JP5633293B2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート Download PDF

Info

Publication number
JP5633293B2
JP5633293B2 JP2010227302A JP2010227302A JP5633293B2 JP 5633293 B2 JP5633293 B2 JP 5633293B2 JP 2010227302 A JP2010227302 A JP 2010227302A JP 2010227302 A JP2010227302 A JP 2010227302A JP 5633293 B2 JP5633293 B2 JP 5633293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating shaft
winding portion
torsion spring
seat
flipped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010227302A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012081790A (ja
Inventor
高木 純
純 高木
稲留 誠一郎
誠一郎 稲留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2010227302A priority Critical patent/JP5633293B2/ja
Publication of JP2012081790A publication Critical patent/JP2012081790A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5633293B2 publication Critical patent/JP5633293B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両用シートに関する。詳しくは、シート本体が車体と連結された回転軸まわりに跳ね上げ可能に構成された車両用シートに関する。
この種の車両用シートとしては、下記特許文献1に開示されたものが知られている。この車両用シートは、車両の最後列側のシートとして構成されており、その不使用時には、シートバックを前倒ししてシート全体を側方へ跳ね上げることにより、シート全体を車室内側壁に沿って格納した状態に切り換えられるようになっている。このシート全体の側方への跳ね上げは、跳ね上げ中心となる回動軸に巻装された捩りばねの附勢力によってアシストされるようになっている。
特開2008−126742号公報
しかし、上記従来技術では、捩りばねと回動軸との間に生じる隙間内において、捩りばねがその捩り込まれた附勢力を弛める方向に偏心移動することで、捩りばねにより発揮される附勢力が弱められてしまう構成となっている。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、車両用シートを跳ね上げる方向に附勢する捩りばねの附勢トルクの損失を軽減することにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、シート本体が車体と連結された回転軸まわりに跳ね上げ可能に構成された車両用シートである。回転軸には、シート本体を跳ね上げ方向に附勢する捩りばねが巻装されている。捩りばねは、その一端がシート本体と共に跳ね上げられる部材に固定され、他端が車体と一体的な部材に固定され、シート本体の跳ね上げに伴う一端の他端に対する捩り込み位置の変化に伴い、これら両端を基点にして捩りばねの巻き部が回転軸に対して軸心をずらす方向に附勢されるばね力の附勢方向が回転軸のまわりに変化するようになっている。巻き部の回転軸に対する軸心のずれを防止するずれ防止部材が、回転軸と巻き部との間に設けられている。
この第1の発明によれば、捩りばねは、その捩り込まれたばね力の附勢作用により、常に、そのシート本体に固定された一端と車体に固定された他端とを基点に、巻き部が回転軸に対して軸心をずらす方向に附勢された状態となる。この巻き部の附勢方向は、シート本体の跳ね上げに伴う、一端の他端に対する捩り込み位置の変化に伴い、回転軸のまわりに変化していく。この附勢作用によって巻き部が回転軸に向かって軸心をずらす方向に移動すると、捩りばねの捩り込み量が弛められてしまい、シート本体を跳ね上げる附勢トルクが弱められてしまうこととなる。しかし、これら回転軸と巻き部との間にずれ防止部材が設けられることにより、上記巻き部の回転軸に対する軸心のずれが防止される。これにより、上記捩りばねの弛みが阻止されるため、捩りばねにより発揮される附勢トルクの損失を軽減することができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、捩りばねが金属製であり、ずれ防止部材が回転軸の外周部に連結された樹脂製のリング状部材であり、リング状部材の外周部に巻き部が当たって巻き部の軸心のずれが阻止される構成である。
この第2の発明によれば、金属製の捩りばねに対して、ずれ防止部材を回転軸の外周部に連結した樹脂製のリング状部材として設けることにより、捩りばねとずれ防止部材との間に擦れによる異音を発生させないようにずれ防止機能を働かせることができ、かつ、ずれ防止部材を簡素に構成することができる。
第3の発明は、上述した第2の発明において、シート本体が、回転軸を中心に車両側方の立壁面に沿う位置まで跳ね上げられて格納されるスペースアップシートとして構成され、リング状部材より成るずれ防止部材が、回転軸に回転可能に軸連結されて設けられ、かつ、その外周部の一部に捩りばねのばね力によって押し込まれる巻き部の動きを当接によって阻止する阻止部が張り出した構成とされ、ずれ防止部材が、シート本体の跳ね上げに伴って、阻止部に押し付けられた巻き部によって引き連れられながら回転軸のまわりを回転し、上記ばね力作用の変化する方向に追従するようになっている。
この第3の発明によれば、ずれ防止部材は、その外周部の一部に張り出した阻止部に捩りばねの巻き部が押し付けられて、巻き部の軸ずれを防止する。このずれ防止部材は、シート本体の跳ね上げに伴って、阻止部に押し付けられた巻き部によって引き連れられながら回転し、ばね力作用の変化する方向に追従して、巻き部の軸ずれを防止した状態を維持する。したがって、跳ね上げに大きな回転を伴うスペースアップシートにおいても、巻き部の軸ずれが生じないようにずれ防止部材の機能を好適に発揮させることができる。
実施例1の車両用シートの概略構成を示した斜視図である。 シート本体がフロア上の着座位置にある状態を表した模式図である。 シート本体が車両側方に跳ね上げられた状態を表した模式図である。 連結機構の部分拡大斜視図である。 連結機構の初期状態の拡大図である。 連結機構の跳ね上げ回転状態の拡大図である。 図2のVII-VII線断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用シートの構成について、図1〜図7を用いて説明する。本実施例の車両用シートは、図1に示すように、自動車の運転席シート後ろ側の最後列目の座席用シートとして構成されており、その座席本体を構成するシート本体1が、背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えて構成されている。上記シートバック2は、その左右両サイドの下端部が、それぞれ、回転止め可能な回転軸装置として機能するリクライニング装置(図示省略)を介して、シートクッション3の左右両サイドの後端部に傾動可能に連結されて支持されている。ここで、各リクライニング装置は、常時は回転止めされた状態に保持されており、シートバック2の背凭れ角度を固定した状態に保持されている。そして、各リクライニング装置は、シート本体1に設けられた図示しない解除レバーの操作によってそれらの回転止め状態が解除されることにより、シートバック2を図示しない附勢ばねの附勢力によってシートクッション3の上面部に畳み込める状態に切り換えるようになっている。
シートクッション3は、そのアウター側部(車体側壁の立壁面Wと隣接する側部)が、4節リンク機構から成る連結機構10を介して、フロアFと車体側壁との角部に突出するタイヤハウスTHの上部に起倒回転可能に連結されて支持されている。また、シートクッション3のインナー側部は、その下部に立設された脚板4により、常時はフロアF上に係合された状態に保持されている。詳しくは、上記シートクッション3のインナー側部には、上記脚板4の下部に前後2つのロック装置5が設けられており、これらロック装置5をフロアF上に設けられた前後2つのストライカFsにそれぞれ係合させることにより、シートクッション3が、常時、アウター側部の連結機構10を中心とした跳ね上げ回転が規制されて、フロアF上に倒伏した状態に保持されるようになっている。
上記各ロック装置5のストライカFsに対する係合状態は、前述した図示しない解除レバーの操作によって、各リクライニング装置の回転止め状態を解除し、シートバック2がシートクッション3の上面部に倒し込まれる動作によって、図示しないケーブルによる牽引操作を介して解除されるようになっている。そして、この解除によって、シートクッション3が、シートバック2と共に、そのアウター側部の連結機構10を中心にフロアF上から跳ね上げられる状態となるため、シートクッション3をフロアF上から跳ね上げることにより、シート本体1を上記畳み込んだ姿勢状態にして車体側壁の立壁面Wに沿った状態に格納することができる。上記シート本体1の跳ね上げ回転は、連結機構10に巻装された捩りばね13のばね附勢力によるアシストを伴いながら行われるようになっている。
以下、上記連結機構10の具体的な構成について、図2〜図7を用いて詳しく説明する。連結機構10は、図2に示すように、タイヤハウスTH上に固定されたベース20と、シートクッション3の骨格を成すクッションフレーム3Fのアウター側部に一体に結合された中間リンク3Aと、をリンク連結する構成となっており、第1リンク11と、第2リンク12と、捩りばね13と、カラー14と、を有する。ここで、第1リンク11が本発明のシート本体と共に跳ね上げられる部材に相当し、ベース20が本発明の車体と一体的な部材に相当し、カラー14が本発明のずれ防止部材に相当する。第1リンク11は、その一端が回転軸11Aによりベース20に回転可能に軸連結されており、他端が回転軸11Bにより中間リンク3Aに回転可能に軸連結されている。第2リンク12も、その一端が回転軸12Aによりベース20に回転可能に軸連結されており、他端が回転軸12Bにより中間リンク3Aに回転可能に軸連結されている。ここで、回転軸11Bが本発明の回転軸に相当する。詳しくは、回転軸11Bは、図4に示すように、第1リンク11と一体に結合されており、その軸の両端がベース20に対して回転可能に軸連結されている。
図2に示すように、第1リンク11は、シートクッション3がフロアF上に倒伏した状態の初期時には、ベース20との連結端部(回転軸11B)から斜め下方に傾斜した姿勢となるように配置されている。また、第2リンク12も、上記初期時には、上記第1リンク11よりも下方に位置して、ベース20との連結端部(回転軸12B)から斜め下方に傾斜した姿勢となるように配置されている。詳しくは、上記第2リンク12は、上記初期時には、そのベース20との連結端部(回転軸12B)が、第1リンク11とベース20との連結端部(回転軸11B)よりも下方かつ内方側(図示左方側)に位置し、中間リンク3Aとの連結端部(回転軸12A)が、第1リンク11と中間リンク3Aとの連結端部(回転軸11A)のほぼ直下に位置するように配置されている。
上記連結機構10は、図3に示すように、シートクッション3をフロアF上から起こし上げる操作によって、第1リンク11と第2リンク12とをそれぞれベース20との連結端部(回転軸11A,12A)を中心に図示時計回り方向に起こし上げるように回転させ、シートクッション3(シート本体1)を車体側壁の立壁面Wに沿った位置へと導くように中間リンク3Aを上方側に回転させる。ここで、図2、図4及び図5に示すように、上記回転軸11Bには、第1リンク11をベース20に対して常時起こし上げる方向(図示時計回り方向)にばね附勢する金属製の捩りばね13が巻装されている。この捩りばね13は、その捩り込まれた一端13Aが第1リンク11と一体に設けられたばね掛部11Cに掛着されて固定されており、他端13Bがベース20の底板部21に掛着されて固定されており、そのコイル状に巻かれた巻き部13Cが回転軸11Bを取り巻くように巻装されて設けられている。ここで、ばね掛部11Cは、第1リンク11と一体に結合された回転軸11Bに一体に結合されて設けられている。
これにより、図5に示すように、上記捩りばね13には、その捩り込まれたばね力の附勢作用により、常に、その一端13Aと他端13Bとを基点に、巻き部13Cを回転軸11Bの軸心11B1に対して軸心13C1をずらす方向(ばね力の附勢方向A)に反発移動させる附勢力がかけられた状態とされている。この巻き部13Cの附勢方向(ばね力の附勢方向A)は、シート本体1の跳ね上げに伴う、一端13Aの他端13Bに対する捩り込み位置の変化に伴って、回転軸11Bのまわりに変化していく(図5及び図6参照)。ここで、上記の附勢作用によって巻き部13Cが回転軸11Bに向かって軸心13C1をずらす方向に移動すると、捩りばね13の捩り込み量が弛められてしまい、シート本体1を跳ね上げる附勢トルクが弱められてしまうこととなる。しかし、上記回転軸11Bと巻き部13Cとの間には、上記巻き部13Cの軸心13C1のずれ移動を阻止する樹脂製のカラー14が設けられている。これにより、上記捩りばね13の弛みが阻止されて、捩りばね13により発揮される附勢トルクの損失が軽減されている。
上記カラー14は、図5〜図7に示すように、中空の円筒型形状に形成されており、その筒の孔内に回転軸11Bが挿通されて、回転軸11Bにより軸回転可能な状態に支持されて設けられている。ここで、上記カラー14は、詳しくは、その円筒内部の孔の位置が円筒形状の中心から偏心した位置に設定されていることにより、その円筒形状の中心部と孔の中心部とが一致しない異形の円筒型形状に形成されている。この偏心により、カラー14は、その回転軸11Bを中心とした外周部の張り出し形状が不均等となる形に形成されており、その張り出しの大きい部位が、捩りばね13の巻き部13Cの附勢によるずれ移動を当接により阻止する阻止部14Aとして構成されている。
上記カラー14は、図2及び図5に示すように、シートクッション3がフロアF上に倒伏した初期状態の時には、その阻止部14Aが、上記捩りばね13のばね力の附勢方向Aに移動されようとする巻き部13Cの内周面に当接してそのずれ移動を阻止するように、その回転向きが合わせられた状態でセットされている。これにより、捩りばね13は、上記回転軸11Bとの間にカラー14が設けられていない構成と比べて、巻き部13Cの軸ずれ移動による弛みが抑えられて、より強く捩り込まれた状態に保持されるようになっている。上記カラー14は、図3及び図6に示すように、シート本体1の跳ね上げに伴って、捩りばね13の一端13Aが他端13Bに対して捩り込み位置を変化させる(弛める)方向に移動して、捩りばね13の巻き部13Cの附勢方向(ばね力の附勢方向A)が回転軸11Bのまわりに変化していく時には、阻止部14Aが巻き部13Cの押し付け力によって巻き部13Cに引き連れられる格好で回転軸11Bのまわりを回転するようになっている。
詳しくは、カラー14は、上記捩りばね13の一端13Aが、シート本体1の跳ね上げに伴って、他端13Bに対して捩り込みを弛める方向(図示時計回り方向)に回転変位して、巻き部13Cがその捩り込みを弛める方向に回転変位する動きに伴って、阻止部14Aが巻き部13Cによって引き連れられる格好で同方向に回される一方、カラー14は、上記巻き部13Cから常時ばね力の附勢方向Aにばね力の作用を受けて、その回転姿勢が巻き部13Cの内周曲面によって阻止部14Aの回転姿勢がガイドされる作用によって、阻止部14Aが常にばね力の附勢方向Aに附勢された巻き部13Cと当接する向きとなるように、上記捩りばね13のばね力作用の変化する方向に追従して回転するようになっている。これにより、シート本体1の跳ね上げに伴って、捩りばね13の捩り込み状態が変化し、巻き部13Cが軸ずれ移動するばね力の附勢方向Aが変化しても、常にカラー14によって巻き部13Cの軸ずれを防止した状態を維持できるようになっている。
このように、本実施例の車両用シートによれば、捩りばね13の巻き部13Cと回転軸11Bとの間に設けたカラー14(ずれ防止部材)により、捩りばね13によって発揮される附勢トルクの損失を軽減することができる。上記カラー14は、回転軸11Bの外周部に連結される樹脂製の筒状部材(リング状部材)として構成されており、金属製の捩りばね13との間に擦れによる異音を発生させないようにずれ防止機能を働かせることができ、かつ、ずれ防止部材を簡素に構成することができる。
また、カラー14は、その外周部の一部に張り出した阻止部14Aに捩りばね13の巻き部13Cが押し付けられて、巻き部13Cの軸ずれを防止するようになっており、シート本体1の跳ね上げに伴って、阻止部14Aに押し付けられた巻き部13Cによって引き連れられながら回転し、捩りばね13のばね力作用の変化する方向に追従して、巻き部13Cの軸ずれを防止した状態を維持するようになっている。したがって、本実施例のようにシート本体1の跳ね上げに大きな回転を伴うスペースアップシートにおいても、巻き部13Cの軸ずれが生じないようにカラー14によるずれ防止機能を好適に発揮させることができる。
以上、本発明の実施形態を一つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。例えば、上記実施例では、シート本体1を車体に対して跳ね上げ可能に連結する機構として、4節リンク機構から成る連結機構10を例示したが、4節リンク機構ではなく、シート本体を車体に対して1軸の回転軸まわりに跳ね上げ可能となるように連結した構成であってもよい。また、上記実施例では、シート本体1を車両側方の立壁面Wに沿う位置まで跳ね上げて格納するスペースアップシートとして構成したものを例示したが、車両前方や後方へ跳ね上げて格納するものであってもよい。また、上記実施例では、シート本体1を、シートバック2をシートクッション3の上面部に畳み込んだ状態にして全体を車体に対して跳ね上げるように構成したものを例示したが、シートクッション単体を跳ね上げるものや、シートバック単体を跳ね上げるように構成したものであってもよい。
また、上記実施例では、本発明のずれ防止部材に相当するものとして、回転軸11Bに回転可能に組み付けられた樹脂製の筒状部材から成るカラー14を例示したが、ずれ防止部材は、回転軸に対して一体に結合されていてもよい。例えば、回転軸がシート本体と共に跳ね上げられる部材及び車体と一体的な部材のそれぞれに対して回転可能な状態に連結されている場合には、回転軸と一体のずれ防止部材(カラー14)を捩りばねのばね力作用の変化する方向に追従回転させるようにしてもよい。また、回転軸が車体と一体的な部材もしくはシート本体と共に跳ね上げられる部材と一体的に結合されている場合には、回転軸と一体なずれ防止部材が、捩りばねの巻き部のずれ移動を常に同じ態様で防止できるように、ずれ防止部材の外周部の張り出し形状を定めるとよい。
1 シート本体
2 シートバック
3 シートクッション
3F クッションフレーム
3A 中間リンク
4 脚板
5 ロック装置
10 連結機構
11 第1リンク(シート本体と共に跳ね上げられる部材)
11A 回転軸
11B 回転軸(回転軸)
11B1 軸心
11C ばね掛部
12 第2リンク
12A 回転軸
12B 回転軸
13 捩りばね
13A 一端
13B 他端
13C 巻き部
13C1 軸心
14 カラー(ずれ防止部材)
14A 阻止部
20 ベース(車体と一体的な部材)
21 底板部
F フロア(車体)
Fs ストライカ
W 立壁面
TH タイヤハウス
A ばね力の附勢方向

Claims (1)

  1. シート本体が車体と連結された回転軸まわりに車両側方の立壁面に沿う位置まで跳ね上げ可能に構成された車両用シートであって、
    前記回転軸には前記シート本体を跳ね上げ方向に附勢する金属製の捩りばねが巻装され、該捩りばねはその一端が前記シート本体と共に跳ね上げられる部材に固定され他端が前記車体と一体的な部材に固定され、前記シート本体の跳ね上げに伴う前記一端の前記他端に対する捩り込み位置の変化に伴い当該両端を基点にして前記捩りばねの巻き部が前記回転軸に対して軸心をずらす方向に附勢されるばね力の附勢方向が前記回転軸のまわりに変化するようになっており、
    前記巻き部の前記回転軸に対する軸心のずれを防止するずれ防止部材が前記回転軸と前記巻き部との間に設けられており、
    前記ずれ防止部材が前記回転軸の外周部に連結された樹脂製のリング状部材であり、当該リング状部材の外周部に前記巻き部が当たって該巻き部の軸心のずれが阻止されるようになっており、
    前記ずれ防止部材が前記回転軸に回転可能に軸連結されて設けられ、かつ、その外周部の一部に前記捩りばねのばね力によって押し込まれる前記巻き部の動きを当接によって阻止する阻止部が張り出した構成とされ、前記ずれ防止部材が前記シート本体の跳ね上げに伴って前記阻止部に押し付けられた前記巻き部によって引き連れられながら前記回転軸のまわりを回転し前記ばね力作用の変化する方向に追従するようになっていることを特徴とする車両用シート。
JP2010227302A 2010-10-07 2010-10-07 車両用シート Expired - Fee Related JP5633293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010227302A JP5633293B2 (ja) 2010-10-07 2010-10-07 車両用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010227302A JP5633293B2 (ja) 2010-10-07 2010-10-07 車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012081790A JP2012081790A (ja) 2012-04-26
JP5633293B2 true JP5633293B2 (ja) 2014-12-03

Family

ID=46241137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010227302A Expired - Fee Related JP5633293B2 (ja) 2010-10-07 2010-10-07 車両用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5633293B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2576848Y2 (ja) * 1992-08-19 1998-07-16 日本発条株式会社 自動車用シート
JP2003252103A (ja) * 2002-02-27 2003-09-10 T S Tec Kk 捩りコイルばねを備えた上下動サスペンション装置
JP2006204703A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Kokuyo Co Ltd 椅子
JP5037968B2 (ja) * 2007-02-27 2012-10-03 株式会社岡村製作所 椅子における回動部材の付勢装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012081790A (ja) 2012-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4378347B2 (ja) 折り畳み,タンブル,ニーリングシートアッセンブリ
JP5880312B2 (ja) 車両用シート
JP4775266B2 (ja) 回動機構
US8002356B2 (en) Pivoting headrest assembly with cam release
US9371015B2 (en) Vehicle seat
JP6295763B2 (ja) シート装置
JP5808584B2 (ja) 車両用シート
JP5267071B2 (ja) 渦巻きバネの掛着構造
JP5682445B2 (ja) 車両用シート
JP5633293B2 (ja) 車両用シート
JP4867546B2 (ja) 車両用シート
JP5272724B2 (ja) 車両用シート
JP5402248B2 (ja) 車両用シート
JP5230921B2 (ja) 車両用シート
JP6248845B2 (ja) 乗物用シートの跳ね上げ機構
JP2010149819A (ja) 車両用シートの操作構造
JP2008201235A (ja) 車両用シートのロック解除操作機構
JP4664689B2 (ja) オットマン装置
JP5221900B2 (ja) シートのリクライニング装置
JP6248846B2 (ja) 乗物用シートの跳ね上げ機構
JP2012218610A (ja) 車両用シート
JP5272723B2 (ja) 車両用シート
JP5186987B2 (ja) 車両用シートのダブルフォールディング機構
JP4428320B2 (ja) シートロック操作装置
JP4525408B2 (ja) 車両用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140415

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140916

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140929

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5633293

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees