JP5651597B2 - 留置針および留置針組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、留置針およびこれを備える留置針組立体に関する。
患者に対し輸液を行う際などには、輸液ラインと接続される留置針組立体を患者の血管に穿刺し、留置してこれを行う。
このような留置針組立体は、中空の外針と、外針の基端に固着された外針ハブと、外針内に挿入され、先端に鋭利な針先を有する内針と、内針の基端に固着された内針ハブとで構成されている(例えば、特許文献1参照)。また、外針ハブには、弁体(止血弁)と、当該弁体の開閉操作を行なう操作部材(プッシャ)とが収納されている。
この留置針組立体を患者の血管に穿刺する際には、内針を外針内に挿入し、内針の針先を外針の先端から突出させた組立状態で(特許文献1の図1参照)穿刺操作を行う。そして、内針の針先が血管内に到達すると、針先の開口より流入した血液は、内針の内腔を通り、透明な内針ハブの内部に流入する(フラッシュバック)。これにより、内針が血管を確保したことが確認(視認)できる。このフラッシュバックを確認したら、外針を進め、外針を血管内に挿入する。
次いで、外針を手で把持しつつ、内針を外針から抜き取る(特許文献1の図2参照)。これにより、外針を血管に留置することができる。また、このとき、外針ハブ内の弁体が閉状態となっているため、血液が漏出するのが防止されている。
次いで、外針ハブの基端部に管状のコネクタ(チューブ)を接続する(特許文献1の図3参照)。この接続されたコネクタにより、外針ハブ内の操作部材が先端方向に押圧されて、弁体を押し広げる。これにより、当該弁体が開状態となり、コネクタ側から外針側へ輸液剤を投与することができる。
さて、コネクタにより押圧された操作部材は、その先端部が弁体よりも先端側に突出した状態となる(特許文献1の図3参照)。しかしながら、この状態で輸液剤を投与すると、流路内では、その流路を画成する壁部と操作部材の弁体から突出した先端部の外周部とで囲まれた部分が死角となり、当該部分にまで輸液剤が回り込むことができない。このため、その部分に血液が滞留したままとなってしまう。この滞留した血液は、細菌の増殖源となったり、血栓源となったりするという問題があった。
特開2002−263197号公報
本発明の目的は、フラッシュバックにより血液がハブの流路内に流入し、その後当該流路を液体でプライミングした場合に、流路内、特に、流路を画成する壁部と操作部材の弁体の開閉部から突出した突出部の外周部とで囲まれた部分に、血液が滞留するのを確実に防止することができる留置針、および、かかる留置針を備える留置針組立体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、
中空の外針と、
前記外針の基端部に設けられ、該外針内と連通する流路を有し、該流路に管体を接続可能なハブと、
前記流路を遮断・開放する弁機構とを備え、
前記弁機構は、前記流路の途中に設けられ、弾性材料で構成された開閉可能な開閉部を有する弁体と、前記流路の長手方向に沿って移動可能に支持され、前記開閉部を開閉操作する操作部材であって、管状をなし、その管壁を貫通する少なくとも1つの側孔を有する操作部材とを備え、
前記開閉部が閉じ、該開閉部よりも前記操作部材が基端側に位置する第1の状態と、
前記第1の状態から前記流路に前記管体を接続した際に、該管体で前記操作部材が押圧されて先端方向に移動し、これにより、前記操作部材が前記開閉部を貫通して該開閉部から突出し、前記側孔が前記開閉部よりも先端側に位置する第2の状態とを取り得、
前記第2の状態で前記管体から液体が供給された際、該液体が前記操作部材内から前記側孔を介して前記流路に流出し、前記流路は、該流路を画成する壁部と前記操作部材の前記開閉部から突出した突出部の外周部とで囲まれた部分が、前記側孔を介して流出した液体で置換されるよう構成されていることを特徴とする留置針である。
また、本発明の留置針では、前記側孔は、前記操作部材の周方向に沿って複数配置されているのが好ましい。
また、本発明の留置針では、前記側孔は、前記操作部材の先端面にも開口しているのが好ましい。
また、本発明の留置針では、前記操作部材は、その先端面に開口する先端開口を有し、
前記側孔は、その孔径が前記操作部材の先端開口の内径の10%以上のものであるのが好ましい。
また、本発明の留置針では、前記側孔は、その面積が0.04mm以上のものであるのが好ましい。
また、本発明の留置針では、前記操作部材は、その内部を通過した液体が前記側孔へ向かうのを補助する補助部を有するのが好ましい。
また、本発明の留置針では、前記開閉部は、板状部と、該板状部の厚さ方向に貫通して形成された貫通孔とで構成されているのが好ましい。
また、本発明の留置針では、前記操作部材は、前記第2の状態のときに前記開閉部に係合する係合部を有するのが好ましい。
また、本発明の留置針では、前記係合部は、前記操作部材の外周部にその周方向に沿って形成されたリング状の突部で構成されているのが好ましい。
また、本発明の留置針では、前記側孔は、前記突部に開口しているのが好ましい。
また、本発明の留置針では、前記操作部材は、その内径が縮径した縮径部を有し、
前記側孔は、前記縮径部に開口しているのが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明は、
本発明の留置針と、
前記留置針が前記第1の状態のときに前記外針に挿通される内針とを備え、
前記内針で生体表面を穿刺した際に血液が前記外針を介して前記流路に流入することを特徴とする留置針組立体である。
本発明の留置針組立体(留置針)の第1実施形態を示す縦断面図である。 図1に示す留置針組立体の使用状態を順に示す縦断面図である。 図1に示す留置針組立体の使用状態を順に示す縦断面図である。 図1に示す留置針組立体の使用状態を順に示す縦断面図である。 図1に示す留置針組立体の使用状態を順に示す縦断面図である。 図1に示す留置針組立体の使用状態を順に示す縦断面図である。 本発明の留置針組立体が有する操作部材(第1実施形態)を示す斜視図である。 図7中のA−A線断面図である。 本発明の留置針組立体が有する操作部材(第2実施形態)を示す斜視図である。 本発明の留置針組立体が有する操作部材(第3実施形態)を示す斜視図である。 本発明の留置針組立体が有する操作部材(第4実施形態)を示す斜視図である。 本発明の留置針組立体が有する操作部材(第5実施形態)を示す縦断面図である。
以下、本発明の留置針および留置針組立体を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の留置針組立体(留置針)の第1実施形態を示す縦断面図、図2〜図6は、図1に示す留置針組立体の使用状態を順に示す縦断面図、図7は、本発明の留置針組立体が有する操作部材(第1実施形態)を示す斜視図、図8は、図7中のA−A線断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図1〜図6および図8中(図12についても同様)の右側を「基端」、左側を「先端」と言い、図7中(図9〜図11についても同様)の右上側を「基端」、左下側を「先端」と言う。
図1に示す留置針組立体1は、留置針11と穿刺針(穿刺具)12とで構成されている。この留置針組立体1は、留置針11と穿刺針12とを組み立てた組立状態(図1、図2に示す状態)と、留置針11から穿刺針12を抜去して分解した分解状態(図3〜図6に示す状態)とを取り得る。留置針組立体1は、組立状態で生体表面を穿刺することができる。その後、分解状態とすることにより、留置針11を生体表面に留置することができる。また、生体表面に留置された留置針11にコネクタ20を接続することができる(図4〜図6参照)。
留置針組立体1について説明する前に、コネクタ20について説明する。
図4〜図6に示すように、コネクタ20は、留置針11の基端部に接続されるものである。このコネクタ20は、円管状のコネクタ本体(管体)201と、コネクタ本体201の外周側に設けられたロック部202とを有している。
コネクタ本体201は、その外径が先端方向に向かって漸減したテーパ状をなしている。これにより、コネクタ20を接続する際に、コネクタ本体201を留置針11の基端部に容易に挿入することができ、よって、その接続操作を容易に行なうことができる。
ロック部202は、コネクタ本体201と同心的に配置された筒状をなすものである。このロック部202の内周部には、雌ネジ203が形成されている。雌ネジ203は、後述する留置針11の外針ハブ3の雄ネジ32と螺合することができる。これらネジ同士の螺合することにより、コネクタ20と留置針11との接続状態が確実に維持される、すなわち、不本意に解除されるのを確実に防止することができる。なお、ロック部202は、図示の構成ではコネクタ本体201と一体的に形成されたものであるが、これに限定されず、コネクタ本体201と別体で構成されたものであってもよい。
また、コネクタ20の基端部には、チューブ(図示せず)の先端部が接続されている。そして、チューブの基端部には、輸液剤(液体)Qが充填されたバッグ(図示せず)が接続されている。留置針11は、コネクタ20が接続された接続状態で、前記バッグからの輸液剤が供給される(図5、図6参照)。
次に、留置針組立体1について説明する。
図1〜図6に示すように、留置針11は、中空の外針2と、外針2の基端部に固定された外針ハブ3と、外針ハブ3の流路31を遮断・開放する弁機構6とを有している。
外針2は、ある程度の可撓性を有するものが好ましく用いられる。外針2の構成材料は、樹脂材料、特に、軟質樹脂材料が好適であり、その具体例としては、例えば、PTFE、ETFE、PFA等のフッ素系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂またはこれらの混合物、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリエーテルナイロン樹脂、前記オレフィン系樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合体との混合物等が挙げられる。
このような外針2は、その全部または一部が内部の視認性を有しているのが好ましい。すなわち、外針2は、透明(無色透明)、着色透明または半透明の樹脂で構成されているのが好ましい。これにより、外針2が血管を確保した際、外針2の先端開口22から流入する血液Rのフラッシュバックを目視で確認することができる。
また、外針2の構成材料中には、例えば硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸ビスマス、タングステン酸のようなX線造影剤を配合し、造影機能を持たせることもできる。
図1(図2〜図6についても同様)に示すうように、外針2の基端部には、例えば、カシメ、融着(熱融着、高周波融着等)、接着剤による接着等の方法により、外針ハブ3が液密に固着(固定)されている。
外針ハブ3は、円管状部材で構成され、その内腔部が流路31として機能するものである。この流路31は、外針2の内腔21と連通している。また、流路31には、弁機構6が収納、配置されている。このように外針ハブ3は、その内腔部を流路31の他に、弁機構6を収納する収納部としても利用したものとなっている。
流路31の先端部には、該流路31を画成する壁部311の内径が先端方向に漸減したテーパ部312が形成されている。これにより、流路31を先端方向に向かって流下した輸液剤Qが、外針2に容易に導入されることとなる。
図4(図5、図6についても同様)に示すように、流路31の基端部は、その壁部311の内径が基端方向に向かって漸増したテーパ状をなしている。このテーパ状をなす流路31の基端部に、コネクタ20のコネクタ本体201を挿入することができる。流路31にコネクタ本体201を挿入すると、流路31の壁部311とコネクタ本体201の外周部204とが密着し、よって、液密性が維持される。また、外針ハブ3の基端外周部には、コネクタ20のロック部202の雌ネジ203と螺合する雄ネジ32が形成されている。このように外針ハブ3の基端部は、コネクタ20が接続される接続部となっている。
外針ハブ3には、弁機構6が収納されている。この弁機構6は、流路31を遮断・開放するものであり、弁体7と、弁体7を開閉操作する操作部材8とで構成されている。
図1に示すように、弁体7は、流路31の途中に設置されている。この弁体7は、弾性材料で構成され、開閉可能な開閉部71と、流路31に対し固定される固定部72とを有している。
開閉部71は、円板状をなす板状部711と、板状部711に形成された貫通孔712とで構成されている。板状部711は、その面が流路31の長手方向に対して垂直な姿勢となっている。また、貫通孔712は、板状部711の厚さ方向に貫通した、例えばスリットで構成されたものである。このスリットの形状としては、特に限定されず、例えば、一文字状、十文字状、Y字状(ト字状)等が挙げられる。このような構成により、開閉部71は、確実に自己閉塞性を有する部分となる。
固定部72は、開閉部71と一体的に形成されている。この固定部72は、開閉部71(板状部711)の縁部から基端方向に向かって突出形成された筒状をなす部分である。この固定部72の外周部721の一部または全体が流路31の壁部311に嵌合することにより、弁体7が流路31に対して固定される。
弁体7の構成する弾性材料としては、特に限定されず、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ウレタンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムのような各種ゴム材料(特に加硫処理したもの)や、ウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはそれらの混合物等の各種弾性材料が挙げられ、これらの弾性材料の中でも、特に、イソプレンゴムを用いるのが好ましい。弁体7の構成材料にイソプレンゴムを用いた場合には、圧縮永久歪みが小さく、製品の使用期限が長くなるという利点がある。
操作部材8は、弁体7の開閉部71を開閉操作する部材である。この操作部材8は、流路31の長手方向に沿って移動可能に支持されている。これにより、留置針11(弁機構6)では、操作部材8が開閉部71よりも基端側にある第1の状態(図1〜図3参照)と、その第1の状態から操作部材8が先端方向に移動して開閉部71を貫通し、当該開閉部71から突出する第2の状態(図4〜図6参照)とを取り得る。また、第1の状態では、開閉部71が自己閉塞性によって閉じたものとなっている。これにより、流路31は、遮断される。第2の状態では、開閉部71が前記操作部材8の貫通によって強制的に開いたものとなっている。これにより、流路31は、弁機構6を介して、その先端側と基端側とが開通する。
図7、図8に示すように、操作部材8は、円管状部材で構成されている。操作部材8が移動する際、当該操作部材8の外周部が流路31の壁部311を摺動し、よって、その移動が安定して行なわれる。
操作部材8の基端外周部には、その内径が拡径した基端拡径部84が形成されている。この基端拡径部84の内径は、コネクタ20のコネクタ本体201の内径よりも大きい。これにより、接続状態で輸液剤Qがコネクタ本体201から操作部材8に容易かつ確実に流入することができる(図5参照)。
操作部材8の先端外周部には、その外径が拡径した、すなわち、その周方向に沿って突出した2つの先端拡径部(突部)81aおよび81bが形成されている。図4に示すように、これらの先端拡径部81aおよび81bのうちの先端拡径部81bは、第2の状態のときに弁体7の開閉部71に係合する係合部として機能する。先端拡径部81bが弁体7の開閉部71に係合することにより、操作部材8が不本意に基端方向に移動するのが防止され、よって、第2の状態が確実に維持される。そして、後述する操作部材8の側孔83が流路31内に確実に露出する(臨む)ことができる。
また、先端拡径部81aおよび81bは、それぞれ、テーパ状をなしている。これにより、操作部材8が弁体7の開閉部71を貫通する際、先端拡径部81aおよび81bがこの順に開閉部71を外方に向かって確実に押し広げることができ、よって、その貫通が容易に行なわれる。そして、操作部材8の開閉部71を貫通した部分(先端拡径部81aおよび81b)が、当該開閉部71から突出する。以下、この突出した部分を「突出部82」と言う。
先端拡径部81b(突出部82)には、2つの側孔83が開口している。各側孔83は、それぞれ、操作部材8の側壁(管壁)を貫通して形成されている。また、各側孔83は、それぞれ、側面視で四角形をなしている。図5、図6に示すように、第2の状態では、操作部材8の突出部82が開閉部71から突出しているため、各側孔83が弁体7の開閉部71よりも先端側に位置することとなる。そして、この状態でコネクタ20から輸液剤Qが供給されると、当該輸液剤Qは、操作部材8内を通過し、その一部が各側孔83から流路31に流出することができる。
さて、前述したように組立状態の留置針組立体1で生体表面を穿刺して、外針2が血管を確保すると、血液Rが外針2の先端開口22から流路31にまで流入してくる(図2参照)。この流入した血液Rは、分解状態でも流路31内にそのまま残留する(図3参照)。そして、コネクタ20を留置針11に接続すると、留置針11が第2の状態となり(図4参照)、生体への輸液剤Qの投与が可能となる(図5、図6参照)。
ところで、仮に操作部材8から側孔83が省略されている場合、第2の状態で輸液剤Qを投与すると、流路31内では、その壁部311と操作部材8の突出部82の外周部とで囲まれた部分がデッドスペース(死角)313となり、操作部材8の先端開口85から流出した輸液剤Qは、デッドスペース313にまで回り込むことができない。このため、そのデッドスペース313に血液Rが滞留したままとなってしまう。この滞留した血液Rは、細菌の増殖源となったり、血栓源となったりする不具合が生じることがある。
しかしながら、本発明では、操作部材8に側孔83が形成されている。これにより、第2の状態で各側孔83がデッドスペース313に臨むこととなり、よって、各側孔83から流出した輸液剤Qでデッドスペース313内の血液Rが確実に置換される(排出される)。これにより、デッドスペース313内に血液Rが滞留するのを確実に防止することができ、よって、前記不具合を解消することができる。
また、各側孔83は、操作部材8の周方向に沿って等間隔に配置されている、すなわち、操作部材8の中心軸を介して互いに反対側に配置されている。これにより、各側孔83からの輸液剤Qがデッドスペース313全体に均一に行き渡ることができ、よって、輸液剤Qでデッドスペース313内の血液Rをより確実に置換することができる。
また、各側孔83は、それぞれ、その孔径が先端開口85の内径の10%以上のものであるのが好ましく、40〜120%のものがより好ましい。
側孔83は、それぞれ、その面積が0.04mm以上のものであるのが好ましく0.15〜1.7mmのものがより好ましい。
各側孔83の大きさを前記数値範囲内に設定することにより、各側孔83から輸液剤Qが確実に流出することができ、よって、デッドスペース313内の血液Rをより確実に置換することができる。
なお、各側孔83の大きさは、互いに同じであってもよいし、異なっていてもよい。
図8に示すように、操作部材8の先端内周部には、その内径が段階的に縮径した縮径部87が形成されている。操作部材8の先端内周部には、その内径が縮径した縮径部87が形成され、縮径部87と、それよりも内径が小さい先端開口85とにより、段差部871が形成される。なお、縮径部87が省略され、操作部材8の先端内周部と、それよりも内径が小さい先端開口85とにより、段差部871が形成されるものであってもよい。また、各側孔83は、それぞれ、段差部871より基端側に開口している。このような構成により、操作部材8の内腔部(内部)88を流下した輸液剤Qは、その一部が段差部871に当たって、流れの向きが各側孔83側へ変更される。この流れの向きが変更された輸液剤Qは、各側孔83から確実に流出することができる。このように、操作部材8では、段差部871は、輸液剤Qが各側孔83へ向かうのを補助する補助部として機能している。
図1に示すように、穿刺針12は、内針4と、内針4の基端部に固定された内針ハブ5とを備えている。組立状態では、外針2に内針4が挿通され、内針ハブ5の先端部が外針ハブ3の基端部に挿入、嵌合している。また、このとき、留置針11が第1の状態となっており、内針4が弁体7および操作部材8を一括して挿通している。
内針4は、先端に鋭利な針先41を有している。内針4の長さは、組立状態としたとき、少なくとも針先41が外針2の先端開口22から突出する程度の長さとされる。そして、この針先41により、生体表面を穿刺することができる。
内針4は、中実針であってもよいが、中空針であるのが好ましい。内針4が中空針である場合、当該内針4が血管を穿刺したときに血液が内針4の中空部45に流入することにより、血液Rのフラッシュバックを確認することができる。
また、内針4を中実針である場合、その外径を小さくしつつも十分な強度を確保することができる。また、内針4を中実針とすることにより、操作終了後、穿刺針12を廃棄する際に、内針4の内部に血液が残留したり、その血液が流出する危険がなく、安全性が高い。
また、内針4は、中空部と中実部との双方を有する構成(例えば、中空針の内腔の一部を充填することにより、先端側を中空とし、基端側を中実とする構成等)とすることもできるが、その全体を一つの部材で構成することにより、内針4のコストの削減を図ることができる。
また、内針4の外周部には、内針4の長手方向に沿って溝(流路)44が凹没して形成されている。溝44は、血管に穿刺した際に、血液Rを外針2の内腔21に導入する導入路として機能する。溝44から導入された血液Rは、血液が内針4と外針2との隙間に流入する。これにより、血液Rのフラッシュバックを早期から確実に確認することができる。そして、血液Rは、外針2の内腔21を通過し、外針ハブ3の流路31内に流入する(図2参照)。
このような内針4の構成材料としては、例えば、ステンレス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタンまたはチタン合金のような金属材料が挙げられる。
内針4の基端部には、内針ハブ5が固着(固定)されている。また、内針ハブ5は、管状をなし、その基端開口部にエアフィルタ(図示せず)が設置されている。
このような内針ハブ5および前述した外針ハブ3は、それぞれ、好ましくは透明(無色透明)、着色透明または半透明の樹脂で構成され、内部の視認性が確保されている。これにより、外針2が血管を確保した際、前述した内針4の溝44を介して流入する血液Rのフラッシュバックを目視で確認することができる。
外針ハブ3、内針ハブ5および操作部材8の構成材料としては、特に限定されず、それぞれ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニル等の各種樹脂材料が挙げられる。
次に、留置針組立体1の使用状態について説明する。
[1] 留置針組立体1を図1に示す組立状態とする。
また、コネクタ20には、輸液剤Qが充填された輸液バッグが予め接続されており、輸液剤Qの供給が可能となっている。
[2] 次に、組立状態の留置針組立体1を把持し、患者の血管(静脈または動脈)を穿刺する。外針2により血管が確保されると、血管の内圧(血圧)により血液Rが、内針4の溝44を介して外針2の内腔21を基端方向へ逆流するので、視認性を有する外針2または外針ハブ3において、これを確認することができる(図2参照)。そして、これを確認した後、さらに、留置針組立体1を微小距離先端方向へ進める。
また、図2に示すように、逆流した血液Rは、流路31の弁体7が位置するところまで到達する。
[3] 外針2により血管が確保されたら、外針2または外針ハブ3を一方の手で固定し、他方の手で内針ハブ5を把持して基端方向へ引っ張り、内針4を外針2から抜去する(図3参照)。これにより、留置針組立体1は、分解状態となる。このとき、留置針11では、弁体7が閉状態となっているため、流路31内の血液Rが外部へ漏出するのが防止されている。また、抜去された穿刺針12は、不用となるため、廃棄処分に供される。
[4] 次に、留置針11の外針ハブ3を粘着テープ等により皮膚に固定する。そして、外針ハブ3にコネクタ20を接続する(図4参照)。この接続により、第1の状態の留置針11では、操作部材8は、コネクタ20のコネクタ本体201で押圧されて先端方向に移動して、弁体7を貫通する。これにより、留置針11は、第2の状態となる。
[5] 次に、輸液剤Qの供給を開始する。これにより、コネクタ本体201内、操作部材8内を順に通過した輸液剤Qは、操作部材8の先端開口85から流出するものと、各側孔83から流出するものとに分かれる(図5参照)。各側孔83から流出した輸液剤Qは、デッドスペース313内の血液Rを押し出しつつ、流路31のテーパ部312で、先端開口85から流出した輸液剤Qと合流する。そして、遂には、流路31全体が輸液剤Qで満たされる(プライミングされる)こととなる(図6参照)。
また、このような過程を経ることにより、前述したようにデッドスペース313内の血液が輸液剤Qで置換される。これにより、デッドスペース313内に血液Rが滞留するのを確実に防止することができる。
<第2実施形態>
図9は、本発明の留置針組立体が有する操作部材(第2実施形態)を示す斜視図である。
以下、この図を参照して本発明の留置針および留置針組立体の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、操作部材の側孔の形成数が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図9に示す操作部材8Aでは、その周方向に沿って等間隔に配置された4つの側孔83が形成されている。これにより、デッドスペース313への輸液剤Qの流出量が増大し(増加し)、よって、デッドスペース313内の血液Rを輸液剤Qでより確実に置換することができる。
<第3実施形態>
図10は、本発明の留置針組立体が有する操作部材(第3実施形態)を示す斜視図である。
以下、この図を参照して本発明の留置針および留置針組立体の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、操作部材の側孔の側面視での形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図10に示す操作部材8Bでは、側面視で各側孔83がそれぞれ円形をなしている。このように各側孔83がそれぞれ円形をなしている場合でも、前記と同様の効果(デッドスペース313内の血液Rを輸液剤Qでより確実に置換すること)を得る。
<第4実施形態>
図11は、本発明の留置針組立体が有する操作部材(第4実施形態)を示す斜視図である。
以下、この図を参照して本発明の留置針および留置針組立体の第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、操作部材の側孔の形成形態が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図11に示す操作部材8Cでは、各側孔83は、それぞれ、操作部材8の先端面86にも開口している。すなわち、各側孔83は、それぞれ、先端開口85と連通している。これにより、仮にコネクタ20の接続による操作部材8の先端方向への移動が小さく、操作部材8の先端が弁体7よりほんの少ししか突出していない場合においても、各側孔83が流路31内に露出し、輸液剤でデッドスペース313内の血液Rを確実に置換することができる。
<第5実施形態>
図12は、本発明の留置針組立体が有する操作部材(第5実施形態)を示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明の留置針および留置針組立体の第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、操作部材の段差部(補助部)の形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図12に示す操作部材8Dでは、段差部871に傾斜面872が形成されている。この傾斜面872は、操作部材8Dの中心軸に対して傾斜している。これにより、操作部材8の内腔部(内部)88を流下した輸液剤Qは、その一部が傾斜面872に当たって、流れの向きが各側孔83側へ容易に変更されることとなる。そして、この流れの向きが変更された輸液剤Qは、各側孔83からより確実に流出することができる。
以上、本発明の留置針および留置針組立体を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、留置針および留置針組立体を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の留置針および留置針組立体は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、本発明の留置針組立体(留置針)は、血管内に挿入して使用されるものの他に、例えば、腹腔内、胸腔内、リンパ管内、脊柱管内等に挿入して使用されるものにも適用することもできる。
また、弁体(開閉部)は、図示の構成ものに限定されず、例えば、ダックビル弁で構成されたものであってもよい。
また、操作部材に形成される側孔の形成数は、2つまたは4つに限定されず、例えば、1つ、3つまたは5つ以上であってもよい。
また、側孔には、親水性処理が施されているのが好ましい。これにより、コネクタから流下した液体が側孔に導かれる。
本発明の留置針は、中空の外針と、前記外針の基端部に設けられ、該外針内と連通する流路を有し、該流路に管体を接続可能なハブと、前記流路を遮断・開放する弁機構とを備え、前記弁機構は、前記流路の途中に設けられ、弾性材料で構成された開閉可能な開閉部を有する弁体と、前記流路の長手方向に沿って移動可能に支持され、前記開閉部を開閉操作する操作部材であって、管状をなし、その管壁を貫通する少なくとも1つの側孔を有する操作部材とを備え、前記開閉部が閉じ、該開閉部よりも前記操作部材が基端側に位置する第1の状態と、前記第1の状態から前記流路に前記管体を接続した際に、該管体で前記操作部材が押圧されて先端方向に移動し、これにより、前記操作部材が前記開閉部を貫通して該開閉部から突出し、前記側孔が前記開閉部よりも先端側に位置する第2の状態とを取り得、前記第2の状態で前記管体から液体が供給された際、該液体が前記操作部材内から前記側孔を介して前記流路に流出し、前記流路は、該流路を画成する壁部と前記操作部材の前記開閉部から突出した突出部の外周部とで囲まれた部分が、前記側孔を介して流出した液体で置換されるよう構成されている。この留置針は、その使用過程で、フラッシュバックにより血液がハブの流路内に流入し、その後当該流路を液体でプライミングする。この場合、流路内、特に、流路を画成する壁部と操作部材の弁体の開閉部から突出した突出部の外周部とで囲まれた部分に、血液が滞留することがある。しかしながら、操作部材の突出部に形成された側孔からも流路内に液体が流出することができ、その液体によって、当該部分に滞留した血液が置換され、前記血液の滞留を確実に防止することができる。従って、本発明の留置針は、産業上の利用可能性を有する。

Claims (8)

  1. 中空の外針と、
    前記外針の基端部に設けられ、該外針内と連通する流路を有し、該流路に管体を接続可能なハブと、
    前記流路を遮断・開放する弁機構とを備え、
    前記弁機構は、前記流路の途中に設けられ、弾性材料で構成された開閉可能な開閉部を有する弁体と、前記流路の長手方向に沿って移動可能に支持され、前記開閉部を開閉操作する操作部材であって、管状をなし、その管壁を貫通する少なくとも1つの側孔を有する操作部材とを備え、
    前記開閉部が閉じ、該開閉部よりも前記操作部材が基端側に位置する第1の状態と、
    前記第1の状態から前記流路に前記管体を接続した際に、該管体で前記操作部材が押圧されて先端方向に移動し、これにより、前記操作部材が前記開閉部を貫通して該開閉部から突出し、前記側孔が前記開閉部よりも先端側に位置する第2の状態とを取り得、
    前記第2の状態で前記管体から液体が供給された際、該液体が前記操作部材内から前記側孔を介して前記流路に流出し、前記流路は、該流路を画成する壁部と前記操作部材の前記開閉部から突出した突出部の外周部とで囲まれた部分が、前記側孔を介して流出した液体で置換されるよう構成されていることを特徴とする留置針。
  2. 前記側孔は、前記操作部材の周方向に沿って複数配置されている請求項1に記載の留置針。
  3. 前記側孔は、前記操作部材の先端面にも開口している請求項1に記載の留置針。
  4. 前記操作部材は、その先端面に開口する先端開口を有し、
    前記側孔は、その孔径が前記操作部材の先端開口の内径の10%以上のものである請求項1に記載の留置針。
  5. 前記側孔は、その面積が0.04mm以上のものである請求項1に記載の留置針。
  6. 前記操作部材は、その内部を通過した液体が前記側孔へ向かうのを補助する補助部を有する請求項1に記載の留置針。
  7. 前記開閉部は、板状部と、該板状部の厚さ方向に貫通して形成された貫通孔とで構成されている請求項1に記載の留置針。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の留置針と、
    前記留置針が前記第1の状態のときに前記外針に挿通される内針とを備え、
    前記内針で生体表面を穿刺した際に血液が前記外針を介して前記流路に流入することを特徴とする留置針組立体。
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