JPWO2015141120A1 - リチウム一次電池 - Google Patents

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Abstract

金属リチウムおよび/またはリチウム合金を含む負極と、正極活物質を含む正極と、負極と正極との間に介在するセパレータと、非水電解質と、を備え、正極活物質は、Fe2(SO4)3を含み、負極は、正極と対向する対向面に被覆層を有し、被覆層は、粉末または繊維状の材料を含む、リチウム一次電池である。

Description

本発明は、リチウム一次電池に関し、さらに詳しくは、主として、リチウム一次電池の高温保存特性の向上に関する。
リチウム一次電池は、起電力が高く、エネルギー密度が高いことから、例えば、携帯機器、車載用電子機器などの電子機器の主電源や、メモリーバックアップ用電源として、幅広く用いられている。このリチウム一次電池は、一般に、二酸化マンガン、フッ化炭素などを正極活物質として含む正極と、リチウムおよび/またはリチウム合金からなる負極と、正極および負極の間を隔離するセパレータと、これら正極、負極およびセパレータと接触する非水電解質と、を含んでいる。
リチウム一次電池の保存時には、正極活物質(例えば、MnO2)に含まれる金属イオン(例えば、Mn2+イオン)の溶出が起きていると考えられる。しかし、Mn2+イオンが負極表面に析出して、マンガンの樹枝状結晶(デンドライト)を形成し、短絡が生じることを確認したという報告はない。マンガンの析出は生じているが、セパレータを貫通するような鋭い樹枝状の結晶は、形成されていないものと考えられる。
しかし、負極に金属リチウムおよび/またはリチウム合金を用いたリチウム電池は、放電初期に分極が増大しやすいことが知られている。そこで、特許文献1は、負極の表面に粉末状の炭素材料を付着させることを提案している。
また、特許文献2は、可逆容量の大きなリチウム二次電池を得るために、正極活物質としてFe2(SO43を使用することを提案している。
特開平11−135116号公報 特開平6−119926号公報
リチウム一次電池においても、これを電源とする電子機器の多様化に伴い、さらに高い起電力が求められている。これに関して、例えば、駆動電圧が3V以上の電子機器の電源としてリチウム一次電池を用いる場合、複数のリチウム一次電池を直列に繋げたり、昇圧回路を使用することが、一般的である。しかし、この方法では、コストが高くなるというデメリットがある。
本発明は、金属リチウムおよび/またはリチウム合金を含む負極を備えるリチウム一次電池において、高い起電力および高温保存特性を向上させることを目的とする。
本発明の一側面は、金属リチウムおよび/またはリチウム合金を含む負極と、正極活物質を含む正極と、前記負極と前記正極との間に介在するセパレータと、非水電解質と、を備え、前記正極活物質は、Fe2(SO43を含み、前記負極は、前記正極と対向する対向面に被覆層を有し、前記被覆層は、粉末または繊維状の材料を含む、リチウム一次電池に関する。
被覆層は、導電性材料を含むことが好ましく、炭素材料を含むことがより好ましく、カーボンブラックおよび黒鉛よりなる群から選択される少なくともいずれか1種を含むことが特に好ましい。また、セパレータは、不織布を含むことが好ましい。
本発明によれば、金属リチウムおよび/またはリチウム合金を含む負極を備えるリチウム一次電池において、高い起電力および優れた高温保存特性が得られる。
本発明の一実施形態に係るコイン型リチウム一次電池の概略縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態を示す図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るコイン型リチウム一次電池を概略的に示す縦断面図である。コイン型リチウム一次電池10は、正極11と、負極12と、正極11と負極12との間に配置されたセパレータ13と、を備えている。また、正極11、負極12およびセパレータ13は、図示しない非水電解質と接触している。
(正極)
正極11は、円盤状に形成された正極合剤のペレットであって、一方の表面が正極ケース14と導通している。正極合剤は、正極活物質としてFe2(SO43を含み、さらに必要に応じて、導電剤、結着剤などの添加剤を含む。
本発明者らは、特許文献2で提案されているFe2(SO43を、リチウム一次電池の正極活物質として使用することを試みた。Fe2(SO43は、安全性が高く、高電圧を達成でき、かつ、安価であるためである。しかし、正極活物質としてMnO2などを用いる場合とは異なり、正極から溶出したFeイオンが負極表面で析出し、鋭い樹枝状のデンドライトを形成し、深刻な短絡を引き起こすことがわかった。
検討を重ねた結果、負極の表面に被覆層を設けることにより、理由は定かではないが、負極表面における、Feの樹枝状結晶(デンドライト)の析出が抑制されることがわかった。すなわち、本発明は、正極活物質としてFe2(SO43を含み、かつ、負極の、正極と対向する対向面に粉末または繊維状の材料を含む被覆層を設けることにより、高温保存特性に優れ、かつ、起電力の高いリチウム一次電池を実現するものである。なお、特許文献1のように、リチウム電池の分野において、負極の表面に粉末状の炭素材料を付着させることはすでに提案されている。しかし、この場合、正極活物質は、例えばフッ化黒鉛やMnO2であり、正極活物質に由来するデンドライトによる短絡は生じない。したがって、短絡を抑制するためではなく、負極の活性を高めるために、負極表面に炭素粉末層が設けられている。一方、正極活物質としてFe2(SO43を用いる場合には、被覆層を設けることにより、負極の活性とは無関係に、Feのデンドライトによる短絡が顕著に低減される。
正極活物質としては、Fe2(SO43以外に、リチウム一次電池の分野で公知の各種活物質を含んでいてもよい。具体的には、フッ化炭素や金属化合物を用いることができる。金属化合物としては、MnO2、MoO3、V25、Mn24などの酸化物、TiS2、MoS2などの金属硫化物、などが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。Fe2(SO43は、全正極活物質に対して、70質量%以上含まれていることが、より高い起電力を得やすい点で好ましい。また、Fe2(SO43の平均粒径は、特に限定されない。
正極合剤に含まれる導電剤としては、放電時における正極活物質の電位範囲において化学変化を起こさないものが挙げられる。具体的には、黒鉛、カーボンブラック、炭素繊維、金属繊維、有機導電性材料などが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。正極合剤中での導電剤の含有割合は、特に限定されないが、例えば、正極活物質100質量部に対し、30質量部以下が好ましく、5〜30質量部がさらに好ましい。
正極合剤に含まれる結着剤としては、放電時における正極活物質の電位範囲において化学変化を起こさないものが挙げられる。具体的には、ポリフッ化ビニリデンやポリテトラフルオロエチレンなどのフッ素樹脂、フッ素系ゴム、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ポリアクリル酸などが挙げられる。
ここで、正極合剤を形成する際、正極活物質、結着剤および導電剤などは、通常、有機溶媒または水の存在下で混練される。使用される正極活物質の特性に影響を与えない場合には、取扱い性や環境負荷の点で、水が好ましく用いられる。Fe2(SO43は、水と混練しても特性に変化はないが、吸湿性が高い。そのため、水の存在下で混練した場合、Fe2(SO43が吸湿した水分を除去するために、Fe2(SO43を含む正極を、電池組立前に高温で乾燥処理する。そのため、正極合剤に含まれる結着剤は、高い耐熱性を有していることが好ましい。結着剤は、200℃以上の温度に対して、耐熱性を有していることが好ましい。この観点から、結着剤としては、フッ素樹脂が好ましく使用される。なお、有機溶媒の存在下で混練する場合には、Fe2(SO43を含む正極活物質の水分を予め除去し、吸湿しない環境で取り扱われる。結着剤は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。正極合剤中での結着剤の含有割合は、特に限定されないが、例えば、正極活物質100質量部に対し、3〜15質量部が好ましい。
正極ケース14は、正極11や、後述するセパレータ13を収容する部材であって、さらに、正極集電体と正極端子とを兼ねている。正極ケース14の形成材料には、リチウム一次電池の分野で公知の各種材料が挙げられる。具体的には、例えば、チタンやステンレス鋼が挙げられる。
以上の説明では、正極11を、円盤状に形成された正極合剤のペレットとして説明したが、リチウム一次電池の正極はこれに限定されない。例えば、正極は、上記正極合剤を水、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)などの適当な液状成分に分散または溶解させた後、得られたスラリーを、Al箔などの集電体(芯材)の表面に塗布し、乾燥させたものであってもよい。また、上記正極合剤に水などの適当な液状成分を加え適当な粘度に調整した後、ステンレス鋼などのラス材やメッシュ材に埋め込み、乾燥させたものであってもよい。
(負極)
負極12は、金属リチウムおよび/またはリチウム合金を円盤状に形成したものであって、一方の表面が負極ケース15と導通している。負極12の負極ケース15側と反対側の表面は、正極11と対向する対向面であって、この対向面には、被覆層17が形成されている。
リチウム合金としては、リチウム一次電池の分野で公知の各種リチウム合金が挙げられる。リチウムと合金を形成する金属としては、例えば、アルミニウム(Al)、スズ(Sn)、マグネシウム(Mg)、インジウム(In)、カルシウム(Ca)、マンガン(Mn)などが挙げられる。これらリチウムと合金を形成する金属は、リチウム合金に単独で含まれていてもよく、2種以上含まれていてもよい。
リチウム合金は、リチウムと合金を形成する金属の含有比率を適宜調整することで、金属リチウムと比べて、物性や表面状態が改良される。リチウムと合金を形成する金属の含有比率は、特に限定されないが、リチウム合金全体に対し、5質量%以下であることが好ましい。この範囲であると、リチウム合金の融点や硬度が適正化され、負極12の加工性がより向上する。
金属リチウムおよび/またはリチウム合金は、従来のリチウム一次電池用の負極と同様に、最終的に得られるリチウム一次電池の形状、寸法、規格性能などに応じて、任意の形状および厚さに成形される。形状は、例えば、シート状や円盤状にすることができる。具体的には、リチウム一次電池がコイン型電池である場合は、金属リチウムおよび/またはリチウム合金を、直径が3mm〜25mm程度、厚さが0.2〜2.0mm程度の円盤状に成形すればよい。
(被覆層)
被覆層17は、負極12の、正極11との対向面に形成されている。この被覆層17は、粉末または繊維状の材料(以下、被覆材料と称す)を含んでいる。被覆材料としては、セラミックや、導電性材料などを含んでいてもよい。なかでも、被覆材料は、導電性材料を含むことが、内部抵抗が低減される点で好ましい。導電性材料としては、カーボンブラックや黒鉛、カーボンナノファイバー、カーボンナノチューブなどの炭素材料、合成繊維の中に黒鉛などを分散させることなどによって得られる導電性繊維などが挙げられる。導電性材料のなかでも、カーボンブラックおよび黒鉛よりなる群から選択される少なくとも1種を用いることが、特に導電性が高い点で好ましい。
カーボンブラックの具体例としては、たとえば、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、コンタクトブラック、ファーネスブラック、ランプブラックなどが挙げられる。カーボンブラックは、1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて使用できる。黒鉛の具体例としては、たとえば、人造黒鉛、天然黒鉛などが挙げられる。人造黒鉛には、高純度黒鉛、高結晶性黒鉛などが含まれる。黒鉛は、1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて使用できる。また、カーボンブラックの1種または2種以上と、黒鉛の1種または2種以上とを組み合わせて使用できる。
被覆層17は、例えば、負極12であるリチウム板またはリチウム合金板の片面(負極12の正極11と対向する面)を被覆材料で覆い、圧着することにより形成することができる。被覆層17は、負極12の正極11との対向面の少なくとも一部に形成されていればよい。例えば、被覆層17は、負極12の正極11との対向面の全体を覆うように形成されていてもよいし、負極12の側面を含む表面全体を覆うように形成されていてもよい。また、負極12の正極11との対向面よりも、被覆層17の面積を大きくしてもよい。負極12の正極11との対向面における、被覆層17による被覆率(面積割合)は、10〜110%が好ましく、10〜100%であることがより好ましい。上記被覆率がこの範囲であると、負極表面でのリチウムの析出や硫酸化合物の堆積といった副反応がより生じ難くなるため、放電特性が維持され易い。また、例えば、正極と負極とが巻回されている巻回式の電池などの場合には、シート状の負極の両面に、被覆層を形成してもよい。
被覆材料が粉末状である場合、その平均粒径(体積基準の粒度分布におけるメディアン径)は、5nm〜100μmであることが好ましく、30nm〜10μmであることがより好ましく、30nm〜1μmであることが特に好ましい。粉末状の被覆材料の平均粒径がこの範囲であると、高温保存特性がより向上しやすくなる。
被覆材料が繊維状である場合、その直径は、10nm〜10μmであることが好ましく、50nm〜1μmであることがより好ましい。また、長さは、0.1μm〜100μmであることが好ましく、1μm〜50μmであることがより好ましい。繊維状の被覆材料の直径および長さがこの範囲であると、高温保存特性がより向上しやすくなる。
被覆層17の形成は、金属リチウムおよび/またはリチウム合金を所定の径に打ち抜き、例えば、円盤状に成形した後であってもよい。また、成形前の金属リチウムおよび/またはリチウム合金の表面に、被覆層17を形成してもよい。この場合、被覆層17が形成された金属リチウムおよび/またはリチウム合金を所定の径に打ち抜いて、円盤状の負極12を成形し、被覆層17が正極11と対向面になるようにして、負極12を負極ケース15内に配置する。またさらに、金属リチウムおよび/またはリチウム合金を円盤状に成形するのと同時に、被覆層17を形成してもよい。この場合、負極ケース15と予め所定の大きさに成形された被覆層17との間に、所定量の塊状(例えば、キューブ状やボール状)の金属リチウムおよび/またはリチウム合金を配置した後、加圧することにより、負極ケース15の内面に金属リチウムおよび/またはリチウム合金を圧着すると同時に、被覆層17が形成される。
被覆層17を金属リチウムおよび/またはリチウム合金の表面に形成する方法としては、例えば、基材表面を粉末で被覆するための公知の各種方法を採用することができる。さらに、加圧圧着や、超音波圧着などにより、粉末状の被覆材料を、金属リチウムおよび/またはリチウム合金の表面に固定してもよい。また、被覆材料をシート状に成形し、金属リチウムおよび/またはリチウム合金の表面に圧着してもよい。さらにまた、被覆材料を適当な基材に塗布し、これを金属リチウムおよび/またはリチウム合金の表面に転写してもよい。
被覆層17の厚みは、特に制限されないが、1μm〜100μmであることが好ましく、10μm〜80μmであることがより好ましい。また、被覆層17は、その厚みではなく、被覆材料の量で限定してもよい。この場合、金属リチウムおよび/またはリチウム合金の表面1cm2あたりの被覆材料の付着量は、特に限定されないが、0.1mg〜10mgであることが好ましく、0.3mg〜2mgであることがより好ましい。
(負極ケース)
負極ケース15は、負極12と接触して、負極集電体や負極端子として作用する部材である。この負極ケース15は、さらに、コイン型電池の封口板を兼ねている。負極ケース15の形成材料には、リチウム一次電池の分野で公知の各種材料が挙げられる。具体的には、例えば、鉄、チタン、ステンレス鋼などが挙げられる。
(セパレータ)
セパレータ13としては、リチウム一次電池の内部環境に対して耐性を有する材料からなる多孔質膜を使用できる。具体的には、例えば、合成樹脂製の不織布や、合成樹脂製の多孔質フィルム(微多孔フィルム)などが挙げられる。不織布に用いられる合成樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリブチレンテレフタレートなどが挙げられる。なかでも、ポリプロピレンが好ましい。多孔質フィルムに用いられる合成樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられる。なかでもポリエチレンが好ましい。
セパレータ13として使用される不織布1枚の厚みは、30μm〜200μmであることが好ましく、60μm〜100μmであることがより好ましい。セパレータ13として使用される多孔質フィルム1枚の厚みは、6μm〜20μmであることが好ましい。不織布または多孔質フィルムの厚みがこの範囲であると、放電特性を維持しやすく、短絡を抑制しやすい。上記不織布および多孔質フィルムは、単独で用いることができる。すなわち、セパレータ13として不織布を単独で用いる場合、セパレータ13の厚みは、30μm〜200μmであればよく、多孔質フィルムを単独で用いる場合、セパレータ13の厚みは、6μm〜20μmであればよい。また、同じ材質の不織布または多孔質フィルムを、複数枚重ねて用いてもよいし、異なる材質の不織布または多孔質フィルムを複数組み合わせてもよい。さらに、不織布と多孔質フィルムとを組み合わせて用いてもよい。なかでも、不織布および/または多孔質フィルムを複数枚重ねて用いることが、ピンホールなどによる短絡を抑制する効果がより向上する点で、好ましい。なお、不織布と、他の不織布および/または多孔質フィルムとを、複数枚重ねる場合、不織布が正極11と接触するように、セパレータ13を配置することが好ましい。複数の不織布および/または多孔質フィルムを組み合わせたセパレータ13の厚みは、50μm〜300μmであることが好ましい。
なかでも、セパレータ13は、放電特性の点で、不織布を含んでいることが好ましい。一般的に、リチウム一次電池やリチウムイオン二次電池のセパレータとして、不織布よりも多孔質フィルムのほうが、短絡を抑制する効果が高いことが知られている。そのため、セパレータには、主に多孔質フィルムが用いられている。一方、本発明においては、被覆層17が、正極活物質であるFe2(SO43に由来するFeのデンドライトの負極表面における形成を抑制するため、セパレータとして不織布を使用することができる。特に、本発明においては、セパレータとして不織布を使用することが好ましい。正極活物質としてFe2(SO43を使用するため、副反応により、負極表面に硫酸化合物が堆積する場合があるからである。この場合であっても、セパレータである不織布の孔は塞がれにくく、放電特性を維持することが容易である。使用される不織布の目付質量は、15〜60g/m2であることが好ましい。
(非水電解質)
非水電解質は、非水溶媒と、非水溶媒中に溶解された溶質と、を含んでいる。
非水溶媒としては、リチウム一次電池の分野で公知の各種溶媒が挙げられる。具体的には、例えば、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ビニレンカーボネート、ビニルエチレンカーボネート、1,2−ジメトキシエタン(DME)、1,2−ジエトキシエタン、1,3−ジオキソラン、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、ホルムアミド、アセトアミド、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、プロピオニトリル、ニトロメタン、エチルモノグライム、トリメトキシメタン、ジオキソラン、ジオキソラン誘導体、スルホラン、メチルスルホラン、プロピレンカーボネート誘導体、テトラヒドロフラン誘導体などが挙げられる。これらは、単独でも用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、非水溶媒が、PCを含むことが好ましい。PCは、幅広い温度範囲で安定であって、溶質を溶解し易いためである。さらに、PCとDMEとを組み合わせて用いることが好ましい。非水電解質の粘度が下がり、正極合剤に含浸され易いためである。
非水電解質に用いられる溶質(支持塩)としては、リチウム一次電池の分野で公知の各種溶質が挙げられる。具体的には、例えば、ヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF6)、過塩素酸リチウム(LiClO4)、テトラフルオロホウ酸リチウム(LiBF4)、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)、リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(LiN(CF3SO22)、リチウムビス(ペンタフルオロエチルスルホニル)イミド(LiN(C25SO22)、リチウム(トリフルオロメチルスルホニル)(ノナフルオロブチルスルホニル)イミド(LiN(CF3SO2)(C49SO2))、リチウムトリス(トリフルオロメチルスルホニル)メチド(LiC(CF3SO23)などが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、LiClO4が、負荷特性に優れる点で好ましい。さらに、LiClO4と少量のLiBF4とを組み合わせると、長期保存特性がさらに向上する点で、より好ましい。LiClO4とLiBF4とを併用する場合、LiBF4の配合量は、特に限定されないが、非水電解質に対して1〜10質量%であることが好ましい。
非水電解質の溶質濃度は、特に制限されないが、0.5〜1.5mol/Lが好ましい。溶質濃度が上記範囲であれば、室温における放電特性や、長期保存特性などがより向上する。また、−40℃程度の低温環境下での非水電解質の粘度上昇や、イオン伝導度の低下などを抑制することができる。
(ガスケット)
ガスケット16は、主として、正極ケース14と負極ケース15との間を絶縁する。ガスケット16の構成材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトンなどの合成樹脂が挙げられる。なかでも、ポリプロピレンが好ましい。
(製造方法)
本発明のリチウム一次電池は、例えば、Fe2(SO43を含む正極活物質を含む正極11を作製する第1工程と、金属リチウムおよび/またはリチウム合金を含む負極12のうち、正極11と対向するように配置される対向面に、被覆層を形成する第2工程と、負極12の対向面が正極11と対向するように、かつ、正極11と負極12との間がセパレータ13で隔離されるように、正極11と、負極12と、セパレータ13とを重ね合わせて電極群を形成する第3工程と、上記負極を非水電解質と接触させる第4工程と、を経ることによって製造される。
上記工程のうち、第1工程と、第4工程とは、リチウム一次電池の分野で公知の各種方法に基づいて行うことができる。第2工程において、被覆層は、金属リチウムおよび/またはリチウム合金を含む負極の表面に、被覆材料を圧着させることにより形成されることが好ましい。
以上の説明は、コイン型のリチウム一次電池への適用例に基づいているが、本発明のリチウム一次電池はこれに限定されない。リチウム一次電池の形状は、その用途などに応じて、コイン型のほかに、例えば、円筒型、角型、シート型、扁平型、積層型などの各種形状から適宜選択することができる。
以下、実施例に基づいて、本発明を具体的に説明する。
<リチウム一次電池の製造>
[実施例1]
以下の手順に従って、図1に示すコイン型のリチウム一次電池10を製造した。
(1)非水電解質の調製
PCとDMEとを、体積比1:1で混合した。得られた混合溶媒(PC−DME溶媒)に、LiClO4を溶解させて、LiClO4の濃度が0.5mol/Lの非水電解質(以下、「LiClO4/PC−DME」と略記する)を得た。
(2)正極11の作製
NH4Fe(SO42・6H2O(試薬)を500℃で27時間熱処理し、Fe2(SO43を得た。得られたFe2(SO43と、アセチレンブラックと、ポリテトラフルオロエチレン(結着剤)とを、85:10:5の質量比で混合した。得られた混合物に、水を加えて十分に混練することにより、正極合剤を得た。次いで、この正極合剤を70℃に加熱して乾燥させ、金型内に充填し、油圧プレス機で加圧成形することにより、直径15mm、厚み0.3mmのペレットを作製した。最後に、このペレットを250℃で12時間乾燥することにより、正極11を得た。
(3)負極12の作製
厚み0.3mmのリチウム金属板を、超音波振動接合装置のアンビル上に設置した。このリチウム金属板の表面に、アセチレンブラック(AB)の粉末(平均粒径35nm)を、リチウム金属板の表面1cm2あたり0.7mgの割合で乗せて、ABの粉末からなる層を形成した。次いで、ABの粉末からなる層に超音波振動接合装置のホーンを接触させて、リチウム金属板とABの粉末からなる層とを加圧しながら、超音波振動を加えた。こうして、リチウム金属板の片面の表面全体に、ABの粉末からなる被覆層17を形成した。負極12の片側表面に対する被覆層17による被覆率は、100%であった。最後に、被覆層17を備えたリチウム金属板を直径16mmの円形に打ち抜いて、これを負極12とした。なお、負極12の作製は、露点が−50℃以下のドライエア中で行った。
(4)リチウム一次電池10の組立て
ステンレス鋼製の正極ケース14の内底面に、正極11を配置し、さらに、この正極11の表面に、セパレータ13を配置した。セパレータ13には、ポリプロピレン製の不織布(厚み80μm、目付22g/m2)を2枚用いた。その後、正極ケース14内の正極11およびセパレータ13に対して、上記非水電解質(LiClO4/PC−DME)を接触させた。
別途、上記負極12の被覆層17とは反対側の表面を、ステンレス鋼製の負極ケース15の内底面に接触させて、両者を圧着した。
負極12が圧着された負極ケース15を、正極11が配置された正極ケース14に装着した。これにより、負極12の被覆層17と、正極11とは、セパレータ13を介して対向するように配置された。そして、負極ケース15の周縁部にガスケット16(ポリプロピレン製)を取り付け、正極ケース14でかしめつけた。こうして、図1に示すコイン型のリチウム一次電池10(外径20mm、厚み1.6mm)を組み立てた。なお、リチウム一次電池10の組立ては、露点−50℃以下のドライエア中で行った。
[実施例2]
セパレータ13として、ポリプロピレン製の不織布(厚み80μm、目付22g/m2)とポリエチレン製の微多孔質フィルム(厚み9μm)との積層体を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、リチウム一次電池を得た。なお、ポリプロピレン製の不織布が正極11に接触するように、セパレータ13を配置した。
[比較例1]
負極として、リチウム金属板を直径16mmの円形に打ち抜いたもの(実施例1の負極12における被覆層を備えていないもの)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、リチウム一次電池を得た。
[比較例2]
負極として、リチウム金属板を直径16mmの円形に打ち抜いたもの(実施例1の負極12における被覆層を備えていないもの)を用いたこと以外は、実施例2と同様にして、リチウム一次電池を得た。
<リチウム一次電池の物性評価>
実施例1〜2および比較例1〜2のリチウム一次電池について、以下のようにして内部抵抗(IR)および閉回路電圧(CCV)を測定した。測定には、実施例および比較例において、それぞれ5個のサンプルを用いた。結果を表1に示す。
1−1.初期特性の評価
組立て直後のリチウム一次電池を、4mAの定電流で30分間予備放電させた。予備放電後、60℃の環境下で1日間エージングすることにより、開回路電圧(OCV)を安定させた。その後、室温下で、1kHzにおける内部抵抗(IR)、および、2mA、1秒間の定電流パルス放電を行った際のCCVを測定した。
1−2.高温保存後の特性の評価
組立て直後のリチウム一次電池を、4mAの定電流で30分間予備放電させた後、60℃の環境下において、100日間保存し、60日(表においてdで示す)間保存後および100日(表においてdと示す)間保存後の1kHzにおける内部抵抗(IR)およびCCVを測定した。
Figure 2015141120
被覆層を備えた実施例1および2では、高温保存におけるIRの上昇が抑制されており、CCVに大きな低下はみられなかった。特に、セパレータとして不織布のみを使用した実施例1では、IRの上昇が、より抑制されていた。被覆層を備えておらず、セパレータとして不織布のみを使用した比較例1では、60日間保存後に明らかな短絡が確認できた。そのため、CCVの測定を行うことができなかった。また、被覆層を備えておらず、セパレータとして不織布と微多孔質フィルムを使用した比較例2では、短絡はみられなかったものの、内部抵抗の上昇が大きく、CCVにも大きな低下がみられた。
また、実施例1および2について、上記と同じようにして、3日間保存後、10日間保存後、60日間保存後および100日間保存後の開回路電圧(OCV)を測定した。その結果を、表2に示す。
Figure 2015141120
実施例1および2では、OCVについても大きな低下はみられなかった。
また、参考として、正極活物質としてMnO2を使用したリチウム一次電池(参考例1〜4)を作製し、上記と同じようにして、開回路電圧(OCV)を測定した。結果を、表3に示す。
[参考例1]
以下のようにして作製した正極を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、リチウム一次電池を得た。
正極の作製 二酸化マンガン(MnO2)と、ケッチェンブラックと、ポリテトラフルオロエチレンとを、85:10:5の質量比で混合した。得られた混合物に、水を加えて十分に混練することにより、正極合剤を得た。こうして得られた正極合剤を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、正極を作製した。
[参考例2]
参考例1で作製した正極を用いたこと以外は、実施例2と同様にしてリチウム一次電池を得た。
[参考例3]
参考例1で作製した正極を用いたこと以外は、比較例1と同様にしてリチウム一次電池を得た。
[参考例4]
参考例1で作製した正極を用いたこと以外は、比較例2と同様にしてリチウム一次電池を得た。
Figure 2015141120
表3から、正極活物質としてMnO2を使用した場合、被覆層の有無およびセパレータの種類にかかわらず、高温保存による電圧の大きな低下は見られず、短絡が生じていないことがわかる。
また、参考例3および4について、上記と同じようにして、閉回路電圧(CCV)を測定した。結果を、表4に示す。
Figure 2015141120
表1および4から、正極活物質としてFe2(SO43を使用した実施例1および2では、初期および高温保存後において、正極活物質としてMnO2を使用した参考例3および4に比べて、内部抵抗の上昇がより抑制され、高いCCV値を示すことがわかる。
また、これらの実験結果から、正極活物質としてFe2(SO43を使用した場合であっても、被覆層を備えることにより、正極活物質としてMnO2を使用した電池と同じように、高温保存後の短絡を抑制することができ、優れた高温保存特性を得られることがわかる。
なお、上記実施例では、負極としてリチウム金属を用いたが、負極がリチウム合金である場合においても、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
本発明のリチウム一次電池は、例えば、携帯機器、情報機器などの電子機器の電源として、とりわけ、高温環境下での使用が想定される車載用電子機器の主電源やメモリーバックアップ用電源として、好適である。
10 電池
11 正極
12 負極
13 セパレータ
14 正極ケース
15 負極ケース
16 ガスケット
17 被覆層

Claims (5)

  1. 金属リチウムおよび/またはリチウム合金を含む負極と、正極活物質を含む正極と、前記負極と前記正極との間に介在するセパレータと、非水電解質と、を備え、
    前記正極活物質は、Fe2(SO43を含み、
    前記負極は、前記正極と対向する対向面に被覆層を有し、
    前記被覆層は、粉末または繊維状の材料を含む、リチウム一次電池。
  2. 前記粉末または繊維状の材料は、導電性材料を含む、請求項1に記載のリチウム一次電池。
  3. 前記導電性材料は、炭素材料を含む、請求項2に記載のリチウム一次電池。
  4. 前記炭素材料は、カーボンブラックおよび黒鉛よりなる群から選択される少なくとも1種である、請求項3に記載のリチウム一次電池。
  5. 前記セパレータは、不織布を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のリチウム一次電池。
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