JP5648788B2 - 原稿照明装置及び原稿読取装置、並びに画像形成装置 - Google Patents
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Description
また、LEDを光源とする場合、照明効率が高いほど省エネルギー効果が高いため、LED光源を用いた照明効率の高い読取照明系(原稿照明装置)を提供することは環境側面から重要である。
また、導光体内での内部全反射によっても光拡散効果が得られるが、導光体を短くすると、反射回数が減ることで拡散効果も低減し、色度のバラツキを改善する効果が低下する。一方、導光体を長くすると、装置が大型化してしまうという問題がある。
さらに、LEDチップと導光体とが振動や衝撃により接触することによりLEDチップが破損する可能性があるため、LEDチップと導光体とを隙間を開けて構成配置すると、導光体への光結合効率が低下するという問題がある。
〔1〕 原稿読取装置における原稿面の読取対象領域を光照射する原稿照明装置であって、
光照射される照射領域の主走査方向に沿って配列され、第1の波長λ1をピーク波長とする光を発光する複数の発光ダイオードと、
前記発光ダイオードからの光で励起されて、第2の波長λ2及び第3の波長λ3の光を発光する蛍光部材と、
前記複数の発光ダイオードから出射された光を前記照射領域に導く導光体と、
前記導光体を保持する保持部材とを備え、
前記導光体の前記発光ダイオードからの光の入射面が、前記発光ダイオードの発光面と当接して配置され、かつ、前記光照射される照射領域の副走査方向に対して垂直であり、
前記導光体が可撓性を有し、厚さ1.0mm以下のシート状部材からなり、前記発光ダイオードからの光は、前記導光体及び前記蛍光部材を介して前記照射領域に照射され、
前記導光体の厚さ方向は、前記複数の発光ダイオードから出射された光の前記導光体における伝搬方向に対して垂直であることを特徴とする原稿照明装置である。
〔2〕 前記導光体は、前記発光ダイオードからの光の入射面から出射面までの間の少なくとも一部が湾曲して配置されていることを特徴とする前記〔1〕に記載の原稿照明装置である。
〔3〕 前記導光体は、表面のうち前記発光ダイオードからの光の入射面及び出射面を除く少なくとも一面に、表面保護層を備えることを特徴とする前記〔1〕または〔2〕に記載の原稿照明装置である。
〔4〕 前記導光体は、前記発光ダイオードからの光の入射面側の形状が、前記入射面から離れるに従い厚みが増大するテーパ形状であることを特徴とする前記〔1〕から〔3〕のいずれかに記載の原稿照明装置である。
〔5〕 前記導光体がコア層及びクラッド層を備える部材からなり、前記表面保護層が前記クラッド層であることを特徴とする前記〔3〕または〔4〕に記載の原稿照明装置である。
〔6〕 前記表面保護層が、前記導光体における光の導光部の部材よりも低い屈折率のシート部材であることを特徴とする前記〔3〕または〔4〕に記載の原稿照明装置である。
〔7〕 前記表面保護層が、金属製の反射シート部材であることを特徴とする前記〔3〕または〔4〕に記載の原稿照明装置である。
〔8〕 前記導光体は、前記蛍光部材よりも前記発光ダイオードに近接して配置されていることを特徴とする前記〔1〕から〔7〕のいずれかに記載の原稿照明装置である。
〔9〕 前記導光体の前記発光ダイオードからの光の入射面と、前記発光ダイオードの発光面とを当接保持させる部材を備えることを特徴とする前記〔8〕に記載の原稿照明装置である。
〔10〕 前記導光体の前記発光ダイオードからの光の出射面と、前記原稿面との間に光拡散部材を有し、前記導光体の出射面から出射した光が、前記蛍光部材及び前記光拡散部材を介して前記読取対象領域に照射されることを特徴とする前記〔8〕または〔9〕に記載の原稿照明装置である。
〔11〕 前記蛍光部材と前記光拡散部材とが、光透過性を有する部材により接着されていることを特徴とする前記〔10〕に記載の原稿照明装置である。
〔12〕 前記発光ダイオードが、青色発光LEDであることを特徴とする前記〔1〕から〔11〕のいずれかに記載の原稿照明装置である。
〔13〕 前記発光ダイオードが、サイドビュータイプのLEDであることを特徴とする前記〔1〕から〔12〕のいずれかに記載の原稿照明装置である。
〔14〕 前記導光体と前記蛍光部材とが、光透過性を有する部材により接着されていることを特徴とする前記〔1〕から〔13〕のいずれかに記載の原稿照明装置である。
〔15〕 前記〔1〕から〔14〕のいずれかに記載の原稿照明装置を備えることを特徴とする原稿読取装置である。
〔16〕 前記〔15〕に記載の原稿読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2の発明によれば、請求項1に記載の原稿照明装置において、前記導光体は、前記発光素子からの光の入射面から出射面までの間の少なくとも一部が湾曲して配置されているため、湾曲させずに導光体全体を傾斜させる場合に比べ、装置を小型化かつ薄型化することができ、照明効率も改善することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1または2に記載の原稿照明装置において、前記導光体は、表面のうち前記発光素子からの光の入射面及び出射面を除く少なくとも一面に、表面保護層を備えるため、導光体表面の損傷や光の漏れを防止して光利用効率を高めることができる。
請求項4の発明によれば、請求項1から3のいずれかに記載の原稿照明装置において、前記導光体は、前記発光素子からの光の入射面側の形状が、前記入射面から離れるに従い厚みが増大するテーパ形状であるため、光結合効率を高くすることができ、発光素子の基板との接触も回避することができる。
請求項5の発明によれば、請求項3または4に記載の原稿照明装置において、前記導光体がコア層及びクラッド層を備える部材からなり、前記表面保護層が前記クラッド層であるため、コア層を保護して光の漏れを防止して光利用効率を高め、特に湾曲させたときの光損失を低減し、導光性能を安定化させることができる。
請求項6の発明によれば、請求項3または4に記載の原稿照明装置において、前記表面保護層が、前記導光体における光の導光部の部材よりも低い屈折率のシート部材であるため、コア層を保護して光の漏れを防止して光利用効率を高め、特に湾曲させたときの光損失を低減し、導光性能を安定化させることができる。
請求項7の発明によれば、請求項3または4に記載の原稿照明装置において、前記表面保護層が、金属製の反射シート部材であるため、コア層を保護して光の漏れを防止して光利用効率を高め、特に湾曲させたときの光損失を低減し、導光性能を安定化させることができる。
請求項8の発明によれば、請求項1から7のいずれかに記載の原稿照明装置において、前記導光体は、前記蛍光部材よりも前記発光素子に近接して配置されているため、前記導光体への光結合効率を高くすることができ、衝撃による前記蛍光部材の破損を回避することができる。
請求項9の発明によれば、請求項8に記載の原稿照明装置において、前記導光体の前記発光素子からの光の入射面が、前記発光素子の発光面と当接して配置されているため、導光体への光結合効率を高めることができ、可撓性を有する導光体であるため、衝撃による発光体へのダメージを少なくすることができる。
請求項10の発明によれば、請求項9に記載の原稿照明装置において、前記導光体の前記発光素子からの光の入射面と、前記発光素子の発光面とを当接保持させる部材を備えるため、個々の発光素子の光結合効率を均一化、安定化させることができるとともに、振動衝撃に対する安定性が得られる。
請求項11の発明によれば、請求項8から10のいずれかに記載の原稿照明装置において、前記導光体の前記発光素子からの光の出射面と、前記原稿面との間に光拡散部材を有し、前記導光体の出射面から出射した光が、前記蛍光部材及び前記光拡散部材を介して前記読取対象領域に照射されるため、照明均一性をさらに改善することができるとともに、ユーザに対する安全性を確保することができる。
請求項12の発明によれば、請求項11に記載の原稿照明装置において、前記蛍光部材と前記光拡散部材とが、光透過性を有する部材により接着されているため、前記蛍光部材と前記光拡散部材との相対位置が安定し、照明光の色度特性が安定し、前記照射領域における照度のばらつきが低減される。
請求項13の発明によれば、請求項1から12のいずれかに記載の原稿照明装置において、前記発光素子が、青色発光LEDであるため、照度のムラが均一化されて白色変換されるため、色度のばらつきの無い均一な白色光で前記照射領域を照明することができる。
請求項14の発明によれば、請求項1から13のいずれかに記載の原稿照明装置において、前記発光素子が、サイドビュータイプのLEDであるため、薄い導光体に光結合させやすく、装置をさらに薄型化、小型化することができる。
請求項15の発明によれば、請求項1から14のいずれかに記載の原稿照明装置において、前記導光体と前記蛍光部材とが、光透過性を有する部材により接着されているため、前記導光体と前記蛍光部材との相対位置が安定し、照明光の色度特性が安定し、前記照射領域における照度のばらつきが低減される。
請求項16の発明によれば、請求項1から15のいずれかに記載の原稿照明装置を備える原稿読取装置であるため、照明効率が高く、原稿読取面の照明色度のばらつき低減効果に優れ、読取り性能の動的安定性の高い小型化された原稿読取装置が提供される。
請求項17の発明によれば、請求項16に記載の原稿読取装置を備える画像形成装置であるため、原稿読取時における照明効率が高く、原稿読取面の照明色度のばらつき低減効果に優れるとともに、小型化された画像形成装置が提供される。
本発明の原稿照明装置は、光照射される照射領域の主走査方向に沿って配列され、第1の波長λ1をピーク波長とする光を発光する複数の発光素子と、前記発光素子からの光で励起されて、第2の波長λ2及び第3の波長λ3をピーク波長とする光を発光する蛍光部材と、前記複数の発光素子から出射された光を前記照射領域に導く導光体と、前記導光体を保持する保持部材とを備え、前記発光素子からの光は、前記導光体及び前記蛍光部材を介して前記照射領域に照射される。前記導光体は可撓性を有するシート状部材からなり、容易に湾曲させることができる。
前記発光素子は青色発光LEDであり、前記蛍光部材はLED励起3波長蛍光体であり、LED励起3波長蛍光体により青色光が変換されて白色光が得られる。
具体的には、本発明の前記蛍光部材は、ピーク波長λ1=460nmの青色光を入射したときに、λ1の光が発光するとともに、励起されてピーク波長λ2=530nm及びピーク波長λ3=635nmからなり波長幅として480〜780nmの蛍光発光をすることにより、白色光が得られるものである。
図1に示すように、複数の発光素子(LEDチップ)1は、実装基板(以下、単に「基板」という)2上に離間し配置される。図中のX方向は主走査方向である。図1に示すようにX方向中央部におけるLEDチップの間隔(ピッチ)P2よりも、周辺部におけるピッチP1を狭くすることにより、撮像素子上での照度均一性に改善効果が得られる。
図2は、原稿台3に対し原稿照明装置を配置した状態の一例を示したもので、基板2上に配置されたLEDチップ1から出射された光は、シート状部材からなる導光体(以下、「導光体シート」という)4の入射面に入射し、導光体4シートの出射面に設けられた蛍光体5を介し、原稿台3の原稿読取り領域に照明される。本実施態様において、LEDチップ1から出射された光は青色光であり、蛍光体5は、LED励起3波長蛍光ガラスフィルムである。
図3及び図4に示すように、原稿台3に対し、副走査方向(Z方向)の左右に原稿照明装置を対向させるように、もう1対のユニットを追加することも可能である。なお、図4は、Y軸に対し導光体シート4を傾斜させて配置した例を示しており、その傾斜角は約20度である。このような構成とすることにより、読取対象領域の副走査方向の幅より外側に無駄な光が照明されないため、照明効率が高くなる。
X方向の長さは、LED素子1のX方向の配列と関係するものであり、X方向の最端部のLED素子1からの発光を受光できる長さを有することが好ましい。X方向の長さは読取る原稿の主走査方向の長さに関係しており、原稿の長さよりも長いことが好ましい。Z方向の長さは照明装置を設けるスペースの設計上の制約を受ける。一般的な原稿スキャナ装置では10〜30mm程度の長さが許容されるが、これよりも短くてもよい。
導光体シート4は、入射面から出射面までの間の光の伝搬方向の途中の少なくとも一部が湾曲されて配置されてもよい。可撓性を有する導光体シート4を、光出射面が所望の方向に向くよう湾曲させて配置することができる。
導光体シート4の全体をY−Z面内で傾斜配置させる構成よりも、Y方向に薄くZ方向に短い構成とすることで、装置を薄型化・小型化できる。例えば、導光体シート4の厚みを約1mmとして、基板2の厚みが約1mmとして、導光体シート4の一部を湾曲させても全体の厚みは3mm程度である。
原稿台3に対し、副走査方向(Z方向)に対称となるよう右側に対向照明用反射部材を設けることができる。両側から原稿を照明することにより、段差のある原稿の読取りにおいて、段差部の陰線を映らないようにすることができる。
また、基板2が上側にあるので装置を薄型化できる。基板2と導光体シート4とを接触させて固定することにより、LED光源1の位置が定まる。
さらに、導光体シート4と基板2との間にはクラッド層を設けることにより、シート内の伝搬光が基板側に漏れて吸収されるのを防ぐことができる。蛍光部材5には光拡散部材6を追加することができる。
LED素子1からの光の出射面と、前記原稿面との間に光拡散部材6を有し、導光体シート4の出射面から出射した光が、蛍光部材5及び光拡散部材6を介して前記読取対象領域に照射されることが好ましい。
光拡散部材6を設けることによって、主走査方向及び副走査各方向の光の拡散性を任意に制御することができる。主走査方向及び副走査方向の拡散性がそれぞれ異なる光拡散部材を使用することにより、副走査方向の照度平坦性も制御することができる。また、ユーザが照明装置を覗き込んだことを想定した場合において、適切な拡散特性を選定することにより安全性を確保することが可能になる。
光拡散部材6の出射面は、原稿読取り位置の方向を向いているが、図示しない反射型対向照明部材に光の一部が到達するように前記出射面の向きを調整することができる。
図10に、コア層4Aとクラッド層4Bとを備える導光体シート4の例を示す。表面保護層であるクラッド層4Bによってコア層4Aが保護されるので、導光体シート4の表面の傷などによる光損失の発生が低減し、ハンドリングしやすくなる。また、クラッド層4Bを設計で最適化することにより、導光体シート4を湾曲(ベンディング)させたときの光損失を低減させ、導光性能を安定化させることができる。
なお、導光体シート4と接する基板2の面を高反射面とすることにより、基板への光吸収をより低減させてもよい。
クラッド層4Bの屈折率は、公知の全反射条件式から適宜導出することができる。湾曲(ベンディング)させた場合についても同様に光線追跡計算により最大入射角を求めて全反射条件を満たす屈折率を導出することができる。クラッド層4Bの厚さは、クラッド層からの染み出しがない厚さを公知の式から適宜導出することができる。
サイドビュータイプは、トップビュータイプよりもLEDチップ1のY方向の高さが低く発光面も小さいので、薄い導光体シート4に光結合させやすく、装置全体を薄くすることができる。導光体シート4の伝搬方向長が同一の場合には、シートが薄い方がシート面と表面保護層との境界面(例えば、後述するコア層とクラッド層を有する態様では、その境界面)での反射回数が多くなる。
導光体シート4内で既にミキシングされているので、原稿面上のみでなく、原稿が浮いた位置でも色度ムラは低い。このようにLEDチップ1及び導光体シート4の双方が薄いため、照明装置を薄型化することができる。
なお、図12は図1と同様、LEDチップ1のピッチを変化させた配置の例を示しているが、このような配置とすることにより、平坦な照度分布が得られ、光利用効率が高くなる。
さらに、その効果を補う手段として、光拡散部材6の主走査方向の拡散特性を強くする、つまり拡散広がり角を大きくすることも有効である。表面形状に依拠する拡散効果を有する光拡散部材6の形状特性としては、拡散面の凹凸形状のピッチが主走査方向に長く、副走査方向に短いものが好適である。なお拡散面の凹凸の凸面の頂端部は、R状もしくは平坦であることが望ましい。
本発明の原稿読取装置は、上述の本発明の原稿照明装置からなる読取照明系と、反射ミラー及び結像レンズからなる読取光学系と、撮影素子とを少なくとも備える。図18に、原稿読取装置の構成例を示す。
図18に示すように、原稿面22で反射した照明光を、読取光学系を介して、撮像素子25上で受光する。撮像素子25としては、例えば、CCDが挙げられる。撮像素子25上に結像した原稿面情報の光信号を電気信号に変換して、原稿23の画像情報を読み取ることができる。
原稿照明装置と第1の反射ミラー26とを保持する第1の走行体29aは走査速度Vで、第2,第3の反射ミラーを保持する第2の走行体29bは走査速度V/2で走査し、原稿情報を読み取る。原稿面22から撮像素子25までの光路長、換言すると読取光学系の共役長を一定に保ちながら読取走査を行うことができる。
図19に示す例において、原稿読取装置は、本発明の原稿照明装置と、結像レンズ24と、反射ミラー26と、撮像素子25をひとつの走行体29で保持している。走行体29を副走査方向に線速Vで走査駆動させることにより、原稿台21上の原稿23の画像情報を読み取る。
図19に示す装置においては、走査読取の際に反射ミラー26を駆動する必要はないので、駆動機構装置を簡素化し、装置全体を小型化、軽量化することができる。また、走行体29を走査駆動する際に振動等が発生しても、照明装置と読取光学系(反射ミラー26、結像レンズ24)、および、撮像素子25の相対的な位置ズレがさらに少なくなるため、撮像素子25の受光面上で受光する光信号特性がより安定化される。本発明の原稿照明装置が薄く小型に構成されているため、本発明の原稿読取装置もコンパクトな装置となる。
本発明の画像形成装置は、上述の本発明の原稿読取装置を備える。本発明の画像形成装置の構成と動作について以下に説明する。
図20は一実施形態であるフルカラーの複写機101の内部構造を示す概略正面図である。複写機101の装置本体102内の中央部にはカラー画像を形成するための画像形成部103が設けられている。この画像形成部103は、等間隔に離間させて水平向きに並列に配設された4つのドラム状の感光体104、感光体104の外周面を一様に帯電する帯電ローラ105、帯電ローラ105により帯電された各感光体104の外周面を画像データに応じて露光することにより静電潜像を形成する露光装置106、静電潜像にトナーを供給することにより静電潜像をトナー像として顕像化する現像装置107、感光体104上のトナー像が順次転写される中間転写ベルト108、中間転写ベルト108上へのトナー像の転写後に感光体104上に残留したトナーを除去するクリーニング装置109、中間転写ベルト108上に転写されたトナー像を記録媒体Sに転写させる転写ローラ110等により構成されている。なお、4つの感光体104上にはそれぞれ異なる色のトナー像(Y;イエロー、M;マゼンタ、C;シアン、K;ブラック)が形成され、これらの各色のトナー像が中間転写ベルト108上に転写されることにより、中間転写ベルト108上ではカラーのトナー像が形成され、このカラーのトナー像が記録媒体Sに転写される。
原稿読取装置113は、コンタクトガラス112と平行に2:1の速度で走行可能な第1・第2走行体114,115、レンズ116、画像読取部であるCCD117等により構成されている。第1走行体114には、コンタクトガラス112上に載置された原稿、又は、ADF111で搬送される原稿の原稿面を照明するための本発明の原稿照明装置118と、原稿面で反射されて読取光軸に沿って進行する読取光を反射させる第1ミラー119とが搭載されている。第2走行体115には、第1ミラー119で反射された光をさらに反射させる第2ミラー120と第3ミラー121とが搭載されている。第1〜第3ミラー119,120,121で順次反射された読取光の進行方向前方には、レンズ116とCCD117とが配置されている。
なお、原稿読取装置113はスキャナ装置として独立に動作させることも可能である。
2 基板(LED実装基板)
3 原稿台
4 導光体(導光体シート)
4A コア層
4B クラッド層
5 蛍光部材
6 光拡散部材
7 保持部材
Claims (16)
- 原稿読取装置における原稿面の読取対象領域を光照射する原稿照明装置であって、
光照射される照射領域の主走査方向に沿って配列され、第1の波長λ1をピーク波長とする光を発光する複数の発光ダイオードと、
前記発光ダイオードからの光で励起されて、第2の波長λ2及び第3の波長λ3をピーク波長とする光を発光する蛍光部材と、
前記複数の発光ダイオードから出射された光を前記照射領域に導く導光体と、
前記導光体を保持する保持部材とを備え、
前記導光体の前記発光ダイオードからの光の入射面が、前記発光ダイオードの発光面と当接して配置され、かつ、前記光照射される照射領域の副走査方向に対して垂直であり、
前記導光体が可撓性を有し、厚さ1.0mm以下のシート状部材からなり、前記発光ダイオードからの光は、前記導光体及び前記蛍光部材を介して前記照射領域に照射され、
前記導光体の厚さ方向は、前記複数の発光ダイオードから出射された光の前記導光体における伝搬方向に対して垂直であることを特徴とする原稿照明装置。 - 前記導光体は、前記発光ダイオードからの光の入射面から出射面までの間の少なくとも一部が湾曲して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の原稿照明装置。
- 前記導光体は、表面のうち前記発光ダイオードからの光の入射面及び出射面を除く少なくとも一面に、表面保護層を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の原稿照明装置。
- 前記導光体は、前記発光ダイオードからの光の入射面側の形状が、前記入射面から離れるに従い厚みが増大するテーパ形状であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の原稿照明装置。
- 前記導光体がコア層及びクラッド層を備える部材からなり、前記表面保護層が前記クラッド層であることを特徴とする請求項3または4に記載の原稿照明装置。
- 前記表面保護層が、前記導光体における光の導光部の部材よりも低い屈折率のシート部材であることを特徴とする請求項3または4に記載の原稿照明装置。
- 前記表面保護層が、金属製の反射シート部材であることを特徴とする請求項3または4に記載の原稿照明装置。
- 前記導光体は、前記蛍光部材よりも前記発光ダイオードに近接して配置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の原稿照明装置。
- 前記導光体の前記発光ダイオードからの光の入射面と、前記発光ダイオードの発光面とを当接保持させる部材を備えることを特徴とする請求項8に記載の原稿照明装置。
- 前記導光体の前記発光ダイオードからの光の出射面と、前記原稿面との間に光拡散部材を有し、前記導光体の出射面から出射した光が、前記蛍光部材及び前記光拡散部材を介して前記読取対象領域に照射されることを特徴とする請求項8または9に記載の原稿照明装置。
- 前記蛍光部材と前記光拡散部材とが、光透過性を有する部材により接着されていることを特徴とする請求項10に記載の原稿照明装置。
- 前記発光ダイオードが、青色発光LEDであることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の原稿照明装置。
- 前記発光ダイオードが、サイドビュータイプのLEDであることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の原稿照明装置。
- 前記導光体と前記蛍光部材とが、光透過性を有する部材により接着されていることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の原稿照明装置。
- 請求項1から14のいずれかに記載の原稿照明装置を備えることを特徴とする原稿読取装置。
- 請求項15に記載の原稿読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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