JP5742530B2 - 高圧放電灯点灯装置、それを用いた高圧放電灯の点灯方法、及び照明器具 - Google Patents
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Description
また、電流供給回路が交流電流供給回路である場合であってピーク電流部分とその直後のベース電流部分の極性が異なる場合には、ランプ電圧パラメータを、ピーク電流部分からベース電流部分への極性反転時のランプ電圧のオーバーシュート量又はアンダーシュート量としてもよい。
また、ランプ電圧パラメータをピーク電流部分の期間におけるランプ電圧の変化率としてもよい。
図2Aの出力電流波形においては、出力電流の1ユニットが、半サイクルのベース電流部分及びベース電流部分よりも周波数の高い1サイクルの高周波電流部分からなり、1サイクルの高周波電流部分の後半の半サイクルがベース電流部分よりも高いピーク電流部分を構成する。なお、高周波電流部分の周波数は500Hz〜10kHz程度を想定している。
図2Cの出力電流波形では、出力電流の1ユニットが、1サイクル以上のベース電流部分及び半サイクルのピーク電流部分からなる。
図2A〜2Dでは交流点灯用の例を示したが、本発明は直流点灯方式にも適用することができ、図2Eに示すようなランプ電流波形を用いることができる。なお、直流点灯方式の場合は、図1の回路構成からフルブリッジ回路40を省略した回路構成を用いればよい。
なお、図3における各設定ランプ電流の曲線部分(高ランプ電圧側)は、電流供給回路(特に、降圧チョッパ回路20)で定電力制御が行われていることを意味するが、本発明は設定ランプ電流の直線部分(低ランプ電圧側)に相当する定電流制御において実施されるものとする。
実施例1の判別方式は、ランプ電圧パラメータを、ベース電流部分の期間のランプ電圧(以下、「ベース電圧」という)に対するピーク電流部分の期間のランプ電圧(以下、「ピーク電圧」という)の比率とするものである。
図4B、5B及び6Bについて、ベース電圧に対するピーク電圧の比率は、70Wメタルハライドランプ、150Wメタルハライドランプ、150W高圧ナトリウムランプの順に約2倍、約3倍、約1.2倍と顕著な差が出る。従って、プロセッサ35において、この比率に基づいてランプ仕様を特定することができる。
図4B、5B及び6Bについて、上記ランプ電圧のオーバーシュート量(各図A部参照)は、70Wメタルハライドランプ、150Wメタルハライドランプ、150W高圧ナトリウムランプの順に、約5V、約20V、約−数V(即ち、アンダーシュート)と顕著な差が出る。従って、プロセッサ35において、このオーバーシュート量に基づいてランプ仕様を特定することができる。
実施例3の判別方式は、ランプ電圧パラメータをピーク電流部分の期間におけるランプ電圧の変化率とするものである。
図4B、5B及び6Bについて、ピーク電流部分の期間におけるランプ電圧の変化率は、ピーク電流期間をtとすると、70Wメタルハライドランプ、150Wメタルハライドランプ、150W高圧ナトリウムランプの順に、約−8V/t、約−12/t、約−1V/tとなる。従って、プロセッサ35において、この変化率に基づいてランプ仕様を特定することができる。
ステップS1において、制御部が、ベース電流部分とベース電流部分よりも電流値の高い一時的なピーク電流部分を有する初期電流を電流供給回路に出力させる。即ち、電流供給回路は、図2A〜2Dのような波形の出力電流を初期電流としてランプ60に投入する。前述したように、制御部は、適合ランプのうち、最も定格電流の小さなランプのために設定された初期電流を設定電流として選択する。実施例で示した具体例では、70Wメタルハライドランプ用の実効値1.5Aが選択される。
本発明の照明器具によると、複数の適合ランプを持つ照明器具において、適合ランプの中でも定格電力が高いランプが装着された場合でも、専用の照明器具を用いた場合と同等の安定点灯到達時間を達成することができる。
(1)上記実施例ではメタルハライドランプ及び高圧ナトリウムランプを用いたが、本発明は無水銀ランプなど他の種類の高圧放電灯にも適用できる。
20.降圧チョッパ回路
30.制御回路
31、32.ランプ電圧検出抵抗(ランプ電圧検出回路)
33.ランプ電流検出抵抗
34.PWM制御回路
35.プロセッサ
40.フルブリッジ回路
45.ブリッジ制御回路
60.高圧放電灯(ランプ)
71.高圧放電灯点灯装置(点灯装置)
72.リフレクタ
Claims (7)
- 複数の仕様の高圧放電灯を適合ランプとする高圧放電灯点灯装置であって、接続された高圧放電灯に電流を投入する電流供給回路、該電流供給回路の出力電流を制御する制御部及び前記高圧放電灯のランプ電圧を検出するランプ電圧検出回路を備え、
前記制御部は、前記出力電流がベース電流部分と該ベース電流部分よりも電流値の高い一時的なピーク電流部分を有するように前記電流供給回路を制御し、該ピーク電流部分に対応するランプ電圧パラメータから、前記接続された高圧放電灯の仕様を特定し、特定された仕様の高圧放電灯に対して設定された出力電流を前記電流供給回路に出力させるように構成され、
前記ランプ電圧パラメータは、前記ベース電流部分の期間のランプ電圧に対する前記ピーク電流部分の期間のランプ電圧の比率である、高圧放電灯点灯装置。 - 複数の仕様の高圧放電灯を適合ランプとする高圧放電灯点灯装置であって、接続された高圧放電灯に電流を投入する電流供給回路、該電流供給回路の出力電流を制御する制御部及び前記高圧放電灯のランプ電圧を検出するランプ電圧検出回路を備え、
前記制御部は、前記出力電流がベース電流部分と該ベース電流部分よりも電流値の高い一時的なピーク電流部分を有するように前記電流供給回路を制御し、該ピーク電流部分に対応するランプ電圧パラメータから、前記接続された高圧放電灯の仕様を特定し、特定された仕様の高圧放電灯に対して設定された出力電流を前記電流供給回路に出力させるように構成され、
前記電流供給回路が交流電流供給回路であり、前記ピーク電流部分とその直後のベース電流部分の極性が異なる場合に、前記ランプ電圧パラメータは、前記ピーク電流部分から前記ベース電流部分への極性反転時のランプ電圧のオーバーシュート量又はアンダーシュート量である、高圧放電灯点灯装置。 - 請求項1又は2に記載の高圧放電灯点灯装置において、前記電流供給回路が交流電流供給回路であり、前記出力電流の1ユニットが、半サイクルの前記ベース電流部分及び該ベース電流部分よりも周波数の高い1サイクルの高周波電流部分からなり、該1サイクルの高周波電流部分の少なくとも後半の半サイクルがピーク電流部分となる、高圧放電灯点灯装置。
- 接続された高圧放電灯に電流を投入する電流供給回路、該電流供給回路の出力電流を制御する制御部及び前記高圧放電灯のランプ電圧を検出するランプ電圧検出回路を備えた、複数の仕様の高圧放電灯を適合ランプとする高圧放電灯点灯装置を用いた高圧放電灯の点灯方法であって、
前記制御部が、ベース電流部分と該ベース電流部分よりも電流値の高い一時的なピーク電流部分を有する初期電流を前記電流供給回路に出力させるステップ、
前記制御部が、該ピーク電流部分に対応するランプ電圧パラメータから、前記接続された高圧放電灯の仕様を判別するステップ、及び
前記制御部が、判別された仕様の高圧放電灯に対して設定された出力電流を前記電流供給回路に出力させるステップ
を備え、
前記ランプ電圧パラメータは、前記ベース電流部分の期間のランプ電圧に対する前記ピーク電流部分の期間のランプ電圧の比率である、点灯方法。 - 接続された高圧放電灯に電流を投入する電流供給回路、該電流供給回路の出力電流を制御する制御部及び前記高圧放電灯のランプ電圧を検出するランプ電圧検出回路を備えた、複数の仕様の高圧放電灯を適合ランプとする高圧放電灯点灯装置を用いた高圧放電灯の点灯方法であって、
前記制御部が、ベース電流部分と該ベース電流部分よりも電流値の高い一時的なピーク電流部分を有する初期電流を前記電流供給回路に出力させるステップ、
前記制御部が、該ピーク電流部分に対応するランプ電圧パラメータから、前記接続された高圧放電灯の仕様を判別するステップ、及び
前記制御部が、判別された仕様の高圧放電灯に対して設定された出力電流を前記電流供給回路に出力させるステップ
を備え、
前記出力電流が交流電流であり、前記ピーク電流部分とその直後のベース電流部分の極性が異なる場合に、前記ランプ電圧パラメータは、前記ピーク電流部分から前記ベース電流部分への極性反転時のランプ電圧のオーバーシュート量又はアンダーシュート量である、点灯方法。 - 請求項4又は5に記載の点灯方法において、前記出力電流が交流電流であり、前記出力電流の1ユニットが、半サイクルの前記ベース電流部分及び該ベース電流部分よりも周波数の高い1サイクルの高周波電流部分からなり、該1サイクルの高周波電流部分の少なくとも後半の半サイクルがピーク電流部分となる、点灯方法。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の高圧放電灯点灯装置、前記適合ランプのいずれかである高圧放電灯、及び前記高圧放電灯が取り付けられるリフレクタを備えた照明器具。
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