JP5631839B2 - データ管理システム、センター装置およびデータ管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の端末装置が取得するデータをネットワークを介してセンター装置に転送し、端末装置毎にデータを管理する技術に関する。
近年、血圧、体重、歩数などの健康に関する情報を端末装置が取得するネットワーク上のセンター装置に送信し、センター装置で端末装置毎のデータを蓄積して管理するシステムが考えられている(例えば、特許文献1および非特許文献1参照)。
特開2007−229315号公報
雑誌FUJITSU.62,3,p.297-303(05,2011)
従来は、センター装置の保守点検或いはリプレース等によって旧センター装置から新センター装置へ移行する場合、移行中も運用停止することなくシステムを継続する為に、先ず旧装置のみの運転から旧装置と新装置の並行運転に切り替え、さらに旧装置を停止して新装置のみの運転に切り替える手順で移行が行われていた。ところが、この移行期間中に端末装置から新たなデータが送信される場合、旧センター装置と新センター装置のどちらにデータが送信され蓄積されるのかが不明確で、両方の装置のデータベースの整合性を維持するのが難しいという問題があった。このため、移行期間中に旧装置と新装置の並行運転を開始する際に、データベースを旧センター装置から新センター装置に事前にコピーしておく方法が考えられる。一方、端末装置では、予め登録された送信先を旧センター装置から新センター装置に切替える必要がある。ここで、送信先の切替え方法は、各センター装置から送信先アドレスをダウンロードする方法や端末装置に予め登録された送信先アドレスを直接変更する方法などがある。
ところが、端末装置の送信先切替が新/旧のセンター装置間のデータ移行と非同期に行われるシステムでは、データ移行のタイミングと端末装置の送信先切替のタイミングとを合わすことが難しいので、新旧のセンター装置間でデータの整合が取れない場合が生じる。これを回避するために、定期的に新/旧のセンター装置間でデータベースを比較してデータが不整合になっている端末装置を検出し、旧センター装置から新センター装置に当該端末装置のデータをコピーする処理が必要となり、新センター装置の処理量の増加と不要なDBアクセスによる定常負荷の増大が問題である。特に、端末装置が多い場合は膨大な処理が必要になる。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、旧センター装置から新センター装置へ移行する際に必要最小限の回数のコピー処理で済ますことができ、データの不整合を検出するための新センター装置の処理量の増加と不要なDBアクセスによる定常負荷の増大を解消できるデータ管理システム、センター装置およびデータ管理方法を提供することである。
本発明に係るデータ管理システムは、複数の端末装置と、ネットワークを介して接続される前記複数の端末装置から送信されるデータを前記端末装置毎にデータベースに蓄積して管理するセンター装置とで構成され、前記センター装置を移行元のセンター装置として、前記移行元のセンター装置と同じ機能を有する移行先のセンター装置を配置して、前記データベースの管理を移行する場合、前記移行先のセンター装置は、前記端末装置毎に前記移行元のセンター装置のデータベースに蓄積された当該端末装置のデータを前記移行先のセンター装置のデータベースにコピー済であるか否かを示すフラグ情報を管理し、前記移行先のセンター装置は、起動時に全ての前記端末装置の前記フラグ情報をクリアしておき、前記端末装置からデータを受信した時に当該端末装置に対応する前記フラグ情報がクリアされている場合に、当該端末装置から受信した最初のデータであると判断して、当該端末装置の過去のデータを前記移行元のセンター装置のデータベースから前記移行先のセンター装置のデータベースに一括コピーすることを特徴とする。
また、前記移行元のセンター装置は、移行時に前記移行先のセンター装置のアドレスを前記端末装置に通知することを特徴とする。
本発明に係るセンター装置は、ネットワークを介して接続された複数の端末装置から受信したデータをデーターベースに蓄積して管理する移行元のセンター装置から前記データベースを移行する前記移行元のセンター装置と同じ機能を有する移行先のセンター装置において、前記端末装置毎に前記移行元のセンター装置のデータベースに蓄積された当該端末装置のデータを自装置のデータベースにコピー済であるか否かを示すフラグ情報を管理し、起動時に全ての前記端末装置の前記フラグ情報をクリアしておき、前記端末装置からデータを受信した時に当該端末装置に対応する前記フラグ情報がクリアされている場合に、当該端末装置から受信した最初のデータであると判断して、当該端末装置の過去のデータを前記移行元のセンター装置のデータベースから自装置の前記データベースに一括コピーする制御部とを有することを特徴とする。
また、前記制御部は、外部から指定された移行先のセンター装置のアドレスを前記端末装置に通知することを特徴とする。
本発明に係るデータ管理方法は、ネットワークを介して接続される複数の端末装置から送信されるデータをセンター装置で受信して前記端末装置毎にデータベースに蓄積して管理するデータ管理方法において、前記センター装置を移行元のセンター装置として、前記移行元のセンター装置と同じ機能を有する移行先のセンター装置を配置して、前記データベースの管理を移行する場合、前記移行先のセンター装置は、前記端末装置毎に前記移行元のセンター装置のデータベースに蓄積された当該端末装置のデータを前記移行先のセンター装置のデータベースにコピー済であるか否かを示すフラグ情報を管理し、前記移行先のセンター装置は、起動時に全ての前記端末装置の前記フラグ情報をクリアしておき、前記端末装置からデータを受信した時に当該端末装置に対応する前記フラグ情報がクリアされている場合に、当該端末装置から受信した最初のデータであると判断して、当該端末装置の過去のデータを前記移行のセンター装置のデータベースから前記移行先のセンター装置のデータベースに一括コピーすることを特徴とする。
さらに、前記移行元のセンター装置は、移行時に前記移行先のセンター装置のアドレスを前記端末装置に通知することを特徴とする。
本発明に係るデータ管理システム、センター装置およびデータ管理方法は、移行元の旧センター装置から移行先の新センター装置へ移行する際に必要最小限のコピー回数及び処理で済ますことができ、新センター装置の処理量の増加と不要なDBアクセスによる定常負荷の増大を解消することができる。
健康管理システム100の構成例を示す図である。 健康管理システム100におけるデータ収集の様子を示す図である。 移行時の従来動作を示す図である。 切替後の従来動作を示す図である。 切替が遅れた場合の動作を示す図である。 遅れて切り替えられた場合の従来動作を示す図である。 測定情報DB154aおよび測定情報DB154bに蓄積されるデータ例(従来)を示す図である。 遅れて切り替えられた場合の本発明の動作を示す図である。 測定情報DB154aおよび測定情報DB154bに蓄積されるデータ例(本発明)を示す図である。 本実施形態に係る(新)センター装置103bの動作を示す図である。 4つの端末装置101の動作例を示す図である。 測定情報DB154a、測定情報DB154b、データコピー管理テーブル155の様子を示す図である。 4つの端末装置101の一部の切替が遅れた場合の動作を示す図である。 測定情報DB154a、測定情報DB154b、データコピー管理テーブル155の様子を示す図である。 切替が遅れた端末装置101から最初にデータを受信した場合の動作を示す図である。 測定情報DB154a、測定情報DB154b、データコピー管理テーブル155の様子を示す図である。 全ての切替が完了後の動作を示す図である。 測定情報DB154a、測定情報DB154b、データコピー管理テーブル155の様子を示す図である。 端末装置101の構成例を示すブロック図である。 (旧)センター装置103aの構成例を示すブロック図である。 (新)センター装置103bの構成例を示すブロック図である。 センター装置103の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明に係る「データ管理システム、センター装置およびデータ管理方法」の実施形態について図面を用いて詳しく説明する。
図1は、本発明に係るデータ管理システムの一例として、健康管理システム100の構成例を示す図である。健康管理システム100は、端末装置101Aから端末装置101Zまでの複数の端末装置101と、ネットワーク(NWと表記する)102により接続されるセンター装置103とで基本的に構成されている。ここで、端末装置101Aから端末装置101Zまでの複数の端末装置は同じ機能を有し、以降の説明において、端末装置101Aから端末装置101Zまでの複数の端末装置に共通する内容を説明する場合は、アルファベットAからZを省略して端末装置101と表記し、特定の端末装置を指す場合にアルファベットを付加して、例えば端末装置101Aのように表記する。
端末装置101は、例えば体組成計151、血圧計152、歩数計153などの健康状態を把握するための計測機器から脂肪率、血圧、歩数などの健康管理情報(数値データなど)を取得する。そして、端末装置101は取得したデータをNW102を介してセンター装置103に送信する。尚、端末装置101は、データを取得する毎にセンター装置103に送信する。
センター装置103は、各端末装置101で取得した健康管理情報を収集して、各端末装置毎に測定情報データベース(DBと表記する)154に測定情報を蓄積して管理する。尚、測定情報DB154は、図1のように、センター装置103の内部にあってもよいし、NW102やNW104で接続される遠隔地のデータベースサーバなどに蓄積するようにしてもよい。
ここで、本実施形態に係る健康管理システム100では、予めセンター装置103に登録された利用者に端末装置101を配布し、利用者は自宅などに端末装置101を設置してNW102に接続しておく。そして、端末装置101に接続可能な体組成計151、血圧計152、歩数計153などを利用して、脂肪率、血圧、歩数などの健康管理情報を計測する。例えば、毎朝、血圧計152により血圧を計測し、歩数計153を持ち歩いて一日の歩数を計測し、更に風呂上りに体組成計151により体重や脂肪率などを計測する。尚、体組成計151、血圧計152、歩数計153は、赤外線や電波などにより端末装置101と無線接続するようにしてもよいし、信号ケーブルにより端末装置101と有線接続するようにしてもよい。
このようにして、センター装置103の測定情報DB154に端末装置101毎の健康管理情報のデータが蓄積される。尚、本実施形態では、説明が理解し易いように、各端末装置101毎に利用者は1人であるものとし、端末装置101毎に測定情報DB154にデータを蓄積するものとするが、1つの端末装置101に複数の利用者が居る場合は、端末装置101(或いは、体組成計151、血圧計152および歩数計153など)に利用者の選択機能(選択ボタンや選択メニューなど)を設けて、センター装置153の測定情報DB154に利用者毎にデータを蓄積するようにしてもよい。
そして、各利用者は自宅のパソコン105などからネットワーク(NWと称する)104を介して接続されるセンター装置103にアクセスし、センター装置103から自分の健康管理情報をダウンロードしたり、データを加工してグラフや表にまとめて閲覧し、健康管理に役立てることができる。
また、管理端末106は、NW104を介してセンター装置103に接続され、健康管理システム100を運営する事業者により、予め登録された各利用者の健康管理情報を管理する。
尚、図1では、システム構成がわかり易いように、NW102とNW104とを別のネットワークとして描いたが、同じネットワークであってもよいし、NW102を事業者専用の仮想ネットワーク、NW104をインターネットのような公衆ネットワークとし、管理端末105をNW102に接続するようにしてもよい。
次に、各端末装置101から測定情報DB154にデータを蓄積する時のデータの流れについて説明する。図2は、図1の健康管理システム100に対応する図で、図1と同符号のブロックは同じものを示す。図2において、端末装置101Aは、体組成計151などから入力するデータA1をネットワーク102を介してセンター装置103に送信する。同様に、端末装置101Bは入力するデータB1、端末装置101Zは入力するデータZ1、をそれぞれネットワーク102を介してセンター装置103に送信する。センター装置103は、各端末装置101から受信したデータA1,データB1およびデータZ1を端末装置101毎に測定情報DB154に蓄積する。
次に、センター装置103(および測定情報DB154)を別のセンター装置(および測定情報DB)に移行する場合の問題点について説明する。先ず、本発明の特徴がわかり易いように、(旧)センター装置103aから(新)センター装置103bへ従来と同じ方法で端末装置101の測定情報を移行する例を挙げる。
図3において、端末装置101A,端末装置101Bおよび端末装置101Zは、入力するデータA1,データB1およびデータZ1を(旧)センター装置103aに送信し、(旧)センター装置103aは自装置の測定情報DB154aに蓄積する。図3の例では、データA1,データB1およびデータZ1が(旧)センター装置103aの測定情報DB154aに蓄積されている。尚、図3では、図2で説明した各端末装置と各センター装置との間のNW102は省略されている。
ここで、(旧)センター装置103aから(新)センター装置103bに移行する場合、測定情報DB154aのデータを測定情報DB154bにコピーする必要があり、従来は(旧)センター装置103aの測定情報DB154aから(新)センター装置103bの測定情報DB154bに全ての端末装置101の測定情報を一括コピーしていた。その後、図4に示すように、端末装置101A,端末装置101Bおよび端末装置101Zのデータの送信先を移行先の(新)センター装置103bに切替え、端末装置101A,端末装置101Bおよび端末装置101Zは、切替後に入力するデータA2,データB2およびデータZ2を(新)センター装置103bに送信し、(新)センター装置103bは自装置の測定情報DB154bに受信したデータを蓄積する。図4の例では、(旧)センター装置103aの測定情報DB154aから(新)センター装置103bの測定情報DB154bにコピーされたデータA1,データB1およびデータZ1に加えて、切替後に新たに受信したデータA2,データB2およびデータZ2が測定情報DB154bに蓄積される。
このように、測定情報DB154aのデータを測定情報DB154bにコピーして各端末装置101の送信先を切替えた後で、次の新たなデータA2,データB2およびデータZ2を各端末装置101が送信する場合は、測定情報DB154aに蓄積された過去のデータに加えて新たに各端末装置101から受信するデータを欠落することなく測定情報DB154bに蓄積することができる。
ところが、測定情報DB154aのデータを測定情報DB154bにコピーするタイミングと、各端末装置101の送信先の切替えタイミング(新たなデータを送信するタイミング)との関係が重要になる。例えば図5に示すように、端末装置101Bの送信先の切替が遅れて新たなデータB2が(旧)センター装置103aに送信された場合、移行先の(新)センター装置103bの測定情報DB154bには、測定端末101Aおよび測定端末101Zが送信する新たなデータA2およびデータZ2しか蓄積されず、測定端末101Bが送信する新たなデータB2は(旧)センター装置103aの測定情報DB154aに蓄積されてしまうという問題が生じる。
そして、図6に示すように、端末装置101Bの切替えが完了して、全ての端末装置101のデータ送信先が(新)センター装置103bに切り替わった後で各端末装置から送信されるデータA3、データB3およびデータZ3は、測定情報DB154bに蓄積される。この場合、測定情報DB154aおよび測定情報DB154bに蓄積されるデータは図7のようになる。図7において、(旧)センター装置103aの測定情報DB154aには、データA1,データB1およびデータZ1までの受信データと、送信先の切替えが遅れた端末装置101Bの測定データB2が過去のデータとして蓄積されている。一方、移行先の測定情報DB154bには、測定情報DB154aからコピーされたデータA1,データB1およびデータZ1までの過去の受信データに加えて、切替後に新たに受信したデータA2,データA3・・・、データB3・・・、データZ2,データZ3・・・がそれぞれ各端末毎に蓄積されている。移行先の測定情報DB154bにおいて、端末装置101Aおよび端末装置101Zの蓄積データには欠落はないが、端末装置101Bの蓄積データには欠落が生じている。このため、従来は移行前の測定情報DB154aと移行後の測定情報DB154bとを定期的に比較して異なる場合は移行先の測定情報DB154bに移行元の測定情報DB154aのデータをコピーしなければならない。このため、データの不整合を検出する処理や受信データをコピーする処理などを複数回行わなければならず、処理量の増加や負荷の増大などが問題となる。そこで、本実施形態に係る健康管理システム100では、移行先の(新)センター装置103bは、運用開始後に各端末装置101から初めてデータを受信したタイミングで、(旧)センター装置103aの測定情報DB154aからデータを受信した端末装置101の過去の蓄積データを一括してコピーする。これにより、データの欠落を回避すると共に、コピー回数を減らし、データ比較を定期的に行うための処理負荷を低減することができる。
この様子を図8を用いて説明する。図8は、先に説明した図5の状態の後、端末装置101Bの送信先が(旧)センター装置103aから(新)センター装置103bに切替えられ、新たなデータB3が端末装置101Bから(新)センター装置103bに送信されたときの様子を示す図である。図8において、端末装置101Bから送信されたデータB3は(新)センター装置103bで受信されるが、この時、(新)センター装置103bは、端末装置101Bから受信する最初のデータであるか否かを判別し、最初のデータである場合は、(旧)センター装置154aの測定情報DB154aから端末装置101Bの過去の蓄積データを一括してコピーする。図8の例ではデータB1およびデータB2が測定情報DB154aから測定情報DB154bにコピーされ、新たに受信したデータB3と共に蓄積される。
この場合、測定情報DB154aおよび測定情報DB154bに蓄積されるデータは図9のようになる。図9において、測定情報DB154aには、図7の場合と同様に、データA1,データB1およびデータZ1までの受信データが各端末毎に蓄積され、送信先の切替えが遅れた端末装置101Bだけが測定データB2までの過去のデータが蓄積されている。一方、移行先の測定情報DB154bの端末装置101Bには、新たなデータB3が受信されたタイミングで、測定情報DB154aからデータB1およびデータB2の過去の受信データを測定情報DB154bにコピーするので、図7の例のように、データB2の欠落なく確実に(新)測定情報DB154bに蓄積することができる。
このように、本実施形態に係る健康管理システム100では、移行先の(新)センター装置103bは、運用開始後に各端末装置101から初めてデータを受信したタイミングで、(旧)センター装置103aの測定情報DB154aからデータを受信した端末装置101の過去の蓄積データを一括してコピーする。これにより、データの欠落を回避すると共に、コピー回数を減らし、データ比較を定期的に行うための処理負荷を低減することができる。
次に、(新)センター装置103bの処理の流れについて、図10のフローチャートを用いて説明する。尚、(新)センター装置103bは、測定情報DB154bに(旧)センター装置103aの測定情報DB154aから過去の蓄積データをコピー済であるか否かを端末毎に対応するコピー済フラグ(フラグ情報)をセットするかクリアするかによって管理するデータコピー管理テーブル155を設ける。
(ステップS101)データコピー管理テーブル155上の各端末装置101のコピー済フラグをクリア(未コピーを示す)する(図10の吹き出し161)。
(ステップS102)(新)センター装置103bは、端末装置101から送信されるデータの受信待ち状態になり、何れかの端末装置101からデータを受信した場合はステップS105に進み、データが受信されるまでステップS102で待機する。尚、実際には、割り込み処理などを用いるので、別の処理を行っていても構わない。
(ステップS103)データを受信した端末装置101に対応する過去の蓄積データを(旧)センター装置103aの測定情報DB154aから(新)センター装置103bの測定情報DB154bにコピーしたか否かをデータコピー管理テーブル155により確認する。
そして、コピー済みフラグがセットされている場合(コピー済の場合)はステップS102に戻ってデータの受信待ち状態になり、コピー済みフラグがセットされていない場合(コピー未済の場合)はステップS104に進む。図10の吹き出し162の例では、端末装置101Aと端末装置101Zはコピー済みフラグがセットされているので、ステップS102で受信したデータの送信元が端末装置101Aまたは端末装置101Zの場合はステップS102に戻り、端末装置101Bのコピー済みフラグはセットされていないので、ステップS102で受信したデータの送信元が端末装置101Bの場合はステップS104に進む。
(ステップS104)(新)センター装置103bは、(旧)センター装置103aの測定情報DB154aからステップS102でデータを受信した端末装置101の蓄積データを自装置の測定情報DB154bに一括コピーする。
(ステップS105)(新)センター装置103bは、測定情報DB154aから測定情報DB154bへの一括コピーが完了したら、データコピー管理テーブル155の該当する端末装置101のコピー済みフラグをセットする。図10の吹き出し162の例では、ステップS102でデータを受信した端末装置101Bに対応するコピー済みフラグがセットされる。
このような処理が各端末装置101毎に繰り返し実行される。
[具体例]
次に、健康管理システム100の具体的例として、4台の端末装置101を収容する(旧)センター装置103aから(新)センター装置103bにデータ管理を移行する場合について説明する。
図11は、端末装置101A、端末装置101B、端末装置101Cおよび端末装置101Dの4台の端末装置101は、稼働中の(旧)センター装置103aにデータを送信し、(旧)センター装置103aは各端末装置101から受信するデータを測定情報DB154aに蓄積して管理を行っている。例えば、端末装置101A、端末装置101B、端末装置101Cおよび端末装置101Dがそれぞれ送信するデータA1、データB1、データC1およびデータD1は、(旧)センター装置103aで受信され、測定情報DB154aに蓄積される。尚、この時点では、図12に示すように、(新)センター装置103bの測定情報DB154bには、いずれの端末装置101のデータも蓄積されておらず、データコピー管理テーブル155の各端末装置101に対応するコピー済みフラグもクリアされた状態になっている。
そして、(旧)センター装置103aから(新)センター装置103bへの移行を開始して、図13に示すように、先ず端末装置101Aおよび端末装置101Dのデータの送信先の切り替えが完了するが、端末装置101Bおよび端末装置101Cのデータの送信先の切り替えが遅れているとする。この場合、切替後に送信される端末装置101AのデータA2および端末装置101DのデータD2は(新)センター装置103bで受信される。そして、端末装置101Aおよび端末装置101DからデータA2およびデータD2を受信した(新)センター装置103bは、データコピー管理テーブル155の端末装置101Aおよび端末装置101Dのコピー済みフラグがセットされているか否かを確認する。この時点では図12の吹き出し171で説明したように、データコピー管理テーブル155の端末装置101Aおよび端末装置101Dのコピー済みフラグはクリア状態なので、図13に示すように、(旧)センター装置103aの測定情報DB154aに蓄積されている端末装置101AのデータA1および端末装置101DのデータD1を測定情報DB154bの各端末装置101のデータとして一括コピーする。そして、新たに受信したデータA2およびデータD2を蓄積し、一括コピーを行った端末装置101Aおよび端末装置101Dに対するデータコピー管理テーブル155のコピー済みフラグをセットする。
一方、切り替えが遅れている端末装置101Bおよび端末装置101Cが新たに送信するデータB2およびデータC2は、図13に示すように、(旧)センター装置103aに送信される。そして、端末装置101Bおよび端末装置101CからデータB2およびデータC2を受信した(旧)センター装置103aは、端末装置101Bおよび端末装置101Cの過去の蓄積データB1およびデータC1に続いてデータB2およびデータC2をそれぞれ蓄積する。
この時点では、図13および図14に示すように、切り替えが遅れている端末装置101Bおよび端末装置101Cのデータは、(新)センター装置103bの測定情報DB154bには蓄積されていない。また、測定情報DB154aから測定情報DB154bへのデータのコピーを完了した端末装置101Aおよび端末装置101Dのデータコピー管理テーブル155のコピー済みフラグはセットされている(コピー済状態)。
次に、切替が遅れていた端末装置101Bの送信先が(新)センター装置103bに切り替えられたが、端末装置101Cの送信先の切替は未だ遅れている場合、図15に示すように、次に送信される端末装置101AのデータA3、端末装置101BのデータB3および端末装置101DのデータD3は(新)センター装置103bで受信される。端末装置101A、端末装置101Bおよび端末装置101DからデータA3、データB3およびデータD3を受信した(新)センター装置103bは、データコピー管理テーブル155の端末装置101A、端末装置101Bおよび端末装置101Dのコピー済みフラグがセットされているか否かを確認する。この時点では図14の吹き出し172で説明したように、データコピー管理テーブル155の端末装置101Aおよび端末装置101Dのコピー済みフラグはセット状態(コピー済み)なので、新たに受信したデータA3およびデータD3は、図15および図16に示すように、測定情報DB154bの端末装置101Aおよび端末装置101Dのデータとして蓄積される。一方、データコピー管理テーブル155の端末装置101Bのコピー済みフラグはクリア状態(未コピー)なので(図14の吹き出し172)、(新)センター装置103bは、データB3が切替後に端末装置101Bから初めて受信したデータであると判断する。そして、図15に示すように、(旧)センター装置103aの測定情報DB154aに蓄積されている端末装置101BのデータB1およびデータB2を測定情報DB154bの端末装置101Bのデータとして一括コピーする。そして、新たに受信したデータB3を蓄積し、一括コピーを行った端末装置101Bに対するデータコピー管理テーブル155のコピー済みフラグをセットする。
一方、未だ切り替えが遅れている端末装置101Cが新たに送信するデータC3は、図15に示すように、(旧)センター装置103aに送信される。そして、端末装置101CからデータC3を受信した(旧)センター装置103aは、端末装置101Cの過去の蓄積データC1およびデータC2に続いてデータC3を蓄積する。
この時点では、図15および図16に示すように、切り替えが遅れている端末装置101Cのデータは、(新)センター装置103bの測定情報DB154bには蓄積されていない。また、測定情報DB154aから測定情報DB154bへのデータのコピーを完了した端末装置101A、端末装置101Bおよび端末装置101Dのそれぞれのデータコピー管理テーブル155のコピー済みフラグはセットされている(図16の吹き出し173)。
次に、切替が遅れていた端末装置101Cの送信先が(新)センター装置103bに切り替えられた場合、図17に示すように、次に送信される端末装置101A、端末装置101B、端末装置101Cおよび端末装置101DのデータA4、データB4、データC4およびデータD4は全て(新)センター装置103bで受信され、(旧)センター装置103aには送信されない。端末装置101A、端末装置101B、端末装置101Cおよび端末装置101DからデータA4、データB4、データC4およびデータD4を受信した(新)センター装置103bは、データコピー管理テーブル155の端末装置101A、端末装置101B、端末装置101Cおよび端末装置101Dのコピー済みフラグがセットされているか否かを確認する。この時点では図16の吹き出し173で説明したように、データコピー管理テーブル155の端末装置101A、端末装置101Bおよび端末装置101Dの各コピー済みフラグはセット状態(コピー済)なので、新たに受信したデータA4、データB4およびデータD4は、図17および図18に示すように、測定情報DB154bの端末装置101A、端末装置101Bおよび端末装置101Dのデータとして蓄積される。一方、データコピー管理テーブル155の端末装置101Cのコピー済みフラグはクリア状態なので(図16の吹き出し172)、(新)センター装置103bは、データC4が切替後に端末装置101Cから初めて受信したデータであると判断する。そして、図17に示すように、(旧)センター装置103aの測定情報DB154aに蓄積されている端末装置101CのデータC1、データC2およびデータC3を測定情報DB154bの端末装置101Cのデータとして一括コピーする。そして、新たに受信したデータC4を蓄積し、一括コピーを行った端末装置101Cに対するデータコピー管理テーブル155のコピー済みフラグをセットする。
この時点で、図17および図18に示すように、測定情報DB154aから測定情報DB154bへのデータのコピーを完了した4つの端末装置101A、端末装置101B、端末装置101Cおよび端末装置101Dのデータコピー管理テーブル155のコピー済みフラグは全てセット(コピー済)されている(図18の吹き出し174)。
[端末装置101の構成例]
次に、端末装置101の構成例について説明する。図19は、端末装置101の構成例を示すブロック図である。尚、図19において、図1と同符号のブロックは同じブロックを示す。
図19において、端末装置101は、計測器通信部201と、制御部202と、センター通信部203とで基本的に構成される。
計測器通信部201は、体組成計151、血圧計152および歩数計153などからデータを受信する受信部251を有する。受信部251は、収集した測定情報を制御部202に出力する。
制御部202は、パケット生成部252と、アドレス更新部253と、センターアドレス情報部254とを有する。センターアドレス情報部254は、メモリやハードディスクなどで構成され、収集したデータの送信先としてセンター装置103のアドレス(IPアドレスなど)を記憶している。パケット生成部252は、センター装置103に送信するパケットを生成し、センター通信部203に出力する。アドレス更新部253は、センター通信部203から入力するパケットのセンター装置103のアドレス情報を取り出してセンターアドレス情報部254に記憶する。
ここで、パケット生成部252が生成してセンター通信部203からセンター装置103に送信されるパケット261は、例えば図19に示したように、センターアドレス情報部254に記憶された宛先のセンター装置103のアドレス情報261aと、体組成計151、血圧計152および歩数計153から取得した測定情報261bと、計測した端末装置101を区別するための端末識別子261cとで構成される。また、センター装置103から受信するパケット262は、例えば図19に示したように、宛先の端末装置101を区別するための端末識別子262aと、送信先を変更するセンター装置103のアドレス情報262bとで構成される。尚、端末識別子262aは、例えばMACアドレスなどが用いられるが、端末装置101のアドレスを兼ねてIPアドレスで構成してもよい。或いは、複数の端末装置101に一斉にセンターアドレスを通知できるように、個々の端末識別子262aの代わりにグループ識別用の専用の宛先アドレスを用いていも良い。
また、センター装置103は、定期的にアドレス情報を各端末装置101に送信するようにしてもよいし、センター装置103を新たに運用するときや移行するときだけアドレス情報を各端末装置101に送信するようにしてもよい。本実施形態では、(旧)センター装置103aから(新)センター装置103bに移行する時に、(旧)センター装置103aから(新)センター装置103bのアドレス情報を各端末装置101に送信する。この場合、例えば図1において、管理端末106からオペレータがセンター装置103((旧)センター装置103aとする)に(新)センター装置103bのアドレス情報を各端末装置101に送信するように指令する。これを受けたセンター装置103((旧)センター装置103a)は、ネットワーク102を介して各端末装置101(端末装置101Aから端末装置101Z)に移行先のセンター装置103((新)センター装置103b)のアドレス情報を送信する。
このようにして、各端末装置101は、体組成計151、血圧計152および歩数計153などからデータを収集して、指定されたセンター装置103のアドレスに収集したデータを送信する。
[(旧)センター装置103aの構成例]
次に、(旧)センター装置103aの構成例について説明する。尚、実際には(旧)センター装置103aと(新)センター装置103bは同じ構成であることが望ましいが、本実施形態に係る健康管理システム100のセンター装置103は、(新)センター装置103bに本願発明の特徴となる機能が搭載されているものとする。これにより、例えば既に運用されているセンター装置103に対応する(旧)センター装置103aによる現状のシステムを何ら変更することなく、移行先のセンター装置103として(新)センター装置103bを設置するだけで、従来技術の課題を解決することができる。
先ず、現状の(旧)センター装置103aの構成例について説明する。図20は、(旧)センター装置103aの構成例を示すブロック図である。尚、図20において、図1と同符号のブロックは同じブロックを示す。
図20において、(旧)センター装置103aは、端末通信部301と、センター通信部302と、データ管理制御部303と、ネットワーク(NW)アクセス部304とで基本的に構成される。
端末通信部301は、端末装置101にセンターアドレスを通知するための送信部351と、各端末装置101から送信される計測データを受信するための受信部352とを有する。例えば、受信部352は、図19で説明したパケット261を端末装置101から受信し、送信部351は、図19で説明したパケット262を端末装置101に送信する。
センター通信部302は、移行先のセンター装置103(例えば(新)センター装置103b)に一括データを送信するための送信部353と、一括データの要求を受けるための受信部354とを有する。送信部353から送信される一括データのパケット263は、例えば送信先のセンター装置アドレス263a(ここでは(新)センター装置103bのアドレス)と、送信する一括データがどの端末装置のデータであるかを示す端末識別子263bと、端末識別子263bに対応する測定情報DB361に蓄積された一括データ263cとで構成される。受信部354で受信される一括要求のパケット264は、例えば送信先のセンター装置アドレス264a(ここでは(旧)センター装置103aのアドレス)と、一括要求コマンド264bと、どの端末装置の一括データを要求するのかを示す端末識別子264cとで構成される。
データ管理制御部303は、装置全体の動作を制御し、例えば各端末装置101にセンター装置のアドレス情報を通知するためのセンターアドレス通知部355と、端末通信部301で各端末装置101から受信するパケットに含まれる端末識別子261c(受信端末ID)を判定する端末番号判定部356と、各端末装置101から測定データを受信する毎に測定情報DB361の該当する端末装置101のデータを更新する測定データ更新部357と、センター装置103の移行時に一括してデータを移行先のセンター装置103にコピーする際の一括データを生成する一括データ生成部358とを有する。尚、端末IDは、収容する全ての端末装置101に対して端末番号DB359に予め登録されており、端末番号判定部356は端末番号DB359を参照して端末装置101から受信したデータの端末IDを確認する。また、測定情報DB361は、NWアクセス部304からも読み出すことができ、利用者のパソコン105に計測データを提供する。さらに、センターアドレス部360には、稼働中のセンター装置103のアドレスや移行先のセンター装置103のアドレスが記憶されている。自装置が稼働中の場合は自装置のアドレスが記憶され、管理端末106から移行の指示が出された場合は、移行先のセンター装置103のアドレスを各端末装置101に送信する。
NWアクセス部304は、ネットワーク104を介してアクセスされる利用者のパソコン105との間で接続を行うためのインターフェースである。NWアクセス部304は、パソコン105から送信される認証情報(例えばユーザーIDやパスワードなど)や表示要求(例えば月毎の血圧変化のグラフ表示要求など)のパケットを受信する受信部362と、パソコン105の利用者へ認証情報の入力を求める認証要求や表示情報(表示要求に応じたグラフや数値表など)をパソコン105に送信する送信部363と、測定情報DB361を参照してパソコン105に送信する表示情報を生成する表示情報生成部364と、パソコン105との間でユーザー認証やデータの送受信などを制御するアクセス制御部365とを有する。尚、利用者のユーザーIDやパスワードなどの認証情報は、利用者DB(データベース)366に予め登録されている。また、利用者のユーザーIDと利用者の端末装置101の端末識別子との対応も、利用者DB366に登録されている。これにより、パソコン105からセンター装置103にアクセスしている利用者の健康管理情報を測定情報DB361から読み出して、パソコン105の画面に表示することができる。
以上のように、(旧)センター装置103aは構成される。ここで、センター通信部302は、従来の(旧)センター装置103aにおいても移行時にFTPなどのプロトコルによって一括してデータを送信したり、データの送信を要求するコマンドを受信するために設けられており、本実施形態特有のハードウェアや機能ではない。同様に、データ管理制御部303の一括データ生成部358についても、FTPなどのプロトコルによって一括してデータを送信する機能であり、本実施形態特有のハードウェアや機能ではない。本発明特有のハードウェアや機能を搭載する(新)センター装置103bについては後で詳しく説明する。
このように、本発明特有のハードウェアや機能を搭載しない既に運用されている(旧)センター装置103aを用いた現状のシステムを何ら変更することなく、次に説明する(新)センター装置103bを設置するだけで、従来技術の課題を解決することができる。
[(新)センター装置103bの構成例]
次に、(新)センター装置103bの構成例について説明する。図21は、(新)センター装置103bの構成例を示すブロック図である。尚、図21において、図20と同符号のブロックは同じブロックを示す。例えば、端末通信部301、NWアクセス部304、端末番号DB359、センターアドレスDB360、測定情報DB361および利用者DB366は、(旧)センター装置103aと同じブロックである。また、同符号であってもアルファベットのbが付加されているものは、同様の機能のブロックであるが動作や処理内容が少し異なるブロックである。例えば、データ管理制御部303b、センター通信部302bおよびその中の送信部353bと受信部354bである。尚、送信部353bと受信部354bは送受信する内容が(旧)センター装置103aと逆になり、(旧)センター装置103aの送信部353が送信する一括データを(新)センター装置103bの受信部354bで受信し、(新)センター装置103bの送信部353bが送信する一括要求を(旧)センター装置103aの受信部354bで受信する。また、全く異なる符合のブロックは、(旧)センター装置103aにはないブロックである。例えば、データコピー管理DB367、データ管理制御部303bの中のデータ一括更新部368である。
ここでは、(旧)センター装置103aと異なる部分についてのみ説明し、同じ機能については説明を省略する。
(新)センター装置103bにおいて、データコピー管理DB367は、(旧)センター装置103aから蓄積された測定情報をコピー済か否かを示すフラグを端末毎に記憶するDBである。例えば端末装置101Aの測定情報を(旧)センター装置103aから(新)センター装置103bにコピーする前は、データコピー管理DB367の端末装置Aのコピー済フラグは未コピーを示し(例えば数字の”0”など)、(旧)センター装置103aから(新)センター装置103bにコピー後は、データコピー管理DB367の端末装置Aのコピー済フラグはコピー済を示す(例えば数字の”1”など)。
センター通信部302bは、移行元のセンター装置103(ここでは(旧)センター装置103a)から一括データのパケット263を受信するための受信部354bと、一括データの要求コマンドのパケット264を移行元のセンター装置103aに送信するための送信部353bとを有する。ここで、パケット263およびパケット264は図20と同じものである。
また、データ管理制御部303bの中のデータ一括更新部368は、(旧)センター装置103aから一括して端末毎に蓄積された測定情報をコピーする処理を実行する。そして、初期動作時は、先のデータコピー管理DB367のコピー済フラグを未コピー”0”に初期化し、コピーが実行される毎に当該端末装置101のコピー済フラグをコピー済”1”に設定する。特に、データ一括更新部368は、動作後に初めて測定情報を受信したタイミングで一括コピーを実行する。
このようにして、(旧)センター装置103aから(新)センター装置103bへ各端末装置101の計測情報のデータ管理を移行する際に必要最小限のコピー処理で済ますことができ、新センター装置の処理量の増加と不要なDBアクセスによる定常負荷の増大を解消することができる。
[センター装置103の構成例]
先の例では、例えば図20で説明した(旧)センター装置103aから図21で説明した(新)センター装置103bに端末装置101のデータ管理を移行するようにした。これは、本発明に係る(新)センター装置103bの機能を持たない(旧)センター装置103aで運用されている現状の健康管理システム100を何ら変更することなく(新)センター装置103bを追加するだけで、本発明の効果が得られることを示すためである。
先の例では、動作が理解し易いように、移行元の(旧)センター装置103aと、移行先の(新)センター装置103bとに役割を分けて説明したが、実際には次の移行作業の際に(新)センター装置103bは(旧)センター装置103a側の役割も担うため、(旧)センター装置103aと同様の機能も有する必要がある。
図22は、(旧)センター装置103aと(新)センター装置103bの両方の機能を有するセンター装置103cの構成を示すブロック図である。尚、図22において、図20および図21と同符号のブロックは同じブロックを示す。例えば、端末通信部301、NWアクセス部304、端末番号DB359、センターアドレスDB360、測定情報DB361および利用者DB366は、(旧)センター装置103aおよび(新)センター装置103bと同じブロックである。同様に、データコピー管理DB367とデータ管理制御部303cのデータ一括更新部368は(新)センター装置103bと同じブロックであり、データ管理制御部303cの一括データ生成部358は(旧)センター装置103aと同じブロックである。また、同符号であってもアルファベットのcが付加されているものは、同様の機能のブロックであるが動作や処理内容が少し異なるブロックである。例えば、データ管理制御部303c、センター通信部302cおよびその中の送信部353cと受信部354cである。尚、送信部353cと受信部354cは送受信する内容が(旧)センター装置103aおよび(新)センター装置103bが扱うデータ(一括データの送受信、一括要求の送受信)の両方で、図20で説明したパケット263またはパケット264が送信または受信される。例えば、センター装置103cが移行元((旧)センター装置103aに相当)である場合は移行先((新)センター装置103bに相当)から一括要求のパケット264を受信部354cで受信し、一括データのパケット263を送信部353cから移行先の送信する。逆に、センター装置103cが移行先((新)センター装置103bに相当)である場合は移行元((旧)センター装置103aに相当)に一括要求のパケット264を送信部353cから送信し、移行元から一括データのパケット263を受信部354cで受信する。
ここで、センター通信部302cの送信部353cおよび受信部354cで送受信する一括要求および一括データについて説明する。移行先のセンター装置103cが端末装置101から初めて計測情報を受信した場合に当該端末装置101に対応する計測情報を移行元のセンター装置103cに要求する一括要求を送信する。そして、移行先のセンター装置103cから一括要求を受信した移行元のセンター装置103cの一括データ生成部358は、一括要求に含まれる当該端末装置101の過去の測定情報を測定情報DB361から読み出して一括データを生成し、送信部353cから移行先のセンター装置103cに送信する。そして、移行先のセンター装置103cのデータ一括更新部368は、移行元のセンター装置103cから送信された一括データをセンター通信部302cの受信部354cで受信すると、一括データに含まれる端末装置101に対応する測定情報DB361の格納領域に一括データを記憶すると共に、当該端末装置101に対応するデータコピー管理DBのコピー済フラグをコピー済(例えば”1”)に設定する。同様の動作を各端末装置101について実行する。
このようにして、移行元のセンター装置103cから移行先のセンター装置103cへ各端末装置101の計測情報のデータ管理を移行する際に必要最小限のコピー処理で済ますことができ、移行先のセンター装置103cの処理量の増加と不要なDBアクセスによる定常負荷の増大を解消することができる。
尚、本発明に係るデータ管理システム、センター装置およびデータ管理方法について、各実施例を挙げて説明してきたが、その精神またはその主要な特徴から逸脱することなく他の多様な形で実施することができる。そのため、上述した実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明は、特許請求の範囲によって示されるものであって、本発明は明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内である。
100・・・健康管理システム
101・・・端末装置
102・・・ネットワーク(NW)
103,103a,103b,103c・・・センター装置
104・・・ネットワーク(NW)
105・・・パソコン
151・・・体組成計
152・・・血圧計
153・・・歩数計
154・・・測定情報データベース(DB)
155・・・データコピー管理テーブル
201・・・計測器通信部
202・・・制御部
203・・・センター通信部
251・・・受信部
252・・・パケット生成部
253・・・アドレス更新部
254・・・センターアドレス情報部
301・・・端末通信部
302,302b,302c・・・センター通信部
303,303b,303c・・・データ管理制御部
304・・・ネットワーク(NW)アクセス部
351・・・送信部
352・・・受信部
353,353b,353c・・・送信部
354,354b,354c・・・受信部
355・・・センターアドレス通知部
356・・・端末番号判定部
357・・・測定データ更新部
358・・・一括データ生成部
359・・・端末番号DB
360・・・センターアドレス部
361・・・測定情報DB
362・・・受信部
363・・・送信部
364・・・表示情報生成部
365・・・アクセス制御部
366・・・利用者DB(データベース)
367・・・データコピー管理DB
368・・・データ一括更新部

Claims (6)

  1. 複数の端末装置と、
    ネットワークを介して接続される前記複数の端末装置から送信されるデータを前記端末装置毎にデータベースに蓄積して管理するセンター装置と
    で構成され、
    前記センター装置を移行元のセンター装置として、前記移行元のセンター装置と同じ機能を有する移行先のセンター装置を配置して、前記データベースの管理を移行する場合、
    前記移行先のセンター装置は、前記端末装置毎に前記移行元のセンター装置のデータベースに蓄積された当該端末装置のデータを前記移行先のセンター装置のデータベースにコピー済であるか否かを示すフラグ情報を管理し、前記移行先のセンター装置は、起動時に全ての前記端末装置の前記フラグ情報をクリアしておき、前記端末装置からデータを受信した時に当該端末装置に対応する前記フラグ情報がクリアされている場合に、当該端末装置から受信した最初のデータであると判断して、当該端末装置の過去のデータを前記移行元のセンター装置のデータベースから前記移行先のセンター装置のデータベースに一括コピーする
    ことを特徴とするデータ管理システム。
  2. 請求項1に記載のデータ管理システムにおいて、
    前記移行元のセンター装置は、移行時に前記移行先のセンター装置のアドレスを前記端末装置に通知する
    ことを特徴とするデータ管理システム。
  3. ネットワークを介して接続された複数の端末装置から受信したデータをデーターベースに蓄積して管理する移行元のセンター装置から前記データベースを移行する前記移行元のセンター装置と同じ機能を有する移行先のセンター装置において、
    前記端末装置毎に前記移行元のセンター装置のデータベースに蓄積された当該端末装置のデータを自装置のデータベースにコピー済であるか否かを示すフラグ情報を管理し、起動時に全ての前記端末装置の前記フラグ情報をクリアしておき、前記端末装置からデータを受信した時に当該端末装置に対応する前記フラグ情報がクリアされている場合に、当該端末装置から受信した最初のデータであると判断して、当該端末装置の過去のデータを前記移行元のセンター装置のデータベースから自装置の前記データベースに一括コピーする制御部と
    を有することを特徴とするセンター装置。
  4. 請求項に記載のセンター装置において、
    前記制御部は、外部から指定された移行先のセンター装置のアドレスを前記端末装置に通知する
    ことを特徴とするセンター装置。
  5. ネットワークを介して接続される複数の端末装置から送信されるデータをセンター装置で受信して前記端末装置毎にデータベースに蓄積して管理するデータ管理方法において、
    前記センター装置を移行元のセンター装置として、前記移行元のセンター装置と同じ機能を有する移行先のセンター装置を配置して、前記データベースの管理を移行する場合、
    前記移行先のセンター装置は、前記端末装置毎に前記移行元のセンター装置のデータベースに蓄積された当該端末装置のデータを前記移行先のセンター装置のデータベースにコピー済であるか否かを示すフラグ情報を管理し、前記移行先のセンター装置は、起動時に全ての前記端末装置の前記フラグ情報をクリアしておき、前記端末装置からデータを受信した時に当該端末装置に対応する前記フラグ情報がクリアされている場合に、当該端末装置から受信した最初のデータであると判断して、当該端末装置の過去のデータを前記移行のセンター装置のデータベースから前記移行先のセンター装置のデータベースに一括コピーする
    ことを特徴とするデータ管理方法。
  6. 請求項に記載のデータ管理方法において、
    前記移行元のセンター装置は、移行時に前記移行先のセンター装置のアドレスを前記端末装置に通知する
    ことを特徴とするデータ管理方法。
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