JP6127410B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
具体的には、当該装置は、動画像のデータをエンドレスにリングバッファに記憶しつつ、ドップラセンサによりボールの速度を測定し、ボールの速度の測定に要した処理時間に基づいて、インパクト時のフレーム画像を基準に、一連のスイング動作をしている被写体を含む動画像のデータを抽出する。
所定の動作をしている被写体を含む動画像データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された動画像データにおける被写体の第一の部分画像を特定する第一の特定手段と、
前記動画像データにおける被写体の前記第一の部分画像とは異なる第二の部分画像を特定する第二の特定手段と、前記第一の特定手段により特定された第一の部分画像と前記第二の特定手段により特定された第二の部分画像とから前記被写体の状態が所定の状態か否かを判定する状態判定手段と、
前記状態判定手段による判定結果に基づいて、前記動画像データから、前記所定の動作をしている被写体が含まれる画像データを抽出する抽出手段と、
を備えることを特徴とする。
スイング対象者は、自身のスイング動作を確認するために、スイング動作をしている自らを被写体として、撮像装置に撮像させる場合がある。具体的には、スイング対象者は、当該撮像装置に対して記録開始の操作を行い、一連のスイング動作(素振りと本振り)をする。その後、スイング対象者は、撮像装置に対して、記録終了の操作を行って、撮像された動画像をディスプレイに表示させることで、スイング動作を確認する。スイング動作の確認は、概して、素振りの部分ではなく、本振りの部分に対して行われる。このため、スイング対象者は、本振りの部分の動画像を、撮像された動画像全体の中から探すことになる。また、その後において、スイング対象者は、撮像した動画像のデータを、自ら編集して、該当本振りの部分のみにする等の作業を行う場合がある。
本振り動画像をスイング動作の確認用として表示させることで、スイング対象者は、一連のスイング動作のうち確認が必要な期間、即ち本振りの期間を、手動で探す等の手間をかけることなく、視聴することができるので、スイング動作の確認を容易に行うことができる。また、本手法を適用することで、スイング対象者にとって確認に必要な期間のみを含む本振り動画像のデータが生成されるので、メモリ等のデータ容量の削減を図ることができる。
本手法では、図1に示すように、動画像を構成する複数のフレーム画像F1・・・Fnの中から、主要被写体が所定の動作をしている期間のフレーム画像群(一部の動画像)と、主要被写体が当該所定の動作をしていない期間のフレーム画像群(一部の動画像)とが特定される。
具体的には例えば、一連のスイング動作をしているスイング対象者が主要被写体として撮影され、所定の動作として「スイング」が採用された場合には、スイングをしている期間のフレーム画像群(以下、「スイング部分」と呼ぶ)と、スイングをしていない期間のフレーム画像群(以下、「非スイング部分」と呼ぶ)とが特定される。
ここで、スイング部分が、図1に示すように、始点taと終点tbとにより特定される。始点taとは、フレーム画像F1・・・Fnのうちの、スイングを開始した主要被写体が含まれるフレーム画像Fa(aは、1〜n−1のうちの任意の値)の表示時刻をいう。終点tbとは、フレーム画像F1・・・Fnのうちの、スイングを終了した主要被写体が含まれるフレーム画像Fb(aは、2〜nのうちの任意の値)の表示時刻をいう。表示時刻とは、動画像の最初のフレーム画像F1の時刻を基準時刻として、各フレーム画像F1〜Fnの各々が表示される時刻をいう。この場合、スイング部分の期間T(以下、「スイング部分の期間T」と呼ぶ)は、始点taと終点tbとの差分により特定される。
このようにして特定されるスイング部分には、主要被写体が素振りをしている期間のフレーム群(以下、「素振り部分」と呼ぶ)と、主要被写体が本振りをしている期間のフレーム群(以下、「本振り部分」と呼ぶ)とが含まれている。
そこで、さらに、本手法では、スイング部分の中から、本振り部分が特定される。
さらに以下、図2等を参照して、スイング部分及び本振り部分の特定手法について詳しく説明する。なお、本手法においては、各フレーム画像に含まれる被写体の動作、即ち、一連のスイング動作に含まれる動作やスイングしていない動作に含まれる動作を特定して抽出することとなる。特に、本振り部分を特定するため、特定対象となるフレーム画像に含まれる被写体のスイング動作を特定するための手法が必要となる。本実施形態においては、スイング動作のうち本振りのスイング動作を特定する。
先ず、スイング対象者である主要被写体の体の一部部位の向きや位置から、スイングをしている主要被写体を含むフレーム画像が特定される。このようにして特定されるフレーム画像が時間的に連続して複数配置される(表示される)フレーム群が、スイング部分となる。
さらに、このスイング部分が、所定のスイング動作時に所定の主要被写体の動作を含むフレーム画像である場合に、当該スイング部分が、本振り部分として特定される。
アドレス時には、主要被写体の顔f1が下を向いた状態となる。また、アドレス時には、主要被写体の顔f1の下方にゴルフクラブをグリップしている手g1が位置する。
従って、アドレスの動作は、次のようにして特定される。即ち、顔f1の方向が下向きであり、手h1がゴルフクラブをグリップしている状態であり、かつ、当該手h1の位置が顔f1の下方に位置する状態となった主要被写体を含むフレーム画像が、アドレスをしている主要被写体を含むフレーム画像であると特定される。
ただし、偶然、主要被写体がアドレス以外の動作をしている場合であっても、上述したような状態となった主要被写体が撮像されることがあり、この場合、アドレスの誤検出が生ずる可能性がある。そこで、上述の状態が所定以上の期間継続すること(上述の状態となった主要被写体を含むフレーム画像が一定数以上連続していること)で特定の精度を高める。
フィニッシュの動作時においては、主要被写体の手h2が円弧の軌道の終端に位置している。また、フィニッシュの動作時においては、主要被写体の顔f2と手h2との距離が近く、かつ、主要被写体の顔f2よりも主要被写体の手h2が上方に位置することとなる。
従って、フィニッシュの動作は、円弧の軌道の終端となり、主要被写体の手h2の位置が主要被写体の顔f2の上方付近に位置することをもって特定される。
本振り部分の特定の手法としては、フィニッシュの動作における主要被写体の顔f2の向きに着目する手法が採用されている。
具体的には、フィニッシュの動作において、主要被写体の顔f2の向きがスイングの方向と同一の向きになるときが、本振りとなる蓋然性が高い。これは、本振り時には、主要被写体たるスイング対象者が、フィニッシュの動作後にボールの行方を確認するために、その顔f2をボールの飛んだ方向に向ける傾向にあることによる。これに対して、素振り時には、スイング対象者は、ボールを打たないために、ボールの行方を確認する等の行動はしない。このとき、スイング対象者は、その顔f2を下方に向いたままか、或いは、スイング方向以外の他方に向ける傾向にある。
ここで、スイング対象者は、素振り時においても偶然に、スイング方向を向く可能性があるが、スイング方向を向いている時間は短時間にしか過ぎない。換言すると、スイング対象者は、本振り時にはボールの行方を確認する関係上、所定以上の時間、スイング方向に顔を向けていることとなる。即ち、主要被写体は、本振り時には、当該顔f2をスイング方向に向けてから、その後の所定以上の時間(フレーム画像の枚数に換算すると所定以上の枚数)においても顔f2を同一のスイング方向のまま維持している。
このため、本実施形態では、素振り時の偶然にスイング方向を向いている状態での誤検知を防止すべく、スイング対象者の顔の向きのみならず、さらに、その顔が一定方向を向いている時間も含めて、本振りが特定される。
図3は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。
画像処理装置1は、例えばデジタルカメラとして構成される。
ここで、本実施形態では、画像処理装置1は動画像のデータに対する画像処理を施すが、その際の処理単位は、動画像を構成するフレーム画像やフィールド画像といった単位画像である。本実施形態では、単位画像として、上述したようにフレーム画像が採用されている。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、ディジタル信号が生成され、撮像部17の出力信号として出力される。
このような撮像部17による撮像動作は、1/30秒等所定の時間間隔毎に行われ、その都度出力信号が出力される。このようにして出力される出力信号がフレーム画像のデータであり、順次出力される複数のフレーム画像のデータにより動画像のデータが構成される。動画像のデータは、CPU11や画像処理部14等にフレーム画像を単位として適宜供給される。
表示部19は、ディスプレイにより構成され画像を表示する。
記憶部20は、ハードディスク或いはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部21は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
図4は、このような画像処理装置1の機能的構成のうち、本振り動画像生成処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
主要被写体の顔の向きが下方を向いているか否かという判定は、スイング部分の特定(特に、スイングの開始の動作であるアドレスの特定)に用いられる判定である。
また、主要被写体の顔の向きがスイング方向を向いているか否かという判定と、スイング方向を向いている場合には、そのスイング方向を向いた状態を一定時間以上維持しているか否かの判定は、スイング部分が本振り部分であるかを特定するために用いられる判定である。
このような顔の判定は、例えば、予め取得しておいた顔に関する情報(本実施形態においては、後述する登録モードで予め記憶した顔領域の情報)に基づいて行う。
動画像記憶部91は、撮像部17で撮像され、動画像取得部52から出力された動画像のデータを記憶する。
また、本実施形態においては、帽子やサングラス等の顔領域の特定の妨げになる要素によって、顔領域の判定精度を低下させないために、登録モードを採用している。
「登録モード」とは、予め、スイング対象者のスイングを撮像して、当該スイング対象者の顔領域をタッチパネル18等への操作で特定する。本実施形態においては、ユーザが撮像した動画像を参照しながら、アドレスの動作とフィニッシュの動作の顔領域をタッチパネル18への操作(例えば、タッチパネル18に対して、顔領域を円描いて指定する操作)で特定する。具体的には、本実施形態においては、図2に示すようなアドレスの動作を含んだ画像faの顔領域f1を指定し、フィニッシュの動作を含んだ画像fbの顔領域f2を指定する。
このように顔領域を特定する登録モードにおいては、判定を行う動画像のデータから顔領域を特定するために、特定された顔領域の情報から特徴点を算出して、顔領域を特定する情報としてスイング情報記憶部92に記憶する。
なお、本実施形態においては、「登録モード」以外のモードとして、「撮像モード」を搭載する。「撮像モード」とは、動画像の撮像から本振り動画像のデータの生成、本振り動画像のデータの表示等を行うモードである。本実施形態においては、特に断りがない場合には、「撮像モード」となっているものとして説明を行う。
図5は、図4の画像処理装置1の機能的構成のうち、顔判定部71の機能的構成の詳細を示す機能ブロック図である。
「顔判定処理」とは、スイングと判断された部分における顔の向きを取得して、取得した顔の向きがスイング方向か否かを判定するまでの一連の処理である。
図6は、図4の機能的構成を有する図3の画像処理装置1が実行する本振り動画像生成処理の流れを説明するフローチャートである。
本振り動画像生成処理は、ユーザがタッチパネル18を用いて本振り動画像生成処理を実行する所定の操作をした場合、その操作を契機として開始される。
なお、本振り動画像生成処理にあたり、ユーザは、登録モードにより、予め、アドレスの動作とフィニッシュの動作の顔領域の登録を行う。その結果、画像処理装置1は、登録モードで登録された顔領域の情報から算出された特徴点を用いて、本振り動画像生成処理における顔領域の特定に用いる。
本振り判定通知がない場合には、ステップS6においてNOと判断されて、処理はステップS2に進み、それ以降の処理が実行される。
本振り判定通知がある場合には、ステップS6においてYESと判断されて、処理はステップS7に進む。
図7は、図4の機能的構成を有する図3の画像処理装置1が実行する本振り判定処理の流れを説明するフローチャートである。
「本振り判定処理」とは、一連のスイング動作と判断され、フィニッシュの動作を含むフレーム画像における顔の向きを取得して、取得した顔の向きに基づいて、一連のスイング動作が本振りか素振りであるかを判定する一連の処理である。
顔判定通知がタイムアウトや素振り候補であった場合には、ステップS23において〈タイムアウト OR 素振り候補〉であると判断されて、処理はステップS26に進む。ステップS26の処理については、後述する。
図8は、図5の機能的構成を有する図3の画像処理装置1が実行する顔判定処理の流れを説明するフローチャートである。
顔の向きが横向きに遷移しないと判定された場合には、ステップS54においてNOであると判定されて、処理はステップS51に戻り、ステップS51以降の処理が実行される。
図9は、図4の機能的構成を有する図3の画像処理装置1が実行するスイング判定処理の詳細な流れを説明する。
「スイング判定処理」とは、動画像のデータにおけるスイングの動作の箇所を特定し、さらにスイングの方向も特定するまでの一連の処理である。
顔判定通知がない場合には、ステップS71においてNOと判断されて、顔判定通知があるまで、待機状態となる。
顔判定通知がある場合には、ステップS71においてYESと判断されて、処理はステップS72に進む。
グリップ位置が静止していないと判定された場合には、ステップS75においてNOであり、処理は、ステップS74に戻る。
これに対して、グリップ位置が静止していると判定された場合には、ステップS75においてYESであり、処理は、ステップS76に進む。
その後のグリップの動きがスイングの軌道でないと判定された場合には、ステップS77においてNOと判定されて、処理はステップS74へ戻る。
これに対して、その後のグリップの動きがスイングの軌道であると判定された場合には、ステップS77においてYESと判定されて、処理はステップS78に進む。
動画像取得部52は、一連の動作をしている被写体を含む動画像データを取得する。
顔判定部71は、動画像取得部52により取得された動画像データにおける被写体の向きを特定する。
向き判定部111は、顔判定部71により特定された被写体の向きが所定の向きとなったか否かを判定する。
本振り領域抽出部74は、向き判定部111による判定結果に基づいて、動画像データから、一連の動作をしている被写体が含まれる所定の期間のフレーム画像のデータを抽出する。
これにより、画像処理装置1は、顔判定部71により特定された被写体の向きが所定の向きとなっている動画像データ中の被写体の一連の動作のフレーム画像のデータに対応する所定の期間のフレーム画像のデータを抽出する。
従って、画像処理装置1においては、特殊なデバイスを使用しなくても撮影環境に影響されることなく所望の期間の動画像や所望の画像を特定できる。
また、画像処理装置1においては、実際にボールを打ったときだけを切り取ることで、本当に必要な部分のみデータ化でき、再生する際に場所を探す必要がなくなり、かつデータ容量を削減することができる。
また、画像処理装置1においては、スイングの開始のタイミングに影響を与えずにスイング対象者が特に意識することなく、さらに、スイング後にすぐに操作する必要もないため、スイング自体に意識を集中できる。
計測部112は、向き判定部111により被写体の向きが所定の向きとなったと判定されると、当該被写体が所定の向きとなっている時間を計測する。
計測判定部113は、計測部112により計測された時間が所定の閾値を超えたか否かを判定する。
本振り領域抽出部74は、更に、計測判定部113により計測された時間が所定の閾値を超えたと判定されると、所定の期間のデータを抽出する。
これにより、画像処理装置1は、計測判定部113により計測された時間が所定の閾値を超えたと判定されると、所定の期間のデータを抽出する。
従って、画像処理装置1においては、より高い精度で本振り動画像のデータの抽出を行うことができる。
スイング判定部72は、動画像取得部52により取得された動画像データにおける被写体の一連のスイング動作の軌道が所定の軌道と類似するか否かを判定する。具体的には、スイング判定部72は、ゴルフクラブをグリップしている手の軌道が円弧状となっているか否かを判定する。
本振り領域抽出部74は、向き判定部111の判定結果及びスイング判定部72の判定結果に基づいて、所定の期間の本振り動画像のデータを抽出する。
このため、画像処理装置1は、向き判定部111の判定結果及びスイング判定部72の判定結果に基づいて、所定の期間の本振り動画像のデータを抽出する。
従って、画像処理装置1においては、より高い精度で一連のスイング動作が本振りか否かを判定でき、本振り動画像のデータの抽出を行うことができる。
動画像取得部52は、撮像部17により逐次撮像されたフレーム画像のデータを前記動画像データとして循環的に保持し、循環的に保持された動画像のデータを取得する。
従って、画像処理装置1においては、フレーム画像のデータから動画像のデータを取得することができる。
従って、画像処理装置1においては、一連のスイング動作の特定をすることができる。
また、顔判定部71は、その検出結果に基づいて、被写体の向きを特定する。
従って、画像処理装置1においては、顔の向きを検出することができる。
顔判定部71は、スイング情報記憶部92に記憶される情報に基づいて、顔の領域を検出する。
従って、画像処理装置1においては、顔領域を簡単かつ迅速に特定することができる。
また、抽出対象として、例えば、ゴルフクラブとボールとのインパクトの瞬間の画像を抽出するようにしても良い。
例えば、本発明は、本振り動画像生成処理機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、ノート型のパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
換言すると、図5及び6の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が画像処理装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図5及び6の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
[付記1]
所定の動作をしている被写体を含む動画像データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された動画像データにおける被写体の状態を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された被写体の状態が所定の状態となったか否かを判定する状態判定手段と、
前記状態判定手段による判定結果に基づいて、前記動画像データから、前記所定の動作をしている被写体が含まれる画像データを抽出する抽出手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
[付記2]
前記状態判定手段により被写体の状態が所定の状態となったと判定されると、当該被写体が所定の状態となっている時間を計測する計測手段と、
前記計測手段により計測された時間が所定の閾値を超えたか否かを判定する閾値判定手段と、を更に備え、
前記抽出手段は、更に、前記閾値判定手段により前記計測された時間が所定の閾値を超えたと判定されると、前記所定の期間のデータを抽出することを特徴とする付記1に記載の画像処理装置。
[付記3]
前記取得手段により取得された動画像データにおける被写体の所定の動作の軌道が所定の軌道と類似するか否かを判定する類似判定手段を更に備え、
前記抽出手段は、前記状態判定手段の判定結果及び前記類似判定手段の判定結果に基づいて、前記所定の期間の画像データを抽出することを特徴とする付記1又は2に記載の画像処理装置。
[付記4]
撮像手段と、
前記撮像手段により逐次撮像された画像データを前記動画像データとして循環的に保持する保持手段と、を更に備え、
前記取得手段は、前記保持手段により循環的に保持された動画像データを取得することを特徴とする付記1乃至3の何れか1つに記載の画像処理装置。
[付記5]
前記特定手段は、前記動画像データを構成する複数の単位画像データのうち、被写体の状態が所定の状態となり、かつ、被写体が所定の位置になっている単位画像データを、前記所定の期間の始点の単位画像データとして特定し、被写体が所定の位置になった単位画像データを、前記所定の期間の終点の単位画像データとして特定することを特徴とする付記1乃至4の何れか1つに記載の画像処理装置。
[付記6]
前記抽出手段は、前記所定の動作をしている被写体が含まれる所定の期間の画像データを抽出することを特徴とする付記1乃至5の何れか1つに記載の画像処理装置。
[付記7]
前記動画像データから前記被写体の顔の領域を検出する検出手段を更に備え、
前記特定手段は、前記検出手段による検出結果に基づいて、前記被写体の状態を特定することを特徴とする付記1乃至6の何れか1つに記載の画像処理装置。
[付記8]
顔に関する情報を記憶する顔情報記憶手段を更に備え、
前記検出手段は、前記顔情報記憶手段に記憶される前記情報に基づいて、前記顔の領域を検出することを特徴とする付記7に記載の画像処理装置。
[付記9]
前記特定手段は、被写体の動きを検出するモーションセンサにより被写体の状態を特定することを特徴とする付記1乃至8の何れか1つに記載の画像処理装置。
[付記10]
前記特定手段は、前記所定の状態として前記被写体の向きを特定し、
前記状態判定手段は、前記特定手段により特定された被写体の向きが所定の向きとなったか否かを判定することを特徴とする付記1乃至9の何れか1つに記載の画像処理装置。
[付記11]
前記所定の動作は、一連のゴルフスイングの動作であることを特徴とする付記1乃至10の何れか1つに記載の画像処理装置。
[付記12]
所定の動作をしている画像データを含む動画像データを取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された動画像データ中の被写体の状態を特定する特定ステップと、
前記特定ステップにより特定された被写体の状態が所定の状態となったか否かを判定する状態判定ステップと、
前記状態判定ステップによる判定結果に基づいて、前記動画像データから、前記所定の動作をしている被写体が含まれる画像データを抽出する抽出ステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。
[付記13]
コンピュータを、
所定の動作をしている被写体の画像データを含む動画像データを取得する取得手段、
前記取得手段により取得された動画像データ中の被写体の状態を特定する特定手段、
前記特定手段により特定された被写体の状態が所定の状態となったか否かを判定する状態判定手段、
前記状態判定手段による判定結果に基づいて、前記動画像データから、前記所定の動作をしている被写体が含まれる画像データを抽出する抽出手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
Claims (14)
- 所定の動作をしている被写体を含む動画像データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された動画像データにおける被写体の第一の部分画像を特定する第一の特定手段と、
前記動画像データにおける被写体の前記第一の部分画像とは異なる第二の部分画像を特定する第二の特定手段と、
前記第一の特定手段により特定された第一の部分画像と前記第二の特定手段により特定された第二の部分画像とから前記被写体の状態が所定の状態か否かを判定する状態判定手段と、
前記状態判定手段による判定結果に基づいて、前記動画像データから、前記所定の動作をしている被写体が含まれる画像データを抽出する抽出手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記第一の特定手段は、前記被写体の第一の部分画像として顔領域の画像を特定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記状態判定手段により被写体の状態が所定の状態となったと判定されると、
当該被写体が所定の状態となっている時間を計測する計測手段と、
前記計測手段により計測された時間が所定の閾値を超えたか否かを判定する閾値判定手段と、
を更に備え、
前記抽出手段は、更に、前記閾値判定手段により前記計測された時間が所定の閾値を超えたと判定されると、前記所定の期間のデータを抽出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 前記取得手段により取得された動画像データにおける被写体の所定の動作の軌道が所定の軌道と類似するか否かを判定する類似判定手段を更に備え、
前記抽出手段は、前記状態判定手段の判定結果及び前記類似判定手段の判定結果に基づいて、前記所定の動作をしている被写体が含まれる画像データを抽出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 撮像手段と、
前記撮像手段により逐次撮像された画像データを前記動画像データとして循環的に保持する保持手段と、を更に備え、
前記取得手段は、前記保持手段により循環的に保持された動画像データを取得することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第二の特定手段は、前記動画像データを構成する複数の単位画像データのうち、被写体の状態が所定の状態となり、かつ、被写体が所定の位置になっている単位画像データを、前記所定の期間の始点の単位画像データとして特定し、被写体が所定の位置になった単位画像データを、前記所定の期間の終点の単位画像データとして特定することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 顔に関する情報を記憶する顔情報記憶手段を更に備え、
前記第二の特定手段は、前記顔情報記憶手段に記憶される前記情報に基づいて、前記被写体の第一の部分画像として顔領域の画像を特定することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記状態判定手段は、被写体の動きを検出するモーションセンサにより被写体の状態を判定することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記第二の特定手段により特定された前記第二の部分画像から、前記被写体の身体の向きを判定する方向判定手段、
を更に備え、
前記状態判定手段は、前記方向判定手段により判定された被写体の身体の向きが所定の向きとなったか否かを判定することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第二の特定手段は、前記被写体の第一の部分画像として顔領域の画像を特定し、
前記方向判定手段は、前記第二の特定手段により特定された前記顔領域の画像から、前記被写体の顔の向きを判定し、
前記状態判定手段は、前記方向判定手段により判定された被写体の顔の向きが所定の向きとなったか否かを判定することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。 - 前記状態判定手段は、前記方向判定手段により判定された前記被写体の顔の向きと、前記被写体の身体の向きとが同じ向きであるか否かを判定し、
前記抽出手段は、前記状態判定手段により前記被写体の身体の向きと顔の向きが同じ向きであると判定された場合に前記動画像データから、前記所定の動作をしている被写体が含まれる画像データを抽出することを特徴とする請求項9又は10に記載の画像処理装置。 - 前記所定の動作は、一連のゴルフスイングの動作であることを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の画像処理装置。
- 所定の動作をしている画像データを含む動画像データを取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された動画像データ中の被写体の第一の部分画像を特定する第一の特定ステップと、
前記動画像データにおける被写体の前記第一の部分画像とは異なる第二の部分画像を特定する第二の特定ステップ、
前記第一の特定ステップにより特定された第一の部分画像と前記第二の特定手段により特定された第二の部分画像とから前記被写体の状態が所定の状態か否かを判定する状態判定ステップと、
前記状態判定ステップによる判定結果に基づいて、前記動画像データから、前記所定の動作をしている被写体が含まれる画像データを抽出する抽出ステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータを、
所定の動作をしている被写体の画像データを含む動画像データを取得する取得手段、
前記取得手段により取得された動画像データ中の被写体の第一の部分画像を特定する第一の特定手段、
前記動画像データにおける被写体の前記第一の部分画像とは異なる第二の部分画像を特定する第二の特定手段、
前記第一の特定手段により特定された第一の部分画像と前記第二の特定手段により特定された第二の部分画像とから前記被写体の状態が所定の状態か否かを判定する状態判定手段、
前記状態判定手段による判定結果に基づいて、前記動画像データから、前記所定の動作をしている被写体が含まれる画像データを抽出する抽出手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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