JP5630290B2 - 低圧放電灯点灯装置及びその保護制御方法並びに表面殺菌装置 - Google Patents
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Description
また、制御回路が、放電灯点灯開始から検出ランプ電圧が最小値又は極小値となるまで時間に基づいて第1の閾値を第2の閾値に切り換えるタイミングを決定するようにしてもよい。
ここで、制御回路が、検出ランプ電圧の最小値又は極小値が検出されてから、所定の閾値を第1の閾値から第2の閾値まで段階的又は連続的に上昇させるようにしてもよい。
また、制御回路が、検出ランプ電圧の時間に対する変化量が所定時間以上継続して所定値以下となった場合に第1の閾値を第2の閾値に切り換えるようにしてもよい。
本発明の低圧放電灯点灯装置の回路構成のハードウェア部分は上述した図1のものと基本的に同様である。本発明の点灯装置は、少なくとも、交流電力をランプ6に投入する電力供給回路、ランプ電圧を検出する電圧検出回路81、及び電圧検出回路81の検出ランプ電圧に基づいて電力供給回路を制御する制御回路9を備える必要がある。
なお、始動回路7はランプ始動時のみ動作し、点灯開始後は実質的に機能しない。従って、本発明の本質には関係しないので説明を省略する。
このように、安定点灯前の立ち上がり期間中におけるランプ電圧検出の閾値を下げたことにより、無用な保護動作を回避することができ、正常なランプであるにもかかわらず安定点灯移行前に制御回路9によって保護動作が行われてしまうことを防止できる。
図3を参照して本発明の第1の実施例を説明する。本実施例では、上記t2は予め決定された設定時間である。即ち、制御回路9に設けられたタイマーによって点灯開始時t0からの経過時間を計時し、設定時間に達したら第1の閾値V1を第2の閾値V2に切り換えるようにすればよい。
上記構成により、比較的簡素が構成で本発明を達成できる。
第1の実施例では、第1の閾値から第2の閾値への切換えタイミングが点灯開始からの経過時間に基づく構成を示したが、本実施例では、切換えタイミングがランプ電圧最小時又は極小時からの経過時間に基づく構成を示す。
本実施例の構成では、t0〜t1までのランプ電圧の低下量又は低下速度にランプ間個体ばらつき、温度によるばらつき等があっても、t1以降の経過時間のみに基づいて切換えタイミングを決定できるので、第1の実施例の構成よりも比較的正確な制御を行うことができる。
第1の実施例では、第1の閾値から第2の閾値への切換えタイミングが点灯開始からの経過時間に基づく構成を示したが、本実施例では、切換えタイミングが点灯開始からランプ電圧最小時又は極小時までの到達時間に基づく構成を示す。
本実施例の構成では、ランプ電圧の低下の深さ(ランプ電圧の変動幅)にランプ間個体ばらつき、温度によるばらつき等があっても、そのランプ電圧変化の相似性に基づいて切換えタイミングを決定できるので各種ばらつきに適応し易い。
第1の実施例では、第1の閾値から第2の閾値への切換えタイミングが点灯開始からの経過時間に基づく構成を示したが、本実施例では、切換えタイミングがランプ電圧の変化量に基づく構成を示す。
図6に、上述の各実施例の低圧放電灯点灯装置を用いた表面殺菌装置を示す。表面殺菌装置は、上記いずれかの実施例による低圧放電灯点灯装置10、点灯装置10に配線(不図示)を介して接続される殺菌灯からなるランプ6、及びランプ6に殺菌対象物20を対向配置するための構造体である照射器本体11を備える。なお、図は実施例を模擬的に図示したものであり、各部材の寸法、形状、配置、数量等は図面通りではない。
本実施例により、確実に殺菌効果を発揮するとともにランプ点灯開始後の立ち上がり期間中に無用なランプ消灯動作を回避できる表面殺菌装置を実現することができる。
3.昇圧回路(昇圧チョッパ回路)
4.降圧回路(降圧チョッパ回路)
5.交流変換回路(フルブリッジ回路)
6.ランプ(低圧水銀灯、低圧放電灯)
8.検出回路
9.制御回路
10.低圧放電灯点灯装置
11.照射器本体
81.電圧検出回路
82.電流検出回路
Claims (9)
- 交流電力を低圧放電灯に投入する電力供給回路、該低圧放電灯のランプ電圧を検出する電圧検出回路、及び該電圧検出回路の検出ランプ電圧に基づいて該電力供給回路を制御する制御回路を備えた低圧放電灯点灯装置であって、
前記制御回路が、前記検出ランプ電圧が所定の閾値以下となった場合に前記電力供給回路の保護動作を行うように構成され、該所定の閾値として、放電灯点灯開始後から所定期間内は第1の閾値を適用し、該所定期間経過後は第2の閾値を適用するように構成され、該第1の閾値が該第2の閾値よりも低く、
前記制御回路が、前記検出ランプ電圧の最小値又は極小値を検出してから所定の設定時間経過後に前記第1の閾値を前記第2の閾値に切り換えるように構成された低圧放電灯点灯装置。 - 交流電力を低圧放電灯に投入する電力供給回路、該低圧放電灯のランプ電圧を検出する電圧検出回路、及び該電圧検出回路の検出ランプ電圧に基づいて該電力供給回路を制御する制御回路を備えた低圧放電灯点灯装置であって、
前記制御回路が、前記検出ランプ電圧が所定の閾値以下となった場合に前記電力供給回路の保護動作を行うように構成され、該所定の閾値として、放電灯点灯開始後から所定期間内は第1の閾値を適用し、該所定期間経過後は第2の閾値を適用するように構成され、該第1の閾値が該第2の閾値よりも低く、
前記制御回路が、放電灯点灯開始から前記検出ランプ電圧が最小値又は極小値となるまで時間に基づいて前記第1の閾値を前記第2の閾値に切り換えるタイミングを決定するように構成された低圧放電灯点灯装置。 - 請求項1又は2の低圧放電灯点灯装置において、前記制御回路が、前記検出ランプ電圧の最小値又は極小値が検出されてから、前記所定の閾値を前記第1の閾値から前記第2の閾値まで段階的又は連続的に上昇させるように構成された低圧放電灯点灯装置。
- 交流電力を低圧放電灯に投入する電力供給回路、該低圧放電灯のランプ電圧を検出する電圧検出回路、及び該電圧検出回路の検出ランプ電圧に基づいて該電力供給回路を制御する制御回路を備えた低圧放電灯点灯装置であって、
前記制御回路が、前記検出ランプ電圧が所定の閾値以下となった場合に前記電力供給回路の保護動作を行うように構成され、該所定の閾値として、放電灯点灯開始後から所定期間内は第1の閾値を適用し、該所定期間経過後は第2の閾値を適用するように構成され、該第1の閾値が該第2の閾値よりも低く、
前記制御回路が、前記検出ランプ電圧の時間に対する変化量が所定時間以上継続して所定値以下となった場合に前記第1の閾値を前記第2の閾値に切り換えるように構成された低圧放電灯点灯装置。 - 請求項1から4いずれか一項に記載の低圧放電灯点灯装置、該低圧放電灯点灯装置に接続される殺菌灯からなる前記低圧放電灯、及び該低圧放電灯に殺菌対象物を対向配置するための照射器本体を備えた表面殺菌装置。
- 交流電力を低圧放電灯に投入する電力供給回路、該低圧放電灯のランプ電圧を検出する電圧検出回路、及び該電圧検出回路の検出ランプ電圧に基づいて該電力供給回路を制御する制御回路を備えた低圧放電灯点灯装置における保護制御方法であって、
前記制御回路が、前記検出ランプ電圧が所定の閾値以下となった場合に前記電力供給回路の保護動作を行うステップを備え、
前記所定の閾値として、放電灯点灯開始後から所定期間内は第1の閾値を適用し、該所定期間経過後は第2の閾値を適用し、該第1の閾値が該第2の閾値よりも低く、
前記制御回路が、前記検出ランプ電圧の最小値又は極小値を検出してから所定の設定時間経過後に前記第1の閾値を前記第2の閾値に切り換える保護制御方法。 - 交流電力を低圧放電灯に投入する電力供給回路、該低圧放電灯のランプ電圧を検出する電圧検出回路、及び該電圧検出回路の検出ランプ電圧に基づいて該電力供給回路を制御する制御回路を備えた低圧放電灯点灯装置における保護制御方法であって、
前記制御回路が、前記検出ランプ電圧が所定の閾値以下となった場合に前記電力供給回路の保護動作を行うステップを備え、
前記所定の閾値として、放電灯点灯開始後から所定期間内は第1の閾値を適用し、該所定期間経過後は第2の閾値を適用し、該第1の閾値が該第2の閾値よりも低く、
前記制御回路が、放電灯点灯開始から前記検出ランプ電圧が最小値又は極小値となるまで時間に基づいて前記第1の閾値を前記第2の閾値に切り換えるタイミングを決定する保護制御方法。 - 請求項6又は7の保護制御方法において、前記制御回路が、前記検出ランプ電圧の最小値又は極小値が検出されてから、前記所定の閾値を前記第1の閾値から前記第2の閾値まで段階的又は連続的に上昇させる保護制御方法。
- 交流電力を低圧放電灯に投入する電力供給回路、該低圧放電灯のランプ電圧を検出する電圧検出回路、及び該電圧検出回路の検出ランプ電圧に基づいて該電力供給回路を制御する制御回路を備えた低圧放電灯点灯装置における保護制御方法であって、
前記制御回路が、前記検出ランプ電圧が所定の閾値以下となった場合に前記電力供給回路の保護動作を行うステップを備え、
前記所定の閾値として、放電灯点灯開始後から所定期間内は第1の閾値を適用し、該所定期間経過後は第2の閾値を適用し、該第1の閾値が該第2の閾値よりも低く、
前記制御回路が、前記検出ランプ電圧の時間に対する変化量が所定時間以上継続して所定値以下となった場合に前記第1の閾値を前記第2の閾値に切り換える保護制御方法。
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