JPH069077Y2 - ロ−ダ装置のチルトリンク機構 - Google Patents
ロ−ダ装置のチルトリンク機構Info
- Publication number
- JPH069077Y2 JPH069077Y2 JP11594587U JP11594587U JPH069077Y2 JP H069077 Y2 JPH069077 Y2 JP H069077Y2 JP 11594587 U JP11594587 U JP 11594587U JP 11594587 U JP11594587 U JP 11594587U JP H069077 Y2 JPH069077 Y2 JP H069077Y2
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- tilt
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フロントローダ、バックホー等のローダ装置
のチルトリンク機構に関する。
のチルトリンク機構に関する。
(従来の技術) 例えば、農用トラクタ装着型フロントローダは、第4図
に示す如く、左右1対のブーム11の先端に作業具12を横
軸廻り回動自在に支持し、左右ブーム11の先端近傍に左
右を連結する連結部材24を設けると共に第1リンク26′
の下部を枢支し、この第1リンク26′の上部とブーム11
との間に作業具チルト用油圧シリンダ20を設け、左右第
1リンク26′の上部と作業具12の上部とを左右1対の第
2リンク28′で連結しており、前記左右各第1リンク2
6′はブーム11の内外に位置する2部材で形成され、左
右各第2リンク28′は1部材で形成されている。
に示す如く、左右1対のブーム11の先端に作業具12を横
軸廻り回動自在に支持し、左右ブーム11の先端近傍に左
右を連結する連結部材24を設けると共に第1リンク26′
の下部を枢支し、この第1リンク26′の上部とブーム11
との間に作業具チルト用油圧シリンダ20を設け、左右第
1リンク26′の上部と作業具12の上部とを左右1対の第
2リンク28′で連結しており、前記左右各第1リンク2
6′はブーム11の内外に位置する2部材で形成され、左
右各第2リンク28′は1部材で形成されている。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来技術においては、リンク26′,28′は作業具12
のすくい角及びダンプ角を大きくするために設けてある
が、第1リンク26′の1枚はブーム11の内側に位置して
おり、大きく回動すると連結部材24と干渉する。そのた
めすくい角を大きくできないことがある。連結部材24は
左右ブーム先端を連結して堅牢にするためのものであ
り、その位置を後方にずらすことは強度上好ましくな
く、また、第1、第2リンク26′,28′を共に1枚ずつ
にすることは、ねじれ及び強度低下等を生じるために好
ましくない。
のすくい角及びダンプ角を大きくするために設けてある
が、第1リンク26′の1枚はブーム11の内側に位置して
おり、大きく回動すると連結部材24と干渉する。そのた
めすくい角を大きくできないことがある。連結部材24は
左右ブーム先端を連結して堅牢にするためのものであ
り、その位置を後方にずらすことは強度上好ましくな
く、また、第1、第2リンク26′,28′を共に1枚ずつ
にすることは、ねじれ及び強度低下等を生じるために好
ましくない。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、左右各第1リンクをブームの外側に配置され
る1部材で形成し、左右各第2リンクをブームの内外に
配置される2部材で形成し、且つ両内部材をセットピン
が貫通される筒部材で連結することによって、前記従来
技術の問題点を解決できるようにしたものである。
る1部材で形成し、左右各第2リンクをブームの内外に
配置される2部材で形成し、且つ両内部材をセットピン
が貫通される筒部材で連結することによって、前記従来
技術の問題点を解決できるようにしたものである。
即ち、本考案における問題解決手段の具体的構成は、左
右1対のブームの先端に作業具を横軸廻り回動自在に支
持し、左右ブームの先端近傍に左右を連結する連結部材
を設けると共に第1リンクの下部を枢支し、この第1リ
ンクの上部とブームとの間に作業具チルト用油圧シリン
ダを設け、左右第1リンクの上部と作業具の上部とを左
右1対の第2リンクで連結したローダ装置のチルトリン
ク機構において、 前記左右各第1リンクはブームの外側に位置する1部材
で形成され、左右各第2リンクは内外に位置する2部材
で形成され、両第2リンクの内部材は筒部材で連結さ
れ、第1リンクの上部、第2リンクの後部及び筒部材に
1本のセットピンが貫通されている点にある。
右1対のブームの先端に作業具を横軸廻り回動自在に支
持し、左右ブームの先端近傍に左右を連結する連結部材
を設けると共に第1リンクの下部を枢支し、この第1リ
ンクの上部とブームとの間に作業具チルト用油圧シリン
ダを設け、左右第1リンクの上部と作業具の上部とを左
右1対の第2リンクで連結したローダ装置のチルトリン
ク機構において、 前記左右各第1リンクはブームの外側に位置する1部材
で形成され、左右各第2リンクは内外に位置する2部材
で形成され、両第2リンクの内部材は筒部材で連結さ
れ、第1リンクの上部、第2リンクの後部及び筒部材に
1本のセットピンが貫通されている点にある。
(作用) 第1リンク26はブーム11の外側に位置しており、左右ブ
ーム11の先端近傍を連結している連結部材24と干渉する
ことはない。左右第1リンク26と作業具12とを連結して
いる左右第2リンク28は、夫々2部材で形成され、ブー
ム11の略内外に位置し、左右内部材28A,28A同志は筒部
材30で連結されており、チルトリンク機構19のねじれを
防止すると共に、強度を向上している。
ーム11の先端近傍を連結している連結部材24と干渉する
ことはない。左右第1リンク26と作業具12とを連結して
いる左右第2リンク28は、夫々2部材で形成され、ブー
ム11の略内外に位置し、左右内部材28A,28A同志は筒部
材30で連結されており、チルトリンク機構19のねじれを
防止すると共に、強度を向上している。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1〜3図において、1はキャビン付トラクタで、エン
ジン2及びミッションケース3等を直結して車体4が構
成され、その後上部に運転席5及び操縦部6を囲むキャ
ビン装置7が搭載されており、車体4の中央から前方へ
フロントローダ(ローダ装置)8が装着されている。
ジン2及びミッションケース3等を直結して車体4が構
成され、その後上部に運転席5及び操縦部6を囲むキャ
ビン装置7が搭載されており、車体4の中央から前方へ
フロントローダ(ローダ装置)8が装着されている。
フロントローダ8は左右1対のマスト10の上部に左右1
対のブーム11の基端が枢支され、左右ブーム11の先端に
バケット又はフォーク等の作業具12の後下部が横軸13を
介して回動自在に支持されており、マスト10はピン14を
介して車体4に固定の受台15上に載置係合され、マスト
10から前方突出したスタンド兼ブレイス16が車体4の前
部の前車軸フレーム17に連結されている。
対のブーム11の基端が枢支され、左右ブーム11の先端に
バケット又はフォーク等の作業具12の後下部が横軸13を
介して回動自在に支持されており、マスト10はピン14を
介して車体4に固定の受台15上に載置係合され、マスト
10から前方突出したスタンド兼ブレイス16が車体4の前
部の前車軸フレーム17に連結されている。
前記マスト10の下部とブム11の中途部との間にはブーム
シリンダ18が架設され、ブーム11中途部と作業具12との
間にはチルトリンク機構19を介してチルトシリンダ20が
架設されており、両油圧シリンダ18,20はキャビン装置
7内の操作レバー21によって、コントロールバルブ22を
制御することにより操作される。
シリンダ18が架設され、ブーム11中途部と作業具12との
間にはチルトリンク機構19を介してチルトシリンダ20が
架設されており、両油圧シリンダ18,20はキャビン装置
7内の操作レバー21によって、コントロールバルブ22を
制御することにより操作される。
前記左右1対のブーム11は先端近傍位置で連結部材24に
よって連結されており、この連結部材24が溶着された近
傍位置に下向き突設されたブラケット25を有する。左右
ブラケット25には側面視くの字形(又は直線形でも良
い)の第1リンク26の下部がピン27を介して枢支されて
いる。この左右各第1リンク26は、1枚の板部材で形成
され、各ブーム11の外側に位置し、回動しても連結部材
24と衝突することはない。前記ピン27の前後位置は適宜
設定できる。
よって連結されており、この連結部材24が溶着された近
傍位置に下向き突設されたブラケット25を有する。左右
ブラケット25には側面視くの字形(又は直線形でも良
い)の第1リンク26の下部がピン27を介して枢支されて
いる。この左右各第1リンク26は、1枚の板部材で形成
され、各ブーム11の外側に位置し、回動しても連結部材
24と衝突することはない。前記ピン27の前後位置は適宜
設定できる。
左右各第1リンク26の上部にはチルトシリンダ20のピス
トンロッド20aと第2リンク28の後部とがセットピン29
を介して連結されている。各第2リンク28は内外2枚の
板部材28A,28Bで形成され、左右第2リンク28の内板部
材28A,28A同志は筒部材30で互いに連結固定されてお
り、内外板部材28A,28B間にピストンロッド20aの先端の
ボス部20bが位置し、第1リンク26、内外板部材28A,28
B、ボス部20b及び筒部材30に1本のセットピン29が貫通
している。
トンロッド20aと第2リンク28の後部とがセットピン29
を介して連結されている。各第2リンク28は内外2枚の
板部材28A,28Bで形成され、左右第2リンク28の内板部
材28A,28A同志は筒部材30で互いに連結固定されてお
り、内外板部材28A,28B間にピストンロッド20aの先端の
ボス部20bが位置し、第1リンク26、内外板部材28A,28
B、ボス部20b及び筒部材30に1本のセットピン29が貫通
している。
作業具12は背面に断面コ字状の連結体31が左右1対設け
られ、その溝内にブーム11の先端と第2リンク28の先端
とが挿入され且つ横軸13及びピン32で枢支連結されてい
る。
られ、その溝内にブーム11の先端と第2リンク28の先端
とが挿入され且つ横軸13及びピン32で枢支連結されてい
る。
前記第1、第2リンク26,28、連結体31及びブーム11先
端部等によってチルト用四節リンク機構19が構成され、
チルトシリンダ20の伸縮によって、第1リンク26が回動
し且つ第2リンク28が押引動作し、これによって作業具
12が横軸13を中心にすくい動作及びダンプ動作を行な
う。すくい角を最大にした場合、第1リンク26はブーム
11の外面に略沿い、第2リンク28の内外板部材28A,28B
もブーム11の内外面又は上面に略沿う。
端部等によってチルト用四節リンク機構19が構成され、
チルトシリンダ20の伸縮によって、第1リンク26が回動
し且つ第2リンク28が押引動作し、これによって作業具
12が横軸13を中心にすくい動作及びダンプ動作を行な
う。すくい角を最大にした場合、第1リンク26はブーム
11の外面に略沿い、第2リンク28の内外板部材28A,28B
もブーム11の内外面又は上面に略沿う。
尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、種
々変形することができ、例えば、リンク機構19はリヤロ
ーダ又はバックホーにも適用可能であり、チルトシリン
ダ20は第1リンク26の中途部に連結しても良く、また、
第1、第2リンク26,28は板部材の代りにロッド部材を
適用することもできる。
々変形することができ、例えば、リンク機構19はリヤロ
ーダ又はバックホーにも適用可能であり、チルトシリン
ダ20は第1リンク26の中途部に連結しても良く、また、
第1、第2リンク26,28は板部材の代りにロッド部材を
適用することもできる。
前記筒部材30と左右全幅に亘るセットピン29とを設ける
ことにより、左右チルトリンク機構19は互いに連結さ
れ、リンク機構のねじれをより防止し、堅牢となる。
ことにより、左右チルトリンク機構19は互いに連結さ
れ、リンク機構のねじれをより防止し、堅牢となる。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、左右各ブームに下部が枢
支された第1リンクは、ブームの外側に位置しているの
で、内側で左右ブームを連結している連結部材と干渉す
ることはなく、作業具の回動角度を充分大きくすること
ができ、左右第1リンクと作業具とを連結している左右
第2リンクは、内外に位置する2部材で形成され、且つ
左右の内部材を筒部材で連結し第1リンクと連結するセ
ットピンが貫通されているので、ねじれが防止でき且つ
強度を向上できる。
支された第1リンクは、ブームの外側に位置しているの
で、内側で左右ブームを連結している連結部材と干渉す
ることはなく、作業具の回動角度を充分大きくすること
ができ、左右第1リンクと作業具とを連結している左右
第2リンクは、内外に位置する2部材で形成され、且つ
左右の内部材を筒部材で連結し第1リンクと連結するセ
ットピンが貫通されているので、ねじれが防止でき且つ
強度を向上できる。
第1〜3図は本考案の実施例を示しており、第1図は要
部の斜視図、第2図はチルトリンク機構の分解斜視図、
第3図はフロントローダの側面図、第4図は従来技術を
示す要部の斜視図である。 1……トラクタ、8……フロントローダ(ローダ装
置)、10……マスト、11……ブーム、12……作業具、13
……横軸、19……チルトリンク機構、20……チルトシリ
ンダ、24……連結部材、26……第1リンク、28……第2
リンク、29……セットピン、31……連結体。
部の斜視図、第2図はチルトリンク機構の分解斜視図、
第3図はフロントローダの側面図、第4図は従来技術を
示す要部の斜視図である。 1……トラクタ、8……フロントローダ(ローダ装
置)、10……マスト、11……ブーム、12……作業具、13
……横軸、19……チルトリンク機構、20……チルトシリ
ンダ、24……連結部材、26……第1リンク、28……第2
リンク、29……セットピン、31……連結体。
Claims (1)
- 【請求項1】左右1対のブームの先端に作業具を横軸廻
り回動自在に支持し、左右ブームの先端近傍に左右を連
結する連結部材を設けると共に第1リンクの下部を枢支
し、この第1リンクの上部とブームとの間に作業具チル
ト用油圧シリンダを設け、左右第1リンクの上部と作業
具の上部とを左右1対の第2リンクで連結したローダ装
置のチルトリンク機構において、 前記左右各第1リンクはブームの外側に位置する1部材
で形成され、左右各第2リンクは内外に位置する2部材
で形成され、両第2リンクの内部材は筒部材で連結さ
れ、第1リンクの上部、第2リンクの後部及び筒部材に
1本のセットピンが貫通されていることを特徴とするロ
ーダ装置のチルトリンク機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11594587U JPH069077Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | ロ−ダ装置のチルトリンク機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11594587U JPH069077Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | ロ−ダ装置のチルトリンク機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6424156U JPS6424156U (ja) | 1989-02-09 |
JPH069077Y2 true JPH069077Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=31358050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11594587U Expired - Lifetime JPH069077Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | ロ−ダ装置のチルトリンク機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069077Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-07-29 JP JP11594587U patent/JPH069077Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6424156U (ja) | 1989-02-09 |
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