JP5617060B2 - データ管理装置、データ管理方法、及びデータ管理プログラム - Google Patents

データ管理装置、データ管理方法、及びデータ管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、プラントの監視対象から取得したプロセスデータを記憶するデータ管理装置、データ記憶方法、及びデータ記憶プログラムに関する。
プラントの監視対象から各種データを収集する装置として、例えば、特許文献1には、制御装置が鉄鋼プラントへ出力した制御情報をバイナリデータで収集し、制御装置が出力した制御情報で制御された鉄鋼プラントのイベント情報をバイナリデータで収集し、同時刻に収集された制御情報のバイナリデータとイベント情報のバイナリデータとに共通のキーを付加し、共通のキーが付加された制御情報のバイナリデータを蓄積するとともに、共通のキーが付加されたイベント情報のバイナリデータを蓄積するデータ収集装置が提案されている。
特開2010−271850号公報
しかしながら、特許文献1に記載のデータ収集装置を大規模なプラント制御システムに適用した場合、プロセスデータを記憶するために、大容量の記憶媒体が必要になるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、大量のプロセスデータを比較的少ない記憶領域に記憶するデータ管理装置、データ管理方法、及びデータ管理プログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係るデータ管理装置の第1の特徴は、監視対象より取得した経時的変化のあったプロセスデータと、基準時点から前記経時的変化のあった時点までの経過時間とを関連づけて、配列パターンサンプリングデータとして生成する配列パターンサンプリングデータ生成部と、前記監視対象よりプロセスデータを取得する度に、前記監視対象より取得したプロセスデータにおける経時的変化の有無を示すフラグと、前記監視対象より取得した経時的変化のあったプロセスデータとを関連づけて、ビットパターンサンプリングデータとして生成するビットパターンサンプリングデータ生成部と、前記ビットパターンサンプリングデータと前記配列パターンサンプリングデータとのうち、記憶容量が小さいいずれか一方を記憶部に記憶させる記憶制御部と、を備えたことにある。
また、本発明に係るデータ管理装置の第2の特徴は、前記経過時間を記憶するために必要なデータサイズと、前記プロセスデータを取得する取得間隔とに基づいて、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数の閾値を示す変化点数閾値を算出する算出部を、更に備え、前記記憶制御部は、前記監視対象よりプロセスデータを取得する度に、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数が、前記算出部により算出された変化点閾値より高い場合、前記ビットパターンサンプリングデータを記憶させ、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数が、前記算出部により算出された変化点閾値より小さい場合、前記配列パターンサンプリングデータを記憶させることにある。
また、本発明に係るデータ管理方法の第1の特徴は、監視対象より取得した経時的変化のあったプロセスデータと、基準時点から前記経時的変化のあった時点までの経過時間とを関連づけて、配列パターンサンプリングデータとして生成する配列パターンサンプリングデータ生成ステップと、前記監視対象よりプロセスデータを取得する度に、前記監視対象より取得したプロセスデータにおける経時的変化の有無を示すフラグと、前記監視対象より取得した経時的変化のあったプロセスデータとを関連づけて、ビットパターンサンプリングデータとして生成するビットパターンサンプリングデータ生成ステップと、前記ビットパターンサンプリングデータと前記配列パターンサンプリングデータとのうち、記憶容量が小さいいずれか一方を記憶部に記憶させる記憶制御ステップと、を有することにある。
また、本発明に係るデータ管理方法の第2の特徴は、前記経過時間を記憶するために必要なデータサイズと、前記プロセスデータを取得する取得間隔とに基づいて、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数の閾値を示す変化点数閾値を算出する算出ステップを、更に備え、前記記憶制御ステップは、前記監視対象よりプロセスデータを取得する度に、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数が、前記算出ステップにより算出された変化点閾値より高い場合、前記ビットパターンサンプリングデータを記憶させ、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数が、前記算出ステップにより算出された変化点閾値より小さい場合、前記配列パターンサンプリングデータを記憶させることにある。
また、本発明に係るデータ管理プログラムの第1の特徴は、コンピュータに、監視対象より取得した経時的変化のあったプロセスデータと、基準時点から前記経時的変化のあった時点までの経過時間とを関連づけて、配列パターンサンプリングデータとして生成する配列パターンサンプリングデータ生成ステップと、前記監視対象よりプロセスデータを取得する度に、前記監視対象より取得したプロセスデータにおける経時的変化の有無を示すフラグと、前記監視対象より取得した経時的変化のあったプロセスデータとを関連づけて、ビットパターンサンプリングデータとして生成するビットパターンサンプリングデータ生成ステップと、前記ビットパターンサンプリングデータと前記配列パターンサンプリングデータとのうち、記憶容量が小さいいずれか一方を記憶部に記憶させる記憶制御ステップと、を実行させることにある。
また、本発明に係るデータ管理プログラムの第2の特徴は、さらに、前記コンピュータに、前記経過時間を記憶するために必要なデータサイズと、前記プロセスデータを取得する取得間隔とに基づいて、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数の閾値を示す変化点数閾値を算出する算出ステップを、更に実行させ、前記記憶制御ステップは、前記監視対象よりプロセスデータを取得する度に、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数が、前記算出ステップにより算出された変化点閾値より高い場合、前記ビットパターンサンプリングデータを記憶させ、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数が、前記算出ステップにより算出された変化点閾値より小さい場合、前記配列パターンサンプリングデータを記憶させることにある。
本発明のデータ管理装置、データ管理方法、及びデータ管理プログラムによれば、大量のプロセスデータを比較的少ない記憶領域に記憶することができる。
本発明の実施形態1に係るデータ管理装置を含むオンラインデータ管理システムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態1に係るデータ管理装置が備える記憶部のデータ構造を模式的に示した図である。 本発明の実施形態1に係るデータ管理装置が備える記憶部の範囲データ記憶部に記憶された10分範囲データ位置ファイルの一例を示した図である。 本発明の実施形態1に係るデータ管理装置が備える記憶部の範囲データ記憶部に記憶された10分範囲データファイルの一例を示した図である。 本発明の実施形態1に係るデータ管理装置が備える記憶部の範囲データ記憶部に記憶された10分範囲データファイルのブロックデータの一例を示した図である。 本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部の範囲データ記憶部に記憶された10分範囲データ位置ファイルと、10分範囲データファイルとのデータの関連性を説明した図である。 図7は、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置が備える記憶部の範囲データ記憶部に記憶された1分範囲データ位置ファイルの一例を示した図である。 本発明の実施形態1に係るデータ管理装置が備える記憶部の範囲データ記憶部に記憶された1分範囲データファイルの一例を示した図である。 本発明の実施形態1に係るデータ管理装置が備える記憶部の範囲データ記憶部に記憶された1分範囲データファイルのブロックデータの一例を示した図である。 本発明の実施形態1に係るデータ管理装置が備える記憶部の範囲データ記憶部に記憶された1分範囲データ位置ファイルと、1分範囲データファイルとのデータの関連性を説明した図である。 本発明の実施形態1に係るデータ管理装置が備える記憶部のサンプリングデータ記憶部に記憶されたサンプリングデータファイルの一例を示した図である。 本発明の実施形態1に係るデータ管理装置が備える記憶部のサンプリングデータ記憶部に記憶された分データの一例を示した図である。 本発明の実施形態1に係るデータ管理装置が備える記憶部のサンプリングデータ記憶部に記憶されたアイテムデータの一例を示した図である。 本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部のサンプリングデータ記憶部に記憶された配列パターンのオフセットデータの一例を示した図である。 本発明の実施形態1に係るデータ管理装置が備える記憶部のサンプリングデータ記憶部に記憶されたビットパターンのオフセットデータの一例を示した図である。 本発明の実施形態1に係るデータ管理装置が備える記憶部のサンプリングデータ記憶部に記憶されたビットパターンのオフセットデータの一例を示した図である。 本発明の実施形態1に係るデータ管理装置において、配列パターンサンプリングデータ又はビットパターンサンプリングデータの切り替え処理を説明した図である。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置、データ管理方法、及びデータ管理プログラムの実施形態1について説明する。
<構成の説明>
図1は、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置を含むオンラインデータ管理システムの構成例を示す図である。
このオンラインデータ管理システムは、例えば、加熱された鉄・ステンレス・アルミのスラブ(鋼片)を圧延機で圧延し、厚さ数mm〜十数mmの熱延コイルに仕上る熱間圧延プラントシステムや、熱間圧延プラントや冷間圧延プラントで製造されたコイルを最終製品に仕上げるために、酸洗・焼鈍・めっき・塗装・切断などをおこなうプロセスラインプラントシステム等における各監視対象から取得したプロセスデータを管理するものである。
図1において、このオンラインデータ管理システムは、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1と、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)等の制御機器51〜5n(nは自然数。)とが接続されて構成されており、圧延機やプレス機、それらの機械を駆動するモータやピストン等の各監視対象物61〜6p(pは自然数。)の動作状態や制御状態等を、制御機器51〜5nが取得したプロセスデータにより監視するシステムである。
ここで、例えば、データ管理装置1と制御機器51〜5nとは、制御ネットワーク8により接続されている。
また、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1は、装置本体11に、モニタ(ディスプレイ)12や、キーボード13、マウス14等が接続されたコンピュータ装置から構成されている。そして、このデータ管理装置1は、制御機器51〜5nから取得した複数の数値データを含むサンプリングデータを記憶したり、モニタ12に通常表示したりする。
本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1の構成や動作、プロセスデータの構成等については、後述する。
制御機器51〜5nは、それぞれ、モータや、加熱機、油圧機などの各監視対象物61〜6pの動作をプログラムにより制御するもので、それぞれのI/O(入出力)ユニット511〜5n1を介し各監視対象物61〜6pから所定のサンプリング間隔で時系列に検出した数値データを含むプロセスデータを取得するものである。
このデータ管理装置1は、装置本体11に、モニタ(ディスプレイ)12や、キーボード13、マウス14等が接続されたコンピュータ装置から構成されるものである。
装置本体11は、図1に示すように、CPU111と、メモリ112と、HDDや大容量メモリ等の記憶部113と、外部機器インターフェース(以下、I/Fと略す。)部114と、制御ネットワークI/F部115等とを、内部バス117を介し接続して構成されている。
CPU111は、記憶部113に記憶された各種アプリケーションプログラムのうち、データ管理プログラムを実行することにより、その機能上、記憶制御部111aと、配列パターンサンプリングデータ生成部111bと、ビットパターンサンプリングデータ生成部111cと、算出部111dとを備える。
配列パターンサンプリングデータ生成部111bは、制御機器51〜5nより取得した経時的変化のあったプロセスデータと、基準時点から経時的変化のあった時点までの経過時間とを関連づけて、配列パターンサンプリングデータとして生成する。
ビットパターンサンプリングデータ生成部111cは、制御機器51〜5nよりプロセスデータを取得する度に、制御機器51〜5nより取得したプロセスデータの経時的変化の有無を示すフラグと、制御機器51〜5nより取得した経時的変化のあったプロセスデータとを関連づけて、ビットパターンサンプリングデータとして生成する。
算出部111dは、経過時間を記憶するために必要なデータサイズと、プロセスデータを取得するサンプリング周期(取得間隔)とに基づいて、経時的変化のあったプロセスデータの点数の閾値を示す変化点数閾値を算出する。
記憶制御部111aは、ビットパターンサンプリングデータと配列パターンサンプリングデータとのうち、記憶容量が小さいいずれか一方を記憶部113に記憶させる。具体的には、記憶制御部111aは、制御機器51〜5nよりプロセスデータを取得する度に、経時的変化のあったプロセスデータの点数が、算出部111dにより算出された変化点閾値より高い場合、ビットパターンサンプリングデータを記憶させ、経時的変化のあった点数が、算出部111dにより算出された変化点閾値より小さい場合、配列パターンサンプリングデータを記憶させる。
メモリ112は、CPU111が各種アプリケーションプログラムを実行する際にデータを一時記憶したり展開等する演算エリア等として使用するものである。
記憶部113は、範囲データ記憶部113aと、サンプリングデータ記憶部113bとを有する。
なお、本実施形態1では、1つの記憶部113の中に、範囲データ記憶部113aと、サンプリングデータ記憶部113bとを設けているが、範囲データ記憶部113aと、サンプリングデータ記憶部113bとは、それぞれ、別の記憶部として構成しても勿論よい。
制御ネットワークI/F部115は、制御ネットワーク8と装置本体11とを接続するためのインターフェースである。
図2は、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部113のデータ構造を模式的に示した図である。
図2に示すように、記憶部113は、その記憶領域として、範囲データ記憶部113aと、サンプリングデータ記憶部113bとを有している。
範囲データ記憶部113aは、第1範囲データ記憶部21と、第2範囲データ記憶部22とを備えている。
第1範囲データ記憶部21は、サンプリング開始時刻(基準時点)から10分(第1期間)毎に、制御機器51〜5nから取得したプロセスデータの上限値及び下限値と、第1期間の開始時刻である第1基準時点とを関連づけて、第1範囲データとして記憶する。具体的には、第1範囲データ記憶部21は、10分範囲データ位置ファイル210と、10分範囲データファイル230とを記憶する。
また、第2範囲データ記憶部22は、サンプリング開始時刻(基準時点)から1分(第2期間)毎に、制御機器51〜5nから取得したプロセスデータの上限値及び下限値と、第2期間の開始時刻である第2基準時点とを関連づけて、第2範囲データとして記憶する。具体的には、第2範囲データ記憶部22は、1分範囲データ位置ファイル250と、1分範囲データファイル270とを記憶する。
サンプリングデータ記憶部113bは、配列パターンサンプリングデータ生成部111bにより生成された配列パターンサンプリングデータ、又はビットパターンサンプリングデータ生成部111cにより生成されたビットパターンサンプリングデータを記憶する。
図3は、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部113の範囲データ記憶部113aに記憶された10分範囲データ位置ファイル210の一例を示した図である。
図3に示すように、10分範囲データ位置ファイル210は、10分範囲データ位置ファイルの固定情報が含まれるメインヘッダ213と、10分範囲データ位置ファイルの拡張情報が含まれるエクストラヘッダ215と、10分範囲データ位置ファイルの位置情報が含まれる位置レコード217とを有している。
メインヘッダ213は、固定値であるバージョンナンバー213aと、10分範囲データ位置ファイル210のファイルの種類を示すファイルタイプ213bと、エクストラヘッダ215のサイズを示すエクストラヘッダサイズ213cと、位置レコード217の件数を示すレコード件数213dと、位置レコード217のサイズを示すレコードサイズ213eと、データ記憶の予備として領域を確保する未使用213fとを有している。
エクストラヘッダ215は、10分範囲データファイル230が記憶されるブロックサイズを示す10分範囲データファイルブロックサイズ215aを有している。
位置レコード217は、10分範囲データファイル230の先頭の時刻(第1基準時点)を示す先頭UTC時刻217aと、先頭UTC時刻217aを1/10ミリ秒まで表す時刻データである先頭UTC1/10ミリ秒217bと、10分範囲データのファイル番号を示す10分範囲データファイル番号217cと、10分範囲データファイル230が記憶される先頭からの位置を示す10分範囲データファイルブロック位置217dと、10分範囲データファイル230のブロックデータのアイテム数を示す10分範囲データブロックアイテム数217eと、データ記憶の予備として領域を確保する未使用217fとを有する。
このように、位置レコード217は、サンプリング開始時刻(基準時点)から10分(第1期間)毎に、制御機器51〜5nから取得した10分(第1期間)分の各種データを記憶するので、先頭の位置レコード217に含まれる先頭UTC時刻217aが、サンプリング開始時刻(基準時点)となる。
なお、第1基準時点として、先頭UTC時刻217aと先頭UTC1/10ミリ秒217bとを用いて、1/10ミリ秒単位まで正確に示した10分範囲データファイル230の先頭の時刻(第1基準時点)を用いてもよいし、先頭UTC時刻217aのみを10分範囲データファイル230の先頭の時刻(第1基準時点)を用いてもよい。
また、位置レコード番号とは、10分範囲データファイル内で、位置レコード217それぞれに割り当てられた番号であり、下記の(数式1)に基づいて算出される。そして、この位置レコード番号に基づいて、先頭UTC時刻217a等の各種データが記憶される。
位置レコード番号=シーケンス番号/10/1000/60/10+1 ・・・(数式1)
なお、シーケンス番号とは、サンプリング開始時刻(基準時点)から、制御機器51〜5nにより、所定のサンプリング周期でプロセスデータが採取される度に、カウントアップされる通し番号である。ここで、制御機器51〜5nからプロセスデータを取得するサンプリング周期は、例えば、0.1(ms)と定められる。
図4は、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部113の範囲データ記憶部113aに記憶された10分範囲データファイル230の一例を示した図である。
図4に示すように、10分範囲データファイル230は、10分範囲データファイルの固定情報が含まれるメインヘッダ233と、10分範囲データファイルの拡張情報が含まれるエクストラヘッダ235と、10分範囲のプロセスデータの上下限値などが含まれるブロックデータ237とを有している。
メインヘッダ233は、固定値であるバージョンナンバー233aと、10分範囲データファイル230のファイルの種類を示すファイルタイプ233bと、エクストラヘッダ235のサイズを示すエクストラヘッダサイズ233cと、位置レコード217の件数を示すレコード件数233dと、位置レコード217のサイズを示すレコードサイズ233eと、アライメント用として領域を確保する未使用233fとを有している。
エクストラヘッダ235は、10分範囲データファイル230が記憶されるブロックサイズを示す10分範囲データファイルブロックサイズ235aと、10分範囲データファイル230のファイル番号を示すファイル番号235bとを有している。
ブロックデータ237は、ブロックデータ237の固定情報が含まれるブロック内ヘッダ237aと、アイテム番号毎に、10分範囲のプロセスデータの上下限値などが含まれる10分範囲データ237bとを有している。ここで、アイテム番号とは、例えば、制御機器51〜5nが取得した項目、例えば、各監視対象物61〜6pである圧延機のプレス圧等といった項目を一意に識別するユニークな番号として割り当てられた番号のことをいう。
図5は、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部113の範囲データ記憶部113aに記憶された10分範囲データファイル230のブロックデータ237の一例を示した図である。
図5に示すように、ブロック内ヘッダ237aは、ブロックデータ237の先頭の時刻(第1基準時点)を示す先頭UTC時刻237a1と、先頭UTC時刻237a1を1/10ミリ秒まで表す時刻データである先頭UTC1/10ミリ秒237a2と、データ記憶の予備として領域を確保する未使用237a3と、ブロック内ヘッダ237aのサイズを除くブロックデータ237のサイズを示すブロックデータサイズ237a4と、ブロック内ヘッダ237aのサイズを示すブロック内ヘッダサイズ237a5と、ブロックデータ237内の10分範囲データ237bのアイテムの数を示すブロックアイテム数237a6と、データ記憶の予備として領域を確保する未使用237a7とを有する。
また、10分範囲データ237bは、アイテム番号毎に、10分範囲データ237bの先頭のプロセスデータを示す最初値237b1と、10分範囲データ237bの最後尾のプロセスデータを示す最後値237b2と、10分範囲データ237bの範囲での上限値を示す上限値237b3と、10分範囲データ237bの範囲での下限値を示す下限値237b4とを有する。
このように、ブロックデータ237は、サンプリング開始時刻(基準時点)から10分(第1期間)毎に、制御機器51〜5nから取得した10分(第1期間)分の各種データを記憶するので、先頭のブロックデータ237に含まれる先頭UTC時刻237a1が、サンプリング開始時刻(基準時点)となる。
なお、第1基準時点として、先頭UTC時刻237a1と先頭UTC1/10ミリ秒237b2とを用いて、1/10ミリ秒単位まで正確に示した10分範囲データファイル230の先頭の時刻(第1基準時点)を用いてもよいし、先頭UTC時刻237a1のみを10分範囲データファイル230の先頭の時刻(第1基準時点)を用いてもよい。
このようにして、範囲データ記憶部113aは、サンプリング開始時刻(基準時点)から10分(第1期間)毎に、制御機器51〜5nから取得した10分(第1期間)分のプロセスデータの上限値及び下限値と、10分(第1期間)の開始時刻である第1基準時点とを関連づけて、10分範囲データファイル230(第1範囲データ)として記憶している。
図6は、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部113の範囲データ記憶部113aに記憶された10分範囲データ位置ファイル210と、10分範囲データファイル230とのデータの関連性を説明した図である。
図6に示すように、記憶制御部111aは、10分範囲データ位置ファイル210に記憶されたデータに基づいて、10分範囲データファイル230にデータを記憶させることができる。
具体的には、CPU111の記憶制御部111aは、上述したように、(数式1)を用いて、10分範囲データファイル230内で、位置レコード217に割り当てられる位置レコード番号を算出する。そして、記憶制御部111aは、算出した位置レコード番号に基づいて、10分範囲データファイル230にブロックデータ237を記憶させることができる。
図7は、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部113の範囲データ記憶部113aに記憶された1分範囲データ位置ファイル250の一例を示した図である。
図7に示すように、1分範囲データ位置ファイル250は、1分範囲データ位置ファイルの固定情報が含まれるメインヘッダ253と、1分範囲データ位置ファイル250の拡張情報が含まれるエクストラヘッダ255と、1分範囲データ位置ファイル250の位置情報が含まれる位置レコード257とを有している。
メインヘッダ253は、固定値であるバージョンナンバー253aと、1分範囲データ位置ファイル250のファイルの種類を示すファイルタイプ253bと、エクストラヘッダ255のサイズを示すエクストラヘッダサイズ253cと、位置レコード257の件数を示すレコード件数253dと、位置レコード257のサイズを示すレコードサイズ253eと、データ記憶の予備として領域を確保する未使用253fとを有している。
エクストラヘッダ255は、1分範囲データファイルが記憶されるブロックサイズを示す1分範囲データファイルブロックサイズ255aを有している。
位置レコード257は、1分範囲データファイルの先頭の時刻(第2基準時点)を示す先頭UTC時刻257aと、先頭UTC時刻257aを1/10ミリ秒まで表す時刻データである先頭UTC1/10ミリ秒257bと、1分範囲データのファイル番号を示す1分範囲データファイル番号257cと、1分範囲データファイルが記憶される先頭からの位置を示す1分範囲データファイルブロック位置257dと、1分範囲データ内のブロックデータのアイテムの数を示す1分範囲データブロックアイテム数257eと、データ記憶の予備として領域を確保する未使用257fとを有する。
このように、位置レコード257は、サンプリング開始時刻(基準時点)から1分(第2期間)毎に、制御機器51〜5nから取得した1分(第2期間)分の各種データを記憶するので、先頭の位置レコード257に含まれる先頭UTC時刻257aが、サンプリング開始時刻(基準時点)となる。
なお、ここで位置レコード番号とは、1分範囲データファイル内で、位置レコード257に割り当てられた番号であり、上記の(数式1)に基づいて算出される。
このようにして、範囲データ記憶部113aは、サンプリング開始時刻(基準時点)から1分(第2期間)毎に、制御機器51〜5nから取得した1分(第2期間)分のプロセスデータの上限値及び下限値と、1分(第2期間)の開始時刻である第2基準時点とを関連づけて、1分範囲データファイル270(第2範囲データ)として記憶している。
図8は、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部113の範囲データ記憶部113aに記憶された1分範囲データファイル270の一例を示した図である。
図8に示すように、1分範囲データファイル270は、1分範囲データファイルの固定情報が含まれるメインヘッダ273と、1分範囲データファイルの拡張情報が含まれるエクストラヘッダ275と、1分範囲のプロセスデータの上下限値などが含まれるブロックデータ277とを有している。
メインヘッダ273は、固定値であるバージョンナンバー273aと、1分範囲データファイル270のファイルの種類を示すファイルタイプ273bと、エクストラヘッダ275のサイズを示すエクストラヘッダサイズ273cと、位置レコード217の件数を示すレコード件数273dと、位置レコード217のサイズを示すレコードサイズ273eと、アライメント用として領域を確保する未使用273fとを有している。
エクストラヘッダ275は、1分範囲データファイル内に記憶されるブロックデータのサイズを示す1分範囲データファイルブロックサイズ275aと、1分範囲データファイルのファイル番号を示すファイル番号275bとを有している。
ブロックデータ277は、ブロックデータ277の固定情報が含まれるブロック内ヘッダ277aと、アイテム番号毎に、10分ぶんの1分範囲のプロセスデータの上下限値などが含まれる10分ぶん1分範囲データ277bとを有している。
図9は、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部113の範囲データ記憶部113aに記憶された1分範囲データファイル270のブロックデータ277の一例を示した図である。
図9に示すように、ブロック内ヘッダ277aは、ブロックデータ277の先頭の時刻(第2基準時点)を示す先頭UTC時刻277a1と、先頭UTC時刻277a1を1/10ミリ秒まで表す時刻データである先頭UTC1/10ミリ秒277a2と、データ記憶の予備として領域を確保する未使用277a3と、ブロック内ヘッダ277aのサイズを除くブロックデータ237のサイズを示すブロックデータサイズ277a4と、ブロック内ヘッダ277aのサイズを示すブロック内ヘッダサイズ277a5と、ブロックデータ277内の1分範囲データ277bの数を示すブロックアイテム数277a6と、データ記憶の予備として領域を確保する未使用277a7とを有する。
このように、ブロックデータ717は、サンプリング開始時刻(基準時点)から1分(第2期間)毎に、制御機器51〜5nから取得した1分(第2期間)分の各種データを記憶するので、先頭のブロックデータ277に含まれる先頭UTC時刻277a1が、サンプリング開始時刻(基準時点)となる。
なお、第2基準時点として、先頭UTC時刻277a1と先頭UTC1/10ミリ秒277b1とを用いて、1/10ミリ秒単位まで正確に示した1分範囲データファイル250の先頭の時刻(第2基準時点)を用いてもよいし、先頭UTC時刻277a1のみを1分範囲データファイル250の先頭の時刻(第2基準時点)を用いてもよい。
また、10分ぶん1分範囲データ277bは、アイテム番号毎に、それぞれ1分範囲データ277b1を有している。
1分範囲データ277b1は、1分範囲データ277b1の先頭のプロセスデータを示す最初値277b11と、1分範囲データ277b1の最後尾のプロセスデータを示す最後値277b12と、1分範囲データ277b1の範囲での上限値を示す上限値277b13と、1分範囲データ277b1の範囲での下限値を示す下限値277b14とを有する。
図10は、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部113の範囲データ記憶部113aに記憶された1分範囲データ位置ファイル250と、1分範囲データファイル270とのデータの関連性を説明した図である。
図10に示すように、記憶制御部111aは、1分範囲データ位置ファイル250に記憶されたデータに基づいて、1分範囲データファイル270にデータを記憶させることができる。
具体的には、CPU111の記憶制御部111aは、上述したように、(数式1)を用いて、1分範囲データファイル250内で、位置レコード257に割り当てられる位置レコード番号を算出する。そして、記憶制御部111aは、算出した位置レコード番号に基づいて、1分範囲データファイル270にブロックデータ277を記憶させることができる。
サンプリングデータ記憶部113bには、サンプリングデータファイル290が記憶されている。
図11は、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部113のサンプリングデータ記憶部113bに記憶されたサンプリングデータファイル290の一例を示した図である。
図11に示すように、サンプリングデータファイル290は、サンプリングデータファイル290の固定情報が含まれるメインヘッダ293と、サンプリングデータファイル290の拡張情報が含まれるエクストラヘッダ295と、プロセスデータが含まれる分データ297とを有している。
メインヘッダ293は、固定値であるバージョンナンバー293aと、サンプリングデータファイル290のファイルの種類を示すファイルタイプ293bと、エクストラヘッダ295のサイズを示すエクストラヘッダサイズ293cと、分データ297の件数を示すレコード件数293dと、分データ297のサイズを示すレコードサイズ293eと、アライメント用として領域を確保する未使用293fとを有している。
エクストラヘッダ295は、10分ぶんのサンプリングデータファイル290を記録開始する時のシーケンス番号を示すサンプリング基準カウンタ295aと、分データ297をそれぞれ圧縮したときのサイズを示す圧縮後サイズ295bとを有している。
分データ297は、分データ297の固定情報が含まれる1分エクストラヘッダ297aと、アイテムのデータを示すアイテムデータ297bとを有している。
図12は、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部113のサンプリングデータ記憶部113bに記憶された分データ297の一例を示した図である。
図12に示すように、分データ297は、1分エクストラヘッダ297aと、アイテムデータ297bとを有している。
1分エクストラヘッダ297aは、アイテムデータ297bの登録数を示すレコード数297a1と、アイテムデータ297bのサイズを示すアイテムデータサイズ297a2とを有する。
アイテムデータ297bは、アイテムデータ297bの固定情報が含まれるアイテムエクストラヘッダ297b1と、オフセットデータ297b2と、プロセスデータに変化があった時点におけるプロセスデータを示す変化点データ297b3とを有している。
図13は、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部113のサンプリングデータ記憶部113bに記憶されたアイテムデータ297bの一例を示した図である。
アイテムエクストラヘッダ297b1は、変化点のデータ数を示す変化点データ数2901と、ビットパターンでオフセットデータを記憶しているか、又は配列パターンでオフセットデータを記憶しているかを示すデータオフセット種別2902と、前回値を示す前回値2903とを有している。
変化点データ297b3は、経時的変化のあったプロセスデータ2911を変化点ごとに記憶している。
オフセットデータ297b2は、記憶するための必要な記憶容量に応じて、ビットパターン又は配列パターンのいずれか一方が選択されて記憶される。
図14Aは、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部113のサンプリングデータ記憶部113bに記憶された配列パターンのオフセットデータの一例を示した図である。
図14Aに示すように、オフセットデータ297b2は、サンプリング開始時刻(基準時点)から、プロセスデータ2911に経時的変化のあった時点までの経過時間(m秒)として記憶された配列パターンのオフセット2920を有している。
この配列パターンのオフセット2920には、通常モードとワイドモードの2種類がある。通常モードは、8(ビット)で経過時間を表現し、ワイドモードは、16(ビット)で経過時間を表現する。
このように、オフセットデータ297b2に配列パターンのオフセット2920が記憶される場合、制御機器51〜5nからより取得した経時的変化のあったプロセスデータである変化点データ297b3と、サンプリング開始時刻(基準時点)からプロセスデータ2911に経時的変化のあった時点までの経過時間である配列パターンのオフセット2920を含むオフセットデータ297b2とが関連づけられて、配列パターンサンプリングデータとして記憶される。
図14Bは、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部113のサンプリングデータ記憶部113bに記憶されたビットパターンのオフセットデータの一例を示した図である。
図14Bに示すように、オフセットデータ297b2は、プロセスデータが採取されるサンプリング周期毎に、取得したプロセスデータに経時的変化があったか否かを示すフラグである変化情報2930を有している。
図15は、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1が備える記憶部113のサンプリングデータ記憶部113bに記憶されたビットパターンのオフセットデータが有する変化情報2930の一例を示した図である。
図15に示すように、ビットパターンのオフセットデータ297b2が有する変化情報2930は、変化情報301〜316のように、プロセスデータが採取されるサンプリング周期毎に、プロセスデータにおける経時的変化の有無を示すフラグとして、“1”又は“0”が記憶されている。ここでは、変化情報は、取得したプロセスデータに経時的変化があった場合には“1”が記憶され、取得したプロセスデータに経時的変化がなかった場合には“0”を記憶されるとする。
例えば、サンプリング開始時には、前プロセスデータが存在しないため、記憶制御部111aは、プロセスデータに経時的変化があったと判定し、変化情報301の値に“1”を記憶させる。また、その後、サンプリング周期が、1(m秒)であり、サンプリング開始時から1(m秒)から9(m秒)の間に、プロセスデータに経時的変化がなかった場合、記憶制御部111aは、変化情報302〜309の値に“0”を記憶させる。さらに、サンプリング開始時から9(m秒)から10(m秒)の間に、プロセスデータに経時的変化があった場合、記憶制御部111aは、変化情報310の値に“1”を記憶させる。
このように、オフセットデータ297b2にビットパターンの変化情報2930が記憶される場合、制御機器51〜5nからプロセスデータを取得する度に、制御機器51〜5nから取得したプロセスデータにおける経時的変化の有無を示すフラグであるオフセットデータ297b2(変化情報)と、経時的変化のあったプロセスデータである変化点データ297b3とが関連づけられて、ビットパターンサンプリングデータとして記憶される。
<データ管理装置1の動作>
次に、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1において、配列パターンサンプリングデータ又はビットパターンサンプリングデータの切り替え処理について説明する。
図16は、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1において、配列パターンサンプリングデータ又はビットパターンサンプリングデータの切り替え処理を説明した図である。X軸は、プロセスデータの変化点数を示しており、Y軸は、オフセットデータ297b2を記憶するために必要な記憶容量を示している。
図16の配列パターンで記憶されたオフセットデータ401に示すように、プロセスデータに経時的変化がなければ記憶されないので、プロセスデータの変化点数が0の場合は、サンプリング開始時のみオフセットデータ401が記憶される。
その後、プロセスデータに経時的変化があればある程、記憶するオフセット2920(経過時間)の数が増加するので、オフセットデータ297b2を記憶するために必要な記憶容量は増大する。
一方、ビットパターンで記憶されたオフセットデータ402に示すように、プロセスデータが採取されるサンプリング周期毎に、プロセスデータの経時的変化の有無を示すフラグとして、“1”又は“0”が記憶されるので、プロセスデータの経時的変化にかかわらず、オフセットデータ297b2を記憶するために必要な記憶容量は一定となる。
そのため、図16に示すように、P点より変化点数が少ない場合には、配列パターンのオフセットデータ401を記憶した方が、必要な記憶容量は小さくなり、P点より変化点数が多い場合には、ビットパターンのオフセットデータ402を記憶した方が、必要な記憶容量は小さくなる。このP点を変化点数閾値という。
CPU111の算出部111dは、オフセット2920(経過時間)を記憶するために必要なデータサイズと、プロセスデータを取得するサンプリング周期(取得間隔)とに基づいて、経時的変化のあった点数の閾値を示す変化点数閾値Pを、下記の(数式2)を用いて算出する。
P=60,000(m秒)/S/B ・・・(数式2)
ここで、Sは、サンプリング周期を示し、Bは、配列パターンにおける1つのオフセットを記憶するために必要な記憶容量とする。
例えば、サンプリング周期Sが、2(m秒)、ワイドモードが指定されている場合の配列パターンにおける1つのオフセットを記憶するために必要な記憶容量Bが、16(bit)であるとすると、変化点数閾値Pは、1,875(=60,000/2/16)となる。
この場合、変化点数閾値P(=1,875)よりプロセスデータの変化点数が少ない場合には、配列パターンのオフセットデータを記憶した方が、必要な記憶容量は小さくなり、P点より変化点数が多い場合には、ビットパターンのオフセットデータを記憶した方が、必要な記憶容量は小さくなる。
そこで、CPU111の記憶制御部111aは、制御機器51〜5nからプロセスデータを取得する度に、経時的変化のあった変化点数が、算出部111dにより算出された変化点閾値Pより高い場合、ビットパターンサンプリングデータをサンプリングデータ記憶部113bに記憶させ、経時的変化のあった変化点数が、算出部111dにより算出された変化点閾値Pより小さい場合、配列パターンサンプリングデータをサンプリングデータ記憶部113bに記憶させる。
以上のように、本発明の実施形態1に係るデータ管理装置1によれば、制御機器51〜5nより取得した経時的変化のあったプロセスデータと、基準時点からの経過時間とを関連づけて、配列パターンサンプリングデータとして生成する配列パターンサンプリングデータ生成部111bと、制御機器51〜5nよりプロセスデータを取得する度に、制御機器51〜5nより取得したプロセスデータの経時的変化の有無を示すフラグと、プロセスデータとを関連づけて、ビットパターンサンプリングデータとして生成するビットパターンサンプリングデータ生成部111cと、経過時間を記憶するために必要なデータサイズと、プロセスデータを取得するサンプリング周期(取得間隔)とに基づいて、経時的変化のあった点数の閾値を示す変化点数閾値を算出する算出部111dと、ビットパターンサンプリングデータと配列パターンサンプリングデータとのうち、記憶容量が小さいいずれか一方を記憶部113に記憶させる記憶制御部111aとを備えるので、大量のプロセスデータを比較的少ない記憶領域に記憶することができる。
1…データ管理装置
8…制御ネットワーク
11…装置本体
12…モニタ
13…キーボード
14…マウス
21…第1範囲データ記憶部
22…第2範囲データ記憶部
51〜5n…制御機器
61〜6p…監視対象物
111…CPU
111a…記憶制御部
111b…配列パターンサンプリングデータ生成部
111c…ビットパターンサンプリングデータ生成部
111d…算出部
112…メモリ
113…記憶部
113a…範囲データ記憶部
113b…サンプリングデータ記憶部
産業上の利用の可能性
本発明は、プラントを監視するオンラインデータ管理システム等に適用することができる。

Claims (6)

  1. 監視対象より取得した経時的変化のあったプロセスデータと、基準時点から前記経時的変化のあった時点までの経過時間とを関連づけて、配列パターンサンプリングデータとして生成する配列パターンサンプリングデータ生成部と、
    前記監視対象よりプロセスデータを取得する度に、前記監視対象より取得したプロセスデータにおける経時的変化の有無を示すフラグと、前記監視対象より取得した経時的変化のあったプロセスデータとを関連づけて、ビットパターンサンプリングデータとして生成するビットパターンサンプリングデータ生成部と、
    前記ビットパターンサンプリングデータと前記配列パターンサンプリングデータとのうち、記憶容量が小さいいずれか一方を記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    を備えたことを特徴とするデータ管理装置。
  2. 前記経過時間を記憶するために必要なデータサイズと、前記プロセスデータを取得する取得間隔とに基づいて、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数の閾値を示す変化点数閾値を算出する算出部を、更に備え、
    前記記憶制御部は、
    前記監視対象よりプロセスデータを取得する度に、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数が、前記算出部により算出された変化点閾値より高い場合、前記ビットパターンサンプリングデータを記憶させ、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数が、前記算出部により算出された変化点閾値より小さい場合、前記配列パターンサンプリングデータを記憶させる
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ管理装置。
  3. 監視対象より取得した経時的変化のあったプロセスデータと、基準時点から前記経時的変化のあった時点までの経過時間とを関連づけて、配列パターンサンプリングデータとして生成する配列パターンサンプリングデータ生成ステップと、
    前記監視対象よりプロセスデータを取得する度に、前記監視対象より取得したプロセスデータにおける経時的変化の有無を示すフラグと、前記監視対象より取得した経時的変化のあったプロセスデータとを関連づけて、ビットパターンサンプリングデータとして生成するビットパターンサンプリングデータ生成ステップと、
    前記ビットパターンサンプリングデータと前記配列パターンサンプリングデータとのうち、記憶容量が小さいいずれか一方を記憶部に記憶させる記憶制御ステップと、
    を有することを特徴とするデータ管理方法。
  4. 前記経過時間を記憶するために必要なデータサイズと、前記プロセスデータを取得する取得間隔とに基づいて、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数の閾値を示す変化点数閾値を算出する算出ステップを、更に有し、
    前記記憶制御ステップは、
    前記監視対象よりプロセスデータを取得する度に、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数が、前記算出ステップにより算出された変化点閾値より高い場合、前記ビットパターンサンプリングデータを記憶させ、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数が、前記算出ステップにより算出された変化点閾値より小さい場合、前記配列パターンサンプリングデータを記憶させる
    ことを特徴とする請求項3記載のデータ管理方法。
  5. コンピュータに、
    監視対象より取得した経時的変化のあったプロセスデータと、基準時点から前記経時的変化のあった時点までの経過時間とを関連づけて、配列パターンサンプリングデータとして生成する配列パターンサンプリングデータ生成ステップと、
    前記監視対象よりプロセスデータを取得する度に、前記監視対象より取得したプロセスデータにおける経時的変化の有無を示すフラグと、前記監視対象より取得した経時的変化のあったプロセスデータとを関連づけて、ビットパターンサンプリングデータとして生成するビットパターンサンプリングデータ生成ステップと、
    前記ビットパターンサンプリングデータと前記配列パターンサンプリングデータとのうち、記憶容量が小さいいずれか一方を記憶部に記憶させる記憶制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするデータ管理プログラム。
  6. さらに、前記コンピュータに、
    前記経過時間を記憶するために必要なデータサイズと、前記プロセスデータを取得する取得間隔とに基づいて、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数の閾値を示す変化点数閾値を算出する算出ステップを、更に実行させ、
    前記記憶制御ステップは、
    前記監視対象よりプロセスデータを取得する度に、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数が、前記算出ステップにより算出された変化点閾値より高い場合、前記ビットパターンサンプリングデータを記憶させ、前記経時的変化のあったプロセスデータの点数が、前記算出ステップにより算出された変化点閾値より小さい場合、前記配列パターンサンプリングデータを記憶させる
    ことを特徴とする請求項5記載のデータ管理プログラム。
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