JP5620635B2 - 電子写真装置の製造方法及びプロセスカートリッジの製造方法 - Google Patents

電子写真装置の製造方法及びプロセスカートリッジの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真装置の製造方法及びプロセスカートリッジの製造方法に関する。
近年、電子写真感光体は、低価格及び高生産性等の利点から、光導電性物質(電荷発生物質や電荷輸送物質)として有機材料を用いた感光層(有機感光層)を支持体上に設けてなる電子写真感光体、いわゆる有機電子写真感光体が普及している。有機電子写真感光体としては、光導電性染料や光導電性顔料等の電荷発生物質を含有する電荷発生層と光導電性ポリマーや光導電性低分子化合物等の電荷輸送物質を含有する電荷輸送層とを積層してなる感光層、いわゆる積層型感光層を有するものが主流である。これは、高感度及び材料設計の多様性等の利点を考慮したものである。
一般に電子写真感光体は、現像材と共に、帯電、露光、現像、転写、クリーニング等からなる一連の電子写真画像形成プロセスにおいて用いられるが、電気的外力や機械的外力が直接加えられる。そのため、特にその表面層にはこれら外力よって引き起こされる多くの課題が発生する。具体的な課題の例としては、表面層の傷や磨耗の発生による耐久性能の低下、現像材の融着やフィルミング、転写効率の低下、画像流れ、クリーニング不良等による画像欠陥等が挙げられる。
本発明は、上記の課題のうち、クリーニング不良の課題解決に関わる発明である。
まず、クリーニングとは、転写されずに電子写真感光体表面に残留したトナーをクリーニングブレードにて除去する工程を指す。クリーニング不良の原因としては、クリーニングブレードのびびり、めくれ、クリーニングブレードエッジのえぐれ、欠け、クリーニングブレードと電子写真感光体のニップ部への異物の挟まり等が挙げられる。これらの結果として、トナーがクリーニングされず、次工程の出力画像に異常をきたすのである。
上記のクリーニング不良を解決する手法として、電子写真感光体表面を粗面化する方法がある。粗面化の手段として、特許文献1には、表面層を形成する際の乾燥条件を制御することにより、電子写真感光体の表面をユズ肌状に粗面化する方法が開示されている。また、特許文献2には、表面層に粒子を含有させることで、電子写真感光体の表面を粗面化する技術が開示されている。また、特許文献3には、特定のクリーニング手段及びトナーを用い、有機電子写真感光体の表面を粗面化する技術が開示されている。また、特許文献4には、フィルム状研磨材を用いて表面層の表面を研磨することによって、電子写真感光体の表面を粗面化する技術が開示されている。また、特許文献5には、ブラスト処理により電子写真感光体の周面を粗面化する技術が開示されている。
上記の粗面化手法の中でも、研磨部材を電子写真感光体表面に当接して電子写真感光体の表面を粗面化する方法は、技術的に簡便で汎用性が高く、また低コストであり、量産性にも優れているため、有利である。
研磨部材を用いて電子写真感光体を粗面化する手段としては、特許文献6に、金属製のワイヤーブラシを用いて表面層の表面を研磨することによって、電子写真感光体の表面を粗面化する技術が開示されている。また、特許文献7には、砥石、あるいは研磨ベルトを用いて表面層の表面を研磨する技術が開示されている。また、特許文献8には、ラッピングテープを用いて表面層の表面を機械研磨する技術が開示されている。また、参考文献9には、表面粗さを制御してラッピングシートを用いて研磨を行う技術が開示されている。
研磨部材を用いて電子写真感光体を粗面化する方法で得られた電子写真感光体は、既存の電子写真プロセスにおいて成果を挙げてきた。
特開昭53−92133号公報 特開昭52−26226号公報 特開平01−099060号公報 特開平02−139566号公報 特開平02−150850号公報 特開昭57−94772号公報 特開平10−171132号公報 特開平05−265243号公報 特開2007−187814号公報
しかしながら、電子写真のタンデム化に伴い、クリーニング性能に求められる要求レベルはますます高くなってきている。例えば、多様化するメディア種に対応するために、ひとつの機械に高速と低速のプロセススピードが設定される場合、それぞれの条件でクリーニングを成立させなければならない。また、タンデム方式では、フルカラー出力時、クリーニングブレードニップにトナーがある状態でも、単色出力時、非出力色のクリーニングブレードニップにトナーが無い状態でも安定したクリーニングを維持しなければならず、より許容範囲の広いクリーニング性能が必要となる。他にも、カラーとブラックでトナー種や帯電方式が異なる場合、それらの条件に全て対応できるクリーニングシステムが必要となる。
多様化する要求に広く対応できるクリーニング性能が求められており、許容範囲の広いクリーニングシステムを開発する必要があった。一方、先に述べたように、電子写真感光体においては、研磨部材を用いて電子写真感光体の表面を粗面化する方法が有利である。そこで、本発明者等は、研磨部材で電子写真感光体表面を粗面化する手法を採用した上で、従来よりも許容範囲の広いクリーニングシステムを開発することを目的として検討を行った。
すなわち、本発明の目的は、研磨部材で表面を粗面化した電子写真感光体を用いて、従来よりも許容範囲の広いクリーニングシステムを達成できる電子写真装置の製造方法及びプロセスカートリッジの製造方法を提供することである。
本発明者らは、電子写真感光体の研磨目の方向と画像形成プロセス中の回転方向を指定することでクリーニングの許容範囲が拡大することを見出した。
本発明に従って、表面層を有する円筒状の電子写真感光体の表面を研磨し、該電子写真感光体の表面を粗面化する研磨工程と、
電子写真感光体にクリーニングブレードが画像形成プロセス中の電子写真感光体の回転方向に対してカウンター方向に当接される電子写真装置に、該研磨工程後の電子写真感光体を設置する設置工程と
を有する電子写真装置の製造方法において、
該研磨工程が、研磨部材と該研磨工程前の電子写真感光体とを接触させ、該研磨部材と該研磨工程前の電子写真感光体とを、該研磨工程前の電子写真感光体の周方向のいずれか一方向に相対的に移動させて、該研磨工程前の電子写真感光体の表面を研磨する工程であり、
該設置工程が、該研磨工程後の電子写真感光体の研磨目の方向と、画像形成プロセス中の電子写真感光体の回転方向とが同じ向きとなるように、該研磨工程後の電子写真感光体を該電子写真装置に設置する工程である
ことを特徴とする電子写真装置の製造方法が提供される。
更に、本発明に従って、表面層を有する円筒状の電子写真感光体の表面を研磨し、該電子写真感光体の表面を粗面化する研磨工程と、
電子写真感光体にクリーニングブレードが画像形成プロセス中の電子写真感光体の回転方向に対してカウンター方向に当接されるプロセスカートリッジに、該研磨工程後の電子写真感光体を設置する設置工程と
を有するプロセスカートリッジの製造方法において、
該研磨工程が、研磨部材と該研磨工程前の電子写真感光体とを接触させ、該研磨部材と該研磨工程前の電子写真感光体とを、該研磨工程前の電子写真感光体の周方向のいずれか一方向に相対的に移動させて、該研磨工程前の電子写真感光体の表面を研磨する工程であり、
該設置工程が、該研磨工程後の電子写真感光体の研磨目の方向と、画像形成プロセス中の電子写真感光体の回転方向とが同じ向きとなるように、該研磨工程後の電子写真感光体を該プロセスカートリッジに設置する工程である
ことを特徴とするプロセスカートリッジの製造方法が提供される。
以上説明したように、本発明によれば、研磨部材で表面を粗面化した電子写真感光体を用いて、従来よりも許容範囲の広いクリーニングシステムを構築できる。
以下、本発明について詳細に説明する。
<研磨工程>
本発明にかかる研磨工程は、少なくとも、研磨部材と研磨工程前の電子写真感光体を接触させ、研磨部材と研磨工程前の電子写真感光体を、電子写真感光体の周方向のいずれか一方向に相対的に移動させて研磨する工程である。
本発明に用いる研磨部材としては、砥石、ブラシ、研磨ローラー、ラッピングシート等、公知の部材が使用できる。量産性を考慮すれば、研磨部材の劣化を回避できるもの、交換頻度の少ないものが好ましい。例えば、ロールトゥロールのラッピングシートは、巻き取るにつれて常に新しい面が現れるため、量産性に優れている。
研磨部材と電子写真感光体の接触のさせ方は、電子写真感光体表面が研磨できればいかなる手段を用いてもよい。例えば、研磨部材と電子写真感光体とを移動ステージにそれぞれ固定して、ステージを移動させて接触させる、あるいは、研磨部材をバネで支持し、これに電子写真感光体を押し当てて接触させる等の方法がある。また、接触させる圧力についても、研磨部材の種類によって適切に設定すればよい。その調整方法としては、例えば、砥石等の硬い研磨部材の場合はバネ等によって圧力を調整することができ、ラッピングシート等はゴムやスポンジ等の弾性部材でラッピングシートの背面から押圧し、これの電子写真感光体への侵入量で圧力を調整することができる。
研磨部材と電子写真感光体を、周方向に相対的に移動させる手段には下記のパターンがある。
(a)電子写真感光体を固定し(回転させず)、研磨部材を電子写真感光体の周面に沿って移動させる(図3)。
(b)電子写真感光体を軸中心に回転させ、研磨部材を固定する(図4)。
(c)電子写真感光体を軸中心に回転させ、かつ、研磨部材を電子写真感光体の周面に沿って移動させる(図5)。
本発明の研磨工程は、研磨部材と電子写真感光体を、周方向に相対的に移動させて電子写真感光体表面が研磨できればよく、上記のいずれの手段を用いてもよい。
研磨部材と電子写真感光体を、電子写真感光体の周方向のいずれか方向に相対的に移動させることに関して、上記の(a)〜(c)それぞれについて説明する。また、合わせて、本発明の要点である「研磨目」についても説明する。
「研磨目」とは、研磨工程後の電子写真感光体の研磨の方向を指定するために本発明者等が定めたものである。「研磨目」とは、電子写真感光体の周面のある点から見たときに、研磨部材が相対的に移動して行く方向を指す。図2を用いて説明する。図2−1は、研磨部材と電子写真感光体を接触させて研磨する場合の略図である。これを図中の矢印の方向から見た図が図2−2である。図2−2のように、電子写真感光体を固定し(回転させず)、研磨部材を矢印のAの方向に移動させて研磨を行った場合、「研磨目」は、aの方向を指す。
これを踏まえて(a)〜(c)のそれぞれについて説明する。
(a)の場合について図3を用いて説明する。図3は、図2−2の場合と同じである。電子写真感光体が固定されており、研磨部材を電子写真感光体の周面に沿って、周方向のいずれか一方向に移動させる。A方向に移動させれば、研磨目はa方向、B方向に移動させれば、研磨目はb方向である。
(b)の場合について図4を用いて説明する。図4も、研磨部材と電子写真感光体の配置は図2の場合と同じである。(a)の場合と逆に、(b)の場合は研磨部材が固定されており、電子写真感光体を軸中心でいずれか一方向に回転させる。A’方向に回転させれば、研磨目はb方向、B’方向に回転させれば、研磨目はa方向である。
(c)の場合は、研磨部材と電子写真感光体周面の相対速度の関係によって、研磨方向が決まる。その場合分けは以下のとおりである。
(1)電子写真感光体周面と研磨部材の移動方向が逆。
(2)電子写真感光体周面と研磨部材の移動方向が同じで、電子写真感光体周面の速度のほうが速い。
(3)電子写真感光体周面と研磨部材の移動方向が同じで、移動速度も同じ。
(4)電子写真感光体周面と研磨部材の移動方向が同じで、研磨部材の速度のほうが速い。
それぞれについて説明する。
(1)の場合について図5を用いて説明する。図5では、電子写真感光体がA’方向に回転し、研磨部材がB方向に移動しており、このとき、研磨目はb方向である。図示はしていないが、電子写真感光体の回転方向と研磨部材の移動方向が逆になれば、当然、研磨目の向きも逆になる。
(2)の場合について図6を用いて説明する。図6では、電子写真感光体がA’方向に回転し、研磨部材がA方向に移動しており、電子写真感光体周面の速度の方が早い。このとき、電子写真感光体周面のある点から研磨部材を見たとき、研磨部材は相対的にb方向に移動していくので、研磨目はb方向である。図示はしていないが、電子写真感光体の回転方向と研磨部材の移動方向が逆になれば、当然、研磨目の向きも逆になる。
(3)の場合について図7を用いて説明する。図7では、電子写真感光体がA’方向に回転し、研磨部材がA方向に移動しており、その速度は同じである。この場合は、電子写真感光体表面を研磨することができないので、本発明の主旨から外れている。
(4)の場合について図8を用いて説明する。図8では、電子写真感光体がA’方向に回転し、研磨部材がA方向に移動しており、研磨部材の速度の方が早い。このとき、電子写真感光体周面のある点から研磨部材を見たとき、研磨部材は相対的にa方向に移動していくので、研磨目はa方向である。図示はしていないが、電子写真感光体の回転方向と研磨部材の移動方向が逆になれば、当然、研磨目の向きも逆になる。
<クリーニングブレード>
クリーニングブレードの材質は、弾性体が好ましい。一般的には、特にウレタンゴムが使用されている。弾性体には、添加剤や架橋処理等を行い、硬度・反発弾性等の特性を制御してもよい。
本発明に用いられるクリーニングブレードは、電子写真感光体に対して、電子写真感光体の画像形成プロセス中の回転方向に対してカウンター方向に当接される。これについて、図9、10、11を用いて説明する。図9は、電子写真感光体にクリーニングブレードが当接されている図である。これを矢印の方向から見た図が図10である。電子写真感光体の画像形成プロセス中の回転方向がP方向であり、クリーニングブレードが図10の向きに当接された状態をカウンター(あるいはカウンター当接)と呼ぶ。逆に図11のように当接された状態をトレーリング(あるいはトレーリング当接)と呼ぶ。
一般に、トレーリングよりもカウンターの方がクリーニング性能に優れているため、既存のクリーニングシステムには、ほとんどの場合、カウンター当接が採用されている。図13は、クリーニングブレードと電子写真感光体が接触している部分を拡大し、カウンター当接のクリーニングの状態を模式化したものである。電子写真感光体1は便宜上、平面として図示している。カウンター当接の場合、弾性体であるクリーニングブレード3の先端は電子写真感光体1の回転方向Pにひきずられて変形している。この変形によって、電子写真感光体1とクリーニングブレード3は十分な接触面積をもち(以下、この接触部分をニップ部と称する)、トナー7を阻止する。更にC面側にトナーの阻止層が形成されてクリーニング状態を維持する。しかし、トレーリングの場合、ニップ部の面積は狭くなる傾向にあり、トナーの阻止層が不安定になるため、クリーニング不良となり易い。以上の理由により、本発明のクリーニングシステムは、カウンター当接を採用している。
クリーニングブレードを電子写真感光体に押し付ける圧力(ブレード当接圧)は、クリーニングブレードの電子写真感光体への侵入量や、当接する角度(図10のθ)、クリーニングブレードをバネで支持している場合にはバネの設定で制御することができる。また、これらを適当に組み合わせて、各々のプロセスに適した条件を選択できる。クリーニングブレードの当接角は、ブレード当接圧及びブレード当接圧の分布を好適に維持する観点から、20°以上40°以下であることが好ましい。ブレード当接圧は、低過ぎるとトナーのすり抜けが発生し、高過ぎるとクリーニングブレードのびびりや反転が発生するため、各プロセスにおいて最適化する必要がある。
<設置工程>
本発明にかかる設置工程は、電子写真感光体の研磨目の方向と、画像形成プロセス中の回転方向が同じ向きとなるように電子写真感光体を設置する工程である。
研磨目の方向は、前述したとおり、研磨部材の相対的な移動方向によって一意的に決まる方向である。また本発明は、カウンター方式のクリーニングブレードを採用したものである。すなわち、本発明の設置工程は、カウンター方式のクリーニングブレードに対して、研磨目の方向が向かっていくように電子写真感光体を設置する工程である。そのように電子写真感光体を設置することで、研磨部材で表面を粗面化した電子写真感光体を用いて、従来よりも許容範囲の広いクリーニングシステムを構築できる。メカニズムについては、検討結果から予想されるメカニズムを後述する。
<クリーニングの許容範囲の評価>
クリーニング性能の許容範囲の広さを確認する手段のひとつとして、クリーニングブレードを電子写真感光体に押し付ける圧力(ブレード当接圧)を変化させて、クリーニングが成立する圧力範囲の幅を確認する手段がある。より高い圧力から低い圧力までクリーニングが成立するクリーニングシステムは、許容範囲の広いクリーニングシステムと言える。
本発明の効果は、ブレード当接圧の許容範囲の幅を指標として評価した。
上述の通り、ブレード当接圧を変化させる方法はさまざまにあるが、本発明においては、クリーニングブレードをバネによって電子写真感光体に加圧し、そのバネを引く力を変化させることで、当接圧を変化させた。
本発明の製造方法によれば、クリーニングが成立する当接圧の範囲が、本発明の方法でない場合と比べて広くなった。本発明の方法でない場合、すなわち、電子写真感光体の研磨目の方向と、画像形成プロセス中の回転方向が逆向きとなるように電子写真感光体を設置した場合には、本発明の方法で許容される当接圧であっても、トナーのすり抜けが生じた。許容範囲は、高圧力側でも低圧力側でも、本発明の方が広かった。
本発明の方法でない場合について、その要因を明らかにするべく、高圧力設定時にすり抜けが生じたクリーニングブレードのニップ部近傍を顕微鏡観察した。その結果、図13のD面側に、図15に示すような繊維状の物質の付着が認められた。分析の結果、これは電子写真感光体の表面層と同じ成分であることが判明した。つまり、電子写真感光体表面が破壊されて、細かい破砕片となり、これがニップ部を通過していたのである。トナーのすり抜けは、その際、ニップ部に隙間が生じたことが原因であると予想できる。一方、低圧力設定時にトナーのすり抜けが生じた場合のクリーニングブレードにも、高圧力側のそれよりも少ないが、図16に示すように繊維状の物質が付着していた。以上の結果から、メカニズムについて以下のように考えている。
・高圧力の場合…破砕片が大量に発生し、削れ粉がニップ部に挟まり、トナーがすり抜ける。
・中圧力の場合…破砕片の発生が減少し、クリーニングが成立する。
・低圧力の場合…破砕片の発生は減少するが、低圧力ではニップ面積が狭く、トナー阻止層が不安定な状態にあるため、破砕片にトナーの阻止層が乱されてすり抜けが生じる。
このように、クリーニングの許容範囲を減少させる原因は電子写真感光体表面の破壊とそれに伴って生じる破砕片にあることが示唆された。よって、本発明者らは、本発明のシステムにおいては、電子写真感光体の研磨目の方向と、画像形成プロセス中の回転方向を同じ向きとすることで、電子写真感光体表面が破壊され難くなっていると予想している。
<電子写真感光体>
本発明にかかる電写真感光体は、円筒状の支持体上に感光層を形成したものであれば特に制限されない。
本発明にかかる電子写真感光体は、支持体上に、導電層、中間層、電荷発生層、電荷輸送層、保護層、あるいは、電荷発生物質と電荷輸送物質をともに含む層等のうち、いくつかの層、あるいは全てを有していてもよい。
支持体としては、導電性を有するもの(導電性支持体)であればよい。材質としては、例えば、鉄、銅、金、銀、アルミニウム、亜鉛、チタン、鉛、ニッケル、スズ、アンチモン、インジウム等の金属や合金、又は、これらの酸化物、あるいは、カーボン、導電性高分子等の導電性材料が挙げられる。また、上述の導電性材料は、支持体としてそのまま成形加工されてもよく、また、基材となる部材の表面に塗布又は蒸着されることによって支持体の表面層を形成してもよい。また、基材となる部材の表面のエッチング処理やプラズマ処理の処理剤として用いてもよい。
また、支持体の表面は、レーザー光等の散乱による干渉縞の防止等を目的として、切削処理、粗面化処理、アルマイト処理等を施してもよい。
導電層は、カーボンブラック、導電性顔料や抵抗調節顔料を結着樹脂とともに溶剤に分散及び/又は溶解させて得られる導電層用塗布液を用いて形成することができる。導電層用塗布液には、加熱や放射線照射によって重合し、硬化物となる化合物(重合性の化合物)を含有させてもよい。導電層の層厚は、0.2μm以上40μm以下であることが好ましく、1μm以上35μm以下であることがより好ましく、5μm以上30μm以下であることがより一層好ましい。
導電層に用いられる結着樹脂としては、例えば、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン等のビニル化合物の重合体/共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリスルホン、ポリフェニレンオキサイド、ポリウレタン、セルロース樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ケイ素樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
導電層に用いられる導電性顔料及び抵抗調節顔料としては、例えば、アルミニウム、亜鉛、銅、クロム、ニッケル、銀、ステンレス等の金属や合金の粒子や、これらを樹脂の粒子の表面に蒸着したもの等が挙げられる。また、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化ビスマス、スズをドープした酸化インジウム、アンチモンやタンタルをドープした酸化スズ等の金属酸化物の粒子でもよい。これらの粒子は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。2種以上を組み合わせて用いる場合は、単に混合するだけでもよいし、固溶体や融着の形にしてもよい。
感光層の接着性改良、塗工性改良、支持体からの電荷注入性改良、感光層の電気的破壊に対する保護等のために中間層を形成してもよい。
中間層の材料としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリ−N−ビニルイミダゾール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、エチレン−アクリル酸共重合体、カゼイン、ポリアミド、N−メトキシメチル化6ナイロン、共重合ナイロン、にかわ、ゼラチン等が挙げられる。中間層は、上記の材料を溶剤に溶解させて得られる中間層用塗布液を塗布し、これを乾燥させることによって形成することができる。中間層の層厚は0.05μm以上7μm以下であることが好ましく、0.1μm以上2μm以下であることがより好ましい。
電荷発生層は、電荷発生物質とその0.3倍量以上4倍量以下(質量比)の結着樹脂とを溶剤中に分散させて得られた電荷発生層用塗布液を塗布する。分散方法としては、ホモジナイザー、超音波分散、ボールミル、振動ボールミル、サンドミル、アトライター又はロールミル等を用いることができる。これを乾燥させることによって、電荷発生層を形成することができる。また、電荷発生層は、電荷発生物質の蒸着膜としてもよい。
電荷発生層に用いられる電荷発生物質としては、例えば、セレン−テルル、ピリリウム、チアピリリウム系染料、各種の中心金属及び各種の結晶系(α、β、γ、ε、X型等)を有するフタロシアニン顔料、アントアントロン顔料、ジベンズピレンキノン顔料、ピラントロン顔料、モノアゾ、ジスアゾ、トリスアゾ等のアゾ顔料、インジゴ顔料、キナクリドン顔料、非対称キノシアニン顔料、キノシアニン顔料等が挙げられる。また、アモルファスシリコンであってもよい。これらの電荷発生物質は1種のみ用いてもよく、2種以上用いてもよい。
電荷発生層の層厚は5μm以下であることが好ましく、0.1μm以上2μm以下であることがより好ましい。
電荷輸送層は、電荷輸送物質と結着樹脂としての熱可塑性樹脂とを溶剤に溶解させて得られた電荷輸送層用塗布液を塗布する。これを乾燥させることによって、電荷輸送層を形成することができる。電荷輸送層中に含まれる電荷輸送物質の量は、20質量%以上100質量%以下であることが好ましく、30質量%以上90質量%以下であることがより好ましい。
電荷輸送層に用いられる電荷輸送物質としては、例えば、ピレン化合物、N−アルキルカルバゾール化合物、ヒドラゾン化合物、N,N−ジアルキルアニリン化合物、ジフェニルアミン化合物、トリフェニルアミン化合物、トリフェニルメタン化合物、ピラゾリン化合物、スチリル化合物、スチルベン化合物等が挙げられる。
電荷輸送層の層厚は5μm以上50μm以下であることが好ましく、10μm以上35μm以下であることがより好ましい。
電荷発生層や電荷輸送層を形成するために用いられる結着樹脂としては、例えば、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン等のビニル化合物の重合体及び共重合体等が挙げられる。また、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエステル、ポリスルホン、ポリフェニレンオキサイド、ポリウレタン、セルロース樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ケイ素樹脂及びエポキシ樹脂等が挙げられる。
電子写真感光体に要求される特性の一つである耐久性能の向上にあたっては、上述の機能分離型の電子写真感光体の場合、表面層となる電荷輸送層の材料設計は重要である。その例としては、高強度の結着樹脂を用いたり、可塑性を示す電荷輸送物質と結着樹脂との比率をコントロールしたり、高分子電荷輸送物質を使用する等が挙げられるが、より耐久性能を発現させるためには表面層を硬化系樹脂で構成することが有効である。
本発明においては、電荷輸送層自体を硬化系樹脂で構成することが可能である。また上述の電荷輸送層上に第二の電荷輸送層として硬化系樹脂層を形成することが可能である。硬化系樹脂層に要求される特性は、膜の強度と電荷輸送能力の両立であり、電荷輸送材料及び重合或いは架橋性のモノマーやオリゴマーから構成されるのが一般的である。
電荷輸送材料としては、公知の正孔輸送性化合物及び電子輸送性化合物を用いることができる。重合あるいは架橋性のモノマーやオリゴマーとしては、アクリロイルオキシ基やスチレン基を有する連鎖重合系の材料、水酸基やアルコキシシリル基、イソシアネート基等を有する逐次重合系の材料が挙げられる。得られる電子写真特性、汎用性や材料設計、製造安定性等の観点から正孔輸送性化合物と連鎖重合系材料の組み合わせが好ましく、更には正孔輸送性基及びアクリロイルオキシ基の両者を分子内に有する化合物を硬化させる系が特に好ましい。
硬化手段としては、熱、光、放射線等の公知の手段が利用できる。
硬化層の膜厚は、電荷輸送層の場合は前述と同様5μm以上50μm以下であることが好ましく、更には10μm以上35μm以下であることがより好ましい。第二の電荷輸送層あるいは保護層の場合は、0.1μm以上20μm以下であることが好ましく、更には1μm以上10μm以下であることがより好ましい。
また、単層及び積層のどちらの場合においても、感光層の上層に保護層を設けてもよい。保護層は、電子写真感光体に加えられる機械的、電気的、又は化学的な負荷から感光層を保護する目的で、電子写真感光体の最表面を構成するように、種々の層の最も上に形成される層である。この保護層は、上述した「表面となる電荷輸送層」の樹脂と同様の硬化系樹脂で構成することが可能である。また、保護層が電荷輸送機能を有していてもよい。ちなみに、機能分離型の電子写真感光体の場合、電荷輸送能をもつ保護層は、第二の電荷輸送層と同義である。保護層の層厚は0.01μm以上10μm以下であることが好ましく、より好ましくは0.1μm以上7μm以下である。
更に、表面となる電荷輸送層、あるいは保護層中に、金属及びその酸化物、窒化物、塩、合金やカーボン等の導電性材料を含有してもよい。この金属種としては、鉄、銅、金、銀、鉛、亜鉛、ニッケル、スズ、アルミニウム、チタン、アンチモン、インジウム等が挙げられる。また、この導電性材料には、具体的には、ITO、TiO、ZnO、SnO、Al等が挙げられる。導電性材料は微粒子状の材料であり、保護層中に分散される。その粒子径は好ましくは0.001μm以上5μm以下であり、より好ましくは0.01μm以上1μm以下である。その保護層への添加量は、好ましくは1質量%以上70質量%以下であり、より好ましくは5質量%以上50質量%以下である。導電性材料を保護層に分散する際に、分散剤としてチタンカップリング剤、シランカップリング剤、各種界面活性等を用いてもよい。
感光層を構成する各層には、酸化防止剤や光劣化防止剤等の各種添加剤を用いてもよい。また、表面層には、その滑性や撥水性を改善する目的で、各種フッ素化合物、シラン化合物、若しくは金属酸化物等、又はこれらの微粒子等を含有してもよい。これらの分散性を改善する目的で分散剤や界面活性剤を用いてもよい。表面層におけるこれら添加物の含有量は、好ましくは1質量%以上70質量%以下、より好ましくは5質量%以上50質量%以下である。
以上に挙げた各層は、上述の化合物そのもの、又はそれを含有する溶液や分散液等の組成物を、支持体又は支持体上に既に形成されている層の上に、蒸着、塗布等の公知の方法で付着させ、前記化合物又は組成物の膜を形成し、この膜を硬化させる公知の方法によって形成することができる。このような公知の方法の中でも、塗布法が最も好ましい。塗布による方法は、薄膜から厚膜まで広い範囲で、しかもさまざまな組成の膜が形成可能である。具体的には、バーコーター、ナイフコーター、浸漬塗布、スプレー塗布、ビーム塗布、静電塗布、ロールコーター、粉体塗布等の、各種方法や各種手段による塗布が挙げられる。
<電子写真装置>
図17は、本発明の電子写真装置構成の一例を、概略的に示す図である。本発明による電子写真装置は、上述の本発明の電子写真感光体1と、電子写真感光体1の表面を帯電させる帯電手段12と、帯電した電子写真感光体1に形成すべき画像に応じたレーザー光等の光13を照射して電子写真感光体1に静電潜像を形成させる像露光手段(不図示)と、静電潜像が形成された電子写真感光体1にトナーを供給して静電潜像が現像されてなるトナー像を形成する現像手段14と、このトナー像を電子写真感光体1の表面から中間転写体15に転写させる1次転写手段16と、中間転写体15に転写されたトナー像を転写材17に転写する2次転写手段18と、転写材17に転写されたトナー像を定着させる像定着手段(不図示)と、転写後の電子写真感光体1の表面の付着物を除去する、カウンター方式のブレードクリーニング手段3と、クリーニング後の電子写真感光体1に静電履歴を消去するための光を照射する前露出手段19とを有する。前露出手段19は、場合によっては設けなくてもよい。
次に、本発明による電子写真装置の制御について詳細に説明する。電子写真感光体1は、例えば、円筒状の形状を有するものであり、軸1aを有する。電子写真感光体1は、軸1aを中心に所定の周速度で回転駆動される(図17では、矢印方向)。電子写真感光体1は、回転過程で、例えばコロナ放電を用いる非接触式の帯電装置である帯電手段12により、その周面に正又は負の所定電位の均一帯電を受ける。
次いで、電子写真感光体1は、露光部にて像露光手段によりスリット露光・レーザービーム走査露光等の光像露光13を受ける。これにより電子写真感光体1の周面に、露光像に対応した静電潜像が順次形成される。光像露光13は、電子写真装置を複写機やプリンターとして使用する場合には、原稿からの反射光若しくは透過光、又は原稿を読み取り信号化し、この信号によるレーザービームの走査、LEDアレイの駆動、若しくは液晶シャッターアレイの駆動等により電子写真感光体1に照射される光である。
このように形成された静電潜像には、現像手段14から供給されるトナーが付着しトナー像を形成する。なお、現像手段14は、例えば、トナーを収容するトナー容器と、トナー容器の開口部に回転自在に設けられている現像スリーブとを有する。
電子写真感光体1表面に形成されたトナー像は、電子写真感光体1と1次転写手段16との間に電子写真感光体1の回転に同期して回転する中間転写体15の表面に、1次転写手段16が具備する電圧印加手段が印加する電圧により、各色順次転写される。中間転写手段15に転写されたトナー像は、引き続き、2次転写手段18との間に電子写真感光体1の回転に同期して供給された転写材17の表面に、2次転写手段18の具備する電圧印加手段が印加する電圧により、順次転写される。
あるいは、中間転写手段を有しない、いわゆる直接転写方式の場合は、電子写真感光体1の表面に形成されたトナー像は、転写手段(不図示)が具備する電圧印加手段が印加する電圧により、転写材17に直接転写される。
これらの転写手段が具備する電圧印加手段は、公知の電圧印加手段を用いることができ、例えば、コロナ帯電器、ローラ帯電器が用いられる。
トナー像が転写された転写材17は、転写材17の未定着状態のトナー像を定着する像定着手段(不図示)に導入され像定着を受けた後、画像形成物(コピー)として機外へ出力される。なお、像定着手段は、転写材17に存在する未定着トナーを転写材17に定着させ得る手段であれば特に制限されないが、例えば、転写材17を加熱するためのヒータを内蔵する定着ローラと、定着ローラに向けて転写材17を押圧するための加圧ローラとを有してもよい。
一方、トナー像を転写した後の電子写真感光体1は、電子写真感光体1の表面に当接するカウンター方式のブレードクリーニング手段3により、電子写真感光体1の表面に残存するトナー(残トナー)の除去を受け、清浄面化される。その後、電子写真感光体1の表面は、更に前露出手段19により除電処理されて繰り返して像形成に使用される。除電処理は、場合によっては行わなくてもよい。
本発明の電子写真装置は、本発明にかかる電子写真感光体及び前述した手段以外の他の手段を更に有してもよい。他の手段としては、現像手段14と1次転写手段16との間に設置される、現像されたトナーの電荷量を制御するための帯電手段等、電子写真の形成に関する種々の公知の手段が挙げられる。
(プロセスカートリッジ)
また、本発明のプロセスカートリッジは、少なくともカウンター方式のブレードクリーニング手段3を有し、その他、現像手段等の構成要素のうち、一つ又は複数の手段を装置ユニットとして一体に結合して構成し、このユニットを装置本体に対して着脱可能に構成してなるプロセスカートリッジである。図18は、本発明のプロセスカートリッジの一例の構成を概略的に示す図である。本発明プロセスカートリッジは、筐体20中に、上述の電子写真感光体1と、帯電手段12と、現像手段14と、カウンター方式のブレードクリーニング手段3とを一体化して支持してなる。筐体20は、電子写真感光体1、帯電手段12、現像手段14、及びクリーニング手段3のそれぞれが画像形成に適した相対的な位置関係に配置されるように支持する。筐体20には、光像露光13及び前露出手段19からの光を筐体20の外から中へ通すための開口部が設けられてもよい。
また、本発明プロセスカートリッジは、電子写真装置に着脱可能なように電子写真装置に案内するレール21等の案内手段が設けられてもよい。この案内手段は、1次転写手段16の転写位置や、前露出手段19からの光及び光像露光13の入射位置等に応じた画像形成位置に筐体20内の電子写真感光体1が配置されるように、筐体20を電子写真装置の本体に着脱自在に案内し、支持する。
また、上述他の手段には、現像手段によって電子写真感光体の表面に形成されたトナー像を転写材に転写するための転写手段等のさらなる手段が含まれていてもよい。
以下に、具体的な実施例を挙げて本発明をより詳細に説明する。なお、実施例中の「部」は「質量部」を意味する。
(実施例1
持体として長さ370mm、外径30mmのアルミニウムシリンダ(JIS A3003で規定されるアルミニウムの合金)を、切削加工により作製した。このシリンダを洗剤(商品名:ケミコールCT、常盤化学(株)製)を含む純水中で超音波洗浄を行い、続いて洗剤を洗い流す工程を経た後、更に純水中で超音波洗浄を行って脱脂処理した。このシリンダに、以下に記す処理を行い、電子写真感光体の作製を行った。
酸化スズの被覆層を有する硫酸バリウム粒子からなる粉体 57部
(商品名:パストランLRS、三井金属鉱業(株)製)
レゾール型フェノール樹脂 21部
(商品名:フェノライト J−325、大日本インキ化学工業(株)製、固形分60%のメタノール溶液)
シリコーンオイル 0.008部
(商品名:SH28PA、東レシリコーン(株)製)
2−メトキシ−1−プロパノール 19部
からなるスラリーを約8時間ボールミルで分散させて分散液を得た。この分散液に含有される粉体の平均粒径は、0.25μmであった。この分散液に、シリコーン樹脂(商品名:トスパール120、東芝シリコーン(株)製)1.18部を2−メトキシ−1−プロパノール1.18部に分散した液を添加した。このようにして調製した分散液を、上述のアルミニウムシリンダ上に浸漬法によって塗布し、これを150℃に調整した熱風乾燥機中で30分間加熱硬化し、分散液の塗布膜を硬化させることにより、膜厚18μmの導電層を形成させた。
次に、
メトキシメチル化6ナイロン樹脂 40部
(商品名:トレジンEF−30T、ナガセケムテックス(株)製)
をメタノール400部及びブタノール200部の混合液に溶解した溶液を、上述の導電層の上に浸漬塗布し、これを100℃に調整した熱風乾燥機中で30分間加熱乾燥して、溶液の塗布膜を硬化させることにより、膜厚0.40μmの中間層を形成した。
次に、
ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料 20部
(CuKα特性X線回折スペクトルにおけるブラッグ角2θ±0.2°の7.4°及び28.2°に強いピークを有する結晶形)
下記構造式(1)で示されるカリックスアレーン化合物 0.2部
ポリビニルブチラール樹脂 10部
(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)
シクロヘキサノン 800部
からなる混合液を、直径1mmガラスビーズを用いてサンドミルで4時間分散させた後、得た混合液に酢酸エチル700部を加えて電荷発生層用塗工液を調製した。この塗工液を上述の中間層上に浸漬塗布し、これを80℃に調整した熱風乾燥機中で15分間加熱乾燥して、塗工液の塗布膜を硬化させることにより、膜厚0.180μmの電荷発生層を形成した。
次に、
下記構造式(2)で示されるトリアリールアミン系化合物 50部
下記構造式(3)で示されるトリアリールアミン系化合物 50部
ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂 100部
(商品名:ユーピロン(登録商標)Z400、三菱エンジニアリングプラスティックス(株)製)
を、モノクロロベンゼン600部及びジメトキシメタン200部の混合液に溶解して電荷輸送層用塗工液を調製した。この塗工液を上記電荷発生層上に浸漬塗布し、これを100℃に調整した熱風乾燥機中で30分間加熱乾燥して、塗工液の塗布膜を硬化させることにより、膜厚18μmの第一の電荷輸送層を形成した。
次に、
分散剤としてフッ素原子含有樹脂 0.45部
(商品名:GF−300、東亞合成(株)製) 35部
1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン
(商品名:ゼオローラH、日本ゼオン(株)製)
1−プロパノール 35部
に溶解した。続いて、ポリテトラフルオロエチレン樹脂粉体(商品名:ルブロンL−2、ダイキン工業(株)製)10部を加え、高圧分散機(商品名:マイクロフルイダイザーM−110EH、米Microfluidics社製)で5880N/cm(600kgf/cm)の圧力で3回の処理を施し均一に分散させた。これを10μmのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製メンブレンフィルターで加圧ろ過を行い潤滑剤分散液を調製した。その後、下記構造式(4)で示される正孔輸送性化合物20部を潤滑剤分散液に加え、
PTFE製の5μmメンブレンフィルターで加圧ろ過を行い、フィラー含有層用の塗工液を調整した。この塗工液を用いて前記の電荷輸送層上に、フィラー含有層を浸漬塗布法により塗工した。
その後、窒素中において加速電圧70kV、線量1.8Mrad(1.8×10Gy)の条件で電子線を照射した。引き続いて電子写真感光体の温度が130℃になる条件で90秒間加熱処理を行った。このときの酸素濃度は10ppmであった。更に、電子写真感光体を大気中で100℃に調整された熱風乾燥機中で20分間加熱処理を行って、膜厚5.0μmの硬化性樹脂の表面層を形成した。
<研磨工程>
得られた電子写真感光体の表面を、ラッピングシートを用いて研磨した。図14はラッピングシートを用いた研磨装置を上から見たときの模式図である。ラッピングシートは、研磨砥粒が結着樹脂に分散されたものが基材に塗布されたシートである。ラッピングシート10は2つの軸9にロールトゥロールで巻かれており、4本のガイドローラ11とバックアップローラ8を介していずれの方向にも巻き取ることができる。軸9には、巻き取りを行うためのモータと、シートが送られる方向と逆方向に、ラッピングシート10に張力が与えるためのモータ(不図示)が配置されている。
この装置を用いて、以下に示す条件で電子写真感光体の表面の研磨を行った。
ラッピングシート:品名:MAXIMA−GC−#2000(日本レフライト工業株式会社製)
研磨砥粒:SiC(平均粒径:9μm)
基材:ポリエステルフィルム(厚さ:75μm)
ラッピングシート送り:B方向、400mm/min
ラッピングシートの張架力:1N/m
バックアップローラ:材質:発泡ウレタン
アスカーC硬度:20°
電子写真感光体回転数:30rpm
電子写真感光体のバックアップローラへの侵入量:3mm
処理時間:12秒
以上のようにして、表面が研磨された電子写真感光体を得た。この電子写真感光体の研磨目の方向は、b方向である。得られた電子写真感光体の表面粗さを、接触式面粗さ測定機(商品名:サーフコーダSE3500、(株)小坂研究所製)を用いて測定したところ、この電子写真感光体の表面粗さRaは0.058μmであった。
<設置工程、クリーニング性能の評価>
クリーニング性能を評価する手段として、前述のとおり、ブレード当接圧を変化させて、クリーニングが成立する圧力範囲の幅を確認する手段がある。
具体的には、図12に示すクリーニング構成で評価した。ゴム硬度70度のウレタン製のクリーニングブレードを、背板の板金4で支持し、板金と枠体に固定されたバネ支持部材6をバネ5でつないだ。このバネをバネ支持部材に接続する位置を上下させて、バネを引く力を変化さることで、ブレード当接圧を変化させた。ブレード当接圧は、電子写真感光体の位置に、電子写真感光体の代わりに圧力センサーを設置して測定した。当接角θは、25°とした。
23℃、5%環境において、下記のモードでクリーニング性能を評価した。まず、帯電手段(帯電ローラ)(不図示)と現像手段(不図示)に2分間バイアスを印加して電子写真感光体上にベタ濃度相当の現像を行い、クリーニングブレードにトナーを送った。次に10分間現像を停止した状態で電子写真感光体を回転させた。その後、クリーニングブレードを取り外して、トナーがすり抜けているか否かを顕微鏡で観察することで、クリーニングがきちんと行われているか否かを判断した。また、帯電ローラの汚れの程度も指標とした。評価判断としては、下記のような基準を設けた。
○ …クリーニングブレードのすり抜けなし、帯電ローラの汚れなし
△ …クリーニングブレードのすり抜けあり、帯電ローラの汚れなし
× …クリーニングブレードのすり抜けあり、帯電ローラの汚れあり
××…クリーニングブレードのすり抜けあり、帯電ローラの汚れあり、クリーニングブレードのびびりあり
ブレード当接圧は、22、28、32、38g/cmの4条件を選択した。
得られた電子写真感光体を、上記のクリーニング評価用の装置に、研磨目の方向がプロセス回転方向と同じになるように設置し、評価を行った。結果を表1に示す。
(実施例2)
実施例1と同様に電子写真感光体を作製し、引き続き、実施例1から下記の条件を変更して研磨工程を行った。
ラッピングシート送り:A方向、400mm/min
電子写真感光体回転数:240rpm
以上のようにして、表面が研磨された電子写真感光体を得た。この電子写真感光体の研磨目の方向は、b方向である。また、この電子写真感光体の表面粗さRaは0.045μmであった。得られた電子写真感光体を、上記のクリーニング評価用の装置に、研磨目の方向がプロセス回転方向と同じになるように設置し、評価を行った。結果を表1に示す。
(実施例3)
実施例1と同様に電子写真感光体を作製し、引き続き、実施例1から下記の条件を変更して研磨工程を行った。
ラッピングシート送り:A方向、400mm/min
電子写真感光体回転数:30rpm
以上のようにして、表面が研磨された電子写真感光体を得た。この電子写真感光体の研磨目の方向は、b方向である。また、この電子写真感光体の表面粗さRaは0.035μmであった。得られた電子写真感光体を、上記のクリーニング評価用の装置に、研磨目の方向がプロセス回転方向と同じになるように設置し、評価を行った。結果を表1に示す。
(実施例4)
実施例1と同様に電子写真感光体を作製し、引き続き、実施例1から下記の条件を変更して研磨工程を行った。
ラッピングシート送り:A方向、5200mm/min
電子写真感光体回転数:240rpm
以上のようにして、表面が研磨された電子写真感光体を得た。この電子写真感光体の研磨目の方向は、a方向である。また、この電子写真感光体の表面粗さRaは0.037μmであった。得られた電子写真感光体を、上記のクリーニング評価用の装置に、研磨目の方向がプロセス回転方向と同じになるように設置し、評価を行った。結果を表2に示す。
(比較例1)
実施例1と同様に電子写真感光体の作製と研磨を行い、得られた電子写真感光体を、上記のクリーニング評価用の装置に、研磨目の方向がプロセス回転方向と逆となるように設置し、評価を行った。結果を表1に示す。
(比較例2)
実施例2と同様に電子写真感光体の作製と研磨を行い、得られた電子写真感光体を、上記のクリーニング評価用の装置に、研磨目の方向がプロセス回転方向と逆となるように設置し、評価を行った。結果を表2に示す。
(比較例3)
実施例3と同様に電子写真感光体の作製と研磨を行い、得られた電子写真感光体を、上記のクリーニング評価用の装置に、研磨目の方向がプロセス回転方向と逆となるように設置し、評価を行った。結果を表2に示す。
(比較例4)
実施例4と同様に電子写真感光体の作製と研磨を行い、得られた電子写真感光体を、上記のクリーニング評価用の装置に、研磨目の方向がプロセス回転方向と逆となるように設置し、評価を行った。結果を表2に示す。
表1、表2から明らかなように、電子写真感光体の研磨目の方向と画像形成プロセス中の回転方向を同じ方向とした場合、より許容範囲の広いクリーニング性能を有していることが分かる。本発明によれば、研磨部材で表面を粗面化した電子写真感光体を用いて、従来よりも許容範囲の広いクリーニング性能を発揮できるので、多様化するクリーニングへの要求に広く対応できる。
本発明の研磨における電子写真感光体の回転方向と研磨目の方向を説明する図である。 本発明の研磨における研磨部材と電子写真感光体の配置を説明する図である。 電子写真感光体を固定し(回転させず)、研磨部材を電子写真感光体の周面に沿って移動させる場合である。 電子写真感光体を軸中心に回転させ、研磨部材を固定する場合である。 電子写真感光体を軸中心に回転させ、かつ、研磨部材を電子写真感光体の周面に沿って移動させる場合である。 電子写真感光体周面と研磨部材の移動方向が逆の場合である。 電子写真感光体周面と研磨部材の移動方向が同じで、電子写真感光体周面の速度のほうが速い場合である。 電子写真感光体周面と研磨部材の移動方向が同じで、移動速度も同じ場合である。 電子写真感光体周面と研磨部材の移動方向が同じで、研磨部材の速度のほうが速い場合である。 電子写真感光体にクリーニングブレードが当接されている状態を説明する図である。 クリーニングブレードがカウンター当接された状態を説明する図である。 クリーニングブレードがトレーリング当接された状態を説明する図である。 バネ加圧によって圧力を変化させるクリーニング性能評価装置を説明する図である。 トナーのクリーニングについて説明する図である。 ラッピングシートを用いた研磨を説明する図である。 高圧力設定時にすり抜けが生じたクリーニングブレードのニップ部近傍の顕微鏡写真である。 低圧力設定時にすり抜けが生じたクリーニングブレードのニップ部近傍の顕微鏡写真である。 本発明の電子写真装置を説明する図である。 本発明のプロセスカートリッジを説明する図である。
1 電子写真感光体
2 研磨部材
3 クリーニングブレード
4 クリーニングブレードの背板板金
5 バネ
6 バネ支持部材
7 トナー
8 バックアップローラ
9 ラッピングシートを巻きつける軸
10 ラッピングシート
11 ガイドローラ
1a 軸
12 帯電手段
13 像露光
14 現像手段
15 中間転写体
16 1次転写手段
17 転写材
18 2次転写手段
19 前露光手段
20 筐体
21 ガイドレール
A 研磨部材の移動方向A
B 研磨部材の移動方向B
C面 クリーニングブレード面のうち、電子写真感光体の移動方向の上流側の面
D面 クリーニングブレード面のうち、電子写真感光体の移動方向の下流側の面
P 画像形成プロセス中の電子写真感光体の回転方向
A’ 電子写真感光体の回転方向A’
B’ 電子写真感光体の回転方向B’
a 研磨目の方向a
b 研磨目の方向b
θ クリーニングブレードの当接角

Claims (4)

  1. 表面層を有する円筒状の電子写真感光体の表面を研磨し、該電子写真感光体の表面を粗面化する研磨工程と、
    電子写真感光体にクリーニングブレードが画像形成プロセス中の電子写真感光体の回転方向に対してカウンター方向に当接される電子写真装置に、該研磨工程後の電子写真感光体を設置する設置工程と
    を有する電子写真装置の製造方法において、
    該研磨工程が、研磨部材と該研磨工程前の電子写真感光体とを接触させ、該研磨部材と該研磨工程前の電子写真感光体とを、該研磨工程前の電子写真感光体の周方向のいずれか一方向に相対的に移動させて、該研磨工程前の電子写真感光体の表面を研磨する工程であり、
    該設置工程が、該研磨工程後の電子写真感光体の研磨目の方向と、画像形成プロセス中の電子写真感光体の回転方向とが同じ向きとなるように、該研磨工程後の電子写真感光体を該電子写真装置に設置する工程である
    ことを特徴とする電子写真装置の製造方法。
  2. 表面層を有する円筒状の電子写真感光体の表面を研磨し、該電子写真感光体の表面を粗面化する研磨工程と、電子写真感光体にクリーニングブレードが画像形成プロセス中の電子写真感光体の回転方向に対してカウンター方向に当接されるプロセスカートリッジに、該研磨工程後の電子写真感光体を設置する設置工程と
    を有するプロセスカートリッジの製造方法において、
    該研磨工程が、研磨部材と該研磨工程前の電子写真感光体とを接触させ、該研磨部材と該研磨工程前の電子写真感光体とを、該研磨工程前の電子写真感光体の周方向のいずれか一方向に相対的に移動させて、該研磨工程前の電子写真感光体の表面を研磨する工程であり、
    該設置工程が、該研磨工程後の電子写真感光体の研磨目の方向と、画像形成プロセス中の電子写真感光体の回転方向とが同じ向きとなるように、該研磨工程後の電子写真感光体を該プロセスカートリッジに設置する工程である
    ことを特徴とするプロセスカートリッジの製造方法。
  3. 前記表面層が硬化性樹脂を含有する請求項1に記載の電子写真装置の製造方法。
  4. 前記表面層が硬化性樹脂を含有する請求項2に記載のプロセスカートリッジの製造方法。
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