JP5346553B2 - フロントローダ及びフロントローダに使用される延長体 - Google Patents
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- E02F3/00—Dredgers; Soil-shifting machines
- E02F3/04—Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
- E02F3/627—Devices to connect beams or arms to tractors or similar self-propelled machines, e.g. drives therefor
- E02F3/6273—Devices to connect beams or arms to tractors or similar self-propelled machines, e.g. drives therefor using legs to support the beams or arms on the ground during the connecting process
Description
本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるようにしたフロントローダ及びフロントローダに使用される延長体を提供することを目的とする。
本発明は、ブームの先端部に延長体を着脱自在に装着して、この延長体に作業具を装着することにより、スパンの長いブームを簡単かつ安価に製作できるようにしたフロントローダを提供することを目的とする。
フロントローダは、第1に、ブームシリンダ2によって昇降動作するブーム3と、このブーム3に連結された作業具シリンダ4によってチルト動作する作業具5とを有し、
前記ブーム3の先端部に延長体6を着脱自在に設け、この延長体6の先端部にチルト軸7を介して前記作業具5を設け、前記延長体6と作業具5と作業具シリンダ4との間に前記作業具シリンダ4によって作業具5をチルト動作させるリンク手段8を設けていることを特徴とする。
第3に、前記ブーム3は先端部に、前記チルト軸7を挿入可能な軸孔9と、前記作業具シリンダ4と連結するリンク10を枢支するピン11を挿入可能なピン孔12とを形成しており、前記延長体6は前記軸孔9とピン孔12とにそれぞれ締結具13、14を挿入してブーム3の先端部に装着している。
前記取付部6Aと延長部6Bとを前記ブーム3の側面視くの字形状と逆向きのくの字形状に連結していることを特徴とする。
[作用]
前記特徴を有するフロントローダは次のような作用を奏する。
中途部上向き突のくの字形状のブーム3の先端に中途部下向き突のくの字形状の延長体6が装着されていると、作業具5が接地した状態では延長体6は下向き成分より前向き成分が多くなり、ブーム3の先端から前方向に突出した姿勢になり、作業具5の突っ込み動作がやり易く、作業具5が最上位に上昇した状態では延長体6は前向き成分より上向き成分が多くなり、ブーム3の先端から上方向に突出した姿勢になり、延長体6による延長長さが作業具5の最上位高さの実質的な増加になる。
フロントローダに使用される前記延長体6は、ブーム3の先端部に簡単に装着でき、ブームスパンを簡単な構成で長くすることができる。
図1〜4において、20は走行車両として例示したトラクタであり、フロントローダ1を装着している。
トラクタ20は、エンジン21にフライホイールハウジング22、ミッションケース23等を連結し、エンジン21から前方へ前車軸フレーム24を突出して車体25を構成し、前車軸フレーム24に前車軸ケース26を介して前輪27を縣架し、前車軸フレーム24上にラジエータを搭載し、前記エンジン21及びラジエータをボンネット28で覆い、このボンネット28の後方の車体25中央部に操縦部29を形成している。
装着台31はフライホイールハウジング22の側面にボルト固定の固定部32と、この固定部32から左右外方へ筒材を突出して形成した水平部33と、この水平部33に立設された支持部34とを有し、前記支持部34にマスト35を着脱自在に支持する。
前記支持部34は上下方向中途部に上向き開口した係合凹部と、上部のピン孔とが形成されており、前記マスト35は下部にピンを設けて形成された係合部37と、上下方向中途部に形成したピン孔38とが形成されている。
前記支持部34は1枚板で形成されており、前記マスト35は左右一対の板材を連結板で連結して形成されていて、支持部34を挟むように嵌合する構造となっている。なお、マスト35は1枚板で形成することが可能であり、支持部34は左右一対の板材を連結板で連結した構造にすることが可能である。
前記ブーム3は図2に示す地上まで下降した状態の側面視において、横軸40に枢支された基部から中途部まで前方に突出し、中途部で屈曲して、中途部から先端まで下向きに延設された形状、即ち、前後方向中途部が上向き突のくの字形状(山形状)である。
前記左右各くの字状部材の連結ブラケット42に、ブームシリンダ2と作業具シリンダ4のチューブ側がピン連結されており、前記支持ブラケット43にはスタンド部材44が設けられている。
前記スタンド部材44は、フロントローダ1を地上に自立させるスタンド作用姿勢(図1、2に実線で示す)と、フロントローダ1で対地作業をするときに退避しておくスタンド収納姿勢(図2に2点鎖線で、図3に実線でそれぞれ示す)とに姿勢変更自在になっている。
このブーム3の左右各くの字状板材の先端部にはそれぞれ延長体6が着脱自在に設けられており、この左右各延長体6はブーム3のくの字状と逆向きの側面視くの字状に連結された取付部6Aと延長部6Bとを有する。
取付部6Aは縦方向の板材に横リブを固着して形成され、その前部は延長部6Bの外側面に溶着等により固定されている。この取付部6Aには前記ブーム3の軸孔9A及びピン孔12に対向する軸孔6Aa及びピン孔6Abが穿孔されている。
前記断面コ字状部材6aの上壁及び連結板6bは取付部6Aまで延設されて横リブを形成している。ストッパ受け材45Bは作業具5をダンプ動作させたときに、作業具5の背面と突設して回動制限を行う。
前記延長体6は側面視において、中途部が下向き突のくの字形状(山形状)であり、ブーム3の先端に装着した状態で、取付部6Aがブーム3の先端の外側面を覆うように沿い、延長部6Bがブーム3の先端からブーム3のくの字と逆方向に折曲して前方へ突出する形状になっている。
作業具5はバケットを例示しており、背面に左右一対の背面ブラケット48が固定され、この背面ブラケット48は側面視略三角形状であり、下部にチルト軸7を挿通可能なピン孔が形成され、上部にリンクを連結する連結ピン47用のピン孔が形成されている。
前記リンク手段8Aは第1リンク10a及び第2リンク10bを有し、第1リンク10aは直線形状であって締結具13に連結されており、第2リンク10bは連結ピン47を介して作業具5に連結されており、作業具5をダンプしたときに延長体6の先端と干渉しないように、上向き突の円弧形状になっている。
作業具5をブーム3の先端に連結するときに使用するリンク手段8Bは、共に円弧形状の第1リンク10c及び第2リンク10dを有し、第1リンク10cはピン孔12に挿通されるピン11を介して支持ブラケット43に連結され、第2リンク10dは連結ピン47を介して作業具5に連結され、第1リンク10aの自由端と第2リンク10bの自由端とを連結しているピン49は、作業具5を延長体6に連結するときに使用される作業具シリンダ4をそのまま使用して連結される。
即ち、フロントローダ1は、ブーム3の横軸40から延長体6のチルト軸7までの間で、中途部が上向き突のくの字形状となり、先端近くで下向き突のくの字形状となり、作業具5を接地した状態では、ブーム3の先端から前方向に突出した姿勢になり、延長体6を設けない場合と同様に作業具5の突っ込み動作がやり易く、作業具5が最上位に上昇した状態では、ブーム3の先端から上方向に突出した姿勢になり、延長体6を設けない場合よりも延長体6分だけ長さが延長され、作業具5の最上位高さが実質的に増加する。
フロントローダ1は、延長体6、リンク手段8A及び締結具13、14を用意することにより、従来から存在するフロントローダを、ブーム3、作業具シリンダ4及び作業具5をそのまま使用して、ブームスパンが長く、作業具をより高い位置まで上昇できる構成に簡単かつ容易に変更できる。
例えば、フロントローダ1は、マスト35が着脱自在でなくトラクタに固着されるもの、又はトラクタ以外の走行車両に固着又は着脱自在に装着されるもの、トラクタにバックホーを有するもの(TLB)でもよい。
延長体6は取付部6Aを袋形状に形成して、ブーム3の先端に嵌合するようにしたり、軸孔9及びピン孔12を使用せずに、別位置でブーム3に締結具13、14を介して固定してもよい。
延長構造用リンク手段8Aは延長無し用に共用したり、第1リンク10aを締結具14で枢支したりしてもよい。
2 ブームシリンダ
3 ブーム
4 作業具シリンダ
5 作業具(バケット)
6 延長体
6A 取付部
6B 延長部
7 チルト軸
8 リンク手段
9 軸孔
10 リンク
11 ピン
12 ピン孔
13 締結具
20 トラクタ(走行車両)
35 マスト
Claims (4)
- 左右一対のマスト(35)と、この左右マスト(35)の上部に横軸(40)を介して連結されていて下降時の側面視が上向き突のくの字形状の左右ブーム(3)と、この左右ブーム(3)を昇降動作するブームシリンダ(2)と、左右ブーム(3)に連結された作業具シリンダ(4)によってチルト動作する作業具(5)とを有し、
前記左右各ブーム(3)は先端部に軸孔(9)とピン孔(12)とを有しかつそれぞれに挿入される締結具(13、14)を介して延長体(6)を着脱自在に設け、この延長体(6)の先端部にチルト軸(7)を介して前記作業具(5)を設け、前記延長体(6)と作業具(5)と作業具シリンダ(4)との間に前記作業具シリンダ(4)によって作業具(5)をチルト動作させるリンク手段(8A)を設けており、
前記延長体(6)はブーム(3)下降時の側面視が下向き突のくの字形状であって、ブーム(3)基部の横軸(40)と先端の軸孔(9)とを結ぶ中心線(S)に対してチルト軸(7)を上側に配置していることを特徴とするフロントローダ。 - 前記リンク手段(8A)は延長体(6)と作業具シリンダ(4)とを連結する第1リンク(10a)及び作業具(5)と作業具シリンダ(4)とを連結する第2リンク(10b)を有し、第2リンク(10b)は、チルト軸(7)より上側で作業具(5)と連結していて、延長体(6)の先端との干渉を回避すべく上向き突の円弧形状になっていることを特徴とする請求項1に記載のフロントローダ。
- 前記ブーム(3)は先端部に、前記チルト軸(7)を挿入可能な軸孔(9)と、前記作業具シリンダ(4)と連結するリンク(10)を枢支するピン(11)を挿入可能なピン孔(12)とを形成しており、前記延長体(6)は前記軸孔(9)とピン孔(12)とにそれぞれ締結具(13、14)を挿入してブーム(3)の先端部に装着し、
前記ブーム(3)は前部下面側に支持ブラケット(43)を有し、この支持ブラケット(43)に前記ピン孔(12)を形成していることを特徴とする請求項1又は2に記載のフロントローダ。 - ブームシリンダ(2)によって昇降動作する側面視くの字形状のブーム(3)の先端に締結具(13、14)を介して着脱自在に装着される取付部(6A)と、作業具シリンダ
(4)によってチルト動作する作業具(5)を先端部にチルト軸(7)を介して枢支する延長部(6B)とを有し、
前記取付部(6A)と延長部(6B)とを前記ブーム(3)の側面視くの字形状と逆向きのくの字形状に連結しており、
前記取付部(6A)は締結具(13)を挿入する軸孔(6Aa)を有し、
前記延長部(6B)はチルト軸(7)を挿入する軸孔(9B)を有し、
前記ブーム(3)の基部の昇降用の横軸(40)と取付部(6A)の軸孔(6Aa)を結ぶ中心線(S)に対して延長部(6B)の軸孔(9B)を上側に形成していることを特徴とするフロントローダに使用される延長体。
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