JP5634798B2 - 中継端子とそれを備えた電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、雄端子を接続させるファストン(登録商標)系の中継端子とそれを備えた電気接続箱に関するものである。
従来、自動車等に搭載される電気接続箱において、電気接続箱内に配索された回路である導電金属製のバスバーと、電気接続箱に外側から装着されるリレーやヒューズ等の電気部品とを導電金属製の中継端子(中間端子)を介して接続することが知られている。
例えば、特許文献1には、ファストン(登録商標)系の略眼鏡状の電気接触部を上下に有する中継端子や、下側に略眼鏡状の電気接触部、上側に弾性接触片を内設した箱状の電気接触部をそれぞれ有する中継端子、あるいは上下に箱状の電気接触部を有する中継端子が記載されている。各電気接触部は雌型であり、相手側の雄端子を挿入接続させる。
また、特許文献2には、前後の固定板及び固定接触板と、左右の側板とで矩形筒状の端子本体を成し、固定板から弾性接触片が端子本体内に折り返されて固定接触板に対向し、固定接触板の上端には内向き傾斜状のガイドが設けられて成る中継端子を用い、下から固定接触板に沿ってバスバーの雄端子を挿入し、次いで上から弾性接触片に沿ってリレーの雄端子を挿入し、両雄端子を板厚方向に重ね合わせて接続させることが記載されている。
特開平11−260510号公報(図1〜図6) 実公昭59−34063号公報(図6(a)〜(c))
しかしながら、上記従来の略眼鏡状の電気接触部は、箱状の電気接触部に較べて形成が容易であり、展開形状の歩留まりも良好である反面、相手側の雄端子に対して略眼鏡状の電気接触部の湾曲端部が線接触しやすく、箱状の電気接触部の弾性接触片が雄端子に面接触することに較べて、接触面積が小さくなり、接触部分が摩耗しやすくなるという懸念があった。また、リレー等の雄端子とバスバーの雄端子を上下方向から挿入するのに対応して、略眼鏡状の電気接触部等を上下両側に配設することで、中継端子の全高(全長)が長くなり、中継端子を収容する電気接続箱も高さ方向に肥大化する傾向にあった。
本発明は、上記した点に鑑み、相手側の雄端子との線接触をなくして接触部分の摩耗を防ぐことができ、それに加えて歩留まりを高めて低コストで簡単に形成することができ、さらに全長を短縮して電気接続箱の低背化を可能とした中継端子とそれを備えた電気接続箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る中継端子は、雄端子接触面を有する基板部と、該基板部の幅方向両側から立ち上げられた一対の側板部と、該一対の側板部の立ち上げ先端側から該基板部側に傾斜して延長された一対の傾斜板部と、該一対の傾斜板部の延長先端側から該基板部の幅方向中央に向けて該基板部と略平行に延設された雄端子接触用の一対の面接触板部とを備え、該一対の面接触板部の雄端子挿入側の端部から雄端子案内用の各ガイド片部が該基板部とは反対側に傾斜して雄端子挿入方向とは反対方向に突出して設けられ、該一対の側板部の該雄端子挿入側の端部が雄端子挿入方向に傾斜し、該一対の傾斜板部と該一対の面接触板部とが該基板部よりも雄端子挿入方向に短く形成され、該各ガイド片部の先端が該基板部の該雄端子挿入側の端部と仮想の略同一平面上に位置する中継端子であって、該中継端子の展開状態で、母材である金属板から該中継端子を展開状態に打ち抜く際に、該基板部の該端部と該各ガイド片部の該先端とが中継端子幅方向の略同一直線上に位置することを特徴とする。
上記構成により、基板部と一対の面接触板部との間に雄端子が挿入され、雄端子の片面が一対の面接触板部に面接触し、一対の傾斜板部又は一対の側板部と一対の傾斜板部とがばね性を発揮し、雄端子を基板部に向けて押圧する。雄端子は一つ又は二つ挿入可能であり、一対の側板部の立ち上げ高さを変更して雄端子の挿入数に対応する。一対の面接触板部が雄端子と面接触することで、雄端子との線接触がなくなって接触部分(面接触板部や雄端子)の摩耗が防止される。
また、雄端子が一対のガイド片部に沿って(摺接して)一対の面接触板部内にスムーズに挿入される。二つの雄端子を逆方向から挿入する場合は、一方の雄端子と一対のガイド片部とに沿って他方の雄端子が面接触板部内にスムーズに挿入される。
また、中継端子の展開状態で(母材である金属板から中継端子を展開形状に打ち抜く際に)基板部の端部と各ガイド片部の端部とが端子幅方向の略同一直線上に位置し、中継端子が長方形状の打ち抜き面積の範囲内で形成されて、歩留まりが向上する。また、各ガイド片部が基板部よりも長く突出しないから、中継端子が端子挿入方向に低背化される。
請求項に係る中継端子を備えた電気接続箱は、請求項記載の中継端子を収容した電気接続箱であって、接続箱本体内にバスバーが配置され、該バスバーの雄端子が該中継端子に下方から挿入されて前記基板部の前記雄端子接触面に接触し、該接続箱本体の上部に装着された電気部品の雄端子が該中継端子に上方から挿入されて前記一対の面接触板部に接触し、該基板部と該一対の面接触板部との間に二つ該雄端子が相互に接触した状態で挟持されることを特徴とする。
上記構成により、一方の雄端子の外面が基板部の接触面に面接触し、他方の雄端子の外面が一対の面接触板部に面接触し、両端子の内面側が相互に接触し、両雄端子が基板部と一対の面接触板部との間で少なくとも一対の傾斜板部の撓み反対方向の復元力(ばね力)で押し付けられて挟持される。面接触板部は他方の雄端子を面接触で一方の雄端子に向けてしっかりと確実に押圧する。従来の上下一対の電気接触部に各雄端子を挿入接続させる場合に較べて中継端子が雄端子挿入方向に低背化される。中継端子の高さが雄端子挿入方向に低いから、接続箱本体内におけるバスバーと電気部品との間のスペースが低背化され、接続箱本体も低背化され、電気接続箱が扁平に近い形状に低背化される。
請求項1記載の発明によれば、一対の面接触板部を雄端子に面接触させることで、接触部分の摩耗を防止して、電気的接続の信頼性や雄端子の挿入離脱性や雄端子の固定性(ガタ防止)等を高めることができる。
また、一対のガイド片部に沿って雄端子を中継端子内にスムーズに挿入させて、端子接続の信頼性を高めることができる。
また、一対のガイド片部を突出形成したにも係わらず、中継端子の歩留まり(端子母材である金属板に対する打ち抜き率)を向上させて、中継端子を低コスト化することができる。また、ガイド片部を基板部よりも突出させないことで、中継端子を端子挿入方向に低背化することができる。
請求項記載の発明によれば、面接触板部で他方の雄端子を一方の雄端子にしっかりと押し付けて接続させることができる。また、従来の上下一対の電気接触部を有する中継端子に較べて中継端子の構造を簡素化・低背化することができ、中継端子を収容する電気接続箱の内部の省スペース化と低背化を図ることができる。また、電気接続箱を低背化することができるから、電気接続箱を搭載する車両等の狭いスペースに電気接続箱をスムーズ且つ容易に組み付けることができる。
本発明に係る中継端子の一実施形態を示す、(a)は水平に配置した際の前方視斜視図、(b)は上向きに立てた状態の斜視図である。 (a)は、起立した中継端子に上下両側から雄端子を挿入した状態を示す断面図、(b)は下方の雄端子を示す斜視図である、 本発明に係る中継端子を備えた電気接続箱の一実施形態を示す分解斜視図である。
図1(a)(b)は、本発明に係る中継端子の一実施形態を示すものであり、図1(a)は中継端子を前側から見た斜視図、図1(b)は同じく中継端子を上下方向に立てた状態の斜視図である。
この中継端子1は、ファストン(登録商標)系の端子を改良したもので、図1(a)において水平な基板部2と、基板部2の左右両端から垂直に近い角度でやや斜め内向きに立ち上げられた左右一対の側板部3と、各側板部3の上端から基板部2の中央上方に向けて斜め下向きに傾斜した(湾曲状に傾斜してもよい)左右一対の傾斜板部4と、各傾斜板部4の突出先端(最下端)から基板部2と略平行に短く延長された左右一対の面接触板部5と、各面接触板部5から前方に斜め上向きに突出したガイド片部6とで構成されるものである。
基板部2は矩形状の板部(符号2で代用)の中央側に矩形状の膨出部2aを有し、膨出部2aは傾斜板部4に向けて突出した水平な雄端子接触面(符号2aで代用)と周囲の傾斜面2bとを有し、接触面2aは一対の面接触板部5の内面(接触面)に対向する。板部2は前後左右の細幅部2cで成り、膨出部2aの内側(裏側)は中空である(図2(a)参照)。
左右一対の側板部3は基板部2と同じ前後方向幅で立ち上げられ、上に向かうにつれて前端部分(雄端子挿入側の端部)3aがテーパ状に後退し(後向きに傾斜し)、後端部分3bは基板部2から垂直に立ち上げられて、側板部3全体として上に向かうにつれて前後方向幅が狭められている(図2(a)参照)。各側板部3と基板部2との交差部7は小さな半径で湾曲し、各側板部3と各傾斜板部4との交差部8は下側の交差部7よりも大きな半径で湾曲している。各側板部3自体は下端から上端にかけて殆ど湾曲せずに平面的に傾斜して立ち上げられている。側板部3の突出高さは基板部2の左右方向幅の略1/3程度である。
左右一対の傾斜板部4は湾曲状の交差部8からほぼ平面的に傾斜し、傾斜方向は概ね対角側(下側)の交差部7を向き(右側の傾斜板部4は左側の交差部7付近を向き、左側の傾斜板部4は右側の交差部7付近を向き)、各側板部3との交差角度は略90°程度で、側板部3と傾斜板部4とは正面視で略L字状をなし、仮想垂直面に対する側板部3の傾斜角度と仮想水平面に対する傾斜板部4の傾斜角度は概ね同程度、あるいは側板部3の傾斜角度よりも傾斜板部4の傾斜角度が大きい。
各傾斜板部4の前端部分4aは側板部3の前端部分3aと同様に傾斜状に後退していてもよく、傾斜板部4の後端部分4bは側板部3の後端部分3bと同様に基板部2の後端2dと同一垂直面上に位置する。傾斜板部4の前端部分4aが傾斜状に後退した場合は、傾斜板部4の前後方向幅は突出先端4b(面接触板部5側)に向かうにつれて縮幅される。
水平な基板部(底板部)2に対して、側板部3が内向きに傾斜し、傾斜板部4が下向きに傾斜し、且つ側板部3と傾斜板部4とがほぼ直交したことで、略水平な面接触板部5が相手側の雄端子11(図2)に接触した際に、側板部3と傾斜板部4とが同時にほぼ均一に外向きに撓んで、強いばね性を発揮する。側板部3を傾斜状ではなく基板部2から垂直に立ち上げた場合は、主に傾斜板部4のみが外向き(上向き)に撓んでばね性を発揮する。
各傾斜板部4は各面接触板部5に鈍角的に交差して続いている。基板部2と各側板部3と各傾斜板部4と各面接触板部5と各ガイド片部6とは、一枚の金属板から打ち抜き・折り曲げ成形で一体に且つほぼ同じ板厚で形成されている。
面接触板部5の左右方向幅は傾斜板部4の左右方向幅の略1/3程度である。左右の面接触板部5の間には略一枚の面接触板部5の幅の隙間9が基板部2の中央上方において形成されている。各面接触板部5は基板部2の膨出部2aと略平行であり、各面接触板部5の下面は基板部2の膨出部2aの上面(接触面)に対向している。面接触板部5の前後方向長さは傾斜板部4の突出先端4bの前後方向幅と同じである。
各面接触板部5の前端から斜め上向きに各面接触板部5と同じ幅寸法でガイド片部6が突設されている。ガイド片部6の突出先端6aはほぼ基板部2の前端(雄端子挿入側の端部)2eの上方に対向して位置する(前端2eと仮想の略同一平面上に位置する)。これは基板部2の前端2eよりも傾斜板部4の前端4aが後退しているからである。
中継端子1の展開状態でガイド片部6の先端6aが基板部2の前端2eと同一直線上に位置するから、材料の歩留まりが良く、ガイド片部6を設けたことに伴う歩留まりの低下が防止されている。すなわち一枚の金属板(母材)を長方形に型抜きすることで、ガイド片部6を含む中継端子1を成形可能となる。
図1(b)の中継端子1の起立状態で、左右一対のガイド片部6の先端6aが基板部の上端2eと同じ高さに位置するので、ガイド片部6を含む中継端子1が低背化され、図1(b)の起立状態で中継端子1が電気接続箱12(図3)に収容されることで、電気接続箱12が低背化される。
また、図1(a)の中継端子1を水平に配置した状態で、ガイド片部6の先端6aの高さが、基板部2に対して傾斜片部4が斜め下向きに傾斜した高さ寸法H(図2)だけ低くなっており、ガイド片部6の先端6aは側板部3の上端3c(立ち上げ先端側ないし傾斜板部4の基端4c)と概ね同じ高さに位置している(図2(a)参照)。
これにより、ガイド片部6が斜め上向きに突出したことに伴う図1(a)の中継端子1の高さ方向(基板部2厚み方向すなわち雄端子10,11板厚方向)の肥大化が防止され、中継端子1が基板部2厚み方向に低背化されている。従って、中継端子1を収容する電気接続箱12(図3)の内部も接続箱本体18の幅方向ないし長手方向(XY方向)に省スペース化される。
図2(a)は、上記中継端子1内にバスバーの雄端子10を下から挿入すると共にリレー(電気部品)の雄端子11を上から挿入して、両雄端子10,11同士を直接的に接続させた状態を示すものである。
本例においては、図3の電気接続箱12内に収容されたバスバー13の雄端子10に上方から中継端子1が外挿され、バスバー13の雄端子10が中継端子1の基板部2(膨出部2a)に接触した状態で(中継端子1は電気接続箱12内に収容される)、リレー(図示せず)が電気接続箱12の上部に装着されて、リレーの雄端子11が中継端子1の左右一対のガイド片部6を摺接して(ガイド片部6に案内されて)、各ガイド片部6に続く面接触板部5に弾性的に面接触している。
各面接触板部5は両雄端子10,11の挿入状態で基板部2と完全に平行になるように、図1の自由状態で面接触板部5は基板部2に向けて若干下向きに傾斜していることが好ましい。両雄端子10,11を中継端子1内に挿入した際に、少なくとも側板部3との交差部8を支点に傾斜板部4が面接触板部5と共に少し上向きに回動して撓むからである(この撓みがないと各雄端子10,11を押圧する復元力が得られない)。
各面接触板部5は図1の如く傾斜板部4よりも幅狭に形成されているが、例えば面接触板部5を設けない場合は、傾斜板部4の突出先端(図1の最下端)4bが雄端子11に線接触するために、雄端子11の挿入時の摺動や挿入後の自動車等の振動による端子1,11相互の微摺動で雄端子11や傾斜板部4に摩耗や摩耗傷を生じてしまい、この摩耗傷の深さは、後述の雄端子10の突条10a(図2(b))による酸化皮膜の除去深さよりも格段に大きく、雄端子11や中継端子1に接触性の低下(接触抵抗の増大)や接触圧力の低下(ガタの発生)や錆やすさ等の悪影響を与えてしまう。雄端子11に面接触板部5が面接触することで、中継端子1と雄端子11との電気的接続の信頼性が高まる。
二本の雄端子10,11同士が電気的に接触することで、中継端子1を銅合金よりも導電性が低い(ばね性の高い)ステンレス(SUS)等で形成することも可能であり、この場合は、中継端子1の面接触板部5が強いばね性を発揮して一方の雄端子11を強いばね力で均一に押圧し、一方の雄端子11を他方の雄端子10に強く押し付けて雄端子10,11同士の電気的接触性を高めることができると共に、銅合金で中継端子1を形成するのに比べてステンレスは材料単価が安いため、コストを抑えることができる。
例えば面接触板部5を設けない場合は、傾斜板部4の突出先端(図1の最下端)4bが雄端子11に線接触で当接するために、雄端子11の押圧力が不均一となって安定せず、雄端子10,11相互の接触性が低下しやすい。例えばSUS材は銅合金に較べてばね部すなわち少なくとも傾斜板部4の塑性変形に至るまでの変位量が大きいので、雄端子11の斜め挿入や厚みのばらつき等によっても安定したばね力を発揮する。
図2(a)の例では、図2(b)の如くバスバー13の雄端子10の内側面10bに左右一対の突条10aが雄端子長手方向に向けて平行に設けられており、突条10aの表面が小さな面積でリレーの雄端子11の内側面11aに強く摺接しつつ雄端子11の内側面11aの酸化被膜を除去して(ワイピング効果で)電気的接触性を高める。
突条10aの長さは基板部2の膨出部2aの前後方向長さとほぼ同程度である。突条10aは型押しで膨出形成され、突条10aの内側は中空である。リレーは規格品であるので、リレーの雄端子11に突条10aを設けることは困難であり、内製のバスバー13の雄端子10にバスバー13の打ち抜き加工ないし折り曲げ加工時に同時に突条10aを所望の形状や数で容易に形成することができる。
バスバー13の雄端子10の外側面10cは中継端子1の基板部2の膨出部2aに広い面積で面接触する。各雄端子10,11の先端には傾斜状のガイド面取10d,11bが形成されている。
図2(a)の如く、中継端子1のガイド片部6の先端6aは基板部2の前端(上端)2eと同一平面上に位置し、バスバー13の雄端子10の先端は基板部2の前端2eと同一面に位置し、雄端子10の先端部の内側の傾斜ガイド面取10dと外向き傾斜状のガイド片部6とが対向して略逆ハの字状のガイド部分15を成し、ガイド部分15に沿ってリレーの雄端子11が中継端子1内にスムーズに案内される。リレーの雄端子11は中継端子1を貫通する。基板部2と両側板部3と傾斜板部4と両面接触板部5とを雌型の中継端子本体と呼称し、ガイド片部6を含めて雌型の中継端子1と呼称してもよい。
図3は、複数の上記中継端子1(11,12)を備えた電気接続箱の一実施形態を示すものである。
この電気接続箱12は、絶縁樹脂製のアッパカバー16とロアカバー17とで成る接続箱本体18と、ロアカバー17に水平に配索収容される導電金属製の各種形状のバスバー13と、各バスバー13の上向きの各雄端子10(101,102)に外挿接続されて、ロアカバー内ないしアッパカバー内に収容される各中継端子1と、アッパカバー16の各装着部31内に上方から挿着されるリレー(図示しない電気部品)とを備えるものである。
ロアカバー17は、底壁19に立設されてバスバー収容壁を成すXY方向のリブ20と、リブ20等に続いて底壁19に立設された各雄端子ガイド壁21とを有している。ガイド壁21に沿ってバスバー13の雄端子10が位置決めされ、ガイド壁21の上端に中継端子1の下端が当接して位置決めされる。
バスバー13は、電源側等の幅広の雄端子101や信号回路やアース回路等の幅狭の雄端子102を適宜の数と配置で有し、幅広の雄端子101は幅広(大型)の中継端子11に接続され、幅狭の雄端子102は幅狭(小型)の中継端子12に接続される。図3で符号22は、バスバー13に続くコネクタ用の雄端子であり、上下のカバー16,17の側部コネクタハウジング30に収容される。
アッパカバー16は、上壁23に、ロアカバー17の係止突起24に対する係合枠片(係止手段)25と、リレー(図示せず)を収容する枠状壁で成る装着部31と、リレーの各雄端子11を貫通させるスリット状の孔部26と、コネクタハウジング27と、ヒューズ(図示せず)を収容する装着部28とを有している。スリット状の孔部26の下側の空間に中継端子1が収容される。コネクタハウジング27にはバスバー13の上向きの雄端子29が挿入収容されてコネクタを構成する。
なお、電気部品としてリレーに代えてブレード型のヒューズや箱型のヒュージブルリンク等(図示せず)を用いてそれらの雄端子11を中継端子1に上方から挿入したり、回路としてバスバー13に代えて電線(図示せず)を用い、電線付きの雄端子10を中継端子1に下方から挿入することも可能である。
また、上記実施形態においては、中継端子1内に上下ないし前後二本の雄端子10,11を逆方向から挿入する例で説明したが、例えば二本の雄端子10,11を同方向から挿入したり、あるいは、従来のファストン(登録商標)系の端子のように二本ではなく一本の雄端子11を挿入接続させるようにすることも可能である。
一本の雄端子11の挿入接続に対応した場合、中継端子1は基板部2が長く延長され、少なくとも基板部2と側板部3と傾斜板部4と面接触板部5とで一方の電気接触部(中継端子主体部)1が構成され、一方の電気接触部1と基板延長部(図示せず)と他方の電気接触部(他の雄端子10が挿入される)とで中継端子(図示せず)が構成される。図1の中継端子1の側板部3の立ち上げ高さを低くすることで、一本の雄端子11の挿入接続に容易に対応することができる。この場合の中継端子1の材料は導電性の良好な銅合金が好ましい。
また、上記した本発明の構成は、中継端子とそれを備えた電気接続箱として以外に、中継端子の雄端子接続構造等としても有効なものである。
本発明に係る中継端子とそれを備えた電気接続箱は、例えば一本の雄端子を中継端子内に挿入した際の電気的接触性を高めたり、電気部品の雄端子と回路の雄端子とを中継端子内に相互にスムーズ且つ確実に挿入接続させたり、中継端子の歩留まりを高めてコストを低減させたり、中継端子とそれを備えた電気接続箱を高さ方向にコンパクト化させるために利用することができる。
1 中継端子
2a 雄端子接触面
2e 前端(端部)
2 基板部
3 側板部
3a 前端(端部)
3c 上端(立ち上げ先端側)
4 傾斜板部
5 面接触板部
6 ガイド片部
6a 先端
10,11 雄端子
10a 突条
12 電気接続箱
13 バスバー
18 接続箱本体

Claims (2)

  1. 雄端子接触面を有する基板部と、該基板部の幅方向両側から立ち上げられた一対の側板部と、該一対の側板部の立ち上げ先端側から該基板部側に傾斜して延長された一対の傾斜板部と、該一対の傾斜板部の延長先端側から該基板部の幅方向中央に向けて該基板部と略平行に延設された雄端子接触用の一対の面接触板部とを備え
    該一対の面接触板部の雄端子挿入側の端部から雄端子案内用の各ガイド片部が該基板部とは反対側に傾斜して雄端子挿入方向とは反対方向に突出して設けられ、
    該一対の側板部の該雄端子挿入側の端部が雄端子挿入方向に傾斜し、該一対の傾斜板部と該一対の面接触板部とが該基板部よりも雄端子挿入方向に短く形成され、該各ガイド片部の先端が該基板部の該雄端子挿入側の端部と仮想の略同一平面上に位置する中継端子であって、
    該中継端子の展開状態で、母材である金属板から該中継端子を展開状態に打ち抜く際に、該基板部の該端部と該各ガイド片部の該先端とが中継端子幅方向の略同一直線上に位置することを特徴とする中継端子。
  2. 請求項記載の中継端子を収容した電気接続箱であって、接続箱本体内にバスバーが配置され、該バスバーの雄端子が該中継端子に下方から挿入されて前記基板部の前記雄端子接触面に接触し、該接続箱本体の上部に装着された電気部品の雄端子が該中継端子に上方から挿入されて前記一対の面接触板部に接触し、該基板部と該一対の面接触板部との間に二つ該雄端子が相互に接触した状態で挟持されることを特徴とする中継端子を備えた電気接続箱。
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