JP5640321B2 - 微小球体の配置形成方法及びそれを用いたフラットパネルディスプレイ向けカラーフィルター用スペーサー形成方法 - Google Patents
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Description
これら両基板の間にはスペーサーと呼ばれる構造物を用いて形成された微小な空間(セル)が作られ、液晶材料が封止されている。
したがって、着弾精度の低い一般的なインクジェット方式を用いて微小球体を吐出する場合においても、間接基盤上に設けられた凹部への微小球体の自己配列現象を用いて、着弾精度の補正を行うことが可能であり、さらに基盤上に配置した微小球体を一度ブランケット基材へ転写し、ブランケット基材から被転写基材へ転写することで、パターンの重ね合わせ精度の確保や十分な熱圧を用いて被転写基材側への微小球体の転移が可能となる。
また、微小球体を含有する溶液は接着樹脂成分を含み、第3工程による微小球体の被転写基板の表面への固着は、接着樹脂成分が熱硬化することでなされるので、被転写基材への微小球体の十分な固定を可能とする。
また、間接基盤の表面を、凹部と該凹部を除く平坦面とで構成し、平坦面に、位置合わせ用凹部を設け、第2工程に先立って、ブランケットの表面が位置合わせ用凹部に対応する箇所に、位置合わせ用凹部を包含する大きさのインク膜を塗布しておき、第2工程においてブランケットの表面へ微小球体を転写する際に、ブランケットの表面に塗布されたインク膜を位置合わせ用凹部パターン周辺のブランケットの表面の部分に転移させることで、ブランケットの表面に位置合わせ用凹部に対応する形状を有する位置合わせマークを設けることにより、ブランケット基材上に転移した微小球体の配列パターンと被転写基材上のパターンとの位置合わせが容易となる。
図1、図2に示すように、本発明に用いる、パターン状に凹部103が設けられた間接基盤102は、ソーダガラスや無アルカリガラス等のガラス基材や、ポリカーボネート、ポリエーテルサルフォン、ポリメチルメタクリレート等のプラスチック基材を加工し用いることも可能であるが、耐熱性や寸法安定性の点からガラス基材が好ましい。
凹部103は、微小球体106が配置される箇所であり微小球体受容加工部を構成している。
複数の凹部103は、各凹部103に配置された微小球体106を被転写基材206の予め定められた位置に転写させるものであり、したがって、各凹部103は、予め定められた位置に設けられている。
より詳細には、間接基盤102は、複数の凹部103が間隔をおいて形成された表面を有しており、間接基盤102の表面は、凹部103と該凹部を除く平坦面とで構成されている。
なお、本明細書において、予め定められた位置に各凹部103が設けられることをパターン状に凹部103が設けられるといい、予め定められた位置に設けられた複数の凹部103を凹部パターンというものとする。
本実施の形態では、凹部103を微小球体106の粒子径よりも浅い深さで形成する。
さらに、間接基盤102の前記平坦面には、図1(A)に示すように、位置合わせ用凹部104が設けられている。位置合わせ用凹部104としては、例えば、複数の溝からなる溝パターンを用いることができる。
ブランケット基材201に設ける吸着層202は、透明性やインク剥離性さらに微小球体106の吸着性を考慮して、シリコーン系の剥離剤を用いることが好ましい。
次に、図2(B)、(C),(D)に示すように、ブランケット200の表面を、微小球体106を配置した間接基盤102上に重ね、ゴムローラー等を用いて均一に貼り合わせた後、剥離する。
言い換えると、図2(B)に示すように、ブランケット200表面が位置合わせ用凹部104に対応する箇所に、位置合わせ用凹部104を包含する大きさのインク膜203を塗布しておく。
そして、図2(C)に示すように、ブランケット200表面へ微小球体106を転写する際に、ブランケット200表面に塗布されたインク膜203を位置合わせ用凹部104周辺のブランケット200表面の部分に転移させる。
これにより、図2(D)に示すように、ブランケット200表面に位置合わせ用凹部104に対応する形状を有する位置合わせマーク205を設ける。
ポリビニルアセタール樹脂(積水化学製、KW−1、固形分20%)を攪拌しながら、エポキシ化合物(ナガセケムテックス製、デナコールEX−521)を固形分比で5%となる添加量で少量ずつ添加し、熱硬化型ポリマー液を調製した。次いでスペーサー粒子(積水化学製、ミクロパールEX004、粒子径4.2μm/4.0μm=1/1.5 (重量比))、前記熱硬化型ポリマー液、エチレングリコール/ブチルセルソルブ/水=65/5/30(重量比)の混合溶媒を、微小球体/ポリマー液/混合溶媒=0.2/5/94.8(重量比)となるように混合、超音波分散させ、目開き10μmのステンレスメッシュで濾過し、実施例1の微小球体含有溶液105を得た。得られた分散液の粘度は13.4mPa・s(23℃)であった。
ポリイミド前駆体(東レ社製「セミコファインSP−510」) 10重量部、カーボンブラック 7.5重量部、溶剤(N-メチルピロリドン) 130重量部、分散剤(銅フタロシアニン誘導体) 5重量部、開始剤 5重量部、及びレベリング剤((DIC社製「メガファックF−483SF」)1重量部、をビーズミル分散機で冷却しながら3時間分散し隔壁用インクを調製した。
無アルカリガラス(コーニング社、1737ガラス、300mm角、1.1mm厚)にスパッタ法を用いてCr膜を形成し、次に酸化Cr膜を形成した。この金属性のエッチングレジスト層上に感光性ポジ型レジスト(シプレイ製、S1813)をスピンコート法で塗布し、遮光部幅10〜30μmの種々の解像度パターンを有するカラーフィルタ基板の遮光部上に配置できるように開口部幅10〜30μmのパターンをデザインしたマスクを介して露光し、アルカリ現像液(シプレイ製、MFCD−26)で現像処理を行うことでレジストパターンを形成した。さらに、Cr/酸化Cr膜をエッチングすることで、金属性のエッチングレジストパターンを得た。
ブランケット基材201としての75μm厚の透明PET基材上に、ロールコーターを用いて、剥離用シリコーン樹脂溶液(東レ・ダウコーニング社製LTC750Aのトルエン溶液:固形分比20%に希釈)を乾燥膜厚10μmに塗工し、130℃のオーブンで3min間乾燥させ、これにより吸着性を有する吸着層202を形成し、表面に吸着性を持つブランケット200を得た。
吐出量40plのピエゾ式インクジェットヘッド、およびアライメント機構を有する精密ステージを搭載したインクジェット印刷装置に、上記微小球体含有溶液105を真空脱泡処理した後、充填し、上記間接基盤102上に形成されたパターン(凹部103からなるパターン)を光学機器を用いて確認し、アライメントを行った後、パターンに相当する位置に微小球体含有溶液105液滴を定点配置し、80℃のホットプレート上で1分間乾燥を行った。
この微小球体106を配置した間接基盤102を転写装置に搭載し、アライメントマーク位置付近にあらかじめインクを乾燥膜厚1μmになるように塗工しておいたブランケット200を上部に配置し、ゴムローラーにて加圧を加えた後剥離し、ブランケット200上に微小球体106の配列とアライメントマークを得た。
被転写基材206と微小球体106を配置したブランケット200を、一定の間隔を保ち重ねた後、両基材のアライメントマークを観察し、位置合わせを行った後、被転写基材206側に100℃の熱を加えながらローラーにより転写処理を行った。
Claims (6)
- 被転写基板上に微小球体を配置して固定する方法であって、
複数の凹部が間隔をおいて形成された間接基盤を用意し、該間接基盤の表面に、インクジェット法を用いて微小球体を含有する溶液を吐出することにより各凹部に前記微小球体を配置させる第1工程と、
前記各凹部に前記微小球体が配置された前記間接基盤の表面に、吸着性を有するブランケットの表面を重ね合わせることで、前記微小球体を前記ブランケットの表面に転写させる第2工程と、
前記微小球体が転写された前記ブランケットの表面を被転写基板の表面に重ね合わせた状態で、前記ブランケットおよび前記被転写基板の少なくとも一方を加熱しつつ加圧することにより前記微小球体を前記被転写基板の表面に転写し固着させる第3工程とを含み、
前記微小球体を含有する溶液は、さらに接着樹脂成分を含み、
前記第3工程による前記微小球体の前記被転写基板の表面への固着は、前記接着樹脂成分が熱硬化することでなされ、
前記間接基盤の表面を、前記凹部と該凹部を除く平坦面とで構成し、
前記平坦面に、位置合わせ用凹部を設け、
前記第2工程に先立って、前記ブランケットの表面が前記位置合わせ用凹部に対応する箇所に、前記位置合わせ用凹部を包含する大きさのインク膜を塗布しておき、
前記第2工程において前記ブランケットの表面へ前記微小球体を転写する際に、前記ブランケットの表面に塗布されたインク膜を前記位置合わせ用凹部パターン周辺の前記ブランケットの表面の部分に転移させることで、前記位置合わせ用凹部パターンに対応する部分のインク膜を前記ブランケットの表面に残存させることにより、前記ブランケットの表面に前記位置合わせ用凹部に対応する形状を有する位置合わせマークを設ける、
事を特徴とする微小球体の配置形成方法。 - 前記間接基盤の表面を、前記凹部と該凹部を除く平坦面とで構成し、
前記凹部および前記平坦面の双方に撥水加工を施し、
前記間接基盤の凹部を前記微小球体の粒子径よりも浅い深さで形成する、
事を特徴とする請求項1記載の微小球体の配置形成方法。 - 前記ブランケットは、ブランケット基材と該ブランケット基材の表面を構成する吸着層とを有し、
前記ブランケット基材は透明フィルムで構成され、
前記吸着層は前記透明フィルムに3μm〜20μm厚に塗布されたシリコーン樹脂で構成される、
事を特徴とする請求項1または2記載の微小球体の配置形成方法。 - 前記微小球体を含有する溶液は、沸点150℃以上の有機溶剤を主成分とする分散溶媒が粒子径1〜10μmの微小球体を0.1〜10重量%含有することで構成され、
前記微小球体を含有する溶液の23℃条件下での粘度が30cps以下、表面張力が20〜50mN/mである、
事を特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の微小球体の配置形成方法。 - 前記微小球体を含有する溶液における前記接着樹脂成分の添加量は0.2〜10%であり且つ微小球体と同量以上である、
事を特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の微小球体の配置形成方法。 - 請求項1〜5の何れか1項記載の微小球体の配置形成方法を用いて、画素電極が形成された基材とカラーフィルターとの間に配置されるスペーサー粒子としての微小球体を配置し、前記スペーサー粒子を数密度1000〜50000個/cm2に形成した、
事を特徴とするフラットパネルディスプレイ向けカラーフィルター用スペーサー形成方法。
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