JP5629612B2 - 車両前部 - Google Patents

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Description

本発明は、車両正面のラジエタグリルに形成した鋭角な左の端、右の端に一致するヘッドライトの切り欠きに左の端、右の端を近接させた車両前部に関するものである。
車両前部には、左右のヘッドライト間にラジエタグリルを配置してブラケットで固定しているものがある。
この車両前部は、ヘッドライトを車体パネルから取り外すときに、ラジエタグリルの側部とフロントバンパ表装部材の上側部を固定したブラケットをヘッドライトハウジングの側部から取り外すだけでよく、ラジエタグリルおよびフロントバンパ表装部材の個々の取り外しを伴うことがなく、作業性を向上できるというものである(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来技術(特許文献1)は、車両正面へ向くヘッドライトの形状が長方形であり、ヘッドライトの側部の形状やラジエタグリルの左端、右端の形状を変えると、採用できない。例えば、ラジエタグリルの鋭角な左端、右端をヘッドライトの切り欠きに近接させて配置した場合、ヘッドライトのレンズにラジエタグリルの鋭角な左端、右端が振動で当接する恐れがある。当接すると、ヘッドライトのシール性能が低下したり、異音を発生したりする。
また、左端、右端を近接させたときの距離(隙間)の精度、言い換えると、見切りの精度を確保し難い。
特許第3591110号公報
本発明は、シール部材との隙間から雨水がヘッドライト内に浸入することを防止し、異音を発生せず、見切り精度を向上させ、車両正面に入力された衝撃(荷重)を吸収し、ラジエタグリルの膨張を吸収する車両前部を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、照射源を支持するヘッドライトハウジングと、ヘッドライトハウジングにシール部材を介して結合しているレンズと、からなるヘッドライトを左右に配置した車両前部において、ヘッドライトは、ライト周縁のうち、少なくとも、左右の間に配置されたラジエタグリルに近接するライト周縁を切り欠いた切り欠き部を備え、ヘッドライトハウジングは、車体の骨格部材にライト固定部材を介して接合され、ライト固定部材は、骨格部材に接合してラジエタグリルに達する本体部と、本体部に連なり切り欠き部へ向かって延びるブラケット舌部と、を備え、ブラケット舌部は、ラジエタグリルを係合するブラケットグリル係合部を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、ライト固定部材は、本体部の下部に連ねて車幅方向に延びてヘッドライトの下方に配置された固定下方延出部を備え、固定下方延出部は、骨格部材に少なくとも延出先端部をヘッドライトハウジングのハウジング外端部を介在させて接合していることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、ライト固定部材は、本体部の上部に設けられた第1係止部と、延出先端部に設けられた第2係止部と、を備え、接合ボスを支点に固定下方延出部を回動させて、ヘッドライトハウジングのハウジング外端部に第2係止部を接合することで、ヘッドライトを支持していることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、ブラケット舌部は、レンズから離れていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、ブラケット舌部は、本体部に連続する基部と、基部の近傍からラジエタグリルへ向かって膨出した膨出部と、膨出部に連なり上方に設けられ、且つブラケットグリル係合部に連なり下方に設けられて、ラジエタグリルから離れる方向へ凹ませた凹部と、を備えていることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、ブラケットグリル係合部は、ブラケット舌部に一体に成形された係止クリップを備え、係止クリップは、ラジエタグリルへ向かって延び且つ、把持する開口を向けた係止クリップ本体部と、係止クリップ本体部の先端から突出した係止クリップ爪部と、からなり、係止クリップ本体部は、中央を上方へ突出させていることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、本体部は、ラジエタグリルを係合する本体グリル係合部と、本体グリル係合部の近傍に設けられ車幅方向へ面を向けてラジエタグリルの係合突部を嵌めている規制壁と、を備えていることを特徴とする。
請求項8に係る発明では、規制壁は、ラジエタグリルの中央へ向く規制内壁に、ラジエタグリルの係合突部の一部を露出させた工具挿入部を設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ヘッドライトは、ライト周縁のうち、ラジエタグリルに近接するライト周縁を切り欠いた切り欠き部を備え、ヘッドライトハウジングは、車体の骨格部材にライト固定部材を介して接合され、ライト固定部材は、骨格部材に接合してラジエタグリルに達する本体部と、本体部に連なり切り欠き部へ向かって延びるブラケット舌部と、を備え、ブラケット舌部は、ラジエタグリルを係合するブラケットグリル係合部を備えているので、ライト固定部材のブラケットグリル係合部にラジエタグリルを係合することで、ブラケット舌部、本体部を介して骨格部材にラジエタグリルの左端、右端を支持することができる。その結果、ラジエタグリルに振動が発生した場合、ラジエタグリルからレンズに振動が伝わらないため、シール部材との密着力を維持することができ、シール部材との隙間から雨水がヘッドライト内に浸入することを防止することができる。
また、ラジエタグリルが振動することをライト固定部材のブラケットグリル係合部によって抑制することができ、ラジエタグリルがヘッドライトに当接したり、擦れたりすることがなく、異音を発生しないという利点がある。
さらに、ラジエタグリルとヘッドライトの見切り精度を向上させることができる。すなわち、ラジエタグリルとヘッドライトとの隙間のばらつきを少なくすることができ、且つ、レンズの面とラジエタグリルの面との段差のばらつきを少なくすることができる。
請求項2に係る発明では、ライト固定部材は、本体部に連ねてヘッドライトの下方に配置された固定下方延出部を備え、固定下方延出部は、骨格部材に少なくとも延出先端部をヘッドライトハウジングのハウジング外端部を介在させて接合しているので、延出先端部によって固定下方延出部およびヘッドライトハウジングを骨格部材に固定することができる。その結果、レンズにブラケット舌部を接続することで、ヘッドライトを支持する必要がなくなり、シール部材との隙間から雨水がヘッドライト内に浸入することをより確実に防止することができる。
また、ラジエタグリルとヘッドライトの見切り精度をより向上させることができる。
さらに、ブラケット舌部とヘッドライトの切り欠き部との間に所望の隙間を形成することができる。その結果、ラジエタグリルとヘッドライトとの当接や、当接による異音の発生を防止することができる。またブラケット舌部とヘッドライトとの当接や、当接による異音の発生を防止することができる。
その上、ブラケット舌部とヘッドライトの切り欠き部との間に所望の隙間を形成すると、車両正面に歩行者が接触したときに、衝撃(荷重)でヘッドライトは移動するので、衝撃を吸収することができる。特に、斜め上方から衝撃(荷重)が入力されると、衝撃をより吸収することができる
請求項3に係る発明では、ライト固定部材は、本体部の上部に設けられた第1係止部と、延出先端部に設けられた第2係止部と、を備え、接合ボスを支点に固定下方延出部を回動させて、ヘッドライトハウジングのハウジング外端部に第2係止部を接合することで、ヘッドライトを支持しているので、ヘッドライトハウジングの両端(接合ボスを設けたハウジング内端部、ハウジング外端部)を係止することができ、ブラケット舌部をレンズに固定する必要がなくなり、シール部材との隙間から雨水がヘッドライト内に浸入することをより確実に防止することができる。
また、ラジエタグリルとヘッドライトの見切り精度をより向上させることができる。
さらに、ブラケット舌部とヘッドライトの切り欠き部との間に所望の隙間を形成することができる。その結果、ラジエタグリルとヘッドライトとの当接や当接による異音の発生を防止することができる。またブラケット舌部とヘッドライトとの当接や当接による異音の発生を防止することができる。
その上、ブラケット舌部とヘッドライトの切り欠き部との間に所望の隙間を形成すると、車両正面に歩行者が接触したときに、衝撃(荷重)でヘッドライトは移動するので、衝撃を吸収することができる。特に、斜め上方から衝撃(荷重)が入力されると、衝撃をより吸収することができる
請求項4に係る発明では、ブラケット舌部は、レンズから離れているので、レンズとブラケット舌部との間に所望の隙間を形成することができる。従って、ブラケット舌部やラジエタグリルがレンズに当接することを防止することができ、且つ、当接による異音の発生を防止することができる。
また、レンズとブラケット舌部との間に所望の隙間を形成することによって、車両正面に歩行者が接触したときに、衝撃(荷重)でヘッドライトは移動するので、衝撃を吸収することができる。特に、斜め上方から衝撃(荷重)が入力されると、衝撃をより吸収することができる
請求項5に係る発明では、ブラケット舌部は、本体部に連続する基部と、基部の近傍からラジエタグリルへ向かって膨出した膨出部と、膨出部に連なり上方に設けられ、且つブラケットグリル係合部に連なり下方に設けられて、ラジエタグリルから離れる方向へ凹ませた凹部と、を備えているので、膨出部によって、ラジエタグリルを支持するブラケット舌部の強度を高めることができる。
また、ラジエタグリルの左端、右端を係合するライト固定部材のブラケットグリル係合部に、車両正面に物が接触した際の荷重が入力されると、ブラケットグリル係合部から凹部に荷重を分散させることができる。その結果、ブラケット舌部の強度が高まり、ブラケット舌部がヘッドライトに当接することを防止することができる。
さらに、通常においても、ヘッドライトとの当接による異音の発生を防止することができる。「通常」とは車両正面に物が接触しない状態。
その上、ラジエタグリルおよびブラケット舌部の振動を防止することができる。
請求項6に係る発明では、ブラケットグリル係合部は、ブラケット舌部に一体に成形された係止クリップを備え、係止クリップは、係止クリップ本体部と、先端から突出した係止クリップ爪部と、からなり、係止クリップ本体部は、中央を上方へ突出させているので、係止クリップ本体部のうち、車幅方向へ向き、且つ車両前部の内方へ向く内壁面の面積が増加する。その結果、内壁面とブラケットグリル係合部に係合するラジエタグリルのグリル一体係合部との接触面積が大きくなり、ラジエタグリルが熱で膨張して車幅方向へ伸びたときにラジエタグリルをより確実に拘束することができ、車幅方向(Y軸方向)の位置決めを行うことができる。従って、ラジエタグリルのヘッドライトへの当接を防止し、接触によるラジエタグリルおよびヘッドライトの振動や異音の発生を防ぐことができる。
請求項7に係る発明では、本体部は、ラジエタグリルを係合する本体グリル係合部と、本体グリル係合部の近傍に設けられ車幅方向へ面を向けてラジエタグリルの係合突部を嵌めている規制壁と、を備えているので、
本体グリル係合部にラジエタグリルの係合突部を係合すると、ラジエタグリルが熱で膨張して車幅方向へ伸びたときに、係合突部の外面のうち車幅方向へ向く側面が規制壁に当接し、規制壁によってラジエタグリルの左端、右端の移動が規制される。従って、ラジエタグリルのヘッドライトへの当接を防止し、接触によるラジエタグリルおよびヘッドライトの振動や異音の発生を防ぐことができる。
請求項8に係る発明では、規制壁は、ラジエタグリルの中央へ向く規制内壁に、ラジエタグリルの係合突部の一部を露出させた工具挿入部を設けたので、ラジエタグリルの係合突部より中央に開けたラジエタグリルの空気取り入れ口から工具を挿入して、ライト固定部材の本体グリル係合部との係合を解除することができる。
すなわち、ライト固定部材の本体部に設けた本体グリル係合部に対向するラジエタグリルの部位に工具を挿入するための開口を開ける必要がなく、対向する部位に開口が無い場合でも、ラジエタグリルの中央側(空気取り入れ口)から工具を車両外方へ向けて挿入してラジエタグリルを取り外すことができる。
本発明の実施例に係る車両前部の斜視図である。 図1の2矢視図である。 実施例に係るライト固定部材の組み付けをラジエタグリルを取り外して示した図である。 実施例に係るライト固定部材にラジエタグリルを取り付けた状態を示す正面図である。 実施例に係るライト固定部材の組み付けをヘッドライトを取り外して示した図である。 実施例に係るライト固定部材の組み付けをフロントバンパ表装部材を取り外して示した図である。 図6の7矢視図である。 図6の8矢視図である。 実施例に係るライト固定部材にラジエタグリルを取り付けた状態を後ろから見た後面図である。 図9の10矢視図である。 図9の11矢視図である。 実施例に係るライト固定部材の斜視図である。 図12の13部詳細図である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例で詳細に説明する。
実施例に係る車両前部11は、図1、図2に示すように、ヘッドライト12、13およびフロントバンパ表装部材14を固定するためにライト固定部材15を採用している。ライト固定部材15は車体16に取付けられている。
車体16は、フロントボデー18を有する。
ここで、運転者から見て前後左右とし、車両前後方向をX軸方向、車幅方向(車両左右方向)をY軸方向、車両上下方向をZ軸方向とする。
フロントボデー18は、アッパメンバー21と、バルクヘッド22と、バルクヘッドサイドフレーム23と、バルクヘッドアッパフレーム24と、フロントフェンダ25と、を備える。
バルクヘッドサイドフレーム23は、アッパメンバー21の下部に一端を接合し、バルクヘッド22のバルクヘッド縦フレーム27に他端を接合し、ほぼ水平に配置されている。
なお、車両前部11では、ライト固定部材15を取り付けるアッパメンバー21とバルクヘッド22を骨格部材とする。
次に、車両前部11の主要構成を図1〜図13で説明する。
車両前部11は、照射源31を支持するヘッドライトハウジング32と、ヘッドライトハウジング32にシール部材33(図2)を介して結合しているレンズ34と、からなるヘッドライト12、13を左右に配置した。
ヘッドライト12は、ライト周縁37のうち、少なくとも、左右の間に配置されたラジエタグリル36に近接するライト周縁37を切り欠いた切り欠き部38を備える。
ヘッドライトハウジング32は、車体16の骨格部材(アッパメンバー21とバルクヘッド22)にライト固定部材15を介して接合されている。
ライト固定部材15は、骨格部材(バルクヘッド22)に接合してラジエタグリル36に達する本体部41と、本体部41に連なり切り欠き部38へ向かって延びるブラケット舌部42と、を備える。
ブラケット舌部42は、ラジエタグリル36を係合するブラケットグリル係合部43を備えている。
また、ライト固定部材15は、本体部41の下部44に連ねて車幅方向(Y軸方向)に延びてヘッドライト12の下方に配置された固定下方延出部45を備える。
固定下方延出部45は、骨格部材(アッパメンバー21)に少なくとも延出先端部46をヘッドライトハウジング32のハウジング外端部47を介在させて接合している。
さらに、ライト固定部材15は、本体部41の上部51に設けられた第1係止部52(図5)と、延出先端部46に設けられた第2係止部53(図8、図12)と、を備える。
そして、ヘッドライトハウジング32の接合ボス54(図5)に第1係止部52を寄せて、接合ボス54を支点(Z軸回転)に固定下方延出部45を回動(図5の矢印a1の方向)させて、ヘッドライトハウジング32のハウジング外端部47に第2係止部53を接合することで、ヘッドライト12、13を支持している。
「ヘッドライトハウジング32の接合ボス54(図5)に第1係止部52を寄せて」とは、固定下方延出部45を回動することができる程度に、ヘッドライトハウジング32の接合ボス54に第1係止部52を接触させた状態や、第1係止部52に接合ボス54を嵌めた状態や、ヘッドライトハウジング32の接合ボス54に第1係止部52を近接させた状態である。
また、ブラケット舌部42は、レンズ34から離れている(図4、図6の隙間δ1、δ2、δ3)。
さらに、ブラケット舌部42は、本体部41に連続する基部56と、基部56の近傍からラジエタグリル36へ向かって膨出した膨出部57と、膨出部57に連なり上方に設けられ、且つブラケットグリル係合部43に連なり下方に設けられて、ラジエタグリル36から離れる方向へ凹ませた凹部58と、を備えている。
ブラケットグリル係合部43は、ブラケット舌部42に一体に成形された係止クリップ61を備える。
係止クリップ61は、ラジエタグリル36へ向かって延び且つ、把持する開口62(図13)を向けた係止クリップ本体部63と、係止クリップ本体部63の先端から突出した係止クリップ爪部64と、からなる。
係止クリップ本体部63は、中央を上方へ突出させている(図11、図13の頂部65)。
本体部41は、ラジエタグリル36を係合する本体グリル係合部67と、本体グリル係合部67の近傍に設けられ車幅方向へ面を向けてラジエタグリル36の係合突部(第1係合突部)68を嵌めている規制壁71(図10、図12)と、を備えている。
規制壁71は、ラジエタグリル36の中央へ向く規制内壁72に、ラジエタグリル36の係合突部68の一部を露出させた工具挿入部73を設けた。
次に、車両前部11を詳しく説明していく。
車両前部11は左右が対称であり、左を用いて説明する。
車両前部11は、前述したヘッドライト12、ライト固定部材15、ラジエタグリル36を有する。
ヘッドライト12は、切り欠き部38を形成し、ラジエタグリル36とで見切り線81を形成している。
また、図2に示す通り、バルクヘッド縦フレーム27からアッパメンバー21およびフロントフェンダ25まで延びている。
そして、バルクヘッド22にハウジング内端部82を固定し、フロントフェンダ25にハウジング外端部47を固定している。
また、ヘッドライト12はバルクヘッドサイドフレーム23から上方へ平均距離Hfだけ離して配置されている。
ライト固定部材15は、図6、図12に示す通り、既に説明した本体部41と、ブラケット舌部42と、固定下方延出部45(延出先端部46を有する)と、からなる。
本体部41は、図5、図12に示すバルクヘッド縦フレーム27にボルト83で締結する上締結フランジ84、下締結フランジ85が形成されている。
また、本体部41には、バルクヘッド縦フレーム27の位置決め孔87に嵌る位置決め爪88が形成されている。
ブラケット舌部42は、図4、図6に示すように、レンズ34から離れ、レンズ34からブラケット舌部42まで隙間δ1、δ2、δ3を形成している。
固定下方延出部45は、バルクヘッドサイドフレーム23より車両前方に配置されている。すなわち、バルクヘッドサイドフレーム23からヘッドライト12までの平均距離Hf(図2)で空間を形成している。
固定下方延出部45の上部91にフロントバンパ表装部材14の上部92を取付けている(図5、図6)。
固定下方延出部45には、図7に示す通り、ヘッドライトハウジング32を載せるライト載せ部94が形成されている。ライト載せ部94にはヘッドライトハウジング32に嵌合して位置決めを行う位置決め孔95が形成され、ヘッドライトハウジング32をボルト96で締結する孔97が形成されている。
延出先端部46には、第2係止部53を形成し、ハウジング外端部47に設けた係止ボス98に嵌めている。その結果、ライト固定部材15の2軸の位置決めを行うことができる。2軸とは、車両前後方向(X軸方向)、車両上下方向(Z軸方向)である。
第2係止部53は、板部101の面を車幅方向(Y軸方向)へ向け、この板部101の中央に締結孔102を開け、締結孔102にボルト103を通してねじ込むことによって第2係止部53を固定している。
この締結孔102に近接させ板部101に第2係止部53が形成されている。第2係止部53は孔である。
板部101の周囲に周リブ104を形成しているので、強度を高めることができる。
また、ライト固定部材15は、図3〜図6に示す通り、本体グリル係合部67の下方へ本体バンパ係合部106が配置され、且つ本体部41に本体バンパ係合部106が形成されている。この本体バンパ係合部106にフロントバンパ表装部材14の第2係合突部107を嵌めている。
また、ブラケット舌部42は、前述した上に設けたブラケットグリル係合部43にラジエタグリル36の上の端を支持している。
ブラケットグリル係合部43は、図12、図13に示すように、係止クリップ61と、係止クリップ61に沿って凹部58の上部に形成したグリル嵌め込み溝部111と、を備える。グリル嵌め込み溝部111にはラジエタグリル36の規制嵌合部112が嵌る(図9、図11)。
ラジエタグリル36は、ヘッドライト12のレンズ34のライト照射表面に段差の無い状態で左端の表面、右端の表面を配置している。
そして、車両正面視(図4の視点)、上縁114の端に連ね左縦縁115を鋭角に下方へ延ばしている。上縁114と左縦縁115で形成される角部116は鋭角である。
角部116にはグリル一体係合部118が形成されている(図9、図11)。
グリル一体係合部118は、ライト固定部材15に設けられた係止クリップ本体部63の開口62に把持される長縁部121が形成され、長縁部121に連ねて規制嵌合部112が形成されている。
規制嵌合部112はライト固定部材15のブラケットグリル係合部43に設けた係止クリップ本体部63に隙間δrを設けて配置されている。
また、ラジエタグリル36は、図4に示す通り、裏面から車両後方へ延ばした第1係合突部68が形成されて、規制壁71の間に嵌っている。
さらに、ラジエタグリル36は、上縁114に対し平行に上空気取り入れ口123、下空気取り入れ口124が形成されている。車両正面視、図4に示す上空気取り入れ口123と左縦縁115との間に本体グリル係合部67および第1係合突部68が形成されている。
次に、車両前部11の作用を説明する。
車両前部11では、ラジエタグリル36の振動がヘッドライト12のレンズ34に伝わらないため、ヘッドライト12の防水性能を維持することができる。
具体的には、ラジエタグリル36の左端、右端に振動が発生した場合、振動はラジエタグリル36からライト固定部材15のブラケットグリル係合部43に伝わるので、ライト固定部材15の本体部41から骨格部材(バルクヘッド22)に、ライト固定部材15の延出先端部46から骨格部材(アッパメンバー21)にそれぞれ振動を伝えることができる。その結果、レンズ34に振動が伝わらないため、シール部材33との密着力を維持することができ、シール部材33との隙間から雨水がヘッドライト12内に浸入することを防止することができる。
また、車両前部11では、ラジエタグリル36とヘッドライト12の見切り精度を向上させることができる。すなわち、ラジエタグリル36とヘッドライト12との隙間のばらつきを少なくすることができ、且つ、レンズ34の面とラジエタグリル36の面との段差のばらつきを少なくすることができる。
ブラケット舌部42は、レンズ34から離れ、レンズ34からブラケット舌部42まで隙間δ1、δ2、δ3を形成しているので、ブラケット舌部42からレンズ34に荷重が伝わらない。この結果、レンズ34とヘッドライトハウジング32の接合部に隙間が発生せず、雨水がヘッドライト12内に入る漏れを防止することができる。
また、車両正面が接触して斜め上方から衝突の衝撃(荷重)が入力されると、ヘッドライト12はたわむことができ、たわむことによって衝撃を吸収することができる。
さらに、ライト固定部材15およびラジエタグリル36がレンズ34に接触していないので、振動の伝達を防止することができ、且つ、異音の発生を防止することができる。
ヘッドライト12は、バルクヘッドサイドフレーム23から上方へ平均距離Hfだけ離して配置されているので、衝撃(荷重)が入力されると、下方へたわむことができる。従って、車両正面に入力された衝撃を吸収することができる。
車両前部11では、図4に示す通り、ラジエタグリル36の上空気取り入れ口123から工具Tを矢印a2のように挿入して、ラジエタグリル36を係合しているライト固定部材15の本体グリル係合部67を解除することができる。
本発明の車両前部は、自動車に好適である。
11…車両前部、12、13…ヘッドライト、15…ライト固定部材、16…車体、21…骨格部材(アッパメンバー)、22…骨格部材(バルクヘッド)、31…照射源、32…ヘッドライトハウジング、33…シール部材、34…レンズ、36…ラジエタグリル、37…ライト周縁、38…切り欠き部、41…ライト固定部材の本体部、42…ブラケット舌部、43…ブラケットグリル係合部、44…本体部の下部、45…固定下方延出部、46…延出先端部、47…ハウジング外端部、51…本体部の上部、52…第1係止部、53…第2係止部、54…接合ボス、56…基部、57…膨出部、58…凹部、61…係止クリップ、62…係止クリップの開口、63…係止クリップ本体部、64…係止クリップ爪部、65…係止クリップ本体部の頂部、67…本体グリル係合部、71…規制壁、72…規制内壁、73…工具挿入部。

Claims (8)

  1. 照射源を支持するヘッドライトハウジングと、該ヘッドライトハウジングにシール部材を介して結合しているレンズと、からなるヘッドライトを左右に配置した車両前部において、
    前記ヘッドライトは、ライト周縁のうち、少なくとも、左右の間に配置されたラジエタグリルに近接するライト周縁を切り欠いた切り欠き部を備え、
    前記ヘッドライトハウジングは、車体の骨格部材にライト固定部材を介して接合され、
    前記ライト固定部材は、前記骨格部材に接合して前記ラジエタグリルに達する本体部と、該本体部に連なり前記切り欠き部へ向かって延びるブラケット舌部と、を備え、
    前記ブラケット舌部は、前記ラジエタグリルを係合するブラケットグリル係合部を備えていることを特徴とする車両前部。
  2. 前記ライト固定部材は、前記本体部の下部に連ねて車幅方向に延びて前記ヘッドライトの下方に配置された固定下方延出部を備え、
    前記固定下方延出部は、前記骨格部材に少なくとも延出先端部を前記ヘッドライトハウジングのハウジング外端部を介在させて接合していることを特徴とする請求項1記載の車両前部。
  3. 前記ライト固定部材は、前記本体部の上部に設けられた第1係止部と、前記延出先端部に設けられた第2係止部と、を備え、
    前記接合ボスを支点に前記固定下方延出部を回動させて、前記ヘッドライトハウジングの前記ハウジング外端部に前記第2係止部を接合することで、前記ヘッドライトを支持していることを特徴とする請求項1記載の車両前部。
  4. 前記ブラケット舌部は、前記レンズから離れていることを特徴とする請求項1記載の車両前部。
  5. 前記ブラケット舌部は、前記本体部に連続する基部と、該基部の近傍から前記ラジエタグリルへ向かって膨出した膨出部と、該膨出部に連なり上方に設けられ、且つ前記ブラケットグリル係合部に連なり下方に設けられて、前記ラジエタグリルから離れる方向へ凹ませた凹部と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の車両前部。
  6. 前記ブラケットグリル係合部は、前記ブラケット舌部に一体に成形された係止クリップを備え、
    前記係止クリップは、前記ラジエタグリルへ向かって延び且つ、把持する開口を向けた係止クリップ本体部と、該係止クリップ本体部の先端から突出した係止クリップ爪部と、からなり、
    前記係止クリップ本体部は、中央を上方へ突出させていることを特徴とする請求項1記載の車両前部。
  7. 前記本体部は、前記ラジエタグリルを係合する本体グリル係合部と、該本体グリル係合部の近傍に設けられ車幅方向へ面を向けて前記ラジエタグリルの係合突部を嵌めている規制壁と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の車両前部。
  8. 前記規制壁は、前記ラジエタグリルの中央へ向く規制内壁に、前記ラジエタグリルの前記係合突部の一部を露出させた工具挿入部を設けたことを特徴とする請求項7記載の車両前部。
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