JP5648647B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に記載の画像記録再生装置では、比較する2つの動画において、各動画の特定の再生ポイントを指定し、指定された再生ポイントを揃えて、2つの動画を再生することとしている。
被写体の動作が撮像された第1の画像群及び当該被写体の動作との比較対象の被写体の動作が撮像された第2の画像群を取得する画像取得手段と、前記画像取得手段によって取得された第1の画像群及び第2の画像群における被写体の動作の基準となる軸をそれぞれ設定する軸設定手段と、前記軸設定手段によってそれぞれ設定された軸に基づいて、前記第1の画像群における被写体の動作と前記第2の画像群における被写体の動作とを比較する動作比較手段と、前記動作比較手段の比較結果に基づいて、前記第1の画像群における被写体の動作と前記第2の画像群における被写体の動作との相違を表示するための制御を行う表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
(構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。
画像処理装置1は、例えばデジタルカメラとして構成される。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
このような撮像部16の出力信号を、以下、「撮像画像のデータ」と呼ぶ。撮像画像のデータは、CPU11やRAM13等に適宜供給される。
出力部18は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。
記憶部19は、ハードディスクあるいはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部20は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
動作比較処理とは、撮像された被写体の動作と、比較対象とする動作とを比較し、その相違を表示するための一連の処理をいう。
本実施形態においては、画像処理装置1によって撮像されたプレーヤーのゴルフスイングと、予め取得されているプロゴルファーのゴルフスイングとを比較する例について説明する。ただし、画像処理装置1によって撮像したプレーヤーの現在のゴルフスイングと過去のゴルフスイングとを比較する等、種々の動作を比較することも可能である。
取得画像記憶部51においては、撮像部16から出力され、画像取得部42により取得された撮像画像のデータが記憶されている。
比較情報記憶部52においては、動作比較部44から出力された比較用動画データ(後述)が記憶されている。なお、本実施形態においては、比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータについても、動作検出部43によって、後述する動作基準軸が設定され、動作基準軸のデータが付された状態で比較情報記憶部52に記憶されているものとする。
本実施形態においては、被写体の一連の動作を撮像するため、撮像制御部41は、撮像部16に連続的に被写体を単一画像として撮像させ、動画像のデータとして出力させる。
なお、アドレス時における正面からの動画像を対象として、プレーヤーの動作を検出する場合、スイングをリードする腕(右利きのプレーヤーであれば左腕)は、スイングの主要な行程において隠れることなく動作が表れるため、本実施形態では、スイングをリードする腕の上腕部を最も注視する動作基準軸として特定する。以下、この左腕上腕部に設定される動作基準軸を、適宜「主動作基準軸」と呼び、他の動作基準軸を適宜「補助動作基準軸」と呼ぶ。
これにより、比較用動画データは、プロゴルファーの動画との相違を示す比較結果データを含む動画像データとなる。
次に、動作検出部43における動作検出方法について、具体的に説明する。
図3は、フレームの画像の一例において動作基準軸を設定して動作を検出する具体例を示す図である。なお、図3に示すフレームの画像の例は、アドレス時やインパクト時等、ゴルフクラブがティペッグ付近に位置する場合の被写体の状態を示している。
また、図4は、フレームの画像の他の例において動作基準軸を設定して動作を検出する具体例を示す図である。なお、図4に示すフレームの画像の例は、バックスイング後におけるトップ手前の時等、ゴルフクラブがプレーヤーの頭部よりも高い位置にある場合の被写体の状態を示している。
ここで、プレーヤーが保持しているゴルフクラブについては、直線的な棒状部材であることから、プレーヤーの身体と容易に区別することができ、ゴルフクラブには固有の動作基準軸が設定される。
図5は、ゴルフクラブの動作基準軸を設定する具体例を示す図である。なお、図5に示すフレームの画像の例は、バックスイング後、トップの状態となった時等、ゴルフクラブがプレーヤーの頭部の背後に隠れた状態を示している。
図5に示す場合には、プレーヤーの頭部の左右に分断されたゴルフクラブの輪郭線が現れることとなるが、動作検出部43は、分断された左右のゴルフクラブを連結し、この部分をゴルフクラブの輪郭線として動作基準軸を設定する。
次に、動作を説明する。
(動作比較処理)
初めに、画像処理装置1が実行する動作比較処理(メインフロー)について説明する。
図6は、図2の機能構成を有する図1の画像処理装置1が実行する動作比較処理の流れの一例を示すフローチャートである。
動作比較処理は、入力部17を介して、ユーザによって動作比較処理の実行が指示入力されることに対応して開始される。
ステップS2において、動作検出部43は、後述する軸生成処理を実行することにより、デコードしたフレームの画像において、被写体の動作を検出する。
図7に示す例では、プレーヤーの右太股の動きが、比較対象となるプロゴルファーの右太股の動きに対して開いた状態(外方への変移が大きい状態)となっている。そのため、図7においては、プレーヤーの動画像における右太股に設定された動作基準軸が注意を喚起する特別な色(例えば赤色)で表示され、他の動作基準軸の色(例えば緑色)と識別して表示されている。これにより、プレーヤーの動作とプロゴルファーの動作とで相違する部分を明確に識別して表示することができる。
比較用動画データが最終フレームとなっていない場合、ステップS5においてNOと判定されて、処理はステップS1に移行する。
これに対し、比較用動画データが最終フレームとなっている場合、ステップS5においてYESと判定されて、動作比較処理は終了となる。
次に、動作比較処理のステップS2で実行される軸生成処理について説明する。
図8は、図2の機能構成を有する図1の画像処理装置1が実行する軸生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。
軸生成処理が開始されると、動作検出部43は、ステップS11において、RAM13のバッファ領域に記憶されているデコード後のフレームのデータを1フレーム分読み出す。
ステップS13において、動作検出部43は、エッジ検出フィルタによって抽出された輪郭線において、身体モデルを参照して、身体を表す閉領域を検出し、長尺方向の端点及び屈曲点を基に、動作基準軸を設定する。
このようなステップS14の処理の後、処理は動作比較処理のステップS3に戻る。
そのため、動作基準軸の動きの相違によって、プレーヤーの動画像とプロゴルファーの動画像との比較を適確に行うことができ、動きの相違を明確に検出することができる。
また、軸設定機能を有する動作検出部43は、プレーヤー及びプロゴルファーの少なくとも1つの部分に動作基準軸をそれぞれ設定し、動作比較部44は、動作検出部43により設定された動作基準軸に基づいて、プレーヤー及びプロゴルファーの動作の相違を比較する。
したがって、異なる被写体の動作を動作基準軸の動きの相違によって、明確に検出することが可能となる。
また、動作検出部43は、輪郭線抽出機能により被写体の輪郭線を抽出し、軸設定機能により抽出された輪郭線の端点及び屈曲点に基づいて、動作基準軸を設定する。
したがって、被写体の画像から、適確な動作基準軸を設定して、被写体の動きを比較することが可能となる。
また、比較結果表示制御部45は、プレーヤーとプロゴルファーとの動きが相違する場合に、それぞれ設定された動作基準軸の少なくも一方を識別して表示する。
したがって、プレーヤーとプロゴルファーとの動作の相違をより容易に把握することが可能となる。
また、比較結果表示制御部45は、プレーヤーの動画に動作基準軸を重畳して表示する。
したがって、プレーヤーの動きをより容易に把握することが可能となる。
なお、本実施形態において、動作検出部43は、身体モデルを参照して、被写体の身体を表す輪郭線を抽出し、各関節位置を設定することとしたが、身体モデルを参照することなく、検出された輪郭線を分析して、被写体の身体を表す輪郭線及び各関節位置を設定することも可能である。この場合、身体を表す輪郭線の閉領域の端点を起点として動作基準軸を設定し、輪郭線を基に、より確実に設定可能な動作基準軸のみを設定することとしても良い。また、関節位置は、輪郭線における屈曲点の中間点や輪郭線と動作基準軸の交点等、定義し易い位置に設定することとしても良い。
第1実施形態において、プレーヤーの動画像と比較対象となる動画像との動作基準軸の相違を異なる色で識別表示する場合を例に挙げて説明した。
これに対し、色に加えて、または、色に代えて、プレーヤーの動画像と比較対象となる動画像との動作基準軸の動きの相違の向き及び大きさを矢印等の指標を重畳して表示することも可能である。
図9は、本変形例における動作の比較結果例を示す図である。
図9に示すように、比較結果表示制御部45が、動作基準軸に対応付けられた比較結果データを矢印(動きの相違の向き及び大きさを表す指標)として示すことで、プロゴルファーの動きに対して、プレーヤーの動きがどの方向に相違しているかをより容易に把握可能な表示形態とできる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、比較用動画データを再生することにより、プレーヤーの動画における身体の動作基準軸の動きを比較対象となるプロゴルファーの動きと比較して識別表示する場合について説明した。
この場合においても、動画像のデータにおける各フレームのデータにエッジ検出フィルタを適用し、動作基準軸を設定して比較用動画データを生成する点は、第1実施形態と同様である。
図10は、図2の機能構成を有する図1の画像処理装置1が実行する動作速度補正表示処理の流れを示すフローチャートである。また、図11は、動作速度補正表示処理によって、動作の情報を対応付けて動画像のデータを表示する状態を示す模式図である。なお、図11におけるフレーム内に示した角度は、主動作基準軸の回転角度を表している。
図10において、動作速度補正表示処理が開始されると、ステップS101において、比較結果表示制御部45は、比較情報記憶部52から比較用動画データ及び比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータを読み出し、先頭フレームをデコードする。
ステップS102において、比較結果表示制御部45は、デコードした各フレームにおける主動作基準軸の回転角度を検出する。
比較用動画データ及び比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータのデコードされたフレームにおいて、主動作基準軸の回転角度が異なっていない場合、ステップS103においてNOと判定されて、処理はステップS105に移行する。図11の先頭フレームでは、各フレームの回転角度が一致していることから、ステップS103においてNOと判定される。
ステップS104において、比較結果表示制御部45は、バックスイングが遅れている方の動画像のデータ(即ち、主動作基準軸の回転角度が大きい方の動画像のデータ)のフレームを順次取得し、他方の動画像のデータにおける主動作基準軸の回転角度と同一となるフレームまでデコードする。
ステップS106において、比較結果表示制御部45は、比較用動画データ及び比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータそれぞれにおける次のフレームをデコードする。
ステップS108において、比較結果表示制御部45は、比較用動画データ及び比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータのデコードされたフレームにおいて、主動作基準軸の回転角度が異なっているか否かの判定を行う。
ステップS109において、比較結果表示制御部45は、プレーヤーの動画像のデータの方が、比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータよりも、主動作基準軸の回転角速度が大きい(即ち、前フレームの主動作基準軸の回転角度と現フレームの主動作基準軸の回転角度との差が大きい)か否かの判定を行う。
これに対し、プレーヤーの動画像のデータの方が、比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータよりも、主動作基準軸の回転角速度が大きくない場合、ステップS109においてNOと判定されて、処理はステップS111に移行する。図11に示す例では、プロゴルファーの動画像のデータの方が主動作基準軸の回転角速度が大きいため、ステップS109においてNOと判定される。
ステップS111において、比較結果表示制御部45は、プレーヤーの動画像のデータの次のフレームをデコードする。
これらステップS110及びS111の処理により、図11に示すように、スイング速度が遅い方の動画像のデータにおけるフレームが間引かれることとなる。
このようなステップS112の後、処理はステップS108に移行する。
ステップS113において、比較結果表示制御部45は、比較用動画データ及び比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータの現フレームを表示する。
ステップS114において、比較結果表示制御部45は、比較用動画データ及び比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータのいずれかにおいて、最終フレームとなっているか否かの判定を行う。
比較用動画データ及び比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータのいずれかにおいて、最終フレームとなっている場合、ステップS114においてYESと判定されて、動作速度補正表示処理は終了となる。
そのため、比較用動画データ及び比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータにおいて、再生される被写体の動作の情報が対応した状態となる。
なお、本実施形態において比較用動画データ及びプロゴルファーの動画像のデータを表示する場合、第1実施形態で示したように、各フレームに設定されている動作基準軸を被写体に重畳して表示することとしても良い。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
第2実施形態では、比較用動画データと、比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータとを並べて再生し、プレーヤーの動作とプロゴルファーの動作とにスイング速度の差があっても、動作の遅い方の動画像のデータについては、フレームを間引くこととした。
この場合においても、動画像のデータにおける各フレームのデータにエッジ検出フィルタを適用し、動作基準軸を設定して比較用動画データを生成する点は、第1実施形態と同様である。
図12は、図2の機能構成を有する図1の画像処理装置1が実行する比較結果表示処理の流れを示すフローチャートである。
図12において、比較結果表示処理が開始されると、ステップS201において、比較結果表示制御部45は、比較情報記憶部52から比較用動画データ及び比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータを取得してデコードし、デコード後のフレームのデータをRAM13のバッファ領域に記憶する。
比較用動画データ及び比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータのデコードされたフレームにおいて、主動作基準軸の回転角度が異なっていない場合、ステップS202においてNOと判定されて、処理はステップS204に移行する。
ステップS203において、比較結果表示制御部45は、動作が遅い方の動画像のデータの次のフレームをデコードし、デコード後のフレームのデータをRAM13のバッファ領域に記憶する。
このようなステップS203の後、処理はステップS201に移行する。
動作速度の差を検出するポイントのフレーム番号となっていない場合、ステップS204においてNOと判定されて、処理はステップS201に移行する。
ステップS205において、比較結果表示制御部45は、比較用動画データ及び比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータにおいて、デコード済みのフレーム数に差があるか否かの判定を行う。
これに対し、比較用動画データ及び比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータにおいて、デコード済みのフレーム数に差がある場合、ステップS205においてYESと判定されて、処理はステップS207に移行する。
ステップS207において、比較結果表示制御部45は、RAM13のバッファ領域に記憶されているフレームのデータを取得し、比較用動画データ及び比較対象となるプロゴルファーの動画像のデータにスイング速度の差があることを識別表示して、動画像を表示する。このとき、比較結果表示制御部45は、スイング速度が早い方の動画像のデータについては、同一のフレームの画像を複数回表示しながら、スイング速度が遅い方の動画像のデータのフレームと動作が対応するフレームの画像を表示する。
このようなステップS207の後、処理はステップS201に移行する。
なお、本実施形態において比較用動画データ及びプロゴルファーの動画像のデータを表示する場合、第1実施形態で示したように、各フレームに設定されている動作基準軸を被写体に重畳して表示することとしても良い。
例えば、本発明は、画像処理機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
換言すると、図2の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が画像処理装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成しても良いし、ソフトウェア単体で構成しても良いし、それらの組み合わせで構成しても良い。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであっても良い。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであっても良い。
[付記1]
被写体の動作が撮像された第1の画像群及び当該被写体の動作との比較対象の被写体の動作が撮像された第2の画像群を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって取得された第1の画像群及び第2の画像群における被写体の動作の基準となる軸をそれぞれ設定する軸設定手段と、
前記軸設定手段によってそれぞれ設定された軸に基づいて、前記第1の画像群における被写体の動作と前記第2の画像群における被写体の動作とを比較する動作比較手段と、
前記動作比較手段の比較結果に基づいて、前記第1の画像群における被写体の動作と前記第2の画像群における被写体の動作との相違を表示するための制御を行う表示制御手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
[付記2]
前記軸設定手段は、前記第1の画像群における被写体及び第2の画像群における被写体の少なくとも1つの部分に前記軸をそれぞれ設定し、
前記動作比較手段は、前記軸設定手段により設定された軸に基づいて、前記第1の画像群における被写体及び前記第2の画像群における被写体の動作の相違を比較することを特徴とする付記1に記載の画像処理装置。
[付記3]
前記被写体の輪郭線を抽出する輪郭線抽出手段をさらに備え、
前記軸設定手段は、前記輪郭線抽出手段により抽出された輪郭線の端点及び屈曲点に基づいて、前記軸を設定することを特徴とする付記1または2に記載の画像処理装置。
[付記4]
前記表示制御手段は、
前記第1の画像群における被写体と、前記第2の画像群における被写体との動きが相違する場合に、それぞれ設定された前記軸の少なくも一方を識別して表示することを特徴とする付記1から3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
[付記5]
前記表示制御手段は、
前記第1の画像群における被写体と、前記第2の画像群における被写体との動きが相違する場合に、前記それぞれ設定された軸の少なくも一方に動きの相違の向き及び大きさを表す指標を表示することを特徴とする付記1から3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
[付記6]
前記表示制御手段は、
前記第1の画像群における被写体の動作の速度と前記第2の画像群における被写体の動作の速度とが相違する場合に、前記第1の画像群と前記第2の画像群のうち被写体の動作の速度が遅い方の画像群を間引くことにより、前記速度の相違を補正して前記第1の画像群及び前記第2の画像群を表示することを特徴とする付記1から5のいずれか1つに記載の画像処理装置。
[付記7]
前記表示制御手段は、
前記第1の画像群における被写体の動作の速度と前記第2の画像群における被写体の動作の速度とが相違する場合に、前記第1の画像群と前記第2の画像群のうち被写体の動作の速度が早い方の画像を補間することにより、前記速度の相違を補正して前記第1の画像群及び前記第2の画像群を表示することを特徴とする付記1から5のいずれか1つに記載の画像処理装置。
[付記8]
前記表示制御手段は、前記被写体の画像に前記軸を重畳して表示することを特徴とする付記1から7のいずれか1つに記載の画像処理装置。
[付記9]
画像処置装置における画像処理方法であって、
被写体の動作が撮像された第1の画像群及び当該被写体の動作との比較対象の被写体の動作が撮像された第2の画像群を取得する画像取得ステップと、
前記画像取得ステップによって取得された第1の画像群及び第2の画像群における被写体の動作の基準となる軸をそれぞれ設定する軸設定ステップと、
前記軸設定ステップによってそれぞれ設定された軸に基づいて、前記第1の画像群における被写体の動作と前記第2の画像群における被写体の動作とを比較する動作比較ステップと、
前記動作比較ステップの比較結果に基づいて、前記第1の画像群における被写体の動作と前記第2の画像群における被写体の動作との相違を表示するための制御を行う表示制御ステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。
[付記10]
コンピュータを、
被写体の動作が撮像された第1の画像群及び当該被写体の動作との比較対象の被写体の動作が撮像された第2の画像群を取得する画像取得手段、
前記画像取得手段によって取得された第1の画像群及び第2の画像群における被写体の動作の基準となる軸をそれぞれ設定する軸設定手段、
前記軸設定手段によってそれぞれ設定された軸に基づいて、前記第1の画像群における被写体の動作と前記第2の画像群における被写体の動作とを比較する動作比較手段、
前記動作比較手段の比較結果に基づいて、前記第1の画像群における被写体の動作と前記第2の画像群における被写体の動作との相違を表示するための制御を行う表示制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
Claims (10)
- 被写体の動作が撮像された第1の画像群及び当該被写体の動作との比較対象の被写体の動作が撮像された第2の画像群を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって取得された第1の画像群及び第2の画像群における被写体の動作の基準となる軸をそれぞれ設定する軸設定手段と、
前記軸設定手段によってそれぞれ設定された軸に基づいて、前記第1の画像群における被写体の動作と前記第2の画像群における被写体の動作とを比較する動作比較手段と、
前記動作比較手段の比較結果に基づいて、前記第1の画像群における被写体の動作と前記第2の画像群における被写体の動作との相違を表示するための制御を行う表示制御手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記軸設定手段は、前記第1の画像群における被写体及び第2の画像群における被写体の少なくとも1つの部分に前記軸をそれぞれ設定し、
前記動作比較手段は、前記軸設定手段により設定された軸に基づいて、前記第1の画像群における被写体及び前記第2の画像群における被写体の動作の相違を比較することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記被写体の輪郭線を抽出する輪郭線抽出手段をさらに備え、
前記軸設定手段は、前記輪郭線抽出手段により抽出された輪郭線の端点及び屈曲点に基づいて、前記軸を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。 - 前記表示制御手段は、
前記第1の画像群における被写体と、前記第2の画像群における被写体との動きが相違する場合に、それぞれ設定された前記軸の少なくも一方を識別して表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記表示制御手段は、
前記第1の画像群における被写体と、前記第2の画像群における被写体との動きが相違する場合に、前記それぞれ設定された軸の少なくも一方に動きの相違の向き及び大きさを表す指標を表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記表示制御手段は、
前記第1の画像群における被写体の動作の速度と前記第2の画像群における被写体の動作の速度とが相違する場合に、前記第1の画像群と前記第2の画像群のうち被写体の動作の速度が遅い方の画像群を間引くことにより、前記速度の相違を補正して前記第1の画像群及び前記第2の画像群を表示することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記表示制御手段は、
前記第1の画像群における被写体の動作の速度と前記第2の画像群における被写体の動作の速度とが相違する場合に、前記第1の画像群と前記第2の画像群のうち被写体の動作の速度が早い方の画像を補間することにより、前記速度の相違を補正して前記第1の画像群及び前記第2の画像群を表示することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記被写体の画像に前記軸を重畳して表示することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 画像処置装置における画像処理方法であって、
被写体の動作が撮像された第1の画像群及び当該被写体の動作との比較対象の被写体の動作が撮像された第2の画像群を取得する画像取得ステップと、
前記画像取得ステップによって取得された第1の画像群及び第2の画像群における被写体の動作の基準となる軸をそれぞれ設定する軸設定ステップと、
前記軸設定ステップによってそれぞれ設定された軸に基づいて、前記第1の画像群における被写体の動作と前記第2の画像群における被写体の動作とを比較する動作比較ステップと、
前記動作比較ステップの比較結果に基づいて、前記第1の画像群における被写体の動作と前記第2の画像群における被写体の動作との相違を表示するための制御を行う表示制御ステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータを、
被写体の動作が撮像された第1の画像群及び当該被写体の動作との比較対象の被写体の動作が撮像された第2の画像群を取得する画像取得手段、
前記画像取得手段によって取得された第1の画像群及び第2の画像群における被写体の動作の基準となる軸をそれぞれ設定する軸設定手段、
前記軸設定手段によってそれぞれ設定された軸に基づいて、前記第1の画像群における被写体の動作と前記第2の画像群における被写体の動作とを比較する動作比較手段、
前記動作比較手段の比較結果に基づいて、前記第1の画像群における被写体の動作と前記第2の画像群における被写体の動作との相違を表示するための制御を行う表示制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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