JP2018064366A - 電気接続箱 - Google Patents

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孝祐 秋葉
Kosuke Akiba
孝祐 秋葉
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Abstract

【課題】バスバーのバスバー収容キャビティへの装着時における樹脂屑の発生を防止すると共に、スペース効率よくバスバーロック機構を設けることができる、新規な構造の電気接続箱を提供すること。
【解決手段】係合部40が、バスバー26の帯状回路部28における弾性撓み片46との対向面38に設けられて、対向面38から弾性撓み片46側に向かって突出する凸部40を含んで構成されている一方、バスバー26の対向面38と弾性撓み片46のロック爪部48との間には、ロック爪部48を凸部40以外の対向面38の部位と非接触状態に保持する隙間50が設けられているようにした。
【選択図】図7

Description

本発明は、バスバー収容キャビティ内にバスバーを固定するためのバスバーロック機構を備えた電気接続箱に関するものである。
従来から、車両の電装系における簡便な電気接続を可能にするものとして、リレーボックス、ジャンクションボックス等の電気接続箱が広く用いられている。かかる電気接続箱は、例えば特開2002−101526号公報(特許文献1)に記載されているように、ヒューズやリレー等が装着される電気部品装着部が表面に設けられ、かかる電気部品装着部の下方に配設されたバスバー収容キャビティを有するケースと、かかるバスバー収容キャビティに収容配置されて内部回路を構成する帯状回路部と、該帯状回路部の一側縁部に突設されて電気部品装着部に配設される接続端子部とを有するバスバーを備えている。
ところで、かかるバスバー収容キャビティ内には、片持ち梁状に上方に向かって突出する弾性撓み片が設けられており、弾性撓み片の先端部に設けられたロック爪部が下方側からバスバー収容キャビティ内に挿入されるバスバーの接続端子部や帯状回路部に摺接することにより、弾性撓み片が弾性変形されてバスバーに対して圧接された状態となる。そして、圧接された状態のままバスバーがさらに奥方に向かって押し入れられて、弾性撓み片のロック爪部がバスバーの帯状回路部に貫設された穴状の係合部に至ると、弾性撓み片が弾性復帰してロック爪部がバスバーの係合部に嵌合することにより、バスバーがバスバー収容キャビティ内に固定されて収容保持されるようになっていた。
ところが、特許文献1の図1に示すように、バスバーの係合部が接続端子部の真下に設けられている場合には、バスバーをバスバー収容キャビティに挿入する際に、弾性撓み片の先端部が接続端子部に摺接することで接続端子部に樹脂屑が付着するおそれがあり、接続端子部が電気部品装着部に装着される相手側端子との接触不良を発生するおそれがあった。
かかる不具合を回避するために、バスバーの係合部を接続端子部の真下ではなく隣接する接続端子部間の真下に設けることが考えられるが、隣接する接続端子部の間には電気部品装着部の隔壁等が設けられている場合が多く、そもそも弾性撓み片の形成が困難な場合もある。それゆえ、バスバーを接続端子部の配列方向に広げ接続端子部が設けられていないバスバーの端部に係合部を設ける構造も考えられるが、電気接続箱自体の大型化につながることから、望ましい対策とは言えなかった。それゆえ、バスバーをバスバー収容キャビティに収容した後に、樹脂の削り屑をエアブロー等で除去することが行われていたが、製造工程の煩雑化やコスト高を招き、望ましい対策とは言えなかった。
特開2002−101526号公報
本発明は上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、バスバーのバスバー収容キャビティへの装着時における樹脂屑の発生を防止すると共に、スペース効率よくバスバーロック機構を設けることができる、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、電気部品装着部と該電気部品装着部の下方に配設されたバスバー収容キャビティを有するケースと、前記バスバー収容キャビティに収容配置されて内部回路を構成する帯状回路部と、該帯状回路部の一側縁部に突設されて前記電気部品装着部に配設される接続端子部と、を有するバスバーと、前記バスバー収容キャビティに収容配置された前記バスバーを固定するバスバーロック機構を備えており、前記バスバーロック機構が、先端部にロック爪部を有して前記バスバー収容キャビティの内面に突出された弾性撓み片と、前記バスバーの前記帯状回路部に設けられて前記ロック爪部が係合する係合部を含んで構成されている電気接続箱において、前記係合部が、前記バスバーの前記帯状回路部における前記弾性撓み片との対向面に設けられて、該対向面から前記弾性撓み片側に向かって突出する凸部を含んで構成されている一方、前記バスバーの前記対向面と前記弾性撓み片の前記ロック爪部との間には、前記ロック爪部を前記凸部以外の前記対向面の部位と非接触状態に保持する隙間が設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、バスバーロック機構を構成する係合部が、バスバーの帯状回路部における弾性撓み片との対向面に突設された凸部を含んで構成されており、バスバーの対向面と弾性撓み片のロック爪部との間には、ロック爪部を凸部以外のバスバーの対向面の部位と非接触状態に保持する隙間が設けられている。これにより、バスバーが接続端子部側からバスバー収容キャビティに挿入される際に、弾性撓み片の先端部に設けられたロック爪部が接続端子部や凸部以外の帯状回路部の対向面の部位に摺接されることを回避することができる。その結果、バスバーの帯状回路部を板厚方向に貫設された貫通孔によって係合部が構成された従来構造のように、弾性撓み片の先端部がバスバーの接続端子部に摺接して発生した樹脂屑が接続端子部に付着することにより、接続端子部と相手側端子間に接触不良が生じるおそれを未然に防止することができる。それゆえ、従来かかる不具合を防止するために実施されていた削り屑除去工程も当然ながら不要とすることができる。したがって、不具合を生じることなくバスバーの係合部を接続端子部の真下に設けることも可能となり、スペース効率よくかつ樹脂屑の発生を防止できるバスバーロック機構を提供することができ、電気接続箱の小型化にも寄与することができる。なお、バスバーの対向面と弾性撓み片の先端部に設けられたロック爪部の間の隙間は、規定のバスバー収容キャビティの空間内において弾性撓み片の傾斜角度等を調整すること等により実現できることから、既存の電気接続箱の大型化を招くことなく実現できるのである。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記バスバーの前記帯状回路部において、前記帯状回路部を板厚方向に貫通する貫通孔が、前記凸部の下方に連接して設けられており、前記凸部の下端面が前記対向面に直交する方向に突出しているものである。
本態様によれば、バスバーの対向面上に突出する凸部の下方に、凸部に連接した貫通孔が設けられており、これにより、凸部の下端面が帯状回路部の対向面に直交する方向に突出するように形成されている。それゆえ、弾性撓み片の先端部に設けられたロック爪部を一層確実に係合部を構成する凸部の下端面に係合保持することができ、バスバーのロック状態を安定して維持することができる。
本発明の第三の態様は、前記第一または第二の態様に記載のものにおいて、前記バスバーの前記接続端子部が音叉端子を含んで構成されている一方、前記係合部を構成する前記凸部が前記音叉端子の直下に位置して設けられているものである。
本態様によれば、バスバーの接続端子部が音叉端子を含んで構成されている。音叉端子の場合であっても、バスバーの対向面と弾性撓み片のロック爪部との間には、ロック爪部を凸部以外のバスバーの部位と非接触状態に保持する隙間が設けられていることから、バスバーがバスバー収容キャビティに挿入される際に、弾性撓み片の先端部が音叉端子の一対の圧接刃の間に沿って摺動して圧接刃間の隙間寸法が変化して音叉端子と相手側の端子が接触不良を発生するおそれを未然に防止できる。さらに圧接刃間に樹脂屑が付着する問題も防止できる。
特に、音叉端子の場合には、音叉端子の両側には電気部品装着部等の壁部が設けられて音叉端子の直下から係合部をずらして形成することが困難な場合が多い。従来構造では、音叉端子と弾性撓み片の摺接を避けるために接続端子部を外れたバスバーの端部に係合部のみを設ける領域を突設する必要があり、電気接続箱の大型化が避けられなかったが、本態様によれば、音叉端子の直下に係合部を構成する凸部を設けても音叉端子と弾性撓み片の摺接を回避できるため、音叉端子を用いるヒューズ装着部やリレー装着部を備えた電気接続箱の小型化にも大きく寄与することができる。
本発明によれば、バスバーロック機構を構成する係合部が、バスバーの帯状回路部における弾性撓み片との対向面に突設された凸部を含んで構成されており、バスバーの対向面と弾性撓み片のロック爪部との間には、ロック爪部を凸部以外のバスバーの対向面の部位と非接触状態に保持する隙間が設けられている。これにより、バスバーが接続端子部側からバスバー収容キャビティに挿入される際に、ロック爪部が接続端子部や凸部以外の帯状回路部の対向面の部位に摺接されることを回避できる。その結果、係合部が貫通孔によって構成された従来構造のように、ロック爪部が接続端子部に摺接して発生した樹脂屑が接続端子部に付着することにより、接続端子部と相手側端子間に接触不良が生じるおそれを未然に防止できる。また、削り屑除去工程も当然ながら不要とすることができる。したがって、係合部を接続端子部の真下に設けることも可能となり、スペース効率よくかつ樹脂屑の発生を防止できるバスバーロック機構を提供でき、電気接続箱の小型化にも寄与できる。なお、バスバーの対向面と弾性撓み片の先端部に設けられたロック爪部間の隙間は、規定のバスバー収容キャビティの空間内において弾性撓み片の傾斜角度等を調整すること等により実現できることから、既存の電気接続箱の大型化を招くことなく実現できる。
本発明の一実施形態としての電気接続箱を示す分解斜視図。 図1に示す電気接続箱の組み付け後の平面図。 図2に示す電気接続箱の底面図。 図1に示すバスバーの正面図。 図1に示すバスバーの左側面図(図4に記載の部分のみを示す)。 図1に示すバスバーの底面図。 図2におけるVII−VII断面拡大図。 図7に示す断面図に相当する図であって、バスバーがバスバー収容キャビティに挿入される途中状態を示す図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜8に、本発明の一実施形態としての電気接続箱10を示す。電気接続箱10は、ケース12と、ケース12の上面14と下面16をそれぞれ覆蓋する図示しないアッパカバーとロアカバー、とを含んで構成されている。なお、以下の説明において、上方とは、図1中の上方、下方とは、図1中の下方を言い、また前方とは、図2中の下方、後方とは、図2中の上方を言い、さらに長さ方向とは、図2中の左右方向、幅方向とは、図2中の上下方向を言うものとする。
ケース12は、図1〜3に示されているように、全体として長手矩形ブロック形状を呈しており、例えばポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)等の絶縁性の合成樹脂により射出成形等によって一体形成されている。図2に示されているように、ケース12の上面14には、電気部品装着部を構成する、複数のヒューズ装着部18やリレー装着部20やコネクタ装着部22が、上方に向かって開口形成されている。かかる電気部品装着部18,20,22の下方には、複数の電気部品装着部18,20,22の間に跨って延びると共にケース12の下面16側に開口するバスバー収容キャビティ24が設けられている(図3および図7参照)。そして、かかるバスバー収容キャビティ24に対して、下方側からバスバー26a,26b,26cが収容配置されるようになっている(図1参照)。
ここで、図1に示されているように、各バスバー26a〜cは、導電性金属板の打抜屈曲加工等によって形成されたプレートであって、バスバー収容キャビティ24に収容配置されて内部回路を構成する正面視で略矩形状の帯状回路部28a〜cを有して構成されている。帯状回路部28a〜cの長さ方向の一側縁部(左側縁部乃至は右側縁部)には、長さ方向の外方に向かって延びる延出部30a〜cが形成されており、かかる延出部30a〜cの上下方向の一側縁部(上側縁部乃至は下側縁部)には上方乃至は下方に向かって突出するタブ端子32が設けられている。かかるタブ端子32のうち、帯状回路部28a,28cの延出部30a,30cの一側縁部(上側縁部)から上方向かって突出するタブ端子32は、中継端子34が取り付けられた状態で使用される。なお、中継端子34は、バスバー26a〜cと同様、導電性金属板の打抜屈曲加工等によって形成されている。また、帯状回路部28a〜cの上下方向の一側縁部(上側縁部)には、1つ乃至は複数の音叉端子36が上方に向かって突設されており、長さ方向に向かって一定の間隔で配列されている。かかる音叉端子36は、略縦長矩形状の一対の圧接刃37,37が隙間:aを隔てて対向位置された、略U字の所謂音叉形状とされている(図4参照)。すなわち、本実施形態において、延出部30a〜cを含む帯状回路部28a〜cの一側縁部(上側縁部)に突設されて電気部品装着部18,20,22に配設される接続端子部が、音叉端子36と中継端子34が取り付けられたタブ端子32を含んで構成されているのである。
加えて、図1に示されているように、バスバー26b,26cの帯状回路部28b,28cにおいて、後述するバスバーロック機構を構成する係合部が、後述する弾性撓み片46との対向面38に設けられている。より詳細には、例えばバスバー26bを例にとって説明すると、図4〜6に示されているように、かかる係合部は、対向面38から後述するように弾性撓み片46側に向かって突出し(図7〜8参照)、底面視で略山状かつ下方に向かって開口する凸部40を含んで構成されている(図6参照)。そして、凸部40の下方に連接して帯状回路部28bを板厚方向に貫通する正面視で略横長矩形状の貫通孔42を設けることにより、凸部40の下端面44を対向面38に直交する方向(図5中、右方向)に容易に突出して設けられている。なお、かかる凸部40は、バスバー26b,26cの帯状回路部28b,28cにおいて、音叉端子36の直下に位置するように形成されている(図1および図4参照)。
以上のような構成とされた各バスバー26a〜cを、ケース12のバスバー収容キャビティ24に組み付けることにより、本実施形態の電気接続箱10が構成されるようになっている。先ず、バスバー26a,26cに突設されたタブ端子32に対して、上方から中継端子34を取り付ける(図1参照)。続いて、各バスバー26a〜cをケース12の下面16側からバスバー収容キャビティ24内に挿入する。ここで、図8に示されているように、バスバー収容キャビティ24の内面には、内方斜め上方に向かって片持ち梁状に突出されることにより幅方向(図8中、左右方向)に弾性変形可能とされた弾性撓み片46が設けられている。かかる弾性撓み片46の先端部には、略逆L字断面形状のロック爪部48が形成されている。そして、バスバー収容キャビティ24内に挿入されたバスバー26bの弾性撓み片46との対向面38と弾性撓み片46のロック爪部48との間には隙間50が設けられており、ロック爪部48をバスバー26bの凸部40以外の対向面38の部位と非接触状態に保持できるようになっている。これにより、弾性撓み片46のロック爪部48が接続端子部である音叉端子36や凸部40以外のバスバー26bの対向面38の部位に摺接されることが回避されている。
次に、バスバー収容キャビティ24内に挿入されたバスバー26bを奥方(図8中、上方)に向かって押し込むことにより、弾性撓み片46のロック爪部48が凸部40に当接して、弾性撓み片46がバスバー26bの対向面38から離隔する方向に弾性変形することにより、バスバー26bをさらに奥方に挿入することが許容されるようになっている(図8参照)。そして、バスバー26bをさらに奥方に向かって押し込むことにより、弾性撓み片46のロック爪部48が凸部40を越えると、弾性撓み片46が弾性復帰してロック爪部48が凸部40の下端面44に係合する。これにより、バスバー26bがバスバー収容キャビティ24内に挿入され収容配置された状態で保持されるようになっている(図7参照)。すなわち、本実施形態の電気接続箱10は、バスバー収容キャビティ24内に収容配置されたバスバー26bを固定するためのバスバーロック機構を備えているのである。より詳細には、かかるバスバーロック機構は、先端部にロック爪部48を有してバスバー収容キャビティ24の内面に突出された弾性撓み片46と、バスバー26b,26cの帯状回路部28b,28cに設けられてロック爪部48が係合する係合部を構成する凸部40を含んで構成されている。なお、バスバー26aについては、図示しないロック機構によってバスバー収容キャビティ24内に収容保持されるようになっている。
このようにしてバスバー収容キャビティ24内にバスバー26a〜cが収容配置された状態において、電気部品装着部18,20,22には、バスバー26a〜cに設けられた接続端子部を構成する音叉端子36(図7参照)や中継端子34が取り付けられたタブ端子32(図3参照)や、図示しない外部電線の端末に圧着された接続端子部が挿通されて配設されるようになっている。そして、ケース12の上面14側から、電気部品装着部18,20,22に対して図示しないヒューズやリレーやコネクタが装着されることにより、ヒューズやリレーやコネクタから突出するタブ端子が上記接続端子部に接続されて内部回路を構成するバスバー26a〜cの帯状回路部28a〜cや外部電線に導通されるようになっている。最後に、ケース12の上面14と下面16をそれぞれ図示しないアッパカバーとロアカバーによって覆蓋することにより、電気接続箱10が完成される。
このような構造とされた電気接続箱10によれば、バスバーロック機構を構成する係合部が、弾性撓み片46との対向面38から弾性撓み片46側に向かって突出する凸部40を含んで構成されている。しかも、バスバー収容キャビティ24内に挿入されたバスバー26b(26c)の弾性撓み片46との対向面38と弾性撓み片46のロック爪部48との間には隙間50が設けられている。これにより、バスバー26b(26c)をバスバー収容キャビティ24内に挿入し収容保持するに際して、ロック爪部48をバスバー26b(26c)の凸部40以外の対向面38の部位と非接触状態に保持できるようになっていることから、弾性撓み片46のロック爪部48が接続端子部である音叉端子36や凸部40以外のバスバー26b(26c)の対向面38の部位に摺接されることが回避されている。それゆえ、従来の如き係合部がバスバー26の帯状回路部28に貫設された貫通孔によって構成されていた場合のように、弾性撓み片46の先端部がバスバー26の接続端子部を構成する音叉端子36に摺接して発生した樹脂屑が音叉端子36に付着したり、弾性撓み片46の先端部が音叉端子36の一対の圧接刃37,37の間に沿って摺動して一対の圧接刃37,37間の隙間寸法:a(図4参照)を変化させることがないことから、音叉端子36と図示しない相手側端子間に接触不良が生じるおそれを未然に防止することができる。しかも、従来かかる不具合を防止するために実施されていた削り屑除去工程も当然ながら不要とすることができる。
以上のように、音叉端子36の圧接刃37と弾性撓み片46の先端部の接触という不具合を生じることがないことから、係合部を構成する凸部40を接続端子部を構成する音叉端子36の真下に設けることが可能となる。すなわち、音叉端子36の場合には、音叉端子36の両側には電気部品装着部18等の壁部が設けられて音叉端子36の直下から係合部40をずらして形成することが困難な場合が多いことから、従来構造では、音叉端子36と弾性撓み片46の先端部との摺接を避けるために音叉端子36の直下ではないバスバー26の側端部に係合部40のみを設ける領域を追加して設ける必要があった。それゆえ、従来構造では、電気接続箱の大型化が避けられなかったが、本実施形態では、音叉端子36の直下に係合部40を設けても音叉端子36と弾性撓み片46の先端部との摺接を回避できることから、音叉端子36を用いるヒューズ装着部18等を備えた電気接続箱10の小型化にも大きく寄与することができるのである。なお、バスバー26b(26c)の対向面38と弾性撓み片46のロック爪部48間の隙間50は、規定のバスバー収容キャビティ24の空間内において弾性撓み片46の突出角度等を調整すること等により実現できることから、電気接続箱10の大型化を招くことなく実現することができる。
加えて、バスバー26b(26c)の弾性撓み片46との対向面38上に突出する凸部40の下方に連接して、帯状回路部28b(28c)を板厚方向に貫通する貫通孔42を設けることにより、凸部40の下端面44を対向面38に直交する方向に突出して設けることが容易にできるようになっている。これにより、弾性撓み片46の先端部に設けられたロック爪部48を一層確実に係合部を構成する凸部40の下端面44に係合保持することができることから、バスバー26b(26c)をケース12のバスバー収容キャビティ24内に安定して収容保持することができるのである。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、上記実施形態では、バスバー26の係合部を構成する凸部40は、接続端子部を構成する音叉端子36の直下のみに設けられていたが、タブ端子32などの音叉端子36以外の接続端子部の直下に設けられていてもよい。また、係合部を構成する凸部40は、バスバー26bにおいては2個設けられていたが、任意の個数が採用可能である。さらに、上記実施形態では、係合部を構成する凸部40の下方に連接して貫通孔42が設けられていたが、特に貫通孔42は無くてもよい。
10:電気接続箱、12:ケース、18:ヒューズ装着部(電気部品装着部)、20:リレー装着部(電気部品装着部)、22:コネクタ装着部(電気部品装着部)、24:バスバー収容キャビティ、26,26a〜c:バスバー、28,28a〜c:帯状回路部、32:タブ端子(接続端子部)、36:音叉端子(接続端子部)、38:対向面、40:凸部(係合部)、42:貫通孔、44:下端面、46:弾性撓み片、48:ロック爪部、50:隙間

Claims (3)

  1. 電気部品装着部と該電気部品装着部の下方に配設されたバスバー収容キャビティを有するケースと、
    前記バスバー収容キャビティに収容配置されて内部回路を構成する帯状回路部と、該帯状回路部の一側縁部に突設されて前記電気部品装着部に配設される接続端子部と、を有するバスバーと、
    前記バスバー収容キャビティに収容配置された前記バスバーを固定するバスバーロック機構を備えており、
    前記バスバーロック機構が、先端部にロック爪部を有して前記バスバー収容キャビティの内面に突出された弾性撓み片と、前記バスバーの前記帯状回路部に設けられて前記ロック爪部が係合する係合部を含んで構成されている電気接続箱において、
    前記係合部が、前記バスバーの前記帯状回路部における前記弾性撓み片との対向面に設けられて、該対向面から前記弾性撓み片側に向かって突出する凸部を含んで構成されている一方、
    前記バスバーの前記対向面と前記弾性撓み片の前記ロック爪部との間には、前記ロック爪部を前記凸部以外の前記対向面の部位と非接触状態に保持する隙間が設けられている
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記バスバーの前記帯状回路部において、前記帯状回路部を板厚方向に貫通する貫通孔が、前記凸部の下方に連接して設けられており、前記凸部の下端面が前記対向面に直交する方向に突出している請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記バスバーの前記接続端子部が音叉端子を含んで構成されている一方、前記係合部を構成する前記凸部が前記音叉端子の直下に位置して設けられている請求項1または2に記載の電気接続箱。
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