JP5631319B2 - 単3形リチウム一次電池及び単4形リチウム一次電池 - Google Patents
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Description
本発明は、二硫化鉄を正極活物質に用いたリチウム一次電池に関する。
二硫化鉄を正極活物質に用いたリチウム一次電池(以下、単に「リチウム一次電池」という)は、平均放電電圧が1.5V付近であるため、他の1.5V級の一次電池、例えばマンガン電池、アルカリマンガン電池等と互換性を有し、その実用価値は高い。また、正極活物質である二硫化鉄の理論容量が約894mAh/g、負極活物質であるリチウムの理論容量が約3863mAh/gと共に高いため、高容量かつ軽量の一次電池としてもその実用価値は高い。
実用化されている円筒形のリチウム一次電池は、正極と負極とがセパレータを介して捲回された電極群が、中空円柱状の電池ケースに収納された構成をなしている。そのため、他の1.5V級の一次電池よりも、正・負極の電極対向面積が大きいため、強負荷での放電特性に優れている。
ところで、正極と負極とがセパレータを介して捲回された電極群において、最外周に正極を配置すると、正極活物質である二硫化鉄から溶出した不純物が原因で、最外周の正極と負極端子を兼ねる電池ケースとが短絡するおそれがある。そのため、通常は、電極群の最外周には負極が配置される。
しかしながら、リチウム箔からなる負極を最外周に配置した場合、最外周に露出した部分の負極に対向する正極は、内側に配置された正極だけであり、外側には負極が対向していないため、負極活物質としてリチウムを十分に反応させきることができない。そのため、リチウム一次電池の高容量化を阻害する要因要の一つとなっていた。
そこで、電極群の最外周に正極を配置し、リチウム箔からなる負極のほとんど全てを電極群の内側に配置した電極群をすることによって、リチウム一次電池の高容量化を図ることが考えられる。
しかしながら、リチウム一次電池では、放電時に正極活物質である二硫化鉄が膨張するという性質がある。そのため、放電時に、膨張した正極がセパレータを圧迫して、セパレータの機械的な遮蔽性を破り、正極と負極とが内部短絡を起こすおそれがある。また、二硫化鉄を正極活物質とする正極は、二硫化鉄中の鉄イオンが電解液中に溶出し負極に移動し、負極上に析出しやすいという性質がある。そのため、負極表面からデンドライト状に析出した鉄がセパレータを貫通すると、正極と負極とが内部短絡を起こすおそれがある。高容量化されたリチウム一次電池において、このような内部短絡が発生すると、短絡電流が大きくなるため、発熱量が増加し、その結果、リチウム一次電池の安全性を損なうおそれがある。
特許文献1には、セパレータの最大有効孔径を0.08〜0.40μmの範囲にすることによって、機械強度を保ちながら、高い出力特性を得ようとする技術が記載されている。
また、特許文献2には、セパレータの平均孔径を0.01〜1μmの範囲にして、内部抵抗の増加を抑制しつつ、このようなセパレータを2枚以上積層することによって、セパレータの強度を向上させて内部短絡の発生を抑制する技術が記載されている。
また、孔径が0.005〜5μm、多孔度が30〜70%、抵抗が2〜15Ωcm2、迷路度が2.5以下のセパレータを用いることによって、リチウム一次電池のハイレート特性を向上させる技術が特許文献3に記載されている。
上記特許文献1〜3に記載されたセパレータは、専ら、セパレータのイオン透過性を維持しつつ、セパレータの強度を向上させる観点から、セパレータの孔径を好適な範囲に定めたもので、二硫化鉄から溶出した鉄イオン等の不純物のデンドライト状析出に起因した内部短絡の発生については、何ら考慮されていない。
本発明は、高容量化されたリチウム一次電池において、放電性能を維持しつつ、内部短絡の発生が抑制された安全性の高いリチウム一次電池を提供することを目的とする。
本発明は、高容量化されたリチウム一次電池において、孔径が0.1μm以上の細孔を優先的に減少させた孔径分布を有するセパレータを採用することによって、放電性能を維持しつつ、二硫化鉄から溶出した鉄等のデンドライト状析出に起因する内部短絡の発生を抑制するものである。
すなわち、本発明に係る単3形リチウム一次電池は、リチウムを負極活物質とする負極と、二硫化鉄を正極活物質とする正極とが、セパレータを介して捲回された電極群を備え、負極のうち正極と対向する部分の質量は、0.86〜1.1gの範囲にあり、セパレータのガーレ数は、100〜1000sec/100mlの範囲にあり、かつ、セパレータの孔径が0.1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積は、0.25ml/g以下であることを特徴とする。
本発明によれば、高容量化されたリチウム一次電池において、放電性能を維持しつつ、内部短絡の発生が抑制された安全性の高いリチウム一次電池を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。また、本発明の効果を奏する範囲を逸脱しない範囲で、適宜変更は可能である。さらに、他の実施形態との組み合わせも可能である。
図1は、本発明の一実施形態におけるリチウム一次電池の構成を示した半断面図である
図1に示すように、本実施形態におけるリチウム一次電池は、二硫化鉄を正極活物質とする正極1と、リチウムを負極活物質とする負極2とが、セパレータ3を介して捲回された電極群4が、非水電解液(不図示)とともに電池ケース9に収容されている。そして、電池ケース9の開口部は、正極端子を兼ねる封口板10で封口されている。正極1は、正極リード5を介して封口板10に接続され、負極2は負極リード6を介して電池ケース9の底面に接続されている。また、電極群4の上下には絶縁板7、8が配されている。
図1に示すように、本実施形態におけるリチウム一次電池は、二硫化鉄を正極活物質とする正極1と、リチウムを負極活物質とする負極2とが、セパレータ3を介して捲回された電極群4が、非水電解液(不図示)とともに電池ケース9に収容されている。そして、電池ケース9の開口部は、正極端子を兼ねる封口板10で封口されている。正極1は、正極リード5を介して封口板10に接続され、負極2は負極リード6を介して電池ケース9の底面に接続されている。また、電極群4の上下には絶縁板7、8が配されている。
正極1は、正極集電体(例えば、アルミニウム等)とそれに担持された正極合剤からなる。正極合剤は、二硫化鉄を主成分とする正極活物質に結着剤や導電剤等を含む。また、負極2は、リチウム(リチウム合金も含む)箔からなる。
上述したように、二硫化鉄を正極活物質とする正極は、二硫化鉄から鉄イオンが電解液中に溶出し、負極上から正極に向かってデンドライト状に析出しやすいという性質がある。そのため、成長したデンドライトがセパレータを貫通すると、正極と負極とが内部短絡を起こすおそれがある。特に、高容量化されたリチウム一次電池において、このような内部短絡が発生すると、短絡電流が大きくなるため、発熱量が増加し、その結果、リチウム一次電池の安全性を損なうおそれがある。
ところで、正極1と負極2とを電気的に絶縁するセパレータ3は、多数の細孔を有する微多孔膜からなるが、セパレータ3の空孔率や孔径等は、機械的強度や放電性能に影響を与える重要なパラメータである。特に、ガーレ数(透気度)は、セパレータ3の空孔率や孔径等を総合的に表すパラメータとしてよく用いられている。
本発明者等は、内部短絡の発生要因のうち、正極の二硫化鉄から溶出した鉄イオンがデンドライト状に負極上に析出し、成長したデンドライト状析出物がセパレータを貫通することによる内部短絡の発生要因に着目した。
セパレータ3の細孔は一定の孔径分布を有しているが、正極から溶出した鉄イオンは、孔径の小さな細孔よりも、孔径の大きな細孔に優先的に移動すると考えられる。そこで、ガーレ数を維持しつつ、孔径の大きな細孔を優先的に減少させるように、細孔の孔径分布を制御することによって、放電性能を維持しつつ、デンドライト状析出物の成長に起因した内部短絡の発生を抑制できると考えた。
本発明者等は、これを検証するために、ガーレ数を一定にして、細孔の孔径分布のうち、孔径の大きな細孔の比率を変えたセパレータ3を用いてリチウム一次電池を作製して、内部短絡発生との関係を調べた。
具体的には、孔径の大きな細孔の比率として、0.1〜10μmの積算細孔容積を求め、これを0.35〜0.10ml/gの範囲に変えたセパレータ3を用いて、図1に示した構成の単3形リチウム一次電池を作製し、各電池の内部短絡の発生確率及び放電容量を測定した。なお、リチウム一次電池は以下の手順で作製した。
正極1は、二硫化鉄と導電剤(ケッチェンブラック)と結着剤(PTFE:ポリテトラフルオロエチレン)とを、94.0:3.5:2.5[質量%]の割合で混合した正極合剤を、正極集電体(ステンレス製エキスパンドメタル)に充填・乾燥した後、圧延して、幅44mm、極板長さ165mm、厚さ0.281mmの大きさに作製した。
作製した正極1と、金属リチウムを主成分とし、スズを500ppm含むリチウム合金負極2とを、厚み25μmのポリエチレン微多孔膜からなるセパレータ3を介して捲回して、外径13.1mmの電極群を作製し、これを、ヨウ化リチウムを電解質とし、プロピレンカーボネート、ジオキソラン、ジメトキシエタン(体積比1:60:39)からなる混合溶媒とする非水電解液とともに電池ケース9に収納して、単3サイズのリチウム一次電池を作製した。
金属リチウム箔の厚さは、対向する正極との極板間の単位面積当たりの理論容量比(負極理論容量/正極理論容量)が0.80となる厚さのものを使用した。なお、正極活物質である二硫化鉄の理論容量は894mAh/gとした。
また、セパレータ3のガーレ数は、500sec/100mlと固定し、セパレータ3の孔径が0.1〜10μmの積算細孔容積は、水銀圧入法による細孔分布測定装置(島津製作所製 AUTOPORE III9410)を用いて測定した。具体的には、セパレータ3を3cm×2cmに切断した小片を10枚測定セルに入れて測定した。また、ガーレ数は、旭精工製、デジタル型王研式透気度試験機EG01-6Sを使用して測定した。
また、内部短絡の発生確率は、次のように求めた。まず、電池の組み立て途中で、電極群4が収容された電池ケース9内に電解液を注入してから10分後に、正極リード5と、負極2に接続された電池ケース9との間の電気抵抗を測定した。そして、電気抵抗が10mΩ以下であれば、その原因は、正極集電体のバリによる内部短絡と判断し、測定対象から除外した。これは、正極から溶解した鉄イオンのデンドライト成長による内部短絡は微小短絡と考えられ、微小短絡による電気抵抗の低下は、10mΩ以下にならないと考えられるからである。
次に、完成した各電池20個を理論放電容量の3%分だけ予備放電を行った後に、40℃で2日間放置し、その後、20℃に戻して電池の内部抵抗と開回路電圧とを測定した。そして、内部抵抗が100mΩ以下、あるいは開回路電圧が1.65V以下であれば、正極から溶解した鉄イオンのデンドライト状析出による微小短絡が発生したものと判断し、その発生確率(短絡確率)を求めた。なお、内部抵抗は、低抵抗計(敦賀電機製MODEL 3566)を使用し、交流4端子法で測定した。さらに、正極から溶出した鉄イオンのデンドライト状析出を加速する試験として、二硫化鉄粉末に7質量%の水を含ませ、60℃、24時間保存して、水と反応して生成された硫酸鉄の量を意図的に増加させた二硫化鉄を用いて、上記と同じ手順でリチウム一次電池を作製した。そして、このように作製した各電池の内部短絡の発生確率(不純物増加時の短絡確率)を、上記と同様の方法で測定した。
また、各電池の放電容量は、20℃の雰囲気下で、100mAの定電流で放電させて、閉路電圧が0.9Vに至るまでの放電容量(mAh)を測定した。
図2は、セパレータ3の孔径の0.1〜10μmの積算細孔容積を0.35〜0.10ml/gの範囲で変えて作製したリチウム一次電池A1〜A6について、短絡発生、不純物増加時の短絡確率、及び放電容量をそれぞれ測定した結果を示した表である。ここで、電池A2〜A6は、負極2のうち正極1と対向する部分のリチウムの質量(リチウム量)を0.99gとして、リチウム量が0.83gである電池A1に対して高容量化を図った電池とした。
図2に示すように、0.1〜10μmの積算細孔容積が0.35ml/gの電池A1、A2では、内部短絡が発生していたのに対し、0.1〜10μmの積算細孔容積が0.25ml/g以下の電池A3〜A6では、内部短絡は発生していなかった。さらに、0.1〜10μmの積算細孔容積が0.15ml/g以下の電池A3〜A6では、不純物増加時の内部短絡も発生していなかった。これは、セパレータ3の孔径の大きな細孔を優先的に減少させることによって、鉄のデンドライト状析出に起因した内部短絡の発生が抑制できたものと考えられる。
また、セパレータ3の孔径の大きな細孔を減少させても、ガーレ数を一定(500sec/100ml)にすることによって、電池A2〜A5では、電池A1に比べて、高容量化された放電容量が維持されていた。なお、0.1〜10μmの積算細孔容積が0.10ml/gの電池A6では、放電容量が電池A2〜A5に比べて若干低下していたが、これは、0.1〜10μmの積算細孔容積を低下させながらもガーレ数を500sec/100mlになるようにセパレータを作製したため、孔径が小さい細孔の多い細孔分布になり、電解液中のイオンの移動が阻害されたためと考えられる。
以上の結果から、セパレータ3の孔径が0.1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積を0.25ml/g以下、より好適には0.15ml/g以下にすることによって、鉄のデンドライト状析出に起因した内部短絡の発生を効果的に抑制することができる。さらに、セパレータ3の孔径の0.1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積を0.10ml/gよりも大きくすることによって、電解液中のイオンの移動が阻害されることなく放電性能が低下することがない。
次に、孔径の大きな細孔を優先的に減少させることによって、鉄のデンドライト状析出に起因する内部短絡の発生を抑制する効果をさらに確認するために、0.1〜10μmの積算細孔容積は一定(0.20ml/g)にして、1〜10μmの積算細孔容積を、0.10〜0.05ml/gの範囲で変化させた電池B1〜B4を作製して、内部短絡の発生確率を測定した。
図3は、その結果を示した表で、1〜10μmの積算細孔容積が0.07ml/g以下の電池B3〜B4では、不純物増加時の内部短絡も発生していなかった。このことから、セパレータの孔径が1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積を0.07ml/g以下にすることによって、鉄のデンドライト状析出に起因した内部短絡の発生をより効果的に抑制することができる。
このように、セパレータ3の孔径の大きな細孔を優先的に減少させても、ガーレ数を一定に保つことによって、放電性能を維持しつつ、鉄のデンドライト状析出に起因した内部短絡の発生を効果的に抑制することができる。しかしながら、ガーレ数が小さすぎると、孔径の大きな細孔を実質的に減少させることが難しくなり、本発明の効果が十分に発揮されないことも想定される。一方、ガーレ数が大きすぎると、セパレータ3のイオン透過性が不十分になり、放電性能が十分に維持できないことも想定される。
そこで、本発明の効果を発揮し得るガーレ数の好適な範囲を検証するために、0.1〜10μmの積算細孔容積を一定(0.20ml/g)にして、ガーレ数を60〜2000sec/100mlの範囲に変えた電池C1〜C5を作製して、各電池の短絡確率と放電容量とを測定した。
図4は、その結果を示した表で、ガーレ数が100〜1000sec/100mlの電池C2〜C4では、内部短絡の発生も、放電容量の低下も見られなかったが、ガーレ数が60sec/100mlの電池C1では、内部短絡の発生が見られた。これは、ガーレ数小さすぎると、0.1〜10μmの積算細孔容積を0.30ml/g以下にすることができず、結果的に、孔径の大きな細孔が存在したことにより、鉄のデンドライト状析出に起因した内部短絡の発生を十分に抑制できなかったためと考えられる。一方、ガーレ数が2000sec/100mlの電池C5では、放電容量の低下が見られた。これは、ガーレ数が大きすぎると、セパレータ3のイオン透過性が不十分になり、その結果、放電容量が十分に維持できなかったためと考えられる。このことから、セパレータ3のガーレ数は、100〜1000sec/100mlの範囲にあることが好ましい。
以上のことから、セパレータ3の孔径が0.1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積を、0.25ml/g以下とし、セパレータ3のガーレ数を、100〜1000sec/100mlの範囲にすることによって、放電性能を維持しつつ、鉄のデンドライト状析出に起因する内部短絡の発生を抑制することができる。これにより、リチウム一次電池が高容量化された場合でも、内部短絡の発生が抑制された安全性の高いリチウム一次電池が実現できる。
図5は、ガーレ数と0.1〜10μmの積算細孔容積を一定にして、正極と対向する部分のリチウム量を、0.83〜1.14gの範囲に変えた電池D1〜D6を作製して、各電池について短絡確率と放電容量とを測定した結果を示した表である。
図5に示すように、正極と対向する部分のリチウム量が0.86〜1.10gの範囲にある高容量化された電池D2〜D5では、内部短絡の発生も、放電容量の低下も見られなかった。しかし、正極と対向する部分のリチウム量が1.14gの電池D6では、内部短絡の発生はなかったものの、放電容量の低下が見られた。これは、電池ケース9の大きさの制約から、リチウム量を過剰に増加した結果、正極の量が相対的に減少したためと考えられる。
以上説明したように、本発明における単3形リチウム一次電池は、負極2のうち正極1と対向する部分の質量は、0.86〜1.1gの範囲にあり、セパレータ3の孔径が0.1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積は、0.25ml/g以下であり、かつ、セパレータ3のガーレ数は、100〜1000sec/100mlの範囲にあることが好ましい。これにより、高容量化されたリチウム一次電池において、放電性能を維持しつつ、成長デンドライトに起因する内部短絡の発生が抑制された安全性の高いリチウム一次電池を実現することができる。
さらに、セパレータ3の孔径が0.1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積は、0.15ml/g以下であることが好ましい。これにより、二硫化鉄の材料に、想定される量を超えた不純物が含まれていた場合でも、鉄のデンドライト状析出に起因する内部短絡の発生をより効果的に抑制することができる。
さらに、セパレータ3の孔径が0.1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積は、0.10ml/gより大きいことが好ましい。これにより、電解液中のイオンの移動が阻害されることなく、放電性能が低下することがない。
さらに、セパレータ3の孔径が1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積は、0.07ml/g以下であることが好ましい。これにより、鉄のデンドライト状析出に起因した内部短絡の発生をより効果的に抑制することができる。
また、本発明における電極群の構成は特に制限されないが、負極2のうち正極1と対向する部分の質量が0.86〜1.1gの範囲にある高容量のリチウム一次電池を作製するには、図1に示したように、最外周が正極になるように捲回した電極群4を採用することが好ましい。
また、本発明におけるセパレータの材料は特に制限されないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンからなる多孔膜を用いることができる。また、本発明における所定の粒径分布を有するセパレータは、例えば、以下の方法に準じて製造することができるが、勿論、これに限られることはない。
原料樹脂に高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンを用い、これらと造孔材であるジオクチルフタレートを混合し、造粒された樹脂組成物を得る。得られた樹脂組成物を、先端にTダイを装着した押出機中で、220℃で溶融混練して、その後押し出す。押し出されたシートを、約120℃に加熱されたロールを通し圧延し、厚さ100μmのシートを形成する。このシートをメチルエチルケトンに浸漬させ、ジオクチルフタレートを抽出し除去する。これにより得られたシートに対し、124℃環境下において一軸延伸を施し、幅が約3.5倍になるまで延伸を行い、最終厚みのセパレータとする。
以上、本発明に係る高容量化されたリチウム一次電池として、単3形リチウム一次電池を例に説明したが、単4形リチウム一次電池についても、セパレータ3の孔径の大きな細孔を優先的に減少させることによって、放電性能を維持しつつ、鉄のデンドライト状析出に起因した内部短絡の発生を抑制できるという本発明の効果を奏することができる。
図6は、セパレータ3の孔径の0.1〜10μmの積算細孔容積を0.35〜0.10ml/gの範囲で変えて作製した単4形リチウム一次電池E1〜E6について、図2に示したのと同様に、短絡発生、不純物増加時の短絡確率、及び放電容量をそれぞれ測定した結果を示した表である。ここで、電池E2〜E6は、正極と対向する部分のリチウム量を0.39gとして、リチウム量が0.33gである電池E1に対して高容量化を図った電池とした。
図6に示すように、0.1〜10μmの積算細孔容積が0.35ml/gの電池E1、E2では、内部短絡が発生していたのに対し、0.1〜10μmの積算細孔容積が0.25ml/g以下の電池E3〜E6では、内部短絡は発生していなかった。さらに、0.1〜10μmの積算細孔容積が0.15ml/g以下の電池E3〜E6では、不純物増加時の内部短絡も発生していなかった。また、セパレータ3の孔径の大きな細孔を減少させても、ガーレ数を一定(500sec/100ml)にすることによって、電池E2〜E5では、電池E1に比べて、高容量化された放電容量が維持されていた。なお、0.1〜10μmの積算細孔容積が0.10ml/gの電池E6では、放電容量が電池E2〜AEに比べて若干低下していた。これらの結果は、図2に示した単3形リチウム一次電池の結果と同様であった。
図7は、0.1〜10μmの積算細孔容積は一定(0.20ml/g)にして、1〜10μmの積算細孔容積を、0.10〜0.05ml/gの範囲で変化させて作製した単4形リチウム一次電池F1〜F4について、図3に示したのと同様に、短絡発生、不純物増加時の短絡確率、及び放電容量をそれぞれ測定した結果を示した表である。
図7に示すように、1〜10μmの積算細孔容積が0.07ml/g以下の電池F3〜F4では、不純物増加時の内部短絡も発生していなかった。これらの結果は、図3に示した単3形リチウム一次電池の結果と同様であった。
図8は、0.10〜0.05ml/gの積算細孔容積を一定(0.20ml/g)にして、ガーレ数を60〜2000sec/100mlの範囲に変えた作製した単4形リチウム一次電池G1〜G5について、図4に示したのと同様に、短絡発生と放電容量をそれぞれ測定した結果を示した表である。
図8に示すように、ガーレ数が100〜1000sec/100mlの電池G2〜G4では、内部短絡の発生も、放電容量の低下も見られなかったが、ガーレ数が60sec/100mlの電池G1では、内部短絡の発生が見られた。また、ガーレ数が2000sec/100mlの電池G5では、放電容量の低下が見られた。これらの結果は、図4に示した単3形リチウム一次電池の結果と同様であった。
図9は、ガーレ数と0.1〜10μmの積算細孔容積を一定にして、正極と対向する部分のリチウム量を、0.33〜0.47gの範囲に変えて作製した単4形リチウム一次電池H1〜H6について、図5と同様に、短絡確率と放電容量とを測定した結果を示した表である。
図9に示すように、正極と対向する部分のリチウム量が0.34〜0.47gの範囲にある高容量化された電池H2〜H5では、内部短絡の発生も、放電容量の低下も見られなかった。しかし、正極と対向する部分のリチウム量が0.47gの電池H6では、内部短絡の発生はなかったものの、放電容量の低下が見られた。これらの結果は、図5に示した単3形リチウム一次電池の結果と同様であった。
以上のことから、高容量化した(負極2のうち正極1と対向する部分の質量が0.34〜0.45gの範囲にある)単4形リチウム一次電池においても、セパレータ3の孔径が0.1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積を、0.25ml/g以下とし、セパレータ3のガーレ数を、100〜1000sec/100mlの範囲にすることによって、放電性能を維持しつつ、鉄のデンドライト状析出に起因する内部短絡の発生が抑制された安全性の高いリチウム一次電池を実現することができる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、もちろん、種々の改変が可能である。例えば、上記実施形態においては、負極にスズを500ppm含むリチウム合金を用いたが、リチウムを主成分とする他の金属を含む合金であってもよい。スズを微量に含むことによって、放電性能の向上が見られ、正極から溶出した不純物が負極上に析出し悪影響を及ぼすことに対して、抑制効果があるものと考えられる。
本発明は、アルカリ乾電池などと互換性がある1.5V級の一次電池に有用である。
1 正極
2 負極
3 セパレータ
4 電極群
5 正極リード
6 負極リード
7、8 絶縁板
9 電池ケース
10 封口板
2 負極
3 セパレータ
4 電極群
5 正極リード
6 負極リード
7、8 絶縁板
9 電池ケース
10 封口板
Claims (10)
- 二硫化鉄を正極活物質とする正極と、リチウムを負極活物質とする負極とが、セパレータを介して捲回された電極群を備えた単3形リチウム一次電池であって、
前記負極のうち正極と対向する部分の質量は、0.86〜1.1gの範囲にあり、
前記セパレータの孔径が0.1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積は、0.25ml/g以下であり、かつ、前記セパレータのガーレ数は、100〜1000sec/100mlの範囲にある、単3形リチウム一次電池。 - 前記セパレータの孔径が0.1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積は、0.15ml/g以下である、請求項1に記載の単3形リチウム一次電池。
- 前記セパレータの孔径が0.1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積は、0.10ml/gより大きい、請求項1または2に記載の単3形リチウム一次電池。
- 前記セパレータの孔径が1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積は、0.07ml/g以下である、請求項1または2に記載の単3形リチウム一次電池。
- 前記電極群の最外周は、正極である、請求項1に記載の単3形リチウム一次電池。
- リチウムを負極活物質とする負極と、二硫化鉄を正極活物質とする正極とが、セパレータを介して捲回された電極群を備えた単4形リチウム一次電池であって、
前記負極のうち正極と対向する部分の質量は、0.34〜0.45gの範囲にあり、
前記セパレータのガーレ数は、100〜1000sec/100mlの範囲にあり、かつ、前記セパレータの孔径が0.1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積は、0.25ml/g以下である、単4形リチウム一次電池。 - 前記セパレータの孔径が0.1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積は、0.18ml/g以下である、請求項6に記載の単4形リチウム一次電池。
- 前記セパレータの孔径が0.1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積は、0.10ml/gより大きい、請求項6または7に記載の単4形リチウム一次電池。
- 前記セパレータの孔径が1〜10μmの範囲にある細孔の積算容積は、0.07ml/g以下である、請求項6または7に記載の単4形リチウム一次電池。
- 前記電極群の最外周は、正極である、請求項6に記載の単4形リチウム一次電池。
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