JP5624746B2 - コンタクトプローブ及びソケット - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路等の被測定デバイスの検査に使用するコンタクトプローブ及びこれを備えたソケットに関する。
半導体集積回路等の検査対象物の検査を行う場合において、検査対象物と測定器側の検査用基板とを電気的に接続するためにコンタクトプローブが一般的に使用されている。
下記特許文献1のコンタクトプローブは、電流経路となる圧縮コイルばねのインダクタンス及び抵抗によって検出信号に電気特性の劣化が生じるという問題(段落[0003])を解決するためのものである。このコンタクトプローブでは、同文献図1に示されるように「自然状態で密着巻きにした密着巻き部5a」を「圧縮コイルばね5」に設けておき(段落[0013])、「支持基板2を被検査体7側に下げて、図2に示されるように、頭部4aの先鋭端をパッド7aに衝当させ、かつ圧縮コイルばね5を圧縮変形させて、パッド7a表面の酸化膜を突き破ることができる程度の荷重をもって導電性針状体4をパッド7aに接触させ」て検査を行う(段落[0016])。そして「導電性針状体4から圧縮コイルばね5に伝達される電気信号」が「密着巻き部5aでは図2に示されるように圧縮コイルばね5の軸線方向に沿う直線的に」流れるようにして、「粗巻き部にコイル状に電気信号が流れることによるインダクタンス及び抵抗の増大が生じない」としている(段落[0018])。
特許第3326095号公報
上記特許文献1では、導電性針状体4と圧縮コイルばね5との接触に関し、「圧縮コイルばね5の内径が軸部4cより若干拡径されていることから、圧縮変形により圧縮コイルばね5は支持孔3内にて湾曲状に変形して蛇行するようになり、密着巻き部5aの内周部が軸部4cの外周面に接触する部分が生じる」(段落[0017])としている。しかし、圧縮変形による湾曲には不確定要素が多いため、上記のような構造では密着巻き部5aの内周部と軸部4cの外周面とを一定の接圧で確実に接触させることは困難であるという問題があった。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、プランジャーとコイルスプリングの密着巻き部とを一定の接圧で確実に接触させることで検査の信頼性を高めることが可能な、コンタクトプローブ及びソケットを提供することにある。
本発明の第1の態様は、コンタクトプローブである。このコンタクトプローブは、
検査対象物と検査用基板とを接続するコンタクトプローブであって、
プランジャー及びコイルスプリングを備え、
前記プランジャーは、先端が検査対象物との接続部であり、末端側が前記コイルスプリングの内側の空間に延在し、
前記コイルスプリングは、先端が検査用基板との接続部であり、末端が前記プランジャーと当接して前記プランジャーを離れる方向に付勢し、かつ、先端を含む少なくとも一部が密着巻き部となっていて、前記密着巻き部の一部が偏心し、
前記プランジャーの先端が検査対象物と接触して前記コイルスプリングが縮んでいるときに、前記プランジャーの末端側が前記密着巻き部のうち偏心している部分と接触する構造であり、
前記偏心している部分は、第1の方向に偏心した第1偏心部と、前記第1の方向と反対の第2の方向に偏心した第2偏心部とを含む
第1の態様のコンタクトプローブにおいて、前記プランジャーの先端が検査対象物と接触していない状態で、前記プランジャーの末端側が前記密着巻き部のうち偏心している部分と接触するとよい。
本発明の第2の態様も、コンタクトプローブである。このコンタクトプローブは、
検査対象物と検査用基板とを接続するコンタクトプローブであって、
プランジャー及びコイルスプリングを備え、
前記プランジャーは、先端が検査対象物との接続部であり、かつ、末端に開口した所定深さの穴ぐり部を有し、
前記コイルスプリングは、先端が検査用基板との接続部であり、末端側が前記プランジャーの前記穴ぐり部に入っていて、末端が前記プランジャーと当接して前記プランジャーを離れる方向に付勢し、かつ、先端を含む少なくとも一部が密着巻き部となっていて、前記密着巻き部の一部が偏心し、
前記プランジャーの先端が検査対象物と接触して前記コイルスプリングが縮んでいるときに、前記プランジャーの前記穴ぐり部の内側面が前記密着巻き部のうち偏心している部分と接触する構造である。
第2の態様のコンタクトプローブにおいて、前記プランジャーの先端が検査対象物と接触していない状態で、前記プランジャーの前記穴ぐり部の内側面が前記密着巻き部のうち偏心している部分と接触するとよい。
2の態様のコンタクトプローブにおいて、前記偏心している部分は、第1の方向に偏心した第1偏心部と、前記第1の方向と反対の第2の方向に偏心した第2偏心部とを含んでもよい。
第1又は第2の態様のコンタクトプローブにおいて、前記密着巻き部は、前記偏心している部分よりも先端側の所定位置から先端までが巻軸方向と垂直な面に対して非平行になるように斜め巻きされていてもよい。
本発明の第3の態様は、ソケットである。このソケットは、第1又は第2の態様のコンタクトプローブを複数本絶縁支持体で支持してなるものである。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、コイルスプリングは先端を含む少なくとも一部が密着巻き部となっていてかつ前記密着巻き部の一部が偏心し、プランジャーの先端が検査対象物と接触して前記コイルスプリングが縮んでいるときに前記プランジャーが前記密着巻き部のうち偏心している部分と接触する構造であるため、前記プランジャーと前記コイルスプリングの前記密着巻き部とを一定の接圧で確実に接触させることができ、検査の信頼性を高めることが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係るコンタクトプローブの構成説明図。 同コンタクトプローブを複数本支持してなるソケットの構成説明図。 本発明の第2の実施の形態に係るコンタクトプローブの構成説明図。 本発明の第3の実施の形態に係るコンタクトプローブの構成説明図。 本発明の第4の実施の形態に係るコンタクトプローブの構成説明図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るコンタクトプローブ100の構成説明図である。図2は、同コンタクトプローブ100を複数本支持してなるソケット30の構成説明図である。
図1に示すように、コンタクトプローブ100は、コイルスプリング1と、プランジャー7とを備える。コイルスプリング1は検査用基板5(DUTボード)との接続部品であり、プランジャー7は検査対象物3(DUT)との接続部品である。
銅合金等の導電性金属体であるプランジャー7は、検査用基板5側から検査対象物3側に向けて、末端部11と、フランジ部12と、先端側本体部13とを順次有する棒形状である。円柱等の棒状の末端部11は、コイルスプリング1の内径よりも小径でコイルスプリング1の内側の空間に延在する。フランジ部12は、コイルスプリング1の内径よりも大径で、末端側の端面がコイルスプリング1の一端と当接する。先端側本体部13は、フランジ部12よりも小径で、先端が検査対象物3のハンダボール4と接触する接触部13aとなっている。
例えばピアノ線やステンレス線等の一般的な材質で形成されたコイルスプリング1は、プランジャー7に対して設けられている(プランジャー7に連結されている)。具体的には、コイルスプリング1の末端がプランジャー7のフランジ部12の末端側端面と当接してプランジャー7を摺動可能としている。コイルスプリング1は、また、使用時(検査時)にプランジャー7を離れる方向に付勢して、プランジャー7に検査対象物3との接触力を与えるとともに、自身も先端に検査用基板5のコンタクトパッド6との接触力を得る。
コイルスプリング1は、中間部よりも先端側(先端を含む少なくとも一部)が密着巻き部1a、中間部よりも末端側が粗巻き部1bとなっている。なお、密着巻き部とは、コンタクトプローブ100の非使用状態すなわちプランジャー7の先端が検査対象物3のハンダボール4と接触していない状態で複数巻きに渡って軸方向に接触(密着)している部分をいう。図1内に拡大して示されるように、密着巻き部1aの一部は偏心している。この偏心している部分は、1箇所(一巻き)であってもよいが、好ましくは2箇所以上(二巻き以上)とする。そして、一部の偏心箇所(第1の偏心部)の偏心方向が第1の方向であれば、他の偏心箇所(第2の偏心部)の偏心方向は第1の方向と反対の第2の方向であるとよい。つまり、反対方向に交互に偏心するとよい。図1では、第1の偏心部111が右方向(第1の方向の例示)に偏心し、その下の第2の偏心部112が左方向(第2の方向の例示)に偏心している場合を例示している。ここで、末端部11が第1の偏心部111及び第2の偏心部112と接触していない状態では、第1の偏心部111及び第2の偏心部112の内周に内接する内接円の径は、末端部11の外径よりも僅かに小さい。コンタクトプローブ100の使用時すなわちプランジャー7の先端が検査対象物3のハンダボール4と接触してコイルスプリング1が縮んでいるとき、プランジャー7の末端側(末端部11の側面)が密着巻き部1aのうち偏心している部分と接触する。好ましくは、コンタクトプローブ100の非使用状態においてもプランジャー7の末端側が密着巻き部1aのうち偏心している部分と接触する位置関係とする。
検査対象物3は、例えば電極が所定間隔で配列された半導体集積回路であり、図2の場合、電極バンプとしてのハンダボール4が所定間隔で配列されている。検査用基板5は、ハンダボール4に対応してコンタクトパッド6を所定間隔で有するとともに、測定器側に接続される電極パッド(図示せず)をハンダボール4に対応して所定間隔で有するものである。
図2に示すように、ソケット30は、コンタクトプローブ100を複数本平行に配置するための空洞部32を所定間隔で有するハウジング31(絶縁支持体)を備え、各空洞部32にコンタクトプローブ100を挿入配置したものである。具体的には、コイルスプリング1及びプランジャー7の二者を図1に示すように一体的に組み立ててコンタクトプローブ100を構成したものを、図2に示すようにハウジング31の空洞部32に挿入配置する。空洞部32の上端の開口側摺動支持部33は、プランジャー7の先端側本体部13を摺動自在に支持(嵌合)する。空洞部32のうち開口側摺動支持部33を除く中間部35は、開口側摺動支持部33よりも大径で、フランジ部12及びコイルスプリング1が自由に動ける内周径となっている。空洞部32の開口側摺動支持部33は、フランジ部12に係合してプランジャー7の抜け出しを規制する。なお、ハウジング31は、コンタクトプローブ100を空洞部32内に組み込むために、あるいは空洞部32の深さを確保するために、複数層(図示の例では二層)重ね合わせた構造となっている。
図2のように組み立てられたソケット30を使用して検査を行う場合、ソケット30は検査用基板5上に位置決め載置され、この結果、コイルスプリング1は所定長だけ縮んで先端が検査用基板5のコンタクトパッド6に弾接する。半導体集積回路等の検査対象物3が無い状態では、プランジャー7はフランジ部12が開口側摺動支持部33で規制されるまで突出方向に移動しており、先端側本体部13の突出量は最大となっている。検査対象物3がソケット30のハウジング31に対して所定の間隔で対向配置されることにより、先端側本体部13は後退してコイルスプリング1はさらに圧縮され、その結果、先端側本体部13の接触部13aは検査対象物3のハンダボール4に弾接する。この状態で検査対象物3の検査が実行される。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) コイルスプリング1は中間部よりも先端側が密着巻き部1aとなっていて、密着巻き部1aの一部が偏心し、プランジャー7の先端が検査対象物3のハンダボール4と接触してコイルスプリング1が縮んでいるときにプランジャー7の末端側が密着巻き部1aのうち偏心している部分と接触する構造であるため、プランジャー7の末端側とコイルスプリング1の密着巻き部1aとを一定の接圧で確実に接触させることができ、検査の信頼性を高めることが可能となる。
(2) コンタクトプローブ100の非使用状態においてもプランジャー7の末端側が密着巻き部1aのうち偏心している部分と接触する位置関係とすれば、コイルスプリング1の縮み量が足りずにコイルスプリング1の密着巻き部1aとプランジャー7とを接触し損なうことを防止できる。また、使用状態に移行する際に密着巻き部1aのうち偏心している部分とプランジャー7とが接触し始める時の引っかかりも防止できる。
(3) 密着巻き部1aのうち偏心している部分は、第1の偏心部111が右方向に偏心し、第2の偏心部112が左方向に偏心しているので、コンタクトプローブ100の使用時にプランジャー7の末端部11が第1の偏心部111と第2の偏心部112とに左右から挟まれることになり、密着巻き部1aとプランジャー7との接触の確実性が高い。
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態に係るコンタクトプローブの構成説明図である。このコンタクトプローブは、第1の実施の形態のものと比較して、コイルスプリング1の密着巻き部1aの偏心している部分1cよりも先端側の所定位置からコイルスプリング1の先端までが巻軸方向と垂直な面に対して非平行になるように斜め巻き(図示の例では左上から右下に斜め巻き)され、プランジャー7の末端側が、プランジャー7の先端が検査対象物3に接触していない状態で斜め巻き部分に位置している点で主に相違し、その他の点は同様である。なお、所定位置は特に限定されず、密着巻き部1aの偏心している部分1cの直下であってもよいし、偏心している部分1cと先端との中間であってもよい。なお、コイルスプリング1の先端(斜め巻き部の先端)は、検査用基板5のコンタクトパッド6の中央と接触するように他の部分と比較して小径かつ偏心している。
本実施の形態によれば、コイルスプリング1の先端と検査用基板5のコンタクトパッド6とが点状ないし短線状に接触するので、コンタクトパッド6との接触部位が常に一定となり、コイルスプリング1の先端と検査用基板5のコンタクトパッド6との接触がより確実なものとなる。また、粗巻き部1bに加えて斜め巻き部も伸縮可能なため、コイルスプリング1の全長を短くすることもできる。さらに、斜め巻き部は使用時に湾曲しやすいため、これによってもプランジャー7の末端側と接触させることができて好ましい。また、万一プランジャー7の押下げ量が過大になっても、斜め巻き部が変形して荷重を緩和でき、検査対象物3及び検査用基板5の損傷を防止できる。
(第3の実施の形態)
図4は、本発明の第3の実施の形態に係るコンタクトプローブの構成説明図である。このコンタクトプローブは、第1の実施の形態のものと比較して、プランジャー7が穴ぐり構造となっている点で主に相違し、その他の点は同様である。以下、相違点を中心に説明する。
プランジャー7は、末端に開口した所定深さの穴ぐり部18を有する。穴ぐり部18の内部にコイルスプリング1の末端側が入っている。なお、コイルスプリング1の抜け止めのため、穴ぐり部18の開口径は穴ぐり部18の内径よりも小さくなっていて、コイルスプリング1は、穴ぐり部18の内部では巻径が穴ぐり部18の開口径よりも大きく、穴ぐり部18の外部では巻径が穴ぐり部18の開口径以下となっている。実際の組立てにおいては、穴ぐり部18の開口径よりも大きなコイルスプリング1の粗巻き部1b及び密着巻き部1aの偏心している部分を穴ぐり部18に入れた後に穴ぐり部18の開口部をかしめて狭くしている。コイルスプリング1の末端は穴ぐり部18の底部と当接してプランジャー7を付勢している。プランジャー7の先端が検査対象物3のハンダボール4と接触してコイルスプリング1が縮んでいるとき、穴ぐり部18の内側面が密着巻き部1aのうち偏心している部分(第1の偏心部111及び第2の偏心部112)と接触する。好ましくは、コンタクトプローブの非使用状態においても穴ぐり部18の内側面が密着巻き部1aのうち偏心している部分と接触する位置関係とする。
本実施の形態も、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。また、プランジャー7を穴ぐり構造としているため、第1の実施の形態と比較してコンタクトプローブの全長を短くすることが可能となる。
(第4の実施の形態)
図5は、本発明の第4の実施の形態に係るコンタクトプローブの構成説明図である。このコンタクトプローブは、第3の実施の形態のものと比較して、穴ぐり部18の開口部より突出したコイルスプリング1の密着巻き部1aの偏心している部分1c直下からコイルスプリング1の先端までが巻軸方向と垂直な面に対して非平行になるように斜め巻き(図示の例では左上から右下に斜め巻き)されている点で主に相違し、その他の点は同様である。なお、斜め巻き部分は、密着巻き部1aの偏心している部分1cの直下からに限定されず、偏心している部分1cと先端との中間であってもよい。
本実施の形態によれば、コイルスプリング1の先端と検査用基板5のコンタクトパッド6とが点状ないし短線状に接触するので、コンタクトパッド6との接触部位が常に一定となり、コイルスプリング1の先端と検査用基板5のコンタクトパッド6との接触がより確実なものとなる。また、粗巻き部1bに加えて斜め巻き部も伸縮可能なため、コイルスプリング1の全長を短くすることもできる。また、万一プランジャー7の押下げ量が過大になっても、斜め巻き部が変形して荷重を緩和でき、検査対象物3及び検査用基板5の損傷を防止できる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素には請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。
1 コイルスプリング
3 検査対象物
4 ハンダボール
5 検査用基板
6 コンタクトパッド
7 プランジャー
11 末端部
12 フランジ部
13 先端側本体部
13a 接触部
18 穴ぐり部
30 ソケット
31 ハウジング
32 空洞部
100 コンタクトプローブ

Claims (7)

  1. 検査対象物と検査用基板とを接続するコンタクトプローブであって、
    プランジャー及びコイルスプリングを備え、
    前記プランジャーは、先端が検査対象物との接続部であり、末端側が前記コイルスプリングの内側の空間に延在し、
    前記コイルスプリングは、先端が検査用基板との接続部であり、末端が前記プランジャーと当接して前記プランジャーを離れる方向に付勢し、かつ、先端を含む少なくとも一部が密着巻き部となっていて、前記密着巻き部の一部が偏心し、
    前記プランジャーの先端が検査対象物と接触して前記コイルスプリングが縮んでいるときに、前記プランジャーの末端側が前記密着巻き部のうち偏心している部分と接触する構造であり、
    前記偏心している部分は、第1の方向に偏心した第1偏心部と、前記第1の方向と反対の第2の方向に偏心した第2偏心部とを含む、コンタクトプローブ。
  2. 請求項1に記載のコンタクトプローブにおいて、前記プランジャーの先端が検査対象物と接触していない状態で、前記プランジャーの末端側が前記密着巻き部のうち偏心している部分と接触する、コンタクトプローブ。
  3. 検査対象物と検査用基板とを接続するコンタクトプローブであって、
    プランジャー及びコイルスプリングを備え、
    前記プランジャーは、先端が検査対象物との接続部であり、かつ、末端に開口した所定深さの穴ぐり部を有し、
    前記コイルスプリングは、先端が検査用基板との接続部であり、末端側が前記プランジャーの前記穴ぐり部に入っていて、末端が前記プランジャーと当接して前記プランジャーを離れる方向に付勢し、かつ、先端を含む少なくとも一部が密着巻き部となっていて、前記密着巻き部の一部が偏心し、
    前記プランジャーの先端が検査対象物と接触して前記コイルスプリングが縮んでいるときに、前記プランジャーの前記穴ぐり部の内側面が前記密着巻き部のうち偏心している部分と接触する構造である、コンタクトプローブ。
  4. 請求項3に記載のコンタクトプローブにおいて、前記プランジャーの先端が検査対象物と接触していない状態で、前記プランジャーの前記穴ぐり部の内側面が前記密着巻き部のうち偏心している部分と接触する、コンタクトプローブ。
  5. 請求項3又は4に記載のコンタクトプローブにおいて、前記偏心している部分は、第1の方向に偏心した第1偏心部と、前記第1の方向と反対の第2の方向に偏心した第2偏心部とを含む、コンタクトプローブ。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のコンタクトプローブにおいて、前記密着巻き部は、前記偏心している部分よりも先端側の所定位置から先端までが巻軸方向と垂直な面に対して非平行になるように斜め巻きされている、コンタクトプローブ。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のコンタクトプローブを複数本絶縁支持体で支持してなるソケット。
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