚1側に設置すると、見間違いが
発生しやすい恐れがある)。
り、複数の列に渡って群が形成されることはない。
また作業者から作業を行うことが遠くなる列の集品容器20には、ステップ31を使用する
ことにより、楽に確実に仕分け作業を実行できる。
るが、本発明は「従来の技術」の欄に記述したアソート(類別仕分け)設備にも適用する
ことができる。
品4が収納された2列の容器20を搬送する(仕分け)コンベヤ24により構成し、このコン
ベヤ24に沿って各仕分けエリアS内の容器20の停止位置に2列の指示表示器22を設け、各
仕分け棚1の各区画収納空間6にピッキング(仕分け)表示器2を設け、さらに各間口M
毎に間口表示器14を設けてアソート設備を構成している。各区画収納空間6が店舗(仕分
け先)に設定される。
入される。コンベヤ24に投入された容器20は仕分けエリアSへ順に下流側へ搬送され停止
される。すると、各仕分けエリアSにおいて、1列目で最も下流に位置する指示表示器22
が点灯され、仕分けを行う仕分け棚1の間口表示器14が点灯され、さらにピッキング表示
器2に数量が表示される。作業者は、間口表示器14の点灯、さらにピッキング表示器2の
表示を確認し、指示表示器22が点灯された容器20から物品4を取り出して区画収納空間6
へ投入する。そして1列目の最も下流に位置する容器20からの物品4の仕分けが終了する
と、1列目の一つ上流の容器20からの仕分けを行い、1列目の4つの容器20からの仕分け
が終了すると、続いて2列目の容器20からの仕分けを行い、2列目の4つの容器20からの
仕分けが終了すると、コンベヤ24によってこれら2列の容器20は下流の仕分けエリアSに
搬送され、再び仕分けが行われる。上記動作により、入荷した物品4は各区画収納空間6
に設定された仕分け先別に仕分けられ、仕分け先毎の物品4の集品が行われる。
プの集品容器20に対して仕分け作業が実行されることにより、一度のタクトで、2倍(整
数倍)の集品容器20を移動させて、仕分け作業を行うことが可能となり、ラインの能力を
改善することができる。
せる(1列の)コンベヤ24としているが、2列(複数列)のコンベヤにより構成してもよ
く、さらに図10に示すように、ピッキングコンベヤ21を搬送面の高さが異なる2段(複
数段)のコンベヤ24A,24Bにより構成するようにしてもよい。このとき、2列目の集品
容器20がコンベヤ24Bにより搬送され、このコンベヤ24Bの上方に2列目の指示表示器22
が配置される。なお、2列のコンベヤ、また2台のコンベヤ24A,24Bを1台のモータ(
同一駆動源の一例)で駆動し、同期して集品容器20を移動させるようにしている。
、図11に示すように、同一平面に、すなわち上下2段(複数段)にコンベヤ24A,24B
を配置してもよい。また上方に配置する2列目のコンベヤ24Bの向きをピッキング棚1側
へ傾けて、容器20へ物品4を投入しやすく、あるいは容器20より物品4をピッキングしや
すくするようにすることもできる(このとき、コンベヤ24Bには容器20がずれ落ちないよ
うにガイドを設ける)。
移動可能なようにしているが、もちろん3列以上の集品容器20を同時に移動可能とするよ
うにすることもできる。このとき、表示器レール11は3列以上敷設され、これら表示器レ
ール11上で、仕分けエリアSの(3列以上の)集品容器20の各停止位置に対応して指示表
示器22が取り付けられる。
いるが、仕分ける1個(代表)の物品4のラベル14のバーコードを読み取らせるだけで、
この区画収納空間6の仕分け終了と見なすこともできる。また検品できたと見なすことも
できる。
別、アイテム別、搬送トラック別などとしてもよい。
また本実施の形態では、識別符号としてバーコードを使用しているが、バーコードに限
ることはなく、物品を特定する識別できる符号であればよく、たとえば数字、アルファベ
ット、あるいはこれらの組合せ、シンボル、マーク、ICチップなども使用することがで
きる。このとき、バーコードリーダに代えて、識別符号の読み取り手段として、たとえば
CCDカメラおよびこのカメラにより撮影された画像から識別符号を識別する識別装置な
どを使用する。
としているが固定式としてもよく、またワイヤレスとしているが有線式としてもよい。
また本実施の形態では、ピッキング表示器2を有線としているが、電波を介して信号の
送受信を行う機能を付加し、各仕分けエリアS毎、あるいは複数のエリアS毎に、コント
ローラ52に接続されたアンテナを設け、これらアンテナを介して信号の送受信を行うよう
にしてもよい。この構成によって、ピッキング表示器2を自由に移動でき、仕分けエリア
Sの変更を容易に行うことができる。また表示器レール11をピッキング棚1に沿って延々
と敷設する必要がなくなることから、製作作業時間を短縮することができ、納期を短縮す
ることができる。
いるが、ラベルプリンタでラベル26を発行し、作業者がラベル26をビニール袋25へ貼りつ
けるようにしてもよい。
棚1(ピッキング棚;ストレージラインA)を配置しているが、ピッキングコンベヤ21を
挟んで両側にそれぞれ仕分け棚1を配置して、容器20から物品4をピッキングして両側の
仕分け棚1に集品する、あるいは仕分け棚1から物品4をピッキングして容器20へ集品す
るようにしてもよい。また仕分け棚前にラインを配置する一例として、ピッキング棚1に
沿ってピッキングコンベヤ21を配置しているが、複数のピッキング棚1を平行に配置し、
これらピッキング棚1の側部に沿って(ピッキング棚の向きとは直角な向きに)ピッキン
グコンベヤ21を配置するようにしてもよい。
ヤ24あるいは24A,24Bから形成しているが、このようなローラコンベヤに限ることはな
く、ベルトコンベヤなどの他の搬送手段から形成してもよい。
により移動させながら、仕分け作業を行うことも可能である。このとき、指示表示器22を
容器20に対応させて同時に移動させ、容器20に対して仕分け作業を実行するとき、対応す
る指示表示器22を点灯させる。なお、容器20の仕分け作業は仕分けエリアSを通過してい
る間に終了する必要がある。
毎にピッキングが終了すると店舗毎に梱包して出荷しているが、集品容器20を群単位(店
舗単位)でさらにコンベヤ24の下流端から他のコンベヤへ合流させて搬送するようにして
もよい。
ベヤ24のピッキング棚1側前方などに前記仮置き台を配置するようにしてもよい。
また本実施の形態では、ピッキング棚1として流動棚を使用しているが、収納容器5が
移動しない一般棚を使用するようにすることもできる。
ースやコンテナなど、あるいは蓋付きのもの(封函可能なもの)を使用するようにしても
よい。
いるが、表示器2に取り付ける必要はなく、各区画収納空間6に別個に設けるようにして
もよく、またチャイム13の代わりにブザーや回転表示灯などを使用してもよい。
2 ピッキング表示器
4 物品
5 収納容器
6 区画収納空間
11 表示器レール
12 ディジタル表示器
13 チャイム
14 間口表示器
17 バーコードプレート
19 バーコードリーダ
20 集品容器
21 ピッキングコンベヤ
22 指示表示器
24,24A,24B ローラコンベヤ
25 ビニール袋
26 ラベル
51 制御用コンピュータ
52 コントローラ
61 オートラベラー
A ストレージライン
B 集品ライン
H 作業員
M 間口
Q 仕分けライン
S 仕分けエリア
Claims (1)
- 物品収納用の複数の区画収納空間を有し、各区画収納空間毎に、仕分けする物品の情報を表示する仕分け表示手段を設けた仕分け棚と、仕分け棚前のラインには複数の仕分けエリアが設定され、容器を、前記仕分け棚前のライン上を移動させ、この容器に、前記仕分け表示手段にしたがって仕分けエリアの作業者が前記仕分け棚の各区画収納空間から物品の仕分けを行う、あるいは前記容器から、前記仕分け表示手段にしたがって仕分けエリアの作業者が前記仕分け棚の各区画収納空間へ物品の仕分けを行う仕分け設備であって、
前記ラインを、ライン移動方向に平行に複数列の前記容器を移動可能な構成とし、
前記ラインの各列のライン上を移動する各容器に対応させて同時に移動させ、各容器への仕分け、あるいは容器からの仕分けを指示する指示手段を設け、
一つの前記仕分けエリアを担当する一人の前記作業者が前記指示手段からの指示によって、各容器をコンベヤにより移動させながら、仕分け作業を実行することを特徴とする仕分け設備。
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