JP5649468B2 - 投票用紙交付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、投票用紙を投票者に交付するための投票用紙交付装置に関するものである。
投票用紙交付装置においては、通常、交付作業が終了すると、担当者が、電源スイッチをオフすることによって電源からの通電を遮断し、開閉蓋を開けて、収容部に残っている投票用紙を回収している。
特開昭62−226213号公報 特開平6−242857号公報 特開平10−293731号公報
しかしながら、交付作業が終了した場合に、交付装置内の搬送路途中に投票用紙がジャムした状態で残留していることがある。そのような場合に、電源からの通電を遮断してしまうと、ジャムしている投票用紙に気付かず、その投票用紙が回収されないため、投票用紙の総数が合わないこととなり、不都合が生じる。
また、投票用紙交付装置は、外部の情報処理装置との間で相互に通信を行ってデータをやり取りすることがある。例えば、交付後には、交付結果データを外部の情報処理装置に送信する。その送信途中に、電源からの通電を遮断してしまうと、送信が不完全となり、誤った交付結果データが情報処理装置に記憶されることとなり、不都合が生じる。
本発明は、上述したような不都合が生じるのを防止できる、投票用紙交付装置を、提供することを目的としている。
本発明は、複数枚の投票用紙を収容する収容部と、投票用紙を、収容部から1枚ずつ取出して、搬送路を通して搬送して、用紙取出口から突出させる、用紙送出機構と、用紙送出機構の作動をオンする操作キーと、電源からの通電をオンオフする電源スイッチと、を備え、通電状態で操作キーをオンする度に、用紙送出機構が1回作動して、1枚の投票用紙が用紙取出口から突出させるようになっている、投票用紙交付装置において、電源スイッチのオフ作動を検知して電源からの通電を制御する、電源制御手段を、備えており、電源制御手段は、電源スイッチのオフ作動を検知するオフ検知手段と、オフ作動が検知されると、電源からの通電を遮断可能な状態であるか否かを、判定する、判定手段と、判定結果が「遮断可能な状態」である場合に、電源からの通電の遮断を実行する、遮断実行手段と、判定結果が「遮断不可能な状態」である場合に、電源からの通電の遮断を停止する、遮断停止手段と、を有しており、判定手段が、搬送路の途中に投票用紙が残留しているか否かを検知する、残留検知手段と、検知結果が「残留していない」である場合に「遮断可能な状態」と判定する、可能判定手段と、検知結果が「残留している」である場合に「遮断不可能な状態」と判定する、不可能判定手段と、を有している、ことを特徴としている。
なお、本発明は、次の構成を採用するのが好ましい。
(b)電源制御手段が、判定結果が「遮断不可能な状態」である場合に、投票用紙が残留している旨を知らせる警報を発する警報手段を、更に有している。
(c)本発明又は上記構成(b)において、電源制御手段が、残留している投票用紙が除去されたか否かを検知する、除去検知手段と、検知結果が「除去された」である場合に、通電の遮断の停止を解除する、停止解除手段と、を更に有している。
(d)本発明、上記構成(b)及び(c)のいずれか一つにおいて、残留検知手段が、搬送路の途中に設けられたセンサーによって、検知するようになっている。
(e)外部の情報処理装置との間で相互に通信を行う、通信手段を、更に備えており、判定手段が、通信途中であるか否かを検知する、通信途中検知手段と、検知結果が「通信途中でない」である場合に「遮断可能な状態」と判定する、可能判定手段と、検知結果が「通信途中である」である場合に「遮断不可能な状態」と判定する、不可能判定手段と、を有している。
(f)上記構成(e)において、電源制御手段が、判定結果が「遮断不可能な状態」である場合に、通信途中である旨を知らせる警報を発する警報手段を、更に有している。
(g)上記構成(e)又は(f)において、電源制御手段が、通信が維持されて完了したか否かを検知する、通信完了検知手段と、検知結果が「完了した」である場合に、通電の遮断の停止を解除する、停止解除手段と、を更に有している。
本発明によれば、担当者が電源スイッチをオフしても、「遮断不可能な状態」である場合には、電源からの通電が遮断されないので、残留投票用紙を回収し忘れたり外部の情報処理装置への通信データが不完全になったりするのを、防止できる。
本発明の投票用紙交付装置の外観斜視図である。 図1のII−II断面図である。 開閉蓋を開けた状態の装置本体の外観斜視図である。 第1実施形態の制御部のブロック図である。 第1実施形態の電源制御手段の作動のフローチャートである。 第2実施形態の制御部のブロック図である。 第2実施形態の電源制御手段の作動のフローチャートである。
[第1実施形態]
図1は、本発明の投票用紙交付装置の外観斜視図である。図2は、図1のII−II断面図である。この交付装置10は、装置本体1とコントローラ9とからなっている。
装置本体1は、略直方体形状の筐体であり、開閉蓋111を有している。図3は、開閉蓋111を開けた状態の装置本体1の外観斜視図である。開閉蓋111は、装置本体1の上壁11の後部と後壁15の上部とが一体となって構成されている。開閉蓋111は、前縁部112を支点として、上下に回動することにより、開閉するようになっている。
装置本体1は、内部に、複数枚の投票用紙を収容する収容部2と、投票用紙を、収容部2から1枚ずつ取出して、搬送路31を通して搬送して、用紙取出口32から突出させる、用紙送出機構3と、を有している。開閉蓋111は、収容部2を覆っている。
装置本体1は、後壁15の片隅に、電源(図示せず)からの通電をオンオフする電源スイッチ101と、電源へのコネクタ102と、を有している。更に、装置本体1は、装置全体の作動を制御する制御部110(図4)を有している。図4は、制御部110のブロック図である。制御部110は、CPU、ROM、RAM等により、実現されている。
コントローラ9は、コード91を介して、装置本体1の制御部110に接続されており、制御部110に制御信号を送信するようになっている。コントローラ9は、操作キー92、93及び表示パネル94等を有している。
収容部2は、複数枚の投票用紙を収容する空間として構成されており、立壁21と底壁22と両側壁23とで囲まれている。立壁21は、上部が前になるように少し傾斜しており、収容部2と用紙送出機構3とを隔てている。底壁22は、用紙送出機構3に向けて少し低くなるように傾斜している。投票用紙Pは、図2に示されるように、立壁21に沿うように立てた状態で、且つ、立壁21側から重ねた状態で、収容部2に収容される。底壁22には、収容した投票用紙Pを立壁21に向けて押し付ける押さえ部材25が設けられている。押さえ部材25は、板体であり、前後方向(矢印Y方向)に移動可能に設けられており、スプリング26によって立壁21側へ常時付勢されている。
装置本体1は、側壁13の内面に、収容部2内を照らすための照明具42を、有している。照明具42としては、例えば白色LED又は白色系電球が、好ましく用いられる。
用紙送出機構3は、操作キー92又は93を1回オンすると、次のように1回作動するようになっている。すなわち、図2に示されるように、まず、取出ローラ331及び捌き部材332によって、最も前に位置している投票用紙Pが収容部2から取り出され、搬送路31へ送り出される。このとき、偏心ローラ333が、立壁21から収容部2内へ周期的に突出するように回転して、重なっている投票用紙Pを揺動させるので、投票用紙P同士の間に隙間が生じ、1枚の投票用紙Pが取り出しやすくなる。搬送路31に送り出された投票用紙Pは、搬送ローラ341、342、343によって、用紙取出口32まで搬送される。投票用紙Pは、抜き取り検出部材351を回動させながら搬送されて、用紙取出口32から突出し、回動から復帰した抜き取り検出部材351によって、下部が押さえられ、これによって、一部が用紙取出口32から突出した状態で止まる。なお、抜き取り検出部材351は、スプリング(図示せず)によって復帰方向に常時付勢されている。そして、次の投票用紙Pの先端が1対のセンサー361によって検知されると、全てのローラの作動が停止する。用紙取出口32から突出した投票用紙Pが、投票者によって抜き取られると、抜き取り検出部材351の回動がセンサー362によって検知され、装置本体1の前部に内蔵されたスピーカー41から選挙の種類等を告げるアナウンスが流れる。投票用紙Pの重なりがセンサー361によって検知されると、排除ガイド部材352が、搬送路31内に突出するように回動し、搬送されて来る投票用紙Pを搬送路31から回収部37へ逃がす。
そして、装置本体1の制御部110は、電源スイッチ101のオフ作動を検知して電源からの通電を制御する、電源制御手段120を、備えている。
電源制御手段120は、電源スイッチ101のオフ作動を検知するオフ検知手段121と、オフ作動が検知されると、電源からの通電を遮断可能な状態であるか否かを判定する、判定手段122と、判定結果が「遮断可能な状態」である場合に、電源からの通電の遮断を実行する、遮断実行手段123と、判定結果が「遮断不可能な状態」である場合に、電源からの通電の遮断を停止する、遮断停止手段124と、を有している。
判定手段122は、搬送路31の途中に投票用紙が残留しているか否かを検知する、残留検知手段1221と、検知結果が「残留していない」である場合に「遮断可能な状態」と判定する、可能判定手段1222と、検知結果が「残留している」である場合に「遮断不可能な状態」と判定する、不可能判定手段1223と、を有している。残留検知手段1221は、搬送路31の途中に、投票用紙の長さ寸法より短い間隔を置いて配置されたセンサー361、362、363、364によって、投票用紙の有無を検知するようになっている。センサー361、362、363、364によって検知される投票用紙は、搬送路31においてジャム状態にあり、搬送路31内に残留している。検知結果は、「無」の場合が「残留していない」となり、「有」の場合が「残留している」となる。
電源制御手段120は、判定結果が「遮断不可能な状態」である場合に、投票用紙が残留している旨を知らせる警報を発する警報手段125を、好ましくは有している。警報手段125は、スピーカー41から警報を発するようになっている。
電源制御手段120は、残留している投票用紙が除去されたか否かを検知する、除去検知手段126と、検知結果が「除去された」である場合に、通電の遮断の停止を解除する、停止解除手段127と、を好ましくは有している。除去検知手段126は、上述したセンサー363、364よって、投票用紙の有無を検知するようになっている。検知結果は、「無」の場合が「除去された」となり、「有」の場合が「除去されていない」となる。
上記構成の交付装置10は、次のように作動する。
まず、担当者が、次のようにして、交付装置10に投票用紙をセットする。すなわち、まず、開閉蓋111を開け、押さえ部材25を後方へ移動させる。次に、投票用紙を、立てた状態で且つ立壁21に沿わせて、底壁22上に載置し、押さえ部材25によって前方へ押し付ける。次に、開閉蓋111を閉じる。
次に、操作者は、電源スイッチ101をオンし、そして、投票者が一人来ると、操作キー92又は93を1回オンする。このとき、投票者が男性の場合には男性用の操作キー92をオンし、投票者が女性の場合には女性用の操作キー93をオンする。これにより、投票者の男女別の数が、カウントされて、表示パネル94に表示される。
操作キー92又は93が1回オンされると、用紙送出機構3が1回作動して、投票用紙が、収容部2から1枚取出され、搬送路31を通して搬送されて、用紙取出口32から突出する。用紙取出口32から突出した投票用紙は、投票者によって抜き出され、投票に使用される。操作キー92又は93は、投票者が来る度に、1回オンされ、その度に、用紙送出機構3は、1回作動する。
以上のようにして、投票用紙の交付作業を行う。そして、交付作業が終了すると、担当者は、電源スイッチ101をオフし、開閉蓋111を開けて、収容部2に残っている投票用紙を回収する。このとき、センサー361の位置まで搬送路31に入り込んでいる投票用紙も、収容部2に一部が露出しているので、引っ張り出して、回収する。なお、担当者と操作者とは、同一人でも別人でもよい。
ところで、上記構成の交付装置10においては、担当者が電源スイッチ101をオフした際に、電源制御手段120が次のように作動する。図5は、そのフローチャートである。
まず、オフ検知手段121が、電源スイッチ101のオフ作動を検知する(ステップ(S)51)。
次に、電源スイッチ101のオフ作動が検知されると、判定手段122が、電源からの通電を遮断可能な状態であるか否かを判定する。判定手段122は、次のように作動する。まず、残留検知手段1221が、センサー363、364によって、搬送路31の途中に投票用紙が残留しているか否かを検知する(S52)。そして、検知結果に応じて、可能判定手段1222又は不可能判定手段1223が作動する。可能判定手段1222は、検知結果が「残留していない」である場合に「遮断可能な状態」と判定する(S53)。不可能判定手段1223は、検知結果が「残留している」である場合に「遮断不可能な状態」と判定する(S54)。これにより、判定手段122によって、電源からの通電を遮断可能な状態であるか否かが判定される。
そして、「遮断可能な状態」と判定された場合には、遮断実行手段123が、通電の遮断を実行する(S55)。これにより、電源スイッチ101のオフ作動は、完了する。一方、「遮断不可能な状態」と判定された場合には、遮断停止手段124が、通電の遮断を停止する(S56)。これにより、電源スイッチ101のオフ作動は、未完のままとなる。
更に、電源制御手段120は、「遮断不可能な状態」と判定された場合には、次のように作動する。
(1)警報手段125が、警報を発する(S57)。警報は、スピーカー41から発せられる。これにより、担当者は、残留投票用紙の存在を、音によって認識できるので、残留投票用紙の見逃しを防止できる。警報は、残留投票用紙がある旨を伝える音声、例えば「残留投票用紙があります」でもよい。
(2)除去検知手段126及び停止解除手段127が、作動する。担当者は、「遮断不可能な状態」を解消するために、残留している投票用紙を除去するように作業するが(S58)、除去検知手段126は、残留している投票用紙が除去されたか否かを検知する(S59)。そして、検知結果が「除去された」である場合には、停止解除手段127が、通電の遮断の停止を解除する(S60)。これにより、遮断停止手段124によって未完のままとなっていた電源スイッチ101のオフ作動が、完了する。したがって、除去検知手段126及び停止解除手段127によれば、投票用紙が残留している限り、通電は遮断されないので、残留投票用紙の見逃しを防止できる。
以上のように、上記構成の交付装置10によれば、担当者が電源スイッチ101をオフしても、残留投票用紙が有る場合には、電源からの通電は遮断されないので、残留投票用紙を回収し忘れるのを、防止できる。
[第2実施形態]
本実施形態の交付装置10は、第1実施形態に対して、次の点が異なっており、その他の構成は同じである。図6は、本実施形態の制御部210のブロック図である。
(1)外部の情報処理装置との間で相互に通信を行う、通信手段230を、更に備えている。通信手段230は、有線又は無線で、情報処理装置に接続されている。通信手段230は、主として、投票用紙の交付後に、交付結果データ、例えば、投票総数、男女別投票数、時間帯別投票数、投票率などを、外部の情報処理装置に送信する。情報処理装置は、例えばパーソナルコンピュータ8である。
(2)電源制御手段220が、次のような構成を有している。
すなわち、電源制御手段220は、電源スイッチ101のオフ作動を検知するオフ検知手段221と、オフ作動が検知されると、電源からの通電を遮断可能な状態であるか否かを判定する、判定手段222と、判定結果が「遮断可能な状態」である場合に、電源からの通電の遮断を実行する、遮断実行手段223と、判定結果が「遮断不可能な状態」である場合に、電源からの通電の遮断を停止する、遮断停止手段224と、を有している。
判定手段222は、外部の情報処理装置との間で通信途中であるか否かを検知する、通信途中検知手段2221と、検知結果が「通信途中でない」である場合に「遮断可能な状態」と判定する、可能判定手段2222と、検知結果が「通信途中である」である場合に「遮断不可能な状態」と判定する、不可能判定手段2223と、を有している。通信途中検知手段2221は、通信手段230の作動状態に基づいて検知するようになっている。
電源制御手段220は、判定結果が「遮断不可能な状態」である場合に、通信途中である旨を知らせる警報を発する警報手段225を、好ましくは有している。警報手段225は、スピーカー41から警報を発するようになっている。
電源制御手段220は、通信が維持されて完了したか否かを検知する、通信完了検知手段226と、検知結果が「完了した」である場合に、通電の遮断の停止を解除する、停止解除手段227と、を好ましくは有している。通信完了検知手段226は、通信手段230の作動状態に基づいて検知するようになっている。
本実施形態の交付装置10において、投票用紙が用紙取出口32から突出して投票に使用されるまでの作動は、第1実施形態の場合と同じである。
そして、本実施形態の交付装置10においては、担当者が電源スイッチ101をオフした際に、電源制御手段220が次のように作動する。図7は、そのフローチャートである。
まず、オフ検知手段221が、電源スイッチ101のオフ作動を検知する(ステップ(S)71)。
次に、電源スイッチ101のオフ作動が検知されると、判定手段222が、電源からの通電を遮断可能な状態であるか否かを判定する。判定手段222は、次のように作動する。まず、通信途中検知手段2221が、通信途中であるか否かを検知する(S72)。そして、検知結果に応じて、可能判定手段2222又は不可能判定手段2223が作動する。可能判定手段2222は、検知結果が「通信途中でない」である場合に「遮断可能な状態」と判定する(S73)。不可能判定手段2223は、検知結果が「通信途中である」である場合に「遮断不可能な状態」と判定する(S74)。これにより、判定手段222によって、電源からの通電を遮断可能な状態であるか否かが判定される。
そして、「遮断可能な状態」と判定された場合には、遮断実行手段223が、通電の遮断を実行する(S75)。これにより、電源スイッチ101のオフ作動は、完了する。一方、「遮断不可能な状態」と判定された場合には、遮断停止手段224が、通電の遮断を停止する(S76)。これにより、電源スイッチ101のオフ作動は、未完のままとなる。
更に、電源制御手段220は、「遮断不可能な状態」と判定された場合には、次のように作動する。
(1)警報手段225が、警報を発する(S77)。警報は、スピーカー41から発せられる。これにより、担当者は、通信途中であることを、音によって認識できるので、通信途中であることの見逃しを防止できる。警報は、通信途中である旨を伝える音声、例えば「通信途中です」でもよい。
(2)通信完了検知手段226及び停止解除手段227が、作動する。担当者は、「遮断不可能な状態」を解消するために、通信を維持して完了するように作業するが(S78)、通信完了検知手段226は、通信が完了したか否かを検知する(S79)。そして、検知結果が「完了した」である場合には、停止解除手段227が、通電の遮断の停止を解除する(S80)。これにより、遮断停止手段224によって未完のままとなっていた電源スイッチ101のオフ作動が、完了する。したがって、通信完了検知手段226及び停止解除手段227によれば、通信途中である限り、通電は遮断されないので、通信途中であることの見逃しを防止できる。
以上のように、上記構成の交付装置10によれば、担当者が電源スイッチ101をオフしても、通信途中である場合には、電源からの通電は遮断されないので、通信が不完全になるのを、防止できる。
[変形例]
(1)第1実施形態において、警報手段125は、スピーカー41から警報を発すると共に、又は、警報を発することに代えて、投票用紙が残留している旨を知らせる警報メッセージ例えば「残留用紙があります」を、コントローラ9の表示パネル94に所定時間表示してもよい。
(2)第2実施形態において、警報手段125は、スピーカー41から警報を発すると共に、又は、警報を発することに代えて、通信途中である旨を知らせる警報メッセージ例えば「通信途中です」を、コントローラ9の表示パネル94に所定時間表示してもよい。
(3)第1実施形態において、電源制御手段120は、注意メッセージ手段を更に有してもよい。注意メッセージ手段は、除去検知手段126の検知結果が「除去された」である場合に、注意メッセージ例えば「電源遮断中です」を、スピーカー41から音声として発したり、コントローラ9の表示パネル94に所定時間表示したりする。残留投票用紙を除去した後に直ぐに電源が遮断されると、担当者が異常状態ではないかと誤認する恐れがあるが、注意メッセージ手段によれば、その恐れを解消できる。更に、注意メッセージ手段は、除去検知手段126の検知結果が「除去されていない」である場合に、注意メッセージ例えば「除去して下さい」を、スピーカー41から音声として発したり、コントローラ9の表示パネル94に所定時間表示したりしてもよい。
(4)第2実施形態においては、電源制御手段220は、注意メッセージ手段を更に有してもよい。注意メッセージ手段は、通信完了検知手段226の検知結果が「完了した」である場合に、注意メッセージ例えば「電源遮断中です」を、スピーカー41から音声として発したり、コントローラ9の表示パネル94に所定時間表示したりする。通信が完了した後に直ぐに電源が遮断されると、担当者が異常状態ではないかと誤認する恐れがあるが、注意メッセージ手段によれば、その恐れを解消できる。更に、注意メッセージ手段は、通信完了検知手段226の検知結果が「完了していない」である場合に、注意メッセージ例えば「完了して下さい」を、スピーカー41から音声として発したり、コントローラ9の表示パネル94に所定時間表示したりしてもよい。
(5)第1実施形態において、電源制御手段120は、確認メッセージ手段及び指示受付手段を更に有してもよい。確認メッセージ手段は、除去検知手段126の検知結果が「除去された」である場合に、確認メッセージ例えば「電源を遮断してもよいですか」を、スピーカー41から音声として発したり、コントローラ9の表示パネル94に所定時間表示したりする。指示受付手段は、担当者が「遮断してもよい」旨をコントローラ9の該当キーから指示した場合に、その指示を受け付けて、電源を遮断する。
(6)第2実施形態において、電源制御手段220は、確認メッセージ手段及び指示受付手段を更に有してもよい。確認メッセージ手段は、通信完了検知手段226の検知結果が「完了した」である場合に、確認メッセージ例えば「電源を遮断してもよいですか」を、スピーカー41から音声として発したり、コントローラ9の表示パネル94に所定時間表示したりする。指示受付手段は、担当者が「遮断してもよい」旨をコントローラ9の該当キーから指示した場合に、その指示を受け付けて、電源を遮断する。
本発明の投票用紙交付装置は、残留投票用紙を回収し忘れたり外部の情報処理装置への通信データが不完全になったりするのを、防止できる。
2 収容部 3 用紙送出機構 92、93 操作キー 101 電源スイッチ 10 投票用紙交付装置 120、220 電源制御手段 121、221 オフ検知手段 122、222 判定手段 1221 残留検知手段 2221 通信途中検知手段 1222、2222 可能判定手段 1223、2223 不可能判定手段 123、223 遮断実行手段 124、224遮断停止手段 125、225 警報手段 126 除去検知手段 226 通信完了検知手段 127、227 停止解除手段

Claims (7)

  1. 複数枚の投票用紙を収容する収容部と、
    投票用紙を、収容部から1枚ずつ取出して、搬送路を通して搬送して、用紙取出口から突出させる、用紙送出機構と、
    用紙送出機構の作動をオンする操作キーと、
    電源からの通電をオンオフする電源スイッチと、
    を備え、通電状態で操作キーをオンする度に、用紙送出機構が1回作動して、1枚の投票用紙が用紙取出口から突出させるようになっている、投票用紙交付装置において、
    電源スイッチのオフ作動を検知して電源からの通電を制御する、電源制御手段を、備えており、
    電源制御手段は、
    電源スイッチのオフ作動を検知するオフ検知手段と、
    オフ作動が検知されると、電源からの通電を遮断可能な状態であるか否かを、判定する、判定手段と、
    判定結果が「遮断可能な状態」である場合に、電源からの通電の遮断を実行する、遮断実行手段と、
    判定結果が「遮断不可能な状態」である場合に、電源からの通電の遮断を停止する、遮断停止手段と、
    を有しており、
    判定手段が、
    搬送路の途中に投票用紙が残留しているか否かを検知する、残留検知手段と、
    検知結果が「残留していない」である場合に「遮断可能な状態」と判定する、可能判定手段と、
    検知結果が「残留している」である場合に「遮断不可能な状態」と判定する、不可能判定手段と、
    を有している、
    ことを特徴とする投票用紙交付装置。
  2. 電源制御手段が、判定結果が「遮断不可能な状態」である場合に、投票用紙が残留している旨を知らせる警報を発する警報手段を、更に有している、
    請求項記載の投票用紙交付装置。
  3. 電源制御手段が、
    残留している投票用紙が除去されたか否かを検知する、除去検知手段と、
    検知結果が「除去された」である場合に、通電の遮断の停止を解除する、停止解除手段と、
    を更に有している、
    請求項1又は2に記載の投票用紙交付装置。
  4. 残留検知手段が、搬送路の途中に設けられたセンサーによって、検知するようになっている、
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の投票用紙交付装置。
  5. 外部の情報処理装置との間で相互に通信を行う、通信手段を、更に備えており、
    判定手段が、
    通信途中であるか否かを検知する、通信途中検知手段と、
    検知結果が「通信途中でない」である場合に「遮断可能な状態」と判定する、可能判定手段と、
    検知結果が「通信途中である」である場合に「遮断不可能な状態」と判定する、不可能判定手段と、
    を有している、
    請求項1記載の投票用紙交付装置。
  6. 電源制御手段が、判定結果が「遮断不可能な状態」である場合に、通信途中である旨を知らせる警報を発する警報手段を、更に有している、
    請求項記載の投票用紙交付装置。
  7. 電源制御手段が、
    通信が維持されて完了したか否かを検知する、通信完了検知手段と、
    検知結果が「完了した」である場合に、通電の遮断の停止を解除する、停止解除手段と、
    を更に有している、
    請求項5又は6に記載の投票用紙交付装置。
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