JP5647433B2 - ドーザ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フロントローダやトラクタなどの作業車両に装備されたブームアッセンブリの先端に設けられた取付ブラケットユニットに装着されるドーザ装置に関する。この取付ブラケットユニットには、ドーザ装置に代えて、バケットなど他の作業機器を取り付けることが可能である。取付ブラケットユニットは水平軸周りに揺動可能であり、これにより作業機器を所望の姿勢に位置決めすることができる。
リフトアーム(ブーム)の先端部に形成されたカプラにバケットや汎用ブレードやフォークリフト用つめなどの作業機器を取替え取り付けできる作業車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。このカプラはリフトアームの先端を形成するフレームとこのフレームに設けられた取付部とから構成されている。このカプラに直接バケットや汎用ブレードがピンやボルトを用いて取り付けられる。このような各種作業機器を取り付けるための各取付部をカプラに設けているので、取替え取り付け可能な作業機器の種類が多い場合、そのカプラの構造が複雑になるだけでなく、取付部を形成するスペースの確保も困難となる。
登録実用新案第3032010号公報(6頁、図1、図3)
本発明の目的は、上記実情に鑑み、作業車両に装備されたブームに設けられている取付ブラケットユニットにバケットなどの作業機器に代えて、簡単に装着することができるドーザ装置を提供することにある。
作業車両に装備されたブームアッセンブリの先端に設けられた揺動可能な取付ブラケットユニットに装着される、本発明によるドーザ装置は、ドーザブレードと、前記取付ブラケットユニットに設けられた共通係合部に係合可能な被係合部を有するとともに前記共通係合部と前記被係合部との係合によって前記取付ブラケットユニットに連結されるアダプタユニットと、前記アダプタユニットに設けられた連結部と前記ドーザブレードに設けられた被連結部とを含むとともに前記アダプタユニットと前記ドーザブレードを連結する連結手段とが備えられ、前記共通係合部に、上向きに開口する受け部及び前記受け部よりも下方に位置する横向きの孔部が形成され、前記被係合部に、横向きの支持ピン及び前記支持ピンよりも下方に位置する横向きのピン孔が形成され、前記アダプタユニットと前記ドーザブレードは前記連結手段による連結に適する連結前の連結準備姿勢で夫々自立可能であり、前記連結準備姿勢において、前記アダプタユニットは自立した状態で前記支持ピンが前記ピン孔よりも前記取付ブラケット側に近い後方寄りに位置し、かつ前記連結準備姿勢において前記受け部によって前記支持ピンを下方から抱え込むように保持してから、前記ピン孔と前記孔部とに固定ピンを挿通して連結することにより前記アダプタユニットは前記取付ブラケットユニットと係合連結可能に構成されている。
この構成によると、対地作業機器としての機能をもつドーザブレードがブームアッセンブリの取付ブラケットユニットに直接連結されるのではなく、アダプタユニットを介在させて間接的に連結される。アダプタユニットは、取付ブラケットユニットに設けられている、バケット装置などの他の作業機器も係合可能な共通係合部に係合する被係合部を備え、この共通係合部と被係合部との係合を通じてアダプタユニットは取付ブラケットユニット、つまりブームアッセンブリに連結される。また、アダプタユニットとドーザブレードとは連結手段によって連結される。従って、1つの手順として、取付ブラケットユニットにアダプタユニットを連結した後、そのアダプタユニットにドーザブレードを連結することで、結果的にドーザブレードは揺動可能にブームアッセンブリに装着されることになる。他の手順として、予めドーザブレードをアダプタユニットに連結しておいた後、そのアダプタユニットを取付ブラケットユニットに連結しても、結果的にドーザブレードは揺動可能にブームアッセンブリに装着されることになる。しかも、アダプタユニットとドーザブレードとはともに、その自立姿勢において、連結手段によるアダプタユニットとドーザブレードとの連結に適した連結準備姿勢となるように構成されているので、連結手段によるアダプタユニットとドーザブレードとの連結が容易となる。
本発明の好適な実施形態の1つでは、前記ドーザブレードと前記アダプタユニットとは、前記連結手段による連結が完了した状態で自立可能とされている。
また、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記連結手段の前記連結部と前記被連結部とはそれぞれロック孔を有する連結ブラケットとして形成され、前記連結手段は前記連結部と前記被連結部との間の連結をロックするために前記ロック孔に挿入されるロックピンを含んでいる。これによると、アダプタユニットとドーザブレードとの連結がそれぞれのロック孔を合わせてそこにロックピンを挿入するという簡単な作業で実現する。特に、アダプタユニットとドーザブレードとはそれぞれの自立姿勢において、各ロック孔の孔軸心を同軸上に整合するか、あるいは簡単な変位操作で同軸上に整合する連結準備姿勢が保証されるので、簡単にアダプタユニットとドーザブレードとを連結することができる。
その際、特に好適な実施形態の1つとして、前記ロック孔への前記ロックピンの挿入方向が前記ロックピンの重力による落下方向となるように前記ロック孔が形成されているならば、さらに、アダプタユニットとドーザブレードとの連結作業が簡単なものとなる。
バケットやドーザブレードは取付ブラケットユニットを所定角度に揺動することで、すくい上げた土砂などをダンプするダンプ姿勢となるようにする必要がある。ただし、バケットとドーザブレードは使用目的が異なるため、そのダンプ姿勢も異なる。このような実情を考慮して、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記共通係合部に係合するバケット装置のダンプ姿勢を作り出す前記取付ブラケットユニットの限界揺動角度で、前記ドーザブレードのダンプ姿勢が作り出されるように構成されている。この構成によれば、取付ブラケットユニットの限界揺動角度、例えばストッパによって取付ブラケットユニットの揺動が強制的に停止させられる角度位置において、取付ブラケットユニットに連結したドーザブレードまたはドーザブレードはいずれもダンプ姿勢となる。つまり、どちらを連結してもそのダンプ姿勢は同じ取付ブラケットユニットの限界揺動角度で実現できるので、ダンプ姿勢を作り出すための取付ブラケットユニットの揺動制御が簡単化される。
本発明によるドーザ装置を装着したブームアッセンブリを車体前部に装備したトラクタの前部領域の側面図である。 ドーザ装置の取付ブラケットユニットへの装着を示す側面図である。 アダプタユニットの斜視図である。 ドーザブレードの斜視図である。 アダプタユニットとドーザブレードとの連結手順を示す側面図である。 取付ブラケットユニットとドーザ装置との連結手順の前半を示す側面図である。 取付ブラケットユニットとドーザ装置との連結手順の後半を示す側面図である。 取付ブラケットユニットとドーザ装置との連結手順の別形態を示す側面図である。 取付ブラケットユニットとバケット装置との連結を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1にはドーザ装置を装着したブームアッセンブリを車体前部に装備したトラクタ1の前部領域の側面図である。このトラクタ1は多目的作業が可能であり、図1に示すようにその車体前部にブームアッセンブリ3を装備することができ、そのブームアッセンブリ3に種々の作業装置を装着することで多彩な作業を行うことができる。図1の例では、整地作業を行うためにそのブームアッセンブリ3にはドーザ装置1が装着されている。このトラクタ1は良く知られたものであり、前輪10と図示されていない後輪に対地支持された車体フレーム12にブームアッセンブリ3が取り付けられている。
よく知られているように、ブームアッセンブリ3の主要構成要素は、ボンネット13を挟み込むように配置される左右一対のブーム32と、ブーム32の後端と枢支連結しているマスト31と、左右のブーム32を先端側で連結しているクロスバー33と、左右のブーム32の先端同士にわたって延びて、そこに揺動可能に取り付けられている取付ブラケットユニット5とを備えている。さらに、車体フレーム12の両側にサイドフレーム2が取り付けられている。各サイドフレーム2は、その一端を車体フレーム12に接続し、車体横断方向で外方に延びる横支持部材21と、この横支持部材21の他端に立設されたマスト受け部22とを備えている。マスト受け部22はマスト31を前方から受け入れることが可能なように前側が部分的に開放されている。マスト31がマスト受け部22に入り込むと、よく知られているように、係合ピンとマウントピンとによってマスト受け部22に保持される。これにより、ブームアッセンブリ3は車体フレーム12に支持される。
図1に示されているように、ブーム32の先端側下面には、スタンド93が折り畳み収納可能に取り付けられており、このスタンド93によって、トラクタ1からの着脱時にブームアッセンブリ3が着脱可能姿勢で自立可能となる。
ブーム32は実質的に断面矩形の角パイプ構造であり、ブーメラン状に中央部で屈曲している。クロスバー33はその屈曲部より先端側で左右のブーム32を接続している丸パイプ構造である。このブーム32の基端部とマスト21との間の枢支連結部に形成される横枢支点回りでブーム32を上下方向に回動させるため、マスト21の中間部分とブーム32の中間部とにわたるブームシリンダ91が取り付けられている。さらに、ブーム32の先端側には揺動(チルト)シリンダ92が配置されており、その一端がブーム32の中間部に連結され、その他端が、取付ブラケットユニット5を揺動させる揺動リンク4に連結されている。
図2から明らかなように、取付ブラケットユニット5は、各ブーム32の先端領域に配置された揺動ブラケット部50と、その揺動ブラケット部50の前側に固定されている係合ブラケット部52と、揺動ブラケット部50の両側壁同士を連結するクロスロッド51とを含んでいる。揺動ブラケット部50は後方下端でブーム32の先端と枢支連結しているとともに、後方上端で2つ折れ揺動リンク4の一端と枢支連結している。揺動リンク4の他端はブーム32と枢支連結している。さらに揺動リンク4の揺動軸はチルトシリンダ92と枢支連結されている。これにより、取付ブラケットユニット5はチルトシリンダ92の伸縮により水平軸回りの揺動を行う。この取付ブラケットユニット5の下向き揺動はストッパ手段56によって所定の限界揺動角度に設定されている。ストッパ手段56は、ブーム32に固定された被接当部材56aと取付ブラケットユニット5の下端に固定された接当部材56bとからなる。チルトシリンダ92の伸長に基づく取付ブラケットユニット5の揺動によって接当部材56bが被接当部材56aに近づき、接当部材56bが被接当部材56aに接当することで取付ブラケットユニット5の揺動が規制され、このストッパ手段56によって規制された揺動角度が限界揺動角度であり、その角度位置で、ブーム32に装着されているバケットやドーザ装置1のダンプ姿勢が作り出される。
なお、取付ブラケットユニット5においては、係合ブラケット部52の前方上端に上方に開口している受け部53が形成されるとともに、係合ブラケット部52の前方下端に固定ピン55が挿入される横向きの孔部54が形成されている。受け部53と孔部54は水平で互いに平行に延びている。つまり、この実施形態では、この受け部53と孔部54とが共通係合部を構成している。この共通係合部は、以下に説明するアダプタユニット6の被係合部と係合することによって取付ブラケットユニット5とアダプタユニット6との係合固定状態を作り出す。
図3から明らかなように、アダプタユニット6のアダプタ本体61は、クロス部材62とこのクロス部材62によって連結された2つの被係合ブラケット63からなり、このアダプタ本体61は取付ブラケットユニット5に対向する側の面が開放されたU字状断面を有する。被係合ブラケット63には、その上端に両側壁間を水平にクロスする支持ピン64が取り付けられ、その下端に水平横向きのピン孔65が形成されている。この支持ピン64は取付ブラケットユニット5の係合ブラケット部52の受け部53と係合するように寸法付けられ、係合ブラケット部52が被係合ブラケット63に入り込んだ状態でピン孔65の係合ブラケット部52の孔部54とが同軸心上に並び、ピン孔65と孔部54に固定ピン55が挿入され、取付ブラケットユニット5とアダプタユニット6とが係合固定されるように寸法付けられている。つまり、この実施形態では、支持ピン64とピン孔65がアダプタユニット6の共通係合部と係合する被係合部を構成している。
図4から明らかなように、ドーザブレード8は、複数の補強リブを有するブレード枠体80と、これに張り付けられたよく知られた形状であるブレード板81と、ブレード枠体80の下面に形成されたベースプレート82とを含んでいる。ベースプレート82は、シム83を用いて高さ調整可能であり、これによりブレード板81の下端の対地高さを設定することができる。
図3と図4に示されているように、ドーザブレード8とアダプタユニット6とを連結する連結手段7は、連結部としてドーザブレード8のブレード枠体81に設けられた左右一対の連結ブラケット71と、前記連結部に連結される被連結部としてアダプタユニット6のアダプタ本体61に設けられた左右一対の被連結ブラケット73と、T形ロックピン75とからなる。この実施形態では、連結ブラケット71は鉛直方向の縦孔であるロック孔72を設けた円筒部71aを有し、被連結ブラケット73は連結ブラケット71の円筒部を上下から挟み込む突出片73aを有し、その各突出片に鉛直方向の同軸心被ロック孔74が設けられている。図5から理解できるように、突出片73aの間に円筒部71aがちょうど入り込むようにドーザブレード8とアダプタユニット6とを組み付けると、ロック孔74と被ロック孔74とが同軸心上に並ぶ。その同軸心上に並んだロック孔72と被ロック孔74にT形ロックピン75を差し込むことで、ドーザブレード8とアダプタユニット6との連結が完了する。
なお、ドーザブレード8は、ベースプレート82を接地面として、必要の場合ブレード板81の下端をその補助接地面として自立することができ、この自立姿勢をドーザブレード8のアダプタユニット6に対する連結準備姿勢と称する。この連結準備姿勢において、ロック孔72は、ほぼ鉛直方向を向いている。また、図には明示されていないが、アダプタユニット6の下面には、このアダプタユニット6が自立することができるように水平面が形成されている。この水平面は連続的につながっている必要はなく、間隔をあけた複数の位置に存在させることができる。この自立姿勢をアダプタユニット6のドーザブレード8に対する連結準備姿勢と称する。この連結準備姿勢において、被ロック孔74は、鉛直方向からやや斜めに傾斜した方向を向いている。従って、共に連結準備姿勢のドーザブレード8とアダプタユニット6とを突出片73aの間に円筒部71aがちょうど入り込むように組み付けると、そのままの状態で、あるいはドーザブレード8とアダプタユニット6のいずれかを僅かに傾けた状態で、ロック孔72と被ロック孔74とがほぼ鉛直方向の同軸心上で並ぶことになるので、上から差し込まれたT形ロックピン75は重力作用で容易にロック孔72と被ロック孔74に入り込み、水平に延びたヘッドをストッパ代わりとしてロック孔72と被ロック孔74に保持される。なお、差し込まれたT形ロックピン75の抜け止め防止のためにT形ロックピン75を押さえ込むL形の押さえ金具76がアダプタ本体61に取り付けられる。
上述したように、ここでは、ドーザ装置は、アダプタユニット6と、ドーザブレード8と、アダプタユニット6とドーザブレード8とを連結する連結手段7とから構成されている。このドーザ装置を、トラクタ1に装備されたブームアッセンブリ3の先端の取付ブラケットユニット5に装着する手順を説明する。この例では、予め、ドーザ装置として、ドーザブレード8とアダプタユニット7が連結手段7を用いて連結されるので、まず図5を用いて、ドーザブレード8とアダプタユニット7との連結手順を説明する。
アダプタユニット6とドーザブレード8とを連結準備姿勢で自立させる(#01)。ドーザブレード8に比べて軽量のアダプタユニット6を動かして、ドーザブレード8側の円筒部71aをアダプタユニット6側の突出片73aの間に入れ込む(#02)。必要に応じて、アダプタユニット6を傾けながら、ロック孔74と被ロック孔74と軸心をそろえて、上からT形ロックピン75を差し込む(#03)。T形ロックピン75のヘッドを押さえ金具76で押さえ込む。(#04)。
ドーザ装置が組み付けられると、図6と図7とに示されている手順で、トラクタ1及びブームアッセンブリ3を操作して取付ブラケットユニット5に、ドーザ装置を装着する。まず、地面に自立している、組み付け完了したドーザ装置のアダプタユニット6の被係合ブラケット63に対して、取付ブラケットユニット5の係合ブラケット部52が対向するように、ブームアッセンブリ3を操作して取付ブラケットユニット5を近づける(#11)。係合ブラケット部52の受け部53が被係合ブラケット63の支持ピン64を下方から抱え込むように取付ブラケットユニット5を操作する(#12)。受け部53が支持ピン64を保持すると。取付ブラケットユニット5を揺動させて、係合ブラケット52の孔部54と被係合ブラケット63のピン孔65が同軸心となるようにドーザ装置を引き込む(#13)。孔部54とピン孔65が同軸心となると、そこに固定ピン55を差し込み、抜け止めを行う(#14)。これにより、取付ブラケットユニット5へのドーザ装置の装着が完了し、ドーザ装置は、取付ブラケットユニット5の揺動によって、所望の回動角度に位置決め可能となる(#15)。その後は、運転者の操縦操作によるトラクタ1の前進後退などの動作にともなって、ブームシリンダ91の伸縮操作によるブーム32の起伏動作及びチルトシリンダ92の伸縮操作によるドーザブレード8の後傾動作や前傾動作が行われることで、ドーザ作業が遂行される。
例えば、排土作業を行う場合は、チルトシリンダ92により、ドーザブレード8を後傾状態とし、トラクタ1を前進させる。また、あぜ面形成作業を行う場合は、チルトシリンダ92を伸長方向に操作してドーザブレード8を所定回動角によって実現する前傾状態とし、トラクタ1の前進に伴ってドーザブレード8を上昇させていくことで、あぜ面が形成される。
図6と図7を用いた説明では、ドーザ装置の取付ブラケットユニット5への装着は、最初にドーザブレード8とアダプタユニット6とを組み付けてドーザ装置を完成させてから行っていた。しかしながら、これに代えて、図8に示すように、最初にアダプタユニット6を取付ブラケットユニット5に装着し(#31)、その後、トラクタ1の前進操作やブームアッセンブリ3の操作を通じてアダプタユニット6をドーザブレード8に近づけ(#32)、アダプタユニット6にドーザブレード8を装着する(#33)ようにしてもよい。
図9に示すように、取付ブラケットユニット5の係合ブラケット部52は共通係合部として形成されており、バケット9もアダプタユニット6の被係合ブラケット63と同様な被係合ブラケット9aを設けているので、上述したドーザ装置の装着手順と同様な手順でバケット9を取付ブラケットユニット5に装着することができる。被係合ブラケット9aには被係合ブラケット63の支持ピン64及びピン孔65と同一仕様の支持ピン94及びピン孔95が備えられている。なお、上述したストッパ手段56によって取付ブラケットユニット5の揺動角度が限界揺動角度に規制され、この角度位置で、取付ブラケットユニット5に装着されているバケット9及びドーザブレード8のダンプ姿勢が作り出される。
〔別実施の形態〕
(1)連結手段7を構成するドーザブレード8側の連結ブラケット71と、アダプタユニット6側の被連結ブラケット73は、その取付対象を逆にしてもよいし、その形状も種々に改変可能である。
(2)上述した実施の形態では、ストッパ手段56を構成する被接当部材56aと接当部材56bとはブーム32と取付ブラケットユニット5に設けられており、その限界揺動角度はバケット9とドーザブレード8とに対して共通であった。しかしながら、例えば、被接当部材56aを取付ブラケットユニット5に設け、接当部材56bをバケット9やドーザブレード8に設けることで、それぞれ独自の限界揺動角度を設定することも可能である。
1:トラクタ
3:ブームアッセンブリ
32:ブーム
4:揺動リンク
5:取付ブラケットユニット
50:揺動ブラケット部
51:クロスロッド
52:係合ブラケット部
53:受け部(共通係合部)
54:孔部(共通係合部)
55:固定ピン
56:ストッパ手段
6:アダプタユニット
61:アダプタ本体
62:クロス部材
63:被係合ブラケッ
64:支持ピン(被係合部)
65:ピン孔(被係合部)
7:連結手段
71:連結ブラケット(連結部)
72:ロック孔
73:被連結ブラケット(被連結部)
74:被ロック孔
75:T型ロックピン
76:押さえ金具
8:ドーザブレード
80:ブレード枠体
81:ブレード板
82:ベースプレート
91:ブームシリンダ
92:チルトシリンダ

Claims (5)

  1. 作業車両に装備されたブームアッセンブリの先端に設けられた揺動可能な取付ブラケットユニットに装着されるドーザ装置であって、
    ドーザブレードと、前記取付ブラケットユニットに設けられた共通係合部に係合可能な被係合部を有するとともに前記共通係合部と前記被係合部との係合によって前記取付ブラケットユニットに連結されるアダプタユニットと、前記アダプタユニットに設けられた連結部と前記ドーザブレードに設けられた被連結部とを含むとともに前記アダプタユニットと前記ドーザブレードを連結する連結手段とが備えられ
    前記共通係合部に、上向きに開口する受け部及び前記受け部よりも下方に位置する横向きの孔部が形成され、
    前記被係合部に、横向きの支持ピン及び前記支持ピンよりも下方に位置する横向きのピン孔が形成され、
    前記アダプタユニットと前記ドーザブレードは前記連結手段による連結に適する連結前の連結準備姿勢で夫々自立可能であり、前記連結準備姿勢において、前記アダプタユニットは自立した状態で前記支持ピンが前記ピン孔よりも前記取付ブラケット側に近い後方寄りに位置し、かつ前記連結準備姿勢において前記受け部によって前記支持ピンを下方から抱え込むように保持してから、前記ピン孔と前記孔部とに固定ピンを挿通して連結することにより前記アダプタユニットは前記取付ブラケットユニットと係合連結可能であるドーザ装置。
  2. 前記ドーザブレードと前記アダプタユニットとは、前記連結手段による連結が完了した状態で自立可能とされている請求項1に記載のドーザ装置。
  3. 前記連結手段の前記連結部と前記被連結部とはそれぞれロック孔を有する連結ブラケットとして形成され、前記連結手段は前記連結部と前記被連結部との間の連結をロックするために前記ロック孔に挿入されるロックピンを含む請求項1又は2に記載のドーザ装置。
  4. 前記ロック孔への前記ロックピンの挿入方向が前記ロックピンの重力による落下方向となるように前記ロック孔は形成されている請求項3に記載のドーザ装置。
  5. 前記共通係合部に係合するバケット装置のダンプ姿勢を作り出す前記取付ブラケットユニットの限界揺動角度で、前記ドーザブレードのダンプ姿勢が作り出される請求項1から4のいずれか一項に記載のドーザ装置。
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