JP7151636B2 - データ収集装置 - Google Patents

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Description

この発明は、製造ラインのデータを収集するデータ収集装置に関する。
工業活動に必要な素材や資源を生産する産業プラント(製紙プラント、鉄鋼プラント、発電プラント、石油プラント、化学プラント等)が知られている。産業プラントのプラント監視制御システムは、制御ネットワークを介して、プラントを構成する多数のフィールド機器(アクチュエータやセンサを含む)が接続された入出力装置(I/O)や、多数のフィールド機器を制御するプログラマブルロジックコントローラ(以下、PLCと記す)が相互に接続された構成を備える。
PLCや入出力装置の入出力信号をプロセスデータと称する。大規模プラントでは入出力点が数千、数万に及び、多種多様なプロセスデータが存在する。これらのプロセスデータは、データ収集装置に収集され、試験時、調整時、操業時、障害時におけるデータ解析に用いられる。
従来のプラント監視制御システムのデータ収集装置(例えば、特許文献1)は、制御ネットワークに接続し、PLCが入出力するプロセスデータを収集する。
国際公開第2014/002176号
製造ライン上を搬送される紙、フィルム、鋼板などの長尺材の表面に、傷、汚れ、しわ、破れなど特異点を発見した場合、オペレータはデータ収集装置を用いて特異点の発生原因を解析する。その解析には、製造ライン上を搬送される過程における特異点の物理量の変化または特異点に作用する機器の物理量の変化を確認することが有効である。特に、製造ラインにおいて長尺材の搬送速度が変化する場合であっても、特異点を正確にトラッキングでき、搬送過程における特異点の物理量の変化を視覚的に確認できることが望ましい。
しかし、特許文献1のデータ収集装置では、収集したデータの解析について検討されていない。そのため、長尺材に生じた特異点がセンサを通過した通過時刻を手動で計算しなければならず、搬送速度の変化に対応した通過時刻を正確に計算することは困難であった。また、収集したプロセスデータをグラフ形式で表示しても、グラフを手動でスクロールして特異点を見つけ出す必要があり、特異点に関するデータを効率良く見つけ出すことができなかった。
この発明は、上述の課題を解決するためになされた。この発明の目的は、搬送される長尺材の速度変化を加味して特異点の位置を自動的に計算し、特異点が各センサを通過した時刻にマーカを付したグラフにより視覚化することにより、特異点の要因分析を効率化できるデータ収集装置を提供することである。
上記目的の達成のため、この発明に係るデータ収集装置は以下のように構成される。
この発明に係るデータ収集装置は、搬送される長尺材を加工する製造ラインのデータを収集する。
1つの好ましい態様では、製造ラインは、速度センサ、特異点検出センサ、物理量センサを有する。速度センサは、長尺材の搬送速度を計測する。特異点検出センサは、その設置位置において長尺材の特異点を検出する。物理量センサは、特異点検出センサの上流に設置され、その設置位置における長尺材の物理量又は長尺材に作用する機器の物理量を計測する。
データ収集装置は、プロセスデータ記憶部、センサ到達時刻算出部、表示部を備える。
プロセスデータ記憶部は、速度センサがサンプリング周期毎に計測した各時刻の搬送速度と、特異点検出センサが特異点を検出した特異点検出時刻と、物理量センサがサンプリング周期毎に計測した各時刻の物理量と、を記憶する。
センサ到達時刻算出部は、特異点検出時刻以前におけるサンプリング周期毎の平均搬送速度にサンプリング周期を乗算した値を積算した積算距離が、特異点検出センサから物理量センサまでのセンサ間距離以上となるときのサンプリング周期累計時間を算出し、特異点検出時刻からサンプリング周期累計時間を減算して特異点が物理量センサに到達したセンサ到達時刻を算出する。
表示部は、物理量センサがサンプリング周期毎に計測した各時刻の物理量をグラフで表示し、グラフの時間軸上に特異点検出時刻を示す第1マーカおよびセンサ到達時刻を示す第2マーカを表示する。
1つの好ましい態様では、また、製造ラインは、上記構成に加えてカメラを有する。カメラは、特異点検出センサの上流または下流に設置され、設置位置における長尺材を撮影する。
データ収集装置は、上記構成に加えて、画像データ記憶部、カメラ到達時刻算出部を備える。
画像データ記憶部は、カメラがサンプリング周期毎に撮影した各時刻の画像データを記憶する。
カメラ到達時刻算出部は、特異点検出時刻以前におけるサンプリング周期毎の平均搬送速度にサンプリング周期を乗算した値を積算した積算距離が、特異点検出センサからカメラまでのセンサ間距離以上となるときのサンプリング周期累計時間を算出し、特異点検出時刻からサンプリング周期累計時間を減算して特異点がカメラに到達したカメラ到達時刻を算出する。
表示部は、上述した構成に加えて、グラフと共に、カメラ到達時刻に撮影された長尺材の画像データを表示し、グラフの時間軸上にカメラ到達時刻を示す第3マーカをさらに表示する。
特異点検出センサの上流にカメラが設置されている場合、グラフは、少なくとも特異点が、物理量センサおよびカメラのうち最も上流に設置されたセンサを通過する前から特異点検出センサを通過するまでの期間について、物理量センサにより計測された各時刻の物理量を表示する。特異点検出センサの下流にカメラが設置されている場合、グラフは、少なくとも特異点が、物理量センサおよびカメラのうち最も下流に設置されたセンサを通過する前から特異点検出センサを通過するまでの期間について、物理量センサにより計測された各時刻の物理量を表示する。
この発明に係るデータ収集装置によれば、長尺材の搬送速度に変化がある場合であっても、特異点の位置を自動的に正確にトラッキングできる。そして、データ収集装置は、特異点が各センサ(物理量センサ、カメラ、特異点検出センサ)を通過した時刻にマーカ(時刻線)を付したグラフを表示することにより、特異点に関する物理量の変化を視覚化できる。また、特異点を撮影した画像データと共に、その画像データの撮影時刻にマーカを付したグラフによりプロセスデータを確認可能である。このように、この発明に係るデータ収集装置によれば、特異点の要因分析を効率化できる。
この発明の実施の形態1におけるプラント監視制御システムの構成図である。 この発明の実施の形態1における製造ラインの概念図である。 この発明の実施の形態1におけるデータ収集装置のブロック図である。 この発明の実施の形態1におけるセンサ到達時刻計算部について説明するための図である。 この発明の実施の形態2におけるプラント監視制御システムの構成図である。 この発明の実施の形態2における製造ラインの概念図である。 この発明の実施の形態2におけるデータ収集装置のブロック図である。 この発明の実施の形態3における製造ラインの概念図である。 この発明の実施の形態3におけるデータ収集装置のブロック図である。 この発明の実施の形態4における製造ラインの概念図である。 この発明の実施の形態4におけるデータ収集装置のブロック図である。 データ収集装置が有する処理回路のハードウェア構成例を示すブロック図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
実施の形態1.
(システム構成)
図1は、実施の形態1におけるプラント監視制御システムの構成図である。
データ収集装置1は、制御ネットワーク5を介して、産業プラントの製造ラインを構成する複数のフィールド機器2(アクチュエータやセンサを含む)に接続する入出力装置(I/O)3と、複数のフィールド機器2を制御するプログラマブルロジックコントローラ(PLC)4とに接続している。
制御ネットワーク5は、コモンメモリを有するノードを複数有し、複数のノード間での周期的な同報伝送によりコモンメモリ上のプロセスデータを同期する。これにより、ノードA5aに接続するデータ収集装置1と、ノードB5bに接続するPLC4と、ノードC5cに接続する入出力装置3との間で仮想的に同一メモリ空間が共有される。コモンメモリには各データの記憶領域(アドレス)が割り付けられている。各ノードに接続された装置は、コモンメモリへの書き込みとコモンメモリからの読み込みとによってプロセスデータを送受信できる。
PLC4や入出力装置3の入出力信号をプロセスデータ(文字データ、数値データ)と称する。プロセスデータは、産業プラントを構成する機器群および該機器群に加工される材料に関する各種データを含む。例えば、アクチュエータの制御値、センサの検出値、材料仕様などを含む。鉄鋼プラントなどの大規模プラントでは入出力点が数千、数万に及び、多種多様なプロセスデータが存在する。これらのプロセスデータは、データ収集装置1に収集され、主にデータ解析に用いられる。
図2は、実施の形態1における産業プラントの製造ラインの概念図である。
製造ライン20は、長尺材21を搬送しながら加工する。長尺材21は、紙、フィルム、鋼板などのシート状材を含む。製造ライン20は、複数のフィールド機器2(図1)を備える。複数のフィールド機器2は、速度センサ22、特異点検出センサ23、物理量センサ24a、24bの他、長尺材21に作用する設備を駆動するための各種アクチュエータ(油圧装置、モータなど)を含む。
速度センサ22は、長尺材21の搬送速度を計測する。長尺材21の搬送速度は、長尺材21を搬送するローラを駆動するモータの回転速度に基づいて計測してもよい。
特異点検出センサ23は、設置位置において長尺材21の特異点を検出する。
物理量センサ24a、24bは、特異点検出センサ23の上流に設置され、設置位置における長尺材21の物理量又は長尺材21に作用する機器の物理量を計測する。特異点検出センサ23から物理量センサ24aまでの距離はL1である。特異点検出センサ23から物理量センサ24bまでの距離はL2である。なお、物理量センサは1つ以上設置される。
製造ライン20は、例えば、紙の製造ライン、冷間圧延ライン、プロセスラインなどである。
紙の製造ラインは、上流から順に、リワインダー、塗工部、ドライヤー、ワインダーを備える。紙の製造ラインにおいて、長尺材21はシート状の紙である。特異点検出センサ23は、ワインダー入側に設置された欠陥点検出センサである。欠陥点検出センサは、紙の破れ、しみ、しわなどを検出する。物理量センサ24a、24bは、例えば、ドライヤーの吹付け温度を計測する温度センサである。物理量センサ24a、24bは、張力計であってもよいし、長尺材21に作用する機器を駆動するアクチュエータに接続された電圧計または電流計であってもよい。
冷間圧延ラインは、上流から順に、ペイオフリール、溶接機、連続圧延機、テンションリールを備える。冷間圧延ラインにおいて、長尺材21はシート状の薄板である。特異点検出センサ23は、テンションリール入側に設置された表面傷検査装置である。表面傷検査装置は、連続圧延機を通過した薄板の表面の傷を検出する。特異点検出センサ23は、平坦度計、形状計、板厚計、温度センサなどであってもよい。物理量センサ24a、24bは、例えば、連続圧延機の入側温度と出側温度を計測する温度センサである。物理量センサ24a、24bは、張力計、蛇行計、板厚計であってもよいし、長尺材21に作用する機器を駆動するアクチュエータに接続された電圧計または電流計であってもよい。
プロセスライン、例えば焼鈍ラインは、上流から順に、ペイオフリール、溶接機、焼鈍炉、調質圧延機、テンションリールを備える。焼鈍ラインにおいて、長尺材21は冷間圧延された薄板である。特異点検出センサ23は、テンションリール入側に設置された表面傷検査装置である。表面傷検査装置は、調質圧延機を通過した薄板の表面の傷を検出する。特異点検出センサ23は、平坦度計、形状計、板厚計、温度センサなどであってもよい。物理量センサ24a、24bは、例えば、焼鈍炉の各部の温度を計測する温度センサである。物理量センサ24a、24bは、張力計、蛇行計、板厚計であってもよいし、長尺材21に作用する機器を駆動するアクチュエータに接続された電圧計または電流計であってもよい。
(データ収集装置)
次に、搬送される長尺材21を加工する製造ライン20のデータを収集するデータ収集装置1の詳細機能について説明する。図3は、実施の形態1におけるデータ収集装置1のブロック図である。
データ収集装置1は、プロセスデータ収集部11、プロセスデータ記憶部12、センサ到達時刻算出部13、表示部14を備える。
プロセスデータ収集部11は、製造ライン20を構成する多数のフィールド機器2およびフィールド機器2に加工される長尺材21に関するプロセスデータを収集する。具体的には、プロセスデータ収集部11は、制御ネットワーク5(図1)に流れる各種プロセスデータをサンプリング周期毎に収集する。プロセスデータ収集部11は、プロセスデータにデータ収集時刻を付与してプロセスデータ記憶部12へ出力する。
図2に示す例では、プロセスデータ収集部11は、サンプリング周期毎に、速度センサ22が計測した搬送速度と、特異点検出センサ23が特異点を検出した特異点検出時刻と、物理量センサ24a、24bそれぞれが計測した物理量と、を収集する。なお、特異点の検出手法については限定しないが、一例として、特異点検出センサ23により計測された物理量に基づく値が予め定めた閾値範囲を超えた場合に特異点ありと判断でき、その時刻を特異点検出時刻とする。
プロセスデータ記憶部12は、各時刻における各種プロセスデータを記憶する。図2に示す例では、プロセスデータ記憶部12は、速度センサ22がサンプリング周期毎に計測した各時刻の搬送速度と、特異点検出センサ23が特異点を検出した特異点検出時刻と、物理量センサ24a、24bが前記サンプリング周期毎に計測した各時刻の物理量と、を記憶する。なお、データ収集装置1は、上述した特異点検出センサ23から物理量センサ24aまでの距離L1と、特異点検出センサ23から物理量センサ24bまでの距離L2を予め記憶している。
センサ到達時刻算出部13は、特異点検出センサ23により検出された特異点が、その検出前に物理量センサ24a、24bを通過したセンサ到達時刻を算出する。
センサ到達時刻算出部13は、まず、特異点検出時刻以前におけるサンプリング周期毎の平均搬送速度にサンプリング周期を乗算した値を算出する。この値は、各サンプリング周期における長尺材21の移動距離を意味する。
図4を参照して説明する。サンプリング周期は10[ms]である。位置Xは特異点検出センサ23が特異点を検出した位置である。位置Aは、位置Xより1サンプリング周期前の特異点の位置である。位置Bは、位置Xより2サンプリング周期前の特異点の位置である。位置Cは、位置Xより3サンプリング周期前の特異点の位置である。位置Dは、位置Xより4サンプリング周期前の特異点の位置である。
長尺材21の搬送速度は変化する。位置Xにおける搬送速度は0.20[m/ms]、位置Aにおける搬送速度は、0.21[m/ms]、位置Bにおける搬送速度は0.22[m/ms]、位置Cにおける搬送速度は0.25[m/ms]、位置Dにおける搬送速度は0.30[m/ms]である。
このとき、区間X-Aのサンプリング周期における平均搬送速度は(0.20+0.21)/2=0.205[m/ms]である。よって、区間X-Aの距離(区間X-Aの平均ライン速度にサンプリング周期を乗算した値)は、0.205[m/ms]×10[ms]=2.05[m]である。同様の計算により、図4に示す区間A-Bの距離は2.15[m]、区間B-Cの距離は2.35[m]、区間C-Dの距離は2.75[m]である。
また、センサ到達時刻算出部13は、これらの値(各サンプリング周期における移動距離)を積算することにより位置Xからの積算距離を算出する。図4の例では、区間X-Bの積算距離は4.2[m]、区間X-Cの積算距離は6.55[m]、区間X-Dの積算距離は9.3[m]である。
さらに、センサ到達時刻算出部13は、積算距離が、特異点検出センサ23から物理量センサ24aまでのセンサ間距離L1以上となるときのサンプリング周期累計時間を算出する。例えば、センサ間距離L1が9.3[m]である場合、図4の区間X-Dの積算距離と一致する。区間X-Dの積算距離の算出に用いたサンプリング周期累計時間は40[ms]である。同様に、センサ到達時刻算出部13は、積算距離が、特異点検出センサ23から物理量センサ24bまでのセンサ間距離L2以上となるときのサンプリング周期累計時間を算出する。
さらに、センサ到達時刻算出部13は、特異点検出時刻からサンプリング周期累計時間を減算して特異点が物理量センサ24aに到達したセンサ到達時刻を算出する。同様に、センサ到達時刻算出部13は、特異点が物理量センサ24bに到達したセンサ到達時刻を算出する。このように、データ収集装置1は、長尺材21の搬送速度が変化する場合であっても正確に特異点の位置をトラッキングできる。
表示部14は、プロセスデータ記憶部12に記憶されたプロセスデータとデータ収集時刻の関係を示すグラフをモニタ117のグラフ表示領域30に表示させる。グラフ表示領域30には、速度センサ22がサンプリング周期毎に計測した各時刻の搬送速度データ31、物理量センサ24aがサンプリング周期毎に計測した各時刻の物理量データ32、物理量センサ24bがサンプリング周期毎に計測した各時刻の物理量データ33がグラフ形式で表示される。図3に示す例では、グラフの横軸は時間、縦軸はプロセスデータ値とする。
さらに、表示部14は、グラフの時間軸上に特異点検出時刻を示すマーカ41、特異点が物理量センサ24aに到達したセンサ到達時刻を示すマーカ42、特異点が物理量センサ24bに到達したセンサ到達時刻を示すマーカ43を表示する。これらのマーカは時刻線である。
好ましくは、グラフは、少なくとも特異点が物理量センサ24bを通過する前から特異点検出センサ23を通過するまでの期間について、速度センサ22により計測された各時刻の搬送速度、および、物理量センサ24a、24bにより計測された各時刻の物理量を表示する。好ましくは、グラフは、トラッキングされた特異点のライン入側から出側までのプロセスデータの変化を表示する。このように広い期間についてプロセスデータを表示することで、搬送過程における特異点の発生原因の究明に寄与する。
以上説明したように、実施の形態1に係るデータ収集装置1によれば、長尺材21の搬送速度に変化がある場合であっても、特異点の位置を自動的に正確にトラッキングできる。そして、データ収集装置1は、特異点が各種センサ(特異点検出センサ23、物理量センサ24a、24b)を通過した時刻にマーカ41~43(時刻線)を付したグラフを表示して、特異点に関する物理量の変化を視覚化することができる。これによれば、特異点の要因分析を効率化できる。
例えば、上述した紙の製造ラインにおいて、データ収集装置1は、欠陥点検出センサが紙の破れ(特異点)が検出した場合に、特異点が欠陥点検出センサを通過した時刻と、特異点がドライヤーの吹付け温度を計測する温度センサを通過した時刻とに、マーカを付したグラフを表示する。このグラフには、特異点がドライヤーを通過する前から欠陥検出センサを通過するまでの期間についてドライヤー吹付け温度の変化および搬送速度の変化が表現される。
ところで、上述した実施の形態1のデータ収集装置1には、後述する図12に示すモニタ117、キーボード118、マウス119を含めていないが、これらをデータ収集装置1に含めてもよい。なお、この点は以下の実施の形態でも同様である。
実施の形態2.
次に、図5~図7を参照して実施の形態2について説明する。実施の形態2におけるデータ収集装置は、実施の形態1の構成に加えて、製造ラインにカメラを配置し、特異点がカメラを通過した時刻の画像データと共に、カメラ通過時刻にマーカを付したプロセスデータのグラフを表示することで、特異性のある現象の要因分析を容易にする。
(システム構成)
図5は、実施の形態2におけるプラント監視制御システムの構成図である。図5に示すプラント監視制御システムは、図1に示す構成に加えて、複数のカメラ6、情報ネットワーク7を備える。複数のカメラ6が撮影対象を撮影した画像データは、情報ネットワーク7を介してデータ収集装置1へ送信される。
図6は、実施の形態2における製造ラインの概念図である。図6に示す製造ライン20は、図2に示す構成に加えて、複数のカメラ6は、カメラ25a、25bを含む。カメラ25aは、特異点検出センサ23の上流に設置され、設置位置における長尺材21を撮影する。カメラ25bは、カメラ25aの上流に設置され、設置位置における長尺材21を撮影する。特異点検出センサ23からカメラ25aまでの距離はL3である。特異点検出センサ23からカメラ25bまでの距離はL4である。なお、カメラは1つ以上設置される。
(データ収集装置)
図7は、実施の形態2におけるデータ収集装置1のブロック図である。図7に示すデータ収集装置1は、画像データ収集部15、画像データ記憶部16、カメラ到達時刻算出部17を新たに備え、表示部14に替えて表示部14aを備える点を除き、図3に示す構成と同様である。なお、データ収集装置1は、上述した特異点検出センサ23からカメラ25aまでの距離L3と、特異点検出センサ23からカメラ25bまでの距離L4を予め記憶している。
画像データ収集部15は、複数のカメラ6それぞれが撮影した画像データをサンプリング周期毎に収集する。画像データ収集部15は、画像データにデータ収集時刻を付与して画像データ記憶部16へ出力する。
画像データ記憶部16は、複数のカメラ6それぞれがサンプリング周期毎に撮影した各時刻の画像データを記憶する。
カメラ到達時刻算出部17は、特異点検出センサ23により検出された特異点が、その検出前にカメラ25a、25bを通過したカメラ到達時刻を算出する。
カメラ到達時刻算出部17は、まず、特異点検出時刻以前におけるサンプリング周期毎の平均搬送速度にサンプリング周期を乗算した値を算出する。この値は、各サンプリング周期における長尺材21の移動距離を意味する。この計算は、実施の形態1におけるセンサ到達時刻算出部13と同様である。
また、カメラ到達時刻算出部17は、これらの値(各サンプリング周期における移動距離)を積算することにより特異点検出センサ23からの積算距離を算出する。この計算は、実施の形態1におけるセンサ到達時刻算出部13と同様である。
さらに、カメラ到達時刻算出部17は、積算距離が、特異点検出センサ23からカメラ25aまでのセンサ間距離L3以上となるときのサンプリング周期累計時間を算出する。同様に、カメラ到達時刻算出部17は、積算距離が、特異点検出センサ23からカメラ25bまでのセンサ間距離L4以上となるときのサンプリング周期累計時間を算出する。これらの計算は、実施の形態1におけるセンサ到達時刻算出部13と同様である。
さらに、カメラ到達時刻算出部17は、特異点検出時刻からサンプリング周期累計時間を減算して特異点がカメラ25aに到達したカメラ到達時刻を算出する。同様に、カメラ到達時刻算出部17は、特異点がカメラ25bに到達したカメラ到達時刻を算出する。
表示部14aは、実施の形態1における表示部14と同等のマーカ付きグラフ表示機能に加えて次の機能を備える。
表示部14aは、グラフと共に、カメラ到達時刻に撮影された長尺材21の画像データをモニタ117の画像表示領域50に表示させる。図7の例では、画像表示領域50に、特異点51がカメラ25aを通過した時に撮影された画像データと、特異点51がカメラ25bを通過した時に撮影された画像データとが表示される。さらに、表示部14aは、グラフの時間軸上に特異点がカメラ25aに到達したカメラ到達時刻を示すマーカ44、特異点がカメラ25bに到達したカメラ到達時刻を示すマーカ45を表示する。
好ましくは、グラフは、少なくとも特異点が、物理量センサおよびカメラのうち最も上流に設置されたセンサ(図6の例では物理量センサ24b)を通過する前から特異点検出センサ23を通過するまでの期間について、速度センサ22により計測された各時刻の搬送速度、および、物理量センサ24a、24bにより計測された各時刻の物理量を表示する。好ましくは、グラフは、トラッキングされた特異点のライン入側から出側までのプロセスデータの変化を表示する。
以上説明したように、実施の形態2に係るデータ収集装置1によれば、実施の形態1と同様の効果に加えて、特異点がカメラ25a、25bを通過した時の画像データと共に、カメラ通過時刻にマーカ44、45を付したプロセスデータのグラフが表示される。これによれば、特異点の要因分析を効率化できる。
例えば、上述した紙の製造ラインにおいて、欠陥点検出センサにより紙の破れ(特異点)が検出された場合に、特異点が撮影された画像データと共に、その撮影時刻にマーカが付されたプロセスデータのグラフが表示される。そのため、画像データの撮影時刻に対応するドライヤー吹付け温度の変化および搬送速度の変化を確認できる。
(変形例)
ところで、上述した実施の形態2においてカメラ25a、25bは、特異点検出センサ23の上流のどの場所に設置されてもよい。
実施の形態3.
次に、図8、図9を参照して実施の形態3について説明する。実施の形態1によれば特異点検出センサ23の上流における特異点の物理量を解析できる。ところで、特異点検出センサ23の下流における特異点の物理量を解析したい場合もある。例えば、冷間圧延ラインやプロセスラインにおいて、溶接箇所をトラッキングしつつ下流における溶接箇所の状態を観測したい場合がある。
(システム構成)
実施の形態3におけるプラント監視制御システムの構成は図1と同様である。
図8は、実施の形態3における製造ラインの概念図である。図8に示す製造ライン20は、図2に示す物理量センサ24a、24bに替えて、物理量センサ26a、26bを備える。物理量センサ26a、26bは、特異点検出センサ23の下流に設置され、設置位置における長尺材21の物理量又は長尺材21に作用する機器の物理量を計測する。特異点検出センサ23から物理量センサ26aまでの距離はL5である。特異点検出センサ23から物理量センサ26bまでの距離はL6である。なお、物理量センサは1つ以上設置される。
製造ライン20は、例えば、冷間圧延ラインである。冷間圧延ラインは、上流から順に、ペイオフリール、溶接機、連続圧延機、テンションリールを備える。冷間圧延ラインにおいて、長尺材21はシート状の薄板である。特異点検出センサ23は、溶接機出側に設置された溶接点検出器(Weld Point Detector:WPD)である。特異点検出センサ23は、平坦度計、形状計、板厚計、温度センサなどであってもよい。物理量センサ26a、26bは、例えば、連続圧延機の入側温度と出側温度を計測する温度センサである。物理量センサ26a、26bは、張力計、蛇行計、板厚計であってもよいし、長尺材21に作用する機器を駆動するアクチュエータに接続された電圧計または電流計であってもよい。
(データ収集装置)
図9は、実施の形態3におけるデータ収集装置1のブロック図である。図9に示すデータ収集装置1は、センサ到達時刻算出部13に替えてセンサ到達時刻算出部13bを備え、表示部14に替えて表示部14bを備える点を除き、図3に示す構成と同様である。なお、データ収集装置1は、上述した特異点検出センサ23から物理量センサ26aまでの距離L5と、特異点検出センサ23から物理量センサ26bまでの距離L6を予め記憶している。
センサ到達時刻算出部13bは、特異点検出センサ23により検出された特異点が、その検出後に物理量センサ26a、26bを通過したセンサ到達時刻を算出する。
センサ到達時刻算出部13bは、まず、特異点検出時刻以後におけるサンプリング周期毎の平均搬送速度にサンプリング周期を乗算した値を算出する。この値は、各サンプリング周期における長尺材21の移動距離を意味する。この計算は、実施の形態1におけるセンサ到達時刻算出部13と同様である。
また、センサ到達時刻算出部13bは、これらの値(各サンプリング周期における移動距離)を積算することにより特異点検出センサ23からの積算距離を算出する。この計算は、実施の形態1におけるセンサ到達時刻算出部13と同様である。
さらに、センサ到達時刻算出部13bは、積算距離が、特異点検出センサ23から物理量センサ26aまでのセンサ間距離L5以上となるときのサンプリング周期累計時間を算出する。同様に、センサ到達時刻算出部13bは、積算距離が、特異点検出センサ23から物理量センサ26bまでのセンサ間距離L6以上となるときのサンプリング周期累計時間を算出する。これらの計算は、実施の形態1におけるセンサ到達時刻算出部13と同様である。
さらに、センサ到達時刻算出部13bは、特異点検出時刻にサンプリング周期累計時間を加算して特異点が物理量センサ26aに到達したセンサ到達時刻を算出する。同様に、センサ到達時刻算出部13bは、特異点が物理量センサ26bに到達したセンサ到達時刻を算出する。
表示部14bは、プロセスデータ記憶部12に記憶されたプロセスデータとデータ収集時刻の関係を示すグラフをモニタ117のグラフ表示領域30に表示させる。グラフ表示領域30には、速度センサ22がサンプリング周期毎に計測した各時刻の搬送速度データ31、物理量センサ26aがサンプリング周期毎に計測した各時刻の物理量データ34、物理量センサ26bがサンプリング周期毎に計測した各時刻の物理量データ35がグラフ形式で表示される。図9に示す例では、グラフの横軸は時間、縦軸はプロセスデータ値とする。
さらに、表示部14bは、グラフの時間軸上に特異点検出時刻を示すマーカ41、特異点が物理量センサ26aに到達したセンサ到達時刻を示すマーカ46、特異点が物理量センサ26bに到達したセンサ到達時刻を示すマーカ47を表示する。これらのマーカは時刻線である。
好ましくは、グラフは、少なくとも特異点が特異点検出センサ23を通過する前から物理量センサ26bを通過するまでの期間について、速度センサ22により計測された各時刻の搬送速度、および、物理量センサ26a、26bにより計測された各時刻の物理量を表示する。好ましくは、グラフは、トラッキングされた特異点のライン入側から出側までのプロセスデータの変化を表示する。このように広い期間について表示することで、搬送過程における特異点の発生原因の究明に寄与する。
以上説明したように、実施の形態3に係るデータ収集装置1によれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。そのため、特異点検出センサ23の下流における特異点の変化を解析することができる。例えば、冷間圧延ラインやプロセスラインにおいて、溶接箇所をトラッキングしつつ下流における溶接箇所の状態を観測することができる。
実施の形態4.
次に、図10、図11を参照して実施の形態4について説明する。実施の形態4におけるデータ収集装置は、実施の形態3の構成に加えて、製造ラインにカメラを配置し、特異点がカメラを通過した時刻の画像データと共に、カメラ通過時刻にマーカを付したプロセスデータのグラフを表示することで、特異性のある現象の要因分析を容易にする。
(システム構成)
実施の形態4におけるプラント監視制御システムの構成は図5と同様である。
図10は、実施の形態4における製造ラインの概念図である。図10に示す製造ライン20は、図8に示す構成に加えて、複数のカメラ6(図5)は、カメラ27a、27bを含む。カメラ27aは、特異点検出センサ23の下流に設置され、設置位置における長尺材21を撮影する。カメラ27bは、カメラ27aの下流に設置され、設置位置における長尺材21を撮影する。特異点検出センサ23からカメラ27aまでの距離はL7である。特異点検出センサ23からカメラ27bまでの距離はL8である。なお、カメラは1つ以上設置される。
(データ収集装置)
図11は、実施の形態4におけるデータ収集装置1のブロック図である。図11に示すデータ収集装置1は、画像データ収集部15、画像データ記憶部16、カメラ到達時刻算出部17cを新たに備え、表示部14bに替えて表示部14cを備える点を除き、図9に示す構成と同様である。なお、データ収集装置1は、上述した特異点検出センサ23からカメラ27aまでの距離L7と、特異点検出センサ23からカメラ27bまでの距離L8を予め記憶している。
画像データ収集部15は、複数のカメラ6それぞれが撮影した画像データをサンプリング周期毎に収集する。画像データ収集部15は、画像データにデータ収集時刻を付与して画像データ記憶部16へ出力する。
画像データ記憶部16は、複数のカメラ6それぞれがサンプリング周期毎に撮影した各時刻の画像データを記憶する。
カメラ到達時刻算出部17cは、特異点検出センサ23により検出された特異点が、その検出後にカメラ27a、27bを通過したカメラ到達時刻を算出する。
カメラ到達時刻算出部17cは、まず、特異点検出時刻以後におけるサンプリング周期毎の平均搬送速度にサンプリング周期を乗算した値を算出する。この値は、各サンプリング周期における長尺材21の移動距離を意味する。この計算は、実施の形態1におけるセンサ到達時刻算出部13と同様である。
また、カメラ到達時刻算出部17cは、これらの値(各サンプリング周期における移動距離)を積算することにより特異点検出センサ23からの積算距離を算出する。この計算は、実施の形態1におけるセンサ到達時刻算出部13と同様である。
さらに、カメラ到達時刻算出部17cは、積算距離が、特異点検出センサ23からカメラ27aまでのセンサ間距離L7以上となるときのサンプリング周期累計時間を算出する。同様に、カメラ到達時刻算出部17cは、積算距離が、特異点検出センサ23からカメラ27bまでのセンサ間距離L8以上となるときのサンプリング周期累計時間を算出する。これらの計算は、実施の形態1におけるセンサ到達時刻算出部13と同様である。
さらに、カメラ到達時刻算出部17cは、特異点検出時刻にサンプリング周期累計時間を加算して特異点がカメラ27aに到達したカメラ到達時刻を算出する。同様に、カメラ到達時刻算出部17cは、特異点がカメラ27bに到達したカメラ到達時刻を算出する。
表示部14cは、実施の形態3における表示部14bと同等のマーカ付きグラフ表示機能に加えて次の機能を備える。
表示部14cは、グラフと共に、カメラ到達時刻に撮影された長尺材21の画像データをモニタ117の画像表示領域50に表示させる。図11の例では、画像表示領域50に、特異点51がカメラ27aを通過した時に撮影された画像データと、特異点51がカメラ27bを通過した時に撮影された画像データとが表示される。さらに、表示部14cは、グラフの時間軸上に特異点がカメラ27aに到達したカメラ到達時刻を示すマーカ48、特異点がカメラ27bに到達したカメラ到達時刻を示すマーカ49を表示する。
好ましくは、グラフは、少なくとも特異点が、特異点検出センサ23を通過する前から物理量センサおよびカメラのうち最も下流に設置されたセンサ(図10の例では物理量センサ26b)を通過するまでの期間について、速度センサ22により計測された各時刻の搬送速度、および、物理量センサ26a、26bにより計測された各時刻の物理量を表示する。好ましくは、グラフは、トラッキングされた特異点のライン入側から出側までのプロセスデータの変化を表示する。
以上説明したように、実施の形態4に係るデータ収集装置1によれば、実施の形態3と同様の効果に加えて、特異点がカメラ27a、27bを通過した時の画像データと共に、カメラ通過時刻にマーカ48、49を付したプロセスデータのグラフを表示する。これによれば、特異点の要因分析を効率化できる。
(ハードウェア構成例)
上述した各実施の形態におけるデータ収集装置1のハードウェア構成について図12を参照して説明する。図12は、データ収集装置1が有する処理回路のハードウェア構成例を示すブロック図である。データ収集装置1の各部は、データ収集装置1が有する機能の一部を示し、各機能は処理回路により実現される。例えば、処理回路は、CPU111と、メモリ112と、HDDや大容量メモリ等のストレージ113と、外部機器I/F(インターフェース)部114と、制御ネットワークI/F部115aと、情報ネットワークI/F部115bとが、内部バス116を介して接続して構成されている。
CPU111は、ストレージ113のプログラム記憶部113aに記憶された各種アプリケーションプログラムを実行することにより、図3の各部の機能を実現する。
メモリ112は、CPU111が各種アプリケーションプログラムを実行する際にデータを一時記憶したり展開したりする演算エリア部として使用される。
ストレージ113は、プログラム記憶部113aと、データ記憶部113bとを有する。プログラム記憶部113aは、OS(オペレーティングシステム)や、各種アプリケーションプログラムを格納している。また、データ記憶部113bは、収集されたプロセスデータ、画像データを記憶する。なお、メモリ112とストレージ113をまとめてメモリとも称する。
外部機器I/F部114は、モニタ117、キーボード118、マウス119等の外部機器とデータ収集装置1とを接続するためのインターフェースである。
制御ネットワークI/F部115aは、制御ネットワーク5とデータ収集装置1を接続するためのインターフェースである。また、情報ネットワークI/F部115bは、情報ネットワーク7とデータ収集装置1を接続するためのインターフェースである。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 データ収集装置
2 フィールド機器
3 入出力装置
4 PLC
5 制御ネットワーク
6 カメラ
7 情報ネットワーク
11 プロセスデータ収集部
12 プロセスデータ記憶部
13、13b センサ到達時刻算出部
14、14a、14b、14c 表示部
15 画像データ収集部
16 画像データ記憶部
17、17c カメラ到達時刻算出部
20 製造ライン
21 長尺材
22 速度センサ
23 特異点検出センサ
24a、24b 物理量センサ
25a、25b カメラ
26a、26b 物理量センサ
27a、27b カメラ
30 グラフ表示領域
31 搬送速度データ
32-35 物理量データ
41-49 マーカ
50 画像表示領域
51 特異点
111 CPU
112 メモリ
113 ストレージ
113a プログラム記憶部
113b データ記憶部
114 外部機器I/F部
115a 制御ネットワークI/F部
115b 情報ネットワークI/F部
116 内部バス
117 モニタ
118 キーボード
119 マウス

Claims (2)

  1. 搬送される長尺材を加工する製造ラインのデータを収集するデータ収集装置であって、
    前記製造ラインは、
    前記長尺材の搬送速度を計測する速度センサと、
    設置位置において前記長尺材の特異点を検出する特異点検出センサと、
    前記特異点検出センサの上流に設置され、設置位置における前記長尺材の物理量又は前記長尺材に作用する機器の物理量を計測する物理量センサと、を有し、
    前記データ収集装置は、
    前記速度センサがサンプリング周期毎に計測した各時刻の搬送速度と、前記特異点検出センサが特異点を検出した特異点検出時刻と、前記物理量センサが前記サンプリング周期毎に計測した各時刻の物理量と、を記憶するプロセスデータ記憶部と、
    前記特異点検出時刻以前における前記サンプリング周期毎の平均搬送速度に前記サンプリング周期を乗算した値を積算した積算距離が、前記特異点検出センサから前記物理量センサまでのセンサ間距離以上となるときのサンプリング周期累計時間を算出し、前記特異点検出時刻から前記サンプリング周期累計時間を減算して前記特異点が前記物理量センサに到達したセンサ到達時刻を算出するセンサ到達時刻算出部と、
    前記物理量センサが前記サンプリング周期毎に計測した各時刻の物理量をグラフで表示し、前記グラフの時間軸上に前記特異点検出時刻を示す第1マーカおよび前記センサ到達時刻を示す第2マーカを表示する表示部と、
    を備え
    前記製造ラインは、
    前記特異点検出センサの上流に設置され、設置位置における前記長尺材を撮影するカメラをさらに有し、
    前記データ収集装置は、
    前記カメラが前記サンプリング周期毎に撮影した各時刻の画像データを記憶する画像データ記憶部と、
    前記特異点検出時刻以前における前記サンプリング周期毎の平均搬送速度に前記サンプリング周期を乗算した値を積算した積算距離が、前記特異点検出センサから前記カメラまでのセンサ間距離以上となるときのサンプリング周期累計時間を算出し、前記特異点検出時刻から前記サンプリング周期累計時間を減算して前記特異点が前記カメラに到達したカメラ到達時刻を算出するカメラ到達時刻算出部と、をさらに備え、
    前記表示部は、前記グラフと共に、前記カメラ到達時刻に撮影された前記長尺材の画像データを表示し、前記グラフの時間軸上に前記カメラ到達時刻を示す第3マーカをさらに表示し、
    前記グラフは、少なくとも前記特異点が、前記物理量センサおよび前記カメラのうち最も上流に設置されたセンサを通過する前から前記特異点検出センサを通過するまでの期間について、前記物理量センサにより計測された各時刻の物理量を表示すること、
    を特徴とするデータ収集装置。
  2. 搬送される長尺材を加工する製造ラインのデータを収集するデータ収集装置であって、
    前記製造ラインは、
    前記長尺材の搬送速度を計測する速度センサと、
    設置位置において前記長尺材の特異点を検出する特異点検出センサと、
    前記特異点検出センサの下流に設置され、設置位置における前記長尺材の物理量又は前記長尺材に作用する機器の物理量を計測する物理量センサと、を有し、
    前記データ収集装置は、
    前記速度センサがサンプリング周期毎に計測した各時刻の搬送速度と、前記特異点検出センサが特異点を検出した特異点検出時刻と、前記物理量センサが前記サンプリング周期毎に計測した各時刻の物理量と、を記憶するプロセスデータ記憶部と、
    前記特異点検出時刻以後における前記サンプリング周期毎の平均搬送速度に前記サンプリング周期を乗算した値を積算した積算距離が、前記特異点検出センサから前記物理量センサまでのセンサ間距離以上となるときのサンプリング周期累計時間を算出し、前記特異点検出時刻に前記サンプリング周期累計時間を加算して前記特異点が前記物理量センサに到達したセンサ到達時刻を算出するセンサ到達時刻算出部と、
    前記物理量センサが前記サンプリング周期毎に計測した各時刻の物理量をグラフで表示し、前記グラフの時間軸上に前記特異点検出時刻を示す第1マーカおよび前記センサ到達時刻を示す第2マーカを表示する表示部と、
    を備え
    前記製造ラインは、
    前記特異点検出センサの下流に設置され、設置位置における前記長尺材を撮影するカメラをさらに有し、
    前記データ収集装置は、
    前記カメラが前記サンプリング周期毎に撮影した各時刻の画像データを記憶する画像データ記憶部と、
    前記特異点検出時刻以後における前記サンプリング周期毎の平均搬送速度に前記サンプリング周期を乗算した値を積算した積算距離が、前記特異点検出センサから前記カメラまでのセンサ間距離以上となるときのサンプリング周期累計時間を算出し、前記特異点検出時刻に前記サンプリング周期累計時間を加算して前記特異点が前記カメラに到達したカメラ到達時刻を算出するカメラ到達時刻算出部と、をさらに備え、
    前記表示部は、前記グラフと共に、前記カメラ到達時刻に撮影された前記長尺材の画像データを表示し、前記グラフの時間軸上に前記カメラ到達時刻を示す第3マーカをさらに表示し、
    前記グラフは、少なくとも前記特異点が、前記特異点検出センサを通過する前から前記物理量センサおよび前記カメラのうち最も下流に設置されたセンサを通過するまでの期間について、前記物理量センサにより計測された各時刻の物理量を表示すること、
    を特徴とするデータ収集装置。
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